これまでに一度くらいは経験のある「引っ越し」。
私は通算7回ほど引っ越しの経験がありますが、「引っ越し」と聞くと、それにともなう膨大な量の作業を思い浮かべて、どんよりした気持ちになってしまいますよね…。
とは言っても、一人暮らしの引っ越しはまたちょっと別物。
単身で引っ越しをする場合は自分の荷物だけを移動させれば良いので、小さなお子さんを連れて引っ越すよりもうんと気が楽かもしれません。
家の中に何があって、引っ越し先でどのように配置すれば良いかも全部自分次第。いちいち相談したり、確認する必要もありませんよね。
しかし、”一人暮らしの引っ越し”にも、実はそれなりの苦労があります。
また、引っ越しの経験がない方からすると気になるのはどれだけ費用が必要なのか、どんな作業が必要でどんな業者に頼めば良いのかなど、知らないことも多いのではないでしょうか?
今回は、そんな「一人暮らしの引っ越し」に焦点をあて、必要な作業やお得に済ませる方法など、役立つ情報満載でお届けしたいと思います!
これから一人暮らしを始める方、結婚などで一人暮らしから引っ越す方などさまざまな方の参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧になっていってくださいね!
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・大型家具を引っ越し前に処分したい!高く売るコツや廃棄の方法まで全てお伝えします
・引っ越し時に出る不用品の処分方法とは?正しい処分方法や不用品を処分してくれる引っ越し業者もご紹介!
「引っ越し」って何をすれば良いの?
引っ越しを未経験の方はもちろん、何度か経験があっても意外と覚えていないのが「引っ越し作業」について。無我夢中でバタバタとこなしていることが多く、一から十まで完璧に把握できている方は少ないのではないでしょうか?
引っ越しは限られた時間の中でとにかくたくさんのことをしなければなりません。学生なら時間に余裕もあるかもしれませんが、社会人として生活している方は時間を割くのも難しいですよね。
- 引っ越し前
- 引っ越し中
- 引っ越し後
この3つのタイミングに分けてまずは必要な作業について解説していきたいと思います。いつ、何をすれば良いのか大まかな流れを確認し、効率よく引っ越し準備を進めていきましょう!
引っ越し前にやっておくべきことは?
引っ越し前に行わなければならない作業から見ていきましょう。
- 新居を決める
- 連帯保証人を決める
- 引っ越し方法を決める
- 荷造りを行う
- 転出・転居届を出す
- ライフラインの手続きを行う
- インターネットの手続きを行う
これらは引っ越し前に行う必要があります。
① 新居を決める
引っ越しすることを決めたなら、まずは新居を探しましょう。家賃やエリア、広さなどの条件から希望の物件を探して不動産会社で手続きします。
② 連帯保証人を決める
引っ越し先が賃貸物件の場合、連帯保証人を求められることがあります。
賃貸の連帯保証人とは、借主が家賃の支払いを行わなかった場合に代わり支払う人物のことで、親族に連帯保証人になってもらうケースが多いですね。
連帯保証人が決まらないときは、賃貸保証会社と契約することで対応できる場合があるので、不動産会社と相談してみると良いかもしれません。
③ 引っ越し方法を決める
新居と連帯保証人が決まったら、引っ越し方法を決めます。
引っ越し方法は自分で荷物を持っていく方法と、引っ越し業者などの業者に依頼する方法があります。荷物が多い、あるいは長距離の引っ越しの場合はプロの業者に依頼したほうが手間や料金を抑えることが可能なので断然おすすめ◎。
ただし、業者ごとに料金やサービスは異なります。
また、後ほど費用相場でも解説いたしますが、2~4月は引っ越しが多い時期で、価格が高くなる傾向があります。そのため、引っ越し業者などの業者に依頼する場合は複数の業者を比較して、早めに依頼するようにしましょう。
④ 荷造りを行う
引っ越しのスケジュールが決まったら、今度は荷造りを行います。
引っ越し先に必要な日用品や、持っていきたい家具や私物などを引っ越し日までに梱包し、不要となったものを処分しましょう。
※ なお、洗濯機・冷蔵庫などの家電は引っ越し前日までにキレイにし、電源を切り水抜きしておく必要があるので忘れずにやっておきましょう!
⑤ 転出・転居届を出す
原則として、引っ越しの場合は「転出届」や「転居届」を出す必要があります。
「転出届」は市区町村が異なる場合、「転居届」は同じ市区町村内で引っ越す場合に提出する書類で、引っ越し前に住んでいる市区町村の役所窓口で提出可能です。
運転免許証やパスポート、印鑑などを持参して手続きを行います。なお、転出届は引っ越し先で必要になるので、忘れずに引っ越し先に持っていきましょう。
⑥ ライフラインの手続きを行う
賃貸物件に住んでおり引っ越しの際に引き払う場合、水道やガス、電気などのライフラインの解約手続きが必要です。
基本的にインターネットで手続きが行えますが、解約時に番号が必要になるので、事前に確認しておくとスムーズに手続きが進むはずです。
なお、電力会社やガス会社を引っ越し先でも継続する場合は、切り替え手続きを行いましょう。
⑦ インターネットの手続きを行う
引っ越し先でインターネットを利用したい場合は、光回線やホームルーターなどの手続きを行います。(光回線の場合は固定回線導入のために工事が必要なので、早めに手続きを行っておくと◎!)
引っ越し中にやっておくべきことは?
引っ越し前までにやるべきことが無事済み、今度は引っ越しの当日から数日以内にやるべきことです。
- ライフラインを止める
- 荷物の積み込みと掃除を行う
- 引っ越し先で荷物を開封する
- 引っ越し先でライフラインの手続きを行う
- 光回線の工事に立ち会う
- 管理人や近所への挨拶
① ライフラインを止める
事前に旧居のライフラインを止める手続きを行っている場合、電気や水道は引っ越しする日に遠隔操作で自動的に止まるようです。
しかし、ガスは作業員が手動で止める必要があるので立ち合いを求められます。退出前にガス使用停止の立ち合いが行えるようにスケジュールを組んでおきましょう。
なお、電気はブレーカーを落とさないと、後日請求される可能性があるので、部屋を出る前に落としておくと◎。
② 荷物の積み込みと掃除を行う
旧居が賃貸物件の場合は、大家や管理会社に部屋の明け渡しを行います。
引っ越し先に持っていく荷物を業者に引き渡し、不用品をすべて処分して、忘れ物をチェックしたら、退出前に最後の掃除をしておきましょう。
ここまでが引っ越し日に旧居でやっておくべきことで、次項より新居でやっておくべきことに移っていきます。
③ 引っ越し先で荷物を開封する
新居に着いたら、荷物を運び入れる前に部屋全体のチェックを行い、このときできれば部屋の写真を撮っておくと◎。というのも、荷物を運び入れる前に部屋全体のチェックをしておけば、室内の不具合やキズ、汚れなどがご自身の過失ではないと証明できます。
それから、ようやく荷物を開封するという流れです。
④ 引っ越し先でライフラインの手続きを行う
基本的に、電気やガス、水道などのライフラインは自分で手続きを行わないと利用できません。
引っ越し前に電気やガスの切り替え、あるいは新規加入を済ませているなら引っ越し日中に使用できるので、事前に行っておくのを忘れずに!
ただし、水道は引っ越し先にあるお客さま番号が必要になるので、引っ越しを行ってから申し込みます。なお、申し込み前でも使用できる場合があるため、気になる場合は事前に問い合わせておくと安心ですね。
⑤ 光回線の工事に立ち会う
引っ越し前に光回線に申し込んでいる場合は、光回線の固定回線導入のための工事に立ち会う必要があるので、スケジュールを空けておきましょう。
なお、固定回線導入のための工事が必要になる可能性があるので、賃貸物件で光回線を利用したい場合は、事前に管理会社や大家に確認を取っておくようにしましょう。
⑥ 管理人や近所への挨拶
荷物を開封し、光回線の工事やライフラインの開通などが終わったら、管理人や大家への挨拶を行っておきましょう。
また、集合住宅の場合は念のため両隣や上下の部屋にも挨拶しておくことが望ましいですが、昨今は挨拶を行わないケースも珍しくないので、気になる方は管理会社や大家にこの辺りでは皆さんどうされているか確認してみても良いかもしれません。
引っ越し後にやるべきこととは?
ここまできたらあと少し!引っ越し後にやるべきことは以下のとおりです。
- 行政関係の手続きを行う
- 資格や会員登録の変更手続き
① 行政関係の手続きを行う
引っ越し後にやっておくべき行政関係の手続きは以下のとおりです。
- 転入届
- 国民健康保険の加入
- 国民年金の住所変更
- 自動車の登録情報の変更 など
行政関係の手続きは期限が決まっていることがあります。例えば、転入届は引っ越ししてから14日以内に提出が求められており、期限を過ぎていると手当などの手続きに影響を与えてしまいます。
基本的に引っ越しを行ったら早めに行政関係の手続きを行うことが望ましいと覚えておきましょう。
② 資格や会員登録の変更手続き
行政関係とは別に、住所が変わったことで次のような手続きを行う必要があります。
- 運転免許証の住所変更
- 銀行やクレジットカード、携帯電話の住所変更
- 印鑑登録
- 保険の住所変更 など
上記の手続きは期限が明確に決まっていないので、急いでやる必要はありません。
しかし、放置していると運転免許証の更新はがきやクレジットカードのご利用明細書などが旧居に届く可能性があります。
引っ越しを行い行政関係の手続きを終えて生活が一段落着いたら、忘れないうちに資格や会員登録の住所変更の手続きも行っておきましょう。
一人暮らしの場合、これらを全て自分一人で行う
実家を出て一人暮らしをはじめる場合は家族からの援助があるケースが多いので、部屋探しやさまざまな手続きを手伝ってもらえるかもしれません。
しかし、親元から離れたあとは、引っ越しの作業も手続きも、上記でご紹介した作業をすべて自分一人で対応しなければならなくなります。引っ越し当日までにすべきこと、引っ越し後の対応、賃貸契約や公共料金の手続きなど、計画を立てて自分で進めていく必要があるんです。
業者とトラブルがあった場合も、自分で業者に問い合わせ、話し合いをしなければなりません。
納得のいく一人暮らしの引っ越しを行うためには、できるだけ費用を抑えて引っ越しを済ませるという工夫だけでなく、できるだけスムーズに、無理なく引っ越しを済ませられるような”業者選び”と”事前の準備”が大切なんです。
一人暮らしの引っ越しでとくに大変なことって?
引っ越しの一連の流れを見てきましたが、引っ越し自体は誰が行ってもやはり大変な作業というのは変わりません。しかし、たった一人で行うとなれば話は別。大人が2〜3人で行うのとは負担もずいぶん違いますよね。
一体どんな点がとくに一人だと大変と感じるのでしょうか?
荷造り・荷解きの作業
引っ越しは旧居にあるものをほぼすべて、新居に運びます。
それだけ多くのものを、一人で破損などしないよう丁寧に梱包をしていくのは、かなり大変な作業です。
また、梱包する段ボールも底が抜けないような組み立て方をし、中身が何かを書いていくのもそれなりの手間となります。
そして、新居へ物を運び終えた後も段ボールのままというわけにはいきませんから、ひとつひとつ荷解きしていかなければなりません。
仕事と引っ越し準備の両立
社会人の一人暮らしの引っ越しとなると、仕事と引っ越し準備を同時に進行していく場合がほとんどでしょう。
ここが、とくに大変だと感じる方が多いようです。
朝早くから職場へ行き残業で帰宅は夜となる日々が続くと、引っ越しの準備をする時間をとることができませんよね。また、役所での手続きやライフラインの変更など、普段はやらない作業が、荷造りなどに加えてのしかかってきます。
忙しく働く社会人にとって、仕事と引っ越しの準備を並行させることは本当に大変なのです。
不用品の処分
荷造りをする際に、必ずと言って良いほど出てくるのが”不用品”。
古くなった衣服や家具・家電、はたまた雑誌など、ゴミもたくさん出るでしょうし、新居にはスペースがなく処分するほかないものなどさまざまです。
これらの不用品の処分は、ゴミとして廃棄する場合はそれぞれ分別が違い、廃棄できるタイミングも異なります。そうなると、ただでさえ時間がなく困っているのにますます引っ越し作業が大変になってきますよね。
このように、あれもこれもすべて一人で行う一人暮らしの引っ越しにはかなりの労力が必要になるのです。
一人暮らしの引っ越しにはいくらかかる?
引っ越しの内容、一人だとどんなことが大変なのかを見てきましたが、引っ越しで一番心配なのがその「費用」。そもそも、一人暮らしの引っ越しにはどのくらいの費用が必要なのか気になりますよね。
ここでは、単身の引っ越し相場が一体どのくらいなのかを簡単に見ていくとともに、よくある”単身向け引っ越しプラン”についても解説していきたいと思います!
引っ越し料金が決まる3つのポイント!
引っ越し料金の大部分は、以下の3つの要素で決まります。
- 荷物量
- 移動距離
- 引っ越す時期
これらの要素で具体的どのように決められるのか、もう少し詳しく見てみましょう。
① 荷物量
引っ越し料金は、荷物量によって変動します。なぜなら、荷物量によってトラックの大きさが異なるからです。
当然、トラックが大きくなるほど引っ越し料金は高くなる…というわけです。以下に簡単にトラックの大きさの目安をまとめてみましたので、参考にご覧ください。
【荷物量から見たトラックの目安】
トラックの大きさ | 荷物量 |
---|---|
軽トラ | ・一般的な一人暮らし ・120cm四方の段ボール10箱程度+家電や家具 |
2tトラック | ・荷物が多めの一人暮らし ・120cm四方の段ボール30箱程度+家電や家具 |
2tトラック(ロング) | ・2人暮らし ・120cm四方の段ボール40箱程度+家電や家具 |
3tトラック | ・荷物が多めの2人暮らし ・120cm四方の段ボール50箱程度+家電や家具 |
4tトラック | ・3~4人家族 ・120cm四方の段ボール60箱程度+家電や家具 |
※ 上記はあくまで目安です。詳しくは利用する業者へご確認ください。
② 移動距離
引っ越し料金は、移動距離によって異なります。移動距離が伸びればその分時間もかかりガソリン代などもかかるわけですから、移動距離が長くなるほど引っ越し料金は高くなるのは当然ですよね。
移動距離が100km以内は要注意!
しかし、移動距離が100km以内の場合は、注意する必要があります。
というのも、100km以内の場合は距離ではなく時間で料金が変わる可能性が高いからです。
時間で決まる場合、一般的には、4時間・8時間・8時間以上の3つで引っ越し料金が決まるようです。
③ 引っ越す時期
引っ越す前にやっておくべきことについての項目でも少し触れましたが、引っ越し料金は、引っ越す時期によっても異なります。なぜなら、時期によって需要が異なるためです。
例えば、入学や就職などで引っ越しの需要が高まる2~4月は、引っ越し料金が高くなります。
さらに、転勤シーズンと言われている9月も引っ越し料金が若干高くなるようなので注意してください。反対に、その時期以外は引っ越しの需要が低くなるため、繁忙期に比べて引っ越し料金が安くなるので狙うならこの時期がおすすめです!
一人暮らしの引っ越し費用はどのくらい?
引っ越し料金の基本運賃は「荷物量」と「移動距離」そして「引っ越す時期」とお伝えしました。
ではそれを踏まえて、平均的な一人暮らしの引っ越し費用はどのくらいになるのでしょうか?
【引っ越し費用目安】
間取り | 通常期 (5〜1月) | 繁忙期 (2〜4月) |
---|---|---|
ワンルーム・1K・1DK | 30,000〜50,000円 | 45,000〜75,000円 |
1LDK・2K・2DK | 40,000〜60,000円 | 60,000〜90,000円 |
※ 上記はあくまで目安の金額です。依頼する内容や業者によっても異なりますので、詳しくはお見積もりの際にご確認ください。
引っ越し費用の目安は上記の表を参考にしてください。このほかに新居と旧居の距離・引っ越しを行う時間帯・曜日・オプションなどによっても料金は変動しますが、平均して約50,000円程度を目安と考えておくと良いかもしれません。
また、先述したように2〜4月は入学や就職などをきっかけに引っ越しが盛んになるタイミング。引っ越し費用は通常期の約1.5〜2倍になるため、できるだけ避けて引っ越すのがおすすめです。
多くの業者が「単身パック」と「単身プラン」で区別しているのはなぜ?
費用を調べていると出てくるのがこの「単身パック」と「単身プラン」という名称。一人暮らしなど単身引っ越し向けに引っ越し業者ではさまざなプランを提示し、よりリーズナブルに引っ越せる方法としてこの2種類があるようなのですが、”この2つの何が違うの?”と疑問に思いませんか?
実はこの2つは明確な違いがあるのです!
「単身パック」は荷物量が極端に少ない方向け
業者によってさまざまな名称で提供されていますが、トラックを貸し切って荷物を運搬する通常の引っ越し方法ではなく、縦・横・高さの決められた大きさのコンテナボックスに荷物を積み込み、ほかの依頼者の荷物と混載(一緒に載せること)して運ぶのが「単身パック」。
日本通運やサカイ引越しセンターなどで展開されています。
どの業者でももっとも安いプランとなっているため、可能であればこのプランを利用したいところ!
ただし、運べる荷物の量は通常と比べると少なくなるので、実家を出て新生活を始める方や、家具付きの物件に引っ越す方など、現在の住居から持ち出す荷物が少ない方に適しています。
「単身プラン」は大きな家具など荷物量がある方向け
単身とはいえ荷物が多かったり、コンテナボックスに積むことができない大きさの家具などがある場合には、「単身プラン」を利用して引っ越しをすることになります。
単身プランは、引っ越しは荷物の量をあらかじめ業者に確認してもらい、距離や日程を加味しながら金額を計算して、見積もり金額を出してもらうという流れ。
このように、「単身パック」と「単身プラン」では、同じ一人暮らし向けとは謳っていますが、利用できる荷物の量に差があるのです。
一人暮らしの引っ越しはどの業者に頼む?
一人暮らしの引っ越し費用の目安がなんとなくわかったところで、次は業者選び!同じような引っ越しプランは世の中にたくさんあるため、どこに頼めば良いのか悩んでしまいますよね。
引っ越し業者はもちろん、今回は中でも”一人暮らしの方にとくにおすすめしたい業者”をご紹介したいと思います!
引っ越しの王道!「引っ越し業者」
引っ越しをするときは、準備から後片付けまで、やらなければいけない作業が山積みですよね。
とくに、荷造りと荷解きの作業は時間がかかるうえに面倒で、できればやりたくないと思っている方は多いのではないでしょうか?
実は引っ越し業者によっては、そんな面倒な作業を代わりにやってくれるプランがあります!
荷造りから荷物の搬出・搬入、荷解きまでを引っ越し業者のスタッフにお願いできるのは嬉しいですよね。
細かい内容やプランの名前は業者によって異なりますが、基本的に全ての作業をやってもらうことができます。
ただし、このようなプランでも以下のように自分で行なったり、別の業者へ依頼し直さなければいけない作業もあります。
- 家具の配置場所の決定
- 不用品の回収・買取
- ゴミの処分
- 各種手続き
- 引っ越し当日の立会い
これらは基本的に引っ越し業者へ依頼することはできません。
ただし、中には不用品の回収・買取が可能な業者も。以下にその業者をまとめました。
社名 | 不用品の回収対応 | 不用品の買取対応 |
---|---|---|
サカイ引越しセンター | ○ | ○ |
日本通運 | ○ | × |
ヤマト | × | × |
アーク引越センター | ○ | ○ |
アリさんマークの引越し社 | ○ | × |
このように、不用品回収の可能な業者が多いのがわかるかと思いますが、買取に関してはサカイ引越しセンターとアーク引越センターのみという結果に。
なお、現在引っ越し業者が引き取りのできる品目は、リサイクル家電や一部家具、衣服・CD・書籍など。引っ越し業者は回収品のすべてを引き取ることはできず、さらに業者によって取り扱いのできる品目は異なってきます。
また、回収・買取可能な場合も引っ越し料金とは別途費用がかかりますし、
- ゴミの回収は段ボールのみ
- 大型家具や製造年数の古い家電製品は買取対象外
- エリアによっては対応が出来ない
などと業者によっても細かい条件があり少々面倒に感じてしまうかも。
処分したい不用品が買取対象の物や段ボールだけ…という場合は引っ越し業者でも完結できますが、そうでないのならこの後ご紹介する業者の方が良いかもしれません。
意外かも?引っ越しもおすすめな「不用品回収業者」
引っ越しと言えば引っ越し業者!とおっしゃる方が多いとは思いますが、実は不用品回収業者の中には、引っ越しの荷造りをはじめとした”単身引っ越しプラン”を利用できる業者もあるんです!
大手引っ越し業者と同等のサービスで、料金はお値打ち!
大手並みにトラックも所有しているため、急な引っ越しや日時指定にも対応可能です。土日祝日や時間枠の指定も割増料金がかからず、料金変動も少ないため、引っ越しシーズンはなんと大手の半値以下になることも…!
また、不用品回収のノウハウを生かして、大型の家具・家電などの搬出・運搬もお任せあれ!大切な家財をプロの技術でお守りいたします!
不用品回収業者に依頼するメリットは、
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 不用品回収・買取を全てワンストップで行える。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
引っ越し業者では扱えない家具や家電ももちろん回収・買取できますし、引っ越し業者では断られてしまう家庭ゴミ(生ゴミ・法令に反するもの以外)でも回収できるのが大きなメリット!
一人暮らしの方なら手分けして処分するのも難しいでしょうし、できるだけお任せしちゃいたい!と思いますよね。
その点、不用品回収業者なら引っ越し先へ持っていくもの、処分するものを仕分けし、引っ越しと同時に不用品の回収・買取もできるので、余計な手間なくスッキリ一度でお引っ越しできるんです!
不用品回収にはそれぞれ費用がかかりますが、まとめて依頼することで結果としてお得になることも!
”これは頼めるけど、これは無理…”ということが引っ越し業者に比べ極力ないのが不用品回収業者の最大の強みです!
ただし、不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので決して他人事ではありません。
不用品の回収や処分、買取には、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄運搬業許可」、「古物商許可」などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
HPに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
少しでもお得にするならまずは「不用品を処分」しよう!
それは何かというと、「不用品の処分」です。
引っ越し料金を安くしたい場合は、まずは荷物量を減らしましょう!荷物量が減れば、大きなトラックを用意する必要がなくなるので、引っ越し料金は格段に安くなります。
実際、荷物量を減らすと、単身引っ越しの場合は平均して約5,800円も安くなるのだとか!そのため、不要な荷物は処分して、なるべく運ぶ荷物を減らすようにしましょう!
不用品の主な処分方法
引っ越しで不要になったものを処分するには、
- 自治体を利用して処分する
- 知人・友人に譲る
- 支援団体に寄付する
- 売却する
の中からご自分に合った方法を選択できます。
自治体を利用して処分する
自治体を利用して処分する場合、それぞれ分別して捨てる必要があります。大きな家具などは「粗大ゴミ」、それ以外は「可燃ゴミ」、「不燃ゴミ」など自治体のルールに則って処分してください。
粗大ゴミとして処分する場合
一辺30cm以上の不用品は粗大ゴミとして処分するのが一般的です。粗大ゴミの処分手順は以下を参考にしてみてください。
【粗大ゴミの申し込み手順】
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、不用品に貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
※ 細かいルールに関しては各自治体ごとに異なるので、必ず事前に確認してから処分するようにしましょう。
可燃・不燃ゴミとして処分する場合
決められた日時に、指定のゴミ袋に入れて出すだけでOK。ただし、不用品の数が多い場合は、一度に処分できない場合があるためあらかじめご確認ください。
不用品のゴミ出しは、処分自体は簡単なことも多いものの、まとめて処分したい場合にはそれぞれの分別を自分で調べるのが手間に感じてしまうかもしれません。
知人・友人に譲る
引っ越しで出た不用品を知人や友人に譲るのも良いかもしれません。ゴミとして処分してしまうよりも、知っている方に再利用してもらえるのはこちらとしても安心です。
しかし、受け渡しに関しては相手方の都合もありますので、引っ越しを急いでる場合にはなかなか作業が捗らず困ってしまうことも。ベッドなどの大型のものなら配送手続きもいるため尚更ですよね。
また、あくまで再利用できるものに限られるので、壊れてしまったものやゴミなどは結局別の方法で処分する必要があります。
支援団体に寄付する
まだ使用できる不用品は、必要とする団体に寄付するという手段もあります。
寄付支援活動は不用品を直接お届けする方法と、不用品の売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じでワクチンにて現地にお届けする方法の2つの方法を利用することができます。
家具・衣類などはそのままお届けできますが、家電などの電化製品に関しては現地で使用できないことも多く売却されるものがほとんど。
こう言った場合も、専門家の判断で現地では再利用できないもの・輸送コストが大きいものに関してはワクチンにて自動的に振り分けしてもらえるので、支援者側で悩む必要はありませんのでご安心くださいね。
ただし、支援団体に寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなるので、遠方で配送しなければならないという場合は、運搬費用がかかり残念ながら無料で処分できるわけではありません。
しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
なお、こちらも費用はかかってしまいますが、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもあるので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。画像からリンク先に飛ぶことができますので、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
売却する
引っ越しは何かと物入りです。そこでおすすめしたいのが「売却」なんです!
あらかじめ不用品を売っておくことで引っ越し費用の足しにすることもできますし、そもそも費用自体を抑えることにもなるので、ぜひとも活用してもらいたい方法です!
不用品の売却には、
- リサイクルショップ
- ネットオークション・フリマプリ
- 不用品回収業者
などを活用するのがおすすめ!
リサイクルショップやネットオークションなどの活用も便利ですが、もしも売れなかった場合には結局ご自身で廃棄処分することになってしまうため、引っ越しなどお急ぎの場合にはお勧めできません。
そんなとき、おすすめなのはやはり「不用品回収業者」。
すでにお伝えしたように不用品回収業者なら、買取・回収・引っ越しまですべて一度にお任せできちゃうんです!
不用品回収業者のメリットについては引っ越しにおすすめの業者の項目で詳しく説明していますので割愛いたしますが、不用品回収業者は、不用品が売れない場合でもそのまま回収が可能です!
本来、買取を断られてしまったらご自身で分別方法を調べて処分する必要があるところを、不用品回収業者なら処分まで頼むことができるのは嬉しいですよね!
先述したように荷造りを自分ですればもちろん費用は抑えられますが、そうも行かないのが一人暮らしの引っ越しですよね。無理せず荷造り・荷解き、不用品の処分くらいはプロにお任せしちゃいましょう!
不用品や荷物が大量にあって、”ちょっとでも楽したい!お得にしたい!”という方は是非ご検討ください!
一人暮らしのお引っ越し・不用品の回収のお見積もりはこちらから!
もっとお得に引っ越しするには?
不用品の処分以外にも引っ越し費用を抑える方法はまだまだあります!ぜひ参考にして、よりお得に利用しちゃいましょう!
オフシーズンに引っ越す!
引っ越し料金を安くしたい場合は、オフシーズンに引っ越ししましょう!先ほどの費用相場の表を見てもらうと分かりますが、通常期の引っ越し料金相場は30,000〜50,000円程度。
しかし、繁忙期になると、引っ越し料金は約45,000〜75,000円にまで上がります。通常期と繁忙期とでは、引っ越し料金が大体1.5〜2倍も異なるんです…!
そのため、とにかく安く済ませたい!という方なら、5~1月のオフシーズンに引っ越すのが一番コストを抑えられるのでおすすめです!
必要な段ボールは自分で用意する!
引っ越し料金を安くしたい場合、段ボールは自分で用意するというのも良いかもしれません。なんでも、段ボールを自分で用意すると約1,800円ほど引っ越し料金が安くなるのだとか!
段ボールをわざわざ購入する必要はなく、スーパーやホームセンターに行くと段ボールを無料でもらえるところもあるようです。
利用する店舗によっても異なりますので、必ず了承を得てからもらうようにすると安心ですね。
荷造りはできるかぎり自分で行う!
荷造りは可能な限り自分で行うのも、費用を抑える手段のひとつ。なぜなら業者に荷造りを頼むと、その分引っ越し料金が高くなってしまうからです。
荷物の量にもよりますが、荷造りを頼むと引っ越し料金は大体1.3~2倍になります。ここも数万円節約できるチャンスなので、できるものは自分で荷造りしましょう。
とは言え、一人暮らしの引っ越しはやることだらけで大変なのも事実です。自分がどこまでならできそうか見極めて、楽できる部分は楽する…というのも悪くはありませんよ!
「単身パック」を利用する!
先程の項目で見てきた方法で不用品をできるだけ処分したら、荷物の量もずいぶん減らせたのではないでしょうか?荷物が少なくなり「単身パック」が利用できれば断然お得に!
単身パックとは、先述したように縦・横・高さの決まったコンテナに積める荷物だけを運んでくれる単身向けのプラン。近距離なら20,000〜30,000円、遠距離でも30,000〜60,000円ほどで引っ越せることが多いです。
注意点は、積み込んだその日のうちに荷物を届けることはできないこと。当日中に荷物を運ばなければいけない場合、通常プランや即日対応してもらえる不用品回収業者での引っ越しを検討しましょう!
※ ただし、大きな家具家電が多いと載り切らないことがあるので注意してください。業者のWebサイトにて、荷物が載り切るかシミュレーションできる場合もあるようです!
複数の業者に見積もりをしてもらう!
引っ越し料金をお得にしたいなら、査定額を複数社で比較し、引っ越し料金が安いところを見つけるのがベスト!
引っ越し料金を比較したところ、単身の場合は約30,000円、3人家族の場合は約60,000円程度安くなった場合もあるそうです!
少なくとも3社程度は見積もりに出すのがおすすめ◎。
いくつかの業者に見積もりに出すことでスタッフの対応など悪徳な業者かどうか判断するにも役立ちますし、引っ越し費用の相場を知ることもできます。ほかの業者のほうが安かった…と後悔しないためにも、相見積もりは重要になるのです!
査定額の値引き交渉を行う!
引っ越し料金を安くしたい場合、「値引き交渉」も引っ越し費用を抑えるための手段のひとつ。先述した「複数の業者に査定してもらう」ことで相場を理解しておくと交渉もスムーズなはずです。
一括見積りサービスを提供している会社のデータを参考にすると、約93%の方が値引き交渉に成功しているんだとか!
また、約62%の方が1円~25,000円までの値引きに成功!50,000円以上の値引きに成功した方は、約17%いるそうです!
ちょっと勇気はいるかもしれませんが、このように9割以上の方が値引き交渉に成功しているため、あなたも積極的に交渉してみる価値は十分にありますよ!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「一人暮らしの引っ越し」について、必要な作業や一人暮らしの引っ越し費用の相場、お得にする方法などさまざまな内容をまとめてお届けいたしました。
引っ越しは、新居を決めるところからはじまり荷造り・荷解き、不用品の処分、さまざまな手続きなど気が遠くなるほど大変な作業です。
一人暮らしで荷物もそんなにないし…と思っていても、いざ荷造りしだすと、思った以上にいらないものも出てきたりするものなんですよね。
お仕事が忙しい方だったり、周りに頼れる人がいないなど、物量が少なくてもなかなか引っ越し作業が進まない…と悩まれる方は実は多いんです。
そんなときは、信頼できる業者にお任せしちゃいましょう!
引っ越しは荷造り・荷解きが終わっただけでは終わりではありません。新しい土地でしっかりと暮らしていくためにも、無理はせず、頼れる部分は頼ることが大切です。
とは言え、費用はなるべく抑えたい…それなら「売却」はいかがですか?
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