剥製の処分方法7選!買取・譲渡は違法?処分費用や注意点も解説!

目次

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剥製は、「博物館の展示品」「高級なコレクション」というイメージが強いですが、実家の片付けや遺品整理で見つかることも意外と多いものです。
しかし、いざ処分しようと思っても、どう手をつけたら良いのか悩んでしまうのではないでしょうか?

剥製には学術的・美術的な価値があるため、コレクターに需要があり、売却が可能な場合もあります。
しかし、動物の種類によっては法律で売買が禁止されている場合があり、違反すると罰則が科せられるため、注意が必要です。

この記事では、剥製の正しい処分方法や買取・譲渡の際のポイント、注意点について紹介します。

  • 実家の片付けで見つかった剥製、どうやって捨てればいい?
  • 親戚から剥製を譲られたけど、持て余している
  • どのような剥製なら売れるの?

このようなお悩みや疑問がある方は、ぜひ、参考にしてくださいね!

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剥製の処分方法は7通り

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剥製の処分方法は以下の7通りです。

  • 自治体のごみ収集に出す
  • 寺社でお焚き上げ・供養する
  • 知人・友人に譲る
  • 博物館や大学に寄付をする
  • フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  • 買取専門店や骨董品店に査定してもらう
  • 不用品回収業者で売却・回収してもらう

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

自治体のごみ収集に出す

剥製は、多くの自治体で「可燃ごみ」または「粗大ごみ」として処分ができます。地域によっては「不燃ごみ」に分別されることもあり、粗大ごみの規定サイズが異なるため、自治体のホームページ等を確認してから処分しましょう。

たとえば、愛知県名古屋市のように「家庭ごみ分別早見表」に剥製が明記されていない場合は、担当課に問い合わせる必要があります。

自治体剥製の分別区分
東京都江東区30cm以上のものは粗大ごみ
30cm未満のものは燃やすごみ
埼玉県朝霞市可燃ごみ
50cm以上のものは粗大ごみ
神奈川県横浜市粗大ごみ
50cm未満のものは燃やすごみ
神奈川県中郡大磯町可燃ごみ
裁断できない場合は不燃ごみ

粗大ごみは事前予約制の地域が多く、その場合は受付センターでの手続きと、回収前に手数料納付券(シール)を購入するなどの事前準備が必要です。予約をせずにごみ出しをしても回収されないため注意しましょう。

また、剥製をそのままの状態でごみに出してしまうと、近隣住民が驚いてしまい、思わぬトラブルに発展する可能性があります。
誤解を防ぐためにも、新聞紙に包んで目立たないようにして、周囲に配慮した形で出すのが望ましいです。

寺社でお焚き上げ・供養する

剥製は自治体でごみとして処分できますが、「ごみ」として扱うことに抵抗を感じる方も多いでしょう。
そのような場合は、お寺や神社での供養やお焚き上げを利用する方法があります。

供養の方法や費用は寺社によって異なり、そもそも剥製の供養を受け付けていないところもあります。
そのため、必ず事前に問い合わせをして確認しましょう。
また、ペット霊園でも剥製の供養を受け付けている施設があります。ペット霊園では、供養と火葬を行い、剥製を丁寧に弔うことが可能です。

近くで受け付けている施設が見つからない場合は、インターネットで供養を受け付けている寺社や霊園を探すこともできます。遠方に郵送で送る際には、「供養料」とは別で送料が発生する点に注意が必要です。

知人・友人に譲る

剥製に興味を持つ人やコレクターが身近にいれば、不要になった剥製を譲るのも良い方法です。
譲渡の際は「もし興味があれば…」と声をかけ、相手の気持ちを尊重して押し付けにならないようにしましょう。
知り合いに譲ることで処分の罪悪感も薄れ、相手も喜んで引き取ってくれるかもしれません。

身近に譲れそうな人が見つからない場合は、地元の掲示板「ジモティー」に出品することも選択肢のひとつです。利用料は無料で、鹿や亀、熊などさまざまな剥製が取引されていますよ。

しかし、無償でのやり取りだからといって状態が悪いまま譲ると、トラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。譲る前にはガラスケースや表面のほこりを取り除き、きれいな状態にしましょう。

博物館や大学に寄付をする

剥製を売却や処分するのではなく、役立ててもらいたいと考える場合、展示や研究に活用される博物館・大学・生物研究機関などに寄付することも可能です。
ただし、博物館や教育機関でも剥製の寄付を受け付けていない場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。

剥製以外の寄付なら「ユースマイル」をご利用ください

もし剥製以外にも寄付したいものがあれば、当社の取り組みである「ユースマイル」をご検討ください。
ユースマイルは、不要になった品物を発展途上国の子どもたちに寄付する活動です。寄付された品物は、使えるものはそのまま寄付され、再利用が難しいものは国内で中古販売し、その売上で購入したワクチンを発展途上国に寄付するという流れで役立てられます。

残念ながら剥製は寄付の対象外ですが、不用品の寄付に興味がある方は、ぜひ一度ユースマイルのホームページをご覧ください。

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フリマアプリ・ネットオークションに出品する

不用品処分の手段として人気のフリマアプリやネットオークションには、多くの剥製が出品されています。需要があれば売却できる可能性があるため、処分を検討する前に出品してみると良いでしょう。

メルカリでは以下のような中古の剥製が取引されています。

  • アメリカアリゲーター剥製 ワニ(やや傷や汚れあり):6,600円
  • ニシダイヤガラガラヘビ 剥製XLサイズ:15,400円
  • 北海道エゾリス 剥製:6,000円

旅行のお土産として購入したものや、親戚から譲られた剥製を出品しているケースも多いようです。

フリマアプリやネットオークションは、自分で価格設定できて気軽に利用できるというメリットがあります。
ただし、売却が成立すると販売手数料や送料がかかることや、必ずしもすぐ売れるわけではない点に注意が必要です。急いで処分したい場合には他の手段を検討することをおすすめします。

ワシントン条約や種の保存法違反にならないか注意が必要

フリマアプリやネットオークションで剥製を出品する際には、ワシントン条約や種の保存法で規制された動物の剥製でないかを確認する必要があります。
たとえ無償で譲渡する場合でも、登録票のない剥製は違法にあたるため、注意が必要です。

フリマアプリやネットオークションでは、こうした剥製の出品は禁止されていますが、個別の出品がすべてチェックされるわけではないため、出品者自身がしっかり確認する必要があります。

実際に、条約や保存法に違反した剥製をネット出品し、逮捕されるケースも発生しています。

剥製を出品する際には、条約や保存法に違反していないか事前に必ず確認しましょう。
分からない場合は、自然環境研究センターに問い合わせることが必要です。

買取専門店や骨董品店に査定してもらう

剥製は、買取専門店や骨董品店で査定してもらい売却できます。
経験豊富なスタッフが適正価格を提示してくれるため、価値を知りたい方におすすめです。
また、自然環境研究センターへの登録代行をしてくれる店舗であれば、手続きの方法がわからない場合も安心して依頼できます。

しかし、剥製の買取が可能かどうかは店舗によって異なります。剥製の種類によっては取り扱いが限られることがあるため、事前にホームページで買取実績や条件を確認しましょう。

買取対象となる剥製

一般的な中古買取と同様、剥製も状態が良いものが買取の対象となります。
以下のような状態が悪いものは、希少性があっても買取が難しく、ごみとして処分するしかない場合もあるため注意が必要です。

  • カビが生えている
  • 虫が湧く
  • 毛が抜け落ちている
  • 破損している
  • 退色・変色している

剥製を普段から良い状態で保つためには、直射日光を避け、風通しの良い湿気の少ない場所に置きましょう。専用ケースや防虫剤を使うこともおすすめです。

不用品回収業者で売却・回収してもらう

  • 実家にたくさんの剥製があって困っている
  • 大きな剥製があるけれど、家から持ち出せない
  • 仕事の都合で自治体のごみ出しに間に合わない

このようなお悩みがある場合は、不用品回収業者に依頼して処分できます。

法律で規制されている剥製は回収できませんが、それ以外であれば、大きなサイズや大量の剥製も回収が可能です。
また、希少価値の高い剥製なら買取できる場合もあるため、わざわざリサイクルショップや専門店、骨董品店に足を運ばずに売却できる点も魅力です。

また、神社や寺院と提携している業者を選べば、供養もお願いできます。剥製を捨てることに抵抗がある場合も一度相談してみてはいかがでしょうか。

ただし、不用品回収業者に剥製だけを依頼すると、他の手段よりも費用が割高になりやすいというデメリットもあります。できるだけ安く済ませたい場合は、他の不用品もまとめて回収してもらい、トラック積み放題プランを利用するのがおすすめです。
業者によってプランの内容やサービス内容は異なるため、まずは無料見積もりを取ると良いでしょう。

悪質な業者にご注意ください!

便利な不用品回収業者ですが、一部は悪質な業者も存在します。
「無料回収と聞いていたのに作業後に高額な費用を請求する」「不法投棄する」といった事例が報告されています。

信頼できる業者に依頼するためにも、以下のような点をチェックしましょう。

  • 会社の住所や代表番号が記載されているか
  • 口コミ、お客様の声を確認する
  • 無料見積もりが可能か
  • スタッフの対応が丁寧か
  • 作業実績・買取実績が豊富か
  • スタッフの顔写真が掲載されているか

また、業者を選ぶなら2~3社の業者に相見積もりを取って、サービスや費用を比較検討すると確実です。

不用品回収業者の選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しております!

剥製の処分費用

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剥製の処分費用は、方法によって異なります。

  • 自治体のごみ収集に出す:無料~400円(自治体により異なる)
  • 寺社でお焚き上げ・供養する:10,000円~
  • 譲渡、寄付:無料
  • フリマアプリ・ネットオークション:販売手数料・送料
  • 買取専門店や骨董品店:無料
  • 不用品回収業者:1点4,000円、トラック積み放題33,000円~

自治体では、粗大ごみ収集が有料ですが、一般的に1,000円以下のことが多いです。たとえば、東京都豊島区では400円で処分できます。

不用品回収業者では、買取できる剥製があればその分の金額が差し引かれるため、実質的に費用が安くなります。供養を一緒に希望する際は、別途費用がかかる点に注意しましょう。

剥製を処分する際の注意点

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剥製は、学術的価値やインテリアとしての需要があり、貴重なものは高額買取の可能性もあります。
ここでは、剥製を手放す際に知っておくべき注意点を解説します。

売買・譲渡ができない剥製がある

一部の剥製は、「ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)」や「種の保存法」によって保護対象となっているものがあります。

法律保護対象
ワシントン条約
国際希少野生動植物
アオウミガメ
アカエリトリバネアゲハ
アフリカゾウ
アジアゾウ
ウンピョウ
オオフウチョウ
ヒグマ
キングコブラ
ジャイアントパンダ
センザンコウ
ハヤブサ
ヒョウ
ベンガルヤマネコ
アフリカライオン
ワニ など
種の保存法
国内希少野生動植物
トキ
コウノトリ
イリオモテヤマネコ
ハヤブサ
イヌワシ
タガメ
シマフクロウ など
環境省│希少な野生動植物種の保全環境省国内希少野生動植物種一覧

これらの動物は、剥製・加工品も含め、売買や譲渡が無償であっても禁止されています。
また、フリマアプリ・ネットオークションでの出品も規制対象です。

法律に違反すると、譲渡・捕獲・輸出入には「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金」、陳列・広告には「1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金」といった重い刑罰が科せられます。

登録票の取得で売却・譲渡できる場合も

種の保存法で指定された一部の剥製は、以下の条件を満たして自然環境研究センターで登録票を取得すれば、売買や譲渡が可能です。

  1. 国内で繁殖させた個体や、その器官・加工品
  2. 規制の効力発生前に国内で取得した個体・器官・加工品
  3. 関税法の許可を受けて輸入された個体・器官・加工品

登録申請の手順は以下の通りです。

  1. ホームページで確認し問い合わせる
  2. 申請書類を作成し提出する
  3. 受理後、登録票が交付される(通常1~3ヶ月程度)

生体や剥製の場合、申請手数料は1個体につき5,000円です。
また、環境省のホームページにも種の保存法の詳しい説明や確認チャートが掲載されているため、ぜひ参考にしてください。

希少な剥製は処分の前に査定を検討する

希少な剥製は、処分の前に一度査定をしてもらうのがおすすめです。
以下のような希少生物の剥製でサイズが大きいほど価値が高くなる可能性があります。

  • トラ
  • ライオン
  • シロクマ
  • オオカミ
  • ヒョウ
  • ヘラジカ
  • ダチョウ

一方で、状態が良くても、タヌキやイタチ・キジなどの剥製はあまり珍しくないため、買取額が安くなったり、買取を断られたりすることもあります。

リサイクルショップは買取不可の店舗が多い

リサイクルショップでは剥製の買取ができない店舗も多いことに注意が必要です。剥製は保管が難しく、独特なにおいがあるため、取り扱いを避ける場合も少なくありません。
たとえば、以下の店舗では剥製の査定依頼が難しいです。不可とされています。

古着や家電を気軽に持ち込めるリサイクルショップは便利ですが、剥製の査定は買取専門店や不用品回収業者に依頼する方が安心です。

剥製の買取・処分は出張回収センターにおまかせください!

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剥製の主な処分方法は以下の通りです。

  1. 自治体のごみ収集に出す
  2. 寺社でお焚き上げ・供養する
  3. 知人・友人に譲る
  4. 博物館や大学に寄付をする
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 買取専門店や骨董品店に査定してもらう
  7. 不用品回収業者で売却・回収してもらう

剥製は、自治体で処分できますが、抵抗がある場合は供養や寄付といった方法で手放せます。
しかし、売却や譲渡できる剥製は限られており、法的に罰せられる可能性があるため、注意が必要です。

剥製の処分方法がわからない、他にも処分したい不用品がある…とお困りの時は、不用品回収業者の利用が便利です。

大きな剥製も、スタッフが運び出してくれるので手間がかかりません。
また、業者の多くは年中無休で、当日や夜間対応も可能なので「すぐに来てほしい」「夜間に作業をお願いしたい」といった要望にも柔軟に応えてくれます。

愛知県名古屋の出張回収センターでも、剥製やその他の不用品の回収や買取を最短即日で承っております。
また、供養代行や遺品整理も同時に対応可能です。見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください!

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