「倉庫にある自動車バッテリーを処分したい」
「古い自動車バッテリーを無料で回収してくれるところはある?」
自動車バッテリーは、エンジンの始動に欠かせない重要な部品です。
寿命を迎えた古いバッテリーをどのように処分するべきか、困っていませんか?エンジンがかかりにくくなったり、ヘッドライトが暗くなったりといった症状が現れたときが交換を検討すべきタイミングかもしれません。
自動車バッテリーの処分方法には、リサイクルや買取、専門業者での引き取りなど、さまざまな方法があります。
この記事では、自動車バッテリーの処分方法と気を付けるべきポイントを紹介します。
安心して処分するためにもぜひ参考にしてください!
自動車バッテリーの処分方法は7通り
自動車バッテリーの処分方法は以下の7通りです。
それぞれのメリット・デメリットは以下の比較表をご覧ください。
処分費用 | メリット | デメリット |
---|---|---|
カー用品店 | 無料点検・交換サービスあり | 店舗によって対応が異なる |
ディーラー | 整備と同時に交換できる | ・費用が高くなることがある ・営業時間に合わせる必要がある |
ガソリンスタンド | 予約もできる場合あり | 店舗によって対応が異なる |
バッテリー郵送回収 | 自宅から簡単に処分可能 | バッテリーサイズの制約や 費用が業者により異なる |
ホームセンター | 無料で回収してくれる店舗が多い | 出張回収がないため、 店舗に持ち込む必要がある |
買取専門業者 | 処分費用がかからず、現金化できる | 少量のバッテリーでは 対応が難しい場合があり |
不用品回収業者 | ・大量の自動車バッテリーも手間なく処分できる ・即日対応が可能 | ・費用がかかる ・業者選びに注意 |
各処分方法について詳しく解説していきます。
カー用品専門店に引き取ってもらう
カー用品専門店で自動車バッテリーを処分する方法は、手軽さとスピード感が魅力です。大手のカー用品店では、バッテリー交換と同時に古いバッテリーを引き取ってもらえるため、面倒な手続きなしで処分が完了します。
また、バッテリーの無料点検や交換サービスがあり、バッテリーの状態が分からない場合でも、実際に見て判断してもらえます。
ただし、回収の可否や料金は店舗によって異なることがあるため、事前に確認することが重要です。ここではオートバックスとイエローハットの自動車バッテリー回収サービスについて解説します。
オートバックスの自動車バッテリー回収
オートバックスでは、自動車バッテリーの無料回収および廃棄を含むサービスがあります。バッテリー交換時には古いバッテリーの廃棄費用が基本料金に含まれているため、追加費用の心配はいりません。
バッテリーの無料点検も行っており、交換が必要かどうかの判断をプロに気軽に相談できます。
さらに、オートバックスでは「メモリーバックアップ」のツールも販売しており、バッテリー交換中のオーディオやナビの設定がリセットしてしまうのを防げます。
ただし、メモリーバックアップのサービスは、店舗により異なる可能性があるため、スタッフに確認することをおすすめします。
また、輸入車や特殊バッテリーを使用している車両の場合、追加料金が発生する場合があるため、事前に問い合わせることが重要です。
イエローハットの自動車バッテリー回収
イエローハットでは、店舗で使用済み自動車バッテリーを回収しています。鉛蓄電池の再資源化を目的としており、回収されたバッテリーは解体・分別を経て、再生鉛・再生樹脂に生まれ変わります。
バッテリー交換は作業予約から、簡単に手続き可能です。ただし、予約は国産車限定となるため注意しましょう。
ディーラーで廃棄してもらう
ディーラーで自動車バッテリーを廃棄する方法は、車の整備と同時にバッテリーの交換や引き取りを依頼できるため便利です。
定期点検や車検時にバッテリー交換を依頼すると、古いバッテリーの引き取りも一緒に行ってもらえます。ディーラーはメーカー純正のバッテリーを扱っているため、各車種に適切なバッテリーを選んでもらえる安心感も大きな魅力です。
ただし、ディーラーでのバッテリー交換は、純正部品を使用することや、専門スタッフによる作業が含まれるため、他の方法と比べて費用が高くなる可能性があります。
また、営業時間に合わせて訪問する必要があるため、忙しい人にとっては少し手間に感じるかもしれません。
新しい自動車バッテリーとの交換ではなく、処分のみを依頼したい場合は、引き取りが難しい場合もあるため事前に相談しましょう。
ガソリンスタンドに持ち込む
処分予定の自動車バッテリーは、ガソリンスタンドに持ち込んで処分することも一つの選択肢です。
給油のついでにバッテリーの点検や交換を依頼できるため、忙しいドライバーでも日常的なメンテナンスとして利用できるのがメリットです。多くのガソリンスタンドでは、バッテリーの交換と同時に古いバッテリーの引き取りも行っています。
たとえば、ENEOSでは、バッテリーを含むカーメンテナンス商品やサービス内容が店舗ごとに異なるため、事前に問い合わせが必要です。
また、エネアポ予約を利用すれば、一部の店舗でバッテリー交換を予約することも可能です。
注意点として、バッテリーの処分に費用がかかる場合があるため、事前に近くの店舗に確認することをおすすめします。
バッテリーの交換方法
自動車バッテリーは、慣れていれば、比較的簡単に自分で交換できます。用意する物はこちらです。
- 10mmスパナ
- 保護ゴーグル
- ゴム手袋
- 絶縁用テープ
- 新しいバッテリー
交換の手順は以下の通りです。
- エンジンを停止し、キーを抜く
- マイナス端子からケーブルを外す
- プラス端子を外す古いバッテリーを取り外す
- 新しいバッテリーを取り付け、プラス端子を接続
- マイナス端子を接続し、固定具を戻す
バッテリーを取り外した後は、周辺のほこりを取り除き、台座の掃除も忘れずに行いましょう。
また、感電のリスクがあるため、端子と金属製の工具を接触させないように注意してください。交換後は、パワーウィンドウやカーナビの初期設定が必要になることもあるため、前もって確認することが大切です。
廃バッテリーの郵送回収サービスを利用する
要らなくなった自動車バッテリーは、郵送回収サービスを利用すれば、自宅から簡単に処分できます。近くに専門店がない場合や移動が難しい方におすすめです。
郵送回収サービスの利用手順は以下の通りです。
- 回収サービスに申し込む
- 回収キット・送り状が届く
- バッテリーをビニール袋や段ボールで梱包する
- 梱包したバッテリーに回収キット内の送り状を貼付する
- 指定の配送業者に集荷を依頼する
- バッテリーを発送して完了
無料で引き取ってくれる業者もあれば、1個あたり約700~2,000円の費用がかかることもあります。また、バッテリーの種類やサイズ、配送方法に制約がある場合もあるため、事前に確認することが大切です。
ホームセンターに持ち込む
古い自動車バッテリーは、ホームセンターで回収してもらう方法があります。
購入と同時に無料で引き取ってもらえる場合もあるため、詳しい条件は各店舗のサービス内容をチェックしてみてください。
ここでは、カインズとDCMの回収サービスについて解説します。
カインズの自動車バッテリー回収
カインズでは、カインズでは、不要になったカーバッテリーを無料で引き取るサービスを用意しています。店舗に持ち込み、スタッフに渡すだけで処分が完了するため、手間がかからず簡単に利用できる点がメリットです。
さらに、バッテリー以外にも、自転車・ガステーブル・消火器など、複数の不用品の引き取りも行っている点も魅力です。
注意点として、店舗ごとに対応が異なるため、事前に最寄りのカインズ店舗まで問い合わせる必要があります。
また、回収時には購入時のレシートや納品書が必要になるため、忘れずに持参しましょう。出張サービスはないため、店舗まで搬入できる方のみ利用できます。
DCMの自動車バッテリー回収
DCMでは、自動車バッテリーを新しく購入した際に、使用済みバッテリーを無料で回収してくれる便利なサービスがあります。
自動車バッテリー以外にも、インクカートリッジ、充電式電池、ボタン電池などは専用の回収ボックスを利用できるため、気軽にリサイクルに貢献できます。
ただし、回収できる品目や店舗は限られているため、事前に最寄りの店舗に確認することが必要です。
バッテリーのメーカーによって回収可否が異なる場合があり、購入時の証明が必要なこともあります。回収を希望する際は、近隣のDCM店舗に問い合わせてから利用しましょう。
買取専門業者で売却する
- 買取相場:20~100円/kg
- 単品の買取は受け付けていない業者も
- 買取手数料の有無をチェック
使用済みの自動車バッテリーは買取専門業者で売却できます。処分費用がかからず、現金化できるのが魅力です。
自動車バッテリーの鉛蓄電池は、資源として需要があり、バッテリーとして使用できなくてもリサイクル目的で買い取ってもらえます。
多くの業者が出張買取サービスを用意しており、自動車バッテリーだけでなく、バイクや自転車などのバッテリーも幅広く処分できます。
出張買取を利用する際は、回収対象のエリアや手数料がかからないか事前に確認しましょう。
自動車バッテリーの買取相場は20~100円/kgですが、状態や個数によって変動することもあります。また、最低でも10個~が条件のところもあるため、数が少ない場合は利用が難しいかもしれません。
不用品回収業者に依頼する
自動車バッテリーを楽に処分するなら、不用品回収業者に依頼する方法が便利です。大量の自動車バッテリーの処理や面倒な搬出をスタッフが代わりに行ってくれるため、体力に自信のない方におすすめです。
利用する際は、事前に見積書を作成してもらい、料金を確認しましょう。自動車バッテリー以外の不用品も回収してほしい場合は、前もって伝えておくことで、予期せぬ追加料金がかからず安心です。
注意点は、作業をすべておまかせできる分、他の方法と比較して費用がかかる点です。移動手段も必要なく、時間が節約できるというメリットと合わせて検討すると良いでしょう。
悪質業者に注意!
不用品回収業者の中には、違法な請求や不法投棄を繰り返す悪質な業者も存在します。以下の特徴に当てはまる業者は利用を避けましょう。
- 見積もりの際に料金を提示してくれない
- 拡声器を使用した巡回トラック
- 依頼していないのに突然訪問し契約を迫る
- 会社概要(本社の住所や代表番号)が分からない
こうした業者に依頼してしまうと、頼んでもないものまで回収されたり、追加料金を請求されたりするリスクがあります。トラブルを防ぐために、口コミを確認して、2~3社に相見積もりを取ることが大切です。
自動車バッテリーの処分費用の目安
- バッテリー交換時の引き取りは基本無料
- ディーラーでの廃棄は作業費がかかる(3,000~10,000円)
- 出張費用がかかる場合も(2,000~20,000円)
- 郵送サービス:1個あたり700~2,000円(サイズ・個数による)
自動車バッテリーの処分費用は、カー用品店やガソリンスタンドでの交換の場合、無料で回収されることが多いです。
ディーラーにバッテリー交換を依頼する際は、処分費用に加えて、交換作業代や出張費用がかかるため注意しましょう。
不用品回収業者では単品回収の場合、一般的に1点4,000円~の処分費用がかかります。
出張作業代や車両代・人件費などをすべて含めた「トラック積み放題」プランなら、1台33,000円~で他の不用品も割安で処分できます。
自動車バッテリーを処分する際の注意点
ここでは、自動車バッテリーを処分する際の注意点を3点解説します。
自治体では引き取り不可
自動車バッテリーは、通常のごみ収集で自治体が引き取ることはありません。多くの自治体で、バッテリーは「処理困難物」として指定されており、一般廃棄物として扱っていないからです。
愛知県岡崎市のように、一部の自治体では例外的に回収を行っている場合もありますが、専門業者に依頼して処分するのが一般的でしょう。
また、自動車バッテリーを他のごみと混ぜて捨てることは、ごみ収集の過程で事故の原因となるため、絶対に行わないでください。
絶縁処理を行う
バッテリーの処分を行う際、絶縁処理は欠かせません。バッテリー端子が金属に触れるとショートや発火の原因となり、重大な事故につながる可能性があるためです。
方法としては、端子部分を絶縁テープ(ビニールテープでも可)でしっかり覆い、その後ビニール袋に入れておくのが安全です。
たとえば、バッテリーを車から外した後、そのまま保管しておくと、他の金属に触れて発火する可能性があります。こうした危険を避けるためにも、処分までの間は絶縁処理を施し、安全に保管することが大切です。
液漏れを防ぐために傾けない
バッテリーの液漏れを防ぐには、絶対に傾けたり倒したりしないことが大切です。自動車バッテリーには希硫酸が含まれており、漏れると人体や環境に有害です。
特に、皮膚や目に触れると火傷や損傷のリスクがあるため注意が必要です。万が一、液漏れが発生した場合は、すぐに水で洗い流し、速やかに医師に相談してください。
バッテリーを運ぶ際は必ず垂直に保ち、バンドや詰め物でしっかりと固定しましょう。
自動車バッテリーの処分でよくある質問
Q.自動車バッテリー1個でも、引き取ってくれますか?
A.はい、もちろん可能でございます。
当社は自動車バッテリー1点からのご依頼も、喜んで承っております。
なお、当社のトラック積み放題プランなら、不用品お一つあたりの回収費用をよりお安くできます。
もし自動車バッテリー以外の不用品がございましたら、この機会にぜひご検討くださいませ。
Q.自動車バッテリーを早く処分するために気を付けるポイントはありますか?
A.ご相談の際、担当スタッフに「至急」とお伝えください。
回収作業のお時間を短縮したい場合でしたら、自動車バッテリーを回収しやすい場所へ出していただくなど、考慮していただけましたら、よりスムーズに作業ができるかと思います。
無理に移動させてお客様に何かあっては困りますので、運び出しが困難な場合には、無理はなさらないよう、お願いいたします。
Q.ガレージに自動車バッテリーを放置してあるのですが、そのままでも回収できますか?
A.ガレージや倉庫に自動車バッテリーがしまってある場合にも、もちろん問題はございません。
お客様の手を煩わせることは一切なく、当社スタッフが回収から運搬まで、安全かつ丁寧に運び出します。お客様は作業が終わるのを安心してお待ちくださいませ。
Q.自動車バッテリー以外に処分したい不用品が増えたら費用は高くなりますか?
A.自動車バッテリーの他にも、色々な車用品を一緒に処分したくなるケースは稀ではありません。
回収する不用品が増えた場合は、当然ながら費用はプラスさせていただいております。
ですがこの場合、単品回収ではなく積み放題プランをご検討いただいた方が、リーズナブルになる可能性がございます。
担当スタッフが最適なプランをご提案いたしますので、気兼ねなくご相談ください。
Q.見積もりだけでも大丈夫ですか?
A.はい、お見積りだけのご依頼にも対応しております。
お客様にご納得いただいてから本契約となるため、お見積りだけなら費用は一切かかりません。
金額にご不満がある場合の交渉やキャンセルも承っております。
また、他社との相見積もりなどにもお気軽にご活用いただけます。
Q.故人が自動車愛好家で、バッテリーなどが大量にあって困っています。何とかなりませんか?
A.当社では、積み放題や遺品整理プランを用意しています。
このため、バッテリーやカーパーツが大量にある場合も、最適なプランをご提案可能でございます。
手が付けられない不用品がある時や、捨てるべきかどうか迷った際には、ぜひ当社をご利用くださいませ。
自動車バッテリーの処分は不用品回収業者におまかせください!
- 忙しくて自分で処分する時間がない
- 自動車バッテリーの取り外しは自分でやるのは抵抗がある
- 自動車バッテリーだけじゃなくて他にもいろいろと捨てたい
このようなご要望やお悩みをお持ちの方は、不用品回収業者に依頼することで手軽に処分が完了します。
車の故障や、しばらく運転していない場合など、遠方まで持って行けない方にもおすすめです。
大量の自動車バッテリーも安全に処分
倉庫に溜まった大量の自動車バッテリーの処分は、一人で行うと非常に大変です。不用品回収業者に依頼すれば、数が多くても安全に運び出してくれるので、大幅に手間を省けます。
また、自宅だけでなく、「産業廃棄物」に分別される会社で使用していた自動車バッテリーも一度に回収可能です。
倉庫の片付けも同時に依頼できる
バッテリーを処分するついでに、捨て方が分からず溜まってしまった不用品もまとめてお願いできるのが、不用品回収業者を利用する大きなメリットです。
壊れた家具や古い家電、電動工具やカー用品など一緒に回収してもらえれば、倉庫がスッキリしますよ。時間をかけずにスペースが広くなるので、家や職場が快適になります。
最短即日でスピーディーに対応
不用品回収業者は、急ぎの処分にもスピーディーに対応してくれます。
たとえば、引越しやオフィスの移転などで自動車バッテリーを含む不用品を早急に処分しなければならない場合でも、最短即日で回収可能です。
また、他の店舗が営業していない夜間帯や土日・祝日も依頼できます。不用品の量や大きさに応じて、複数人のスタッフが手分けをして作業するので、早く終わらせたい方におすすめです。
自動車バッテリーの処分方法まとめ
自動車バッテリーの処分方法は、以下の通りです。
- カー用品専門店に引き取ってもらう
- ディーラーで廃棄する
- ガソリンスタンドに持ち込む
- 郵送回収サービスを利用する
- ホームセンターに持ち込む
- 買取業者で売却する
- 不用品回収業者に依頼する
自動車バッテリーは自治体で処分できないため、カー用品店やガソリンスタンドなどに持ち込み、引き取ってもらう必要があります。店舗によって引き取り条件が異なるため、注意しましょう。また、自動車バッテリーは資源として価値があるため、買取サービスを利用して、現金化することも可能です。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、自動車バッテリーの処分・買取を同時に行っております。倉庫の不用品のお片付けやお急ぎのご依頼も対応可能ですので、まずはお気軽にご相談ください!
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