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揚げ物料理をした後の油の処理や、エンジンオイルの廃棄の方法など意外と悩まされる油の処分方法。
袋に入れたり固めたりいろいろありますがどれも少々手間がかかってしまうし、お湯と一緒なら排水口に流せる…?と本当か嘘か曖昧な処理方法に惑わされたりもします。
「一人暮らしだから1リットルの油を賞味期限中に使い切れないけど、未使用の油の捨て方がわからない」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんな油の正しい捨て方をはじめとし、大量の油や未使用の油の処分方法もご紹介します!
油の捨て時はいつなのか、酸化した油を使うリスクについてもお話ししますので、いつも油の捨て方に悩まされている方、自分にとってやりやすい油の捨て方が見つからない方は是非参考にしてみてくださいね。
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目次
油と言っても、家庭からごみとして出る油の種類には主に3種類あり、種類によって捨て方が変わってきます。
どんな油があるのか順番に見ていきましょう。
植物の種子などから取り出される脂肪で、食用油の中で最もポピュラーな油と言っても過言ではないのが植物性油。
同じ植物性の油でも原料によって以下の表のように分類されています。
種類 | 原材料 |
---|---|
油糧種子 | 大豆・なたね・ごま・綿実・あまに など |
農産物の副産物 | 米ぬか・とうもろこし胚芽 |
海外から輸入した油 | パーム油・オリーブ油・ひまわり油・ひまし油 など |
植物性油は融点が低く常温では液体です。
固まりにくい特性上、処分するには凝固剤で固めたり何かに吸わせたり、容器に入れたりの処理が必要となります。
主に動物から抽出される脂質で作られた油で、動物性油は常温では固形で熱を加えると液体に変化する油です。
動物性の油の中でも以下の表のような分類があります。
種類 | 原材料 |
---|---|
ラード(豚脂) | 豚の脂肪を精製して作られる食用脂 |
牛脂 | 牛の脂肪を精製して固めた食用脂 |
魚油 | サバ・カツオ・イワシ等の青魚に多く含まれる油 |
動物性油の「常温では固形」という特性上、そのまま排水口に流すと油が排水溝周りに固まり水が詰まる原因になってしまいます。
石油系油とは、石油、原油などの油の総称で、鉱物油、重油、軽油、灯油、などが作られます。
精製後の油のひとつである、鉱物油は医薬品、医薬部外品、化粧品で使用されることが多く、最近では、肌への刺激もなく安全性の高い成分と見直されていたりもします。
エンジンオイルはこの石油系油に含まれます。
そしてエンジンオイルとは、エンジンに使われる潤滑油のことで、ベースオイル(化学合成油・部分合成油・鉱物油)に添加剤を含めたものです。
エンジンオイルは家庭での処理が難しく、処分の仕方がとても面倒な油でもあります。
こちらでは植物性油と動物性油は主に食用油、石油系油はエンジンオイルとして処分の仕方を説明していきますね!まずは食用油の捨て方からご説明していきます。
一般的によく聞く簡単にできる油の処分方法をご紹介します。
こちらで紹介するのは主に料理の際に余った油を処分するのに向いている方法で、大量の油を処分するには向いてない方法もあります。
以下の処分をした後は、ご家庭の「可燃ごみ」と一緒に捨ててください。
揚げ焼きなどに使用した、少量の油を捨てたい場合はペーパータオルや新聞紙などの紙に吸わせると良いでしょう。
必ず、油の熱が冷めてから行ってください。
もし油の熱が高温のまま紙に吸わせてごみ袋に入れてしまうと、ごみ袋が溶けてしまったり、中のごみに引火して発火してしまう恐れもありますので、危険です。
もし高温のまま油を吸わせてしまった場合は、水に浸していったん熱を冷ましてからごみ袋へ入れましょう。
ペーパータオルだけでは吸い切れない、てんぷらや唐揚げで残った油は、牛乳パックの中に新聞紙やペーパータオルを詰め込み、そこに冷ました油を流し込んで捨てるのがおすすめです。
このとき、自然発火を防ぐために牛乳パックの中に入れた新聞紙やペーパータオルには少し水もしみ込ませておきます。
水を浸み込ませていない状態で気温の高い夏場などに屋外に置くと、ごみ袋内で発熱し自然発火する恐れがあるからです。※参考:日清オイリオ’sキッチン
最後は口をテープなどで止めておくと、油がこぼれずに捨てられます。
捨てたい油の量が多いけれど、牛乳パックがない場合はポリ袋に入れて捨てる方法もあります。
ポリ袋を2重にして中に新聞紙やペーパータオルなどをしきつめ、その後冷ました油を流し込みます。
このときも水を一緒にしみ込ませましょう。
最後にポリ袋の口をしっかりと結びます。
鍋に半分程度残る油の処理には、市販の凝固剤で固めて処分するのもおすすめです。
使い方は凝固剤によって多少の違いがあるものの、基本は油が熱いうちに凝固剤を入れて溶かすものが多いです。
油が冷めると凝固剤の作用で油が固まります。
また、フィルターのようなものに油を吸わせて使う凝固剤もあります。
吸わせる凝固剤は油を冷ましてから行います。
どちらも固まったらフライ返しなどですくいとり、ポリ袋に入れて捨てましょう。
凝固剤はスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで購入できます。
凝固剤の代わりに片栗粉・小麦粉・重曹・パン粉でも油を固めることが出来ます。
方法は、油が熱いうちに油と同量程度の片栗粉・小麦粉・重曹・パン粉を混ぜ入れるだけ。
凝固剤のように固形になるのではなく、ドロッとした柔らかめの粘土のような状態になりますので、ポリ袋などに入れて捨てましょう。
ただし処分したい油の量が多い場合は片栗粉・小麦粉・重曹・パン粉も大量に必要となりますので、ちょうど賞味期限が切れている片栗粉・小麦粉・重曹・パン粉がある場合に有効活用すると、無駄がありません。
油を使ったあと、水と同じような感覚でキッチンの排水口へ流していませんか?
油を排水口へ流すと川や海が汚染されてしまうほか、油は冷えると固まるので排水管を詰まらせる原因となり、酷い悪臭を放つようになってしまいます。
油が排水溝に詰まってうまく排水されないと、悪臭とともに油混じりの汚水が逆流し溢れてしまう恐れも。※参照:日本下水道協会
トイレも同様ですから油を排水口へは流さないようにしてください。
最悪の場合は、業者を呼んで高圧洗浄などで処理することとなり大変です。
また、下水処理施設に負担をかけるだけでなく、大雨が降ったときに油が川や海に流れ出て水質を汚染してしまう可能性もありますから、油は排水口に流さず、正しく処分をしましょう。
基本的な食用油の捨て方はわかりました。
今度はエンジンオイルの捨て方を見ていきましょう。
エンジンオイルも食用油と同じく自治体の収集する「燃えるごみ」と一緒に捨てることが出来ます。
その際に最も便利なのは「オイル処理パック」と呼ばれるものに吸わせて捨てること。
廃油ボックスや廃油箱ともよばれています。
オイル処理パックの見た目はごく普通の段ボール箱ですが、中を開けるとオイルを吸収できる不織布とビニール袋が入っています。
この中にエンジンオイルを入れて密閉し燃えるごみとして出します。
オイル処理パックはホームセンターなどで販売されているので購入も簡単です。
オイル処理パックの使い方は以下の通り。
オイル処理パックにエンジンオイルを入れる際は完全に冷めた状態で取り扱ってください。
熱された状態で作業をすると、廃油処理箱のビニール袋を溶かしてしまうばかりでなく、ヤケドしてしまう恐れもあります。
走行直後もオイルが熱くなっているので避けてください。
自治体によっては、エンジンオイルを回収して貰えない場合もあります。
その場合、多くの自治体では廃油の回収専門業者への処分依頼を推奨していますが専門業者以外にも処分方法はあります。
順番にご紹介します。
エンジンオイルの販売店では、使用済みのエンジンオイルを回収するサービスを行っている店舗もあります。
購入した店舗の証明が出来るよう、エンジンオイルを購入した際に受け取ったレシートや会員証などを忘れずに持参してください。
中にはエンジンオイルの処分が有料の店舗もありますので、持ち込む前に事前に確認をおすすめします。
エンジンオイルを購入した際、余ったエンジンオイルを持ち帰るか処分するかを尋ねられることがあるかと思いますが、このケースでの処分は多くの店舗で無料で行って貰えます。
ちなみに古いエンジンオイルは「廃油」としていったん保管されます。
定期的に廃油回収業者が回収をし、その後適切にリサイクルされるようになっています。
ガソリンスタンドでもエンジンオイルの回収対応をしています。
ガソリンスタンドの場合、エンジンオイルが入った缶ごと処分してもらえる場合と、中のエンジンオイルだけを処分してもらえる場合と差があり、店舗によって対応も異なりますので、持ち込む前に事前に確認しましょう。
多くの場合は4リットルまでは無料で引き取ってもらえますが、それ以上の場合は持ち込みたいガソリンスタンドへ事前に相談してください。
なお、セルフ式のガソリンスタンドでは廃油回収のタンクが設置されていないので、基本的にはエンジンオイルの処分はできないと認識しておきましょう。
エンジンオイルは「特別管理産業廃棄物」に指定されています。
誤った方法で廃棄すると火事などの原因にもなるため、安易に廃棄することはできません。
以下のような方法で破棄するのは絶対にやめましょう!
エンジンオイルの処分方法としてすすめているサイトも一部見受けられますが、土に埋めるのはやってはいけない処分方法です。
地中の微生物が分解するから大丈夫と書かれていることもありますが、実際はエンジンオイルの分解にはかなりの時間がかかってしまいます。
土壌汚染の原因となりますので、いらなくなったエンジンオイルを土に埋めないでください。
エンジンオイルは、生態系や土壌を汚し、環境汚染の加担につながります。
土中に樹脂性の管が使用されていると腐蝕する可能性があり、地下水を汚染する危険性もあります。
余ったエンジンオイルを下水に流すのは絶対にNGです。
下水に流した場合、エンジンオイルが下水道管のなかで爆発を起こす恐れがあります。
下水道管は修理費もかかるため、高額な損害賠償が請求されることになります。
生態系に悪影響を及ぼしてしまいますので、河川に流すのもやめてください。
万が一見つかった場合、罪に問われるだけでなく、エンジンオイルを除去するため多額の費用の支払いを命じられます。
国土交通省自動車交通局が報告する調査結果では、エンジンオイルは350℃前後で発火が確認されています。発火点とは点火源なしで自ら発火する最低温度のことを指します。
例えば「230度以上に熱してから点火したマッチ棒を近づけると引火」しますし、状況によっては爆発もおこしますので、放置しておくと火災の原因になる恐れが十分あります。
また、独特なにおいを発するため、近所迷惑になることもあります。
エンジンオイルが入っていた缶もエンジンオイルと同じく、中身を空にして洗えば自治体で回収してもらえるケースが多いです。
回収している自治体ではエンジンオイルが入っていた缶は、主に「資源ごみ」または「不燃ごみ」に分類しています。
基本的には飲み物などのあき缶と同じ捨て方です。
地域によっては「小型粗大ごみ」として有料で回収されることもあるので、お住まいの地域のルールを確認しておきましょう。
料理などで利用した食用油もエンジンオイルも捨てる場合は、主に自治体が収集する一般ごみとして処分します。
多くの場合は燃えるごみに分類されますが、自治体によっては異なりますので、住まいの地域のごみ回収ルールを確認してから捨てるようにしましょう。
以下は油を燃えるごみとして出す手順です。
普段出している生ごみなどと一緒に処分できるので、最も手軽な処分方法です。
自治体によっては油を資源ごみとしてリサイクル回収している場合もあります。
リサイクル回収をすることで、燃えるごみとして出されるごみの量を減らす目的であったり、資源の有効活用につながるというメリットがあるためです。
ただし多くの場合、植物性の食用油に限られており、動物性の食用油やエンジンオイルは資源ごみとして回収して貰えません。
自治体により収集方法が異なりますが、多くはペットボトルなどの蓋が閉まる容器に入れ、ごみステーションなど指定の場所に置かれた回収ボックスに持ち込む流れとなっています。
自治体によっては容器に油を入れて出す場合、700ミリリットル以下の容器に入れるなど、一度に出せる量を限定している場合もあります。
各自治体のホームページなどに詳しく掲載されていますので、お住まいの自治体での油の処分方法を一度調べてみてください。
寮や飲食店などで出る大量な油や、お歳暮などで貰ったまま賞味期限切れになってしまった大量の未使用の油の場合は、どのように処分するのでしょうか?
未使用の油であっても処分方法は使用済みの油と同じ。
2リットル程度の容器に入っている油であれば、使用済み・未使用問わず自治体の収集する一般ごみとして排出することが出来ます。
しかし、かなり大量の油を処分したい場合は、廃油の回収専門業者に依頼するのも一案です。
廃油の回収専門業者とは、使用済み、賞味期限切れの未使用問わず食用油もエンジンオイルも回収してくれるぎょうしゃのこと。
回収した油は、家畜の飼料、燃料の原料、塗料工場で油性インクの材料、タイヤを製造する際の添加剤、工業用石鹸、軽油の代替品、バイオディーゼル燃料(BDF)、焼却施設やセメント工場で使用される燃料などに再資源化されます。
廃油の中でも特に使用済み食用油である廃食用油の需要は年々高まっていることから、廃油の回収専門業者に依頼すると1リットル当たり平均30円~95円程度ですが、有償で買い取ってくれる場合もあります。
エンジンオイルも業者によっては無料で回収してくれます。
定期的に出す・量が多いと買取、限定的に出す・量が少ないと無料回収になる傾向があるようですので、まずはメールや電話で問い合わせてみてください。
廃油の回収専門業者で検索をすると「廃油」という文字が目に付くかと思います。
廃油の定義は、産業廃棄物のうちの一種で、潤滑油、絶縁油、洗浄用油、切削油、廃溶剤、タールピッチなど、すべての産業から排出される使用済みの油のことですが、 食用油や石油、ガソリンなども含まれます。
廃棄する食用油のことを廃食油とも言います。
今回お話ししている不要になった食用油やエンジンオイルも全て廃油に該当します。
結論から言うと食用油は使った日に捨てるのがおすすめです。
揚げ物などで油を使うとまあまあな量になりますからもったいないと感じますが、酸化油を使うリスクを考えると1回限りで捨てるのが一番いいでしょう。
とはいえどうしても何度か使いたいという方は、オイルポットなどを利用し、3~4回程度を目安にするとよいでしょう。
肉や魚などを揚げた場合は、油が汚れやすくなりますので捨て時も早まります。
となると、油を捨てるタイミングはどのように見極めればいいのでしょうか?
何度か使用した油を捨てる見極めポイントをいくつかご紹介します。
汚れた油は色が黒っぽくなり、汚れが強くなるほど黒ずみも強くなります。
揚げ鍋の底が見えないほど黒ずんだ油は使うのを控えて、黒ずみが気になってきた時点で取り換えてください。
新鮮な油からは臭いはほとんどしませんが、油が古くなると独特の油臭い不快な臭いがします。
揚げた食材の風味が悪くなる場合もあるので、臭いがする場合は取り換えましょう。
新しい油は冷めてもサラサラしていますが、油が冷めたときにドロッとした粘りが出ていたら油が汚れている証拠です。
使う前に粘りが出ていたら、新しい油に交換しましょう。
油の捨て時は前述したような状態で見極められますが、一度使用しただけでも空気に触れたり熱が加わると酸化が進みます。
保管期間が長いほど酸化しますが、早ければ1週間程度で酸化してしまうことも。
油の見た目が汚れていなくても、何週間も保管した油は使うのは控えてください。
揚げ物の回数が少なく期間が空いてしまう場合は、炒め物用の油としてこまめに使うなど、期間をあけずに早めに使い切る工夫をしましょう。
酸化した油を使用すると料理の風味を損ねるのはもちろん、胃もたれ・胸焼け・腹痛などを起こしたり、食中毒の原因になることも。
また、長期的に酸化油を摂り続けると体内に蓄積し、認知症の原因になるともいわれています。※参照:劣化油の毒性
使用済みの油をオイルストッカーなどに保存する前に油を綺麗にしておくとより安心です。
油を綺麗にする方法をいくつかご紹介します。
冷ご飯をなるべく細かくバラバラにして、揚げた直後の高温の油の中に入れます。
お箸でご飯粒をくるくる回すと、衣のカスやゴミを吸着して油を綺麗にしてくれますよ!
油が綺麗になったら、ご飯を取り除いて保管してください。
揚げ物をする時に梅干しを2~3個入れて一緒に揚げると、梅干しはアルカリ性なので油の酸化を防いでくれるといわれる、おばあちゃんの知恵袋的に耳にする「梅干を入れると油が綺麗になる説」ですが、解明はされていないそうです。
とはいえ、揚げ物の最中に油が黒ずんできたり、泡が消えにくくなってきたときに梅干を入れるとサラッとした油に保つことができます。
1~2個分のジャガイモの皮をいれ、5分ほど素揚げすると油が透き通ります。
ジャガイモの皮には食物繊維が多く含まれていることから、食物繊維が古くなった油の酸化物を吸着して油を復活させるのだとか。
油が綺麗になったらジャガイモの皮は取り除いて廃棄し、油はオイルポットなどに保管しましょう。
片栗粉で油を綺麗にする方法もあります。
片栗粉を使って油を綺麗にする手順は以下の通り。
油と水溶き片栗粉が分離して、油のごみや酸化物質が片栗粉と一緒に沈み、キッチンペーパーだけでろ過した時よりも油が透き通り綺麗になります。
油以外にも処分したい不用品がある場合、不用品回収業者へ依頼するという手もあります。
実は不用品回収業者は、油だけでなく生ごみなどの有機系のごみは原則お断りされてしまいます。
多くの不用品回収業者では断られてしまう油や生ごみなどの有機系のごみですが、清掃や片付け系の回収依頼だと生ごみなどの有機系のごみはどうしても避けられないものですので、出張回収センターのように別途費用をいただいて代行で処分を受け付けている不用品回収業者もあります。
油と一緒に不用品を回収したい希望がある場合は、上記のような油の処分ができる不用品回収業者へ依頼しましょう。
油の処分ができる不用品回収業者だと、例えば普段使用した後の廃油は使用後フタのできる容器に入れて保管しておき、他に回収して貰いたい不用品が出たら一緒に出す、という感じで利用することも可能です。
油も量が多いと運ぶのも大変ですから、家の中からの持ち込みまでお願いできるなら嬉しいですよね。
「不要だけどどう処分したらいいかわからないから置いてある」ものがある場合も、油の処分のついでに油の処分ができる不用品回収業者を使って一緒に回収して貰うのもいいですね!
不用品回収業者は「不用品1点につきいくら」という料金形態ではなく「トラック1台に入るだけなら不用品が何個あっても同じ料金」であることが多いので、トラックに乗る分だけなら増やした方がお得です。
どうせ処分するなら、この機会に家中の断捨離をしてしまうのもいいですね。
また、買取も行う不用品回収業者へ依頼した場合、不用品がお金にかわるかもしれません。
例えば油以外にも不要な家具を回収すると想定した場合、不要な家具がどこかのメーカー品であったなら思わぬ買取価格となることも。
ごみとして処分する筈だったものが、お金にかわるかもしれないのは嬉しい誤算ですよね!
家具だけでなく粗大ごみに対象となるものを収集場所まで移動させるのは、意外と重労働です。
油の他にも処分したい不用品があるなら、油の処分ができる不用品回収業者へ依頼するのを視野に入れてもいいでしょう。
とはいえ、どんなに便利なものでもメリットばかりではありません。
そのあたりの詳しいことは次の項目でお話ししていきます!
不用品回収業者を利用する際、デメリットとなる部分を知っておくのも大切です。
不用品回収業者を利用する際の注意点は以下の2点です。
まず費用がかかる点からご説明します。
不用品回収業者を利用する際に最大のネックと言えるのは「費用がかかる」ことです。
一般ごみで処分する際も専門業者へ回収を依頼するのもどちらも相応の費用はかかりますが、不用品回収業者と比べると大きく差があります。
その理由は「全てお任せ出来る」から。
一般ごみで処分する場合は捨てるまでにさまざまな手間がかかりますし、自分で指定場所まで運び出さなくてはなりません。
また、廃食用油の回収専門業者はあくまでも廃食用油の回収専門の業者ですから、油以外の不用品は回収していません。
不要になった油も家にある不用品も、そのままの状態で家の中から運び出し、全てスタッフにお任せで処分できるのは不用品回収業者だけ。
分別が面倒だったり大量にあったり、処分に困っているものがある場合は、不用品回収業者にお任せして分別も回収も全てまとめて依頼するのが便利です。
とはいえ、いくつかの不用品を回収依頼すると安価で処分できる場合もあります。
不用品回収業者では回収とともに買取も行っています。
不用品として出したものの中に買取が可能な品があれば、結果 不用品回収業者に依頼する以外の方法での処分より安く済むこともあるのです。
殆どの不用品回収業者は信用できる良質な業者ですが、中には、無料回収と謳いながらいざ依頼してみると高額を請求する悪質な業者がいることも否定できません。
本当に無料で回収したものの、山中などに不法投棄し適切に処分しない場合も。
このケースでは、後に依頼者側が不用品の所持者ということで罪に問われてしまうということもあるようです。
油を不法投棄されてしまうと、自然破壊につながったり火災の原因となってしまう恐れがあり大変危険です。
また「不用品回収と共に高価買取をしているから不要になった貴金属はありませんか」といい、相場よりも大幅に安価で強引に買取を行う悪徳な業者も存在します。
このような詐欺まがいな行為を行う不用品回収業者を選ばないためにも、不用品回収業者を選ぶときは確認していただきたい、いくつかの見極めポイントがあります。
▼不用品回収業者について詳しく知りたい方はこちらのコラムもどうぞ▼
「無料回収」は危険!悪徳不用品回収業者の特徴や依頼時のチェックポイントとは
良質な不用品回収業者を選ぶときは、次の項目を確認してください。
順番に詳しく解説していきますね。
まずは見積書を残る状態で無料で出してくれるかどうか確認してください。
紙やデータで見積書を出さず、口頭で費用を伝えてくるだけの業者は避けましょう。
不用品回収業者を利用したことがない、一般の方でも見積もりを見れば明確で何にいくらかかるのか、オプションはどういったものだといくらかかるのかが分かる見積書かどうかも大切です。
分からない部分を質問した時に丁寧に対応してくれるかどうかも見ておきましょう。
高圧的な態度を取ったり、質問にも曖昧に答えごまかされる場合は、その業者に依頼するのは避けるのが正解かもしれません。
先ほど前述しましたが、どういったものだとオプションとして追加料金がかかるかが明確であることも良質な業者かどうかを見定めるポイントになります。
例えば
上記の作業は多くの不用品回収業者がオプションとして追加料金がかかると案内している作業例です。
このような詳細を記載せず見積書内に「一式」としか書いていないなど、不明瞭な点が多い業者は避けるのが無難です。
一般家庭で出たごみや不用品を回収するには資格が必要です。
回収するごみによって資格は異なりますが、以下の資格を持つ業者であるか確かめてください。
一般廃棄物収集運搬業許可 | 一般家庭から家具や家電、ごみなどを回収する場合に必要 |
産業廃棄物収集運搬業許可 | 法人からごみを回収する場合に必要 |
古物商の許可 | 回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要 |
資格はホームページの「会社概要」ページ内に「許認可」や「取得許可番号」という項目で書かれていたり、直接電話で問い合わせることも可能です。
こちらの資格は都道府県ごとに許可が必要なので、複数所持している業者も多いようです。
もし許可がない業者であれば、ごみや不用品回収行為は違法となりますので依頼すべきではありません。
▼古物商許可について詳しくはこちら▼
不用品買取業者には必須!「古物商許可」とはどんなもの?
そもそもホームページがないという業者もありますが、殆どの不用品回収業者はホームページ上で過去の実績や不用品の事例を紹介しています。
その中で実際に作業に来てくれるスタッフや、社長などの顔写真や作業風景などが載っているかどうかチェックしてみてください。
例えば、出張回収センターではこのように回収実績を紹介しています。
日常的に利用する業者ではない分、不用品回収業者としてもお客様に不安を与えないよう、スタッフや社長の写真を掲載し親しみやすくなるよう工夫しています。
最近ではブログやYouTubeに作業動画を載せている業者も増えています。
不用品とはいえ、依頼品をどのような手順や扱い方で作業していくのかなども見ることができますので、一度目を通しておくのもおすすめです。
家庭から出る油の正しい捨て方や分別、油を処分するタイミングなどをご紹介しました。
少しくらいならいいだろう、と流しに捨ててしまうと排水溝の悪臭・つまりの原因になるだけでなく、環境破壊につながってしまうので絶対にやめましょう。
凝固剤の他にも家にあるもので代わりになる材料も意外とありますので、試してみてくださいね。
今回、酸化油を使うリスクもご紹介しましたが、こんなにも病気の原因になる恐れがあることは知りませんでしたので、私も気をつけたいと思います。
油の処分に困っている、自分達では処分しきれないごみに困っている、持ち出せないごみがある、そんな方は出張回収センターへご相談ください。
正しく処理・分別して、リサイクル可能なものはリサイクル、買取が可能なものは買取いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
回収内容についてお教えください。詳しくご記入いただくほど、精度の高いお見積もりが可能です!
不明点等はスタッフが丁寧に確認いたしますので、まずは分かる範囲でお気軽にご記入ください。