家電製品の定番商品のひとつとしてすっかり定着している、電気ケトル。
必要な量のお湯をすぐに沸かして、すぐに使える、とっても便利なキッチン家電です。
今や私たちの生活の必需品である電気ケトルですが、処分方法はどんな方法があるのでしょうか?
電気ケトルには、お得に処分できる方法や手間をかけずに処分する方法も。
また、お湯を沸かす家電といえば、日本では古くから電気ポットが定番ですが、電気ケトルと電気ポットはどう違うのか、処分方法も違うのか知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、電気ケトルの便利な機能、電気ポットとの違い、買い替えの際のお得な処分方法などについてご紹介したいと思います。
1.電気ケトルってどんなもの?
まず、電気ケトルについて紹介します。
日本で初めて電気ケトルが販売されたのは、実は、それほど昔のことではありません。
コードレスで使える電気ケトルが世界で初めて発売されたのは、1986年。その後しばらくたって、日本にもようやく電気ケトルが上陸したのですが、それは2001年のことでした。
日本の多くの家庭では、やかんでお湯を沸かしてポットで保温するというスタイルが一般的だったので、電気ポットで必要なぶんだけのお湯をその都度沸かすという文化は、ちょっとした驚きをもって迎えられました。
お湯が必要ならいつでもやかんで沸かすことができるのに、お湯を沸かすためだけの電気製品をわざわざ買う人がいるのだろうか?というのが、多くの人にとっての正直な感想だったと思います。
しかし、人気ブランド、ティファールが販売した電気ケトルは、またたく間に大注目のアイテムとなりました。
ティファールの電気ケトルは、現在では国内累計販売台数2000万台を超える大ヒット商品となっており、ティファール以外にも、国内外のさまざまなメーカーが電気ケトルを製造販売しています。
日本の定番家電、電気ポットとの違いとは?
緑茶をよく飲む日本の家庭では、お湯を沸かす機能のついた電気ポットを常備しているご家庭が多いと思います。電気ポットで沸かしたお湯を保温しておけば、食事のタイミングやお茶の時間にその都度お湯を沸かさなくてもすむので、とても便利ですね。
電気ポットを使用する目的としては、お湯を沸かしてさらに保温できるということがあげられます。(ちなみに、ひと昔前の時代には、お湯を保温することだけを目的とした保温ポットが一般的でした。タイガー魔法瓶などが有名ですね)
これに対し、保温機能をなくして、お湯を沸かす機能だけに特化したものが電気ケトルです。今必要としているぶんだけを沸かすので容量が小さく、やかんや電気ポットの沸騰機能を使うよりも早くお湯を沸かすことができるのが、大きな特徴です。
お水を入れて、スイッチを入れるだけなので、子どもでも安心して使うことができます。
丸洗い、保温機能、温度調節機能を備えた高性能機種も人気!
人気家電の電気ケトルには、使う人のニーズに合わせたさまざまなラインナップがそろっています。
お湯を沸かすだけのシンプルな機能の電気ケトルでも、0.5L~2.0L近いものまで幅広いサイズを展開しているほか、メーカーによって、安定感にこだわっているもの、色や見た目のデザインを重視したもの、本体が魔法瓶になっていて一定時間の保温が可能なものなど、さまざま!
さらに、温度調節機能のついた電気ケトルは、お湯を指定の温度で提供することができます。保温機能を備えたものなら、一度沸騰させて70度くらいにさましたお湯をキープすることもお手の物!粉ミルクを溶かすために必要なお湯を、いつでもすぐに用意することができますね。
毎日使う家電なので、清潔さが気になるという方には、本体を丸洗いできるタイプのものがおすすめです。
2.【電気ケトルの魅力】1ヶ月の電気代はどれくらい?エコでお得!
お湯を沸かすためにいちいち電気ケトルを使っていたら、電気代がかさむのでは?と、思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にお湯を沸かすためにかかる費用を、電気ケトル・電気ポット・やかん・電子レンジで比較してみたいと思います。
大き目のマグカップ一杯の容量は、200~250ml程度。急須一杯に入るお湯の量は、サイズにもよるのですが、200~400mlということなので、300mlのお湯を沸かすために必要な費用について調査してみました。結果は、こちらです!
<第1位> 電子レンジ
かかる時間は2分程で、電気代はおよそ0.9~1.0円程度。
ただし、沸騰した状態の熱々のお湯が必要な場合には向いていません。
<第2位>電気ケトル
公式HPによると、カップ一杯分(140~150ml程度?)のお湯を沸かすための電気代はおよそ0.52円ということなので、300mlのお湯を沸かすために必要な電気代は、およそ1円ということになります。
<第3位> 保温ポット
2L程度のサイズの保温ポットでお湯を沸かすと、12円ぐらいの電気代がかかるようです。つまり、300mlのお湯を沸かすために必要な電気代はおよそ1.8円。そこからさらに一日中保温し続けると、倍以上の電気代がかかります。
<第4位>やかん
ガスコンロを使ってやかんでお湯を沸かす場合、1Lでおよそ2~4円程度と幅があります。これは、ガス会社や地域、ガスの種類によってガス料金が大きく異なるため。やかんの大きさや、強火か弱火かといった設定でもエネルギー消費量は変わってしまうので、比較できませんでした。
ガス料金が安い場合は、電気ケトルよりも安くお湯を沸かすことができます。
3.電気ケトルの処分方法は?
ここまで、電気ケトルがどんなものか、また種類やポットとの違いについて紹介してきました。
ここからは電気ケトルの処分方法について紹介していきます。
不燃ごみ・粗大ごみとして処分する
不燃ごみや粗大ごみとして処分することができます。
電気ケトルの分別は自治体で異なり、不燃ごみか粗大ごみと決められている場合が多いです。
不燃ごみや粗大ごみかは、大きさで分別されます。
一辺の長さが30cm以上のものは粗大ゴミに分類されることが一般的です。
この大きさの基準は地域の自治体によって変動します。ご自身のお住いの地域のホームページなどで確認しましょう。
電気ケトルが不燃ごみの対象なら、指定のごみ袋に入れて出すだけで処分できます。
粗大ごみとして電気ケトルを処分する場合は、事前の予約が必須です。
- 自治体に電話などで予約をする。(日時、処分場所を決める)
- コンビニなどで粗大ゴミシールを購入する。
- 電話で決定した日時、処分場所に電気ケトルを持ち込む。
このような手順で処分します。粗大ごみシールは1枚500円~になるので、比較的費用をかけずに処分することができます。
小型家電リサイクル回収ボックスを利用して処分する
小型家電リサイクル回収ボックスを利用する方法です。
小型家電リサイクル回収ボックスとは、自治体が駅や役所、スーパーなどに設置しているものです。
手続きが不要で、予約もなく処分することができます。また、24時間いつでも処分が可能です。
近くの回収ボックスに不要な電気ケトルを持ち込みましょう。
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップに持ち込み買い取ってもらう方法です。
電気ケトルを捨てずに、誰かに使ってもらえるのでリサイクルにも繋がります。
また、買取り金額分お得することもできます。
この方法で処分する場合は、使えて綺麗な状態の電気ケトルでなくてはいけません。
オークションやフリマアプリに出品する
リサイクルショップの他には、電気ケトルをフリマアプリに出品する方法もあります。
自分で販売価格を設定できることから、リサイクルショップより高く売れることも。
電気ケトルの販売価格の相場は、1,500~2,000円代になります。
しかし、売れるまで時間がかかったり、発送の手間、送料の負担がかかります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法です。
この方法は、料金はかかりますが、自宅まで業者が回収しに来てくれるため手間がかかりません。
もちろん、壊れた電気ケトルや大量の電気ケトルでも回収可能。
また、電気ケトル以外の家具なども一緒に回収できる業者もあります。
不用品回収業者には無料見積もりを行っている業者もあります。料金を比較検討しご自身が納得する業者を選びましょう。
4.使っていない電気ケトルを高く売るには?
買い替えなどで不要になった、まだ十分に使える状態の電気ケトルなら、中古買取でお得に処分することができます。
シンプルなタイプの電気ケトルはそれほど高価なものではないので、よほど状態のよいものでないと、あまり高い値段はつかないかもしれません。中古の電子ケトルを少しでも高く売るには、どのような工夫ができるのでしょうか?
使う予定がないなら、新しいうちに売る!
買ってみたけれどあまり使う機会がなかった、新製品が出たので買い替えたといった理由で、使っていない電気ケトルをお持ちの方には、ぜひ中古買取をおすすめします。
電気製品は寿命が短いので、あまり使っていない状態のものでも、製造から数年経つと買取が難しくなってしまう傾向があります。また、状態のよいものでも長期保管している間に劣化してしまうケースもあるようなので、1年以上使わずにしまっているような場合は要注意です!
高く売れる電気ケトルの特徴とは?
まったく未使用のものや、未開封の状態の電子ケトルは高く売れます。購入時の箱や取扱説明書、正規の付属品がある場合はそろえておきましょう。査定時により高く評価してもらえます。
また、人気メーカー・ブランドの製品、人気モデルの電気ケトルも、高値での買取が可能です。
5.電気ケトルの人気メーカー・ブランドをご紹介!
人気ブランドの中から、特におすすめの電気ケトルブランドとその特徴をご紹介します。
電子ケトルといえば「ティファール」!
フランスに本社をおく調理器具メーカーが展開するブランドが、ティファール。電気ケトルのパイオニアとして、信頼性の高い幅広い種類の商品を展開しています。
電気ケトル選びで迷ったら、ティファールを選んでおけば間違いありません!
安全性と保温機能ならタイガー魔法瓶「わく子」
タイガー魔法瓶株式会社は、保温性能の高い魔法瓶の製造販売で有名な日本のメーカー。
転倒防止機能や蒸気カットなどの安全性の高さが特徴の電気ケトルを販売しています。
レトロなカラーが魅力のデロンギ「アイコナ ヴィンテージ」
イタリアの家電メーカー、デロンギの電気ケトルは、レトロなデザインとカラーが魅力。もちろん、安全性能と使いやすさもばっちりです。
デザインで選ぶならラッセルホブス「電気カフェケトル」
イギリスの家電メーカー、ラッセルホブスが展開する電気ケトルは、おしゃれなデザインと使いやすさが特徴です。
バルミューダ「The Pot」
日本の家電メーカー、バルミューダは、シンプルなデザインで、手入れのしやすさにもこだわった電気ケトルを展開しています。
5.まとめ
人気の家電製品「電気ケトル」について紹介しました。
電気ポットとの違い、便利な使い方など、参考になりましたか?
また、お得な処分方法から、手間のかからない処分方法まで様々な処分方法を紹介しました。
ご自身に合った処分方法を見つけて、後悔のないよう電気ケトルを処分しましょう!
弊社では電気ケトルはもちろん、その他家具家電の不用品回収を行っています。お悩みでしたらぜひこちらまでご相談ください!