カー用品の不用品回収

カー用品は、自動車に取り付けられている部品などです。処分方法は、種類で異なります。カー用品は、大きく樹脂製部品・金属製部品・ゴム製部品・オイル類などにわかれます。どのように処分すればよいのでしょうか。

自治体では基本的に処分できない

カー用品を自治体の一般ゴミや粗大ゴミとして処分したいと考える方は多いでしょう。残念ながら、多くの自治体はカー用品を回収・処分していません。例えば、豊中市は「ゴミと再生資源の分け方・出し方ガイドブック」で、自動車部品の処分は自動車解体業者・処理業者に依頼するか販売店などに相談してくださいと記載しています。一方で、枚方市のように、一部のカー用品を回収・処分しているところもございます。枚方市は、カーステレオ・カーナビ・アンテナなどを粗大ゴミ、あゆみ板（アルミ製）、ウーハー（サイズによる）などを粗ゴミ・大型ゴミとして回収・処分しています。ただし、枚方市もすべてのカー用品を回収・処分しているわけではございません。例えば、ウィンカー・アルミホイールなどは、市で処理しないものとしてあげられています。例外はございますが、自治体でカー用品を処分することは難しいといえるでしょう。

カー用品店や専門業者で処分

ほとんどのカー用品は、カー用品店や専門業者で処分できます。ただし、カー用品の種類により依頼先は異なります。カー用品ごとの基本的な処分方法は次の通りです。

樹脂製部品は、カー用品店やリサイクル処分業者に依頼して処分できます。樹脂製部品に該当するのは、ダッシュボードなどの内装品、バンパーなどの外装品です。注意点は、すべてのカー用品店が樹脂製部品の処分に対応していないことと樹脂の種類によって依頼するリサイクル処分業者が異なることです。いずれを選ぶにせよ、事前の相談が欠かせません。

金属製部品は、カー用品店や鉄くず業者に依頼して処分できます。金属製部品に該当するのは、ホイールやマフラー・エンジン・ボルト・ナットなどです。ボルトやナットなどは、自治体の不燃ゴミなどとして処分できるケースもございます。また、一部の鉄くず業者は、金属製部品を買い取っています。ただし、買取金額は1kgあたり10円程度が相場です。したがって、まとまった金額になることは少ないでしょう。

ゴム製部品は、カー用品店や廃タイヤ業者に依頼して処分できます。代表的なゴム製部品といえるのがタイヤです。カー用品店でタイヤを交換する場合、古いタイヤを引き取ってくれるケースが多いでしょう。タイヤのほかでは、ワイパーゴムもゴム製部品に上げられます。自治体の中には、ワイパーゴムなどを可燃ゴミとして処分できるところもございます。

オイル類は、ガソリンスタンドやオイルを購入したカー用品店などで処分できます。ただし、カー用品店で処分する場合、購入時のレシートが必要になることもございます。また、ガソリンスタンド・カー用品店とも、オイル類の処分をしている店舗は限られています。したがって、依頼する前に確認が必要です。

買取専門店で処分

カー用品は、買取専門店で売却できる可能性がございます。この処分方法のメリットは、不要なカー用品を現金に換えられることです。ただし、買取対象になるのは、傷や汚れが少ないなど状態が良いものだけです。再販売が難しいものは、基本的に買取不可になります。買取不可になると、処分方法を再び探さなければなりません。

インターネットオークションなどで処分

インターネットオークションやフリマアプリでカー用品を売却することもできます。これらのメリットは、買取専門店の買取金額よりも高く売れるケースが多いことです。ただし、高値で売れるカー用品は限られています。人気のないカー用品は、いつまでたっても売れません。売れ残ったカー用品がガレージを圧迫することも考えられます。また、出品作業や出荷作業が必要になる点にも注意が必要です。人気のないカー用品や忙しい方には、あまり向いていない処分方法といえるでしょう。

不用品回収業者に依頼

不用品回収業者に依頼して、カー用品を処分することもできます。不用品回収業者のメリットは、ほとんどのカー用品をまとめて回収してくれることです。樹脂製部品、金属製部品、ゴム製部品などにわけて処分する必要は基本的にございません。カー用品の状態を問わず処分してくれる点も魅力です。例えば、傷だらけの部品などでも問題なく処分してくれます。店頭などへ処分したいカー用品を持ち込まなくてよい点も見逃せません。電話などで依頼すれば、スタッフが自宅へやってきて不要なカー用品を回収してくれます。他の処分方法に比べて非常にお手軽です。処分料金はかかりますが、買取に対応しているところを選べば売却金額で処分料金を相殺できる可能性がございます。紹介した中で、最も利用しやすい処分方法といえるでしょう。