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人が暮らす家の中にあり得ないほどのゴミやものが積みあがっている、素人が対処するのは不可能なレベルのゴミ屋敷。テレビのニュースで初めてゴミ屋敷を見たときの衝撃は忘れられません。それは、ごく普通のマンションの一室でした。
おそらく2DKほどの広さの部屋にはびっしりとゴミが詰め込まれており、その片づけ、ゴミの撤去作業には、不用品回収業者のプロのスタッフが数人がかりで対応。全てのゴミを家の中から運び出すのに3日もかかりました。玄関ドアの向こうにそびえていたゴミの山を解体し家から運び出したゴミの総量は、かるく30トンを超えていたそうです。
ものがなくなり、ようやく元の姿を取り戻したゴミ屋敷を、次は徹底的にクリーニング。全ての作業が終わったとき、リビングだった部屋には小さな机だけがぽつんと置かれ、開け放った窓から風が吹き抜けていきました。
もはや日常のものになりつつある、ゴミ屋敷の存在。
今回は、ゴミ屋敷を片づける場合の具体的な対処法、ゴミ屋敷の片づけの実態についてご紹介したいと思います。自分で片付ける場合の注意点についても紹介していますので、ゴミ屋敷状態の家の片づけを検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゴミ屋敷と聞いて、みなさんはどのような状態の住居を思い浮かべるでしょうか。
家中びっしりとゴミが溜まり、窓は開かず、ゴミの山の上を人が移動するような末期的なレベル。台所や浴室、あるいは家の中の一部屋だけがゴミで埋まっている、それとも、半年ほどゴミ出しや片付けをさぼってしまい、家中にホコリやゴミ袋が溜まってしまったというような状態。
程度の差はかなりありますが、いずれにしても、自分自身ではどうすることもできなくなった状態をゴミ屋敷、あるいは、ゴミ屋敷状態と呼ぶことができます。
ゴミ屋敷一歩手前の状態であれば、家族や友人にサポートしてもらいながら自分達でなんとか片付けることができるかもしれません。しかし、数年もののゴミが積みあがった本格的なゴミ屋敷の片づけは、できればプロの業者に依頼することをおすすめします。
ゴミ屋敷の片付けは、その家の状況によって多少の違いがありますが、おおよそ次のような手順で行います。
最も時間と手間がかかるのが、大量のゴミの撤去作業です。ゴミを撤去すると同時に、大量に発生している、ゴキブリやハエなど、虫の駆除を行います。部屋が片付いたら、掃除。必要に応じて、ハウスクリーニングを行うこともあります。
長年にわたり大量のゴミに埋もれていると、床や壁、襖などが傷んでいる場合があるので、必要であればその修理も行います。
ゴミ屋敷状態になってしまった家を自分で片付ける場合、いくつか注意しなければならない点があります。2年、3年、ときには10年以上に渡ってゴミを溜め続けてきた堆積物の下に埋もれているのは、古新聞や雑誌、衣類だけではないからです。
あまりに状態が悪い場合は、無理せずプロに任せることが大切です。
長年溜め続けてきたゴミ屋敷は、腐った食べ物の悪臭や虫の死骸などから発するすさまじい臭いを放っている場合があります。窓が開く場合は、玄関と窓を開けて換気をしながら作業をすることが大切です。
また、大量に積もったホコリの中には、カビや体に有毒な菌がたくさん住んでいます。ゴミ袋やものを動かすとホコリが舞うので、できるだけホコリを吸わないようマスクが必須です。
ゴミの山の中には、必ずと言っていいほど、ゴキブリやハエなどの虫が発生しています。食べかけの食材などが腐敗して、虫が湧いていることもあります。
ゴミ屋敷のゴミを片付けるときは、ゴミを堀り進むにつれて虫が大量に出てくることを覚悟しましょう。長袖、長ズボンの服、マスク、帽子を着用するか、防護服などを利用することをおすすめします。
最初からゴミ屋敷に住んでいる人はいません。片付いた家に住み、洗濯した清潔な服を着て、手作りの食事をしていた人が、さまざまな事情からゴミやものを溜め込むようになってしまい、いつしか、自分ではもうどうにもならない状態に陥っていた。
これは、誰にも起こりうることなのでしょうか?ゴミ屋敷を作りだしてしまう人の特徴として、一般的に次のようなケースがあげられます。
<ゴミ屋敷を作り出してしまう人の特徴>
・仕事が忙しく、ゴミ捨ての余裕がない
・メンタル面のトラブルで動けない
・面倒くさくて片付けをさぼってしまう
・几帳面すぎて、完璧を目指してしまう
・ものを溜めることで心の隙間を埋めている
・認知症のために自覚なくものを溜め込む
簡単な仕事のようで、意外と大変なゴミ出し。種類ごとに出せる曜日と場所が細かく決められているので、仕事が忙しく時間の余裕がない人にとってはなかなか難しい問題です。
怠けているわけではなく、どうしてもゴミ捨てができないまま溜まり続けてしまって、ゴミ屋敷のような状態になってしまうケースがあります。
心や体が疲れすぎてしまい、日常のちょっとした作業もままならないという状態になってしまうことがあります。心の病気から家の中に引きこもってしまい、ものやゴミが溜まってゴミ屋敷を作ってしまった場合、自分から立ち直るのはなかなか難しいかもしれません。
まずは治療を受けて、病気を治すことが大切です。
そのうち片付けよう、そのうち捨てに行こうということを繰り返しているうちに、飲みかけのビンやペットボトル、脱いだ洋服、食べ終わった弁当箱、コンビニのビニール袋が部屋中に散乱、手が付けられなくなったまま、ゴミが溜まり続けてしまったケース。
そのまま、ゴミ屋敷になってしまうこともあるようです。
ゴミ捨てをさぼり続けたケースとは逆に、一生懸命に片付けやゴミ捨てを頑張りすぎて、疲れ切ってしまった。ゴミの分別を間違えたために注意を受け、それがトラウマになってしまいゴミ捨てができなくなってしまったというケースもあるようです。
無理をしすぎないこと。ゴミの捨て方が分からない場合は、自治体のHPの情報やガイドブックをしっかり読んで確認することも大切です。
一人暮らしの方に多いのですが、ものを持っていること、自分の持ち物が増えていくことで安心する、精神的に満たされるというケースがあります。そのため、要らなくなったものを捨てられず、さらに、捨ててある粗大ゴミやゴミ袋を拾ってきてしまう。
それを繰り返すことで、あっという間にゴミ屋敷が出来上がってしまいます。
一人暮らしをしているお年寄りがゴミ屋敷を作っている場合は、認知症が進んでしまっているケースが考えられます。使いもしない雑貨や洋服などを買ってきて、買ったことを忘れてまた買ってくる。
家の中に未開封の商品がたくさん見つかるようになったら、病院で診察を受けることをおすすめします。
家中にゴミやものを溜めてしまい、最後には自分ひとりの手には負えなくなって片付けのプロに助けを求めたという話を聞くことがあります。民間の不用品回収業者にゴミの回収・処分を頼んだら、2tトラックがゴミで満杯になってしまったというのです。
2tものゴミや要らないものが、どうやって部屋の中に詰め込まれていったのでしょうか。
毎日生活をしていると、食材、飲み物、衣類、さまざまな消耗品、本や雑誌、新聞など。そのほかありとあらゆるものが家の中に入ってきます。そのぶん、要らなくなったものやゴミ、処分すべきものなどが定期的に外に出されるはずなのですが、ゴミ捨てを一切やめてしまうと、家の中にはものが溜まり続けます。
そして、ゴミ屋敷が作られていくのです。
安いからといって要らないものをたくさん買いすぎないこと。ただでもらえるものでも、要らないものはもらわない。まだ使えそう、役に立ちそうなものが捨ててあっても、拾わない。
家の中のものを増やさずにすむよう心掛けると、ゴミ屋敷になることはありません。
ゴミ屋敷は、少しずつ形成されていきます。ゴミやものが増え、寝る場所や生活する場所がなくなり始めたら、それは危険な状態です。
できるだけ早くゴミ捨てや片付けをするべきなのですが、自分ではどうすればよいかわからない場合は、家族や友人に相談しましょう。
いかがでしたでしょうか。
一度ゴミ屋敷が形成されてしまったら、そこから抜け出すのは容易ではありません。片付けをしようと覚悟を決めても、そう簡単に元の状態には戻りません。そんなときに頼りになるのが、民間の不用品回収業者です。どうしても自分の手に負えない状態のときは、プロに任せてしまうのもひとつの方法です。
ゴミ屋敷を作ってしまわないために、普段からものを増やさない、ゴミを減らす工夫をしていくことが大切です。また、家族や身近な人に早めに相談すること、逆に、家族や友人の家がゴミ屋敷になりかけていたら、早めに声をかけることも大切です。
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