近距離のちょっとした外出の際の移動手段として、スクーターはとても便利な乗り物です。
荷物も入るし、自転車のようにこがなくてもよいので、とにかく移動が楽!駐輪場にも停められるので、駐車場がなくて困ることもありません。
自転車のように気軽に乗れるスクーターは、原動機付自転車とも呼ばれますが、公道を走れる車両の一種です。ですので、誰でも乗れるというわけではありません。
要らなくなったものを処分する場合も、手続きが必要になります。
今回は、意外と知られていない、スクーターについてのさまざまな情報、お得な処分方法などをご紹介します!
通勤、買い物、通院など、ちょっとした外出の際の移動手段、どうしていますか?
車で、電車やバスで、バイクあるいは自転車で、などいろいろな移動手段がありますが、コストや手間、手軽さを考えると、スクーターはかなり便利です。
自転車よりも楽に、ずっと遠くまで移動できますし、維持管理費も車ほどはかかりません。狭い道もすいすい移動でき、車の駐車場がない場所でも安心。本体もコンパクトで軽いので、女性や年配の方でも取り回ししやすいという利点もあります。
自動車のように公道(車道)を走ることができますが、スクーターに乗る場合の交通ルールは自動車と同じではありません。
次の章でもご紹介しますが、スクーターで高速道路を走ることはできません。また、スクーターの制限速度は時速30kmまでとなっていますので注意が必要です。
さらに、スクーターに乗っているときに道路で右折する場合、一旦左側に寄って、信号が青になるのを待つというルール(二段階右折)があります。
逆に、二段階右折禁止の標識がある交差点や、信号のない交差点では自動車のように右折で走行します。
スクーターは車と一緒に公道を走ることができるので、場合によってはとても危険な乗り物であることも認識しておきましょう。
スクーターは自動車と比較してとても小さくて、車体も軽いので、ちょっとした接触やトラブルが大きな事故につながってしまうことがあります。
二段階右折の交通規則はちょっとややこしいですが、ルールを守ることで、安全に走行することができるのです。大きな道路を走る場合などは特に、十分に注意して運転するようにしましょう。
「スクーター」に乗るには、免許が必要です。
簡単で誰でも乗れるからといって、無免許で誰でも乗れるわけではありません。
一般的な自動車免許(正式名称は、普通自動車第一種運転免許)があれば、スクーターに乗ることができます。そのほか、普通二輪車の免許を持っている場合でも、OK。
自動車とバイクの免許を持っていれば、スクーターに乗るための免許をあらためて取る必要はありません。
自動車やバイクの免許をまったく持っておらず、スクーターにだけ乗りたい場合には、「原動機付自転車免許」を取得します。
「原動機付自転車免許」の対象となる乗り物は、スクーターや小型バイクなど。排気量が50cc以下の原動機付自転車です。さらに、
・二人乗り不可
・速度制限は時速30km以内
・高速道路の走行不可
という条件がついています。
車の免許を持っていらっしゃる方はよくご存知と思いますが、バイクや自動車の免許を取得するにはかなりの時間とお金がかかります。しかも、18歳にならないと取得することはできません。
でも、原動機付自転車免許だけは別!
16歳から取得することができるのです。さらに、かかる費用は総額で8,000円程度。自動車教習所に通う必要はなく、最短1日で取得することも可能です。
<原動機付自転車免許を取得する手順>
スクーターに乗るための「原動機付自転車免許」を取得する試験と手続きは、各都道府県の「運転免許試験場」で行います。
▶ 手順
1) 適正試験
2) 学科試験
3)原付講習
▶ 場所
各都道府県に運転免許試験場があります。
愛知県運転免許試験場
〒468-8513 名古屋市天白区平針南三丁目605番地
▶ 費用
試験手数料:1,500円
原付講習料:4,500円
交付手数料:2,050円
合計:8,050円
▶ 必要な保険
任意保険のほか、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)に加入する必要があります。
7500円(12ヶ月契約の場合)
※長期間まとめて加入するとさらにお得になります。
買い替えなどで不要になったスクーターは、どのようにして処分すればよいのでしょうか?
スクーターは、一般的なバイクよりも小さくて処分も簡単そうにみえますが、ごみとして捨てることはできません。自治体のごみ収集に粗大ごみとして出すことも、ごみ処理場に持ち込むこともできませんので、ご注意ください。
必ず「廃車手続き」を行い、廃棄処分する場合は、自動二輪車販売店や民間の不用品回収業者などに処理を依頼します。
「廃車手続き」ってなんでしょう?
スクーターやバイク、自動車など公道を走る車・二輪車はすべて国に登録され、識別番号が割り振られています(ナンバープレートに書かれている番号です)。
スクーターを廃棄処分する場合は、ナンバープレートを返却して、登録を削除してもらう必要があるのです。これが、廃車手続きです。
廃車手続きは市役所・区役所など、地域の役場で行います。
<廃車手続きに必要なもの>
・ナンバープレート(スクーターから取り外す)
・標識交付証明書
・印鑑(認印でOK)
・廃車申告書
標識交付証明書をなくしてしまった場合は、身分証明書を持参しましょう。
状態のよいものや、修理すればまだ十分に使える状態のスクーターを処分する場合は、お金を払って廃棄処分するのではなく、中古のスクーターとして売ることができます。
まずは、中古バイクを扱っている店舗などで査定を受けてみることをおすすめします。ほとんど値段がつかず無料で引き取りになってしまった場合でも、手数料を支払って処分してもらうよりもかなりお得です。
中古でも高く売れる、人気の高いスクーターのブランド・メーカーをご紹介します。
本田技研工業株式会社は創業1948年。輸送機器、機械工業メーカーです。世界第1位の二輪車販売台数を誇ります。
Super Cub50(スーパーカブ50)
販売価格:236,500円~(税込)
燃費:105.0km/L
LEAD125(リード125)
販売価格:315,700円~(税込)
燃費:60.0km/L
GIORNO(ジョルノ)
販売価格:198,000円~(税込)
燃費:80.0km/L
TACT(タクト)
販売価格:168,300円~(税込)
燃費:80.0km/L
スズキ株式会社は、1920年設立(創業は1909年)の自動車、バイクメーカー。二輪車の販売台数は世界第8位です。
Address(アドレスV50)
販売価格:178,200円(税込)
燃費:66.0km/L
Let’s(レッツ)
販売価格:166,100円(税込)
燃費:66.0km/L
ヤマハ発動機株式会社は、1995年設立。ヤマハ株式会社の二輪部門が独立、輸送機器メーカーとして事業を展開しています。二輪車の販売台数は、世界第2位。
VINO(ビーノ)
販売価格:203,500円(税込)
燃費:80.0km/L
JOG(ジョグ)
販売価格:170,500円~(税込)
燃費:80.0km/L
GEAR(ギア)
販売価格:231,000円~(税込)
燃費:66.9km/L
手軽で便利な交通手段として人気のスクーターについて、免許の取り方、廃車手続きの方法、お得な処分方法、人気のブランドなどをご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
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