エアコンの処分は面倒?ゴミで捨てられない?相場費用や業者の選び方

目次

異常気象が話題になって久しい現在、エアコンはもはや生活必需品と言えるでしょう。
一方で、古くなってしまったり故障してしまったりしたエアコンは、どのように処分すれば良いかわからず持て余してしまうのではないでしょうか?

エアコンを処分しようとしたとき問題になりやすい「どうやって処分すれば良いのか」、「どんな業者に依頼すれば良いのか」といったポイントをご紹介していきます。

エアコンはゴミとして処分していい?

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まず気になるのは「エアコンはどんなゴミの区分になるの?」ということではないでしょうか。
そして「そもそも、使い古したエアコンをゴミとして処分して良いの?」という点も確認しないといけませんよね。

まずは、エアコンを取り扱うときの区分について解説していきましょう。

エアコンはゴミとして処分できない!

エアコンのように大きな家電は、一般的には「粗大ゴミ」として処分しますよね。

しかし実は、エアコンに関しては粗大ゴミとして処分することができません。
そのため、一般的なゴミ処理施設などにそのまま持ち込んでも断られてしまいますので、注意してください。

エアコンは「家電リサイクル法」の対象になる

エアコンが粗大ゴミとして処分できないのは、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象であることが理由です。

家電リサイクル法とは、1998年に制定されたリサイクルや適切な家電処分のための法律です。
エアコンのほか、テレビや洗濯機、冷蔵庫も家電リサイクル法の対象となっており、処分にあたっては適切な方法でリサイクルするように定められています。
この四つの製品は、家電リサイクル法によって管理されている「家電4品目」に該当するので、適切な処分のためにも覚えておきましょう。

なぜエアコンはゴミとして処分できないの?

エアコンには、温室効果ガスとして知られる「フロン」が充填されています。
そのため、正しい方法で処分しないと大気中にフロンが大量に放出されてしまい、地球温暖化につながってしまうのです。

環境保全のため、そして地球温暖化を避けるため、エアコンは必ず特定の適切な方法を経て処分するように定められています。

家電リサイクル法に基づいてエアコンを処分するにはどうすればいい?

家電リサイクル法に基づき、エアコンを処分するときには「リサイクル料金」を支払わなければならず、具体的には所定の場所で「家電リサイクル券」を購入する必要があります。
家電リサイクル券は、処分を依頼した小売業者で発行してもらう場合や、郵便局で支払う場合があります。
どのような方法で処分するかによっても変わるため、よく確認しながら利用しましょう。

郵便局の家電リサイクル券を使用する場合には、専用の用紙に「品目、メーカー名、金額」といった情報をしっかり記載する必要があります。

エアコンの処分にかかる費用とは?

エアコンのリサイクル料金は「990円〜」が目安となりますが、実際にエアコンを処分する上では、さまざまな費用がかかります。

  • リサイクル料金(主に990円~)
  • エアコンを回収する費用
  • エアコンを運搬する費用

このような費用は「どの業者へ依頼するか」、「どの店舗を利用するか」によっても変わります。
そのため、必ず事前に見積もりをとり、納得できる業者を見つけることが大切です。

エアコンの適切な処分方法

それでは、粗大ゴミとして処分できないエアコンはどのように処分すればいいのでしょうか?
正しいエアコンの処分方法について、解説していきます。

エアコンを買い替えるときに業者に処分してもらう

エアコンを処分する主なきっかけとして、「エアコンが壊れてしまったので新しいエアコンにものに取り替える」というタイミングが挙げられるのではないでしょうか。
多くの業者では、そのような場合にエアコンの下取りをしてもらえるためまずは相談してみましょう。

新しいエアコンの購入時や工事依頼時など、事前に業者へ「今使っている古いエアコンは、取り換えのタイミングで処分したいのですが」と伝えてください。
当日、業者が取り付けだけでなく回収の作業も行なってくれます。
なお費用面では工事費用のほか、リサイクル料金や運搬料金などがプラスで発生しますので、覚えておきましょう。

エアコンを購入した店舗で回収してもらう

エアコンを購入した店舗では、その後の回収も引き受けています。
そのため、購入した店舗をきちんと覚えているのであれば連絡し、回収を依頼しましょう。

そのときには、過去にその店舗で購入したことを証明するデータを求められるケースもあります。
事前に、保証書などを用意しておくと依頼もスムーズに進みますよ。

自治体のエアコン回収業者に処分してもらう

自治体では、エアコンなどの家電処分にあたって、指定の回収業者を設けています。
自治体のホームページなどを閲覧すると回収業者の情報が出てきますので、それらの業者に連絡し、「エアコンを処分したい」という旨をお伝えしましょう。

環境リサイクル券は自分で購入し、用意しておく必要があることもありますので、どのように対応すればいいか不安なときには回収業者へ確認しておくことをおすすめします。
こちらも、依頼にあたっては取り外し工事費用、リサイクル料金、運搬料金などが発生します。

自分でエアコンを外して指定取引所へ持ち込む

自分でエアコンの取り外しができる人であれば、取り外したエアコンを自分で指定取引所へ持ち込むという処分方法もあります。
この方法であれば、業者へお願いするときの運搬料金が発生しません。

ただしエアコンの持ち込みをしても問題のない業者は限られますので、事前によく調べておきましょう。
また、こちらの方法で処分するときにも事前に郵便局でリサイクル料を支払い、用意しておく必要があります。

リサイクルショップに持ち込む

自分でエアコンの取り外しができる人ならば、取り外したエアコンを各種業者へ持ち込むこともできるでしょう。
指定取引所はもちろんのこと、リサイクルショップといった選択肢も広がっていくでしょう。

リサイクルショップでは、物によっては高額な買取金額を得ることもできるかもしれません。
比較的新しい機種のエアコンや、高性能なエアコン、状態のよいエアコンなどあれば一度査定してもらうのも良いでしょう。
ただし、次のようなエアコンは買取してもらえない可能性があります。

  • 古いエアコン
  • 故障しているエアコン
  • 黄ばみなど、見た目の状態が悪いエアコン
  • 臭いが染みついているエアコン

上記に当てはまっていないか、一度状態をチェックしてみましょう。

人に譲る

自分でエアコンの取り外しができる場合、なんらかの業者やショップに持ち込むほか、人に譲るという方法もあります。
エアコンを必要としている人へ確実に渡すことができるので、困っている人を助けることにもつながるかもしれません。
相手と相談した上で、相手の了承を得られれば自宅まで引き取りにきてもらうこともできます。

「自分で運搬するのは難しいけれど、運搬料金を支払うのもできるだけ避けたい」というようなときには、お願いしてみるのもいいですね。
譲る相手を探す方法には、次のようなものがあります。

  • 知り合いをあたって欲しい人を探す
  • SNSで募るなどインターネットを通じて欲しい人を探す
  • オークションサイトを利用する
  • フリマアプリなどを利用する

このような方法によって、譲る相手を効率的に見つけられるでしょう。

不用品回収業者へ依頼する

不用品回収業者とは、自宅でいらなくなった製品などを回収する業者のことです。
不用品の回収を専門的に行なっている業者もあれば、お部屋の片付け、清掃を主に行なっている業者が不用品の回収もあわせて行なっている場合もあります。

エアコンの取り外しだけでなく、回収も行なってくれるほか、場合によっては買取も依頼できます。
値のつくエアコンであれば、依頼金額から買取金額を引いた差額を支払えば済むため、得をするかもしれません。
さまざまな業者がありますので、よく比較しながら利用する業者を見つけましょう。

エアコンを処分するときに注意すること

エアコンを処分するときは、さまざまなルールがあるからこそ、トラブルを回避するためには細かな点にも注意しましょう。
これからご紹介するポイントは、トラブル回避にもつながりますのでよく覚えておいてください。

知識や技術がない場合は無理せず業者へ依頼する

エアコンの処分にあたって、諸経費を節約したいという思いから「自分で取り外して運んでみよう」と思う人もいるかもしれません。
しかし、過去にエアコンの取り付けや取り外しをしたことがない人や、専門的な知識がない人であれば、無理せず業者へ依頼しましょう。

一見簡単に見えたとしても、エアコンの工事は複雑です。
素人が手を出すと、さまざまな事故につながる可能性があります。
例えば、エアコンの冷媒ガスは回収時に漏れてはいけないと義務づけられています。
取り扱い方がわからない場合には、業者へ依頼して取り外してもらいましょう。

家電リサイクル券の控えを受け取る

エアコンを処分したときには「家電リサイクル券、排出者控」を渡されます。
この控えは、正しく処分したことの証明となるため必ず受け取り保管しておきましょう。

万が一、悪徳業者に渡してしまい不法投棄など不適切な形で処分されると、元々の持ち主であったあなたが警察から事情聴取を受ける可能性もあります。
トラブル時、きちんと控えを持っていれば自分の落ち度がないことを伝えられるでしょう。

悪徳業者を見極める

業者選びをしっかりしないと、不法投棄をはじめとしたさまざまなトラブルに巻き込まれやすくなります。

中には作業に見合わない高額な費用を請求する詐欺やぼったくりのように、大きな不利益につながるケースもあるので注意が必要です。
いわゆる「悪徳業者」も存在することを理解して、業者選びを行いましょう。

エアコン処分における業者の選び方

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エアコン処分にかかわる業者はさまざまあり、最初は「どの業者を選べばいいの?」と悩んでしまうかもしれません。
悪徳業者に引っかからないためには、これからご紹介する業者の選び方をしっかり覚えておきましょう。

明瞭な料金表示がある

業者のホームページを閲覧して、わかりやすい場所に明瞭な料金表示があるかどうかは、業者を選ぶ大切な指標となります。

悪徳業者の場合、自分たちの儲けにつなげるためあえて大切な情報をぼやかす場合が少なくありません。
ホームページ上の料金表示があっても、トップページではなくあえてわかりにくい場所に書かれていることもあります。

一般廃棄物収集運搬業許可を持っている

エアコンの回収、運搬、処分などを行うためには、資格が必要です。
必ず「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けている業者の中から、実際に依頼する業者を選ぶようにしてください。

優良業者であれば、ホームページ上に許可証が表示されていることもあります。
もし、表示がないようであれば問い合わせ時に「許可証を見せてください」と伝えて確認させてもらいましょう。

対応が早く、対応の気持ちが良い

問い合わせから返信まで待たされるなど、対応が遅い業者の場合には注意が必要です。
しかし即日対応ができる、問い合わせに素早い返信があるなど、対応の早い業者であれば信頼できるでしょう。

また、対応のスピードだけでなく内容にも注目してください。
うまくコミュニケーションをとれない、どこかこちらを馬鹿にしたような態度であるなど、やりとりの段階で不安を覚える業者はのちのちトラブルにつながる可能性もあります。
誠心誠意応えてくれる業者なら、その後も気持ち良くやりとりできるでしょう。

エアコン処分を行う悪徳業者の特徴

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前述のように専門業者の中には、悪徳業者もまぎれています。
次のような特徴に当てはまる業者は、悪徳業者の可能性を考慮しましょう。

料金表示やサービス内容の明確な記載がない

優良業者であれば明瞭な料金表示があるとお伝えしましたが、反対に料金が不明瞭な業者であれば、優良な業者とは言い難いものです。
契約前に少しでも怪しいと感じる部分があればしっかり問い合わせ、明確な見積もりを出してもらいましょう。
見積もりでも曖昧な書き方をされている場合には「これは、どのような作業をお願いしたときの料金ですか?」というようにしっかり聞いてみることが大切です。

さらに、サービス内容が曖昧な業者にも注意しましょう。
たとえリーズナブルな料金が記載されている業者であっても、実際に依頼してみると「この作業には追加料金がかかります」「ここからはオプションになります」というように、後から後から料金を追加される場合があります。
結果的に、元々表示されていたリーズナブルな金額とはほど遠い金額を請求されるかもしれません。

口コミの内容が極端に分かれている

悪い口コミが多く書かれている業者は、言わずもがな問題のある業者と言えるでしょう。
しかし最近では、悪徳業者が有償で「良い口コミを書いてほしい」という依頼を業者に出し、悪い口コミを隠蔽している可能性もあります。
そうすると「良い評価が多い業者だから安心」という判断もできません。

「良い評価も多いけれど、悪い評価も多い」という業者は、注意した方が良いでしょう。

回収事例が掲載されていない

実績の豊富な優良業者であれば、ホームページ上に過去の回収事例を掲載していることが多いものです。
しかし、悪徳業者となると自社の回収事例がなかったり、故意に隠されていたりします。

このような業者は「なにか隠していることや、ばれたくないことがあるのかもしれない」という目線で見てみましょう。

また、回収事例が掲載されている業者であっても、フリー画像を載せてあたかも自分たちの実績かのように表現している場合があります。
さらに悪質なケースでは他社の実績を無断で転載し、自分たちの実績としているケースも存在します。
そのような場合は、画像検索をすると転載元がわかりますので、検索してみましょう。

「無料回収」を過剰に謳っている

昔はよく「ご自宅の不用品を無料で引き取ります」とアナウンスしながら、住宅街を回っている業者がありました。
最近では減ったものの、やはりまだ「無料で回収します」「無料で引き取りにうかがいます」など、なにかにつけて「無料」をアピールする業者が少なくありません。

もちろん「無料見積もり」など、良心的なサービスとして無料で行なっている業者もありますが、すべての業者がそうとは限りません。
過剰な無料サービスを謳っている業者は、裏がある可能性も高いものです。
「無料と聞いていたのに、なんだかんだと高額を請求された」などといったトラブルに巻き込まれないためには、過剰に「無料です、お得です」とアピールしている業者に反応しすぎないことも大切です。

エアコンの処分でよくある質問

Q.エアコンだけ回収してもらうことは可能ですか?

A.当社は1点から不用品の回収を受け付けております。
エアコンのみの回収も可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。

Q.すぐにでも回収しに来て欲しいのですがどのくらい時間がかかりますか?

A.当社は即日のお伺いも可能な場合があります。
名古屋市内にお住まいの方であれば、最短30分で訪問することが可能です。
ただし、混雑状況によっては多少お待たせする場合もございますので、お急ぎの方はすぐにでもお問い合わせください。

Q.土日や祝日でも回収しに来てもらえますか?

A.当社は年中無休で対応しております。
平日は忙しく時間が作れないという方も、安心してご依頼ください。

Q.とりあえず見積もりだけしてもらいたいのですが可能ですか?

A.お見積りだけのご依頼も大歓迎です。
もしお見積内容にご納得いただけなかった場合はキャンセルも可能となっております。
キャンセル料がかかることはございませんので、お気軽にご相談ください。

Q.昼間は時間が取れないのですが夜間に依頼することはできますか?

A.夜間に回収をご希望の場合は、お早めにご連絡いただければスケジュールを調整してお伺いすることも可能となっておりますので、一度ご相談ください。

エアコン処分のお困りごとは出張回収センターへお任せ

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このように、エアコンを処分するときにはさまざまな困りごとが発生しやすく「面倒…」「どうすればいいのかわからない…」と悩んでしまうこともあるかもしれません。
そんなときには「出張回収センター」へお任せください。

「出張回収センター」は、創業より15年以上もの年月、不用品出張回収の専門家として多くの事例に対応してきた、言わば不用品回収のスペシャリストです。

長年の実績に基づいた知識やノウハウを活かし、スピーディかつ適切な対応をいたします。
名古屋を中心に、幅広いお客様のご要望にお応えしていますので、エアコンの処分にお困りのときにはぜひお気軽にご相談ください!

まとめ

エアコンは「家電リサイクル法」の対象製品であることから、一般的な粗大ゴミのように処分することはできません。
処分にあたっては「リサイクル料」をはじめとする各種費用が発生しますので、覚えておきましょう。

また、古いエアコンを自分で取り外しをしようとしても、専門知識や技術がないとなかなか難しいものです。
冷媒ガスが漏れないようにするなど、エアコンならではの注意点もありますので、素人がむやみに手を出すことはおすすめできません。

エアコンの処分に悩んでしまったときには、専門業者へ依頼することでスムーズな取り外しや回収が可能になります。
ただし中には、不用品回収を謳う悪徳業者もいますので、業者選びを徹底する必要があります。

不用品の回収でお悩みのときには、出張回収センターへご相談ください。

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例