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今回ご紹介するのは、「生ごみ処理機」です。
生ごみ処理機とは何かというと、文字通り、家庭から出る生ごみを処分しやすいかたちに、あるいは、有効に使えるような状態にするための機械です。
家庭用の生ごみ処理機はかなり前から存在していたのですが、環境問題の重要性がより大きく取り上げられるようになったことで、近年、注目度が高まってきているようです。
生ごみ処理機の特徴、選び方、人気機種、お得な処分方法などについてご紹介したいと思います。
目次
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「生ごみ処理機」は、家庭から出る生ごみを処理する機械なのですが、大きく2つの種類に分かれています。(さらに、それぞれのよいところを合体させたタイプと合わせると3種類になります)
1) 乾燥式
ひとつは、生ごみを乾燥させて小さく軽くするための機械。水分の多い生ごみを乾燥させてかさを小さくすることでごみの量を減らし、焼却炉の負担を小さくすることが大きな目的になります。処理後は、肥料として使うこともできます。
2) バイオ式
そしてもうひとつは、生ごみを有機的に分解して「たい肥」にする機械。このたい肥を農業に使うことで、生ごみを廃棄処分するのではなく有効利用することができます。
3) ハイブリッド式
さらに、近年、この2種類の生ごみ処理機それぞれのメリット・デメリットを活かした「ハイブリッド式」が登場しています。
<生ごみ処理機の種類>
種類 |
目的 |
メリット |
デメリット |
乾燥式 |
生ごみを乾燥させて 量を減らす 肥料としても使える |
本体価格が安い コンパクト 屋内に設置できる |
電気代が高い 臭いがある |
バイオ式 |
生ごみを分解して たい肥にする |
音がしない |
本体価格が高い 時間がかかる 手間がかかる |
ハイブリッド式 |
生ごみを乾燥させ、 さらに、分解してたい肥にする |
たい肥化が早い 手間が少ない 屋内に設置できる |
本体価格が高い サイズが大きい |
生ごみを処理してたい肥にまで分解するのには少し時間や手間がかかるので、初めてチャレンジする場合は、生ごみを乾燥させて廃棄するごみの量を減らすところからスタートする方法がおすすめです。
家庭菜園を楽しんでいる方や、家庭から出る生ごみの量が多いという方は、屋外に設置するタイプの大型の生ごみ処理機を使って、本格的なたい肥づくりに取り組んでみるのも楽しそうです。
国内のさまざまなメーカーが、より使いやすい機種の開発に取り組んでおり、生ごみ処理機は年々進化しています。今はまだそれほど数は多くないのですが、さらに新たな製品が登場することが期待されています。
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生ごみ処理機を使ってごみを減らすことで、大切な地球環境を守ることができます。また、毎日たくさん出る生ごみを処理する必要がないので、ごみ捨てが楽になるという利点も。さらに、生ごみから作られたたい肥は環境にもよく、野菜や植物がよく育つと評判です。
生ごみを家庭で処理するには、それなりの手間やお金がかかりますが、ごみを減らしてそこから新たに価値あるものを生み出すという大きな喜びがあるのですね。
電動の生ごみ処理機を使うことで、効率よく、より早く、生ごみをたい肥にすることができますが、電気を使わずに自然の力だけで生ごみ処理をする方法もあります。
「コンポスト」という名前をご存知でしょうか?
コンポストには本来、落ち葉や生ごみなどを発酵させて「たい肥」にしたものという意味があります。日本国内では、そのための専用の容器のことをコンポストと呼ぶことが多いようです。
このコラムでは、電動の生ごみ処理機についてご紹介していますが、実は、まったく電力を使わず、微生物の力だけで生ごみを分解してたい肥に変える方法があるのです。それが、コンポストを使った生ごみ処理です。
コンポストは大型の密閉容器、あるいはバケツのような形をしたもので、中に、木片のチップ、米ぬかやもみ殻、園芸用の土(ピートモス)などの発酵補助剤または基材と呼ばれるものを入れて使います。
屋内にも設置できるコンパクトなものもありますし、屋外に置いて移動できるタイプのもの、土の中に埋めて使うものもあります。バイオ式の電動生ごみ処理機も、コンポストの一種ですね。
使いやすいように工夫されたさまざまなタイプのコンポストが売られていますが、実は、コンポストは手作りすることもできます。その材料は、なんとダンボール!ダンボールに発酵補助剤と生ごみを入れ定期的にかき混ぜることで、たい肥にすることができるのです。
少し時間と手間がかかりますが、ほとんどお金をかけずに、土の中の微生物の力を借りて生ごみをたい肥に変えるコンポストは、究極のエコ!
手作りのダンボールコンポストに関する情報はネットなどで見つけることができますので、興味のある方はぜひ検索してみてください。
国内で販売されている生ごみ処理機は、まだそれほど多くはありません。また、過去に販売されて廃版になっている商品もいくつかありますので、たくさんの選択肢があるわけではないのですが、ネットなどでも注目を集めている人気メーカー・ブランドの商品をご紹介します。
日本を代表する家電メーカーパナソニックからは、ハイブリッド式の生ごみ処理機が販売されています。過去に何度もモデルチェンジを行い、性能がレベルアップしています。
家庭用生ごみ処理機 MS-N53
生ごみを、およそ130度の温風で乾燥除菌。プラチナパラジウム触媒を使った独自のスパイラル方式を開発。臭いを抑えながら、生ごみをおよそ7分の1まで減らすことができます。
タイプ:ハイブリット式
サイズ:幅268×奥行365×高さ550mm
重さ:12kg
最大処理量:約2kg(約6L)
消費電力:800W
運転音:42dB
販売価格:55,000円~
発売日:2009年4月
昭和27年創業。香川県を拠点に事業を展開、リサイクル施設やごみ処理施設の設計施工、設備機器の開発ほか、さまざまな環境事業を行っています。
生ごみ減量乾燥機 parisparis cube(パリパリキューブ)
ライトアルファ PCL-33-BWR
室内に置いても邪魔になりにくい、コンパクトなかたちが特徴。かわいらしいデザインも人気です。
タイプ:乾燥式
サイズ:幅215×奥行283×高さ215mm
重さ:約2.1kg
最大処理量:約700g(約2L)
消費電力:150W
運転音:およそ36dB
販売価格:定価27,600円
発売日:2018年8月
1972年創業。生ごみ処理機・バイオトイレなどの環境機器、非接触ICカード・タグ、DCマイクロモーターの設計・製造・販売を行っています。
バイオクリーン BS-02
大学との共同研究により開発された「アシドロコンポスト分解方式」による、高い分解力が特徴。
タイプ:バイオ式
サイズ:幅400×奥行400×高さ780mm
重さ:約25kg
最大処理量:約2kg(約2L)
消費電力:170W
運転音:およそ36dB
販売価格:定価90,000円
1998年創業。家庭用生ごみ処理機の研究開発を行うメーカーです。
自然にカエル SKS-101
電気を使わない本格タイプの生ごみ処理機。手動(ハンドル式)で手軽に生ごみをたい肥にすることができます。エコマーク認定商品。
タイプ:バイオ式
サイズ:幅428×奥行283×高さ418mm
重さ:約4.5kg
最大処理量:約700g
消費電力:なし
運転音:なし
販売価格:基本セット19,800円
思い切って生ごみ処理機を買ってみたが、忙しくてなかなか使うことができない。あるいは、買い替えたので要らなくなった、買ったけど置く場所がなくて使えなかった。といった理由で、生ごみ処理機の処分を検討している方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方にはぜひ、中古買取、またはリサイクルショップ、ネットオークションサイトやネットフリマサイトで売ることをおすすめします!
生ごみ処理機はまだそれほど多く市場に出回っていないので、中古でもかなり高値で販売されています。ネットフリマサイトなどで、どれくらいの金額で売られているかを見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
環境保護に役立つ注目の家電製品、家庭用の電動生ごみ処理機について、上手な選び方、人気の理由、人気メーカー、お得な処分方法などについてご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください!
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不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。