皆さんは、「インラインスケート」をご存知ですか?
大人だけでなく、子供も注目を集めている「インラインスケート」。もしかしたら、インラインスケートという名前はなかなか聞きなれない方も多いかもしれません。
では「ローラーブレード」ならどうです?子どものころローラーブレードを楽しんだことがあるという方なら結構いらっしゃるのではないでしょうか?
詳しくは後ほど解説するとして、実は「インラインスケート 」と「ローラーブレード」は同じもののことなんです。
インラインスケートはシーズンを問わず楽しめ、アイススケートと比べて難易度が低く、性別や年齢を問わず利用できるとても楽しいスポーツです。
狭い公園や道路などの危険な場所では使えないのですが、広い公園や、専用エリアが整備されている場所で楽しむことができます。
今回は、ローラースケートの中でも近年特に人気を集めている、「インラインスケート」について、名古屋でインラインスケートをするならおすすめしたいスポット、人気ブランド、買い替えの際のお得な処分方法などをまとめてご紹介していきたいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
「インラインスケート」ってどんなもの?
「インラインスケート」とは、アイススケートの刃の部分をローラーに替えているスケートになります。
いわゆるローラースケートということになりますが、インラインスケートの「インライン」という言葉は「直列の、一列に並んだ」などを意味する英語が語源です。ローラーの数はシューズにより異なりますが、3〜5個で形成されています。その名のとおり、ローラーが縦一列に並んでいますよね。
コンクリートなどの上で行うことがほとんどで、冒頭でもお話ししたように季節関係なく楽しむことができます。
日本では、インラインスケートは多くの方に「ローラーブレード」として親しまれてきました。
また、インラインスケートはローラースケートと比較してスピードを出しやすいのがポイント!風を切る感覚や疾走感を覚えながら走行したい方におすすめなんです。まるでアイススケートのような感覚で滑れますよ!
私たちの周りでは主に子供が遊んでいる姿が多く見られると思いますが、発祥の地であるヨーロッパではなんと大人も日常的に使用されているものでもあります。
インラインスケートの歴史
インラインスケートの起源とされているものは諸説あり、1700年代頃に夏用のスケートとして開発されたという説が有力だそうです。(オランダで運河が凍ったところでアイススケートをしていたところから派生したとされています。)
開発されたばかりの頃のローラースケートは、靴の裏に4つの車輪(ローラー)が、左右に2つずつ並んだ形状のものでした。
日本にローラースケートが広まったのは、1970年代後半。やはり、4つの車輪が2つずつ並んだタイプが一般的で、スケート靴のように靴に直接車輪がついたものだけでなく、スニーカーなどの靴に装着して手軽に使えるタイプのものが人気を集めていました。
出典:ナショナルジオグラフィック
その後、車輪よりもさらに細いウィール(車輪)が縦に並んだ、インラインスケートが登場!
子どもが遊ぶ遊具としてだけでなく、よりスピードを楽しめる競技としての人気が高まりました。
インラインスケートは、縦に3〜4つまたは5つのウィールが並ぶ、スマートでスポーティな形状が特徴。靴に装着するタイプのものもありますが、靴に直接ウィールがついたものを装着するスタイルが一般的です。
日本で流行ったのは1970代〜
1970年代になって、第1次ローラースケート・ブームがやってきます。きっかけは1972年から東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放送されていた「日米対抗ローラーゲーム」。ローラーゲームとは、アメリカ発祥のエンターテイメント性の強い男女混合のチームスポーツのことです。
その後、1970年代の終わりから1980年代初めにかけて再びアメリカから今度はローラー・ディスコ・ブームの波が日本にやってきます。これが第2次ブーム。
しかし、このブームはそれほど盛り上がりを見せることなく過ぎ去り、子どもたちへのブームとまではならなかったようです。
出典:ValuePress!
そんなローラースケートですが、1987年に再び大脚光を浴びる歴史的瞬間を迎えます。今やローラースケートの代名詞ともなった光GENJIの登場です。ローラースケートを履いて軽やかに歌って踊る彼らは瞬く間に日本中の女性や子供たちの心を撃ち抜き、第3次ローラースケート・ブームを巻き起こします。
ローラースケートに代わりインラインスケートが流行!
第3次ブーム終焉後、ローラースケートに代わりインラインスケートが子どもたちの間で主流となりました。
ローラースケート・ブームを経験した世代で、自分の子どもにインラインスケートを買ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
「ローラーブレード」とはどう違うの?
冒頭でお伝えしたようにインラインスケートのことを「ローラーブレード」と呼ぶことがありますが、それはなぜでしょうか?
実は、「ローラーブレード」とはインラインスケートの商標名なのです。
ROLLERBLADE(ローラーブレード)社は、1983年にアメリカで設立された、インラインスケートを製造するメーカーです。インラインスケートを世界に広めた草分け的存在として知られ、現在も、さまざまなスタイルのインラインスケートを製造販売しています。
ROLLERBLADE社が製造販売するインラインスケートは、今もなお「ローラーブレード」と呼ばれることが多いようです。
今、「インラインスケート」が人気って本当?
インラインスケートが人気!とご紹介しましたが、本当に流行っているの?と、疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、街中や公園などで、インラインスケートを履いて滑っている方を見かけることは多くはありません。というより、見かけることはかなり稀。
では、日本ではどこでインラインスケートを楽しむことができるのでしょうか?
ローラースケートやインラインスケートは、交通量の少ない道路であれば、公道でも滑ることができます。しかし、インラインスケートを安全に楽しめるような道路を探すのは、実際難しいでしょう。
日本では交通量の多い場所では禁止
先程少しお話ししたように、外国では通勤・通学に使用されるほどメジャーなものですが、日本の法律では、道路交通法により、交通量の多いところではローラースケートなどの行為は禁止されています。
交通量の少ない道路や安全が確保されている公園や施設、専用パークでは問題なく使用することができます。インラインスケートを楽しみたいなら、グリーンロードや車の少ない道路、公園、川沿いのコンクリートの部分など自分で安全に楽しむことができる場所を確保しましょう。
詳しい基準などは、交通法でも明記されているわけではないので、自己判断で安全を守って使用することができますが、警察の方や地域の方に注意されたらすぐに止めるようにしましょう。
また、公道で安全を守って使用する分には構いませんが、自転車や車とは違うので車道に出ないように、気をつけてください。
競技としても盛んなインラインスケート!
先程お話ししたように、外国では日常的に通勤・通学に愛用している方も多いですが、競技としても人気があるスポーツのひとつでもあります。
競技用のインラインスケートもありますし、実は大会も多く開催されており、「インラインアルペン」として、日本代表の選手がいるほど、実は盛んなスポーツなんです!
インラインスケートを楽しめる場所とは?
インラインスケートは、十分な広さのある公園や、整備されたスケートパーク、スケート広場などで楽しむことができます。
近年、ローラースケートやインラインスケート専用のコースを整備している公園や施設が増え、雨の日でも楽しめる屋内の施設も利用できるようになりました。
スケートパークなどが整備されるようになったことで、日本でのインラインスケートの人気が上昇。インラインスケートの競技大会もさまざまな場所で開催され、インラインスケートのスクールも人気を集めています。
名古屋でインラインスケートをするならここがおすすめ!
【庄内緑地公園スケートパーク】
「庄内緑地公園スケートパーク」は、名古屋市西区の庄内緑地公園内に2019年に完成した公共スケートパークです。
誰でも無料で利用でき、スケートボートのほか、インラインスケートやBMXなどを楽しむことができます。
庄内緑地公園のゲートボールエリアの横に位置し、車だとメイン入り口入ってすぐの第1駐車場が一番近くとなります。
パークエリアは安全柵で囲われてはいますが、全体の見通しも良く木々もあり気持ち良い環境となっています。
広大に舗装された路面が広がり、その上には複数のセクションが完備されています。
セクションのエリアとフラットのエリアが分けられているので、ビギナーからエキスパートまで幅広いユーザーが楽しめるパークとなっています。
パークを初めて利用する際には体育館となる室内広場の窓口での事前登録が必要で、登録後に渡されるリストバンドを装着する必要があります。
充実の環境が揃うということもあり、常に賑わいを見せる人気の高いパブリックパークです!
出典:スケパ
【戸田川緑地公園】
名古屋市港区には東海最大級の広さを誇る「戸田川緑地公園」があります。
敷地内には、遊具が充実している「とだがわこどもランド」、バーベキューができる「ピクニック広場」、有料遊具の貸し出しができる「サービスセンター」などがあり休日は家族連れでいつも混雑している人気の公園です。
「サービスセンター」では、家庭ではなかなか体験することのできないパターゴルフや一輪車、名古屋市内の公園で唯一インラインスケートのレンタル
をしているので、値段もお安く気軽に体験できるのでおすすめですよ!
出典:名古屋ちゃん情報部
日本では、インラインスケート場が実は国内に423箇所あり、競技人口も日本インラインスケート協会によると、国内の競技人口は約1万人とされ、メジャーなスポーツには引けを取ってしまいますが、近年注目を集めているスポーツのひとつです。
スポーツとしては少々難しいながらも、子供の時から身近にあり、親しみやすいようなスポーツなんです!
インラインスケートの魅力とは?
子どもの頃遊びとして経験したインラインスケートが、今や競技としても注目されていたり、海外だと通勤・通学にも使われているなんて驚きですよね。
しかし、どうしても子どもの遊び道具のイメージが抜けない…という方もいらっしゃいますよね。そんな方のために、ここではインラインスケートのさらなる魅力に触れていきたいと思います。
3歳から始められる!「インラインスケート」は身体の発育に効果的!
人の成長には段階があります。臓器のそれぞれの発育パターンを示したスキャモンの発育曲線(※2)では、幼い頃は神経系がもっとも早く育ちます。
※2 スキャモンの発育曲線とは?
スキャモンの発育曲線とは、スキャモンが1930年に作成した曲線です。スキャモンは人の身体諸属性を大きく4つのパターンに分類することを提唱しました。
出典:国立スポーツ科学センター
神経系は、
- バランス感覚
- リズム感
- 器用さ
これらが育つと言われています。
インラインスケートはこの神経系に働きかけるスポーツと言われており、幼い頃に行えば吸収がとても早いということになります。また、この神経系が優位な時期に一度覚えたことは、大人になってもできると言われています。
そのため、幼い頃からインラインスケートをすることで、優れたバランス感覚・リズム感・器用さを養うことができる…というわけです!
上記のことから、インラインスケートは小さいうちからはじめると非常に効果的であるとおわかりいただけたのではないでしょうか。
では、何歳から始めれば良いのか気になりますよね。
インラインスケート自体は、推奨年齢を”5〜6歳”としていますが、実際のところインラインスケートのブーツは足のサイズが15cmからあり、3歳の足のサイズの大きさ平均は約15cmのため、3歳頃からインラインスケートを始めることも可能というわけです。表から見てわかるとおり、神経系が優位になるのは6歳ごろまでなので、できるだけ早めに始めたいところ。
とはいえ、まだまだ安定して滑れる年齢ではないので、ウィールに補助輪をつけるなどして決して目を離さず、しっかりと補助しながら行うようにしましょう。
「インラインスケート」はエクササイズにもぴったり!
インラインスケートはお子さんの発育に活かせるのはもちろん、滑って楽しいだけでなく、エクササイズやトレーニングにも活用でき、先述したように競技としても人気があります。
全身の筋肉を使うため、気軽にバランス感覚や体幹を鍛えることが可能です。また、ご紹介したようなインラインスケート利用可の公園や専用パークで、手軽に運動できるのも魅力。
以下にインラインスケートで得られる効果をご紹介したいと思います。
下半身の筋肉を強化!
ほかのタイプの有酸素運動と同様に、インラインスケートは、
- ふくらはぎの筋肉
- 大腿四頭筋
- ハムストリング筋
- 臀筋
などの下半身の筋肉と連動しながら、腹筋に働きかけてくれます。
有酸素運動は骨格筋量を増やす効果があるため(従来の説では、このタイプのエクササイズが筋肉に与える影響は最小限であることが示唆されていた)、老化による筋力低下を防ぐための効果的な方法なのです。
また、関節にかかる圧力が最低限に抑えられるため、インラインスケートはローインパクト(負担の少ない)エクササイズと考えられています。
出典:ダイアモンド・オンライン
バランス感覚を改善
インラインスケートのブーツを履くと足が地面に接するエリアが減るため、バランス感覚の向上につながる…ということもインラインスケートのさらなるメリットと言えます。
お子さんの発育だけでなく、私たち大人にも十分な効果が期待できるのです!
そしてバランスを取らなければいけないので、自然と体幹が鍛えられ一石二鳥!
体幹が鍛えられる=インナーマッスルが付き、内臓の代謝がUPして脂肪を燃焼しやすくなるという効果も。
なんでも、1時間インラインスケートを楽しむと、約600kcalものカロリー消費が見込めるんだとか!
ジョギングの消費カロリーがおおよそ400〜560kcalなので、ジョギングを同じ時間した場合と同等レベルということになります。
しかし、何よりも嬉しいのはインラインスケートは身体への負担が少ないこと。ジョギングよりも心臓への負担が少なくインラインスケートの方が楽しく長時間できるので、より効果を実感しやすくなるんです!
出典:Rehab Cloud
心臓の健康に効果的
アメリカ心臓協会は、インラインスケートなどのスケートを心臓に良いアクティビティの一覧に載せています。
有酸素運動は耐糖能とグルコース感受性を改善し、生理的心肥大(通常の心臓機能)を高めるほか、
- 安静時の心拍数
- 血圧レベル
- 動脈硬化マーカー(動脈の壁の内側にある脂肪やコレステロールのインジケーター)
これらを下げる効果があるとされています。
気分も上がる!
楽しい有酸素トレーニングを1セッション行うだけで、感情に計り知れない影響が出るそうです。
ニューヨーク大学の研究著者は、有酸素運動を1回行うだけでエネルギーレベルが著しく上昇し、神経化学物質※3の増加が促進され、ストレスレベルが下がることを発見!
つまり、インラインスケートで楽しくエクササイズすることは、心身ともに健康にとても良いということになります!
※3 クリーブランド・クリニックによると、喜びを感じる報酬系やモチベーションに関与する神経伝達物質ドーパミンなどの増加が見られたそうです。
インラインスケートは、ひとりでも場所をとらず簡単に練習ができ、さらにインラインスケートだけでなくスキーのオフトレーニングにも使えます。必要な道具を揃えれば誰でもすぐに始められるので、新しい趣味を探している方・運動不足を解消したいという方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
大人にもおすすめしたい!インラインスケートの上手な選び方
インラインスケートの魅力をたっぷり見てきたところで、次は実際に購入する際の選び方について見て行きましょう!
お子さんだけじゃない、私たち大人も参考になるインラインスケートを選ぶ際に必ずチェックしておきたい”7つのポイント”をご紹介します!
① 目的やレベルに合わせてタイプを選ぼう
インラインスケートは、主に
- フィットネス
- アグレッシブ
- フリーライド
- スピード
- トイスケート
これら5つのタイプに分けられます。種類によってレベルや特徴が異なるので、ストレッチ用や本格的な競技用など、まずは目的を決めてから自分に合うタイプを選びましょう!
気軽なエクササイズにも!初心者には「フィットネスタイプ」
バランスが取りやすく、転倒しにくい構造のフィットネスタイプ。転び慣れていない初心者は、まずこちらのタイプを選ぶと良いでしょう。
エクササイズや体幹トレーニング目的でインラインスケートをはじめる方は、まず安全に止まる技術の習得からはじめ、慣れてきたら次のステップに進むようにすると怪我のリスクを減らせるはずです!
出典:マイナビおすすめナビ
スキーのオフトレーニングや、回転などの技を練習したいなら「フリーライドタイプ」
普通にすべるだけでは物足りないという方や、さらに上達したいと考える方には、間隔をあけたコーンの間をスラローム(蛇行・回転)しやすい、フリーライドタイプを選ぶと良いでしょう。フィットネスタイプと見た目が似ていますが、フレームが短くより小回りがきく構造になっています。
機動性とバランスを兼ね備えた万能タイプで、トラックの入門練習にもぴったり!
運動量を上げたいときやスキーのオフトレーニング、インラインダンスにもおすすめですよ!
スピード重視でタイムを競いたいなら「スピードタイプ」
疾走感のある滑りを楽しみたいなら、スピードタイプがおすすめ◎。大きなウィールと長いフレームが特徴で、トラックでタイムを競うことに特化して造られています。
専門的なモデルかつ値も張るので中~上級者向きにはなるのですが、レース参加を目指す際は検討してみても良いかもしれません。
3輪と4輪がありますが、3輪ウィールなら比較的軽く、スピードを出して長い距離を走行するのに向いています。
トリックやジャンプ競技には「アグレッシブタイプ」
ジャンプ台・ハーフパイプ・ハンドレールを使ってトリックを決めるなら、アグレッシブタイプを選びましょう。安定感を重視した構造で、トリックの衝撃に耐えられるよう頑丈に造られています。
ウィールが小さくブレーキがついていないため、飛んだり跳ねたり、スライドしたりと、ダイナミックな滑り方ができるのが魅力!
格好良く技を決めたい方は、ぜひトライしてみてください!
子供向けに作られた「トイスケート」
トイスケートタイプはスポーツ用と比べ、低価格で手に入れられるのが魅力です。スピードが出にくい設計のモノが多く、小さいお子さんでも安心して滑れます。これからインラインスケートをやってみたいお子さんにおすすめ◎。
また、子供向けのかわいいデザインもポイント!色使いがPOPで、カラフルなウィールが光るなど、楽しく滑れるような仕掛けが施されています。
トイスケートはスポーツメーカーではなく、おもちゃメーカーが製造したモノが中心です。はじめにトイスケートを試してみて、本格的にインラインスケートに取り組みたくなった場合はスポーツ用に切り替える…というのが良いかもしれません。
② ハードorソフト?フィット感重視でシェル素材を選ぶ!
ブーツ素材には、スニーカーのように柔らかいソフトシェルと、硬いプラスチックで覆われたハードシェルの2種類があります。それぞれ固定方法が異なるため、フィット感を重視して選びましょう。
初心者には、軽量で柔らかな素材のソフトシェルがおすすめ◎。足首が自由に動いて履き心地が良く、比較的安価な商品が多いのも魅力です。
ハードシェルは足をしっかり固定できるため、トリックを決めたい人やスピード重視の方にはうってつけ!
硬い部分が足にあたって痛む場合は、インナークッションでフィット感を高めるという方法もあります。
出典:SAKIDORI
③ サイズはできるだけぴったりを選ぼう
ブーツのサイズは普段の靴を基準に、できるだけぴったりのものを選ぶのがポイントです。
大きめだとブーツの中で足が動いてしまい、フィット感に欠けてしまいます。大人用のブーツにはサイズ調整機能がないことが多いため、慎重に大きさをチェックしてくださいね。
通販で購入する場合、サイズ違いの返品・交換に対応しているECサイトがおすすめです。店頭で試し履きをする場合は、かかととつま先をしっかり入れ、立ち上がってみてフィッティングを確認してください。
④ なめらかに回るウィールがベスト!
ウィール(車輪)がなめらかに回転するか、手で回してチェックしましょう。
回転数を示す「エイベック(ABEC)」の数値が大きいほどよく回りますが、初めて購入する一足は、ABEC3~5程度あるものが無難です。
一般的に、ウィール直径は80~84mmが初心者、90~100mmが中級者、105~120mmがスピード重視の上級者向けです。最初は速度よりもバランスの取りやすさを重視して選びましょうね。
出典:Micro Skate Japan
⑤ 初心者はブレーキつきが◎!
初心者はかかとにブレーキがついたものがベター。
とくに多くのスケーターが集まる公園で練習する場合は、すぐに止まれると安心感が高まりますよね。
上達した後、トリックをするときに邪魔になるのが不安な場合は、ブレーキが取り外せるモデルを選んでおくのも良いかもしれません。
⑥ メッシュ素材なら通気性がよく蒸れにくい!
長時間快適にスケーティングを楽しみたい方は、インラインスケートに用いられている素材にも注目しましょう!
インラインスケートは足首まで固定するため、スニーカーよりも蒸れる傾向があります。
ただし、高い通気性を有しているメッシュが素材として用いられているモデルであれば、長時間着用しても蒸れる心配が少ないのでぜひお試しください。
汗をかきやすい夏場にスケーティングを楽しみたい方にもおすすめですよ!
出典:Amazon
⑦ プロテクターなど必要なモノがセットになったものも◎
インラインスケートをこれから始める場合、インラインスケート本体のほかにエルボーパッド(肘あて)やニーパッド (膝あて)、ヘルメットなどのプロテクターを用意する必要があります。初めてインラインスケートを購入する場合は、必要なモノがセットになった製品を選んでみてください。
また、セットの製品はカラーやデザインが統一されている場合が多いので、バラバラで購入するよりもコーディネートしやすいのが魅力ですね。
出典:Amazon
インラインスケートの人気ブランドをご紹介!
インラインスケートの選び方を見て参りましたが、もちろん人気ブランドから選ぶのもおすすめ!機能ももちろんですが、デザインも選ぶ際には重視したいところですよね。
現在、国内外のスポーツメーカーや、専門のメーカーがさまざまなインラインスケートを製造販売しています。
ここでは、インラインスケートと言えば!の超有名ブランドから少々コアなブランドまで、おすすめモデルとともにご紹介したいと思います!
Rollerblade(ローラーブレード)
アメリカのROLLERBLADE社は、インラインスケートのパイオニア的存在。
ローラーブレードは、元ホッケープレーヤーのオルソン兄弟が立ち上げたアメリカのインラインスケートメーカー。アメリカ国内に留まらず、ヨーロッパやアジアなど、世界各国で多くのユーザーから愛用されています。
ローラーブレードのインラインスケートは、スピード・フィットネス・キッズなど、さまざまな種類を取り扱っています。スケート業界においてトップクラスのブランド地位におり、高スペック・低価格のモデルを豊富にラインナップしているのも魅力です。
おすすめモデル【初心者向け】
ローラーブレード(Rollerblade) RB CRUISER 07101500215
参考価格:27,700円
フリーライドタイプで、最初に履くハードブーツとしておすすめのインラインスケート。ブーツ全体をプラスチックシェルが覆っていながら、通気性のよい設計を採用しています。有酸素運動をしたい方からスラローム(スキーの回転競技)に挑戦したい方まで、幅広い方におすすめです!
SG7ベアリングと硬度の高い80Aの80mmウィールを採用しているため、安定性とスピード感のある走りができます。さらに、クッション性に優れたインナーと衝撃吸収用のショックアブゾーバーを使用しており、足の負担を軽減できるのもポイントです。
シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力ですよね。シューレースが2色付いているので、好みに合わせて付け替えられます。また、ブレーキが取り外せるように専用のシャフトも付属しているのも特徴です。
出典:Amazon
おすすめモデル【中〜上級者向け】
ローラーブレード(Rollerblade) E2 Pro 125 07060100100
参考価格:78,855円
スピードタイプのインラインスケート。中〜上級者に加えてプロ向けのアイテムで、トレーニングで使いたい方やレースで使いたい方におすすめです。
独自のウレタン配合がなされた85Aの125mmウィールは振動を抑えるうえよく回転し、耐摩耗性に優れているのが特徴。さらに、ベアリング値も高いため、速くスムーズなスケーティングができます。
フィット性とクッション性に優れているのもポイントです。パッドが足を快適に包み込み、さまざまな滑りを支えて衝撃から足を守ります。また、通気性のあるカーボンファイバーシェルを採用。機能性とバランス力を高めています。
そのほか、耐久性に優れているのも魅力です。ブーツを熱変形させたくない方や、高性能なスピードタイプのインラインスケートを長く使い続けたい方に適しています。
出典:ヨドバシ
K2 SKATES(ケーツー スケート)
ケーツーは、1962年にカーシュナー兄弟によって立ち上げられたアメリカのスポーツメーカーです。スキーやスノーボードなどのウインタースポーツをはじめ、インラインスケートなどのアグレッシブなスポーツ用品を展開しています。
ケーツーでは、タイプ別に50種類ものモデルを提供しています。中でも、フィットネスモデルのインラインスケートが多くラインナップされて、カラフルな見た目のモノやカジュアルシューズのような見た目のモノなど、デザイン性に優れたモデルが多いのも特徴です。
おすすめモデル【初〜中級者向け】
ケーツー(K2) KINETIC 80 I180201901
参考価格:27,299円
初心者から中級者向けに作られたフィットネスタイプのインラインスケート。靴ひもを引っ張るだけで簡単に締められるスピードレーシングを採用しているので、ブーツの脱ぎ履きが楽にできます。
低重心での滑走を可能にしつつ、走行中の衝撃を吸収する「F.B.Iフレーム」を採用。バランスが取りやすく、安定感のあるスケーティングが可能です。また、シェルには「スタビリティプラステクノロジー」が施されており、足首をしっかりとサポートします。
ウィールは80mmで、快適な推進力があります。また、右足にヒールブレーキが付いているため、初心者でも安心です。
出典:Amazon
おすすめモデル【中〜上級者向け】
K2(ケーツー) F.I.T. 84 PRO(F.I.T. 84プロ)
参考価格:12,800円
「KINETIC 80」と同様に足の横幅がひじょうに広いK2社製のアルミフレーム採用モデル。足の横幅がある方で、アルミフレーム採用モデルがいいという方にはこちらが向いています。
ウィールが84mmなので滑走性能が上がっています。「KINETIC 80」より、安定性では少し劣るので、運動に自信のある方におすすめします。
靴紐を結ばなくてもいい特殊構造を採用しているので、少しだけ扱いに慣れが必要です。
出典:Amazon
2pm Sports(ツーピーエム スポーツ)
アメリカの人気ブランド。お子さんが喜びそうなポップで華やかなデザインが魅力。手頃な価格帯のインラインスケートが人気です。
おすすめモデル【お子さん向け】
2PM SPORTS Vinal Girls
参考価格:22,580円
タイヤがライトアップする、周囲の注目を集めそうなインラインタイプのローラースケートです。
日中はもちろん、夜間の使用時もきらきらと輝き存在感を放ちます。自己発電システムなので、バッテリーを気にすることなく使うことができます。ブラックのボディにビビッドカラーが良く映えた、スタイリッシュなデザインも印象的です。
強化アルミニウムフレームは、衝撃や転倒などから足を守ります。軽やかなメッシュ素材をアッパーに部分使いしているのもポイントです。
シューレースやベルクロストラップで固定する脱ぎ履きの簡単な仕様は、大人のサポートを必要とせずお子さんひとりでも履くことが可能です。
4段階のサイズ調整ができるため、成長に合わせて長く活躍してくれます。
出典:Yahoo!ショッピング
FILA SKATES(フィラ スケート)
イタリア発祥の人気スポーツブランドFILAが展開する、インラインスケートブランド。幅広いモデルを展開しています。
人気ブランド中でもFILA(フィラ)は圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。特に独自のマイクロアジャスト機能は絶対的な支持を受けています。
おすすめモデル【初心者向け】
FILA SKATES(フィラスケート) X-ONE インラインスケート
参考価格:10,980円
フィラスケートは、インラインスケートの世界ブランド。X-ONEは、フィラスケートが競技プロモデルで培った技術を注入した商品です。ジュニアクラスですが、サイズは18~26.5cmまであります。足を無理なくしっかり支えられるようにシェル剛性が高く、初心者にもおすすめです。
人間工学を基にインナーを採用。足を包み込むような厚みや柔らかさや、凹凸に設計されています。そのため、長い時間滑っても足が痛くならないでしょう。サイズ調整は工具なしで可能。踵の下に埋め込まれたレバーを回すだけで微調整ができます。
出典:Amazon
POWERSLIDE(パワースライド)
パワースライドは、ドイツのメーカーが製造販売する、インラインスケートのブランド。1994年にマティアスノールとステファンゲールによって設立され、1997年に独自のブランドを創り上げました。
失敗から学び、常に進化し改善するという方針を掲げヨーロッパで人気を誇っています。品質の高さに定評があるほか、多様な商品を展開しているのも大きな特徴です。
おすすめモデル【上級者向け】
Powerslide(パワースライド) Next Core 80
参考価格:27,829円
ブーツのフレックスは、硬すぎず柔らかすぎず適度な硬さで、きちんと足首周りをサポートしてくれます。
カフ(脛から足首を固定し安定性を高めるためのパーツ)が高めなので足首周りのサポート力が高いです。これは足首がぐらぐらしやすい初心者には頼りになるだけでなく、ジャンプの着地時などに足元が不安定になりやすい時に足が過度に倒れるのを防いでくれます。
ホッケーブーツにようなコントロールのしやすさと高速スケーティングの両立を目指し、さらにフレーム交換も可能なブーツとフレームの機構である「Trinityマウント」のブーツなので、低重心で安定性が高く、内外のエッジに荷重した時に操作しやすいです。
この低重心による安定感は安心感に直結し、初心者、上級者問わず、その魅力は感じられると思いますが、おそらく上級者の方がこの低重心のすごさを実感できるはずです。
出典:Amazon
私たち日本人にとってはインラインスケートというと、”子供の遊び道具”というイメージが強かったかもしれませんが、こうして見てみるとスタイリッシュでデザイン性も高いものが多いのに驚いた方もいらっしゃるのでは?
ここでご紹介したブランド、おすすめモデルはほんの一部です。興味のある方はぜひ一度調べてみてくださいね!
いらなくなったインラインスケートはどうすれば良いの?
ここまではインラインスケートについて、その魅力や選ぶ際のポイント、人気ブランドなどをご紹介してきましたが、ここからは処分したい!と考えた場合にどうしたら良いのかをお話ししていきたいと思います。
まず、インラインスケートは中古で「売る」ことができます。
お持ちのインラインスケートがまだまだ使用できて、破損や目立った汚れなどがないのなら、ぜひ「売る」のを検討してみてください!
インラインスケートは今とても注目されていて人気があるアイテム。しかし、購入するとなると案外値段が張るものでもありますよね。そのため、続くかわからないけど試してみたい!という方に中古のインラインスケートは重宝されているんです!
もしも使っていないものや、買い替えなどで処分を検討しているインラインスケートをお持ちなら、迷わず売ってしまいましょう!
- スポーツ用品専門買取店に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 不用品回収業者に買い取ってもらう
この中からご自分に合った方法で売りましょう。
それとは反対に、もしも上記の方法で売れなかった場合、以下の方法が選択できます。
- 可燃・不燃ゴミとして処分する
- 知人・友人に譲る
- 支援団体に寄付する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
それぞれ詳しく解説していきますので、次の項目でまずは「売る」方法から見て行きましょう!
インラインスケートを「売る」なら!
いらなくなったインラインスケートを売る場合、
- スポーツ用品専門買取店
- ネットオークション・フリマアプリ
- 不用品回収業者
の3つを利用するのがおすすめ◎!では順番に詳しく見ていきましょう!
スポーツ用品なら「スポーツ用品専門買取店」
出典:スギタスポーツ
その名のとおり、スポーツ用品を専門として買い取ってくれる業者です。
インラインスケートはスポーツ用品に分類されます。そのため、その性能や品質を理解するのにある程度の知識が必要となります。そのため、こうしたスポーツ用品専門買取店で査定してもらう方が安心と言えるのではないでしょうか。
とは言え、「スポーツ用品専門買取店だから絶対大丈夫!」と信頼しすぎるのも良くありません。
というのも、業者によって査定基準はバラバラなため、例えスポーツ用品専門店であっても査定士によって差が出てきてしまうのは致し方ないのです。
出来るだけ高く売りたいのであれば、複数の見積もりは必須ということは忘れずに!
専門知識があるなら「ネットオークション・フリマアプリ」
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるシステムとなっており、スポーツ用品専門買取店やリサイクルショップよりも高値で売ることができます。多少高額になっても価値のある品は求められる…というのがネットオークションやフリマの最大のメリットではないでしょうか?
また、購入者とのやり取り、代金の受け取りなどはアプリの提供事業者を介して行われるので個人情報などが漏れる心配がなく、安心して利用することができますよね。
仮に買取店では断られてしまったインラインスケートでも、有名ブランドのものや見た目がキレイで目立ったキズがなく、破損した部分などがない場合は価格が少々高くても売れやすい傾向にあり、すでにさまざまな種類のインラインスケートが出品され取り引き成立したものも多く見られます。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前にインラインスケートの相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- インラインスケートの商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
費用がかからずスマホひとつで簡単に出品でき、価格も好きに設定できるなんて夢のような売却方法ですが、こうして手順を見てみると、自分自身で行わなければならないことが多い印象です。
さらに、ネットオークションやフリマでは「より安くしよう」と値切ってくる方も多く、出品物に対する細かい解説を求められることも多々あるため、出品したインラインスケートについての知識をきちんと説明する必要も出てきます。
逆を言えば、インラインスケートについての知識が豊富であれば出品物のPRができるため、より高額で落札してもらえる可能性もある…というわけです。
ただ、インラインスケートにキズがついてはトラブルに発展しかねないので、配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要もあり、自分ひとりで行うにはそれなりの労力がいるかもしれません。お得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
インラインスケート以外にも処分したいものがあるなら「不用品回収業者」
「不用品回収業者」と聞くと、単にいらないものをまとめて処分してくれる便利な業者と思われる方が多いかもしれません。しかし、それは少し間違いです。
不用品回収業者の中には、「買取」により力を入れ、各ジャンルの専門知識を持った査定士が常駐している業者もあるんです!そんな不用品回収業者に依頼すれば、インラインスケートの価値を分かったうえでしっかり査定してもらえますし、ほかにも不用品がある場合にはまとめて処分することももちろん可能です。
さらに不用品回収業者は作業をすべてお任せできる業者なので、自宅にいながら査定・買取・搬出まで依頼主が何かする必要はありません!
不用品回収業者に依頼するメリットは、
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 不用品回収・買取を全てワンストップで行える。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので決して他人事ではありません。
不用品の回収や処分、買取には、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
HPに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
せっかく売るなら避けたほうがいいかも…
上記でご紹介したようなおすすめの業者とは反対に、反対に避けた方が良い業者も存在します。
それは「リサイクルショップ」。
「買取」と言えば「リサイクルショップ」と思い浮かべる方も多いかもしれませんが、インラインスケートのような専門的知識のいるスポーツ用品に関しては、実はあまりお勧めできません。
というのも、リサイクルショップは、数多くのジャンルを幅広く取り扱う便利なお店ではありますが、その分専門性に欠けるというデメリットがあります。本来なら価値のあるインラインスケートでも、知識のある査定士がいないために相場の半分以下の値段で査定されてしまうこともあるのです。
そのような事態を避けるためにも、まずは専門的な知識のあるスポーツ用品専門店・不用品回収業者に依頼することをお勧めします。
買取金額UP!売る前に気をつけたいポイント6つ!
これはほかの中古品にも言えることなのですが、いくら人気のあるインラインスケートでも、何もせずそのまま売りに出しては思うような金額で売れません。
せっかくインラインスケートを売るのであれば、できるだけ高く売れたら嬉しいですよね。
ここでは、インラインスケートを売る前にできる”少しでも高く売るためにできること”を6つご紹介したいと思います!
① キレイな状態にしておく!
インラインスケートに限らず、中古販売サイトや中古店で同じ商品があった場合、やはりキレイな状態のものの方が良い印象がありますし、買い手もキレイな方が欲しいと思うのが当然です。
屋外で使っていたインラインスケートは、泥や砂などの汚れをしっかり落としておきましょう。
素材によっては水洗いも可能ですが、ボロ布などで汚れを落とす方法をおすすめします。ベアリング部分を除く、ウィールの外側や本体だけなら、ウエットティッシュなどで汚れを拭き取る方法もあります。
インナーが取り外せる場合は、洗って陰干ししましょう。
【インラインスケートのお手入れ方法】
■ 滑った後のシューズ部分
「汚れは拭く」、「滑ったあとは陰干しにしておく」といった常識的な事はともかく、ブーツの湿気は丸めた新聞紙や乾燥材を入れておくのが効果があります。
特にインナーシューズを外せないタイプの靴は、ほとんど洗えないので、ニオイ予防のためにもおすすめ◎!
出典:wssk8.com
■ 滑った後のプロテクター
プロテクターも基本的には「陰干し」ですが、夏場で多量の汗を吸った状態なら「乾く前に水洗い」が一番です。(汗は水のほうが落ちるそうです)
プロテクターはネットに入れて洗濯機でも洗えますから、ニオイが他人の迷惑になる前に洗うというのが良いかもしれませんね。
※ 頻繁に洗い過ぎるのも傷む原因になりますのでほどほどに。
■ ニオイが気になるなら消臭剤も◎
滑った直後のメンテナンスにも限界があって、毎週のように滑っていれば、やがて雑菌が繁殖しニオイが発生してしまいます。
その場合は除菌消臭スプレーなどを使いますが、化学反応を起して謎のニオイが発生する可能性があるため、ニオイが気になるからと言ってさまざまな種類を同じ期間に使わないように気をつけましょう。
出典:おそうじ本舗
② ウィールの交換・メンテナンスをしておく!
インラインスケートは、定期的にウィール(車輪)の交換、ローテーション(※4)などのメンテナンスをすることで、より快適に楽しむことができます。
中古として売る前にわざわざウィールを交換する必要はありませんが、取り外して内部の汚れを取り除くなどのメンテナンスをしておくことをお勧めいたします。
専用のクリーナーを使ってベアリングを洗浄しておくと、より良い評価が期待できますが、やり方がわからない場合や、ウィールを外すのも初めてというような場合は、無理にメンテナンスする必要はありません。
※4 ウィールは滑ることで次第にすり減っていきます。 滑り方や路面の環境などの影響で均一に削れていくことはありません。
多くの場合では外側よりも内側が削れていくので、極端な片減りにならないよう定期的に確認を行いましょう。
すり減ってきた場合には一番減っているウィールと一番減っていないウィールを入れ替えていきます。 その際にはウィールの裏表を変えると片減りを防止できます。
③ 付属品を揃えて買取に出す!
インラインスケートに限らずスポーツ用品の買取は付属品がとても重要なのはご存知ですか?
家電や家具を売る際と同様で、外箱や取扱説明書が付いているとその分高く売ることができるのです。
逆に、どれだけインラインスケート本体が良い状態であっても付属品がついていないと減額になってしまうことがほとんどです。そのため、付属品があるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
「付属品といっても何を出せばいいのかわからない…。」という方もいらっしゃるかと思います。
付属品として一緒に出すと査定額が上がるのは、
- 外箱
- 取扱説明書
- タグ
- ヘルメット
- エルボーパッド
- ニーパッド など
このようなものです。このほかにも、もし購入した時に付属したものがあれば一緒に査定に出しましょう。
また、付属品が欠損している場合は正直に伝える方が業者の印象が良くなるので、減額の幅が減る可能性もあります。
④ スポーツ用品を専門に取り扱っている業者に売る!
急いで処分したい場合は、一般的なリサイクルショップなどで売る方法が便利ですが、人気の海外モデルや希少価値の高いモデルなど高額なインラインスケートを売る場合は、専門店で査定を受けるのが断然おすすめ!
海外の製品や、レアモデルなどは特に、専門的知識のある業者でなければ正しい評価をしてもらえない可能性もありますので、注意が必要です。
⑤ 複数の業者に査定をしてもらう!
インライスケートを高く売るために最も重要なのが、「複数の買取業者に出して査定金額を比べる」こと。なぜなら、買取業者によって得意なジャンルや買取基準がバラバラで、査定額に差が出るからです。
少なくとも3社程度は見積もりに出すことをお勧めします。いくつかの業者に見積もりに出すことでスタッフの対応など悪徳な業者かどうか判断するにも役立ちますし、お持ちのインラインスケートの買取相場を知ることもできます。他の店のほうが高かった…と後悔しないためにも、相見積もりは重要になるのです。
⑥ 買取金額を交渉してみる!
「買取金額の交渉」も、買取金額を上げるための手段のひとつ。
先述した「複数の業者に査定してもらう」ことで買取相場を理解しておくと交渉もスムーズです。
金額交渉に引け目を感じてしまう方も多いと思いますが、売却側と査定士が互いに納得し気持ちよく買取を終了するために、むしろ必要であると言っても過言ではありません。
インラインスケートが売れなかったら…
もしもお持ちのインラインスケートが売れなかった場合、
- 可燃・不燃ゴミとして処分する
- 知人・友人に譲る
- 支援団体に寄付する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
この方法で処分するしかありません。では、もう少し詳しく見て行きましょう。
可燃・不燃ゴミとして処分する
インランスケートは、基本的にはどの自治体でも「可燃ゴミ」としている場合が多いです。この場合、指定された曜日に指定のゴミ袋に入れて出すだけでOK!もっとも手軽に処分できる方法でしょう。
ただし、自治体によっては金属部分が「不燃ゴミ」に該当する場合もあるため、詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。
【注意】名古屋市ではヘルメットは「粗大ゴミ」
インラインスケートを処分する場合、一緒に使用していたヘルメットもまとめて処分したい!考える方も少なくありません。
ヘルメットは、「不燃ゴミ」に該当する地域が多いのですが、中には「粗大ゴミ」としている自治体もあり、名古屋市がこれに該当します。
名古屋市の場合は30cm角以下のものは可燃ゴミとしているので、分別は各自治体で正反対ということもよくあるためご注意ください。
粗大ゴミの処分方法
ヘルメットを粗大ゴミとして処分する場合、以下のような手順が必要になります。
粗大ゴミの申し込み手順
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、ヘルメットに貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
※ 一般的な粗大ゴミの申し込み手順です。自治体によってルールや必要な費用は異なりますので、詳しくは各自治体のHPなどでご確認ください。
知人・友人に譲る
周りにインラインスケートが欲しい!という方がいらっしゃるなら、譲るというのも良いかもしれませんね。
買取は断られてしまったけど、メンテナンスやウィール交換次第で使用に問題がないのであれば、インラインスケートとしての価値はまだまだ十分にあります。
インラインスケートは、ものによっては数万もする高価なものなので、譲ってもらえるとなればお相手も大変喜ばれるはずです。捨ててしまうよりも欲しいという方に再利用してもらえた方がこちらとしても嬉しいですよね。
ただし、相手が遠方であった場合には、配送料が必要になってしまいます。
そもそもお譲りするインラインスケートが高額なものだった場合は、無料で譲るのを条件に「配送料は相手持ち」にするなど、費用の面での話し合いを事前にきちんとしておかないと、知り合いと言えど後々トラブルになりかねないのでその点だけ注意しましょう。
支援団体に寄付する
いらないとは言え、まだ使用できるインラインスケートを廃棄処分するのはもったいないけど…かと言って売れるようなものでもないし…という方には、寄付がオススメです。直接団体に持ち込むことが可能であれば、その場合は費用はかかりません。
寄付支援活動はインラインスケートを直接お届けする方法と、インラインスケートの売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じでワクチンにて現地にお届けする方法の2つの方法を利用することができます。
このように、専門家の判断で現地では再利用できないもの・輸送コストが大きいものに関してはワクチンにて自動的に振り分けしてもらえるので、支援者側で悩む必要はありませんのでご安心くださいね。
ただし、支援団体に寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなるので、遠方で配送しなければならないという場合は、残念ながら無料で処分できるわけではありません。しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
なお、費用はかかってしまいますが、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもあるので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。画像からリンク先に飛ぶことができますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
不用品回収業者に回収を依頼する
インラインスケートを売る場合のおすすめの業者としてもご紹介しましたが、自分で持ち込む労力や、手間と時間をかけずにインラインスケートを処分したいのであれば、不用品回収業者がオススメです!
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜と管楽器の回収費用相場が1,000円〜となっているので、
3,000円 + 1,000円 = 4,000円
程度が妥当かもしれません。ほかの方法と比べると割高…と感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合には「積み放題プラン」という料金形態もあり、決められた大きさのトラックに積める分であれば金額は据え置きというお得なプランになります。
インラインスケートを処分する場合、まとめてヘルメットやエルボーパッドなども処分したい!、いちいち分別するのは面倒…という方にはぴったりのプランなのではないでしょうか?
もちろん、インラインスケートと全く関係のない家具・家電もまとめて処分することができるので、それぞれ単体で処分するよりもずっとお得に利用することができるのです!
100kg以下は11,000円〜、200kg以下は22,000円〜とまとめて処分したいものがある方にはこちらの方が断然おすすめです!
そのほかの不用品回収業者のメリットについてはインラインスケートを売るのにおすすめの業者の項目で詳しく説明していますので割愛いたしますが、不用品回収業者は、インラインスケートが売れない場合でも回収が可能です!
インラインスケート以外にも処分したいものがある場合などに大変便利なので、一度検討して見ても良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、今注目の「インラインスケート」についてその魅力を見ていくとともに、名古屋のおすすめスケートパークや選び方、もしも処分したい場合の処分方法などさまざまな方向からご紹介して参りました。
インラインスケートの処分方法であげられるのは、お得に処分できる
- スポーツ用品専門買取店に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 不用品回収業者に買い取ってもらう
この方法と、廃棄もしくは譲る方法の
- 可燃・不燃ゴミとして処分する
- 知人・友人に譲る
- 支援団体に寄付する
- 不用品回収業者に回収を依頼する
こちらの方法がありましたね。
海外では一般的に使用されているインラインスケートですが、日本では公道での利用はなかなか難しいもの。
しかし、インラインスケートを楽しみながらすることでエクササイズ効果や健康効果が得られるなら、ちょっとやってみたいかも…と感じた方もきっと多いはず。
近年は競技としても少しずつ注目を集めているインラインスケートですから、もしも今処分を考えているならまずは売ってみては?
もしかしたら意外な金額で売れるかもしれませんよ!
当社でもインラインスケートの回収・買取を行っています。
インラインスケートの処分でお悩みなら、ぜひ一度「出張回収センター」までご相談ください!