日常のほんのひととき、カフェでゆったりと寛ぎながら飲むコーヒードリンクは特別美味しく感じますよね。
昔ながらの日本のカフェ・喫茶店業界では、コーヒーと言えば「ドリップコーヒー」のことを指すことが多かったのですが、スターバックスコーヒーの登場以来、日本でも急激にエスプレッソやカフェラテなどのコーヒードリンクが注目を浴びるようになってきました。
そして最近では、コーヒーの表面に泡とコーヒーで文様や絵柄を描いた「ラテ・アート」も人気があり、それらを作るには「エスプレッソマシン」が欠かせません。
「エスプレッソマシン」には安価な家庭用から業務用マシンまであり、業務用の中でもさまざまなものがあります。
そこで今回は、カフェで使用されるような「業務用エスプレッソマシン」に焦点を当てて、コーヒーメーカーとの違い、家庭用マシンとの違いやエスプレッソマシンの選び方、またお得な処分方法などをまとめてご紹介していきたいと思います!
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1. 「エスプレッソ」と「コーヒー」の違い
「エスプレッソマシン」と聞くと、単純にエスプレッソを作る機械でしょ?と思いますよね。もちろんその認識は間違っていません。では、「エスプレッソ」と「コーヒー」の違いをご存知ですか?
改めて「エスプレッソ」と「コーヒー」の違いを聞かれると、意外と答えられない方が多いのではないでしょうか。
なんとなく知っている方も知らない方も、「エスプレッソマシン」を知る上で重要になってくるので、一緒に詳しく見ていきましょう!
抽出時に圧力をかけるのが「エスプレッソ」
強く濃いコーヒー味が印象の「エスプレッソ」と、どちらかというと苦味、酸味などのミックスされた「コーヒー」ですが、実は製法がまったく異なります。
コーヒー
一般的に「コーヒー」と呼ばれるのは、ドリップコーヒーのことです。焙煎後に挽いた珈琲豆をお湯で抽出し、コーヒーの成分をゆっくりと抽出する分、豆が本来持つ味わいを堪能できるのが特徴です。
国産機種も多く、コーヒー機器メーカーのカリタ、メリタなども有名ですが、タイガー、象印、パナソニックなどの家電メーカーからも優秀な製品が数多く出ています。
エスプレッソ
エスプレッソは、「エスプレッソマシン」などで、抽出時に圧力をかけて一気に抽出するのが特徴です。深煎りで細かく挽いた豆を使用して一気に抽出し、濃厚なコクとキリッとした苦味を持つものが多いです。
お湯で割って通常のドリップコーヒーの薄さにする「アメリカーノ」と呼ばれる飲み方もありますが、これはドリップコーヒーとは別物になります。
エスプレッソマシンは生まれ故郷のイタリア製のマシンが多く、オイルヒーターでも有名なデロンギ、昨年日本に上陸したばかりのガジアなどのメーカーの製品が有名です。カプセル式で便利な「ネスプレッソ」などの簡易式マシンも、エスプレッソに区分されます。
また、ドリップコーヒーとエスプレッソは見た目も違います。表面にクレマと呼ばれる泡が立っているのが上質なエスプレッソの証となります。
「エスプレッソマシン」と「コーヒーメーカー」は似て非なるもの
このように、通常のドリップコーヒーとエスプレッソでは、味や製法が異なりますので、当然ながら「コーヒーメーカー」と「エスプレッソマシン」も、違った機構となっています。
一般的に、「コーヒーメーカー」と呼ばれるものは、通常のドリップコーヒーを作るタイプのもののことです。
粉タイプのコーヒーやコーヒー豆をセットし、タンクに水を入れてスイッチを入れることで、お湯が沸きコーヒーをドリップしていきます。細かく分けると、「ミルなし」と「ミル付き」があります。
一方で「エスプレッソマシン」はというと、その名のとおり、基本的にはエスプレッソコーヒーを入れることに特化したタイプです。エスプレッソ用に細かく挽いたコーヒー(エスプレッソ)豆を、高いポンプ圧をかけて抽出するマシンのことを指します。
「コーヒーメーカー」と「エスプレッソマシン」の寿命の違いは?
機械のシステムからして違いがある「コーヒーメーカー」と「エスプレッソマシン」ですが、寿命という点では、どちらも明確にできない…という点では同じです。
ただ、実際のところ、全自動のエスプレッソマシンは機械部品が多く壊れやすいので、コーヒーメーカーよりも故障の確率は上がるようです。
しかし、これについてもはっきりとお伝えするのが難しいのです。
というのも、使用するメーカーや使用状況によってどちらも壊れやすくも長持ちしやすくもなるからです。どちらのマシンも性質上、粉末と水分に弱いため、コーヒーやエスプレッソを淹れる際に劣化していくのはいたしかたないこと。
しかし、どちらにも言えることは、こまめな掃除やメンテナンスを欠かさないというのが、少しでも長く使用する秘訣でしょう。
そして「寿命を明確にできない」とは言っても、メーカーの多くが部品を取り置く年数が「製造中止から5年」と提示しています。したがって、いくらメンテナンスを怠っていなくとも製品の製造中止から5年経過してしまった場合、そのタイミングで壊れてしまったらそれ以上修理することはできません。
そうなってしまった場合は、それが寿命と諦めて買い替えるしかないのです。
「いつもよりコーヒーがぬるい…。」「変な音がする。」などといった、うまく作動せず通常とは違う部分があれば、それが故障のサインになります。
修理やメンテナンスで改善できれば、また使用することは可能ですが、部品が無く修理できない、あるいはそれでも無理な場合は寿命と判断しましょう。
「エスプレッソマシン」と「コーヒーメーカー」の中古需要
ここまでの説明で「コーヒーメーカー」と「エスプレッソマシン」を同等と感じている方もいらっしゃいますが、それはちょっと違います。
なぜなら、「中古需要」が異なるからです。結論として、「コーヒーメーカー」は中古で売れず、「エスプレッソマシン」は中古でも人気があります。
「コーヒーメーカー」は元々の価格帯が安く新品でも購入しやすいため、わざわざ衛生面が気になる中古で購入したいと考える方が少ないのが中古需要がない原因でしょう。また、出来上がるドリンクのクオリティも、エスプレッソマシンには到底及びません。
しかし一方で、「エスプレッソマシン」は、新品を買おうと思うととにかく高額なものが多く、少々のキズがあってもその価値は保障されています。コーヒーメーカーに比べ、より本格的でクオリティの高いドリンクを作ることができ、根強いファンが多くいるのも中古需要の高さの由来でしょう。
このように、価格帯や性能の違いで、この2つは似て非なるものということが理解していただけたのではないでしょうか。
2. 「エスプレッソマシン」とは?
コーヒーとエスプレッソの違い、コーヒーメーカーとエスプレッソマシンについてお話ししてまいりましたが、ここからは「エスプレッソマシン」についてさらに掘り下げて見ていこうと思います。
「エスプレッソマシン」は大きく分けて2種類ある
自分でコーヒー粉を平らにならしてセットするセミオート(半自動式)と、豆の段階からミル挽きを経て抽出まで一通り行ってくれるフルオート(全自動式)マシンに分かれます。
セミオート(半自動式)の特徴
- 美味しさの演出効果がある
- 味に個性が出せる
- 抽出に技術が必要
- 故障が少ない
セミオートタイプのエスプレッソマシンは、ある程度エスプレッソに関する知識と技術が必要となり、作り方次第では大幅に味が変わってしまいますが、逆に技術さえあれば好みの味が作れて個性が出せるということです。
さらに、セミオートマシンの特徴は、機械の見た目がお洒落でお店ならではの手作り感や演出効果が見込めます。また、マシンの構造がシンプルなため故障も起こりにくくメンテナンスも簡単です。
フルオート(全自動式)の特徴
- 抽出が早い
- ボタンひとつで均一な味
- 抽出技術が不要
- 故障が多い
フルオートマシンの特徴は、ボタンひとつで常に均一なクオリティのエスプレッソを淹れることができ、特別な知識や技術も必要ありません。また、抽出時間も短いため、手早くたくさんのドリンクを用意することができます。
しかしマシンの構造が複雑で部品点数が多く、セミオートマシンと比較すると故障のリスクが高いです。また、機械の見た目もカフェらしさとは程遠く、手作り感などは演出できません。
3. 「業務用」と「家庭用」の違い
「エスプレッソマシン」はセミオート、フルオート以外にも、さらにお店で使用するのに適した「業務用エスプレッソマシン」と個人が家で使用するのに適した「家庭用エスプレッソマシン」に分けることができます。
そこで、業務用を自宅で使っても問題ないのか、逆に家庭用はお店では使えないのかという疑問を持つ方もいらっしゃいますよね。
業務用と家庭用エスプレッソマシンの違いは大きく分けて2つ。
「連続での抽出ができるか」と「できあがるドリンクのクオリティ」です。
ここでは、業務用と家庭用のエスプレッソマシンを比較して、その違いを明確にしていきましょう。
「業務用」エスプレッソマシン
まず、業務用エスプレッソマシンにもフルオート(全自動)とセミオートのエスプレッソマシンがあります。選び方の基準としては、
- 味、品質にこだわりたい……セミオート
- 均一的な味で回転率を高めたい……フルオート
となります。大型店舗で一日何百杯とエスプレッソを作らなければならない場合は大型でフルオートのマシンが必要になるということです。タンク式の家庭用とは違い、業務用は給水が水道・排水が下水道と繋がっているため連続抽出が可能。(業務用にもタンク式のものもあります。)
サイズは想像通り基本的に家庭用より業務用のエスプレッソマシンの方が大きいものがほとんど。とはいっても、業務用でもピンキリのサイズがあるのも事実で、家庭用エスプレッソマシンと変わらないようなサイズのものや、何十キロもあるかなり大きいものまでさまざまです。
そして、家庭用のエスプレッソマシンより明らかに値段が高い。安いもので7〜30万円程度し、高いものだと250万を超えるものも多くあります。
エスプレッソマシンに関しては、この値段によってマシンの抽出杯数やドリンクのクオリティも大幅に変わってくるので、カフェで1日に100杯以上出したい!ということであれば最低でも100万円以上のマシンを導入する必要があります。
ちなみに抽出口がたくさんあるような大きい業務用のエスプレッソマシンは、100万円以上するものが多いです。しかも本体代とは別に設置費用・浄水器代などがかかります。仮にサイズが小さいものでも本体価格が10万円くらいはすると考えておいた方が賢明です。
しかし「高くて業務用なんてとても買えない…。」という方にも安心して利用できるサービスとして、業務用にはマシンのレンタル・リースがあったり、万一の故障時には代替品の用意など、アフターサービスが充実している点が挙げられます。これなら値段的に勇気が出ない方にもお勧めできますよね。
「家庭用」エスプレッソマシン
家庭用のエスプレッソマシンにももちろんフルオート(全自動)、セミオートと色々な種類があります。
家庭用マシンは業務用マシンに比べてサイズも小さく、ミルクを泡立てる力も、エスプレッソを抽出する力も小さなものになります。すると、美味しいエスプレッソやミルクができませんし、なにより給水がタンク式なため何杯も連続してドリンクを抽出できません。
価格は機能性やコンパクトな分業務用のマシンよりも安く、1万〜3万円くらいから手に入ります。しかし、より本格的に自宅でエスプレッソを楽しみたい人向けのものになれば価格も10万円ほどのものも。こうなってくると家庭用のマシンでも結構な値段がしてきますね。
大きく業務用と違ってくるのは家庭用のエスプレッソマシンには、その他の家電製品と同じく通常のメーカー保証がついているくらいで売り切りのものが多いです。現在家庭用エスプレッソマシンにはレンタル・リースといった概念はまだ薄く、ようやく最近になって日本にも普及しはじめたところのようです。
こうして業務用と家庭用を比較して見て分かったのは、「家庭用は家庭での使用」、「業務用はお店での使用」がやはり向いているということです。
もちろん、エスプレッソにこだわってもっとクオリティの高いドリンクを作りたい!と望む場合は、マシンを導入する費用はかかってしまいますが業務用を使用して自宅で本格ドリンクを楽しむ…というのも素敵ですよね。
どちらにしてもご自身の目的にあったエスプレッソマシンを使用することが大切です。
4. 業務用エスプレッソマシンの選び方
「業務用」、「家庭用」との違いを見てきたところで、今回は「業務用エスプレッソマシン」の選び方をご紹介していきたいと思います!
業務用エスプレッソマシンを選ぶ際に必ずチェックしておきたい点、
- 抽出方法でタイプを選択する
- 使い方・場所に合わせて選ぶ
- ボイラーの種類は重視するポイントで決める
- 必要なスペックが備わっているかチェックする
この4つのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
① 抽出方法でタイプを選択する
業務用エスプレッソマシンのタイプは、抽出方法によって分類されます。どんな種類があるのかを確認し、目的に合った扱いやすい商品を選択しましょう。
手軽さを求めるなら、「フルオート(全自動式)」
はじめて使うなら、フルオート(全自動)タイプがオススメです。
コーヒー粉をセットするだけで手軽にエスプレッソが抽出できますし、手間もテクニックもいらないフルオートなので、粉を入れ込むタンピング作業も必要ありません。簡単に美味しいエスプレッソが淹れられるため、大人数あるいは頻繁に利用する人にもぴったり。
グラインダー(コーヒー豆を挽く機械)付きなら、コーヒー豆を入れるだけでOKです。メモリー機能搭載モデルも多く、カプチーノやカフェラテなどの幅広いメニューに対応している商品もあります。サイズ・動作音ともに大きめで高価格な商品が多いですが、失敗せずに美味しい一杯を淹れられるので手軽で良いですよね。
淹れる工程を楽しみたいなら、本格派の「セミオート(半自動式)」
本格的に淹れる工程も楽しみたいなら、セミオート式はいかがでしょうか。
抽出のみ自動で、コーヒー粉をフィルターに詰めるドーシングや、押し固めるタンピングの工程が手作業になるシステムです。中には、さらに本格的に抽出も手動で行えるタイプも販売されています。
自分で淹れるので味にバラつきは出てしまいますが、慣れてくれば個性を出したり、好みのテイストに仕上げられるのが大きな魅力。全自動に比べれば手間もかかりスキルも必要ですが、価格は比較的お手頃です。こだわりの一杯を淹れたいならチャレンジしてみては?
コンパクトなサイズ感を求めるなら、手軽な「カプセル・カフェポッド」
できるだけコンパクトに設置したいなら、カプセル・カフェポッドを選ぶのも良いかもしれません。
コーヒー粉が密封されたカプセルをセットするだけの簡単な工程で、誰でも手軽にエスプレッソが味わえます。小型モデルが多いため、置き場所を選ばないのもうれしいポイントですよね。
カプセルが密閉されているためコーヒー粉の鮮度や味も落ちにくく、複数種類の豆に対応しているだけでなく、紅茶や緑茶などのフレーバーも淹れられるのが魅力です。粉が散乱しにくく掃除もしやすいため、オフィスのドリンク用として設置するのも良いですね。一杯あたりのコストは少々高めですが、好みが違う人でも1台で対応できるのは大きなメリットと言えます。
② 使い方・場所に合わせて選ぶ
業務用エスプレッソマシンは、使い方や使う場所に合わせて選ぶことが大切です。使用シーン別に重視すべきポイントを見ていきましょう。
自宅で使うなら、コンパクトな「タンク式」
自宅で業務用エスプレッソマシンを使うなら、省スペースで使えるタンク式が最適です。
コンパクトなサイズ感の小型マシンが多く、水道に直結しないため置く場所を選ばないのが嬉しいポイント。使用方法も比較的簡単なので、飲みたいときにすぐ淹れられます。
カフェ・レストランで使うなら、便利な「水道直結式」
カフェ・レストランなどの店舗で使うなら、連続抽出できる水道直結式がオススメです。
給水を水道・排水を下水道につなげているので、タンク式のように水を補給する手間がなく店舗の形態を問わず使用できます。専門スタッフ・店員・お客様など、誰が使うかも考慮して「メモリー機能付き」にしておくとより使い勝手が良くなります。
そして提供したいメニューに合ったスペックかどうかもチェックしておきたいところですよね。カフェ専門店やテイクアウトを行っているお店などの場合は、1時間に何杯のエスプレッソが抽出できるかを確認しておきましょう。
オフィスに配置するなら、使いやすくメンテナンスが簡単なタイプ
オフィスに業務用エスプレッソマシンを配置するなら、扱いやすいタイプのマシンを選ぶことが大切です。
機械に詳しくない人でもボタンひとつで使える、全自動式やカプセル式のマシンがオススメ。これなら急なお客様のお茶出しにも使えて便利です。
また、抽出だけでなく掃除やメンテナンスも簡単なものが◎。必要なアイテムの配達やサポートがついたレンタル・リースを使うのもありかもしれません。粉やコーヒーがこぼれにくい、あるいはこぼれてしまっても簡単に拭き取れるタイプを選ぶとより快適に利用することができます。
③ 「ボイラーの種類」は重視するポイントで決める
お湯や蒸気を作りだすボイラー選びも重要です。それぞれの特徴を参考にして、重視するポイントに合ったボイラーを選びましょう。
エスプレッソのみを省エネで楽しむなら「シングルボイラー」
自宅でエスプレッソのみを楽しむなら、シングルボイラーでも十分です。
家庭用に多いタイプで、お湯が早く温まり消費電力を抑えられるのが魅力。比較的簡単に初期設定できるのもメリットのひとつです。
ただし、ミルクスチームを使う場合は同時には作業できないので時間がかかってしまいます。アレンジメニューはあまり飲まず、エスプレッソさえ淹れられればOKという人にはシングルボイラーがオススメです。
カフェラテ・カプチーノがメインなら「ダブルボイラー」
カフェラテ・カプチーノなどのアレンジコーヒーをメインに淹れるなら、ダブルボイラー以上を選びましょう。
スチーム用と抽出用の専用ボイラーが搭載されているため、同時に温められるのですぐにスチーミングできますし、温度調節の必要はありません。
しかし、シングルに比べるとボイラーが温まるまでに時間がかかり、また価格も高めです。とは言ってもミルクスチームを使うメニューやラテアートなどをスムーズに楽しみたいなら、2つ以上のボイラーがあると便利なので、ぜひ検討してみてくださいね。
マシンの使用頻度が高いなら「マルチボイラー」
カフェやレストランのように使用頻度が高い場所で利用するなら、マルチボイラーがオススメです。
スチーム用ひとつと抽出用が複数搭載されているので、業務用として向いています。スチーミングと抽出が同時にできるのはもちろん、温度もより正確に調節できます。
ボイラーの数が多い分、当然温める時間も長く、メンテナンスの手間もかかり他に比べ価格も高額。しかし、さまざまなメニューがスムーズに淹れられるため、本格的なコーヒーを提供するカフェや、大人数で利用する場合には最適と言えます。
連続抽出能力を重視するなら「サーモブロックボイラー」
連続抽出能力を重視して選ぶなら、サーモブロックボイラー(乾燥ボイラー)もあります。
水をポンプで送り蒸気を瞬間的に排出するため、起動してからの立ち上がりが早く、連続抽出力に優れているのが魅力です。業務用・家庭用マシンの両方に採用されているシステムです。
しかし電圧による影響を受けやすく、海外輸入品の場合は電気工事が必要になることもあるので要注意です。圧力や抽出温度はキープしやすいため、大きな店舗に利用するなど多数提供したい場合にオススメです。
④ 必要なスペックが備わっているかチェックする
さまざまな機能が搭載されているのが業務用エスプレッソマシンの魅力のひとつ。数ある機能の中で必要なスペックが備わっているかどうかも、しっかりチェックしておく必要があります。
アレンジコーヒー・ラテアートを作るなら、「ミルクフォーマー機能」が必須
カフェラテ・カプチーノなども作りたいなら、ミルクフォーマー(スチーマー)機能付きのモデルがオススメです。この機能があれば、キメ細やかなミルクの泡でラテアートにも挑戦できます。
直接カップに注げるかなど、可動域も重要です。ミルクピッチャーのサイズとノズルの長さが合うか、使いやすい角度に調整できるかなども確認しましょう。可能であれば作れるミルクの量や泡の質も確認してから購入することをお勧めします。
厚みのある上質なクレマを目指すなら、「抽出圧は9気圧」以上で
上質なクレマを作りたいなら、9気圧以上のマシンを選びましょう。
クレマとは表面に浮かぶキメ細やかな泡のことで、エスプレッソならではの香りや味を左右する大事な要素です。9気圧以上なら、はじめてでも満足度の高い厚みのあるクレマができるだけでなく、本格的なエスプレッソも抽出することができます。
味やメニューのバリエーションを増やしたいなら、「調整機能」や「メモリー機能」
自分好みのエスプレッソを淹れたいなら、調整機能付きがオススメです。
コーヒー豆の種類に合わせて挽き具合・濃さ・温度などを調整することで好みに合った一杯が完成するはずです。バリスタ気分で試行錯誤できるのも、業務用エスプレッソマシンの醍醐味でしょう。
またさまざまなコーヒーメニューを簡単に作りたいなら、メニュープログラム・メモリー機能がついているものを選びましょう。レシピごとの操作方法を記憶するメモリー機能付きや、何種類ものメニュープログラムがあらかじめセットされた商品なら、ワンタッチで誰でも簡単に美味しく、いつも同じ味のコーヒーが淹れられます。
簡単に手入れしたいなら、「自動洗浄機能付き」
できるだけ手間なく簡単に手入れをしたいなら、自動洗浄機能付きの商品を選びましょう。
エスプレッソマシンは、定期的な掃除やメンテナンスが必須です。自動で掃除できれば、コーヒーのカスや汚れのないキレイな状態を楽にキープすることができます。
いくら自動洗浄機能付きとは言っても、ある程度は自分で手入れすることも考え、パーツの取り外しが簡単なものを選ぶことをお勧めします。
温かさをキープしたいなら、「カップウォーマー付き」
温かさをキープしたまま提供したいなら、カップウォーマー付きのマシンはいかがですか?
エスプレッソマシンの中には、上部などにカップを置いて温められる機能がついた商品もあります。お店などでお客様に出す場合はもちろん、自分が飲むときもいつでも温かい一杯を楽しめます。
5. 業務用エスプレッソマシンの人気メーカー
業務用エスプレッソマシンを選ぶ際のチェックポイントを理解していただけたところで、次は「人気メーカー」についてです。
業務用エスプレッソマシンは決して手頃な値段で手に入りませんので、どんな場所に置いて、どんな機能のものが良いかしっかり吟味した上で、これだ!と思う信頼できるメーカーのものを選択しましょう。
業務用エスプレッソマシン 人気メーカー
- DeLonghi(デロンギ)
DeLonghiは、1902年にイタリアで設立された会社で、コーヒーメーカー以外にも家庭用・業務用の電化製品を数多く取り扱っています。
スターバックスとコラボした製品なども展開している人気の家電メーカー。 デロンギのコーヒーメーカーは、全自動タイプやエスプレッソ専用の製品、ドリップコーヒーメーカーなどラインナップが豊富。 - Breville(ブレビル)
Brevilleは、1932年にシドニーで設立されたオーストラリアの小型家電ブランドです。特にブレンダー、コーヒーマシン、トースター、ケトル、電子レンジ、トースターオーブンなどの家電製品で最もよく知られています。 - Gaggia(ガジア)
Gaggiaは、1948年にイタリアのミラノで設立されたイタリア製業務用全自動エスプレッソマシン、及び家庭用セミオートエスプレッソマシンのみを取り扱う会社です。
2018年からフジ産業がイタリア・ガジア社の日本総販売代理店を担っています。 - ASCASO(アスカソ)
ASCASOは、1962年創業の老舗のエスプレッソマシンメーカーです。1952年からイタリアのGaggia Espanola(ガジア)で働いていたJesus Ascasoが創業した会社がこのASCASO社。コーヒーメーカーのスペアパーツから始まった会社は、徐々に売上げを拡大。
2005年に、ブランド名を創業者であるASCASOに変更して、現在に至ります。 - BREW MATIC(ブルーマチックジャパン)
BREW MATICは、1984年にブルーマチックインターナショナル社の協力により商社から独立し、横浜でブルーマチックジャパン株式会社を創業。
高度成長期からの勢いと急速な欧米化を背景に、喫茶店、ホテルをはじめさまざまな外食産業へ進出。現在はドリップコーヒー、エスプレッソ、全自動コーヒーマシン、セミオートなど多様なラインナップを展開しています。 - FMI(エフ・エム・アイ)
FMIは、1971年に創業し、世界中から先進的調理機器・食品加工機器の輸入販売と誠意あるアフターサービスで、その分野の業界のニッチ・トップを走ってきた企業です。
近年では、輸入販売に加え、自社商品の開発にも力を入れ、その実績も徐々に評価を受けつつあります。
6. いらなくなった 「業務用エスプレッソマシン」はどうすればいい?
業務用エスプレッソマシンについて種類や選び方オススメのメーカーなど、さまざまな方向から見てまいりましたが、壊れてしまったり買い替えなど何らかの事情で処分するとしたら、一体どんな方法があるのでしょうか?
業務用エスプレッソマシンの処分方法として考えられるのは、
- 粗大ゴミとして処分する
- 自治体の処理施設に自己搬入する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 厨房機器専門業者に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 知人に譲る
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
この7つです。では順番に見ていきましょう。
① 粗大ゴミとして処分する
いらなくなった業務用エスプレッソマシンは、粗大ゴミで処分することができます。
業務用エスプレッソマシンはサイズが大きいものが多く、比較的小さいものでも一辺が30cmを超えるサイズのものしかないため、粗大ゴミとしての処分が一般的でしょう。
業務用エスプレッソマシンを粗大ゴミとして処分する場合、以下のような手順が必要になります。
<粗大ゴミの申し込み手順>
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、業務用エスプレッソマシンに貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
※一般的な、粗大ゴミの申し込み手順です。自治体によってルールや必要な費用は異なりますので、詳しくは各自治体のHPなどでご確認ください。
粗大ゴミとして処分が必要な場合に注意が必要なのは、日程を自由に選べない点。例えば、名古屋市が実施しているインターネット受付の締め切りは、収集日の10日前までとなっています。
その他多くの自治体で月に1〜2回しか行われていないため、タイミングが合わないと1ヶ月処分が先延ばし…なんてことも。
今すぐ処分したいときは、他の方法を選んだ方が良いかもしれません。
なお、自治体の処分方法を利用できるのは、あくまでご家庭での使用の場合のみです。オフィスやカフェなどの店舗で使用した場合は、「一般廃棄物」ではなく「産業廃棄物」とみなされるため、その場合は自治体の家庭ゴミに出すことはできません。誤って粗大ゴミとして処分するのではなく、必ず専門業者へ依頼し処分してもらいましょう。
② 自治体の処理施設に自己搬入する
自治体で業務用エスプレッソマシンを処分する方法のひとつに、「処理施設に持ち込む」自己搬入という手段があります。こちらの方法も粗大ゴミ回収同様に、ご家庭で使用していた場合のみ利用できる処分方法となりますので注意してください。
<ゴミ処理施設に自己搬入する手順>
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定された日付に自身で処理場まで運ぶ
自治体により、自身であらかじめゴミ処理券を購入して貼る必要がある場合と、当日処理場にて現金で処分費用を支払う場合があります。ゴミ処理券の購入の必要がある場合は料金などの確認が済み次第、粗大ゴミ同様にスーパーやコンビニなどで購入し業務用エスプレッソマシンに貼っておきましょう。
回収・持ち込みのどちらの方法でも言えますが、自治体の処分は費用面では安くなるのは嬉しい反面、「回収・持ち込みの曜日が決められている」「自身で運ぶ手間が必要」な点が不便であり、引っ越しの都合などで急いでいる場合や手軽に処分したい方には不向きかもしれません。
③ リサイクルショップに買い取ってもらう
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、もちろん業務用エスプレッソマシンも買い取ってもらうことができます。手軽に査定に出すことができますし、処分に費用がかかるどころか、逆にお金を得ることができるのは嬉しいですよね。
お近くに店舗がなく持ち込みが難しい場合も、「出張買取」や「宅配買取」を利用することで、直接持ち込む必要はなくなります。
ただし、リサイクルショップは再販を目的としているためどんな業務用エスプレッソマシンでも良いというわけではなく、状態の良いものでないと買取不可になる場合も。その場合、引き取ってもらえないことがほとんどなので、確実に処分したい場合には不向きな方法かもしれません。
また、業務用エスプレッソマシンは専門知識も必要な機械なため、使うジャンルが多いリサイクルショップでは専門知識のある査定員が在籍していない可能性もあります。そのため元値がいくら高額なものであっても、その価値に見合った査定をしてもらえるとは限らないのです。なるべく高く売却したい場合は、他の方法を検討しましょう。
④ 厨房機器専門業者に買い取ってもらう
きちんとした知識のもと査定をしてもらいたい、というのであれば厨房機器を専門に扱う買取業者がオススメです。リサイクルショップ同様に、店舗への持ち込みが難しい場合は「出張買取」や「宅配買取」を利用することもできます。
そして最大のメリットは、厨房機器を専門に取り扱う買取業者の場合、業務用エスプレッソマシンの価値に見合った査定を受けられるという点です。業務用エスプレッソマシンは大変高価なものですので、中古市場でもとても人気の高い商品です。特にDeLonghi(デロンギ)やGaggia(ガジア)などの人気メーカーのものとなれば、買取金額も期待できます。
ただし、この場合も何でも売れるというわけではなく、少々のキズや汚れ程度でしたら問題ありませんが、メンテナンスされておらず、動作に問題があった場合は買取できないケースも。
売却を希望する場合は、日頃からメンテナンスを怠らず取り扱いも丁寧に行いましょう。
⑤ ネットオークション・フリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるシステムとなっており、リサイクルショップや買取業者よりも高値で売ることができます。また、購入者とのやり取り、代金の受け取りなどはアプリの提供事業者を介して行われるので個人情報などが漏れる心配がなく、安心して利用することができますよね。
家具家電から文房具までさまざまな出品が見られ、老若男女問わず多くの方から支持を得ています。人気メーカーのものや見た目がキレイで目立ったキズがなく、壊れている部分がない場合は価格が少々高くても売れやすい傾向にあり、さまざまな業務用エスプレッソマシンがすでに出品され取り引き成立したものも多く見られます。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前に業務用エスプレッソマシンの相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- 出品物の商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
スマホひとつで簡単に出品でき、価格も好きに設定できるという点はメリットですが、こうして手順を見てみると、自分自身で行わなければならないことが多い印象です。
また、業務用エスプレッソマシンは大きさも重量もあり、配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要があります。
商品写真の撮影や細かな説明、個人間でのやり取りや配送手続きが不安に感じる方は少々難しい方法かもしれません。
⑥ 知人に譲る
知人や友人の中に、業務用エスプレッソマシンが欲しい!という方がいらっしゃれば、譲ってしまうのも費用がかからずに処分でき、またリユース(再使用)という意味でも環境保全につながります。
お店を開こうと考えている方だったり、自宅でエスプレッソを楽しみたいというのであれば大変喜ばれるはずです。
ただし、相手が遠方であった場合には、配送料が発生します。
業務用エスプレッソマシンは、大きなものだと60kgにもなるものもあり、その分送料もかさんでしまいます。そもそも本体自体がかなり高額なものなので、無料で譲るのを条件に「配送料は相手持ち」にするなど、費用の面での話し合いを事前にきちんとしておかないと、後々トラブルになりかねないので注意が必要です。
⑦ 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
自分で持ち込む労力や、出品する手間と時間をかけずに業務用エスプレッソマシンを処分したいのであれば、不用品回収業者がオススメです!重く持ち運びが難しい業務用エスプレッソマシンで合っても、搬出のプロである不用品回収業者なら問題なく回収・買取できます!
また、オフィスや店舗での使用されたマシンであっても、「産業廃棄物収集運搬業」の資格を取得している業者であれば回収可能です!
不用品回収業者に回収をしてもらうメリットは他にもいくつかあります。
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので他人事ではありません。
不用品の回収や処分には、「一般廃棄物収集運搬業許可」、「産業廃棄物収集運搬業」などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
HPに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
業務用エスプレッソマシンの処分・買取見積もりはこちらから
以上が業務用エスプレッソマシンの処分方法7つです。
すでに使用されている方はご存知のとおり、業務用エスプレッソマシンは、安いものでも7〜100万円程度し、特に高いものだと250万円を超えるような大変高価なものです。
業務用エスプレッソマシンはきちんと定期的にメンテナンスしていけば長く使用できるもののため、中古市場での需要もとても高く、ただ廃棄処分してしまうよりも買い取ってもらうのが断然オススメです!
次の項目では、業務用エスプレッソマシンを少しでも高く売るために査定に出す前にやるべきことをお話しいたします。
7. 業務用エスプレッソマシンを売る前に
いくら元値が高額なものとは言っても、メンテナンスが少しもされていないようでは査定金額も低くされてしまいます。
ほんの少しの手間やコツで、業務用エスプレッソマシンを高く買い取ってもらうことができるので、売却を考える方はぜひ参考にしてみてくださいね!
見た目をキレイに掃除する
業務用エスプレッソマシンは飲食に関する家電です。見た目があまりにも汚れていると、査定時の印象が悪くなってしまうので、キレイに洗って乾かしてから査定に出しましょう。
内部は開ける部分は開いて、できるだけキレイにしておくと安心です。これだけでも査定額が1,000円以上アップすることもあります。
「オーバーホール」をしておく
オーバーホールとは、マシン内部部品をすべて分解し、パイプ類、ボイラー内部、ヒーター表面の汚れを除去することです。 オーバーホールをすることで新品当時のパワーを取り戻し、機械の寿命も延びます。
業務で使用する場合は3~4年に一度、ご家庭での使用の場合は4~5年に一度はオーバーホールをしておくとより良い状態を保てます。
付属品は揃えてから査定に出す
業務用エスプレッソマシンの付属品で思い浮かべるものといえば、説明書、箱、ミルクコンテナ、軽量カップ、コード類など。
モデルによって付属されているものは異なりますが、販売時に付属されていたものを揃えて査定に出すだけでも査定額は上がります。説明書や箱ひとつで大幅に査定額の差が出ることも。
購入時には必ず付属品を揃えて保管しておくことをお勧めします。
複数の買取店で見積もり査定に出す
人気モデルのはずなのに査定額が低いということも非常に多くあります。店舗によって査定するスタッフも違いますし査定基準にバラつきがあるため、思ったような査定額にならなかった…という事態が起こってしまうのです。
必ず取り引きを済ませてしまう前に、少なくとも3つ以上の買取業者に見積もり査定額を出してもらっておきましょう。後から他店の方が高価買取してもらえることを知った場合、エスプレッソマシンを返してくれるお店は滅多にありません。
最近は、LINEやメールなどで簡単に無料査定が出せる業者も多いので、直接相見積もりするのが不安という場合にはそういったサービスを活用するのも良いかもしれませんね。
なるべく早めに査定に出す
売りたくなった時が売り時ではありますが、できるだけ早いうちに売ってしまった方が高価買取になることは確かです。買取価格は、予告も無しに日々変わります。
特に気を付けたいのが同じメーカー、同じエスプレッソマシンで新型が出たタイミング。古い型番の製品として、査定額を下げてしまうお店も中にはあるからです。
1年間使用しなかったのに、1年前に売っていれば5,000~10,000円もの差額が出た…なんてこともあります。そして使わないうちに劣化してしまったら買取そのものも断られることも考えられます。
売却は、「なるべく早めに」するのがオススメです。
8. まとめ
今回は、人気の高いエスプレッソマシンの中でも「業務用」に焦点を当てて、家庭用との違いや、選び方、いらなくなってしまった場合の処分方法などをまとめてご紹介してまいりました。
業務用エスプレッソマシンの特徴をおさらいすると、
- フルオート(全自動)・セミオート
- 抽出時間が短く、連続で抽出可能
- 給水システムにタンク式と水道直結式がある
- サイズが大きいものが多い
- 販売価格が高い
- マシンのレンタル・リースができる
- アフターサービスが充実
- 中古市場での人気が高い
などが挙げられましたね。
ご家庭であっても、コンパクトなものを選べば業務用マシンを十分使用することができます。自宅でゆったり本格的なエスプレッソ、ラテ・アートを楽しんだりするのも良いものですよね。
とても高額なもののため、中には「自分へのご褒美」に、と性能の良い業務用を購入する方もいらっしゃるようです。定期的にメンテナンスすれば、長く愛用できるのが業務用マシンの良いところでもあります。
しかし、何らかの事情で処分しなければならなくなってしまうこともありますよね。家庭ゴミであれば「粗大ゴミ」で処分したり自治体の処理施設に「自己搬入する」のも可能です。ただし、オフィスや店舗で使用したマシンは、「産業廃棄物」に該当するため、くれぐれも誤った処分方法をとらないよう注意が必要です。
「リサイクルショップなどの買取業者で売却」するか、「ネットオークションなどに出品する」、「知人に譲る」のも良いかもしれません。
ご家庭の使用でも、業務での使用でも、どちらにしても状態の良いエスプレッソマシンを捨ててしまうのはもったいないです。中古市場でもかなり人気の高い商品なので、ぜひ一度査定に出しみてはいかがですか?
いろいろ考えて出品したり、店舗に持ち込む時間や手間をかけずに処分したい!というのであれば「不用品回収業者」がオススメです!
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