ごみの出し方は地域によって実にさまざまです。
普段のごみ出しであれば困ることはないかもしれませんが、引っ越してきたばかりのタイミングや、普段あまり処分しない品目を捨てたい場合には頭を悩ませることもありますよね。
中でも粗大ごみの処分は、自治体によって大きく異なります。
「ホームページを確認してもよくわからない…。」という方もきっと大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
前の住まいでは処分できたのに移住先では処分できないケースも珍しくなく、間違った方法で処分してしまうと、意図せず不法投棄として罰則を受ける可能性も。
今回は「愛知県春日井市の粗大ごみ」について詳しく解説していきながら、春日井市で利用できる粗大ごみの処分方法や処分の際に必要な手数料についてもまとめて紹介していきます。
▼この記事でわかること
- 春日井市で粗大ごみとして扱う品目と処分できない品目
- 春日井市で利用できる粗大ごみの処分方法
- 春日井市の粗大ごみ処分にかかる費用
春日井市で粗大ごみとして扱う品目
春日井市における粗大ごみとは「1辺の長さが80cm以上2m以下で重さが50kg以下のもの」のことを指します。
この規定サイズ以下にできれば、通常の「燃やせるごみ」や「燃やせないごみ」として処分することも可能ですが、規定サイズに関わらず回収できない品目もあるためお間違えのないようご注意ください。
以下は、春日井市で粗大ごみとして取り扱っている主な種類と品目です。
種類 | 大きさ・品目など |
---|---|
粗大ごみ | 1辺の長さが80cm以上2m以下で重さが50kg以下のもの ※例 自転車・ベッド・ソファ |
特定廃棄物 | 電気式温水タンク、太陽熱温水器、スプリングマットレス、自家用自動車タイヤ・バッテリー・ホイール |
家電4品目 | テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷温庫、洗濯機・衣類乾燥機 |
表を見ていただくとわかるとおり、ほかの市では回収対象外として扱われることの多いタイヤやバッテリー、家電4品目も粗大ごみとして収集してもらえます。
このほかにどのような品目が粗大ごみにあたるかは、春日井市|家庭から出る資源・ごみ品目別一覧にて確認していただくか、わからない場合は環境部・清掃事業所(0568-84-3211)まで直接お問い合わせください。
春日井市独自の粗大ごみルール
粗大ごみとして扱う品目もほかの地域と違いがありましたが、そのほかにも以下のような細かいルールが定められてます。
- 戸別収集で1度に出せるのは3点まで
- 複数で1点とする品目もあり
以下の表は、複数であっても1点として扱う品目の一覧表です。
品目 | 数え方 |
---|---|
ソファ | ジョイントフックで連結してあるものは1点 |
タンス・棚 | 上下に分かれるものは上下あわせて1点 |
学習机 | 付属の棚もあわせて1点(椅子は除く) |
こたつ | 天板とあわせて1点 |
オーディオセット | 本体とスピーカー4個まであわせて1点 |
スキー板 | ストック2本とあわせて1点 |
ゴルフクラブ | クラブ14本までとゴルフバックをあわせて1点 |
布団 | 2枚まで1点 |
システムベッド (ベッドに棚が一体化したもの) | 分離できないものは1点 |
雨戸、網戸、障子、ふすま | 2枚まで1点 |
トタン板 | 3枚まで1点 |
物干し台 | 左右1対で1点 |
物干しざお | 2本まで1点 |
園芸用支柱・つっぱり棒 | 1束で1点 |
春日井市以外の自治体でも収集個数が決まっている場合や、複数でも1点として取り扱う品目を設けているケースがありますが、これらのルールは各自治体によって大きく異なります。
誤った方法で廃棄してしまうと思わぬトラブルになる恐れもありますので、処分の前に必ず確認し、正しく処分しましょう。
春日井市で粗大ごみとして処分できない品目
粗大ごみに該当する品目もあれば、以下のように処分不可としている品目もあります。
- 事業活動に伴って生じたもの
- パソコン
- 処理困難なもの(土、石、コンクリート片、自動車用部品、オートバイ、ピアノ、耐火金庫、消火器 など)
これらは春日井市では回収できません。
戸別収集はもちろん、クリーンセンターへの持ち込みもできないため、販売店やメーカーに引き取ってもらうか、不用品回収業者のような専門業者に依頼する必要があるでしょう。
春日井市では処分できない品目のうち、オフィスや店舗で使用した事業系ごみの処分方法や、パソコンの処分方法については別ページにて詳しく解説しております。気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
春日井市での粗大ごみの処分方法は3通り!
春日井市でどのような品目が粗大ごみに該当するのか確認したところで、次は具体的な処分方法について見ていきましょう。
春日井市で利用できる粗大ごみの処分方法は以下の3つです。
- 清掃事業所に戸別収集を依頼する
- 春日井市クリーンセンターへ自己搬入する
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれメリット・デメリットも一緒に紹介していきますので、ご自身の状況にあわせて処分方法をご検討ください。
①清掃事業所に戸別収集を依頼する
春日井市では、清掃事業所へ連絡すると戸別収集にて粗大ごみを収集してもらえます。
【清掃事業所】
住所:〒486-0804 春日井市鷹来町4957-2
電話番号:0568-84-3211
受付時間:月~金曜日(祝日を含む)午前8時30分〜午後5時15分、土曜日(祝日を含む)午前8時30分〜正午
清掃事業所へ依頼する手順は以下のとおりです。
戸別収集を依頼した場合の手数料
以下は、戸別収集を依頼した場合の手数料です。
種類 | 費用 |
---|---|
粗大ごみ | 1点あたり1,000円 |
特定廃棄物 (温水器・スプリングマットレス・タイヤ・バッテリーなど) | 1点あたり1,500円〜6,000円 |
家電リサイクル法対象品目 (テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機) | 1個あたり3,000円 ※別途リサイクル料金が必要 |
収集が完了するまで「粗大ごみ等処理手数料納付券」の台紙はお手元にて保管してください。
なお、家電4品目のみ、郵便局でのリサイクル料金の支払いが別途必要になります。
あらかじめ郵便局にてリサイクル料金の支払いを済ませた後に戸別収集を依頼しましょう。
戸別収集を依頼した場合のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・最低限の運搬で処分できる ・収集時に立ち会う必要がない | ・納付券を購入する手間がかかる ・回収場所まで運ぶ必要がある ・一度の収集で3点までの制限がある ・平日のみの対応 |
②春日井市クリーンセンターへ自己搬入する
春日井市クリーンセンターでは、粗大ごみ・特定廃棄物・家電4品目のすべてを自己搬入できます。
【春日井市クリーンセンター】
住所:春日井市神屋町1番地2
電話番号:0568-88-0247
受付時間:平日 午前8時30分〜正午まで/午後1時〜午後7時まで
※休業日は土曜日・日曜日・祝日・12月29日〜1月3日
クリーンセンターへの持ち込み手順は以下のとおりです。
- 事前にクリーンセンターに連絡する
- 「可燃・不燃・粗大ごみ」と「資源」に分別する
- 車両に粗大ごみを積んだ状態で、受付時間内にクリーンセンターへ持ち込む
- 所定の位置で持ち込んだ粗大ごみの荷下ろしを行う
- 搬入後、クリーンセンターで計量し、処理手数料を現金にて支払う
粗大ごみ・特定廃棄物・家電4品目はすべて「粗大ごみ」として搬入することになり、手数料は現金での支払いとなるため事前に納付券を購入する必要はありません。
ただし、事前連絡していない、分別が済んでいない、搬入者が春日井市の住民であるという確認が取れない場合には、ごみを受け入れてもらえない可能性があるためご注意ください。
必ず事前連絡や分別を済まし、運転免許証・保険証といったご自身の住所が確認できるものを持参した上で搬入するようにしてください。
クリーンセンターへ持ち込んだ場合の手数料
以下は、クリーンセンターへ持ち込んだ場合の手数料です。
種類 | 費用 |
---|---|
粗大ごみ | 10kgごとに200円 |
特定廃棄物 (温水器・スプリングマットレス・タイヤ・バッテリーなど) | 1点あたり500円〜5,000円 |
家電リサイクル法対象品目 (テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機) | 1点あたり2,000円 ※別途リサイクル料金が必要 |
戸別収集と同様に、家電4品目は事前にリサイクル料金を郵便局・ゆうちょ銀行で支払う必要があります。
クリーンセンターへ搬入する場合のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・戸別収集よりも手数料が安い ・事前に納付券を購入する必要がない ・個数制限がない | ・運搬や荷下ろしを自分で行わなければならない ・車がないと利用できない ・粗大ごみ以外の少量のごみの利用は推奨されていない |
③不用品回収業者へ依頼する
戸別収集の収集日まで待てない、自分で搬入するにも車がなくて難しい場合には、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、自ら回収場所まで運搬する必要はなく、事前に納付券やリサイクル券を購入するといった手間も一切必要ありません。
春日井市の自治体のように個数制限を設けていないため、処分したい粗大ごみが大量にある場合にもぴったりの方法です。
また業者の多くは年中無休で稼働しているため、お客様の都合にあわせて依頼当日の回収、夜間作業にも対応可能。
「引っ越し前日・当日に急ぎで粗大ごみを処分したい!」
「仕事が忙しく夜中でないと都合がつかない。」
といったご希望にも柔軟に対応いたします。
不用品回収業者へ依頼した場合の費用
以下は、不用品回収業者を利用した際の費用目安です。
品目 | 費用目安 |
---|---|
テーブル | 4,000円〜 |
ベッド | 5,000円〜 |
ソファ | 4,000円〜 |
扇風機 | 3,000円〜 |
冷蔵庫 | 6,000円〜 |
テレビ | 5,000円〜 |
洗濯機 | 5,000円〜 |
見ていただくとわかるとおり、不用品回収業者を利用した際の費用はほかの方法と比べて安価とは言えません。
不用品回収業者の場合、単品の回収費用にプラスして出張費や作業費が必要になるため、どうしても高くついてしまいます。
いくら便利だからといっても、高いのは困る…という方もいらっしゃるでしょう。
そこで利用して欲しいのが不用品回収業者の買取サービスです。
家具・家電といった粗大ごみはもちろん、そのほか買取可能な不用品があれば査定額を作業費から差し引くことで、場合によっては無料で利用することも可能になります。
買取が難しい場合にも、まとめての依頼でひとつひとつの処分費用が大幅にお得になるプランもありますので、なるべく費用を抑えたい!という方におすすめの方法なのです。
不用品回収業者を利用する際の注意点
ただし、不用品回収業者の多くは上記のようなメリットがあるものの、中には悪徳業者も紛れている可能性がある点にはご注意ください。
- トラックで町を巡回している
- チラシ投函を積極的にしている
- 「無料回収」を謳っている
こういった業者は、残念ながら悪徳業者である可能性が非常に高いです。
後から高額請求される、不法投棄されてしまうといったトラブルも少なくありませんし、不法投棄は業者だけでなく依頼側まで裁かれてしまうため、十分に警戒する必要があります。
不用品回収業者へ依頼する場合のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・自宅まで回収しに来てもらえる ・どんな粗大ごみでも確実に処分できる ・年中無休、即日対応、夜間対応可 ・回収できる点数に制限がない ・まとめての依頼、買取サービスを利用することで費用を抑えられる | ・業者によって費用やサービスが異なる ・単品での依頼は費用が割高になる ・悪徳業者が紛れている可能性がある |
以下のページにて安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者について紹介しています。
どんな業者へ依頼したら良いのか不安な場合にはぜひ参考にしてみてくださいね。
春日井市で粗大ごみの処分にかかる費用
春日井市における粗大ごみの処分方法についてはご理解いただけたかと思いますが、処分方法によってどれくらい費用に差があるのかも気になりますよね。
今回ご紹介した処分方法別に費用を比較すると以下のようになります。
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
清掃事業所に戸別収集を依頼する | 1点あたり1,000円〜6,000円 ※家電4品目は別途リサイクル料金が必要 |
春日井市クリーンセンターへ自己搬入する | 10kgごとに200円 1点あたり500円〜5,000円 ※家電4品目は別途リサイクル料金が必要 |
不用品回業者へ依頼する | 1点あたり3,000円〜 ※利用する業者・サービス内容によって異なる |
持ち込み処分が可能あればその分費用を抑えられますが、お近くに回収場所がない方、持ち込む手段がない方にとっては難しいですよね。
必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて安全で確実な方法を選択し、無理なく処分しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「春日井市における粗大ごみの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
SDGsの推進やサスティナビリティの重要性が叫ばれる昨今、私たちにできるのは日々のごみを減らすことや分別を正しく行うことでしょう。
ごみ出しのルールは自治体ごとに大きく異なるため、引っ越しの度に確認する必要があります。
面倒に感じる部分も多々あるかと思いますが、環境のためにも周辺住民とのトラブルを未然に防ぐためにも、ごみ出しルールはしっかりと確認しておくのが安心ですよね。
「なるべく費用を抑えて手間なく粗大ごみを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でも家具や家電といった粗大ごみをはじめ、さまざまなジャンルの製品の買取・回収しています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、春日井市にお住まいの皆さんもお気軽にご相談くださいませ!