スマホの処分方法8選!処分の前に必ず確認しておきたいポイントも解説

目次

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今や1人1台持っているのが当たり前になり、私たちの生活に欠かせなくなったスマートフォン。

使用していくうちにバッテリーが劣化するため、数年使用してから機種変更することが多いと思いますが、その際に迷うのが、もう使わなくなったスマホの処分方法です。

データも残っているし、どう処分すべきか・・・、と悩んでいるうちに、使わなくなったスマホが数台、手元に残ってしまっている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

クレジットカード情報や写真など、さまざまな個人情報が入っているスマホは、適当に売却したり廃棄すると個人情報が流出してしまう危険性があります。

今回のコラムでは、スマホを処分する前にチェックすべきポイントや、実際にスマホを処分する方法8選をご紹介していきます!

スマホの処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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スマホ処分のその前にチェック!

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家族や知人の連絡先や写真、ネットショップで使用したクレジットカード情報、口座を家計簿アプリの情報と紐づけしている人は口座情報など、スマホには実にさまざまな個人情報が入っています。

そのため、要らないスマホを売却するにしても廃棄するにしても、適当に処分するのはNGです。

スマホを処分する前にチェックしておくべきポイントは7つあります。

  1. スマホは家庭ゴミで出せない?
  2. バックアップを取ろう
  3. アカウントの引継ぎが必要なことも
  4. データを削除しよう(初期化)
  5. SIMカード、SDカードは必ず取り外す
  6. 分割支払い中のスマホは処分できない
  7. 業務用スマホは処分方法が異なる

スマホ処分の前には、ぜひ確認してみてください!

①スマホは家庭ゴミで出せない?

壊れてしまったり、古くて売りにも出せないガラケーやスマホ。

どう捨てればいいか迷ってしまいますよね。

ショップに持って行くのも面倒だし、サイズが小さいから燃えるゴミに混ぜたり、燃えないゴミなどで処分できるのでは?と思ってしまいがちですが、その処分方法は絶対NGです。

ガラケーのバッテリーや、現在流通しているスマホのバッテリーはリチウムイオン電池を使用しているものがほとんど。

リチウムイオン電池は劣化したり、衝撃を加えることで発火する恐れがあります。

そのため、自治体のゴミ収集で回収することができないのです。

面倒だからといって適当に家庭ゴミに混ぜて処分をした結果、ゴミ収集車両や処理施設で火災や爆発が引き起こされ、復旧に膨大な時間や費用がかかったり、最悪の場合、人命にかかわる大事故に発展することも。

処分の際は、必ず自治体の案内をご確認ください。

また、スマホは小型家電リサイクル法の対象品目でもあります。

小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれる、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルと言われる有用な金属が大量に捨てられている現状、いわゆる「都市鉱山」問題を解消すべく2013年から成立した法律です。

有用な資源の含まれた小型家電は、キャリア(通信会社)や自治体で無料回収され、その後資源として再利用されています。

地球環境を守るためにも、廃棄の際は正しい処分を選択できるようにしたいですね。

②バックアップを取ろう!

スマホのデータを消す前に、データを次に使用するスマホに移し替えたり、バックアップを取っておく必要があります。

バックアップは取っていたものの、情報が最新でないまま機種変更、初期化を行ってしまい、数か月分のデータが消えてしまった・・・、というケースもありますので注意しましょう。

データのバックアップ方法は、大きく分けて2つあります。

  • クラウドサービスを利用してバックアップをとる
  • 外部ストレージ(HDD、SSD、SDカードなど)にバックアップをとる

iCloud(アイクラウド)やGoogleドライブ、OneDrive(ワンドライブ)やDropbox(ドロップボックス)などのクラウドサービスを利用して、もともとバックアップをとっている場合は、きちんと最新のデータがクラウドに保存されているかを確認しておきましょう。

お手持ちのパソコンやSDカードなどの外部ストレージを使用できる場合は、最新のデータを保存してから、スマホを初期化します。

使っている機種やキャリアによってもバックアップの方法は違ってきます。

自分のお手持ちのスマホに合った方法で、処分前には必ずバックアップをとっておきましょう。

③アカウントの引継ぎを忘れずに!

スマホのアプリの中には、機種変更の際にあらかじめアプリのデータの引継ぎをしておかなければならないものもあります。

事前に引継ぎに必要な処理をしておかなかったことで、新しいスマホで今まで使っていたアカウントを使用できなくなることもありますので、必ず確認をしておきましょう。

メッセンジャーアプリLINE(ライン)を新しい機種に引き継ぐ際には、事前に旧機種のLINEの設定から、「アカウントを引き継ぐ」という項目をオンにしておかなくてはならない場合があります。

「アカウントを引き継ぐ」をオンにしていなかった場合でも引継ぎは可能ですが、その場合はLINEアカウントに登録している電話番号やメールアドレス、パスワードを事前に確認しておかねばなりません。

LINEでは簡単な質問に答えて、LINEを引き継げるか確認できるサービスを行っています。

機種変更の前には一度、試してみるのが良いでしょう。

(参考:LINELINEあんぜん引き継ぎガイド

また、データをスマホに保存するタイプのゲームアプリでは、ゲーム内にデータ引き継ぎのメニューが用意されている、ということも。

事前に操作しないまま、旧機種を初期化してしまった場合、新機種にデータが引き継げなくなってしまいます。

せっかくスタンプを買ったり、ゲームに課金していたのにアカウントを引き継げなくなると困りますよね。

その他にもおサイフケータイなどの電子マネーは、初期化や残高の移行作業をしておかなければ残高を引き継げない、という場合もあるようです。

よく使うアプリで、引き継げないと困る!というものがあれば、あらかじめ設定を確認しておきましょう。

また、マイナンバーカード機能(電子証明書)を登録したスマホをお持ちの方が多いかと思いますが、マイナカード機能登録済みのスマホを売却・廃棄する場合には、利用者自身で失効手続きをする必要があります。

失効手続きはマイナポータルアプリから行うことができ、

  1. マイナポータルアプリのマイページにアクセス
  2. メニューの「スマホ用電子証明書」の項目にある「失効」を選択
  3. 失効したい電子証明書を選択する
  4. パスワードを入力

以上で手続き完了となります。

端末の初期化だけではデータは削除されないとのことなので、初期化の前に必ず失効手続きをしなければなりません。

上記は2023年6月現在の情報となっています。

失効手続きについて詳しくは、デジタル庁のホームページをご確認ください。

④データを消去する(初期化)

バックアップやアプリの引継ぎが終わったら、スマホを初期化して工場出荷時の状態にリセットしましょう。

iPhoneかAndroidかどうか、そして機種によって初期化の手順は異なっています。

お使いのスマホの説明書や、メーカー、キャリアのホームページを確認して、確実に初期化できるようにしてください。

また、本体が壊れていて電源が入らなくても、データが残っているという場合もあります。

その場合は目の前で粉砕処理をしてくれる携帯ショップに廃棄を依頼したり、有料でデータ消去をしてくれるサービスを利用するのがおすすめです。

⑤SIMカード、SDカードは必ず取り外す

売却前には旧機種からSIMカード、SDカードを必ず取り外してください。

SIMカードには契約者情報(識別番号、電話番号、メールアドレスなど)が、またSDカードには写真や連絡先などのデータが入っています。

SIMカードやSDカードを取り外さずに売ってしまった場合、個人情報が流出する恐れがあるため、必ず取り外してから売却するようにしましょう。

外したSIMカードはキャリアに返却しなければならないケースもあるため、一度確認してから処分するか、保管するようにしてください。

捨てる場合は個人情報が読み取れないよう、ハサミで切るなどの対策をしてから処分するようにしましょう。

⑥分割払い中の端末は処分できない

現在使用していて、これから処分する予定のスマホの分割支払いは終わっていますか?

分割払いを終えていないスマホを売却したあと、分割支払いを滞ってしまった場合、携帯電話会社は端末のネットワークに利用制限をかけます。

端末に制限がかかっている状態のため、次にそのスマホを購入した人がSIMカードを差し替えても電話やインターネットを利用できない状態になってしまいます。

こういった問題のあるスマホは、「赤ロム」と呼ばれます。

赤ロムのスマホを売却した場合、買い取った店舗から損害賠償を請求されるなどのトラブルになることも

購入代金は全て支払い終わってから、スマホを売却するようにしましょう。

⑦業務用スマホは処分方法が異なる

業務で使用していたスマートフォンをまとめて何台も処分する、という機会もあるかもしれません。

法人で業務に使用していたスマートフォンは、産業廃棄物として取り扱われるため、これからご紹介するような、自治体での回収ボックスでの処分や、家電量販店での回収を利用することができません。

処分する際は、廃棄物処理法にのっとって業者に委託し、処分をします。

その際には、委託契約やマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が必要になります。

国や自治体からの認定を受けている業者であれば、回収されリサイクルされるまでの間の情報漏洩のリスクが低くなるという点でも安心して処分ができます。

※事業者でも事前にデータ削除を行うことが推奨されています。

認可されていない業者を選んだ場合、情報漏洩のリスクが高まるとともに、依頼主が罰せられることもあります。

業者選びの際は注意が必要です。

(参考:環境省小型家電リサイクル法 ガイドブック(排出事業者向け)

スマホの処分方法8選

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スマホを処分する前にチェックするポイントを確認したところで、実際にスマホを処分する方法について確認していきましょう。

スマホの処分方法は8つあります。

  1. 新しく購入する際は下取りに出す
  2. スマホ買取専門店やリサイクルショップに売却する
  3. フリマアプリやネットオークションに出品する
  4. 携帯ショップ・家電量販店で回収してもらう
  5. メーカーが回収している場合も
  6. 認定の回収業者で回収
  7. 自治体の回収ボックスで処分
  8. 不用品回収業者

それぞれの手順や注意点について、詳しく確認していきましょう。

新しく購入する際は下取りに出す

携帯ショップやApple Storeなどで機種変更する場合は、今まで使用していたスマホを下取りに出して、そのぶん新しいスマホをお得に購入することができる場合があります。

携帯ショップで機種変更した場合は、ポイント還元があったり、古いスマホからデータを移すサービスを利用できる、専用のデータ消去ツールを使ってデータ消去作業を行ってくれたりと、キャリアによってサービスはさまざまです。

iPhoneをお使いの方は、Appleのホームページからおおよその下取り額を確認することができます。

ホームページからは、Apple Storeでの下取り金額の確認ができるほか、

  • SoftBank
  • au
  • NTT docomo
  • Rakuten Mobile

での下取り価格の確認をすることも可能です。

また、時期によっては下取りキャンペーンを行っていて、普段よりお得に機種変更ができる場合も。

下取りが利用できるかどうか、キャンペーンをしているかどうかで新機種を購入する金額には大きく差が出てきます。

あらかじめ情報収集しておくことをおすすめします。

スマホ買取専門店やリサイクルショップに売却する

スマホ買取専門店やリサイクルショップに、要らなくなったスマホを売却する方法です。

スマホ買取専門店では、スマホの相場や価値に詳しいスタッフが査定をしてくれるため、新機種やバッテリーの消費具合なども含めて査定してもらえるので安心です。

持込買取のほか、宅配買取や出張買取が利用できる場合も多いため、遠方にお住まいでも利用できるので便利な方法となっています。

高額買取されやすいスマホには、

  • iPhone(アイフォン)
  • Galaxy(ギャラクシー)
  • AQUOS(アクオス)
  • Pixel(ピクセル)
  • Xperia(エクスペリア)
  • 楽天モバイルオリジナル
  • arrows(アローズ)
  • oppo(オッポ)
  • Huawei(ファーウェイ)
  • Nexus(ネクサス)

などがありますが、その中でも

  • 傷などがなく状態の良いスマホ
  • イヤホンや充電器などの付属品がついているもの

は特に高額買取が期待できます。

状態がいいものが高価買取されやすい傾向はあるものの、「壊れたスマホ」を専門で扱う店舗もあるほど、中古スマホは需要が高いです。

壊れたスマホや、リサイクルショップでは買取が難しい、海外モデルや日本未発売モデルのスマホをお持ちの場合は、廃棄の前に専門店での売却を検討してみるのも良いかもしれません。

また、GEOやTSUTAYAといったレンタルビデオ店、ブックオフやハードオフといったリサイクルショップでも買取が可能です。

レンタルビデオ店やリサイクルショップは店舗数が多いため、気軽に利用できるところが魅力です。

他の家電や家具、衣類などの買取を行っているリサイクルショップであれば、スマホだけでなくほかの不用品も一緒に売却できるところも便利です。

便利な反面、リサイクルショップはメーカーや製造年で一律に買取価格を設定している店舗も多いため、査定に出したスマホの状態の良さなどが考慮されず、安い価格で買い取られる可能性もあるため注意が必要です。

フリマアプリやネットオークションに出品する

メルカリ、ラクマといったフリマアプリや、ヤフオク!などのネットオークションでもスマホを売却することができます。

自分で値段が設定できるので、他の買取方法よりも高い金額で売れる可能性があります。

より高く売りたい方におすすめの手段となっています。

リサイクルショップでは買い取ってもらえないような、多少不具合がある製品でも需要があって売れることがあるので、時間に余裕があれば一度出品してみるのもいいでしょう。

事前に会員登録が必要ですが、出品するスマホを撮影し、説明文や金額、発送方法などを設定するだけと、慣れれば簡単に出品ができるようになります。

出品の際には

  • 傷や汚れの状態
  • 不具合のある個所
  • 使用年数や使用状況
  • 動作確認できているかどうか

を商品説明にしっかりと明記して、発送後にトラブルにならないようにしておくことが大切です。

スマホは精密機械なので、梱包する際は水濡れや破損しないよう注意する必要があり、また売却された際には手数料を支払わなければならないのがデメリットと言えるでしょう。

また、出品したからといってすぐ売れるとは限らないため、急ぎの場合には向いていない手段となっています。

携帯ショップ・家電量販店で回収してもらう

携帯ショップや家電量販店で、スマホを廃棄処分してもらう方法です。

大手携帯ショップ3社のスマホ回収の対応は以下の通りです。

au(エーユー)

使用しなくなった携帯電話は、au Style/auショップにご持参ください。 電話機・電池・充電器は、ブランド・メーカーを問わず回収し、リサイクルを行っています。(中略)なお、お客さま情報保護のため、回収させていただいたケータイは、データのオールリセット、およびケータイに穴を開け、データを取り出せないようにしておりますので、安心してリサイクルにご協力いただけます。

auよくあるご質問「使用しなくなった携帯電話はどうしたらいいですか?」より引用

docomo(ドコモ)

ドコモショップ/d garden、イベントなどで、お客さまの使用済み携帯電話をブランドやメーカーを問わず回収しています。

お客さまの個人情報を守るため、電池を内蔵していない携帯電話は、データを取り出せないよう破砕工具(ケータイパンチ、スマホパンチなど)を用いて、お客さまの目の前で穴をあける処理を実施しています。

docomo携帯電話の回収に関するよくあるお問い合わせ より引用


SoftBank(ソフトバンク)

携帯電話機の本体・電池パック・USIMカード・充電器類は、ブランドやメーカー、新旧機種を問わず回収しています。ソフトバンクショップまでお持ちください。

SoftBankよくあるご質問(FAQ)より引用

上記のように、携帯ショップでは機種によっては目の前でデータを消去したり、スマホを破砕することで、物理的にスマホを使用できなくしてくれたりと、情報漏洩のリスクがないため、安心して処分を依頼できます。

費用もかからず、また、充電器や電池パック、モバイルバッテリーなどの周辺機器も一緒に引き取ってもらえる場合もあるため、まとめて処分できるのが便利です。

最近ではコロナ禍での混雑解消のため、携帯ショップでは事前予約制をとっている場合が多いので、予約なしでは対応してもらえないことも。

一度お近くの店舗に電話し、確認しておくのがいいでしょう。

また、大手家電量販店でも小型家電としてスマホを回収してもらえます。

費用は同じく無料で、店頭に設置されたボックスにスマホを入れる場合や、スタッフに声をかけてから直接手渡しする場合など、店舗によって対応が異なっています。

利用しようと考えている家電量販店があれば、事前にホームページなどを確認しておくのがおすすめです。

メーカーの回収

携帯ショップだけでなく、メーカーがスマホの回収をしてくれる場合もあります。

Appleでは、使い終わったApple製品をApple Storeまで持ち込むことで処分してもらえます。

お近くにApple Storeがなく、持ち込みが難しい場合は宅配での回収にも対応しています。

※使用済製品の買取を行う下取りプログラムではないため注意が必要です。

(参考:Apple製品のリサイクル

認定の回収業者で回収

スマホの他にも処分したい小型家電(パソコンやプリンター、ゲーム機など)がある場合は、環境省が認定し、自治体と連携した回収業者にまとめて処分を依頼するという方法もあります。

事前に自分でデータを消去する必要はありますが、回収後は国の認定工場でセキュリティ管理とリサイクル処理がされるため、安心して依頼ができるのがポイントです。

この方法では、回収品目にパソコンが含まれていれば1箱目の回収費用は無料ですが、パソコンが含まれない場合や、2箱目以降は1箱ごとに税込1,650円の費用がかかるため注意が必要です。

また、完全消去ソフトを使ってデータを削除した後で、スマホを専用機で粉砕する、「データ消去サービス」を有料(スマホ1台 税込3,498円)で行っており、削除後は消去証明書を発行してもらえます。

一緒に処分したいパソコンがある、という方や、データを確実に削除してもらいたい、という方におすすめの方法となっています。

自治体の回収ボックスで処分

スマホを自治体が設置した回収ボックスなどで処分する方法もあります。

スマホは小型家電リサイクル法の対象品目のため、ほとんどの自治体で回収ボックスでの回収、その後リサイクルという形がとられています。

小型家電リサイクル法では、市町村と認定事業者が使用済み小型家電の回収を行うことになっていますが、具体的にどの小型家電を回収するのかということと、回収方法は自治体によって異なっています。

今回は、名古屋市の小型家電の回収方法を例として見てみましょう。

名古屋市での小型家電の回収方法は4種類です。

  • ボックス回収
    公共施設や家電量販店などの小売店等に設置された回収ボックスで回収する
  • ステーション回収
    ゴミ収集の際に資源回収と合わせて回収する
  • イベント回収
    イベント開催の期間に限定して回収する
  • ピックアップ回収
    不燃ゴミ等の中から清掃工場等で選別して回収する

回収ボックスは総合スーパー、区役所、環境事業所等に設置されています。

※回収・リサイクルする品目は市町村ごとに異なります。処分する際は自治体のホームページなどで確認するようにしましょう。

処分の際の費用は無料。お近くに回収ボックスがあれば利用できるので便利な方法です。

回収ボックスがお住まいの地域の近くにない場合や、ボックスを設置しているスーパー、区役所などの施設の営業(開庁)時間内に行かなければならないというのが不便、というところで処分が難しい方もいらっしゃるかもしれません。

小型家電の処分について詳しくはこちら↓

名古屋市ではどのように小型家電をリサイクル回収しているの?小型家電リサイクルとはどんなものかも詳しくご紹介!

不用品回収業者を利用する

家の大掃除をしたら、懐かしいガラケーやスマホがたくさんでてきた、ということはよくありますよね。

断捨離などで出たスマホなどの不用品をまとめて処分したい、お近くに家電量販店や携帯ショップ、回収ボックスがないという場合は不用品回収業者を利用するのが便利です。

スマホ1台を処分するとなると費用が割高になってしまいがちなので、他にも処分する不用品がたくさんある場合におすすめしたい手段となっています。

即日対応可能な業者であればその日のうちに回収に来てくれるので、自分で不用品を持ち出したり、分別する手間は一切かかりません。

また、買取もしている業者を選ぶことで、ゴミだと思っていた不用品に値段がつくこともあるため、結果的にお得に処分ができる場合も。

便利な不用品回収業者ですが、中には悪徳業者も存在しているため注意が必要です。

国民生活センターでは、引っ越しや自宅整理の際に利用した不用品回収業者とのトラブルの相談が2021年度には2,000件を超え、年々増加しているとして注意を呼びかけています。

悪徳業者の見分け方は2つ。

まず資格を確認します。

不用品回収を行ったり、不用品を買い取る・売るという場合には以下の資格が必要です。

一般廃棄物収集運搬業許可一般家庭から家具や家電、ゴミなどを回収する場合に必要
産業廃棄物収集運搬業許可法人からゴミを回収する場合に必要
古物商の許可回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要

ホームページ上の「会社概要」のページの中に、「許認可」や「取得許可番号」などという項目で書かれていることが多いので、依頼する前にはまずそちらを確認してみてください。

トラックで町を巡り、無料回収を呼びかける業者や、空き地での無料回収を呼びかけるチラシを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

上記のような業者が正規の資格を持っているかどうか、というのを判断するのは難しいので、利用は避けたほうが無難でしょう。

また、見積もりを複数の業者からとっておくのも大切なポイントです。

1社の見積もりだけでは、そのプランが自分の不用品の量に対して適切な金額なのかどうかを判断しづらいので、できるだけ複数の業者からの見積もりをとっておきましょう。

電話やメールだけで見積もりをとって、現地で作業した後に追加料金を上乗せしてくる業者も存在します。できれば訪問して見積もりを取ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。

見積もりを提示された際は、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておくと回収当日のトラブルを防止できます。

適当に業者選びをすると、

  • 無料をうたっていたのに、作業後に費用を請求された
  • 実際は売却できるものまで回収されてしまった
  • 大切にしていたものを勝手に廃棄された
  • 回収されたものが違法な手段で売却された
  • 回収された不用品が不法投棄された

・・・・・・といったトラブルに巻き込まれてしまうことも。

業者を利用する際は上記のポイントを押さえつつ、正規の金額で作業してくれる業者を選んでくださいね。

まとめ

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今回のコラムでは、不要になったスマートフォンを処分する前に気を付けるポイントや、実際に処分する方法をお伝えしてきました!

スマホを処分する方法は8つありました。

  1. 新しく購入する際は下取りに出す
  2. スマホ買取専門店やリサイクルショップに売却する
  3. フリマアプリやネットオークションに出品する
  4. 携帯ショップ・家電量販店で回収してもらう
  5. メーカーが回収している場合も
  6. 認定の回収業者で回収
  7. 自治体の回収ボックスで処分
  8. 不用品回収業者

スマホは小型家電リサイクル法の対象製品ということから、携帯ショップ、家電量販店、メーカー、自治体が積極的に回収を行っています。

そのため基本的には無料で処分することが可能です。

まだ使用できるスマホであれば、下取りに出したり売却することでお得に処分ができる場合もあります。

壊れたスマホを専門で買い取る業者もあるほどなので、どんな状態の物でも一度査定を受けてみるのがおすすめです。

スマホ以外にも不用品がたくさんある場合は、不用品回収業者を利用することでまとめて一気に、家にいながらすぐ処分が可能です。

時間に余裕のない方、たくさんの不用品の処分にお困りの方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

スマホには個人情報が詰まっているので、売却するにしても廃棄するにしても、まずはデータのバックアップを取り、個人情報を削除する必要があります。

処分の際にはぜひ、今回ご紹介した、スマホを処分する前にチェックしておくべきポイント7つと、処分方法8選を参考にしてみてくださいね。

弊社「出張回収センター」でもスマートフォンをはじめとした不用品の回収・買取を行っています。

不用品の処分にお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!

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