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老後の生活に備えて、住み替えや自宅のリフォームを検討される方もいらっしゃると思います。
古くなった水回りを新しくしたり、高齢者にとっては使いにくい設備を安全なものに交換するようなリフォーム工事を行うことで、年を取ってからも安心して暮らすことができます。また、廊下や階段に手すりをつけたり、段差を少なくしたりするような小規模のリフォーム工事も、老前整理の一環として多く行われています。
ところで、住宅の改修や修繕工事では、「リフォーム」ではなく「リノベーション」という言い方が使われることが少なくありません。
リフォームとリノベーションはどう違うのでしょうか?
老前整理では、リフォームとリノベーションのどちらを行うべきなのでしょうか?
今回は、住宅の「リフォーム」と「リノベーション」の違いについてご紹介していきたいと思います。
目次
年を取ってからも安心して暮らすためにさまざまな取り組みを行うことを、老前整理といいます。
老前整理では、要らないものを処分したり、使いやすいものに買い替えたり、さらに、老後の生活をより安全に暮らすためのリフォーム工事などを行います。
リフォーム工事は必ずしもやらなければならないものではありませんが、多くの方が老後のためのリフォームを検討しています。
リフォーム工事といってもそれほど大がかりなものではなく、階段や玄関に手すりをつけたり、足元を照らすフットライトを設置するといった小さな工事が人気です。あるいは、キッチンのグリルをIHに交換したり、古い住宅にありがちな室内の段差をなくす工事、水回りの改修工事、和室をフローリングに、あるいはフローリングを和室にするリフォーム工事を希望する方も多いようです。
ところで、より暮らしやすい環境にするために住宅の改修工事を行う場合、リフォームではなくリノベーションと呼ばれることがあります。
「リフォーム」と「リノベーション」の違いって何でしょうか?それぞれどのように区別されているのでしょうか。
住宅に関する工事には、新築、増築・減築、改築などさまざまな用語があります。漢字で表現されているとなんとなく内容をイメージしやすいのですが、英単語の「リフォーム(reform)」と「リノベーションと(renovation)」は、それぞれ具体的に何を意味するのかちょっとわかりづらいですよね。
住宅改修工事を手がける業者の多くは、この2つの言葉を、
【リフォーム】修繕、回復する工事
【リノベーション】新たな価値をつけ加える工事
というようにおおまかに区別して使っています。
しかし実際は、リフォームに近いリノベーションもありますし、工事の内容によってはどちらともいえないようなケースもあります。同じような工事内容でも、業者によって「リフォーム」と呼んだり、「リノベーション」と表示されることもあるのです。
実は、「リフォーム」と「リノベーション」にはそれぞれ明確な定義はなく、どこまでがリフォーム工事で、どのレベルからがリノベーション工事だというように、はっきりと区別されているわけではないのです。
ということなので、「リフォーム」と「リノベーション」を言い間違えてしまったり、間違えて使ってしまった!と気にする心配はありません。
ちなみに、英語のreform(リフォーム)という単語が「住宅の改修」という意味で使われているのは日本だけのようです。
reformという単語は「改革、改変」といった意味で使われるのが一般的。reformはむしろ、「政治の改革」というような場合に使われています。住宅を改修する場合には、通常、renovation(リノベーション)が使われます。
リフォーム工事という表現は、日本独特なものなのですね。日本になじみのない方に、「家をリフォームしたよ」と言っても意味が伝わらない可能性があるのでご注意ください。
前の章で、「リフォーム」と「リノベーション」の違いについて、明確な定義があるわけではないということをご紹介しました。業者によって、同じような工事をリフォームと呼んだり、リノベーションと呼ぶケースもあります。
とはいえ、住宅の改修工事においては、
【リフォーム】修繕、回復する工事
【リノベーション】新たな価値をつけ加える工事
というおおまかな区分が存在します。
さらに、リフォームとリノベーションを区別する大きなポイントがあります。それは「費用と期間が大きく異なる」ということです。
家全体の間取りを変更するような工事には、工事期間だけでも2~3ヶ月、プランニングから工事完成まで半年近い期間がかかります。費用も、百万円以上~数百万円、一千万円近い金額になるケースがほとんどです。
時間と手間、高額の予算をかけて、住宅に新たな価値をつけ加えるような改修工事を行う場合は、リノベーションと呼ばれるケースが一般的です。
一方、限られた予算内で改修工事を済ませたい場合、工期をできるだけ短く抑えたい場合、工事期間中も生活に支障なく済ませたいような場合は、リフォーム工事として改修工事を行うことが一般的です。
老前整理として住宅の改修工事を行う場合、ポイントを絞って最低限の修復工事を行う、必要な設備だけをピンポイントで追加するといったリフォーム工事を選ぶケースが多いようです。老後の暮らしをより安全に、より快適にするためには、老後のための資産を少しでも多く残しておくことも大切だからです。
それでは、リフォームよりももっと本格的な改修工事、リノベーションがすすめられるケースにはどのようなものがあるのでしょうか。
リノベーションを検討する場合、その目的は大きく2つあります。
▶ 断熱や耐震性能向上など住宅の性能を高める
▶ ライフスタイルに合わせて間取りを変える
このどちらか、あるいは両方のニーズが大きい場合、住宅を部分的に改修するリフォームよりも大がかりなリノベーションとして、住宅の改修工事を行うことになります。
特に、建てられてから20年、30年以上も経っているような住宅の場合は、耐震性能が十分でなかったり、住宅自体や設備が古くなりすぎているために大掛かりな改修工事が必要になります。
また、子どもが独立したり、逆に一緒に暮らす家族が増えてライフスタイルが大きく変化したような場合に、間取り全体を変更するような本格的なリノベーション工事を希望するケースが多いようです。
「リフォーム」と「リノベーション」の違いについてご紹介しました。
リフォームとリノベーションには、それぞれ明確な定義やはっきりとした違いがあるわけではありません。ですが、一般的には、
【リフォーム】修繕、回復する工事。予算・期間が比較的短い。
【リノベーション】新たな価値をつけ加える工事。予算・期間が長く、大掛かりな工事。
という区別がされているケースが多いようです。
住宅の改修工事を行う場合、どんな状態にしたいのか、用意できる予算や期間はどれくらいかといった状況から、改修工事のプランを検討することが大切です。
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