中古の業務用冷蔵庫は売却がおすすめ!高価買取のコツや廃棄処分の方法も解説

目次

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レストラン、ファストフードなどの飲食店、ホテルの厨房、給食の調理室、食品を扱う工場などには欠かせない設備である業務用冷蔵庫

用途が限られていて家庭用の一般的な冷蔵庫ほど流通量が多くないため、不要になってしまった業務用冷蔵庫は廃棄処分するしかないと思われがちですが、実は中古市場でも需要が高いのをご存じでしょうか?

特に、新しく状態が良い業務用冷蔵庫であれば高額買取も期待できるため、廃棄の前に一度査定を受けてみるのがおすすめです。

今回のコラムでは、業務用冷蔵庫をオトクに処分する方法と、売却できなかった業務用冷蔵庫を廃棄処分する際の注意点や処分方法についても詳しく解説していきます!

買い替えや店舗の移転などで不要になった業務用冷蔵庫をどう処分するかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!

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1.中古の業務用冷蔵庫は売れる?

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業務用冷蔵庫、と一口に言っても種類はさまざま。

良く厨房や調理室で見かけるのは冷凍庫の機能も備えた大容量の縦型のものや、天板を作業台にできる横型(テーブル型)のものですが、そのほかにも、

  • 小型・縦型ショーケース
  • オープンショーケース
  • 洋菓子店などで見かけるディスプレイケース
  • 寿司店で見かけるネタケース
  • 玄米保冷庫
  • コンビニ内で使用されるプレハブショーケース
  • プレハブ冷蔵庫
  • パススルータイプ
  • ブラストチラー&ショックフリーザー
  • ジョッキクーラー
  • リーチインショーケース

など、保存する食品に合わせた形状や性能を持った、さまざまな種類の業務用冷蔵庫が発売されています。

そんな多種多様な業務用冷蔵庫は一般のリサイクルショップなどで見かけることがあまりないため、使用済みのものは売れないのでは・・・と思ってしまいがちですが、実は中古市場での需要が高い製品です。

新しいお店を開業する際には、設備を揃えるだけでなく、土地を借りる資金や、人件費、商売が軌道に乗るまでの生活費や運転資金が必要になってきます。

少しでも初期費用を節約するため、店内で使う業務用のさまざまな電気設備を中古で揃える人は多く、冷蔵庫も同様に、中古の業務用冷蔵庫を設置する、というケースはかなり多いようです。

ただ、需要があるからといっても売却後に使用されることが前提なので、もちろん故障がなく、状態の良い業務用冷蔵庫が買い取り対象。故障しているものや、汚れのひどいものは買取不可となる可能性が高くなります。

そのほか「売れる業務用冷蔵庫」の特徴にはどんなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

製造から6年以内のもの

業務用冷蔵庫は家庭用冷蔵庫よりも丈夫な造りをしているため、長く使用できる製品ではありますが、買取の場合はやはり新しいものほど高値で買取されやすくなります。

業務用冷蔵庫の耐用年数は6年程度と言われています。

6年を過ぎてしまうと不具合が起こる可能性が高くなることから買取不可、買取してもらえても安く買い取られる可能性がグンと高くなります。

そのため、不要になった業務用冷蔵庫はすぐに査定を受けるのがおすすめです。

製造年数は、業務用冷蔵庫のドアの内側に貼られているメーカーラベルを見て確認することができます。製造年が書かれていない、よくわからないという場合は、製品の型番から検索して製造年を調べることも可能なので、一度検索してみてはいかがでしょうか。

容量が大きい業務用冷蔵庫

設置する場所によって選べる容量は異なりますが、やはり食材をたくさん保存できる大容量の業務用冷蔵庫が人気です。

容量が大きくなるほど、業務用冷蔵庫の販売価格は高額になっていくため、中古で売買される場合も容量が大きいものが高値で売却されやすくなります。

逆にサイズが小さいものは需要が低いため、安価で買取りされることが多くなっています。

人気メーカーの業務用冷蔵庫

他の家庭用や業務用の電気製品と同じく、業務用冷蔵庫も有名メーカーのものが人気です。

特に国内メーカーの物は性能も耐久性も優れたものが多く、品質を信頼できることから買取価格も高くなる傾向があります。

業務用冷蔵庫の有名メーカーには以下があります。

  • ホシザキ株式会社
  • 株式会社クボタ
  • パナソニックホールディングス株式会社
  • フクシマガリレイ株式会社
  • タニコー株式会社
  • 株式会社中西製作所
  • 三菱電機冷熱応用システム株式会社 など

製造年数が6年を過ぎていたり状態が多少悪くても、売却を検討している業務用冷蔵庫が有名メーカーのものであれば買い取ってもらえる可能性があります。

処分の前には一度、お使いの業務用冷蔵庫のメーカーを確認してみてください。

高く買い取ってもらうコツ

年数があまり経っていない新しい業務用冷蔵庫や、有名メーカーのものが高価買取されやすいとお伝えしてきましたが、それに加えてもっと高く業務用冷蔵庫を買い取ってもらうコツをご紹介します。

査定前にはぜひ試してみてください!

査定を受ける前にしっかりクリーニングする

業務用冷蔵庫の内側と外側、両方のクリーニングをし、きれいにした状態で査定を受けましょう。

冷蔵庫は食品を入れておく場所なので、匂いや汚れが付いたままでは不衛生な印象を与えてしまいます。

ひどい汚れがある場合や、匂いが染みついてとれない場合には、製造年数が新しいものでも買取額が安価になったり、最悪の場合買取不可になってしまうこともあるため大切なポイントです。

  • 調味料や食材から漏れ出た汚れを拭き取る
  • 冷蔵庫専用の消臭剤を使って匂いを取る
  • 冷凍庫は霜取りを行う
  • 冷蔵庫の外側に飛び散った汚れ、ほこりなどを拭き取る
  • フィルターを洗う

上記のようなお手入れを行い、買取額アップを狙いましょう。

備品や取扱い説明書も揃えておく

購入した際についていた付属品や取扱説明書、保証書、追加購入したオプション品などは全て揃えて査定に出しましょう。

付属品がついているのといないのでは買取価格に大きく差が出ることもあるので、査定前にはできるかぎり探しておき一緒に査定に出すのがおすすめです。

複数ある場合はまとめて売る

閉店や移転などで、業務用冷蔵庫のほかにも、製氷機や食洗機、フライヤーなどの厨房機器などを処分する場合もあるかと思います。

その際には、不要な厨房機器などをまとめて売却することで買取価格がアップします。

業者によっては厨房機器だけでなく、食器や店舗で使用していたテーブルやイスなどもまとめて売却できることもあるため、査定の前にはそれらも一緒に売却できるかどうかを確認しておきましょう。

2.業務用冷蔵庫の売却方法

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売却できる業務用冷蔵庫の特徴や、高く売却するコツをお伝えしてきました。

製造年数が6年を多少過ぎている場合や、若干の使用感があったとしても有名メーカーのものであれば買い取ってもらえるケースも多いため、廃棄処分の前には一度査定に出してみるのがおすすめです。

では、具体的に業務用冷蔵庫を売却する方法について確認していきましょう。

専門の業者に売却

リサイクルショップや家電買取専門店などで業務用冷蔵庫が売却できるケースもあるにはありますが、業務用の電気製品専門ではないので機器の状態や新しさが考慮されず、相場よりも安い金額で買い取られてしまう可能性もあります。

できれば業務用の厨房機器や、電気製品を専門で取り扱う業者に買取を依頼するのがおすすめです。

専門知識を備えたスタッフが査定をしてくれるため、業務用冷蔵庫の状態や年式、人気の機器であるかどうかなどを考慮したうえで、適切な査定額を出してくれるので安心して依頼ができます。多少古かったり、不具合があるものでも買い取ってくれる業者もあるため、新しくないものでも一度査定を依頼してみるのもいいかもしれません。

専門業者のため店舗数は多くありませんが、そのぶん出張買取に対応しているところも多くなっています。業務用冷蔵庫などの厨房機器はサイズが大きく持ち運びが難しいため、出張で査定や買取をしてもらえると助かりますよね。

出張査定・買取を依頼をする際には、出張に来てもらう場所が業者の出張対応エリア内かどうかを確認し、

  • 出張料
  • 査定料
  • キャンセル料
  • 取り外し・運搬料金

などが別途かかるかどうかを必ず確認しておきましょう。

フリマアプリ・ネットオークションで売却

フリマアプリやネットオークションで「業務用冷蔵庫」と検索すると、たくさんの中古業務用冷蔵庫が出品されています。

多少使用感があるものや製造から6年以上経っている業務用冷蔵庫でも需要があれば高値で売却することができるため、「業者で買取を断られた」「査定額に納得がいかなかった」というときには出品してみるのもいいかもしれません。

発送した後でトラブルにならないよう、出品する前には必ず動作確認をし、

  • サイズ
  • 重量
  • 容量
  • メーカー名
  • 製造年数
  • 型番
  • 作動状況
  • 傷や不具合の有無

など製品の状態をなるべく詳細に商品説明の欄に記載しておきましょう。

サイズが小さめの物ならば問題ありませんが、サイズが大きく重たい業務用冷蔵庫になると通常の輸送手段では発送できない、送ることができたとしても送料が高額になってしまう点にも注意が必要です。

その場合は、購入者に指定場所まで業務用冷蔵庫を引取に来てもらう、という方法もあります。引取に来てもらえた場合、梱包や発送の手間もなく送料も発生しないというメリットはあるものの、引き取りが出来る地域の人にしか売却できないというデメリットもあります。

また、フリマアプリやネットオークションを利用する場合、売却できた場合は手数料もかかるため、手数料と送料を考慮したうえで売却価格を設定する必要があるでしょう。

出品したからといってすぐ売れるとは限らないため、すぐに売りたい、という場合には利用できない手段となっています。

譲渡という手段も

お使いの業務用冷蔵庫がまだ使用できて状態が良いものであれば、人に譲って使ってもらう方法もあります。

お店を始めようと思っている知り合いがいるなら譲って使ってもらえれば、こちらは処分費用や手間が省けて助かり、相手も業務用冷蔵庫を購入するお金を節約することができるので喜ばれます。写真を見せたり口頭で冷蔵庫の状態を伝えたりしているだけでは、譲ったあとになって「サイズが違う」「故障していた」「汚れている」・・・などが原因でトラブルになることも考えられます。

譲る前には必ず冷蔵庫のサイズや状態を目で見て確認してもらい、譲る前にはかならず清掃と動作確認などのメンテナンスを行ってトラブルを防止しましょう。

譲る相手が周りにいない場合は、ジモティーを利用して冷蔵庫を必要としている人に譲ることも可能です。

ジモティーは不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板です。

指定場所に引き取りに来てもらえた場合には梱包や発送の手間がなく、フリマアプリなどとは異なり手数料がかからないことも大きなメリットです。無償の場合が多いですが、価格をつけることも可能です。

ジモティーで譲る場合にも、事前にサイズや状態の確認、メンテナンスが必須となります。

居抜き譲渡という選択肢も

移転・退去後の物件に新たに出店するテナントがわかっているのであれば、業務用冷蔵庫などの設備を「居抜き譲渡」し、業務用冷蔵庫を処分するという方法もあります。

「居抜き譲渡」とは、正確には「居抜き物件の造作譲渡」といい、内装や設備、什器や電気製品などがそのまま残った状態の物件を、次の借主に譲渡・売却することを指しています。退去する側は設備の処分費用や原状回復費用など退去費用を抑えることができ、新しく物件を借りる側は設備を揃える費用を浮かすことができるので、双方にメリットがあります。

その反面、居抜き譲渡をするには物件の大家、管理会社に許可が必要となること、残していった設備に不調が出るなどするとトラブルになる可能性がある、といったデメリットもあります。

退去で業務用冷蔵庫の処分をお考えでしたら、メリットとデメリットを考慮しつつ「居抜き譲渡」を検討するのもいいかもしれません。

買い替えの場合は業者に下取りを依頼できることも

新品の業務用冷蔵庫を購入するのであれば、古い業務用冷蔵庫を下取りに出すという方法もあります。

下取りを利用できた場合、新品の業務用冷蔵庫の購入費用が安くなったり、もしくは通常は処分費用がかかる業務用冷蔵庫を無料で回収してもらえるなど、引き取ってもらえればかなりお得になります。

また、新しい業務用冷蔵庫を搬入した際に古い機器を同時に引き取ってもらえ、搬出の手間もないので便利な方法です。

業者によっては下取りや回収サービスを行っていない場合もあるため、新しい業務用冷蔵庫を購入する前には必ず確認をしておきましょう。

新しい業務用冷蔵庫を購入する場合にしか利用できないので、廃棄だけを希望する際には別の手段を考える必要があります。

3.業務用冷蔵庫を廃棄する際の注意点

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売却や譲渡ができないほど古かったり、また故障している業務用冷蔵庫は廃棄処分をしなければなりません。

ここで注意しなければならないのは、

  1. 業務用冷蔵庫は自治体の粗大ごみ回収が利用できない
  2. 家庭用冷蔵庫とも処分方法が異なる
  3. 業務用冷蔵庫にフロンガスが含まれている場合は処分方法が異なる

以上3つです。

それぞれ詳しく説明していきます。

1.業務用冷蔵庫は自治体の粗大ごみ回収が利用できない

業務で使用された電気製品は「産業廃棄物」となるため、業務用冷蔵庫は自治体の粗大ごみ回収では処分することができません。

産業廃棄物は「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者に処分を依頼する必要があります。

家庭用冷蔵庫を業務で使用した、という場合やサイズの小さい業務用冷蔵庫を処分する、という場合でも「業務で使用した冷蔵庫」は全て「産業廃棄物」として処分をしなければならないため注意が必要です。

2.家庭用冷蔵庫とも処分方法が異なる

家庭用冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象製品です。

そのため、家庭用冷蔵庫も自治体の粗大ごみ回収を利用できず、リサイクル料金収集・運搬料金を支払い、家電量販店や指定引取場所で引き取ってもらう必要があります。

「業務用とはいえ同じ冷蔵庫だから、家電量販店や指定引取場所で引き取ってもらえるのでは?」

と考えてしまうかもしれませんが、業務用冷蔵庫は前述した通り「産業廃棄物」であり、また、フロンが含まれている業務用冷蔵庫は「改正フロン排出抑制法」の対象製品でもあります。

家電量販店や指定引取場所での引き取りはしてもらえないため、専門の業者に依頼し、適切に処分する必要があります。

3.業務用冷蔵庫にフロンガスが含まれている場合は処分方法が異なる

上記したように、フロンガスが含まれている業務用冷蔵庫は「改正フロン排出抑制法」に従って、第一種フロン類回収業者に依頼してフロンを抜いた後、本体を処分しなければなりません。

フロンガスを抜いた後の業務用冷蔵庫本体、または元からフロンが含まれていない業務用冷蔵庫(ノンフロン)は、廃棄物処理法に従っての処理が必要です。

業務用冷蔵庫の種類と、廃棄する際、業者に必要な資格は以下のようになっています。

業務用冷蔵庫業者に必要な資格
ノンフロン業務用冷蔵庫
フロンを抜いた後の業務用冷蔵庫
産業廃棄物収集運搬業許可
フロンガスが含まれた業務用冷蔵庫産業廃棄物収集運搬業許可

自治体に登録された
第一種フロン類回収業者

お使いの業務用冷蔵庫がフロンガスを含んでいるかどうかは、冷蔵庫に貼られているシールで確認することができます。型番からも調べることが可能なので、シールがない場合はメーカーのホームページなどで確認してみてください。

フロンガスが含まれている業務用冷蔵庫の処分には大きく分けて、

  1. 同じ業者がフロン回収と業務用冷蔵庫本体の廃棄処分を行う場合
  2. フロンの回収と機器の廃棄を別々の業者に依頼する場合

上記2つの方法がありますが、どちらの方法を選択するにしても、フロン回収は「フロン回収行程管理票」、フロンを抜いたあとの業務用冷蔵庫本体は、「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」に従った処理を行います。

業務用冷蔵庫の処分を業者に依頼した管理者も、「フロン回収行程管理票」や「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」に従い、きちんと処理が完了したかどうかを確認することが法律で義務づけられています。

そのため、

  • フロンガスを抜かずに本体を処分する
  • 業務用冷蔵庫本体を一般廃棄物として処分する
  • 業務用冷蔵庫本体を不法投棄する

上記のように業者がフロンガスと業務用冷蔵庫本体を正しく処理できなかった場合、管理者(依頼主)も罰せられますので、最後まできちんと処理してくれる業者に依頼をする必要があります。

(参考:フクシマガリレイ株式会社業務用冷蔵庫を処分したい より)

4.業務用冷蔵庫を廃棄する方法

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具体的に業務用冷蔵庫を廃棄処分する方法を確認していきます。

廃棄物処理業者に回収・処分を依頼する

改正フロン排出抑制法の対象の電気製品であるフロンを含んだ業務用冷蔵庫は、自治体から認可を受けた「第一種フロン類回収業者」または「産業廃棄物収集運搬許可」を取得した業者に回収してもらう必要があります。

正規の業者のホームページには、保有している資格が必ず記載されています。依頼の前にはそちらを確認しておきましょう。

費用はいくらかかる?

フロンガスが含まれた業務用冷蔵庫を廃棄する際には、フロンガスの回収や撤去費用や、フロンガス破壊・再生証明書を発行する費用など行程によってさまざまな費用が発生します。

費用内訳内容
出張費回収場所へ作業員を派遣する際にかかる費用
機材運搬搬入費専用の機材を運搬する際にかかる費用
フロンガス回収・撤去費フロンガスを回収・撤去する費用
容器の貸出費用フロンガス回収の際に使用する容器(ボンベ)のレンタル費用
フロンガス運搬費用回収したフロンガスを業者に運搬する費用。
破壊処理する費用が含まれることも。
書類発行費用フロンガスを破壊・再生する際に発行される証明書など
必要書類を発行する費用
業務用冷蔵庫運搬費用撤去した機器を業者に運搬・廃棄処理する費用

上記のような費用の他、夜間作業での追加料金などがかかる場合もあります。

さらに処分する業務用冷蔵庫が何台もある場合や種類によっても費用は変動するため、費用の総額が数万円で済むこともあれば、数十万円になることもあります。

依頼する業者によってかかる費用には差がありますので、事前に見積もりを取っておくことが大切です。

不用品回収業者に回収・処分を依頼する

業務用冷蔵庫以外にも店舗で使っていた厨房機器やテーブル、イスなどの備品をまとめて処分したい場合には不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

店舗の移転や閉店に伴って出た不用品をそれぞれ分別して、廃棄物処理法に従ってごみを処理し、さらにフロンガスが含まれている業務用冷蔵庫であれば処分業者を探して・・・というのは、忙しい時期にはかなりの負担ですよね。

不用品回収業者に依頼すれば、その面倒な不用品の分別・処分・搬出をすべてをお任せできます!

フロン回収から本体の撤去までまとめて行ってくれる不用品回収業者もあれば、フロンガスを抜いたあとの業務用冷蔵庫本体だけしか回収できない業者など、サービス内容は業者によって異なっているため事前に確認が必要です。

不用品回収業者を選ぶ際は、不用品の買取サービスを同時に行ってくれる業者を選ぶのがおすすめ!

業務用冷蔵庫だけでなく、廃棄するしかないと思っていた食器や調理器具、店舗で使用したテーブルやイスなどの備品にも値段がつくこともあり、その場合は処分費用が結果的にお得になることも。

面倒な作業をすべてお任せできて便利な不用品回収業者ですが、資格を持っていないのに産業廃棄物処理を引き受け、正規の方法で処分をせずにそのまま不法投棄するような業者や、作業終了後に追加で費用を請求する悪徳な業者も存在しているため注意が必要です。

依頼した業者が正しく業務用冷蔵庫の処分ができなかった場合は依頼主も罰せられるため、業者選びはくれぐれも慎重に行ってください。

  • フロン回収と本体処分どちらも行えるかどうか
  • 買取サービスをしているかどうか
  • 回収費・出張費など別途費用がかかるかどうか

といった内容を確認しつつ、できれば複数の業者から相見積もりをとるのも大切なポイントです。

複数の業者から見積もりを取ることで、かかった費用が妥当かどうか、プランが自分の処分したい荷物量に適したものかどうかを確認することができます。

▼不用品回収業者の選び方について詳しくはこちら▼

5.「業務用冷蔵庫」処分時によくある質問

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Q 日中は店を閉められないのですが、対応できますか?

A. 夜間の対応も可能ですので、ぜひ、お申し付けください。日中は普段通りに営業し、閉店後に作業をはじめます。休業しなくても業務用冷蔵庫の処分ができるため、営業機会を逃しません。

Q 産業廃棄物の処理方法がわかりません。全部お任せできますか?

A. 当社は産業廃棄物に関する正規の許可を受けているため、安心してお任せください。はじめてのご依頼でも、わかりやすく処理の流れを説明して、納得いただいてから作業いたします。

Q 貸店舗なので傷がつくと困るのですが、大丈夫ですか?

A. 丁寧な対応をモットーとしているので、貸店舗でも問題ありません。乱雑に扱わないのは当然として、損傷や騒音に配慮して作業することもできます。なお、万が一に備えて保険にも加入済みです。

Q 相見積もりをしても構いませんか?

A. 他社との相見積もりは大歓迎です。ライバルより安くできる自信があるので、遠慮なくご利用ください。修理や販売も自社で行っており、無理のないコストカットが可能です。最安値を目指すため、見積もりの修正にも対応しています。

Q 大きすぎて他社から断られました。何とかなりませんか?

A. サイズや重量によっては、対応が不可能な業者もあるでしょう。当社は多数のスタッフが在籍しているため、ある程度のサイズなら人力で運搬できます。それでも動かせない場合は、協力してくれる運搬会社に依頼して運びだすことも可能です。まずは状況を把握したいので、お気軽にお問い合わせください。

6.まとめ

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今回のコラムでは、中古市場でも需要の高い業務用冷蔵庫を売却する方法や、業務用冷蔵庫を廃棄する際の注意点と処分方法までご紹介してきましたが、いかがでしたか?

もともとの販売価格が高額な業務用冷蔵庫は、使用済みの中古のものでも需要が高いため、

  • 製造から6年以内
  • 汚れや匂いがなく、状態が良い
  • 人気メーカーのもの

処分したい業務用冷蔵庫に上記のような特徴がある場合は廃棄よりも売却がおすすめです!

査定前には冷蔵庫をクリーニングし、付属品をそろえ、他にも売れるものがあればまとめて売却することで売却額がアップします。査定前には、今回お伝えした「高く買い取ってもらうコツ」をぜひ試してみてくださいね。

新しく状態の良い業務用冷蔵庫が高値で買い取ってもらえる一方、残念ながら古い業務用冷蔵庫や故障しているものは廃棄するしかありません。

業務用冷蔵庫は業務で使用されていることから「産業廃棄物」であり、また、フロンが含まれている場合は「改正フロン排出抑制法」の対象製品となるため、粗大ごみとして処分するなどの一般的な廃棄方法が利用できません。

「産業廃棄物収集運搬業許可」「第一種フロン類回収業者」の資格を持った業者に処分を依頼する必要があります。

「費用が安いから」「どこの業者でも同じだろう」・・・と適当に業者選びをして無資格の業者に依頼してしまうと、依頼主である所有者も罰せられてしまいます。くれぐれも業者選びは慎重に行うようにしてください。

お手持ちの業務用冷蔵庫の状態によって、売却・譲渡・廃棄など処分方法はさまざまです。

処分の際にはぜひこの記事を参考にしていただければと思います!

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