だるまは供養して処分が正解!処分の手順と注意点を解説

目次


魔除けや家内安全、商売繁盛、開運成就などさまざまな願いがこめられているだるま。

願いをこめて目入れをする願掛けだるまが有名ですが、目入れはしたものの処分のタイミングがわからずそのままにしている・・・という方や、そもそも正しい処分方法がわからないという方も多いようです。

今回のコラムでは、だるまの種類や処分のタイミングについて解説するとともに、だるまの状態に合わせた処分方法を詳しくご紹介していきます。

だるまの処分をお考えの方はぜひこの記事を参考にしていただき、お手持ちのだるまの状態や種類に合った処分方法を検討してみてくださいね。

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だるまとは


だるまというと、願いを込めて左目(向かって右目)を入れ、願いが叶ったときに右目(向かって左側)を入れる願掛けだるまをイメージする方も多いかと思いますが、それ以外にも実はさまざまな種類があることをご存じでしょうか?

まずは意外と知らないだるまの種類やその由来について、ご紹介します。


だるまの種類

だるまと一口で言っても、生産される地域によってサイズや形、色やデザインは異なり、また使われている素材も違うので実にさまざまな種類のものがあります。

  • 青く塗られた胴体が特徴の松川だるま(宮城県仙台市)
  • 選挙だるまとして有名な高崎だるま(群馬県高崎市)
  • 元から目が入っている福島だるま(福島県福島市)
  • あごひげが長いのが特徴の白川だるま(福島県白河市)
  • 青・赤・黄・白・黒の豆だるまをセットにした越谷五色だるま(埼玉県越谷市) 
  • 女性をモデルにした姫だるま(愛媛県・大分県竹田市) など

上記したような伝統工芸品のだるまのほか、近年では

  • 黒色は商売繁盛
  • ピンクは恋愛成就
  • 黄色は金運上昇
  • 白色は目標達成
  • 緑は健康祈願

・・・・・・といったように、その色によってご利益が違う色とりどりのだるまや、人気のキャラクターをだるまの形にしたものインテリア雑貨としてのだるまなども作られており、若者はもちろん、海外旅行者にもお土産として人気となっています。


だるまの由来

実はだるまには、モデルとなる人物がいることをご存じでしょうか?

だるまのモデルとなったのは、インドの仏教僧侶である達磨大師(だるまだいし)。 インドから中国に仏教を伝えた中国禅宗の始祖といわれ、日本の宗教にも大きな影響を及ぼした人物です。

達磨大師はさまざまな逸話や名言を残していますが、中でも壁に向かって座禅を組む厳しい修行を9年もの間おこない、その修行の末に手足が腐ってしまった、という伝説(面壁九年)は有名で、その逸話から、だるまは手足がない形になった(※)とされています。また、だるまが赤く塗られるようになったのは、達磨大師の法衣の色が緋色だったからともいわれています。

※達磨大師の座禅する姿をかたどった、という説もあります。

キャラクター化されたり、だるまおとしといったおもちゃになって親しまれたりと、さまざまな形で愛されているだるまですが、そんな由来があったなんてと驚いた方も多いのではないでしょうか。

達磨大師は面壁九年のエピソードのほか、「聖徳太子と会った」「150歳まで生きた」などさまざまな伝説を残した人物なので、興味がわいた方はぜひ一度調べてみてください。


だるまのご利益期限は1年間!処分のタイミングとは


願いを込めて左目(向かって右目)を入れ、願いが叶ったときに右目(向かって左側)を入れる願掛けだるま。両目を入れるまで飾っておいてもいい・・・と思いがちですが、実はだるまの利益を授けてもらえるのは1年間のみです。期限を過ぎた節目には、きちんと供養をして処分をするようにしましょう。

だるまを処分するタイミングは以下の2つです。

  1. 願いが叶ったとき
  2. ご利益の期限(1年)が過ぎたとき

詳しく見ていきましょう。


処分のタイミング①願いが叶ったとき

願いが叶い両目を入れただるまは、感謝を込めて供養をし、処分をおこないます。

願いが叶っただるまを供養して処分したあとは、同じサイズ、または一回り大きなサイズのだるまを買って新たに願いをかけて目を入れるのが一般的です。

しかし地域や宗教、宗派によっては「願いが叶っただるまは縁起がいいから」ということで両目を入れただるまを処分しないでそのまま新しいだるまの横にかざっておく、としている場合もあるようです。

お住まいの地域の風習や、宗教、宗派に合った処分の仕方をするようにしましょう。


処分のタイミング②ご利益の期限(1年)を過ぎたとき

前述したとおり、だるまのご利益の期限は1年間のみです。願いが叶っていなくても、その期限を節目として、だるまを供養して処分するのがいいでしょう。

片目を入れずに処分するのが良いというお寺もあれば、願いが叶っていなくても両目を入れて処分するとしているお寺もありますが、どちらにしろ感謝の気持ちをこめて供養し、処分することが大切です。

そして処分したものと同じサイズのだるまを新たに買い求め、改めて願掛けをおこないましょう。


だるまは供養してから処分するのが一般的


願いが叶った、またはご利益の期間が終わっただるまは、供養をしてから処分をするのが一般的とわかりました。

ここからは、だるまを実際に供養して処分する方法について確認します。

  1. お寺(神社)で供養してもらう
  2. どんど焼きで供養してもらう
  3. 自分で供養し、自治体のごみ回収で捨てる


お寺で供養してもらう

願掛けをしただるまを処分する場合、一番確実なのは「お寺で供養してもらう」方法です。

だるまの供養をおこなっているお寺は全国に存在していますが、たとえば「高崎のだるま市」で有名な少林山達磨寺では、以下のような内容でだるまの供養をおこなっています。

供養の日程1月15日の大規模な供養法要のほか、小規模の供養法要を年に数回、不定期でおこなっている。
供養受付本堂と達磨堂の間の受付に持ち込み。
 受付時間は毎日9時~17時
供養できるもの御札やお守り、だるまのみ
人形や正月飾りなどの供養は不可
費用具体的な費用は決まっておらず、感謝の気持ちを法要料としてお納めする
郵送での供養事前に問い合わせが必要

少林山達磨寺のだるまの供養は上記のような内容でしたが、供養の日程や頻度、かかる費用など、お寺によって対応には違いがあります。お寺によっては、人形供養をしていてもだるまは対象外、としているところもあるため事前にホームページ等をチェックしておきましょう。

近所にお寺がない、お寺はあってもだるまの供養を受け付けていないといった場合は、だるまを郵送し、供養してもらえるサービスを利用することもできます。だるまだけでなく人形や剥製などを段ボールに入れ郵送すると、まとめて供養してくれるので、供養したいものが複数ある場合に利用するのもいいでしょう。

自宅にいながら供養が依頼できて便利なサービスですが、郵送の場合は供養料のほか送料も負担する必要があります。こちらも事前に必ず確認をしておきましょう。


神社では供養できないの?

だるまのもととなった達磨大師は仏教僧侶であったことから、だるまはできればお寺での供養が望ましいとされています。しかし、近所にお焚き上げをしてくれるお寺がない、というケースもあるでしょう。その場合、神社でもお焚き上げしてもらうことは可能です。

神社でのお焚き上げもお寺と同じく、だるまの供養を受け付けているかどうか、またかかる費用も神社によって異なります。こちらも事前に確認しておくようにしましょう。


どんど焼きで処分

どんど焼きでだるまをお焚き上げしてもらい、処分するという手段もあります。

どんど焼きとは、飾り終えたしめ縄やお飾り、門松といった正月飾りのほか、お守りや御札、書初めなどを神社やお寺でお焚き上げし、一年間お世話になった歳神様が煙とともにお帰りになるのをお見送りする、という行事です。

地域によってはどんど焼きのほか、とんど焼き、さいと焼き、左義長(さぎちょう)といったように呼び方が異なりますが、だいたい小正月の前後、1月15日ごろまでにおこなわれます。

どんど焼きは合同供養となるため事前予約は必要なく、また費用も無料になることが多いですが、お寺によっては予約や費用が必要になる場合もあり、そのほか

  • 自社のお守りや御札しかお焚き上げを受け付けていない
  • 「だるまを燃やすと目が潰れる」という言い伝えがある

といった理由でだるまをお焚き上げしてもらえないケースも。だるまを受け付けてもらえるかどうか事前に確認をしておくようにしましょう。


自分で供養をし、自治体のごみ回収で捨てる

周りに供養を受け付けているお寺や神社がない、早く処分したいといった事情があるのであれば、自分でだるまの供養をし、自治体のごみ回収で捨てることも可能です。

供養については、

  • だるまについたホコリや汚れを拭き取り、きれいな状態にする
  • きれいな白い紙や布でだるまを包む
  • 清めの塩を振りかける
  • ごみ袋にはだるまだけを入れ、ほかのごみと混ぜないようにする

といった方法が一般的ですが、宗教や宗派、またはお住まいの地域によって内容や必要なものが変わることもあります。

地域やご家庭のルールに合わせたうえで「感謝の気持ち」をこめて供養をおこなうことが大切です。


だるまは素材とサイズによって分別区分が変わる

自分で供養を終えただるまは自治体の分別ルールに従い、処分をします。

小さいサイズのだるまは素材ごとに分別が異なります。木と紙でできている張り子のだるまであれば可燃ごみとして処分ができますが、中には金属や陶器でできたものもあり、その場合は不燃ごみとしてごみに出す必要があるためご注意ください。

自治体の粗大ごみ規定サイズより大きなだるまは、素材に関係なく「粗大ごみ」として処分をしなければなりません。規定サイズは30cm角としているところが多いですが、自治体によっては「50cm」「90cm」または「指定ごみ袋に入らないサイズのもの」とされていることもあるため、事前に確認をしておきましょう。


だるまを粗大ごみとして捨てる手順

サイズが大きなだるまを粗大ごみとして処分する場合、事前に予約や手数料納付券の購入が必要になることがあります。地域によって受付方法や手順は異なりますので、必ず自治体のホームページを確認しておくようにしましょう。

ここでは一例として、愛知県名古屋市の粗大ごみの処分の手順をご紹介します。

  1. 収集日の7日前までに粗大ごみ受付センターに申込をおこなう
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. 指定の販売店などで(スーパーやコンビニなど)、手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分する家具や家電に受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 月に1回の収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

名古屋市の「粗大ごみ手数料のめやす」には「だるま」が掲載されていなかったため、かかる手数料については、事前予約の際に確認しておく必要があります。だるまのサイズによって手数料は異なりますので、事前にサイズを計測しておくようにしましょう。


そのほかの処分方法


だるまは寺社で供養して処分するのが一般的ですが、だるまの状態によっては別の方法で処分することが可能な場合があります。

ここからは「だるまを供養して処分する」以外の処分方法についてご紹介していきます。


リサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションで売却する

お手持ちのだるまが、

  • 願掛けも目入れもしていない未使用品
  • アニメのキャラクターのだるま
  • アートとして作られただるま
  • インテリア雑貨の要素が強いだるま

といったものであれば、リサイクルショップやフリマアプリ・ネットオークションで売却するという手もあります。

どちらもだるまを売却する方法ではありますが、メリットとデメリットはそれぞれ違います。だるまの状態やご自身の希望に合わせて、どちらで売却するかを決めるのが良いでしょう。

売却方法メリットデメリット
リサイクルショップ・持込であればその日に買取金額を受け取れる
・だるま以外のものもまとめて売ることが可能
・買取価格は低め
・持ち込む手間がかかる
フリマアプリ
ネットオークション
・自由に売却金額を設定できる
・リサイクルショップで売れないものが売れる可能性も
・出品から梱包、発送まで全て自分でおこなう必要がある
・送料と手数料がかかる
・すぐに売れるとは限らない

不用品回収業者に依頼する

だるま以外にも実家のお片付けで出たさまざまな不用品の処分に困っている、分別・処分するものが多すぎて途方に暮れている・・・なんてお悩みはありませんか?

そうした悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、「不用品回収業者を利用する」という方法です。

不用品回収業者であれば、だるまのほか、人形や剥製など供養が必要でなかなか処分しづらいものも提携している寺院や神社でお焚き上げののち処分してくれます。

もちろんだるまだけでなく、家の中のほかの不用品の分別や搬出、処分もすべてスタッフにおまかせできるので、実家が遠方で片づける時間がない、ものが多すぎて手に負えないといった場合の心理的・肉体的な負担を大幅に削減することができます。

また、ほとんどの業者は年中無休で稼働しているので、即日対応や夜間対応も可能。
急ぎで不用品を処分したい!というときや、仕事が忙しくて時間の都合がつきにくい・・・というときにも利用しやすく便利です。


できるだけ費用を安くしたいなら「相見積もり」がおすすめ

不用品回収業者を利用するメリットをお伝えしてきましたが、便利なぶんどうしてもほかの方法よりも費用が高くなりがちというデメリットもあります。

できるだけ安く不用品回収業者を利用したいなら、複数の業者から見積もりをとる「相見積もり」がおすすめ!

相見積もりには以下のようなメリットがあります。

  • 業者の相場を知ることができる
  • 自分の処分したい不用品の量に合ったプランがどれなのかを判断ができるようになる
  • 同じ作業内容でも費用がより安い業者を探すことができる
  • 費用が高額すぎる、または安すぎるなど、見積書の不審な点に気づくことができる
  • 他社の見積もりの金額を参考にして、値引きの交渉ができる場合も

電話やメールでの見積もりだと正確な金額が出ないことも多いので、できれば訪問して見積もりを取ってくれる業者を選ぶのがおすすめ。また、実際に見積もりを依頼してみると、

「いまこの場で契約すると安くなる」「早く作業を始めるなら今日中に契約を」

と急かされる場合もありますがその場で即決するのはなるべく避け、できれば3社以上から見積もりを取るようにしましょう。

そのほか、以下のようなポイントを確認してみるのもおすすめです。

  • 会社の住所・電話番号が実在のものか確認する
  • 最新の口コミを確認する
  • SNSで会社名を検索し、利用した人の感想を確認してみる
  • 電話口のスタッフの対応を判断材料にする
  • 作業実績を確認する
  • 業者のブログや作業動画を見てみる
  • 見積書の項目が明確に書かれているか確認する
  • 追加料金の有無をあらかじめ確認しておく

慎重に業者選びをおこない、ラクに、オトクに不用品を処分できるようにしてみてくださいね!

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まとめ


願掛けをするために買ったはいいものの、どう処分するかは意外と知らない「だるま」。今回のコラムではそんなだるまの処分のタイミングや実際に処分する方法をご紹介しました。

願掛けをしただるまは、「願いが叶って右目(向かって左側)を書き入れたとき」もしくは「ご利益の期限(1年間)を過ぎたとき」に供養して処分するのが一般的です。

供養の方法は、

  • 寺社に供養を依頼する
  • どんど焼きで供養してもらう
  • 自分で供養する

など複数あります。ご自分の宗教や宗派、地域のルールなどを踏まえたうえで、「感謝の気持ち」をこめてきちんと供養をするようにしましょう。

もし、「供養をし忘れただるまがある」「複数だるまがあり処分に困っている」「だるまのほかにも処分したいものがある」ということでしたら、寺社と提携し、だるまの供養と共に不用品の回収もおこなってくれる不用品回収業者へ依頼するという手もあります。

不用品回収業者の多くは年中無休、即日・夜間対応可能。急ぎの場合や、仕事が忙しくて時間がないという場合でも利用でき、運び出しや積込は全てスタッフにお任せできるので時間や労力をかけずにだるまやそのほかの不用品を処分することができます。

記事の中でご紹介した「業者の選び方」を参考にしていただき、一度無料の見積もりを受けてみてはいかがでしょうか。