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「楽器」というと、皆さんどのようなものを思い浮かべますか?
ピアノ、ギター、バイオリン、ドラム、サックス。
ぱっと思いつく楽器のほとんどは、海外発祥の楽器ばかりですね。楽器の習い事ランキングでも、これとほとんど同じような名前が並んでいます。
楽器といえば洋楽器のことを指すのが一般的になりつつありますが、日本にも伝統的な楽器があることをご存知でしょうか?
今回は、日本の伝統的な楽器「和楽器」について、上手な選び方、お得な処分方法、廃棄処分の方法などをご紹介します。
目次
古い時代から日本で使われている伝統的な楽器のことを、和楽器(わがっき)と呼びます。
筝(そう)、三味線(しゃみせん)、尺八(しゃくはち)、太鼓(たいこ)、琵琶(びわ)など。皆さんきっと、どこかで名前を聞いたことがあると思います。古い昔話に登場する楽器もありますね。
これらの楽器の中には、日本各地で古くから使われていたものもあるし、中国などから渡ってきたものもあります。それぞれ、長い時間をかけて多くの人に使われながら進化・発展し、現在のかたちになりました。
幅広い音階や、正確でクリアな音の響きが特徴の洋楽器に対し、限られた音階で演奏し、振動やゆらぎ、雑音も含めた音色を楽しむのが和楽器の大きな特徴です。
また、和楽器の多くは、竹や木など自然の素材だけを材料として作られており、より素朴であたたかみのある音の響きを感じることができます。
和楽器には、弦楽器・管楽器・打楽器という分類があります。実はこれは、洋楽器とほとんど同じ分類です。
<楽器の分類>
弦楽器:弦をはじいて音を出す
管楽器:息を吹き込んで音を出す(木管楽器・金管楽器)
打楽器:叩いて音を出す
<弦楽器>
・筝、和琴
・琵琶
・三味線 など
<管楽器>
・尺八
・笙(しょう)
・篠笛(しのぶえ) など
<打楽器>
・和太鼓
・鼓(つづみ)
・拍子(ひょうし) など
2013年に結成された日本のロックバンド、和楽器バンド!
和楽器と洋楽器、ロック、詩吟という異色の組み合わせに、圧倒的な演奏技術で、国内外で大きな注目を集めている、大人気のロックバンドですね。
和楽器バンドの最大の特徴は、ロックに和楽器を取り入れていること(名前の通りですね)。
バンドで使用されている楽器は、次の7つです。
・ドラム
・ギター
・ベース
・箏(そう)
・尺八
・津軽三味線
・和太鼓
和楽器と洋楽器のコラボレーションは決して珍しいものではないのですが、異色の楽器の組み合わせにビジュアル的な美しさも兼ね備えた圧倒的なパフォーマンスは、和楽器バンドでしか見ることができません。
YouTubeにアップされているヒット曲の動画の視聴回数は、なんと、1億回超え!海外からの視聴も多く、世界的にも大きな注目を集めているようです。
さまざまな種類の和楽器の中には、日本の各地域で独自の発展をとげ、現在もその地域を中心に伝統が受け継がれているものがあります。
日本の伝統的な弦楽器といえば、三味線。時代劇にもたびたび登場しますし、今でも目にする機会があります。
三味線は、はるか昔に中国で生まれた弦楽器が発展したものですが、沖縄(かつての琉球王国)を経由して日本に伝わりました。その途中で独自の進化を遂げたのが、沖縄に古くから伝わる和楽器、三線(さんしん)です。
その特徴は、胴の部分に蛇の皮が張られていること。そのため、蛇皮線(じゃびせん)とも呼ばれます。三味線では、動物の皮が使われています。
琴(こと・きん)と、筝(そう)。この2つは、違うものなのでしょうか?どれが正しい呼び方なのでしょうか?迷ってしまいますよね!
どちらも中国発祥の弦楽器ですが、琴と筝には、次のような違いがあり、弦の本数も違います。
琴:本体に張った弦をはじいて音を出す
筝:弦の下に柱(じ)を置いて音程を調節し、弦をはじいて音を出す
古い時代に、この2つの楽器がそれぞれ中国から日本にやってきました。
琴は次第にすたれてゆき、現在は「和琴(わごん)」という名称で残っています。
一方の筝は、日本中に広まっていきます。現在でも多くの人が演奏を楽しんでおり、学校のクラブ活動にも採用される人気の和楽器となりました。
しかし、ある問題が起きます。
難しすぎる漢字の使用を制限するという法律が一時期定められ、その際に、「筝」という文字を一般的に使うことができなくなってしまったのです。
「筝」の代用として指定された漢字は、なんと、「琴」でした!
そのため、筝を表すために「琴」と書き、「こと」と呼ばれるようになってしまったのです。そして、「筝・琴・そう・こと・きん」という名称が入り乱れ、現在に至ります。
ちなみに、筝は、京都を中心とした関西地域で発展し、やがて江戸にもたらされました。関西地域で発展した筝の流派が生田流で、江戸から全国に広まっていったのが、山田流です。
三味線、琵琶、筝などの和楽器は、和楽器を専門に扱う店舗や、洋楽器と和楽器の両方を取り扱っている店舗で購入することができます。
ネットショップや、ネットオークション、ネットフリマサイトなどでもたくさんの和楽器が販売されていますので、近くに店舗がない場合でも和楽器を手に入れることができます。
これは和楽器に限ったことではないのですが、初めて楽器を選ぶときは、事前にその楽器について調べて、ある程度の知識をおさえてから選ぶようにしましょう。
1つの楽器の中にもいろいろな種類があり、習熟度に応じて使える種類が限られる場合もあります。また、流派によって選ぶべき種類が決まっている場合もあります。
その楽器について詳しい知識を持っている人にアドバイスをしてもらうか、お店のスタッフに相談しながら選ぶ方法がおすすめです。
買い替えなどで不要になった和楽器は、和楽器や楽器を専門に扱うお店で買取しています。買い替えの場合は、新しく購入するお店で下取りしてもらう方法もあります。
日本の伝統的な楽器である和楽器の種類の中には、とても価値のあるものもたくさんあります。
たとえば、自宅の倉庫で眠っていた古い時代の和楽器の中には、名人の手によるもの、骨とう品レベルのものが含まれていることがあります。価値のありそうな和楽器は、専門店で査定を受けることをおすすめします。
長く使っていたものや古い楽器の場合、傷や汚れ、不具合があることも多いと思いますが、専門のスタッフが常駐している専門店なら修理が可能なので、多少状態の悪いものでも買取が可能です。また、種類によっては入手が困難なものもあり、パーツを部品として使用したいというケースもあるようです。
古い和楽器の廃棄処分を検討している場合は、ぜひ、専門店で相談してみることをおすすめします。
状態が悪く、買取も難しいような和楽器は、残念ながら廃棄処分することになります。
サイズの小さいものは不燃ごみ(燃えないごみ)として出せますが、サイズの大きなものは粗大ごみとして扱われます。粗大ごみの回収方法は地域により異なりますが、ほとんどの場合、有料の個別回収になっていることが多いようです。
専用のケースや袋、備品などで燃やせる素材のもの(紙、布、木、皮など)は、燃えるごみとして出すことができます。
<和楽器を廃棄処分する方法>
・不燃ごみに出す(小さいもの)
・粗大ごみの回収を申し込む(大きいもの)
・燃えるごみに出す(紙、布、木製、皮製のパーツなど)
まだ十分に使える状態でも、買取が難しい和楽器の廃棄処分を検討されている場合は、必要としている人に無料で譲ってリサイクルする方法もおすすめです。
地域の情報交換掲示板や、SNSなどを使って、譲ってほしい人を探してみてはいかがでしょうか。和楽器は高価なものが多いので、多少状態が悪くても無料や安い金額で譲ってもらえると助かる!という方が見つかります。
注意点としては、無料で譲る場合でも、受け渡しの手間や送料がかかってしまうので、どちらが負担するかについて事前に取り決めをしておくことが大切です。
日本の伝統的な楽器、和楽器の種類や選び方、お得な処分方法についてご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、精度の高いお見積もりが可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。