散らかったお部屋をすっきり片づけるために便利なタンスは、日本で古くから親しまれてきた家具の一つですね。近年では西洋風の収納家具が使われるようになり、クローゼットが備え付けられている住宅も多いもの。
しかしタンスを使えば大切な衣類をホコリや湿気からしっかりと守ることができるため、まだまだタンスを使うメリットは十分にあるといえるでしょう。今回は、そんなタンスがいらなくなった時の処分のポイントについてご紹介したいと思います。
基本的に、中古商品としてまた売ることのできるような商品価値のあるものであれば、家具や骨とう品のリサイクルショップなどで買取りを行っています。中でも有名メーカーのタンスや有名作家による刻印があるもの、伝統工芸品や民芸品として価値のあるタンスは良い値段がつけられます。
例えば、「優れた技術や素材を活かして作られた商品である」という証の長野県の「信州わざ匠」というマークがありますが、このようなマークがついているタンスは歓迎されます。その他、下記のようなタンスは高額査定の対象になります。
岩手県奥州市のタンスブランドです。経済産業大臣伝統的工芸品として認定されており、小さなタンスでも12,000円程度の査定がつけられています。
現在は廃業しているメーカーのため希少価値があり、中古家具の買取市場で人気があります。
日光東照宮の修理で活躍した職人による日光彫は、芸術性が高く注目されています。骨とう品買取り店でも歓迎される傾向にあります。
上記のようなタンスのほか、インテリア性の高い海外アンティークのタンスも買取りの対象となります。特にコンディションが良くデザイン性や機能性に優れているものは、ノーブランドであっても良い値段で売れる傾向にあります。
花嫁道具として購入される婚礼タンスは質のよい高価なものが多いですが、重量が大きいため意外と売れにくい商品の一つです。また婚礼タンスは基本的に新品の物を選ぶ人が多いので、中古商品として需要が見込めないのも買取りが難しい理由です。幅が大きく1人~2人で運び出しをするのが難しいという背景もあります。
また、タンスの査定にはコンディションや衛生面が重要になります。そのため特にノーブランドのタンスの場合、購入から5年以上経過しているものは買取りを断られる場合が多いです。タンスとしてまだまだ使えるものであっても、7年から10年を過ぎたものになるとほとんど価値がゼロになってしまいます。
それでは手持ちのタンスが売れないことが分かった場合、どのような処分方法があるのでしょうか。
タンスを処分するには、不用品回収業者に依頼する方法や自治体の粗大ゴミに出す方法があります。
大型のタンスや、自分で粗大ゴミに出すのが難しいという場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。回収費用は業者によって異なりますが、小さなもので3000円程度、大きなものの場合8000円程度で回収を行っていることが多いです。
業者の回収スケジュールに合わせるケースや、タンスが複数あるケースなどで料金も変わってくることが多いため、不明点については問い合わせをしてみましょう。
なるべく処分の費用を安く抑えたという場合、自治体に粗大ゴミとして出す方法があります。例えば東京都の場合、処分費用は小さいもので300円・大きなもの1800円となっています。
せっかく査定に出すのであれば、少しでも高い値段で買取ってほしいですよね。タンスなどの家具は、ちょっとしたことで買取り値段に差がつくことがあります。
タンスだけでなく着物や骨董品・洋食器など、他にも売りに出せるものがあればまとめて査定に出すようにしましょう。1点からでも買取りはしていますが、点数が多くなればなるほど査定額が大幅にアップすることが多いです。
購入した時期やどこで購入したか、価格やブランド、刻印やステッカーの有無など、タンスについての情報をできるだけ詳しく確認しましょう。ノーブランドタンスであっても購入した店舗や価格が分かるだけで、高価買取りをしてもらえるケースがあります。
タンスは「もう使わないな」と思った時が売り時です。「まだまだ使えるかな」と悩んでいる間に、商品としての価値はどんどん下がってしまいますので、タンスの処分は早めに決断しましょう。
タンスの買取りは、「次に使うお客さんに満足してもらえるかどうか」というのが大切な査定ポイントになります。そのため、前の持ち主に大切に使ってもらえていたかどうかというのは、買取りで重視されるポイントとなります。
査定に出す前にタンスを綺麗に掃除しておくと、業者側でのクリーニングの手間を省くことが出来るため、買取りの際に好印象となります。汚れがついていれば雑巾で軽く掃除をしておき、ホコリを取っておくようにしましょう。子どもがシールを貼ってしまった!という場合は、ドライヤーで熱をかけながら少しずつ剥がすと、きれいに取ることができます。
ただし、タンスは強力な洗剤を使うと変色してしまう可能性もありますので、あまり自信のない方は洗剤など使わないように注意して下さいね。
不要になったタンスは、商品価値のあるものであれば業者に高く買い取ってもらうことができます。有名メーカーのタンスや海外アンティークのタンス、希少価値のあるものは特に人気があります。
反対に婚礼タンスは中古としての需要が低く、搬出も難しいため買取りの対象外となってしまいます。またノーブランドのタンスで年式が古いものも、買い取ってもらえないケースが多いでしょう。
タンスを自分で処分する場合は、不用品回収業者や自治体に粗大ゴミとして出す方法があります。不用品回収業者に依頼する場合は、費用が数千円程度かかりますが、自宅まで引き取りに来てもらえます。
自治体に粗大ゴミとして出す場合は、大きさにより処分費用が数百円~2000円前後と異なりますが、安く処分することができるのであまり費用をかけたくない方にオススメです。
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