
野球をはじめ、スポーツ用品や道具が不要になったとき、どう処分してよいかわからず困ったということはありませんか?
「子どもが昔部活で使っていた」「趣味で始めたけどやらなくなった」というように、購入したけど不要になってしまった野球道具を処分できずにしまったまま…という人は意外に多いようです。
野球では「グローブ」や「バット」「スパイクシューズ」などが主に必要となりますが、これらは高価なものも多く、新しいものやまだ使えるものだと「捨てるのが惜しい」と思うこともありますよね。
とは言え、ずっとしまったままだと場所を取りますし、いつか捨てる日が来るなら早めに処分したいものです。
そこで今回は、野球道具の処分方法について解説していきます。
お得な手放し方や、処分時の注意点についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- 野球道具(バット、グローブ、スパイクシューズ)の捨て方
- 野球道具のお得な手放し方
- 野球道具を処分するときの注意点
野球道具の処分方法7選!

野球道具の処分方法は、状態や状況によって最適な手段が異なります。
道具の状態によっては売却や譲渡が可能になるため、お手持ちの道具を確認してみましょう。
処分方法1.ごみとして自治体で処分する
野球道具が古かったり汚れがひどかったりして捨てたい場合は、自治体でごみとして処分します。
ただし同じ物であっても自治体によって捨て方が異なる場合がありますので、お住まいの地域のルールを確認しましょう。
例えば次の自治体では、主な野球道具を以下のように分別します。
自治体名 | グローブ | バット | スパイクシューズ | ボール |
---|---|---|---|---|
愛知県名古屋市 | 可燃ごみ | 粗大ごみ | 可燃ごみ(多少金属が付いていても可燃ごみへ) | 可燃ごみ |
静岡県浜松市 | 可燃ごみ | ・金属製:大小問わず連絡ごみ ・プラスチック製 60cm未満:もえるごみ ・プラスチック製 60cm以上連絡ごみ ・木製太さ5cm未満・長さ60cm未満:もえるごみ ・木製太さ5cm以上又は長さ60cm以上:連絡ごみ | ・金属有り:もえないごみ ・金属無し:もえるごみ | もえるごみ |
神奈川県横浜市 | 可燃ごみ | 粗大ごみ | 可燃ごみ(金具部分は小さな金属類へ) | 可燃ごみ |
大阪府大阪市 | 普通ごみ | 金属製で長さが1m以内のもの…資源ごみ 木製・プラスチック製で長さが1m以内のもの…普通ごみ 長さが1mを超えるものは粗大ごみ | 普通ごみ | 普通ごみ |
バットに関しては「木製」「金属製」に関わらず、大きさで粗大ごみに分別されることが多いようです。
しかし「浜松市」のように素材・大きさで分別方法が異なる場合もあるため、お住まいの自治体でご確認ください。
また、野球道具にはほかにも、「ヘルメット」や「ユニフォーム」「バッグ」などもありますが、これらは「可燃ごみ」や「粗大ごみ」となるのが一般的です。
ただし、ユニフォームに関しては「古着・古布」としてリサイクルをおこなっている地域もあります。
例えば愛知県名古屋市では、不要な衣類・布類を「集団資源回収・リサイクルステーション」で回収しているため利用してみましょう。
「可燃ごみ」や「不燃ごみ」は指定のごみ袋に入れて捨てるだけ、と捨て方が簡単ですが、「粗大ごみ」は事前の申し込みや手数料がかかるのが一般的。
回収日も月に1回程度と少ないため、早めに申し込んでおくと安心です。
粗大ごみの利用手順
ここでは愛知県名古屋市を例に、粗大ごみの申し込み方法や利用手順をご紹介します。
- 粗大ごみ受付センターに電話またはネットで申し込み
- 収集日、収集場所、手数料を確認
- 手数料納付券(シール)を購入
- 手数料納付券に必要事項を記入し、ごみに貼る
- 収集日の朝8時までに指定場所に出す
名古屋市では基本的に、大きさが30㎝角以上のものは粗大ごみとなります。
この大きさに該当する「バット」や「ヘルメット」「スポーツバッグ」などは粗大ごみとなりますので、申し込みをしてから捨てるようにしましょう。
処理施設へ自己搬入することも可能
各自治体にある処理施設へ、不要になった野球道具を自分で持ち込むこともできます。
この方法であれば、処分したい野球道具がたくさんあるときも一度に処分できます。
また、自己搬入は重さごとでの手数料の支払いとなるため、粗大ごみとなるバットやヘルメットなどが多い場合はお得に処分できるかもしれません。
自己搬入の方法や搬入先については、各自治体のホームページなどでご確認ください。
愛知県名古屋市では以下のようにおこないます。
- 捨てたいごみ(野球道具)を車に積んで、ごみが出る区の環境事業所へ持ち込む
- 環境事業所で受付をおこない、指定されたごみ処理施設へ持って行く
- ごみ処理施設でごみの重さを計り、ごみを捨てる
- 重さごとの手数料を支払う(名古屋市は10㎏ごとに200円を現金で支払い)
自己搬入はごみ処理施設の営業時間内ならいつでも利用できますが、車両が必要になることやごみの積み降ろしをしなくてはならないなどのデメリットもあります。
また、ごみ処理施設の数は多くはないため、自宅からの距離なども考慮して利用してください。
処分方法2.リサイクルショップ で売却する
まだ使える野球道具であれば、売却して手放す方法もあります。
売却方法として手軽な手段というと、「リサイクルショップ」が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
家の近くに店舗があることも多く、営業時間も長いなど利用しやすいですよね。
リサイクルショップでは「野球道具」以外の品物も取り扱っているため、不用品をまとめて売りに行きたいというときにも便利でしょう。
ただし一方で「専門店」ではないことから、野球道具の買取を断られたり、査定額が安くなったりする可能性があります。
「少しでも高く売りたい」「売りたいのは野球道具だけ」という方は、野球道具専門の買取店の利用がおすすめです。
処分方法3.スポーツ用品買取専門店で売却する
野球道具を専門に扱う店であれば、適正価格での買取や幅広い品の買取が期待できます。
専門店と言ってもテニス・サッカーなどスポーツ用品全般を取り扱っている店舗もあれば、野球用品買取専門店として野球道具だけを扱う店舗などさまざま。
また大手リサイクルショップにも「スポーツ用品専門部門」を用意している店舗もあります。
例えば全国各地にリサイクルショップを展開する「トレジャーファクトリー」は、「トレファクスポーツアウトドア」という店舗があり、こちらはスポーツ用品・アウトドア用品に特化した店です。
自分の売りたいものや希望する条件に合わせて、買取店を選びましょう。
ただしこうしたスポーツ用品専門店の場合、店舗数が少ないことがほとんどです。
そのため利用方法は「宅配買取」や「出張買取」を選択することが多くなるでしょう。
「宅配買取」や「出張買取」は、自分で店舗へ持ち込む「店頭買取」とは異なり、自宅にいながら売却ができ、気軽に申し込めます。
一方で査定に時間がかかることや、すぐに入金されないといったデメリットも。
さらに買取店によっては「1品のみでは申し込みできない」ことや「出張費・売却を断ったときのキャンセル費がかかる」といった場合もあります。
申し込む前に、利用条件や費用がかからないかなどを確認しておきましょう。
処分方法4.フリマサイトやネットオークションを利用する
「メルカリ」や「Yahoo!オークション」のような、フリマサイトやネットオークションでも野球道具を売って処分できます。
このようなサイトでは自分で売却価格を設定できるので、需要があれば買取専門店よりも高値で野球道具を売却できるのが魅力です。
リサイクルショップで買取を断られた野球道具でも、場合によっては売却できる可能性があるため、過去の取引事例を確認してみるとよいでしょう。
お持ちの道具が取引されたものと似ていれば、出品すると売れるかもしれません。
会員登録を済ませた後、出品する際の大まかな流れは以下の通りです。
- 商品の写真や状態を載せ、価格設定をおこない出品
- 購入希望者が現れたらやり取りをおこなう
- 購入成立後、商品を梱包し発送
- 受け取り確認できたら取引成立
このように自宅で気軽に出品作業ができますが、必ず売れる保証がないことや、多少手間がかかることがデメリットです。
野球道具を出品する場合、大きなバットや破損が心配なヘルメットなどは、きちんと梱包をおこなってから発送しなくてはなりません。
また、送料は出品者側・購入者側のどちらが負担するか設定ができますが、売れやすいのは購入者負担です。
ただし、価格設定の際にかかる送料も踏まえた金額にしないと、売れても損になる場合があるため注意しましょう。
処分方法5.ジモティーを利用して譲渡する
野球道具はその利用目的を考えると、どうしても劣化や汚れが激しいものになってしまいます。
そのため、「査定に出したけど買い取ってもらえなかった」ということもよくあります。
とは言え、まだ使える道具であれば「捨てるのが惜しい」「誰か欲しい人に役立てたい」と考える方もるでしょう。
もし身近に譲る人がいない場合は、「ジモティー」のような無料譲渡を呼びかけるサイトを利用する方法もあります。
ジモティーのメリットはなんといっても手数料がかからないこと。
フリマアプリやネットオークションと同じようにスマホで簡単に出品ができ、無償で譲る以外に価格を付けることもできますが、その場合も手数料は不要となっています。
玄関先や最寄り駅など、指定する場所へ取りに来てもらえた場合には送料や梱包の手間も不要になるため、お得に利用できるでしょう。
ただし、ジモティーの利用は個人間でのやり取りとなるため、直接会うのが不安な方や、他人との取引に慣れていない方は不向きかもしれません。
利用前にはジモティーのサイト内にある利用ガイドを確認するとよいでしょう。
処分方法6.寄付をする
まだ使える野球道具であれば、寄付をするという選択もあります。
寄付先は身近な野球チームや部活動のある学校のほかに、支援団体などでも受け付けている場合がありますので、希望に合った寄付先を選びましょう。
ただし、寄付をするには「野球道具として再利用できる」ことが条件です。
さらに状態が悪いと使いたがらない人も多く、汚れや傷みがひどいものは受け付けてもらえないことがほとんど。
特に野球チームや部活動への寄付は、古い野球道具を嫌がられることもあります。
それでも「初心者用」や「小さな子ども用」などは欲しいというチームもあるため、相談してみてください。
一方海外への支援団体の場合、中古品で傷や汚れの多い野球道具であっても寄付を受け付けていることがあります。
このような支援団体では寄付先でそのまま使用されたり、状態のよいものは国内で再販し、その売上を寄付したりとさまざまな方法で支援ができます。
インターネットで「野球道具寄付」と検索すると支援団体が見つかるため、一度探してみるのもよいでしょう。
ただし、寄付団体へ野球道具を送る際は、配送料が自己負担となる場合がほとんどです。
直接持ち込みができないことが多く、事前連絡が必要となる場合もあるため、利用手順を確認してから寄付しましょう。
弊社でも「ユースマイル」のサイトにて、使わなくなったものを発展途上国の子どもたちに寄付する取り組みをしています。
ユースマイルでは寄付された不用品を、「発展途上国で再利用する」もしくは「国内で再販し、その売上で購入したワクチンを寄付する」などで支援をおこなっています。
野球道具以外にも寄付品を受け付けていますので、寄付活動に興味のある方はぜひご覧になってみてください。
処分方法7.不用品回収業者に依頼する
たくさん処分する野球道具がある場合や、野球道具以外にも処分したいものがたくさんある場合は「不用品回収業者」がおすすめです。
不用品回収業者は電話やメールで申し込み後、希望する日時に自宅まで不用品を回収しにきてくれます。
野球道具はもちろん、重たい家具や家電などもすべてスタッフが運び出しをおこなってくれるため、手間や労力もかかりません。
通常、自治体で野球道具の処分をおこなうときは、「バットは粗大ごみ」「グローブ、スパイクは可燃ごみ」などと分別をおこない、粗大ごみに関しては申し込みもしなくてはなりません。
少量であれば簡単ですが、ごみの量が多いときは大変な作業です。
例えば「子ども会で使用した野球道具がたくさんある」「野球チームの道具を一新するので古いものは処分したい」など、同時にたくさんの道具を処分したいときは不用品回収業者が一番便利でしょう。
「倉庫の整理をしたい」「家の引っ越し・片付けをしたい」というときにもおすすめですよ。
不用品回収業者の利用手順
不用品回収業者の利用方法は、インターネットや電話などでの申し込みが多いでしょう。
気になる業者があれば見積もりや相談をおこない、内容を確認してから申し込んでください。
基本的には以下のような流れになります。
- お住まいの地域に対応している業者を探す
- 気になる業者何社かに見積もり依頼をする(業者によってはメール・LINEも可)
- サービス内容・金額を確認し、申し込み
- 指定した日時に作業してもらい、料金を支払って終了
最近では不用品の写真を送って処分費用を出してもらえる業者もあります。
また、業者によっては野球道具やそのほかの不用品の買取もおこなっていますので、相談してみましょう。
以下のページにて安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しています.
高く売るためにできること

野球道具を売って処分したい方に、少しでも高く売るためのポイントをお伝えします。
汚れを落としておく
グローブやバット、そのほかの野球道具は使用すると泥や土がついてしまうものです。
査定前にはなるべく汚れを落としておきましょう。
また、普段のお手入れも大切になってきます。
例えばグローブは、土や泥、ホコリをクリーナーで拭き取り、専用のクリームを塗りこんだあと陰干しで良く乾かしておきます。
木製のバットは水洗いはせず、乾いた布で汚れを拭き取っておきましょう。
まとめて査定に出す
野球道具は「バット1点」「グローブ1点」だけよりも、複数点まとめて出すほうが高く買い取ってもらいやすくなります。
グローブやヘルメット、バットなどだけでなく、野球用のバッグやユニフォームなども合わせて出すようにしましょう。
できるだけ早く売る
野球道具は毎年新しいモデルが発売されています。
中古で買うにしても「できるだけ新しいものがいい」という方が多いため、新しいモデルほど需要があり買取価格はアップしていきます。
また、製品は使っていなくても劣化します。グローブの革や、バットに使用されている木などは保存状態によってはカビが生えてしまうことも。
いつか使うかもと押し入れやクローゼットにしまっている間にも製品は劣化し、どんどん価値が下がっているかもしれません。
不要だと思ったらなるべく早く売りに出すのがおすすめです。
野球道具の処分時に出やすい不用品

野球道具の処分時には、ほかのスポーツ用品も処分したいという場合がありますよね。
ここでは野球道具と同じスポーツ用品の処分方法をいくつかご紹介します。
野球道具の処分時によくある質問

「出張回収センター」では野球道具の回収・処分をおこなっています。
ご依頼時によくある質問をまとめましたので、参考にしてみてください。
Q. 今日中に野球道具を回収してくれますか?
A.はい、できる限り当日中にお伺いいたします。もし名古屋市近郊であれば最短30分でお伺いできるケースもあります。ただし、お伺いできる時間は混雑状況で変動しますので、お急ぎの場合はできるだけ早くご相談ください。
Q. 野球チームで使用した大量の野球道具の回収もしてもらえますか?
A. はい、道具の量が多くても回収可能です。また、個人ではなく事業で使用した野球道具であっても回収できます。当社では「一般廃棄物収集運搬業許可」のほかに「産業廃棄物収集運搬業」の資格も保有していますのでご安心ください。
Q. 野球道具の買取もしてくれますか?
A. 当社では不用品買取にも対応していますので、野球道具の査定もいたします。状態や需要などによって買取できるかどうかが異なりますので、まずはご相談ください。
Q. 野球道具の引き取り後、倉庫の掃除もしてもらえますか?
A. はい、倉庫の清掃・片付けも可能です。当社では不用品の処分だけではなく、ハウスクリーニングや引っ越し作業などもおこなっています。希望する作業内容に最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q. 処分したい野球道具の写真がありますが、見積もりは来てもらったほうがよいですか?
A. 見積もりだけでもお伺いしますので、できれば現地を見て判断するのが最適です。ただし写真がある場合や少量であれば、概算にはなりますがお電話やメールにて見積りも可能です。
まとめ

今回の記事では「バット」や「グローブ」、「スパイク」をはじめとする野球道具の処分方法についてお伝えしてきました。
近年ではメジャーリーグで活躍する大谷選手の影響もあり、「野球を始めたい」「野球を習い始めた」という人も多いかもしれませんね。
気軽に購入できる野球道具ですが、処分となると素材や大きさに気を付けておこなわなければなりません。
また、「野球をすぐやめてしまった」「道具が合わず買い替えた」という場合など、比較的新しい野球道具の場合には売却できることも知っておきましょう。
当社「出張回収センター」では野球道具をはじめ、さまざまな不用品の回収・買取・処分をおこなっています。
大掃除や引っ越しのタイミングなどや、大量の野球道具を処分したいときにも大変便利ですので、ぜひご相談ください。