インターネット社会で暮らす私たち現代人に欠かすことのできない「パソコン」。今や子供から大人まで年齢問わず使用するようになりました。
そんな身近な存在になった「パソコン」ですが、皆さんはパソコンの寿命ってどのくらいだと思いますか?
結論を言うと、パソコンの寿命は大体5〜10年くらいと言われています。5年経つと新技術も増えて、大幅な性能アップが期待できるので買い替えの検討する方も増えてくる時期。
そもそも古くなってしまったパソコンは、データの容量やセキュリティ面で問題を抱えるようになってしまうため、そうなると買い替えなければなりません。
では、皆さんは新しいパソコンに買い替えた後、古くなったパソコンをどうやって処分すれば良いのかはご存知ですか?
実は、パソコンの操作方法は分かっていても、処分方法までは知らないという方が非常に多いです。
パソコンは自治体を利用して捨てることができないもの。ほかの処分方法を考えなければならないんです。
また、パソコンを処分する前にしておかなければならないこともいくつかあります。
今回は、そんな「パソコン」について詳しく解説しつつ、いざ処分する場合の注意点・お得な方法など、まとめてご紹介しようと思います!
パソコンを日頃から使用される方だけでなく、これから購入しようとお考えの方まで参考になるかと思いますもで、ぜひ最後までご覧になって行ってくださいね!
パソコンが生まれたのはいつ?
パソコンは、現在では職場や家庭に限らず学校においても、子どもから大人まで幅広い用途にて使用される必須アイテムとなっています。
このようにパソコンを身近な場所で手軽に使用できるようになったのは、ここまで技術が発展したためです。ここでは、まずパソコンの歴史と技術の推移について詳しくご紹介しようと思います。
世界初のパソコンが誕生したのは1970年代
世界で初めてのパソコンとして歴史に残るものは、1975年にアメリカのMITS社が発売した組み立てキットの「Altair8800」です。
一方で日本のパソコンの歴史は、現在のセイコー株式会社に当たる精工舎が、1977年に国産初の”マイクロコンピュータ”を発売したことからはじまります。マイクロコンピュータとは、現在親しまれているパソコンの原型とも言える組み立て式のコンピュータのこと。
同年には、アメリカのアップル社が「Apple II」を発売し、パソコン業界の歴史において世界初のベストセラーとなりました。
翌年の1978年には、日本語ワープロ「JW-01」を東芝が発売。これを機にシャープからは「MZ-80K」、日立からは「ベーシックマスターMB-6880」、NECからは「PC-8001」など、より安価なパーソナル用途向けのコンピューターであるパソコンが発売されました。
日本仕様のパソコンが生まれたのは1980年代
1980年代に入ると日本仕様のパソコンとして歴史に残る大ヒットを記録した「PC-9801」がNECから発売されました。
このパソコンは、それまで使用されていたアメリカ製のパソコンと異なり、日本語入力に長けていたため大ヒット!このシリーズ名にある98から”キューハチ”として親しまれるようになったのだとか。
一方、この時期のアメリカでは、現在のアップルに当たるアップルコンピュータ社から「Macintosh(マッキントッシュ)」が登場しました。さらにマイクロソフト社からは画面上で直感的に操作できるGUIを採用したOS(オペレーティングシステム)「Windows(ウィンドウズ)」が登場。
これにより、どの会社が製作したパソコンであっても同様の方法で操作できる基本的な仕組みが構築されたのです。
このWindowsが開発されてからは、さまざまな会社がWindowsで操作することのできるパソコンを販売するようになりました。さらに、多数の会社が共通の使い方が可能なOS「Windows」を採用するようになり、世界のパソコンの歴史と開発の流れに大きな変化が起こりはじめたのです。
それまでのパソコンは、操作が非常に難しく、操作する人自身がコマンドを文字で入力しなければならない難点があったのだそう。しかし、1985年頃からは誰でも手軽にパソコンを操作できるよう、マウスにて画面上のアイコンをクリックするだけで操作できるように変化してきたんです!これは驚異的な進歩と言えますよね。
そして1989年には、東芝が現在のノートパソコンの元祖となる「ダイナブック」を発売しました。これも1980年代の歴史に残る大きな出来事と言えるかもしれません。
パソコンの歴史が大きく動いたのは1990年代
1990年代のパソコンの歴史に残る大きな事柄は、1992年にDOS/Vパソコンが登場したことが挙げられます。
それまでのパソコンには、日本語表示がなかったことに対し、このDOS/Vパソコンはキーボードからの入力やファイルの保存などを日本語で処理することを可能にしたんです。
しかし、この時期に発売された最安値のモデルの「Prolinea 3/25 zs」であっても12万8千円するという大変高価な存在だったようです。
1996年には、超小型のパソコンが開発され、それまでは企業に勤めるユーザーなどを中心に使用されていたパソコンが誰でも使える時代へと歴史が変化してきたのです。
1997年には、世界に先駆けてソニーがスタイリッシュなパソコンの元祖と言える「バイオノート505(PCG-505)」を発売した。現在の海外メーカーのノートパソコンも金属製の薄型モデルとなっていますが、これはなんとこのバイオノートが先駆けと言われています!
1998年には、パソコンが一般家庭に普及しはじめたことを目途に、アップルは安価でオシャレな一体型デスクトップ「iMac G3」を発売。これを機にパソコンという存在は、よりカジュアルなものへと歴史の中でも大きく変化したと言えるでしょう。
デスクトップからノートパソコンへ移行した2000年代
皆さんの記憶にも新しい2000年代に突入してからもパソコンは進化を続け、新しい歴史を築いています。
2001年にWindows XPが発表され、それまでのパソコンの歴史ではデスクトップが主流であったものが、ノートパソコンが主流の時代へと変化を遂げています。
また、この時期にはテレビとレコーダーの両方の機能を備えるテレビパソコンが販売されはじめました。
富士通の「DESKPOWER Kシリーズ」やNECの「VALUESTAR Tシリーズ」が大きな人気製品となり、さらに一般家庭向けの製品では、スピーカーの存在を強調した製品などAVを意識したパソコンが主流の時代になっていきました。
2007年にはアップルから皆さんご存知の「iPhone」が、2010年には「iPad」が発売され、歴史的なパソコンとは異なるデバイスも年代を問わず親しまれるようになってきたのです。
そもそも「パソコン」ってどんなもの?
なんとなく仕事で使用する方もいれば、電気機器が好きでパソコンにもかなり詳しい方までいらっしゃいますが、皆さんはそもそも「パソコン」とはどんなものかご存知ですか?
パソコンとは、個人向けの小型、低価格の汎用コンピュータ製品。 個人が手元に置いて直接操作して利用するもので、利用者がソフトウェアを導入することでさまざまな用途に利用できるものです。
この「パソコン」という名称は、「パーソナルコンピューター(personal computer)」を短縮した言葉というのはご存知の方も多いかもしれませんが、実は「パソコン」と略しているのは日本だけだと知っていましたか?
実際のところ他国では、パソコンのことを「personal computer」というネイティブは少なく、多くの方は「computer」または「PC」と呼んでいるようです。
また、机の上に設置するタイプは「desktop computer(デスクトップコンピュータ)」、ノートパソコンのことは「laptop(ラップトップ)」と言います。
日本語ではノート型パソコンのことを「ノートパソコン」と呼ぶことがありますが、英語で「note pasocon」と言っても通じないので要注意!
パソコンの種類ってどのくらいあるの?
現在、世界中にさまざまな種類のパソコンが出回っていますが、パソコンは大きさ・形状である程度分類することができます。
- デスクトップ
- ノートパソコン(ラップトップ)
- 2in1パソコン
- UMPC(超小型ノートパソコン)
- タブレット(板状PC、キーボードなし)
- スマートフォン(小さな板状PC、キーボードなし)
- スティック(超小さなPC)
このように、「パソコン」というカテゴリは、全部を網羅しようと思うとかなり幅の広いカテゴリとなってしまうので、ここでは「デスクトップ」、「ノート」、「タブレット」の3つのいわゆる個人向けの汎用コンピュータについて主に解説していきたいと思います!
デスクトップパソコン
デスクトップ(卓上型)は、その名のとおり机などの台の上に置いて利用するものを指します。
ただし現在では、普通の机では上に置けないような大きくて重いタイプのものもあり、個人用の据え置き型のPCを広くデスクトップと呼ぶようになっています。
また余談ですが、昔の「デスクトップ」とは、机の上に本体を横向きに置きディスプレイを上に置いて利用するものの呼称だったのですが、現在ではその意味合いは薄れているようです。
■ タワー型
ディスプレイやキーボードと一体化しておらず、箱型の形状でサイズの大きいものを、「タワー型」と呼びます。サイズや形状により更に「フルタワー」や「ミニタワー」など分けられている場合もあります。
具体的なサイズ感は以下を参考にしてください。
本体重量の目安 (内部込の重さ) | 高さ奥行きの目安 | 横幅の目安 | |
---|---|---|---|
フルタワー | 16~22kg | 55~65cm | 24~30cm |
ミドルタワー | 12~16kg | 45~55cm | 20~25cm |
ミニタワー | 7~12kg | 30~45cm | 15~20cm |
スリムタワー | 5~7kg | 30cm前後 | 7~11cm |
ミニPC | 1~2kg | 20cm前後 | 4cm |
この中のミニタワー・ミドルタワー・フルタワーは本格的なゲーマーやクリエイターに向いているかなり大きなパソコンです。
サイズが大きいので、拡張性、メンテナンス性、通気性などに優れているというメリットも。
内部スペースに余裕があり通気性に優れるのは、PCの天敵である熱の各パーツへの影響が抑えられるため、寿命も他タイプと比べて長めです。性能面でも寿命面でも、長期的な利用にもっとも向いていると言えます。
また、使用できるパーツが幅広く、平均的な性能はデスクトップの中でも高いそうです。大型で高性能なグラフィックボード(映像をパソコンのディスプレイに出力するためのパーツ)などの高性能なパーツを利用できるのは、タワー型の大きな魅力!
ただし、サイズが大きいので、設置のスペースが必要となるというのが難点かもしれません。
■ 省スペース型
ディスプレイやキーボードと一体化しておらず、本体サイズの小さいものは「省スペース型」などと呼ばれます。サイズが小さいので内部の拡張性は低いです。グラフィックボードなどの大きな増設パーツは、小型なものは搭載できる場合もありますが、基本的にはできないと考えた方が良いかもしれません。
ただし、タワー型より設置スペースが少なくて済み、ケースやマザーボード(電子機器で使用されるもっとも主要な電子回路基板のこと)なども小型な分、逆に安価なものが採用されている場合が多いので、性能の割に安価である事が多く、CPUの処理性能比でのコスパは◎!
■ NUC(弁当箱サイズの超小型PC)
省スペース型のパソコンの中でも少し特殊なもので、 NUC(Next Unit of Computing)というものがあります。手のひらに乗るような超小型PCなので持ち運びが簡単!
性能自体は通常のデスクトップパソコンと比べると当然低いですが、大きさの割には高性能なんだそう。
■ 液晶一体型
液晶画面(ディスプレイ)とパソコン本体が一体となっているタイプです。iMacなどが代表的ですね。
必須である画面に本体が内蔵されているため、パソコン自体の設置スペースが必要ありません。配線の数も減るので、パソコン周りがスッキリしてオシャレな印象を与えてくれるだけでなく、日々の掃除もかなり楽に!
ただし、デスクトップPCでありながら、ノートパソコン向けのパーツなどが採用されている場合も多いため、デスクトップの他形状のものと比べると性能は低いというデメリットも…。拡張性も低く、大型の内蔵パーツなどは使えません。本体の純粋な性能比のコスパは、通常のデスクトップパソコンより悪いかもしれません。
ディスプレイが別途必要な他タイプのデスクトップと比較すると、総合的なコスパではやや優位かもしれませんが、液晶一体型のディスプレイは使い回したりする事は基本できません。
一方で単体ディスプレイであれば使い回しはもちろん、ほかの用途にも使い易いので、長期的な目線で考えると一体型が良いとは言えないですね。
また、何らかのハードウェアトラブルが発生した際に少し面倒なようです。
というのも、ほかのデスクトップだと故障したパーツが特定出来れば、市販パーツを購入し対応する事も可能ですが、液晶一体型はメーカーごとの独自形状のパーツを利用している場合も多く、ディスプレイも含めPC本体全てを修理に出さなければいけない可能性も高いからです。
ただ、ディスプレイやキーボード、マウス等の周辺機器を一切持っていない方にとってはコスパは良いですし、設置スペースもかなり節約でき何よりスタイリッシュ!
一方でデメリットも結構多いため、コスパや見た目だけで判断するのではなく慎重に検討しましょう。
ノートパソコン
ノートパソコン(ラップトップ)は、パソコン本体、ディスプレイ、キーボードが一体となっているものを指します。また、持ち運んで使えるように基本的にバッテリーを搭載しています。
デスクトップパソコンに比べるとコンパクトであり、場所を取らない、自宅や会社内で移動させやすい、外出の際に持ち運びしやすいという特徴があります。
先程もお伝えしましたが、他国ではデスクトップの対義語として、”ラップトップ”という言葉を使うこともあります。lap topとは膝の上で使えるという意味だそう。
■ クラムシェル型(普通のタイプ)
画面とキーボードと一体になっている以外は目立った特徴のないオーソドックスなタイプのノートパソコンです。
画面サイズは11.6インチ~15.6インチ程度が主流。15.6インチより大きい17インチなどのものもあり、大きいタイプはゲーミングノート(ゲーム用に特化した高性能ノートパソコン)などによく採用されます。この普通のタイプのノートパソコンは「クラムシェル型」と呼ばれますが、実際のところクラムシェル型という呼び方はあまり浸透はしていないようです。
ノートパソコンの中ではもっともサイズが大きく重いタイプで、持ち運び用としてはやや不便。
ただし、ノートパソコンの中では平均性能はもっとも高く、幅広い性能の製品が揃っているため、選択肢が多いです。基本的には据え置きだけど、たまに持ち運びたい!という方におすすめですね!
■ 2in1 PC(キーボードが裏返るタイプ)
2in1 PCとは、ノートパソコンとタブレットPCの両方の機能を備えたPCのことを指します。ヒンジ(蝶番)が360°回転しキーボードが裏返るタイプは、「コンバーチブルタイプ」と呼ばれます。
キーボードを離脱させる事ができず、タブレットとしては嵩張るし重量も重いため、メインはノートパソコンとして使用し、場合によってタブレットとして使う形を想定しているタイプ。(そのため、ここではコンバーチブルタイプはタブレットではなくノートパソコンとして分類しています。)
かなり特殊なタイプに見えますが、普通のノートパソコンとの違いは、タッチパネルを搭載している点と、画面が360度回転する点ぐらい。タブレットメインの端末ではないものの、軽量化にも力を入れている場合が多く、持ち運びにも◎。
また、通常のタブレットはCPUはスマートフォンなどと同じものを採用しているものが多く性能が低いのに対し、コンバーチブルタイプの2in1 ノートPCは、通常のタブレットより高い性能を備えていながらタブレットとしても使える点が魅力なんです!
なお、2in1 PCタイプのPCは、このコンバーチブルタイプのほかに、後ほどご紹介するキーボードが着脱可能なタイプがあります。
出典:HP
■ ネットブック
ネットブックは、7~11インチ程度の小型の画面のノートパソコンを指します。
まだスマートフォンが普及していなかった頃に、外出時にも気軽にWebブラウジングが出来る端末として一時流行したそう。
消費電力の非常に少ない省電力CPUを搭載し、光学ドライブなども省略しているなど、持ち運びに特化していたようです。現在はスマートフォンやタブレットPCの台頭による需要が激減し、ほとんど見掛けなくなりました。
タブレット
タブレット(タブレットPC)は、タッチパネルを搭載する板状のパソコンを指します。
厳密に言うと、
- タブレット…モバイル端末用のOS(AndroidやiOS)がインストールされているもの
- タブレットPC…パソコン用のOSがインストールされているもの
とされていますが、デバイスとしては正直わざわざ分けるほどの差がないので、ここでは同類の端末として扱わせていただきますね。
■ タブレット(普通のタイプ)
もっとも一般的なタブレットです。画面サイズが7~10インチ程度と小型でタッチパネルを搭載している板状の端末で、物理キーボードが一体化していないものを指します。iPadなどが代表的ですね。
見た目は画面のみとなっており、操作はほぼ全てタッチで行います。気軽に持ち出して使用する事が想定されているため、軽量かつ省電力なことが意識されています。
画面以外の各種パーツや使用はスマートフォンなどとほぼ同じなため、性能はさほど高くないと言うのが正直なところ。
今やスマートフォンは誰でも持っている事が基本で、サブ機としての利用が主になるため高性能なモデルは少なく、ノートパソコンなどと比較すると性能は大幅に劣ります。
”大きいスマートフォン”という表現が分かりやすいかもしれませんね。
■ 2in1 PC(キーボードが着脱可能なタイプ)
先程ご紹介した2in1 PCと同様に、こちらもノートパソコンとタブレットPCの両方の機能を備えたPCのこと。
このキーボードが着脱可能なタイプは、「ピュアタブレット」もしくは「セパレートタイプ」などと呼ばれます。Surfaceなどが代表的。
画面サイズは10~13インチ程度が主流。キーボードが脱着可能な以外は、普通のタブレットとの違いは基本的にないため、ここではタブレットとして紹介させていただいています。
キーボードを外すと通常のタブレットとして、キーボードを装着すると通常のノートPCとして、それぞれ通常の端末として利用する事ができます。やはりその汎用性の高さが魅力。
ただし、キーボードを装着時に下に空間ができるものが多く、タイピング時にたわみを感じることも…。
しかし基本的に通常のタブレットと同じ仕様ながら、通常のノートパソコンとして使う事も想定されているため、高性能なCPUが搭載される事が多くその分平均価格が高いです。
しかし、価格の割には使用感が良くないなど基本性能が低くなってしまっている事が多いようです。
OSって何?
パソコンを扱う方なら何度も耳にしたことがある「OS」。
OSは、Operating System(オペレーティングシステム)の略で、パソコンの操作やアプリなどを使うために必要なソフトウェアのことです。
OSはコンピューター全体の動作を管理、制御して人間がコンピューターを使えるようにする役割があります。
パソコンを使うときに、マウスやキーボードで入力したりファイルの保存やコピーをしたりする操作ができるのは実はOSがあるおかげなんです。
パソコン用のOSであるWindowsが有名ですが、家庭にある家電製品などのコンピューターにも実はさまざまなOSがインストールされているんです。
OSの役割とは?
すでに軽く説明いたしましたが、OSは、ユーザーがマウスやキーボードを使って要求した操作をアプリなどのソフトウェアに伝えて、画面上に表示したり目的の結果を出したりします。
OSの役割や機能はとても多く、コンピューターの種類によっても異なるのですが、パソコンのOSの場合は以下のような役割があります。
- タスク(作業)やメモリの管理
例えばブラウザでニュースを調べながらワードで文書を作成するなどの操作をするときに、作業の順番を決め、効率よく作業できるようにCPUやメモリの動作を割り当てます。 - ファイルの管理
作成したファイルの保存形式のルールの管理や保存場所への格納などを管理します。 - 周辺機器の管理
キーボートやマウス、プリンターなどの周辺機器の接続を管理します。
OSにもいくつか種類がある
OSにはさまざまな種類が存在します。ここではパソコンの代表的なOSをご紹介しますね。
Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)
マイクロソフト社が開発、販売しているOSです。パソコン用に使われているOSとしては圧倒的なシェアをしめています。Windowsの世界シェアは約73.7%で圧倒的シェアを誇っています。
さまざまなパソコンメーカーが採用しているOSのため、Windowsを搭載したパソコンはとても種類が多く、たくさんの製品から価格や性能を比べて自分に合ったパソコンを選ぶことができるというメリットがあります。
さらに対応するアプリや周辺機器が多いのもメリットのひとつ。
多くの職場や学校でも使われており、FMVのほとんどのパソコンはWindowsを搭載しています。
macOS(マックオーエス)
アップル社の製品に搭載されているOSで、世界シェアは約15.3%と、パソコンで使われるOSの中ではWindowsの次にシェアがあります。
macOSを搭載した製品はアップル社のみが販売しており、iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)などほかのアップル社製品と組み合わせることで便利に使える機能もあります。
ChromeOS(クロームオーエス)
グーグル社が提供しているOSです。最近ではCMでも度々名前を耳にするようになりましたよね。
世界的に見てもシェア率1%未満とまだまだ低いですが、起動や動作が高速で操作もシンプルという特長があります。ウイルス対策も標準搭載されており、なかなか優秀。
現在、ChromeOSを搭載したFMV のChromebookパソコンも販売されています。
パソコンのパーツについて知ろう!
パソコンの基本性能は、使われているパーツで決まるというのはご存知ですか?
パーツについて知っておけば、より詳しくパソコンの性能を確認することができるのです。
また、最近のパソコンの多くは「カスタマイズ」が可能で、CPU やメモリなど構成するパーツを自分で選ぶことができるのだとか!
CPU
パソコンの種類の項目にも出てきましたが、このCPUって何?と思いますよね。
CPUはパーツの一種で、パソコンの性能を見るときにもっとも重要視されるのがこの「CPU」なんです。
パソコンの”頭脳”であり、さまざまな計算や作業はここがほとんど行っており、CPUの性能が高いほど、パソコンは速く、反応よく動くんです。
よく使われている一般的なCPUは以下のものです。
- Core i7:高性能。値段も高めです。
- Core i5:中間性能。値段と性能のバランスが良いタイプ。
- Core i3:価格が安めのタイプ。性能は下位です。
- Pentium:安いタイプ。採用製品は少なめ。
- Celeron:さらに安いタイプ。安価なパソコン用。
性能の良いパソコンが欲しいならCore i7かCore i5のものを選ぶのがおすすめ◎。
Celeronが使われているパソコンは初心者向けか学習用、もしくは安さを追求した製品だと考えた方が良いかもしれません。
日本では、そうしたパソコンには”エントリー向け(初心者向け)”と書かれている場合が多いので分かりやすいですね。
近年、Core i7より上位のCore i9も見かけるようになりましたが、すごく高価でまだまだ一般向けとは言えないようです。
メモリ
メモリはパソコンにおける作業スペースの役割を果たしています。大抵は8GB程度がおすすめ。
例えば音楽を流しながらExcelを開き、インターネットをしつつ…とながら作業を行うと、スペースが足りなくなり動作が重くなってしまいますよね。しかし8GB程度あればこの状況でも軽快に動作します。
インターネットや動画視聴を中心とし、ながら作業があまりない場合は4GBでも問題がないと思いますので、ご自分の作業内容に見合ったメモリを選択すると失敗がないはずです。
ストレージ(SSD/HDD)
ストレージは動画や音楽といったファイルを保存するために必要なパーツです。
SSD(Solid State Drive)とHDD( Hard Disk Drive)の2種類があり、SSDは高価で高速でかつ耐久性も高い、HDDは安価で大容量という特徴を持っています。
容量の単位はGB(ギガバイト)。皆さんご存知のスマートフォンの”ギガ”も同じ意味で使われています。
単位で言われてもピンと来ない方のために例を挙げると、
100GBでできることは音楽なら20000曲、写真でも20000枚、番組録画ならば12時間、4Kの高画質で撮影した動画なら2時間、本格的なゲームのインストールなら2本といったところ。
HDDかSSD、あるいはその両方をパソコンに搭載することになりますが、どの容量にすべきかはパソコンをカスタマイズして購入する場合に必ず聞かれる事になるのでしっかり知っておく必要があります。
およその容量の目安は次のとおりです。
- 128GB…インターネットと動画の閲覧がメインで文書作成程度しか作業を行わない場合
- 256GB…写真や音楽、動画を保存するものの数は多くななく、アプリを色々インストールして使いたい場合
- 512GB…写真や動画をそこそこ保存する場合、ゲームをインストールする予定の場合
- 1TB…動画や写真をたくさん保存する場合。動画の撮影・編集が趣味の場合。テレビを録画したい場合。容量を気にせず使いたい場合
- 4TB以上…録画番組を高画質で取りためたい、4K動画をたくさん保存したい場合
グラフィックボード
グラフィックボードはキレイな映像を表示するために使われるパーツで、とくに最新のゲームを遊ぶのに必要なパーツです。
「ビデオカード」、「グラフィックカード」、「グラボ」とも呼ばれますが、実はすべて同じもの。
VGA(ビデオグラフィックアクセラレーター、映像強化機能)と呼ぶこともあるそうです。
近年、グラフィック機能は先述したCPUにも内蔵されており、無理にグラフィックボードがなくても画面を表示できるようになっています。
しかし、CPU内蔵のグラフィック機能はグラフィックボードより性能が劣り、ゲームによっては満足に動かせないことも…。
とくに立体的な美しいコンピューターグラフィックス(3D描画)が表示されるゲームは、このパーツがないとプレイは難しいそうです。
逆を言えばゲームをやらない、設計や映像編集はしない、VRとかも見ない方であればグラフィックボードは必要ないということです。
そもそもグラフィックボードは価格が高く、サイズも大きく消費電力や発熱も多いため、不必要なら無い方が◎。そのため、一般向けのパソコンには、これが備わっていることはまずないそうです。
人気パソコンメーカー10選!
パソコンの種類や性能などについて見てまいりましたが、パソコンについて見ていくうえで外せないのがメーカーについてですよね。
世界初のパソコンが誕生してから50年あまり、現在はものすごい数のメーカーからさまざまなパソコンが世に送り出されています。
そんな数多くあるメーカーの中で、今注目の人気メーカー10選をご紹介したいと思います!
mouse(マウスコンピュータ)
アイドルグループ乃木坂46のCMにより有名となった株式会社マウスコンピュータが運営するパソコンストアです。東京都中央区に本社があり、液晶モニターメーカーであるイーヤマを吸収合弁しておりiiyamaブランドのモニター販売も手掛けています。
一般モデルからゲーミングモデル、クリエイター向けまで豊富なパソコンを扱う専門メーカーで、デスクトップもノートPCも得意。
右肩上がりの成長を続けている会社で、高い開発力と大きな国内生産工場を持ち、発展に伴って品質管理やサポートも向上しています。
性能に対して価格が安く、カスタマイズが可能で、デザインも良く、欠点のないメーカーです。
また一部上場企業であり、パソコンに詳しくない方もターゲットとしているため、信頼性や24時間365日サポートなど体制も厚いのが嬉しいですよね。
コスパも高いため、はじめてネットでパソコンを購入するという方にはとくにお勧めしたいメーカーなんです!
DELL(デル)
アメリカ合衆国のテキサス州に本社を置く大手パソコンメーカーで世界シェアも常にトップグループに入っています。
後述するLenovoと同様製品ラインナップは全方位であり、ゲーミングからモバイルノート、一体型デスクトップまで全てのジャンルを揃えています。
使い勝手を重視しており、比較的価格が安めなのですが、上位モデルは作り込んでいる分高額で、差が大きいのが特徴。
サポートは有料だと手厚いのですが、無料だとそれなりで、マニュアルも簡素なようでやや初心者向きではないかもしれません。
基本的にパソコンは海外から運ばれるため、納期が遅めなのも要注意!
パソコン工房
信頼性が高いBTOの老舗メーカーで、パソコンの中級者が好んで購入するメーカーでもあります。
知っている方は少ないかと思いますが、実はマウスコンピュータ系列の会社であるものの運営・商品開発は全く別。マウスコンピュータと比べ広告宣伝費を抑えられるのかコスパはこちらのが高いようです。
地味ながら高い技術力を持ち、通常のデスクトップパソコンからゲーミングパソコンまで幅広く展開し、カスタマイズも可能、ローエンドからハイエンドまで全てのパソコンで価格が安定して安いのが魅力!
全国に店舗を持ち、修理業務などを行っているため、近くにお店がある方ならサポートも安心です。
近年は有名な動画配信者やゲーム選手とのコラボに力を入れているようです。
価格の比較検討をする時にはチェックしておきたいメーカーですね!
Lenovo(レノボ)
IBMから分離した世界最大シェアを誇る中国メーカー。世界シェア25%を誇り大量発注による仕入れ値の抑制、大量生産によるコストパフォーマンスは群を抜いています。
製品ラインナップは全方位にわたり、ゲーミングからモバイルノート、一体型デスクトップまで全ての種類をカバーしています。
無骨なデザインのビジネスモデルが中心だったのですが、近年はスマートな個人向け製品にも力を入れており、中でも耐久性とキーボードに定評があり、とにかく安く買いたい!という方に人気なようです。個人向けは2in1やタブレットを含む、軽量の製品が中心。
以前はサポートに関しては不評だったようなのですが、NECがレノボ製品のサポートも行うようになり、最近は良くなっているそうです。
ブランドとしては、もともとIBMのパソコン部門だっただけのことはありセキュリティ面にも強みを持ち、中でも”ThinkPad”はビジネス向けにおすすめのモデルです。
またゲーミングブランドであるLEGIONはコスパがメーカー随一のため、コスパの高いゲーミングパソコンを検討している場合は要チェックです!
富士通(FUJITSU)
軽量ノートPCの分野でNECと競っており、世界最軽量のノートパソコンを開発。そのほかモニター一体型、タブレットなどを扱っています。
初心者向けの製品が多めですが、ビジネス用のパソコンにも力を入れており、国内家電系としては豊富なモデルを用意しています。
高い技術力で特徴のある製品を作りますが、価格は少々割高で、安いものは性能はそれなり。
高齢者を重視したデザインやサポートを行っており、リビングルームに溶け込む一体型デスクトップやスタンダードノート、600g代で世界最軽量のモバイルノートなどいずれも安売りモデルとは一線を画した製品が多いのも魅力です。
軽量モバイルパソコンを求める大学生、ビジネスマンや一家で共有できる一体型デスクトップを探している方には、やや高価ですがお勧めしたいメーカーです!
HP(ヒューレット・パッカード)
シリコンバレーに本社を構えるHP(ヒューレッドパッカード)。
デザインに優れた個人向けのノートパソコンが主力で、とにかくセンスの良いものが多いです。
ほかの海外メーカーであるDELL、Lenovoと同様世界で高いシェアを持ち、小型のデスクトップパソコンやモニター一体型、タブレットまで幅広い製品を作っており、ゲーミングPCにも力を入れています。
中でも13.3インチのモバイルノートは人気が高く、DELLやLenovoより少し高くても良いから洗練されたデザインのパソコンが欲しいという層から絶大に支持されているようです!
高い技術力を持ち、プリンターやモニターなどの周辺機器でも大手。外資系ですが、日本向けの製品は東京工場で生産されています。
NEC(エヌ・イー・シー)
国内シェアは20%超でトップを走るNEC。ノートパソコンの品質・サポート対応・デザインどれをとっても高いレベルです。
製品は初心者向けのノートパソコンやモニター一体型が中心。
映像や音響を重視した個人向けのパソコンが主力で、軽量ノートパソコンにも力を入れています。
初心者向けに特化したマニュアルと案内ソフトを備えており、サポートにかなり力が入れられているのも魅力。製品力も然ることながら、この安心感が国内の高いシェアに繋がっているのかもしれませんね。
またビジネス用ノートでは軽量でハイスペックなパソコンを販売しており、こちらは上級者にもおすすめできます!
Microsoft (マイクロソフト)
旧来のパソコンにデザイン性をプラスしたパソコン界のパイオニアであり、モバイルノートSurfaceを中心に販売しています。持ち歩く事が多いモバイルノートにおいて、デザインは重要な要素になりますよね!
2in1と呼ばれる、ノートPCとタブレットを兼用するパソコンを主力としています。
WindowsやOfficeなどのソフトウェアを開発している会社のため、Microsoft Office Home & Businessが標準で付属し、これらのトラブルが少ないのが長所のひとつですね。
また、価格は割高ですが、作りが高級で高品質!
大学生や若手社会人に人気なのですが、タブレット型では性能に限りがあるため、最近は2in1ではない普通のノートパソコンにも力を入れているそうです!
タッチパネルやペンの感度も良好であり、新しいパソコンの使い方を模索している方にもおすすめ◎!
Dynabook(ダイナブック)
世界初のノートパソコンを発売した技術力を持つ東芝と、鴻海の製造力や低消費電力のIGZO液晶を持つシャープによる合弁会社として誕生したのがDynabook。現在はノートパソコン専業で、デスクトップは撤退しているようです。
技術力が高く、薄型軽量ノートパソコンや、小型のビジネスノートなどが中心。
処理速度よりも耐久性を重視しており、安定して長く使えると評判ですが、全般的に価格がお高めです。
とくにモバイルノートの完成度は非常に高く、軽く、薄く、コンパクトでありながら堅牢性や長時間駆動という性能も高いレベルで実現していることから”最強のモバイルノート”と名高いのだとか!
大手国内メーカーならではのサポートも手厚く、安心して購入できることから大学生向けのパソコンとしても人気が高いようです!
Apple(アップル)
誰もが知る大手メーカーApple。Apple のパソコンは「Mac」と呼ばれ、ほかのパソコン(Windows PC)とは大きく異なります。
MacOSを搭載し、ハードウェアからソフトウェアまで一貫して手がけており、デザインや安定した性能には定評があるのは皆さんもご存知かもしれません。
薄型ノートやモニター一体型、タブレットが中心で、長時間バッテリーで静かに動くものが多いです。
デザインに優れ、とくにオシャレやブランドを重視する方に好まれています。
Windowsとは異なるため使い勝手は独特で、右クリックが無い、ディレクトリの構造が分かりにくいなどとっつきにくい点が多く、Windowsに慣れた方にはかなり使いにくいかもしれません。
しかしノートパッドの感触が心地が良く、とくにアプリの切り替え操作が直感的に行いやすいため、そのような作業が多いプログラマーやクリエイティブな職種を中心として人気がもっとも高いメーカーです!
失敗しない!パソコンの選び方
パソコンについてなんとなく理解したところで、次は実際に購入する際に気を付けたいポイントについて見ていきましょう。
パソコンを何に使いたいのか明確にする!
パソコンを買うときは、それで何をしたいのか、どんな風に使うのかを考えましょう。
仕事で使う、会社や営業に持って行く、学校の授業で使うのであれば、持ち運びやすい、ビジネス向け・モバイル(携帯)向けのノートパソコンが良いです。
ずっと自宅で使うのであれば、デスクトップ(据え置き型)の方が、性能の高いものを安く買うことができます。
しかしベッドの上や、異なる部屋で使いたいなら、一般向けのノートパソコンを買うことになるでしょうし、ゲームをやる方は必要な性能が備わったゲーミングモデルから選ばなければなりません。
「初心者なのでよく解らない」、「とりあえず使ってみたい」という方は、初心者向けのパソコンをサポートの厚いメーカーから買うのがおすすめです!
メーカーから選ぶのも◎!
ご紹介したようにパソコンを開発・販売している会社はたくさんあります。
メーカーの特徴はさまざまで、先程述べたように、まずはパソコンの用途を考えることが1番大切です。
そしてどんな風に使いたいのか決めたら、その分野を得意とするメーカーを選びましょう。
もしもそのメーカーが苦手とする分野のパソコンを買ってしまうと、思うように使用できず後悔…なんてことにもなり兼ねないので要注意です!
家電量販店で安易に買うのはNG!
パソコンに詳しくない方の多くは、パソコンは大手家電量販店で購入すると思います。
しかし、正直なところ家電量販店で選ぶのはお勧めしません…。
というのも、お店の方に聞いても、店頭にあるものしか勧めてくれないからです。
先程からお伝えしているように、パソコンを買うときは用途や使い方を考え、それに合ったメーカーの製品を買うことが大切です。
しかし、家電量販店に並んでいるパソコンは、取引先のNEC、東芝、富士通など大手家電メーカーのものしかありません。
とくにこだわりがないのなら悪くないかもしれませんが、しかしそれ以外のメーカーのパソコンは電気店での購入は難しいのです。
加えて上記のメーカーのパソコンでも、新製品が欲しいなら、家電量販店での購入は避けた方が良い場合も。
店頭に並んでいるパソコンは在庫の多いものが中心なので、1〜2年ほど前のモデルであることが多いそうです。
パソコンは技術革新が早くどんどん最新のパーツが出てくるのですが、家電メーカーのパソコンはモデルチェンジが遅いため、店頭のものは”2年ほど前のパーツを使った1年前に作られた製品”ということもザラなんだそう。
購入は直営店・公式サイトがおすすめ!
家電量販店以外となると、メーカーの直営ショップか、インターネット上の公式ショッピングサイトが安心です。
ネットや直営店での注文ならカスタマイズも可能で、使われているパーツや周辺機器を自分の好みで選ぶことができます。
カスタマイズに優れるメーカーは常に新しいパーツを導入しているため、モデルチェンジが早く、最新の性能をいち早く手に入れることもできるんです!
もちろん絶対に電気店で買ったらいけないという訳ではありません。
大きな買い物なら相応のポイントが付きますし、お店の修理サポートや補償もありますよね。また、実際にデザインを見て買うことができ、店頭展示品を安く売って貰えることもあります。
しかし家電量販店は基本的に、初心者に、初心者向けのパソコンを売っているので、それは覚えておきましょう。
まずはメーカーのWEBサイトを確認し、どんな製品があるのか、どのパソコンが最新なのか、事前にチェックしておいた方が失敗はないはずです!
いらないパソコンはどうすれば良いの?
ここまではパソコンを選ぶ際に参考になる項目でしたが、ここからは本題の処分方法について解説していきたいと思います。
まず、パソコンの処分方法として考えられるのは、
- パソコンメーカーに回収してもらう
- パソコンリユース企業を利用する
- 自治体の回収ボックスを利用する
- 家電量販店での下取り
- 不用品回収業者に回収を依頼する
- 買取業者に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 支援団体に寄付する
これら8つの方法があります。
上記を見てわかるとおり、パソコンはゴミとして捨てられません。実はパソコンは粗大ゴミとしては廃棄できないとされており、法令に則って適切に処分する必要がある製品のひとつです。しかし、その処分方法はあまり知られておらず、いざ処分しようと思ってもどう処分するか迷っている方は多いかもしれません。
処分方法について詳しく解説する前に、まず事前にしておかなければならないことについて見て行きましょう。
パソコンを処分する前にしておくこと
パソコンには個人情報を含めた多くの重要なデータが保存されているものです。いずれの方法でパソコンを処分する場合でも、事前に以下の2点は実施しておく必要があります。
① データを完全に消去する
個人情報の流出を防ぐためにも、パソコンの内部データは完全に消去しておく必要があります。パソコンのデータ消去には、主に以下の3つの方法が挙げられます。
- ソフトウェアの使用によるデータ消去
専用のソフトで無意味なデータを大量に上書きし、元のデータを読み込めなくする方法です。
データ消去後もハードディスクを使い続けることができるので、知人に譲ったり売ったりする際には有用ですが、専用の復元ソフトを使用してデータを読み取られてしまう可能性があります。 - ハードディスクの物理的な破壊
パソコン内部のハードディスクを物理的に破壊する方法で、データを確実に読み取れなくするので安全性はもっとも高いです。しかし、ハンマーなどで叩いて内部の記録部分を完全に破壊するのは難しいため、個人で物理破壊を行うことは難しいです。
ハードディスク破壊機を利用するか、ハードディスク破壊サービスのあるショップに持ち込むのがおすすめです。 - 磁気によりハードディスクを破壊する
ハードディスクの内部に強い磁力を当ててデータを破壊し、読み込み不可にすることもできます。
しかしこの方法は専用の機材が必要となるため、専門業者に依頼して行ってもらわなければなりません。
② 必要な場合はデータのバックアップも!
新しいパソコンに買い替える場合は、古いものからデータを移行させることも必要です。
データを消去する前に、データ移行専用のソフトを使用したり、USBメモリや外付けハードディスクを活用したりしてバックアップや移行作業を済ませておきましょう。
③ パソコンを初期化する
データの消去に合わせて、パソコンの初期化も行いましょう。
PC設定メニューから「すべてを削除して再インストールする」を選択し、ハードディスクデータの内部記憶が初期化される機能を、「フォーマット機能」と呼びます。
また初期化ディスクを使った、リカバリー機能を利用したハードディスクデータの初期化もあります。
しかし、ハードディスクデータに詳しい方の手にかかれば、フォーマット済み、リカバリー機能を使用した後もデータを再度引き出されてしまう可能性もあるため、心配な方は専門業者に依頼すると安心かもしれません。
パソコンを適切に処分しないとどうなるの?
パソコンを適切な方法で処分しなかった場合、その先にはどのようなことが起こり得るのでしょうか。ここでは、パソコンを正しく処分しなかったときに考えられるリスクをご紹介します。
条例違反になる
パソコンは、テレビや冷蔵庫などの一部家電製品とともに資源有効利用促進法により回収が義務付けられているため、ほかの廃棄物と一緒に粗大ゴミとして捨てることはできません。デスクトップやノートパソコン、一体型パソコンに加えてディスプレイなどもこの対象です。
名古屋市の場合、
各パソコンメーカーの回収にお出しください。
家庭ごみ・資源の分別早見表<は行>|名古屋市
縦15×横40×奥行25(センチメートル)以下のパソコンは小型家電回収ボックスに出すこともできます
くわしくは、家庭用パソコンリサイクルのページをご覧ください
としています。
回収に出すための詳しい手順は各自治体により異なるため、自治体のホームページなどで詳細を確認しましょう。
個人情報が流出する
パソコン内部のストレージには、多くの情報がデータとして保存されています。
これらのデータを完全に消去せずにパソコンを処分してしまうと個人情報が漏えいし、第三者に悪用されてしまう可能性があります。
このため、パソコンを処分する際は適切な方法でデータ消去を行うことが大切なのです。
パソコンを破棄処分する場合
パソコンを処分する前にしておきたいことを理解したところで、具体的な方法についてもう少し詳しく見ていきましょう。
パソコンを廃棄処分する場合、先程ご紹介した方法8つのうちの
- パソコンメーカーに回収してもらう
- パソコンリユース企業を利用する
- 自治体の回収ボックスを利用する
- 家電量販店での下取り
- 不用品回収業者に回収を依頼する
この5つが該当します。では、それぞれ順番に解説していきたいと思います。
パソコンメーカーに回収してもらう
法律に基づき、パソコンメーカーは自社で製造したパソコンの回収サービスを実施しています。
「PCリサイクルマーク」が貼られているパソコンであれば、メーカーが無料で回収してくれるので気軽に処分できるはずです。
ただし、シールが貼られていないパソコンの場合は回収は有料となりますので別途費用が発生することに。
この場合、データ消去はメーカー側が行ってくれますが、パソコン1台ごとに回収の申請をしなければならないため、複数台のパソコンを処分したい場合は手続きに手間がかかるかもしれません。
パソコンリユース企業を利用する
パソコンの無料回収を行っているパソコンリユース企業に依頼する方法もあります。回収するパソコンのメーカーは問わず、自作PCなども回収可能です。
これらのリユース企業でも内部データの消去を行っていますが、確実にデータ消去を実行してくれる信頼できる業者を選ぶ必要があります。
自治体の小型家電回収ボックスを利用する
自治体が設置している小型家電回収ボックスを利用する方法もあります。これらの回収ボックスではパソコンだけでなく、プリンターなどの小型家電も廃棄の対象とされている場合が多いです。
先程条例について触れた際に名古屋市を例に挙げましたが、縦15×横40×奥行25(センチメートル)以下のパソコンは小型家電回収ボックスに出すことが可能なため、もしも該当するのなら気軽に処分できるはずです。
パソコンの処分費用や回収の方法、処分に対応している製品などは各自治体によって異なるため、あらかじめ自治体のホームページなどで確認しましょう。また、基本的には自身でのデータ消去が推奨されているので注意が必要です。
※ 法人のパソコンは自治体を利用できません。 法人のパソコンを処分する際には、メーカー、不用品回収業者など、産業廃棄運搬業許可を持った業者に依頼するようにしてください。
家電量販店での下取り
すぐに処分したい場合や新しいパソコンへの買い替えに伴って古いものを処分したい場合は、家電量販店やパソコン販売店の下取りサービスを利用することもできます。
購入するパソコンが値引きされることも多いため、パソコンを買い替える場合は便利です。
【店舗別 引き取り費用】
ヤマダ電機、エディオン、ケーズ電機はパソコン本体のみであれば無料で引き取ってもらえますが、ビックカメラは店頭引き取りを実施しておらず、宅配のみで「どれだけ入れても1箱1,980円」としていたり、利用する店舗によってもサービスはさまざまです。
基本的にはあらかじめデータ消去しておくのを推奨していますが、データ消去を行っている場合もあります。ただし、3,000円程度料金がかかるため費用を抑えたい方には不向きかもしれません。
どちらにしても利用する前に各店舗のルールをきちんと確認したうえで依頼すると安心ですね。
不用品回収業者に回収を依頼する
データ消去、手続きの手間や自分で持ち込んで処分するのは面倒…と感じる方は、「不用品回収業者」の利用がおすすめです!
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜とパソコンの回収費用相場が1,000円〜となっているので、
3,000円 + 1,000円 = 4,000円
程度が妥当かもしれません。少々割高…と感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合には「積み放題プラン」という料金形態もあり、決められた大きさのトラックに積める分であれば金額は据え置きというお得なプランになります。
家電量販店では本体のみしか回収してもらえませんが、不用品回収業者を利用すれば周辺機器をまとめて全部回収可能!もちろんデータ消去だってお任せできちゃいます!
100kg以下は11,000円〜、200kg以下は22,000円〜とまとめて処分したいものがある方にはこちらの方がおすすめなんです!
パソコン本体以外にも処分したいものがある場合などに大変便利なので、一度検討してみても良いかもしれませんね。
状態の良いパソコンは「買取業者」に買い取ってもらおう!
パソコンの廃棄処分方法を見てきましたが、実はパソコンは「売る」ことができるんです!
とはいえ、どんなものでも買い取ってもらえるかと言うと、残念ながらそうはいきません。
ここでは、具体的にどんなパソコンなら売れるのか見ていくとともに、お勧めしたい買取業者についてご紹介していきたいと思います!
売れるパソコンとは?
発売されて1年以内
発売された年代が新しいほどパソコンのスペックも新品と遜色なく、中古品でも欲しい方が多いのでその分高価買取になりやすいです。
何度もお伝えしていますがパソコンは入れ替わりが激しいため、購入してから5年以上経過している場合は、値段が付かないこともあります。また発売年代が古いパソコンは、ハードウェアの劣化があるだけでなく、相場価格の下落も起きています。
つまり、買い取っても業者側にとって利益が少ないので、結果として値段が低くなりがちなのです。
そうすると、買取よりも下取りに出した方が結果的にお得になるケースも多いので、発売から5年以上経過したパソコンなら下取りを検討するのが良いかもしれませんね。
最新のOSが搭載されたモデル
Windowsの最新版OSが搭載されているパソコンは高く売れる傾向があります。
ただし、購入時から最新のOSが搭載されている場合と、購入時は旧OSで、後にアップデートで最新OSになった場合の2通りがあるので要注意!
残念ながらパソコンに搭載されているOSは、購入時のOSによって判断されるものなので、アップデートで最新版OSになったパソコンだとわかると買取価格は低くなることも。
性能が上がっているパソコンは高く売れる
メモリやSSDなどスペックが上がっている、カスタマイズされた性能の高いノートPCであれば高値がつく可能性も!
増設メモリなどカスタマイズしたノートパソコンは高く売れる傾向にあり、反対に欠品や損傷、低スペックの場合は買取価格の減額される場合があるので注意しましょう。
レトロPCにはプレミアが!
古いパソコンは売れないとお伝えしましたが、中には例外もあります。
レトロPCといわれるMSX、PC-9800、Macintoshといった古いレトロパソコンの買取価格にプレミアがついているようなのです!
これらのレトロPCは、現代の高性能パソコンに比べるとさまざまな制約がありますが、その分独特な魅力があります。
例えば、限られたリソースを最大限に活用する必要があるため、アプリケーションの起動や動作速度を最適化するための知識や技術が求められるのも面白いところ!
また、OSやソフトウェアが昔のものであるため、現代のパソコンでは味わえないノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。
このような理由で、熱狂的なファンが多く、高く売れるというわけです!
パソコンを売るならこの業者がおすすめ!
気軽にパソコンを売りたいなら「リサイクルショップ 」
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、もちろんパソコンも買い取ってもらうことができます。処分に費用がかかるどころか、逆にお金を得ることができるのは嬉しいですよね。
リサイクルショップは「店頭買取」だけでなく、「宅配買取」、「出張買取」と全ての買取サービスを利用できる店舗が多いです。デスクトップパソコンのように、本体・周辺機器と場所を取るものをまとめて売却する場合には、「出張買取」を利用するのがおすすめ◎。
手数料などはかからず、無料で査定してもらうことができるので、手軽でもっとも身近な業者と言えるのではないでしょうか?
ただし、リサイクルショップでは豊富なジャンルを扱うがゆえに、専門的な査定士がおらず、パソコンのスペックなど細かい価値をわからないまま安価で買い取られてしまう…ということも多いようです。
あらかじめ相場を調べておくか、いくつかの業者に査定してもらって安心して任せられる業者を選ぶようにすることをお勧めいたします。
パソコン単体を売るなら「家電買取専門店」
その名のとおり、家電を専門として買い取ってくれる業者です。こうした買取業者は「出張買取」、「宅配買取」、「店頭買取」を利用できることがほとんど。
パソコンは、その性能や品質を理解するのにある程度家電の知識が必要となります。そのため、こうした家電買取専門店で査定してもらう方が安心と言えるのではないでしょうか。
とは言え、「家電買取専門店だから絶対大丈夫!」と信頼しすぎるのも良くありません。
というのも、先述したとおり業者によって査定基準はバラバラなため、例え家電専門店であっても査定士によって差が出てきてしまうのは致し方ないのです。
出来るだけ高く売りたいのであれば、複数の見積もりは必須ということは忘れずに!
パソコン以外にもまとめて処分したいものがあるなら「不用品回収業者」
廃棄処分方法の項目でも出てきた不用品回収業者。
「不用品回収業者」と聞くと、単にいらないものをまとめて処分してくれる便利な業者と思われる方が多いかもしれません。しかし、それは少し間違いです。
不用品回収業者の中には、「買取」により力を入れ、各ジャンルの専門知識を持った査定士が常駐している業者もあるんです!そんな不用品回収業者に依頼すれば、高スペックのパソコンでも価値を分かったうえでしっかり査定してもらえますし、ほかにも不用品がある場合にはまとめて処分することももちろん可能です。
もちろん不用品回収業者は「出張買取」もOK!不用品回収業者は作業をすべてお任せできる業者なので、自宅にいながら査定・買取・搬出まで依頼主が何かする必要はありません!
不用品回収業者に依頼するメリットは、
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 不用品回収・買取を全てワンストップで行える。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので決して他人事ではありません。
不用品の回収や処分、買取には、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄運搬業許可」、「古物商許可」などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
HPに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
パソコンを少しでも高く売るには?
売れるパソコン、おすすめの業者などを見てきましたが、せっかくパソコンを売るならできるだけ高く買い取ってもらいたいですよね。
いくら価値のあるパソコンだとしても、適当に売ってしまっては思うように買い取ってもらえないかもしれません。
そこで、ここでは”パソコンをちょっとでも高く売るためにできること”についてご紹介したいと思います。ぜひ買取に出す前に参考にしてみてくださいね!
見た目をキレイにクリーニングしておく!
見た目がキレイである程、中古品というイメージを薄れさせることができます。
極端に汚れていると減額査定対象にもなり兼ねないので、あらかじめ汚れはキレイに拭き取っておきましょう。ホコリや小さなゴミがキーボードの隙間に入り込んでいることも多いので、専用の道具を使って取り除いておくとベスト!
また、もともとの付属物でないかぎり、シールは減額の対象になるので、貼ってある場合はキレイに剥がしておくのも大切なポイント。
シールを剥がした後も、ノリのべたつきが残らないように、あらためて汚れを拭き取っておきましょう。
※ 掃除の際にアルコールでの拭き掃除をする方もいらっしゃいますがこれは故障の原因になるためNG。また、必ず電源を落とした状態で行うことも忘れずに。
動作確認をしておく!
自分のデータを消去する必要もあるので、リカバリーに合わせてパソコンの詳細状況を把握し、液晶画面の映りに異常が無いかもチェックしておきましょう。
正常に動作するという証明にもなるので、パソコンごとのリカバリー方法に従い、買取前に行っておけるとベストです。
動作不良が見られる場合は減額の対象になる可能性もあるので、あらかじめ申告しておくか、対処可能なものなら対応してから買取に出すと減額を防げるかもしれませんよ!
付属品を揃えて売る!
パソコンには、
- 外箱
- 説明書
- 保証書
- ACアダプター
- バッテリー
- マウス
- キーボード
など付属品が多数ついています。
これらがすべて揃っていると新品のように商品が揃った状態で査定してもらえるので、単体で査定に出すよりも買取価格が高くなります。また、購入時の箱まできちんと取っておいてあれば、持ち込んだり発送するときにも便利なので捨てるのはNG。
とはいえ、付属品がないパソコンは買取不可というわけではないので安心してくださいね。
できるだけ早く売る!
パソコンは毎年各メーカーから新しいモデルが発売されています。
新しくなる毎に高性能となっており、わずか数年差のパソコンでも性能が劣るようになります。できれば最新モデルのパソコンを買いたいと思う方が多いですから、性能が劣るモデルになると高額な買い取りは望めず、いくら使用回数が少なめでも”型が古い”というだけで価値は下がってしまうのです。
ただし、人気の高いレトロPCやCMなどで話題になっているモデルなど注目度の高いパソコンは、それだけで価値があるため高価買取の可能性大!
このようなパソコンであればやや古かったり問題があっても買取価格は高めになるはずです!
複数の業者に査定をしてもらう!
パソコンを高く売るために最も重要なのが、「複数の買取業者に出して査定金額を比べる」こと。なぜなら買取業者によって得意なジャンルや買取基準がバラバラで、査定額に差が出るからです。
少なくとも3社程度は見積もりに出すことをお勧めします。いくつかの業者に見積もりに出すことでスタッフの対応など悪徳な業者かどうか判断するにも役立ちますし、お持ちのパソコンの買取相場を知ることもできます。ほかの店のほうが高かった…と後悔しないためにも、相見積もりは重要になるのです。
買取金額を交渉してみる!
「買取金額の交渉」も、買取金額を上げるための手段のひとつ。とくに高スペックPCや人気メーカーのパソコンなら尚更!
先述した「複数の業者に査定してもらう」ことで買取相場を理解しておくと交渉もスムーズなはずです。
金額交渉に引け目を感じてしまう方も多いと思いますが、売却側と査定士が互いに納得し気持ちよく買取を終了するために、むしろ必要であると言っても過言ではありません。
買取を断られた場合、別の手段も
信頼できる業者に依頼し、高く売るためのコツを実践したとしても、ときには買取を断られてしまうこともありますよね。
廃棄処分・買取以外でパソコンを処分できるのは以下の方法です。
ネットオークション・フリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるシステムとなっており、家電専門買取業者と同様に高値で売ることが期待できます。多少高額になっても価値のある品は求められる…というのがネットオークションやフリマの最大のメリットではないでしょうか?
また、購入者とのやり取り、代金の受け取りなどはアプリの提供事業者を介して行われるので個人情報などが漏れる心配がなく、安心して利用することができますよね。
仮に買取店では断られてしまったパソコンだとしても、人気メーカーや見た目がキレイで目立ったキズがなく、破損した部分などがない場合は価格が少々高くても売れやすい傾向にあり、すでにさまざまなパソコンが出品され取り引き成立したものも多く見られます。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前にパソコンの相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- パソコンの商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
費用がかからずスマホひとつで簡単に、価格も好きに設定できるなんて夢のような売却方法ですが、こうして手順を見てみると、自分自身で行わなければならないことが多い印象です。
さらに、ネットオークションやフリマでは「より安くしよう」と値切ってくる方も多く、出品物に対する細かい解説を求められることも多々あるため、出品したパソコンについての知識をきちんと説明する必要も出てきます。
逆を言えば、パソコンについての知識が豊富であれば出品物のPRができるため、より高額で落札してもらえる可能性もある…というわけです。
ただし、パソコンの場合はノートパソコンで1〜2kg、デスクトップともなると5〜10kg程度の重さがあり、その分配送料がかさみます。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことにもなりかねません。
さらに、精密機器であるパソコンにキズや汚れがついてはトラブルに発展しかねませんから、配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要もあり、自分ひとりで行うにはそれなりの労力がいるかもしれません。本来ならお得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
支援団体に寄付する
いらないとは言え、まだ使えるパソコンを廃棄処分するのはもったいないけど…かと言って高く売れるようなものでもないし…という方には、寄付がおすすめです。直接団体に持ち込むことが可能であれば、その場合は費用はかかりません。
パソコンなどの家電は、現地の発展状況などによってもそのまま利用することが難しい場合があるため、その場合パソコンをそのままの形で寄付することはできません。
しかし、その代わりパソコンの売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じでワクチンにて現地にお届けする方法を利用することができます。
このように、専門家の判断で現地では再利用できないもの・輸送コストが大きいものに関してはワクチンにて自動的に振り分けしてもらえるので、支援者側で悩む必要はありませんのでご安心くださいね。
ただし、支援団体に寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなるので、遠方で配送しなければならないという場合は、残念ながら無料で処分できるわけではありません。しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
なお、費用はかかってしまいますが、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもあるので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。画像からリンク先に飛ぶことができますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「パソコン」について、その誕生ヒストリーや詳しい性能などを見ていくとともに、意外と知られていないその処分方法などさまざまなカテゴリについてまとめて見てまいりました。
今やパソコンのある生活が当たり前な現代ですが、学校や仕事で支給されるなど、何気なく使用している方ももしかしたら多いのかもしれません。
そんな身近な存在、「パソコン」の処分方法には、
- パソコンメーカーに回収してもらう
- パソコンリユース企業を利用する
- 自治体の回収ボックスを利用する
- 家電量販店での下取り
- 不用品回収業者に回収を依頼する
- 買取業者に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 支援団体に寄付する
これら8つの方法がありました。
パソコンは、法令に基づいて処分しなければならず、事前にデータ消去や初期化などやっておかなければならないことも多いもの…。正直、面倒だしややこしいと感じる方も少なくありません。
しかし、そんな面倒な作業を全部お任せして、お得に処分できるなら嬉しいと思いませんか?
当社でもパソコンの出張回収・買取を行っています。
面倒なデータ消去、パソコンの初期化など、まとめて全部お任せください!
パソコンの処分でお悩みなら、ぜひ一度「出張回収センター」までご相談くださいませ!