- ガスコンロの処分方法がわからない
- ガスコンロって自分で取り外しできるの?
- 売れるガスコンロってどんなもの?
など、ガスコンロの処分方法にお悩みではありませんか?
ガスコンロの寿命は10年~15年と言われており、劣化したものを使い続けるとガス漏れや火災の恐れがあります。
定期的に状態を確認し、「点火しにくくなった」「火の色がおかしい」などの不具合が出ているものは早めに修理や処分を検討しましょう。
とはいえ、不要になったガスコンロをどうやって処分するのか、処分にいくらかかるのか知らない方は多いのではないでしょうか?
ガス栓やガスホースを触るのが怖くて、取り外せないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回のコラムでは、ガスコンロの処分方法と注意点についてご紹介します。
お得に処分する方法やガスコンロの取り外し方法など、幅広い内容をお伝えしますので、処分時にはぜひ参考にしてみてください。
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ガスコンロの処分方法は8通り!
今回ご紹介するガスコンロの処分方法は以下の8通りです。
- 自治体で「粗大ごみ」として捨てる
- クリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入する
- 販売店で回収してもらう
- 引っ越し業者の引取サービスを利用する
- リサイクルショップや買取業者へ売却
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 必要としている人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
手順や注意点を解説していきますので、ご自身に合った方法を選んでみてください!
①自治体で「粗大ごみ」として捨てる
多くの自治体ではガスコンロを「粗大ごみ」として回収しています。
粗大ごみを出す際の手順は以下の通りです。
- 電話、または申請フォームで収集依頼をする
- 所定の場所、収集日時などを確認する
- コンビニやスーパーなどで手数料納付券(シール)を購入する
- シールに受付番号または氏名を書き、ガスコンロに貼る
- 指定日時に所定の位置へ運び出し、処分完了
費用は自治体によって異なりますが400円~1,000円程度となっており、安価でガスコンロを処分できます。
- 神奈川県横浜市:1口タイプは200円、2口タイプは500円
- 東京都大田区:1口タイプは300円、2口タイプは400円、3口タイプは1,000円
- 愛知県名古屋市:500円
- 大阪府大阪市:400円
- 福岡県福岡市:300円、オーブン一体型は1,000円
ただし粗大ごみ回収は「予約や手数料の支払いが必要で手間がかかる」「すぐに捨てられない」といったデメリットもあるため注意が必要です。
また、重いガスコンロを自分で取り外して、家から回収場所まで持ち運ばなければいけないという点で利用が難しい方も多いかもしれません。
「早く捨てたい」「手間をかけたくない」ということでしたら別の方法を検討しましょう。
②クリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入する
ガスコンロを自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に自分で搬入するという方法もあります。
自己搬入できればガスコンロを粗大ごみ回収日を待たずに捨てられ、ほかの不用品もまとめて捨てられるのがメリットです。
自治体によって搬入方法やかかる手数料は異なるため、よく調べて搬入しましょう。
クリーンセンターはお急ぎの方には非常に便利な手段ですが、「車での自己搬入が必要」「受付は平日の日中のみ」という点で利用できない方も多いかもしれません。
その場合は粗大ごみの戸別回収や業者の利用を検討してください。
③販売店で回収してもらう
家電量販店やホームセンターなどの販売店で、ガスコンロを回収してもらうという方法もあります。
- エディオン:550円支払えば引取のみでも利用可
- ジョーシン:550円支払えば引取のみでも利用可
- ケーズデンキ:1,100円支払えば引取のみでも利用可
- カインズ:対象商品を購入した場合に限り無料で回収
- ビバホーム:購入商品と同等の機器を同数量購入で無料で引取
お店の営業時間内であればいつでも持ち込めるため急ぎの場合に便利な手段ですが、新しいガスコンロを購入しなければならなかったり、回収に費用が発生したりと、店舗ごとに対応が異なるため利用時には注意が必要です。
そもそも回収に対応していないケースもありますので、事前に利用店舗に問い合わせておくのをおすすめします。
④引っ越し業者の引取サービスを利用する
引っ越しを機に不要なガスコンロを処分するなら、引っ越し業者の不用品引取サービスを利用するという手もあります。
業者によってはガスコンロの回収だけでなく、取り外しや買取まで対応してくれることもあるため、引っ越し準備で時間がない方には非常に便利ですよね。
ただし引っ越し業者の不用品引取サービスは、業者によって対応が大きく違う点に注意が必要です。
- サカイ引越センター:エリア限定で不用品回収と買取サービスを実施
- アート引越センター:回収不可
- クロネコヤマト:回収不可
- ハート引越センター:回収不可
- 日本通運:回収不可
- アリさんマークの引越社:有料で回収可能
※2024年10月時点の情報
引っ越しと同時に不用品を回収してもらいたいなら、引っ越し業者から見積もりを取る際に必ず、引取サービスの内容や費用について確認をしておくようにしましょう。
⑤リサイクルショップや買取業者へ売却
比較的新しく、状態の良いガスコンロであれば売却して処分することも可能です。
特にリンナイやパロマ、ノーリツなどの国産メーカーの据置型ガスコンロは中古市場でも人気が高く、機能性や状態が優れるものは高額で買取してもらえる場合もあります。
使用済みだからと捨ててしまわず、一度査定を受けてみるといいでしょう。
【高く買い取られやすいガスコンロの特徴】
- 「製造から5年以内」の新しい年式のガスコンロ
- 未使用もしくは新品同様のガスコンロ
- ガラスコート・ガラストップのガスコンロ
- 「プロパンガス」用ガスコンロ
高く売るコツ
中古買取では、製品の見た目のきれいさがなにより重要視されます。査定を受ける前に、少し時間をかけて目につく汚れを落としておきましょう。
- 五徳を外してぬるま湯に重曹を加えた液剤を吹きかける。水で濡らしたふきんで油汚れをきれいに拭き取って乾かす
- 食器用中性洗剤(ホーロー製のプレートの場合はクリームクレンザー)と布、スポンジを使用して「バーナー」、「プレート」を拭く
- バーナーの穴に竹串などを差し込み、詰まった汚れをかき出す
- 排気カバーを取り外し、食器用中性洗剤とスポンジで水洗いする
- 排気口の中は、割り箸の先にウェットシートを巻き、輪ゴムなどで外れないように固定したもので入念に拭く
- 終わったら、取り外した五徳と排気カバーを所定の位置に戻して完了
また、購入時の箱や説明書、保証書などの付属品を揃えて査定に出すことも大切なポイントです。
購入してすぐ箱を捨ててしまった、説明書がどこに行ったかわからない…ということもあるかもしれませんが、付属品の有無によって金額に大きな差が出てくることもあるため、査定に出す前にできるだけ探し出しておくのをおすすめします。
⑥フリマアプリ・ネットオークションに出品する
ガスコンロはフリマアプリ・ネットオークションに出品して処分することも可能です。
リサイクルショップに売却するより手間と時間がかかるのがネックですが、引っ越しシーズンには「中古でいいから安く買いたい」という方も増えるのですぐに売却できる可能性もあります。
時間に余裕がある方は、一度出品してみてはいかがでしょうか。
【メルカリでの出品の手順】
- 利用登録をする
- 商品写真の登録や商品詳細の入力を行う
- 配送方法や販売価格を設定する
- 「出品する」をタップ
- 取引成立
- 「コンビニ/ATM払い」の場合は購入者が支払いを完了するのを待つ
- 商品を梱包し、発送する
- 購入者の受取評価を待つ
- 購入者を評価し、取引完了
商品詳細に載せていない不具合があった場合は、クレームや返品などのトラブルに発展してしまい、処分完了までに思いがけず時間がかかってしまう可能性があります。
「事前に動作確認と清掃を済ませておく」「キズや落ちない汚れがあるなら商品詳細に載せておく」ことを徹底して、スムーズに取引を完了できるようにしておきましょう。
⑦必要としている人に譲る
処分費用をかけたくない、まだ使えるガスコンロを捨てるのがもったいないということであれば、「必要としている人に譲る」という方法もあります。
- 引っ越しを控えている人に使ってもらえないか聞いてみる
- 地元の掲示板「ジモティー」で譲り先を探す
- SNSで譲り先を探してみる
譲り先がすぐに見つからない可能性があるため時間に余裕がある方のみ利用できる手段ですが、この方法であればまだ使えるガスコンロを有効活用できます。
さらに直接手渡しできるのであれば梱包作業や送料なども必要ないため、手軽な手段です。
ただし、お譲りするガスコンロが故障していたり汚損がひどかったりすると譲った後でトラブルに発展する可能性もあるため注意してください。
お譲りする前には、ガスコンロの動作確認とメンテナンスを必ず済ませておくようにしましょう。
⑧不用品回収業者に回収してもらう
ガスコンロを手軽に処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
電話一本で自宅まで回収に来てもらえるほか、取り外しや不用品の分別、運搬などの作業も行ってくれるため、とにかく手間や時間をかけずにガスコンロを処分できます。
【不用品回収業者の利用手順】
- 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
- スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
- 見積もり内容に納得できたら、契約する
- 作業日時の調整
- 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
- 作業完了確認後、費用の支払い
買取を実施している不用品回収業者を利用すれば、状態がいいガスコンロを売却することも可能です。
買取金額がつけばそのぶんを回収費用から差し引いてもらえるため、よりお得にガスコンロや家の中の不用品を処分できますよ。
別のページでは不用品回収業者に必須の「古物商許可」についてや、業者選びのポイントについても解説しています。業者選びの際はぜひ参考にしてみてください!
ガスコンロの処分でよくある質問
Q.古いガスコンロも買取の対象になりますか?
A.ある程度の年数が経ったお品物でも、製品の状態やメーカーなどによっては買取対象になる場合もございます。当社では、お品物のお見積もりを無料で行っております。買取をご希望の際は、お気軽にご相談ください。
Q.ガスコンロだけの回収は難しいでしょうか?
A.当社では、お品物1点から出張回収にうかがっております。ガスコンロのみの回収でもスピーディーに対応をさせていただきますので、ぜひお問い合わせください。
Q.日曜日や祝日に出張回収をお願いしたいのですが、可能ですか?
A.年中無休で営業をしている当社の場合、土日祝日でも問題なく出張回収のサービスをご利用いただけます。名古屋市や名古屋市の周辺地域にお住まいの方であれば、即日での出張回収も可能な場合がございますので、ご希望の日時がございましたら、お申込みの際にご遠慮なく担当者にお伝えください。
Q.遺品整理で出てきた大量の不用品があります。まとめて処分をお願い出来ますか。
A.当社は、遺品整理、空き家の整理などのご相談も承っております。大量の不用品の処分にも対応をさせていただきますので、ご安心ください。
ガスコンロの取り外し方法
ガスコンロを廃棄・売却する前には、ガスコンロを元栓から取り外す作業が必要です。
据置型(テーブル型)のガスコンロであれば自力で取り外せますが、適当に取り扱うとガス漏れを起こし、火災や爆発、一酸化中毒などの大きな事故に繋がる恐れがあるため注意してください。
メーカーのホームページや取扱説明書を参照しつつ、慎重に作業を行いましょう。
【据置型ガスコンロの取り外し手順】
- 引火するものが近くにないか注意し、作業時は念のため軍手を着用する
- コンロのスイッチが入っていないことを確認する
- 元栓を閉める
- 元栓からゴムホースを抜く
- ホースのガス抜きを行う
※取り外しは取扱説明書やメーカーのホームページを確認しながら行ってください。
ガスホースの取り外し方は、ゴムホースの形によって以下のように異なります。
- コンセント型:ソケットの先端を押さえながらゆっくりゴムホースを抜く
- ホースエンド型:ホースを固定しているクリップをつまみ、ゴムホースを引っ張る
劣化したゴムホースは硬化しているため、上記の方法では抜けにくい場合もあります。その際は、カッターやハサミでゴム部分に切れ目を入れてから抜いてみてください。
それでも抜けない場合、力任せにガスホースを抜くとケガをする恐れがあります。
取り外しが難しい、慣れていないということなら業者などに依頼して安全に取り外すようにしましょう。
ビルトイン型ガスコンロは自力で取り外せない
据置型のガスコンロは自力で取り外しが可能ですが、システムキッチンに組み込んで使用するビルトイン型のガスコンロは、設置や取り外しに工事が必要です。
自力での取り外しはできないため、専門の資格を持った業者に依頼しましょう。
「ガスコンロ」処分時の注意点
ここからは、ガスコンロを処分する際の注意点を解説します。
処分前には一度、目を通してみてください。
安全装置のついていないガスコンロは売却できない
現在市販されているガスコンロは全口安全装置(Siセンサー)の搭載が義務付けられていますが、2008年10月以前に製造・販売された古いガスコンロの中には、安全装置がついていないものもあります。
安全装置のないガスコンロは火災や一酸化炭素中毒など大きな事故につながる恐れがあることから、状態が良いもの・未使用品でも売却できないのでご注意ください。
安全装置がないガスコンロは、使用を続けずなるべく早く処分するのをおすすめします。
(参考:経済産業省|安全型ガス機器等について)
カセットコンロ(卓上コンロ)の捨て方は?
カセットボンベをセットして使用するカセットコンロ(卓上コンロ)は、ガスコンロと比べてサイズが小さめなので、自治体では「不燃ごみ」とされていることが多いです。
- 神奈川県横浜市:小さな金属類
- 東京都大田区:粗大ごみ
- 愛知県名古屋市:不燃ごみ
- 大阪府大阪市:粗大ごみ
- 福岡県福岡市:燃えないごみ
しかし自治体によってはカセットコンロを「金属ごみ」「粗大ごみ」にしているところもあるため、まずはお住まいの自治体の分別を確認しましょう。
カセットコンロを処分する際は、カセットボンベは取り外し、別途処分が必要です。
カセットボンベの処分方法については以下の記事で詳しく解説していますので、処分時には参考にしてみてください。
まとめ
今回のコラムではガスコンロの処分方法や注意点について、ご紹介しました。
- 自治体で「粗大ごみ」として捨てる
- 買替時に販売店で回収してもらう
- 引っ越し業者の引取サービスを利用する
- リサイクルショップや買取業者へ売却
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- 必要としている人に譲る
- 不用品回収業者に回収してもらう
ガスコンロは自治体で粗大ごみとして捨てられますが、まだ使えるものや状態の良いものでしたら売って処分するのがお得です。
リサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなど方法はさまざまなので、ガスコンロの状態に合わせて最適な方法を選んでくださいね。
「ガスコンロを持ち運ぶのが大変」「もっと手軽に処分したい」ということなら不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でもガスコンロをはじめとした不用品の回収・買取を行っています。
ガスコンロの処分でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!