サイズが大きく重量があることから処分が大変な「大型家具」。
引っ越しを機に新しいものに買い替えたり、面倒なので捨てるのを先送りにしていた大型家具を引っ越し前に処分しよう、と思い立つ方も多いのではないでしょうか?
処分が大変な大型家具ですが、まだまだ使えるものや人気メーカーのものなら中古でも高価買取してもらえる場合があります!
どうせ処分するなら売却して、お得に処分できれば良いですよね。
捨てるにしても、どう処分するのか、費用はどれくらいかかるのか、というのも知りたいところです。
今回のコラムでは不要な大型家具をお得に処分する方法と、廃棄処分する方法について詳しくお話ししていきます。
大型家具の処分をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!
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引っ越しで出た大型家具、どう処分する?
進学や就職、転勤するために引っ越す、と決まったらやるべきことはたくさんあります。
まず家探しをし、内見をして、契約書を交わし、引っ越し業者に見積もりを依頼して・・・といった作業だけでなく、家の中のものや家具の片付け、荷造りを決められた期限までに行わねばなりません。
そんな引っ越しの準備の中でも、特に大変な作業の1つが「大型家具の処分」です。
小さな不用品であれば、自治体の可燃ごみにだしたり、フリマアプリで売ったりすることも容易ですが、サイズが大きく重量もある大型家具はそうもいきません。
売却するのか、それとも人に譲るのか、ごみにするのか、という手段をどうするかを決めるだけでなく、引っ越し当日までに片づけなければならない、という時間の問題もありますよね。
引っ越しまでに時間がたっぷりある、という場合であればフリマアプリに出品したり、手間をかけられるぶん、費用を抑えた処分も可能です。
時間がない場合は、費用はかかりますが業者を使うことで労力と時間をかけずに大型家具の処分ができます。
手間や時間をかけて処分をするか、費用をかけてもいいのですぐに処分したい、など、引っ越しの日程や予算、状況や希望に応じて処分方法を決める必要があります。
そもそも大型家具ってどんなもの?
大型家具の具体的な定義はありませんが、自分1人で持ち運ぶには難しい家具を、大型家具と呼んでいる場合が多いです。
また解体せずそのままの状態だと、一般ごみでは処分できず粗大ごみに該当するサイズの家具も大型家具と言ってもいいでしょう。
粗大ごみに該当するサイズは自治体によって違いがありますが、30cm角以上としている自治体や、50cm角以上としている地域もあるため、
- ベッド
- タンス
- ダイニングテーブル
- ソファ
- タンス
- 食器棚
上記のような「粗大ごみの規定サイズよりも大きい家具」で「自分で運ぶのに苦労する家具」は大型家具、と考えてよさそうです。
どんな家具なら売れる?
中古市場で需要のある大型家具は、
- 使用期間が短い
- 傷・汚れが少ない
- 高級ブランド、有名メーカーである
- 需要の高いアイテムやデザイン
上記4点が重要となってきます。
処分したいとお考えの大型家具にこの4つの条件が当てはまるなら、高価査定も期待できるかもしれません。
もう少し詳しく見ていきましょう。
使用期間・経年が短い
家具の中古市場でも、どうせ買うならやはり新しいものが求められがちです。
使用期間が短く、発売されてから間もない大型家具は人気があるので、買取店でも高く評価してくれます。
使わない家具がある場合は、なるべく早く査定を受けるのがおすすめです。
傷・汚れが少ない
綺麗な状態であるほど売れやすくなるので、傷や汚れのない家具の方が査定額が高くなります。
掃除をすれば取れる汚れなどは、持ち込む際に綺麗にしておきましょう。
高級ブランド、有名メーカーの家具
高級ブランドか有名メーカーの家具で状態の良いものであれば、かなりの確率で買取してもらえ、うまくいけば定価の3分の2ほどの買取査定が付くこともあります。
また、買取価格は安価になるものの、多少使用期間が長く傷や汚れがあっても使える状態なら買取されることも多いです。
高額買取されやすい、ブランドやメーカーをご紹介します!
- カリモク家具(Karimoku)
- 天童木工
- 飛騨産業
- マルニ木工(maruni)
- ウニコ(unico)
- モモ・ナチュラル(MOMO NATURAL)
- カッシーナ(Cassina)
- ドレクセル ヘリテイジ(DREXEL HARITAGE)
- ハーマン ミラー(HermanMiller)
- アルフレックス(arflex)
需要の高いアイテムやデザイン
高級ブランドの家具でも、全く人気のないアイテムやデザインのものは状態が良くても買取して貰いにくかったり、安価で買い取られることもあります。
査定前には、自分の持っている家具の買取相場がどれくらいかを1度調べておくのがおすすめです。
家具を高く売るためにできること
高価買取されやすい高級ブランドや有名メーカーの大型家具であっても、使用したまま、埃が溜まったままの状態で査定を受けるのはもったいない!
ちょっとしたひと手間をかけるだけで、さらに高価査定が狙えるので、試してみてください。
できるだけ早く売る
もう要らないなと思った家具があれば、引っ越しの時期を待たず、すぐに売ってしまいましょう。
家具のデザインも、洋服や家電と同じく流行があります。
アンティーク家具は別として、流行からはずれた古い家具は価格が低くなってしまいがちです。
また、家具も素材によっては、日焼けで色落ちしたり、湿気のある所に置いておくことでカビが生えてしまうなど、劣化してしまうことも多々あります。
中古家具でも状態の良いものが高く買い取られるため、今、状態が良い家具であればすぐに査定をうけてみるのがおすすめです。
埃や汚れは取り除く
目に見える埃や、少しふき取れば落ちる汚れは取り除いておきましょう。
中古品と分かっていても埃や汚れがあるのとないのでは、第一印象が違います。
家具によっては、取扱説明書にお手入れの方法が書いていたり、ホームページにメンテナンス方法が記載されていることもあるため一度確認してみてください。
無理に手入れを行うと、色が落ちたり傷が付いたりして逆効果になってしまうことも。
自分にできる範囲でメンテナンスを行いましょう。
付属品を揃えておく
大型家具を購入した時に付属していた、
- 予備のネジや板
- 説明書
- 保証書
- オプションパーツ
上記のようなパーツや付属品は、揃っているほど査定が高くなります。
購入時は売却のことを考えておらず、付属品を捨ててしまった、失くしてしまった、ということも起こりがちですが、それでも出来るだけ付属品を揃えた状態で査定を受けましょう。
大型家具を売却する方法!
売却できる家具の特徴や、もっと高く買い取ってもらえるようになるポイントをご紹介してきました。
では、実際に売却する際の手段について見ていきましょう!
【売却】リサイクルショップで売却
リサイクルショップで大型家具を売却する方法です。
リサイクルショップは全国各地にあるため、比較的、持ち込むのが簡単で、便利な手段となっています。
大型家具を持ち運ぶのに人手や車がない場合は、宅配買取・出張買取にも対応している店舗を利用するのが良いでしょう。
大型家具だけでなく、家電や衣類なども幅広く扱っているリサイクルショップであれば、家の不用品をまとめて一緒に査定してもらえるのも便利なポイントです。
リサイクルショップでは一律で買取価格を設定しているところも多いため、査定を依頼した家具が希少なものであったとしても配慮されず、安く買い取られる可能性があります。
リサイクルショップに査定に出す場合は、事前に家具の買取相場などを調べて、安く買い取られるのを防ぎましょう。
【売却】家具買取専門店を利用する
大型家具を家具買取専門店に買い取ってもらう方法もあります。
ブランド家具や、人気の家具メーカーに詳しいスタッフが査定をしてくれるので、貴重な家具の価値もわかってくれ、安心して査定を依頼できるのがメリットです。
家具をメンテナンスして再販している専門店であれば、多少の汚れや傷があっても買い取ってもらえる場合があります。
リサイクルショップで買取不可になってしまった家具でも、あきらめずに一度査定に出してみるのもいいかもしれません。
店舗数が少ないですが、宅配買取・出張買取に対応しているところも多いので、お近くに店舗がない場合や持ち込みが難しい場合はそちらを利用すると便利です。
出張買取や宅配買取を利用する場合は、
- 出張対応エリア内か?
- 出張費用がかかるかどうか
- 査定後のキャンセルが可能か?
- 送料や返送料は自己負担か?
- 振込手数料の有無
と言った点をあらかじめ確認しておきましょう。
【売却】フリマアプリやネットオークションに出品
フリマアプリやネットオークションでも、大型家具を売却することができます。
最近では中古に限らず、廃業する業者などが新品の家具を販売していることもあるようで、中古家具市場もにぎわっています。
フリマアプリやネットオークションの出品から取引終了までの手順は以下の通りです。
- アカウントを取得する
- 売りたい大型家具の画像を撮影
- ブランド・アイテム名・使用期間・傷・汚れなどの情報を入力
- 金額を設定して出品
- 購入者が現れたら連絡を取り発送手配
- 購入者に届いたら評価する
自分で梱包をする場合は、輸送中に家具に傷がつかないよう、緩衝材で家具を包み、しっかりした段ボールに入れて発送する必要があります。
大型家具はサイズが大きく重量もあるため、自分で梱包・発送作業をするのが難しい場合は、有料のサービスを利用することもできます。
大手フリマアプリのメルカリでは「梱包・発送たのメル便」というサービスを実施しています。
梱包・発送たのメル便は集荷・梱包・搬出をすべてプロにおまかせ出来るサービスで、大型家具を梱包したり、運び出したりといった手間がかからず便利です。
しかし、そのぶん料金がかかるので、価格設定時にはそれもふまえた上で売却金額を設定する必要があるでしょう。
そのほか、
- 売れた際は手数料がかかる(メルカリでは売却金額の10%)
- 売れるまで時間がかかる場合がある
といったデメリットもあるため出品の際は注意が必要です。
人に譲る・ジモティーを使う
売るほどの家具ではないけど捨てづらい、愛着があるので誰かに使ってもらいたいという場合は、大型家具を人に譲るという方法もあります。
譲る家具が汚かったり、壊れていた場合に要る要らないのトラブルになることも考えられるため、できれば事前に家具の状態を目で見て確認してもらうのがおすすめです。
事前に確認してもらえなかった場合は、できる範囲で清掃したり、メンテナンスをした家具を渡すようにしてトラブルを防ぎましょう。
まわりに譲る人がいない場合は、SNSで譲り先を探したり、ジモティーを利用することもできます。
ジモティーとは、不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板です。
フリマアプリやネットオークションと同じようにスマホで簡単に出品ができ、無償で譲る以外に価格をつけることもできます。
ジモティーには、
- 譲渡・売却できた場合も手数料がかからない
- 手渡しの場合は送料・梱包が不要
といったメリットがある反面、引き取り場所の打ち合わせしたり、トラブルがあった場合の対応についても全て自分たちで行わなければならないといったデメリットも。
フリマアプリと同じく、すぐに譲れるとは限らないため急ぎの処分には向いていない手段となっています。
大型家具を廃棄する方法
- 壊れて使用できない
- 使用期間も長く傷・汚れも多い
- ノーブランドの家具
- 元が安価な家具
- 発売から時間が経った人気のないアイテム
といった大型家具は、買取が見込めず、残念ですが廃棄処分や回収処分となってしまいます。
大型家具をごみとして廃棄する方法確認していきましょう。
【廃棄】新しいものを購入・下取りサービス
新しい大型家具の購入を考えているなら、購入先に引き取りまたは下取りして貰う方法もあります。
納品時に不要な大型家具を運び出し処分することが出来るので、業者の出入りが一回で済み、手間を最小限に抑えられます。
不要になった大型家具の運び出しも納品する業者がすべて行い、自分で運び出す手間はかかりませんのでご安心ください。
便利なサービスですが、引き取り費用が別途かかる場合も多く、店舗によってはサービス自体を行っていない場合もありますので注意が必要です。
大手家具メーカー・家具店が行っている家具の引き取り・下取りサービスの内容は以下のようになっています。
店舗 | 家具 | 引き取りの条件 | 金額 (税込) |
---|---|---|---|
ニトリ | 指定なし | 購入家具と同数量か同容量 | 4,400円 |
IKEA | ソファ・マットレス | 購入家具と同数量か同容量 | 無料 配送サービスの料金が別途かかる |
東京インテリア | 大型家具(幅+丈+奥行= 300cm以上) | 購入家具と同数量か同容量 | 4,000円〜 |
無印良品 | ベッド、ソファ、テーブルなど対象商品 | 購入家具と同種かつ同数量 | 4,000円 |
不要家具をなんでも引き受けてくれるわけではなく、条件や対応は各メーカー・販売店により異なります。
新しい家具を購入する場合は、家具店やメーカーが回収サービスを実施しているかどうかも併せて確認しておきましょう。
【廃棄】引っ越し業者の回収サービス
引っ越し業者の中には、引っ越しをするタイミングで大型家具を引き取ってくれる業者があります。
別の業者へ大型家具の回収を依頼すると、引き取りのための別日を設けなくてはなりませんが、引っ越し業者に依頼すれば、引っ越しの搬出と不要な家具の引取を一度で済ますことができます。
引っ越し費用の中に含まれている場合や、処分の際の費用が別途必要になる場合と業者によってさまざまですが、中には買い取りサービスを提供している業者もあります。
大手引っ越し業者の不用品の引取対応は、以下のようになっています。
引っ越し業者 | 不用品の引取対応 |
---|---|
サカイ引越センター | エリア限定で対応。 一部の地域のみ買取サービスもあり。 |
アート引越センター | 家電リサイクル法の対象製品以外は回収不可 |
クロネコヤマト | 対応不可 |
ハート引越センター | 不用品引取サービス有。 運搬料がかかる場合がある |
日本通運 | 不用品回収はオプションサービス。 地域によっては対応不可 |
1品目ごとに料金がかかる場合もあるなど、業者によって料金体系は異なっています。
そもそもサービスに対応していない場合もあるため、事前の見積もりで確認しておくのが良いでしょう。
【廃棄】自治体のごみ回収
最も一般的な方法と言えるのが、戸別収集の粗大ごみに出すことです。
30cm角または50cm角以上のものは粗大ごみの対象としている自治体が多いですが、中にはごみ袋に入れ、口が閉まらない場合は粗大ごみとしているところも。
ごみを出す前には、お住まいの自治体のホームページなどで確認が必須です。
粗大ごみの出し方の手順を、愛知県名古屋市を例に挙げて見てみましょう。
- 収集日の7日前までに粗大ごみ受付センターへ電話かネットで予約を入れる
- 粗大ごみの手数料を確認する
- 手数料納付券シールをスーパーやコンビニ、または環境事業所で購入
- 手数料納付券に受付番号を記入し、見えやすい場所を選んで粗大ごみに貼る
- 当日の朝8時までに指定場所へ運び出しておく
必要な手数料は大型家具の種類によって変わってきます。
同じ書棚、食器棚、タンスでもサイズの違いで手数料が異なる場合もあるため注意しましょう。
名古屋市では、粗大ごみとして大型家具を処分する際の金額の目安を、ホームページに記載しています。
手数料 | 家具の種類 |
---|---|
250円 | 照明器具 いす テレビ台 など |
500円 | 応接いす(1人用) 鏡台 オーディオラック など |
1,000円 | サイドボード(※) 書棚(※) 食器棚(※) テーブル など |
1,500円 | たんす(※) ベッド(マットレスを除く) など |
名古屋市|粗大ごみ手数料のめやす より
※サイドボード・書棚・食器棚・たんすにはサイズ制限があります。
比較的費用が安いというメリットがある反面、粗大ごみとして家具を処分するためには
- 事前予約が必要
- 家具を自力で運び出さなければならない
- 粗大ごみ回収日まで不要な家具を持ち続けていなければならない
といったデメリットもあります。
処理施設へ自己搬入もできる
「月に一回の戸別収集まで待てない」「自分で車を出して運べる」という方は、粗大ごみの処理施設まで車に乗せて自分で搬入する方法もあります。
自治体によって稼働している日時に差がありますが、名古屋市の処理施設では、年末年始と土曜日、日曜日を除いた、月曜日から金曜日であれば祝日でも搬入できます。
この方法だと自分の都合のいいタイミングが選べるのに加え、名古屋市の場合は10kgまで200円で処分することが出来るので、ガソリン代などを考えなければかなり費用を抑えて処分出来る方法と言えます。
名古屋市で、処理施設まで自己搬入し処分する流れは以下の通りです。
- ごみが発生する区の環境事業所を確認する
- 「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別
- 受付時間内に搬入するごみを車両に積んだ状態で確認した環境事業所へ行く
- 受付を行いごみを計測後、10kgまで200円を現金で支払う
ごみの計測は車ごと行い、その後ごみを自分で降ろして再度車を計測し、差し引きした重量をゴミの重さとします。
処理施設では自分で大型家具を荷下ろしするため、人手が必要になる点にも注意が必要です。
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かさばる粗大ごみの正しい捨て方!持ち運べないものはどう処分する?
自分で解体して一般ごみに捨てる
自分で大型家具を解体して粗大ごみの対象サイズ以下まで小さくし、一般ごみとして出す方法もあります。
この方法はベッドやラックなど木製のものであれば可能です。
普段DIYが趣味で木材を切るのも慣れているという方であれば、意外と簡単に解体できるのですが、ノコギリを初めて使うという方にはおすすめできないかもしれません。
一般ごみとして捨てるので、かかる費用は指定のごみ袋代のみと、処分費用をかなり抑えることができます。
その一方で、解体する道具を一から揃えるとなると処分費用とは別の費用がかかってしまうことも。
参考までに解体に必要な道具と大まかな価格をご紹介しておきます。
道具 | 大まかな価格 |
---|---|
ノコギリ | 1,000円~2,000円 |
ハンマー | 500円~1,000円 |
バール | 1,000円~2,000円 |
軍手 | ~500円 |
作業する際は、ケガをしないよう軍手を着用し、床に傷がつかないようシートを敷くなど対策しておく必要があります。
無理に作業を行うと、ケガや家屋の破損の恐れがあるため、自分にできる範囲で解体を行いましょう。
【廃棄】不用品回収業者に依頼
「急な転勤で引っ越しまで時間がない」「大型家具以外にも処分したい不用品がたくさんある」、という場合は不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
大型家具はもちろん、それ以外の不用品もまとめて回収可能。
即日対応可能な業者であれば、依頼したその日に不用品を全て回収してもらえます。
引っ越しの荷造り中は不用品が出やすいものですが、大量になった場合はそれぞれの分別・ごみ出しが面倒ですよね。
ですが不用品回収業者なら回収した後、スタッフが分別を行うので自分で分別しなくてもOK!搬出する手間も必要ありません。
大型家具1点では費用が割高になりがちなので、ほかにも不用品がある場合に特におすすめの手段です。
買取をしてくれる業者であれば不用品を買い取ってくれるので、費用が相殺される可能性もありますよ。
そんな便利な不用品回収業者ですが、中には悪徳業者も存在しています。
忙しくていろいろな業者を比較するのが面倒、という理由で適当に業者選びをすると、
- 回収した不用品を不法投棄された
- 無料と聞いていたのに、作業後に費用を請求された
- 売却できるものまで無料で持って行かれてしまった
- 大切なものを捨てられてしまった
・・・というような被害にあう可能性があります。
せっかくまとめて不用品を処分しようと思ったのにトラブルに巻き込まれてしまった!ということのないように、業者選びのポイントをお伝えしておきます。
ポイント1つ目は、資格を確認すること。
不用品回収業者に必要な資格は以下の通りです。
一般廃棄物収集運搬業許可 | 一般家庭から家具や家電、ゴミなどを回収する場合に必要 |
産業廃棄物収集運搬業許可 | 法人からゴミを回収する場合に必要 |
古物商の許可 | 回収した不用品を売ったり、リサイクル品の買い取りをする場合に必要 |
上記の資格を持っている業者であれば、安心して依頼ができます。
ホームページ上の「会社概要」のページの中に、「許認可」や「取得許可番号」などという項目で書かれていることが多いので、依頼する前にはまずそちらを確認してみてください。
「無料」「格安」を謳ったチラシを投函してくる業者や、町を巡り無料回収を呼び掛けるトラックなどを見かけたことがあるかと思いますが、ホームページで資格を確認できない時点で利用を避けた方がいいでしょう。
ポイント2つ目は、相見積もりをとるということです。
相見積もりとは複数の業者に見積もりをとることで、引っ越しの業者選びでもよく行われています。
手間はかかりますが、業者それぞれの費用を比較できるため、相場がわかりやすく、自分の捨てたい荷物の量に合った処分プランを見つけることができるのがメリットです。
当日、追加費用を請求されるのを防ぐため、できれば現地まで来てくれ、実際の荷物の量を見て見積もりをしてくれる業者を選びましょう。
見積もりを提示された際は、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておくと回収当日のトラブルを防止できます。
あとは口コミを見たり、見積もり時のスタッフの対応などを判断材料にできれば、より安心です。
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まとめ
今回のコラムでは、引っ越し準備で出た不要な大型家具を、「売却・譲渡・廃棄」それぞれの手段で処分する方法をご紹介しました。
大型家具はその大きさや重量から、気軽にすぐ売買できるものではありません。
引っ越し前ギリギリの時期に処分しようとすると、売却する時間がない場合や、ごみの回収日に間に合わない、ということも起こりがちです。
- 引っ越す前に慌ててフリマアプリに出品したが時間が足りず、結局リサイクルショップに安価で売却するしかなくなった
- 廃棄する時間が足りず、引っ越し業者のオプションを利用したので引っ越し費用が予定よりも多くかかってしまった
- 捨てるはずが粗大ごみの事前予約に間に合わず、新居まで不要な家具を運んだ
・・・といったような後悔をしないよう、事前に計画をたてて、スムーズに大型家具を処分できるようにしたいですね。
今回ご紹介した処分方法でかかる手間と時間、費用をまとめてみます。
処分方法 | 手間 | 時間 | 費用 |
---|---|---|---|
リサイクルショップ | × 持込・発送の手間 | △ 持込であればすぐに売れる。 宅配・出張だと日程の調整が必要 | ◎ 査定は無料 |
家具買取専門店 | × 持込・発送の手間 | △ 持込であればすぐに売れる。 宅配・出張だと日程の調整が必要 | ◎ 査定は無料 |
フリマアプリ ネットオークション | × 出品・配送の手間 | △ すぐに売れない場合も | △ 出品は無料 送料・手数料が必要 |
人に譲る ジモティー | × 譲り先を探す手間 家具を届ける手間など | △ すぐに譲り先が見つからない場合がある | ◎ 無料 |
下取りサービス | ◎ 引渡と同時に回収 | △ 購入しないと利用できない 実施していない場合も | × 別途費用が必要 |
引っ越し業者の回収サービス | ◎ 引越と同時に回収 | ◎ 引越と同時に回収 | × 別途費用が必要 |
粗大ごみとして捨てる | × 分別や事前予約が必要 搬出の手間 | × 回収日まで待つ必要がある | △ 手数料が必要 |
処理施設に自己搬入 | × 車と人手が必要 | ◎ 営業時間内ならすぐ 処分可能 | △ 重さで費用が変わる |
自分で解体してごみ出し | × 解体・分別する手間 ごみ出しの手間が必要 | × 回収日まで待つ必要がある | ◎ 無料 |
不用品回収業者を利用 | ◎ すべてスタッフにお任せ | ◎ 即日対応可能な場合 | △ 不用品が少ないと割高になりがち |
大型家具はサイズが大きく、重量もあることから、一人で処分するのが難しいものが多いです。
無理して解体や運び出しをしようとするとケガをしたり、家を傷つけてしまうなどのトラブルになってしまうこともあります。
時間や人手がある場合は、リサイクルショップに持ち込む、自治体のごみ回収を利用して捨てるなどの処分方法を選んだり、人手や時間が足りない場合は業者を利用するなど、状況に合わせた処分ができるようにしましょう!
出張回収センターでも大型家具の回収・買取を行っています。
大型家具の処分にお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!