【絵画の処分方法】買取・自分で描いた絵や額縁の捨て方も解説

目次

【絵画の処分方法】買取・自分で描いた絵や額縁の捨て方も解説

自宅やオフィスなどでインテリアとして飾られる「絵画」。
有名アーティストの作品のような「高価なもの」であれば捨てることは少ないでしょうが、「価値のよくわからない絵」や「譲り受けた絵」「自分で描いた絵」などは、そのように処分したら良いか悩む方も多いのではないでしょうか?

絵画は、思わぬ価格がつくこともあるため処分する前に査定するのがおすすめです。

そこで今回は、絵画の処分方法について解説していきます。
売却からごみとしての捨て方までお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

▼この記事でわかること

  • 絵画の処分方法
  • 買い取ってもらえる絵画の特徴
  • 絵画を処分する際の注意点
まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

絵画の処分方法は7通り!

【絵画の処分方法】買取・自分で描いた絵や額縁の捨て方も解説

絵画の処分方法は以下の7通りです。

  • 自治体でごみとして処分する
  • 美術品を扱う買取店で査定してもらう
  • 美術品専門オークション会社で売却する
  • 画廊に売る
  • ネットオークションやフリマアプリに出品する
  • 施設や団体に寄付する
  • 不用品回収業者に買取・回収を依頼する

それぞれについて詳しく解説していきます。

処分方法1.自治体でごみとして処分する

絵画は、紙や布に描かれたもので、ごみ袋に収まるサイズであれば、基本的に「可燃ごみ」として捨てられます。木製以外の材質のものは「不燃ごみ」や「資源ごみ」などに分けることが多いです。
また、枠や額縁が金属製の場合は分別が必要になることもあるため、お住まいのごみ捨てルールを確認しましょう。

多くの自治体では、「一辺の長さが30cm以上」や「30cm角以上」のものは粗大ごみに分類されます。
「可燃ごみ」や「不燃ごみ」は無料で捨てられるのが一般的ですが(ごみ袋代は除く)、「粗大ごみ」は有料で、予約が必要になることがほとんどです。

粗大ごみとして絵画を処分する手順

絵画を粗大ごみとして処分する場合、自治体へ電話やインターネットで申し込みを行います。
愛知県名古屋市での粗大ごみ処分の手順は以下の通りです。

  1. 電話やインターネットで粗大ごみ受付センターに連絡する
  2. コンビニやスーパーで粗大ごみシールを購入する
  3. 予約番号をシールに記載し、見える場所に貼り付ける
  4. 指定日の朝に、指定場所まで運び出す

注意点として、多くの自治体ではインターネットでの粗大ごみ受付品目に「絵画」が記載されていないことがあります。その場合は、電話で確認して手続きを進めてください。
名古屋市では、額縁(フレーム・パネル・キャンバス)であれば250円で回収してもらえます。

処分方法2.美術品を扱う買取店で査定してもらう

絵画を処分するなら、美術品専門の買取店で査定してもらうのがおすすめです。専門店では絵の価値をしっかり判断してもらえるので、適正価格で売却できる可能性が高くなります。

リサイクルショップでも絵画の買取をおこなっていることがありますが、専門知識がない場合が多く、正しい価格がつかないことも。無名作家の作品や作家が不明な絵でも、専門店なら詳しいスタッフが丁寧に鑑定してくれるので、安心して相談できます。

買取方法には「店頭買取」と「宅配買取」「出張買取」の3種類があります。店舗まで行けない方や、絵画の梱包が難しい場合は、自宅で査定してもらえる「出張買取」を選ぶと便利です。

ただし、出張費や査定後のキャンセル料が発生する場合もあるため、事前に無料かどうか確認しておくと安心です。専門店に依頼すれば、絵画の処分もスムーズに進み、満足できる結果が得られるでしょう。

▼骨董品の買取については、以下の記事でも詳しく解説しております!

処分方法3.美術品専門オークション会社で売却する

美術品を処分する際、美術品専門のオークション会社を利用するのもひとつの方法です。日本国内にも複数のオークション会社があり、価値がわからない作品でも安心して売却できる仕組みが整っています。

代表的なオークション会社は以下の通りです。

  • SBIアートオークション
  • クリスティーズ
  • サザビーズ
  • 毎日オークション
  • シンワオークション

オークションを通じて売却する場合、買い手が競り合うことで、予想以上の高額な価格が付くこともあります。ただし、無名作家の作品は出品できない場合が多いため、出品規定を確認することが大切です。

また、利用するには手数料が発生することや、換金までに3~4か月程度の時間がかかるといったデメリットもあります。こうした点を理解したうえで、利用の手順や内容をしっかり確認してから申し込みましょう。

処分方法4.画廊に売る

画廊(ギャラリー・アートギャラリー)は、美術品を陳列・展示し、販売する施設です。多くの画廊は買取を大々的に宣伝していないことが多いですが、その画廊が取り扱うジャンルや作家の絵画であれば、買い取ってもらえる場合があります。

特に作家名や作品の情報が明確な場合、近隣の画廊で取り扱っている可能性があるため、一度調べてみるのがおすすめです。
また、直接画廊に問い合わせることで、買取の可否や条件を詳しく確認できます。

適正に評価してくれる点は魅力ですが、査定まで時間がかかる可能性もあるため、前もってスケジュールを確認すると良いでしょう。

処分方法5.ネットオークションやフリマアプリに出品する

「メルカリ」や「Yahoo!オークション」などのフリマアプリやネットオークションでは、個人でも簡単に絵画を出品できます。絵画だけでなく、アートポスターや額縁の出品も多いため、まずは出品されている絵画をチェックしてみると判断しやすいかもしれません。

こうしたサイトでは、「欲しい」と思う人がいれば売れる仕組みのため、無名作家の作品や、自分で描いた絵でも売れる可能性があります。
また、買取店で断られた絵画でも、すぐに買い手が見つかることがあります。

ただし、必ず売れるという保証はないため、購入者が見つからなければその間ずっと保管しなければなりません。売却後には絵の梱包や発送を自分で行わなければならず、手間がかかる点にも注意が必要です。
また、販売手数料として、売上価格の8~10%程度が差し引かれる点も考慮しておきましょう。

ネットオークションやフリマアプリは手軽に利用できる一方、手間や時間がかかる可能性もあるため、これらの点を踏まえたうえで利用を検討するのがおすすめです。

処分方法6.施設や団体に寄付する

絵の状態によっては、施設や団体に寄付するという方法もあります。病院や介護施設などでは、絵画の寄付を受け付けている場合がありますので、インターネットで近くの寄付先を探してみるのも良いでしょう。

ただし、著名な作品や高価なものとみなされる絵画の場合、管理や保管の都合上、寄付を断られることもあります。
また、絵を発送する場合、送料は寄付する側の負担になることが一般的ですので、事前に確認しておくと安心です。

当社「ユースマイル」では、寄付いただいた不用品を支援物資として世界の子供たちに届ける活動をおこなっています。
また、再販可能な絵画については、現金化してワクチンの購入資金として活用いたします。取り組みの詳細は、ぜひ下記リンクをご覧ください!

ユースマイル

処分方法7.不用品回収業者に買取・回収を依頼する

遺品整理や引っ越しなどで絵画以外にも多くの不用品が出る場合には、不用品回収業者への依頼がおすすめです。大型家具や家電製品など、自分では処分が難しいものでも、業者に依頼すれば簡単に処分できます。自宅までスタッフが引き取りに来てくれるため、運搬や解体といった手間もかかりません。

また、業者によっては不用品買取もおこなっています。絵画の買取を希望する場合は、美術品の知識を持った査定スタッフが在籍する業者を選ぶと良いでしょう。売却できれば、その分費用が安く済むためお得に利用できます。

ただし、不用品回収業者のサービス内容や料金体系は業者ごとに異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。2~3社程度を比較し、料金プランやサービス内容が自分に合った業者を選んでください。

業者によっては、「遺品整理」や「ハウスクリーニング」など、片付けと一緒に依頼できる便利なサービスを提供している業者もあります。
また、定額で利用できる「トラック積み放題プラン」もあるため、見積もり時に要望を伝えて、最適なプランを提示してもらうことをおすすめします。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

信頼できるおすすめの不用品回収業者については、こちらの記事で詳しく解説しております!

不用品回収業者では、絵画以外の骨董品も回収・買取しております。詳しくはこちらもご参照ください!

高く売れる絵画の特徴とは

【絵画の処分方法】買取・自分で描いた絵や額縁の捨て方も解説

不要になった絵を処分するとき、まずは「売却」を検討してみましょう。
ここでは売れやすい絵画の特徴や高く売るコツについて解説します。

一点ものの絵画やナンバー入りの版画

購入時の価格がそれほど高額でなくても、一点ものの絵画やエディションナンバー入りの版画は、専門店で査定を受けてみる価値があります。エディションナンバーとは、シリアルナンバーとも呼ばれ、制作枚数が限定されていることを保証する番号のことです。一般的には、絵の左下に記載されています。

有名なアーティストの作品でなくても、状態の良いものや、魅力的な作品は、買取可能なケースが多いようです。
また、購入時はそれほど有名ではなくても、人気が出たことで予想外の高値で取引されることもあります。

無名作家の絵画も、意外な需要がある

現在お持ちの絵の価値や作家名がわかっている場合には売却を検討する方が多いですが、作者が不明または無名の絵については、処分方法に悩む方も少なくないのではないでしょうか。
実は無名作家の絵であっても、以下のような絵は売れる可能性があります。

  • 風景画である
  • 本画・肉筆画・原画である
  • 額縁に入った作品である
  • 飾りやすい大きさである

※本画:完成した絵画作品のこと。日本画の下絵に対して用いられる。
肉筆画:浮世絵で、版画ではなく手書きで描かれた作品を指す。
原画:複製画の元となるオリジナルの絵のこと。

絵画は「欲しい」と思う人がいれば需要があるとみなされるため、無名作家の作品でも条件次第で売却が可能です。
ただし、買取店によって査定基準が異なるため、条件が揃っていても必ず売れるとは限りません。まずは査定に出してみることをおすすめします。

絵画を高く売るためのコツ

絵画を査定に出す際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 付属品を一緒に出す
  • ほこり・汚れを取り除く

額縁や鑑定書・保証書・領収書・箱などは、作家の証明や絵の価値を裏付けるものとして査定額に影響します。これらが揃っている場合は、一緒に提出すると価値が上がりやすいです。

また、絵をきれいに保つことも大切です。汚れが付着している場合は、柔らかい筆や乾いた布を使い、丁寧に拭き取ることで印象が良くなります。
ただし、絵を傷つけてしまう恐れがある場合は、無理に手を加えず、そのまま査定に出す方が安全です。

絵画を処分する際の注意点

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ここでは絵画を処分する際の注意点を解説します。

裁断して処分するのは手間がかかる

絵画を手数料なしで処分する方法として、小さく裁断して普通ごみに出す手段があります。
ただし、この方法には時間や労力がかかるため注意が必要です。

木製パネルや額縁の場合、ノコギリやカッターを使用して裁断できますが、作業中の怪我を防ぐため手袋を着用しなければなりません。
また、裁断後は木材・ガラス・金属などを自治体の分別ルールに従い仕分ける必要があります。

作業中は、木屑やごみが発生するため、新聞紙やシートを敷くなどの準備も必要です。1~2枚程度なら可能ですが、大量に処分したい場合は現実的ではないことも。
裁断が難しい場合は、そのまま粗大ごみとして処分するか、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。

思い入れのある絵はデータにして保管する

捨てるのが惜しいけれど、保管スペースがない絵画がある場合は、データ化して記録に残す方法を検討してみてはいかがでしょうか。写真やスキャンでデータにすれば、絵そのものを手放しても、思い出をいつでも見返せます。

スマートフォンやカメラで撮影するだけでも簡単にデータ化が可能です。スキャンしたデータをクラウドストレージや外付けハードディスクに保存すれば、紛失の心配もありません。

また、子どもが描いた絵であれば、絵を持つ姿や描いた当時の様子を写真に収めておくと、成長の記録としても残せるでしょう。この方法なら、場所を取らずに大切な絵と思い出の両方をしっかりと残せます。

査定前に絵画の情報を確認する

絵画を売却する際には、事前に絵の情報を整理しておくことで、査定がスムーズに進みます。査定の際に確認しておきたい主な情報は以下の通りです。

  • 入手経路
  • 作家名
  • 作品名
  • 作品の種類(風景画・肖像画など)
  • 技法(油彩画・水彩画・日本画など)
  • サイズ

もし詳細がわからない場合でも、最近ではLINEやメールで写真を送るだけで査定できる買取店も増えています。まずは気軽に問い合わせてみると良いでしょう。

絵画を処分する際に出やすい不用品

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ここでは絵画を処分するときに出やすい不用品の捨て方について紹介します。

額縁

額縁を捨てる際は、素材ごとに分別し、自治体のルールに従って捨てるようにしましょう。
基本的には以下のように分別されます。

素材分別区分
木製可燃ごみ
金属製・アルミ不燃ごみ、資源ごみ
ガラス・アクリル製不燃ごみ
プラスチック製(樹脂・合成樹脂など)可燃ごみ、不燃ごみ

額縁の大きさによっては「粗大ごみ」となるため注意してください。詳しくは以下の記事で解説しております!

油絵具

アクリル絵具や水彩絵具は水で洗い流せますが、油絵具は油を使用しているため、捨て方に迷う方も多いのではないでしょうか。
特に筆を洗うための油である「筆洗油」は、と環境汚染や発火のリスクがあるため、適切に処分しなければなりません。

油絵で使用する道具の捨て方は以下の通りです。

道具捨て方
筆洗油・ビニール袋に入れた新聞紙や不要な紙に油を染み込ませ、
水を加えてから「可燃ごみ」に出す
・固めるタイプの油処理剤を使用する
油絵具のチューブのキャップ「可燃ごみ」または「プラスチックごみ」として分別
油絵具のチューブ本体中身をすべて出しきり、「不燃ごみ」または「金属ごみ」として出す

プラスチック製のキャップは、汚れていなければ「資源ごみ」として出せる地域もあります。捨てる際は、必ず自治体の分別ルールを守りましょう。

▼お部屋の整理で、絵画以外に「剥製」の処分を検討している方は、こちらの記事をご参照ください!

絵画の処分に関するよくある質問

Q&A

Q.絵画を飾っていた額縁だけでも売れますか?

A.はい、額縁だけでも査定可能です。
状態の良いものや再利用できる素材の額縁は、丁寧に査定して買取価格を提示いたします。

特に高価な額縁やデザイン性の高いものは、なかに絵画がなくても価値が認められることが多いです。
ただし、劣化の激しいものは買取が難しい場合もございます。まずはお気軽にご相談ください!

Q.アートポスターは買い取ってもらえますか?

A.はい、買取対象になる場合がございます。
アートポスターは紙に印刷されたものなので捨ててしまいがちですが、額縁に入った状態で、人気作品や状態の良いものは買い取らせていただきます。

LINEでの簡易査定もぜひご利用くださいませ!

Q.本日中に絵画を回収してもらえますか?

A.名古屋周辺エリアであれば、最短30分でお伺いすることも可能です。

ただし、土日や繁忙期などはご希望の時間帯に対応が難しい場合もございます。できる限り優先して回収に伺うよう努めますので、まずはお気軽にご連絡ください。

絵画の処分は出張回収センターにおまかせください!

【絵画の処分方法】買取・自分で描いた絵や額縁の捨て方も解説

今回の記事では、絵画の処分方法について解説してきました。

ポイントは以下のようになります。

  • 作者が不明の絵画も売れる可能性がある
  • 基本的には可燃ごみとして処分できる
  • 額縁は素材ごとに分別して処分する
  • 大きな絵画は粗大ごみとして処分
  • 不用品が多い場合は業者の利用がおすすめ

絵画の処分を考えたとき、まずは査定に出して価値を調べてみましょう。売れれば臨時収入となり、買取を断られた絵はそのまま処分を検討できます。

買取査定や処分を一度に済ませたい場合は不用品回収業者に依頼するのがもっとも効率的です。
愛知県名古屋市の「出張回収センター」では、絵画をはじめとする美術品・骨董品の買取・処分を承っております。目利きの鑑定士が在籍しているため、本格的な査定が可能です。
無料見積もりやご相談は年中無休で受け付けておりますので、まずはご連絡ください!

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