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ゴミ屋敷を片付けるときにネックになるのが、大量発生するハエやダニ、ゴキブリ、ネズミなどの害虫です。
害虫をどう扱うかということがゴミ屋敷の片付けの最も難しい作業のひとつです。数ある害虫の中でも、ゴキブリは見た目のグロテスクさもあって、片付けをする人にひと際大きなダメージを与えます。しかも、ゴミ屋敷に発生するゴキブリの数は半端じゃありません!
ゴミ屋敷の片付けで避けては通れないゴキブリの問題について、その生態や退治の方法をご紹介します。
目次
なぜゴミ屋敷には、ゴキブリが大量発生してしまうのでしょうか?
それは、ゴミ屋敷の環境がゴキブリにとって天国のように魅力的な場所だからです。
ゴキブリが好む場所は、暗くて狭くて暖かい場所。そして、適度な湿気と食べ物がある場所です。
に、物と物との間や隙間を好むゴキブリは、ゴミ屋敷に堆積するゴミとゴミの間に潜り込みます。新聞紙や雑誌、段ボールなどが積み重なっているとより快適です。
そして、ゴミ屋敷には食べかすや腐った食べ物が至る所に散らばっているので餌に困ることがありません。何でも食べる雑食のゴキブリは、腐った食べ物の臭いを特に好むので、吸い寄せられるようにゴミ屋敷に集まってきます。
ゴキブリの天敵は何でしょう。昆虫を食べる鳥や動物、爬虫類でしょうか?
人間の近くで暮らすゴキブリの一番の天敵は、ゴキブリを駆除する人間です。さまざまな方法で人間に駆除されることは、ゴキブリにとって脅威なのです。
ゴミ屋敷でゴキブリが安心して大量発生するのは、天敵がいないからだと考えられます。ゴミを捨てずに溜め込むゴミ屋敷の住人は、もちろんゴキブリの駆除もしないので、ゴキブリは安心して暮らし、繁殖することができるのです。
ゴキブリは英語で、cockroach(コックローチ)。昆虫の一種です。
3億年前から地球に生息しているといわれ、世界中に4000種類以上のゴキブリが暮らしています。そのほとんどは熱帯雨林の森で暮らしており、人間の近くに姿を現すゴキブリは、全体の中ではほんのわずかな数でしかありません。
日本にはどのような種類のゴキブリが暮らしているのでしょうか。
日本で害虫と呼ばれて恐れられているゴキブリは、主に、クロゴキブリとチャバネゴキブリの2種類です。4センチほどのサイズで、黒くてツヤツヤしているのがクロゴキブリ、いわゆるゴキブリです。飲食店などに出没する小さくて茶色いゴキブリは、チャバネゴキブリです。
ゴキブリは暗くて狭い、暖かくて湿気の多い場所を好みます。
そのため、壁と家具の隙間や、段ボールなどの隙間、ヒビがある場合は壁の中に入って巣を作ります。電気製品の間や中に入っていることもあります。食べものがあるキッチンにも出没、集団で暮らしています。
夜行性で、昼間は狭い場所でじっとしています。
ゴキブリは雑食なので何でも食べます!人間の食べ物から食べかす、人の皮膚や髪の毛、動物や昆虫、同じ仲間であるゴキブリやその糞まで食べてしまいます。食べ物がないときは、壁や段ボールや布など、本当に何でも食べてしまいます。
ゴキブリは狭い隙間でも自由に動き回ることができます。壁や天井を移動することもでき、動く速度はおよそ秒速1.5メートル。かなり素早く動き回ります。飛ぶこともできるので、殺虫剤で直接駆除するのは困難です。
ゴキブリを1匹見たら100匹いると思え!というのは大げさではありません。
豆粒大のゴキブリの卵から40匹ほどの幼虫が生まれます。ゴキブリの寿命は1年ほどですが、その間に20回ほど産卵します。つまり、1匹のゴキブリが800匹もの幼虫を生む計算になるのです。
ゴミ屋敷の片付けは、害虫との戦いでもあります。ゴミの中に大量発生したゴキブリをどのようにして駆除すればよいのでしょうか?
程度の軽いゴミ屋敷であれば、燻煙剤を使って害虫を退治してから片付けにとりかかります。ゴミを動かすたびにゴキブリがわき出てくるので、先にある程度駆除してしまっておくほうが安心です。
しかし、部屋中にゴミが堆積しているようなゴミ屋敷の場合は注意が必要です。
夜行性のゴキブリは昼間はじっと動かずに隙間などに隠れているので、どれくらいの数のゴキブリが潜んでいるのかわかりません。そこでいきなり燻煙剤で駆除を始めると、隠れていたゴキブリが一気に出てきてしまうのです。
部屋の状況によっては、ある程度ゴミを片付けながら、様子を見て駆除剤を使うほうが有効な場合もあります。
ゴミ屋敷の片付けでは、ゴキブリの駆除に使われる燻煙剤には、どのようなものがあるのでしょうか。
もっとも有名な燻煙剤はバルサンです。バルサンはゴキブリ、ダニ、ノミ退治に効果があり、部屋の広さに合わせてサイズを選ぶことができます。そのほか、アースレッドなどがあります。
燻煙剤を使うと、大量のゴキブリを一気に駆除することができてとても便利です。ただし、使う前にはしっかりと準備をしておくことが大事です。
窓、玄関、換気扇などをしっかりと閉めます。排水溝にフタをし、トイレのフタも閉めておきます。こうすることで、部屋中に燻煙剤が行き渡り、ゴキブリが家の外に出てしまうことをも防ぎます。室内にパソコンなどがある場合はビニール袋で覆い、火災報知器もビニールで塞ぎます。
ゴキブリはトイレや不衛生な場所にも入っていくので、サルモネラ菌や赤痢菌、チフス菌など危険な病原体となる細菌を媒介します。直接人間に病気を媒介することはありませんが、素手で直接触れたりすることは避けたほうがよいでしょう。
ゴミ屋敷で害虫の駆除を行う場合は、必ず完全防備で行います。長袖長ズボン、帽子、マスク、ゴーグル、手袋を着用し、できるだけ肌を露出させないようにします。足元に大量のゴキブリが出てくるので、長靴を履くことをおすすめします。
ゴキブリの発生を食い止めるには、外からの侵入を防ぐことが第一です。まずは、窓をしっかり閉めること、ゴキブリは飛んできて家の中に入ってきます。そのほか、全ての侵入路を塞ぐことで、ゴキブリをシャットアウトします。
<ゴキブリはここから入って来る!>
・窓
・玄関
・換気扇
・キッチン、浴室の排水溝
・トイレの配管
・エアコンの排気口
一度家にゴキブリが入ってしまったら、巣を作ってどんどん繁殖して増えていきます。見つけ次第殺虫剤で殺し、同時に、燻煙剤などで家中のゴキブリを退治しましょう。
燻煙剤で家の中全体を駆除する場合は、複数回に分けて2度以上行うことで、より確実にゴキブリを駆除することができます。
驚くべきゴキブリの生態と、退治の仕方についてご紹介しました。
ゴミ屋敷のような場所はゴキブリにとっては天国!
生命力が強く、驚異の繁殖力を持つゴキブリは、あっという間に増えて家中に発生します。見つけ次第、早めに対処することが大切です。
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