だるまは供養して処分が正解!処分の手順と注意点を解説

目次

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魔除けや家内安全、商売繁盛、開運成就などさまざまな願いがこめられているだるま。
願いをこめて目入れをする願掛けだるまが有名ですが、目入れはしたものの処分のタイミングがわからずそのままにしている・・・という方や、そもそも正しい処分方法がわからないという方も多いようです。

今回のコラムでは、だるまの種類や処分のタイミングについて解説するとともに、だるまの状態に合わせた処分方法を詳しく紹介します。

だるまの処分をお考えの方はぜひこの記事を参考にしていただき、お手持ちのだるまの状態や種類に合った処分方法を検討してみてくださいね。

▼この記事でわかること

  • だるまの処分方法
  • だるまを供養する方法
  • だるまを処分する際の注意点
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電話受付時間:9時~19時

だるまの処分方法は8通り!

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だるまを処分する方法は以下の8通りです。

  1. 寺社で供養してもらう
  2. どんど焼きで処分する
  3. 人形供養祭に出す
  4. だるま市に持ち込む
  5. 郵送の供養代行サービスを利用する
  6. 自分で供養し、自治体のごみ回収で捨てる
  7. リサイクルショップやフリマアプリ・オークションで売却する
  8. 不用品回収業者に依頼する

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

寺社で供養してもらう

願掛けしただるまを処分する場合、一番確実なのは「お寺で供養してもらう」方法です。お寺によって受付時間が異なるので、前もって受付の流れを確認することをおすすめします。

寺社では、だるまだけでなく、お守りや御札などの縁起物も供養の対象になることが多いです。供養料として1,000~5,000円程度を納めるのが一般的で、供養後にはお焚き上げによってだるまを焼却します。

忙しくて直接訪れるのが難しい場合は、郵送対応を行っている寺社を選ぶのもひとつの方法です。
ただし、郵送の場合は供養料に加えて送料がかかるため、費用についても事前に確認しておきましょう。

どんど焼きで処分する

どんど焼きでだるまをお焚き上げしてもらい、処分するという手段もあります。

どんど焼きとは、飾り終えたしめ縄やお飾り・門松といった正月飾りのほか、お守りや御札、書初めなどを神社やお寺でお焚き上げし、一年間お世話になった歳神様が煙とともにお帰りになるのをお見送りする、という行事です。
地域によってはどんど焼きのほか、とんど焼き・さいと焼き・左義長(さぎちょう)といったように呼び方が異なりますが、だいたい小正月の前後、1月15日ごろまでにおこなわれます。

どんど焼きは合同供養となるため予約は必要なく、また費用も無料であることが多いです。
しかし、以下のような理由でだるまをお焚き上げしてもらないケースもあります。

  • 自社のお守りや御札しかお焚き上げを受け付けていない
  • 「だるまを燃やすと目が潰れる」という言い伝えがある

どんど焼きで処分したい場合は、だるまを受け付けてもらえるかどうか事前に確認するようにしましょう。

人形供養祭に出す

だるまを丁寧に処分したいなら、人形供養祭を活用するのもおすすめです。
人形供養祭は、お寺や神社・一部の団体が開催している供養の儀式で、人形やぬいぐるみだけでなく、だるまや民芸品なども供養してもらえる場合があります。

人形供養祭に出せば、感謝の気持ちを込めて手放せるため、心の整理にもつながります。複数のだるまや他の縁起物も一緒に処分したいときにも便利ですね。

注意点として、すべての人形供養祭でだるまを受け入れているわけではありません。陶器や金属など、燃えない素材のだるまは受付不可の場合があるため、事前の確認が必要です。

供養費用はは3,000~5,000円程度が目安ですが、開催日や受付形式(予約制や常時受付など)が異なる場合があるため、詳細を調べてから依頼しましょう。

人形供養については、こちらの記事もご覧ください!

だるま市に持ち込む

だるま市に持ち込むことで、古いだるまを供養しながら新しい縁起物を購入できます。
新年の開運を祈願する「だるま市」は、東京都調布市の「深大寺だるま市」や静岡県の「毘沙門天大祭だるま市」などが有名です。
たとえば、群馬県高崎市の「高崎だるま市」では、以下のような内容でだるまの供養をおこなっています。

項目概要
供養の日程1月15日の大規模な供養法要のほか、小規模の供養法要を年に数回、不定期でおこなっている。
供養受付本堂と達磨堂の間の受付に持ち込み。
 受付時間は毎日9時~17時
供養できるもの御札やお守り、だるまのみ
人形や正月飾りなどの供養は不可
費用具体的な費用は決まっておらず、感謝の気持ちを法要料としてお納めする
郵送での供養事前に問い合わせが必要

また、岐阜県岐阜市の大龍寺では、毎年1月中旬に「だるま供養」が行われています。奉納された約1万体のだるまが「福竹」と呼ばれる青竹に点火される光景は圧巻です。

縁起物の流れを途絶えさせず、地元特産品や屋台なども楽しめる点が魅力ですが、開催日は年に1回と限られるため、自分のスケジュールや地域に合わせてイベントを探す必要があります。

だるま市や伝統的なだるま供養に参加して、丁寧に処分するとともに、新たな一年の縁起を担うだるまを迎えましょう。

郵送の供養代行サービスを利用する

供養したいけれど、近くに寺社がない場合は郵送による供養代行サービスを利用すると便利です。
だるまやこけし・ぬいぐるみなどを段ボールに詰めて送るだけで、供養から処分まで対応してくれます。直接寺社に行く必要がないので、忙しい方でも気軽に利用できます。

また、年中受付しているところが多いため、供養イベントを待たずに手放せるのも嬉しいポイントです。供養後には「供養証明書」を送ってくれるところもあります。

ただし、サービスごとに供養の対象となる品目が決まっているので、事前に確認が必要です。費用は5,000~10,000円程度が相場となり、ダンボールのサイズによって変動します。

手間をかけずに供養したい方は、郵送の代行サービスを利用してみましょう。

自分で供養し、自治体のごみ回収で捨てる

近くに供養を受け付けているお寺や神社がない、早く処分したいといった場合は、自分でだるまを供養し、自治体のごみ回収で捨てることも可能です。

供養の一般的な手順は以下の通りです。

  1. だるまについたホコリや汚れを拭き取り、きれいにする
  2. 白い紙や布でだるまを包む
  3. 清めの塩を振りかける
  4. だるまだけをごみ袋に入れ、ほかのごみと混ぜないようにする

ただし、地域によって供養のマナーやルールが異なるため、事前に確認することが大切です。適切な方法で、感謝を込めて処分しましょう。

だるまを粗大ごみとして捨てる手順

大きなだるまを粗大ごみとして処分する場合、予約や手数料納付券の購入が必要になることがあります。地域によって受付方法や手順は異なるため、必ず自治体のホームページを確認してください。

ここでは一例として、愛知県名古屋市の粗大ごみの処分の手順を紹介します。

  1. 収集日の7日前までに粗大ごみ受付センターに申込をおこなう
  2. 収集日・収集場所・料金を確認する
  3. 指定の販売店で(スーパーやコンビニなど)、手数料納付券(シール)を購入
  4. 必要事項を記入した手数料納付券をだるまに貼る
  5. 月に1回の収集日に指定場所まで持ち出す

名古屋市の「粗大ごみ手数料のめやす」には「だるま」が掲載されていないため、手数料については電話で直接問い合わせる必要があります。手数料は、不用品の大きさによって異なるため、事前にサイズを計測しておきましょう。

リサイクルショップやフリマアプリ・オークションで売却する

手放す予定のだるまが、以下のようなものであればリサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションで売却するという手もあります。

  • 願掛けも目入れもしていない未使用品
  • アニメのキャラクターのだるま
  • アートとして作られただるま
  • インテリア雑貨としてのだるま
  • 有名な高崎だるまや、非売品のだるま

お手持ちのだるまの特徴や状態、ご自身の希望に合わせて売却方法を選びましょう。それぞれの方法には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

売却方法メリットデメリット
リサイクルショップ・持込であればその日に買取金額を受け取れる
・だるま以外のものもまとめて売ることが可能
・買取価格は低め
・持ち込む手間がかかる
フリマアプリ
ネットオークション
・自由に売却金額を設定できる
・リサイクルショップで買取不可のものが売れる可能性も
・出品から梱包、発送まですべて自分でおこなう必要がある
・送料と手数料がかかる
・すぐに売れるとは限らない

即現金化したい場合は、リサイクルショップが便利です。有名または珍しいだるまなら、高値で売れる可能性のあるフリマアプリやネットオークションに一度出品してみることをおすすめします。

▷買取についてはこちらのコラムも参考にしてください!

不用品回収業者に依頼する

時間や手間をかけずに、だるまを手放したい方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者であれば、だるまのように供養が必要なものでも提携している寺院や神社でお焚き上げした後に、適切に処分してもらえます。

また、だるまだけでなく、そのほかの不用品も一度に回収可能。
分別や搬出・処分をすべてスタッフにおまかせできるので、片付けの負担を大幅に削減できます。

ほとんどの業者は年中無休で稼働しているので、「急ぎで不用品を処分したい」「仕事が忙しくて時間の都合がつきにくい」といった方にも利用しやすく便利です。
処分費用は、1点あたり4,000円~が相場ですが、料金プランや不用品の量によって変わるため、まずは無料見積もりを取りましょう。

不用品回収業者では、だるま以外の骨董品も回収できます。詳しくは、こちらの記事もご覧ください!

悪質業者にご注意ください

不用品回収業者を選ぶ際には、悪質な業者を見極めることが大切です。
信頼できる業者なのかは、以下のポイントを照らし合わせて慎重に判断しましょう。

  • 会社の住所・電話番号が実在するか
  • 最新の口コミ・SNSでの評判が良いか
  • スタッフの対応が親切で丁寧か
  • 作業実績が豊富か
  • 見積書の内訳が明確か
  • 追加料金の有無について説明があるか

これらを確認することで、不法投棄や高額な料金請求といったトラブルを回避できます。
安心できる不用品回収業者を利用して、手間なくお得に不用品を処分してくださいね!

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

信頼できる不用品回収業者についてはこちらの記事で詳しく解説しております!

だるまのご利益期限は1年間!処分のタイミングとは

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願いを込めて左目(向かって右目)を入れ、願いが叶ったときに右目(向かって左側)を入れる願掛けだるま。
だるまを処分するタイミングは以下の2つです。

  1. 願いが叶ったとき
  2. ご利益の期限(1年)が過ぎたとき

それぞれ詳しく見ていきましょう。

処分のタイミング①願いが叶ったとき

願いが叶い両目を入れただるまは、感謝を込めて供養・処分します。
だるまを手放したら、同じサイズのだるまを買って新たに目を入れるのが通常です。

しかし、地域や宗教・宗派によっては「願いが叶っただるまは縁起がいいから」という理由で両目を入れただるまを処分せずに、新しいだるまの横に飾ることもあるようです。

だるまを手放す際は、お住まいの地域に合った処分方法を選びましょう。

処分のタイミング②ご利益の期限(1年)を過ぎたとき

だるまは「両目を入れるまでは飾っておいてもいい」と思われがちですが、ご利益が続くのは1年間とされています。そのため、期限を過ぎたタイミングで供養・処分することが大切です。

片目を入れたまま処分するお寺もあれば、両目を入れてから処分するお寺もあります。いずれの場合でも、正しい手順で供養することで、だるまの役目をしっかりと終えられます。

処分後は、だるまを新たに購入し、改めて願掛けをしましょう。

だるまを処分する際の注意点

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ここでは、だるまを処分する際の注意点を解説します。

だるまは素材とサイズによって分別区分が変わる

自分で供養を終えただるまは、自治体の分別ルールに従って処分します。小さいだるまは素材ごとに分別が異なり、木や紙の張り子製なら「可燃ごみ」、金属や陶器製の場合は「不燃ごみ」として処分が必要です。

また、大きなだるまは素材に関係なく「粗大ごみ」に分別され、自治体の規定サイズ(多くは一辺30~90cm)を確認する必要があります。地域の分別ルールを守り、適切に処分しましょう。

できるだけ費用を抑えたいなら「相見積もり」がおすすめ

だるまの処分で不用品回収業者の利用を検討する場合は、2~3社の業者に相見積もりを取ることが大切です。
相見積もりには以下のようなメリットがあります。

  • 業者ごとの相場を把握できる
  • 不用品の量や種類に適したプランを選びやすくなる
  • 同じ作業内容でも、より安い業者を見つけられる
  • 高額すぎる、または不自然に安い見積もりに気づける
  • 他社の見積もりをもとに値引き交渉が可能になる

電話やメールでの見積もりは金額が正確でないこともあるため、訪問見積もりをしてくれる業者を選ぶのが安心です。相場を把握して、納得できる業者を見つけましょう。

お寺での供養が望ましい

だるまの由来である達磨大師が仏教僧侶であったことから、だるまはお寺で供養するのが一般的とされています。

ただし、お焚き上げできるお寺が近くにない場合は、神社で供養をお願いすることも可能です。供養にかかる費用は神社ごとに異なるため、事前に問い合わせておきましょう。

だるまを処分する際に出やすい不用品

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だるまのような、遺品整理や実家の片付けで出やすい骨董品の捨て方については、こちらの記事もご覧ください!

だるまの処分に関するよくある質問

Q&Aを象徴する木製ブロック

Q.だるまの回収作業にはどれくらいの時間がかかりますか?

A.回収作業にかかる時間は、不用品の量によって異なります。少量であれば30分以内、大量の場合でも数時間以内で作業を完了するよう努めおります。

事前のお見積もり時に、具体的な作業時間をお伝えすることも可能ですので、気になる点があればお気軽にご相談ください。

Q.だるま1点だけでも依頼できますか?

A.もちろん、だるま1点からでも喜んで承ります。
不用品回収は1点から対応可能で、大きな家具やタンスだけでなく、小さなものでもお気軽にご依頼ください。

事前にお電話にて不用品の種類やサイズをお知らせいただければ、よりスムーズにお見積もりが進みます。

Q.だるまの供養やお焚き上げもお願いできますか?

A.はい、だるまの供養やお焚き上げもおまかせください!
当社は提携している寺社と連携し、適切に供養した後に処分いたします。お焚き上げ後には供養証明書の発行も可能ですので、必要な場合はお申し付けください。

また、遺品整理サービスも用意しておりますので、あわせてお気軽にお問い合わせください。

だるまの処分は出張回収センターにおまかせください!

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願掛けをするために買ったはいいものの、どう処分するかは意外と知らない「だるま」。
だるまの主な処分方法は、以下の通りです。

  • 寺社で供養してもらう
  • どんど焼きで処分する
  • 人形供養祭に出す
  • だるま市に持ち込む
  • 郵送の供養代行サービスを利用する
  • 自分で供養し、自治体のごみ回収で捨てる
  • リサイクルショップやフリマアプリ・オークションで売却する
  • 不用品回収業者に依頼する

手放すタイミングを把握し、ご自分の宗教や宗派・地域のルールなどを踏まえたうえで、「感謝の気持ち」を込めて供養しましょう。

  • 供養していないだるまがある
  • だるまが複数あり処分に困っている
  • だるま以外にも処分したい不用品がある

このようなお悩みがある方は、不用品回収業者に依頼することを検討してください。

不用品回収業者の多くは、年中無休で、夜間の作業にも対応しています。自宅からの運び出しはもちろん、供養から処分まで一括でおまかせできるので、労力をかけず心置きなく手放せるでしょう。

愛知県名古屋市の「出張回収センター」では、だるまを含めたさまざまな不用品の回収・買取を承っております。
見積もり後の追加料金はなく、キャンセル料も無料ですので、お困りの方はぜひ一度ご相談ください!

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