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着物は日本の伝統的な衣装ですが、普段なかなか着る機会がありませんよね。和装で出かける機会の多い方でも、着る頻度は洋服には及びません。
中でも、若い女性の晴れ着として使われる「振袖」は、成人式や結婚式、ちょっとしたパーティなどの際に着る以外には、着るチャンスがほとんどないという方がほとんど。
成人式のときにあつらえた思い出の振袖、親から子に受け継いだ大切な振袖も、何年もしまったきりで、使う機会がないまま、振袖を着る年齢ではなくなってしまったというケースも多いようです。
振袖などの和服は、保管するだけでもとても手間がかかります。
要らなくなってしまった振袖は、リフォームして別のかたちで着ることもできますが、リサイクルする方法もおすすめ。状態の良いものは中古買取が可能なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
目次
着物は、日本の伝統的な衣装。色鮮やかで美しい「kimono」は、海外でもとても人気があります。
着物には、黒留袖、色留袖、訪問着などいくつかの種類がありますが、中でも特に華やかで目を惹くのが、振袖。長い袖に鮮やかな柄が描かれた振袖は、結婚式や成人式、パーティなどの席での衣装として大活躍します。
外国の方が多く出席するようなパーティなら、絶対に着物がおすすめ!ドレスにも負けない華やかさで、多くの注目を集めることができます。
着物の種類の中で、特に格式が高いものといえば、振袖と留袖ですね。
現在では一般的に、「袖が長い着物が振袖、袖が短い着物が留袖」という認識になっているのですが、どうしてこのように呼ばれるようになったかご存知ですか?
振袖は、振れるほど袖が長い着物なので、振袖という名前になったのかなと想像がつきます。でも、留袖っていう名前はちょっと不思議ですよね?
実は、「留袖」の本来の意味は、袖が短いということではなかったのです。
女性が着る着物の多くは、袖の下の脇のところ(身八ツ口)が開いています。
これは、元々は、熱を逃がしやすくする目的で、子ども用の着物に多く用いられていたスタイルでした。大人になるとその必要がないので、身八ツ口を縫い留めたことから、大人が着る着物を「留袖」と呼ぶようになりました。その後、脇の部分から紐を通しやすくするために、身八ツ口が開いたものが、女性の着物の一般的なスタイルになりました。
ちなみに、男性の着物は脇から紐を通す必要がないので、身八ツ口を縫い留めたスタイルが一般的です。
また、かつては、結婚して家事などを行うようになると、袖の長い着物は邪魔なので、既婚の女性は袖の短い着物を着ることが多かったようです。そのことから、本来は、脇を縫い留めた着物という意味の「留袖」が、大人の女性が着る袖の短い着物を意味するようになっていったと考えられています。
着物の種類の中でも特別な意味を持つ振袖。振袖を着られるのは、一般に、未婚の若い女性のみと言われています。
それは、一体なぜなのでしょうか?
実は、既婚の女性は振袖を着てはいけないわけではありません。
振袖は若い女性向けの華やかな柄やデザイン、色合いのものが多く、ある程度年齢を重ねた女性は着る機会が少なくなるということなのだそうです。
ですので、既婚の女性でも振袖を着ることはできます。また、未婚であれば、多少年齢が上の方でも振袖を着てもOKということなのですが、実際は、回りから注意を受けてしまうこともあるかもしれません。
振袖を着られるタイミングはとても限られているので、チャンスのあるときに着ておくことをおすすめします。
振袖は、それほど頻繁に着るものではないので、タンスなどにしまいっぱなしになってしまいがちです。1年、2年、あるいは何年もの間、ただ保管し続けているという方も多いのではないでしょうか?
着ようと思って久しぶりに取り出してみたら、シワが寄っていたり、シミやカビができてしまっていた!なんていうケースも少なくありません。
大切な振袖を上手に保管して、必要なときに良いコンディションで使えるようにするには、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
頻繁に出し入れして、洗濯機で気軽に洗える洋服と違い、着物、特に振袖は、長期間保管し続けることが多くなります。日本はとくに湿気が多いので、着物をしまってあるタンスや収納ケースを開けて、ときどき風を通すことが大切です。
着物は、「たとう紙(畳紙、文庫紙)」と呼ばれる紙のケースに包んで保管します。たとう紙に包むことで、湿気や虫、シワを防ぐことができます。
たとう紙に包んだ着物を何枚も重ねて収納すると、下の方の着物にシワができやすくなってしまうので注意が必要です。
着物を良い状態で保管するには、虫干しが欠かせません。
1年に1回必ず、着物をケースから取り出して、ハンガーにかけて虫干しをします。秋から冬にかけての乾燥した時期に、晴れた日が続いたら虫干しのチャンス。よく晴れた日の昼間に、数時間程度日陰に干して風を通しましょう。
1年に2回虫干しをする場合は、秋から冬にかけての時期と、梅雨明けの良く晴れた日がおすすめです。
大切な着物の保管には、着物専用のタンスや収納ケース、桐のタンスを使っている方が多いと思います。
風通しのよい着物用タンスなら湿気がこもらないので、着物を長期間保管している間も安心。桐のタンスは、湿気を吸収し自然に湿度を保ってくれます。
とはいえ、スペースには限りがあるので、自宅に桐のタンスや着物専用のタンスを置くことができない場合もあるでしょう。そのような場合は、普通のタンスやクローゼット、一般的な衣装ケースに着物を収納することもできます。
プラスチック製の収納ケースは湿気がこもってしまいそうですが、着物を包むたとう紙を定期的に交換すること、1年に1回、必ず虫干しをすることで、桐のタンスがなくても、着物をよい状態で保管することができます。
使う予定のない振袖の着物は、訪問着にリメイクしたり、ドレスやワンピースに仕立て直して使うこともできます。でも、色や柄やデザインによっては、訪問着として着るのは難しいケースもあるようです。
そんな場合は、思い切って手放して、誰かに使ってもらうことを検討してみてはいかがでしょうか?
要らなくなった振袖は、中古着物を扱っている店舗などで買いとってもらえますが、実は、よほど有名な作家さんの着物やブランド物でない限り、それほど高額で売れるわけではありません。
1回か2回袖を通した程度の新しいものでも、数千円から1、2万円程度。30万円から50万円近い金額で揃えた振袖であっても、あまり高い値段での買取は期待できません。
振袖をより高く売るには、一式セットで売る、新しいうちに売る、ネットショップではなく専門店で直接査定をしてもらうといった方法がおすすめです。
ネットのフリマサイトなどでも、振袖がたくさん売られています。
業者に売るよりも、ネットオークションなどを利用すれば、もう少し高い金額での買取が期待できるようです。
ただし、配送時の梱包方法などを事前にしっかりと確認しておくことが大切!できるだけたとう紙を折らずに梱包できるような箱を用意する、万が一濡れてしまったときに備えてビニール袋に入れるといった工夫が必要です。
配送時に送料の負担についても、事前に確認しておきましょう。
使っていない振袖を、お得に処分する方法についてご紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください。
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、精度の高いお見積もりが可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。