大人も子どもも、男女問わず人気のDIY。
家具や日用雑貨を買わずに自分で作るのには節約の目的もありますが、自分の好みに合わせて作れる、自分で作り上げることで達成感を感じられるという点も大きな魅力です。普段と違った作業がストレス解消にもなるというメリットもあり、DIY人気はますます高まっています。
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家庭での工作は、かつては「日曜大工」と呼ばれていましたが、今では、DIY(Do It Yourself「修理・組み立てなどを自分でやる」)という呼び方がすっかり定着しました。そして、DIYに欠かせないさまざまな道具を扱う店舗といえば、ドイトや島忠、コメリ、カインズホームなどのホームセンター。日本に最初のホームセンターが誕生したのは、およそ1970年頃と言われています。
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さて、DIYに欠かせないのが、電動ドライバーなどの電動工具。
家庭でのDIYにも電動工具を買いそろえる方が増えてきています。そこで今回は、買い替えなどで不要になった電動工具を処分する場合に、できるだけお得に処分する方法についてご紹介したいと思います。
1.電動工具ってどんなの?
電動工具は、切断したり磨いたりネジを締めるなどの作業負担を軽減してくれる便利な道具です。
例えば、ネジを締めるにはスクリュードライバーを使いますが、一つひとつ手で回していると時間がかかってしまううえ、手首に大きな負担がかかります。電動ドライバーを使えば手間なく一瞬でネジ締めができてしまうので、作業時間を大幅に短縮することができます。
プロ向けの電動工具と一般家庭向けの電動工具
もともと電動工具は、建築現場などの作業をより早く効率的に行うための道具として生まれました。プロ向けの電動工具は、高性能かつ、長時間の作業にも耐えられる高い耐久性が求められるので、値段も当然高くなります。
新品の電動ドライバーは3万円前後のものが多くなっていますが、家庭向けのコンパクトなタイプは数千円で購入することができます。
もっとも使われる電動工具は、電動ドライバー
家庭でも使われる電動工具といえば、なんといっても電動ドライバー。小さな棚を組み立てるだけでも10ヶ所以上のネジ締めが発生するので、電動ドライバーがあるととても楽ですね。
電動ドライバーには、ACアダプターつきのコード式と、充電式のコードレスタイプがあります。パワーを必要とする現場ではコード式が便利ですが、家庭で使われる場合はコードレスが便利です。
電動ドライバーには、ドリル機能がついた「電動ドリルドライバー」、さらに衝撃力(インパクト)を加えることができる「電動インパクトドライバー」があります。家庭でカラーボックスを組み立てる程度の作業にはドリルドライバーが適しています。インパクトドライバーは、内装工事や大型家具の組み立てなどで長いネジを締める場合に使われます。
研磨機や電動カッターも人気
木材の表面や切断面を磨くにはやすりを使いますが、手作業で表面を整えるのは大変な作業です。でも、電動研磨機を使えば、あっという間にツルツルの表面に仕上げることができます。
また、好みのかたちに切り抜ける卓上丸ノコやチェーンソー(電動ノコギリ)、コンクリートなども切断できる電動カッター、ビス打ち機、グラインダー(撹拌機)。作業現場で役立つ発電機、現場の清掃に便利な高圧洗浄機なども人気です。
2.売れない電動工具ってどんなの?
人気の電動工具でも、壊れている、不具合がある、備品が欠けている、見た目がきたないものは、買い取り不可となってしまいます。
また、専門的な用途の電動工具は需要があまりないので、買い取りできないケースが多いようです。
<買い取りが難しい電動工具の一例>
・壊れている、動かない
・動作に多少の不具合がある
・目立つキズや汚れがある
・備品が欠けている
・用途があまりないもの
・専門的すぎる電動工具
売れるかどうか迷ったら専門店に相談
不要になった電動工具が売れるかどうか迷う場合は、直接店舗に持って行ってみる、または、電話で相談することができます。
一般的なリサイクルショップでは専門的な工具を扱っていないことが多いので、できれば工具などを取り扱う専門店を利用することをおすすめします。近くに店舗がない場合は、ネットショップなどで宅配査定をうけることもできます。
3.売れない電動工具の処分方法!
残念ながら買い取り不可となってしまった電動工具は、廃棄処分するか、まだ使える状態であれば格安で知り合いにゆずる、ネットフリマサイトなどで売るという処分方法があります。
中古電動工具を廃棄処分する方法
サイズの小さいインパクトドライバーや細かい部品などは、自治体のゴミ回収に不燃物(燃えないゴミ)として出すことができます。指定されたサイズより大きいものでも、部品を外したり分解して不燃物として捨てられます。
分解できない、サイズの大きなものは、粗大ゴミとして個別回収を依頼します。または、地域のゴミ処分場に自分で直接持ち込むこともできます。自己搬入は自分で車で運べる場合に限りますが、複数あってもまとめて処分できるので処理手数料が格安ですみます。
中古電動工具を格安、無料でゆずる方法
売れない中古電動工具を無料か格安で誰かにゆずる方法は、廃棄処分するゴミを減らし地球環境保護に役立つおすすめの処分方法です。
知り合いなどに声をかけるほか、地域の掲示板などを利用して近隣の人に引き取ってもらえれば、直接受け渡しができるので手軽です。
中古電動工具をネットフリマサイトなどで売る方法
ネットオークションやネットのフリマサイトを利用すると、業者では買い取りが難しいようなものでも買い手が見つかる場合があります。
備品が一部足りなかったり、箱や取扱説明書がない、多少の不具合がある場合でも、利用者が納得したうえで買ってもらえるという点は、大きなメリットです。
大量に処分する場合は、民間の不用品回収業者が便利
さまざまなサイズの電動工具を大量にまとめて処分する場合は、民間の不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
必要に応じていつでも査定、回収に来てもらえるので、忙しくて片付けに時間をかけられない場合にも便利です。手数料がかかりますが、回収処分と同時に買い取りも可能なので、よりお得に処分することができます。
4.高く売れる電動工具とは?
中古市場でも人気の高い電動工具をご紹介します。
国内で人気の電動工具メーカーは、Makita(マキタ)と日立工機。これらのメーカーの製品であれば、高価買い取りが可能です。
高く売れる電動工具の種類は、業務用だけでなく家庭でもよく使われる電動ドライバー、チェーンソー、ポンプ、発電機など。需要があるものは、高価買い取りが期待できます。
<人気の電動工具メーカー>
・Makita(マキタ)
・日立工機
・RYOBI(リョービ)
・Panasonic(パナソニック)
・BOSCH(ボッシュ)
・BLACK&DECKER(ブラック&デッカー) ほか
<高く売れる電動工具の種類>
・インパクトドライバー
・ドリルドライバー
・チェーンソー(電動ノコギリ)
・グラインダー(電動研磨機)
・高圧洗浄機
・電動ポンプ
・発電機 ほか
5.人気の電動工具はこれ!
ネットの電動工具市場で人気の高い電動工具をご紹介します。
<人気の売れ筋電動工具>
・Makita インパクトドライバー
・日立工機 インパクトドライバー
・Panasonic インパクトドライバー
・OREGON チェーンソー
・Makita 充電式マルノコ
・Makita リチウムイオンバッテリー
・Makita 充電式ライト
・KARCHER(ケルヒャー) 高圧洗浄機 ほか
6.電動工具を高く売るために出来ることとは?
査定を受ける前にしっかりとメンテナンスをして、できるだけ買ったときの状態に近づけておくことが、中古の電動工具を高く売るコツです。
ただし、業務用の電動工具は、工事現場や建設現場などの厳しい環境で使われるため、どうしても汚れやキズを避けることができません。業務用の電動工具はもともとの値段が高いので、多少状態が悪くても買い取りが可能です。
また、電動工具は、年数が経ったものは買い取り不可となってしまう場合があります。不要になったら早めに査定を受けてしまうことも大切です。
<中古の電動工具を高く売るコツ>
・メンテナンスをしてから査定を受ける
・取扱説明書、備品を揃えておく
・箱が残っていれば箱にいれて売る
・要らなくなったら早めに処分する
7.まとめ
DIY人気で需要が高まっている電動工具について、お得な処分方法をご紹介しました。
ネット専門店の中古電動工具販売店など、中古電動工具を取り扱う店舗が増えています。直接持ち込んで査定を受けるほか宅配での査定も受け付けているので、要らなくなった電動工具を処分するなら、ぜひ査定を受けてみてください。捨ててしまうよりもずっとお得に処分することができるかもしれません。