「要らないスピーカーは何ごみで捨てればいい?」「大型のスピーカーを持ち運べなくて困っている」・・・など、不要になったスピーカーの処分にお困りではありませんか?
スピーカーは多くの自治体で不燃ごみや小型家電として捨てられるほか、状態の良いものなら売却や譲渡、寄付など捨てる以外の方法を選ぶことも可能です。お手持ちのスピーカーの種類や状態、ご自身の希望に合わせた処分方法を選びましょう。
今回のコラムでは、スピーカーの処分方法と注意点について詳しく解説していきます。
要らないスピーカーの処分にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
スピーカーの処分方法8選
今回ご紹介するスピーカーの処分方法は以下の8つです。
- 不燃ごみとして処分する
- 粗大ごみとして処分する
- 小型家電回収を利用する
- 家電量販店に回収してもらう
- リサイクルショップ・専門店に売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡・寄付する
- 不用品回収業者を利用する
それぞれの手順や注意点を知り、自分に合った方法を見つけてみてください。
①不燃ごみとして処分する
お手持ちのスピーカーの大きさが自治体の規定サイズ以下であれば、不燃ごみとして処分できます。
規定サイズは一般的には「一辺30cm」とされていることが多いですが「50㎝」「袋に入らないサイズ」など自治体によって異なる場合もありますので、ごみに出す前には確認をしておきましょう。
この場合、スピーカーを指定ごみ袋に入れ、指定日時に収集場所まで持って行けば処分が完了します。事前予約も不要で費用もかからないので、非常に簡単な処分方法です。
ただし、自治体によってはスピーカーを不燃ごみでなく「プラスチックごみ」「金属ごみ」など別の分別にしている場合もあるため注意してください。
処分前にはお住まいの自治体の分別区分について、しっかりと確認しておきましょう。
②粗大ごみとして処分する
自治体の規定サイズ以上の大きさのスピーカーは、「粗大ごみ」に分別されます。
事前予約制の場合の手順と各自治体の手数料をご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 電話・インターネット受付で予約をする
- 処分費用・回収日時・回収場所を確認
- 販売店(スーパー・コンビニなど)で手数料納付券を購入
- スピーカーに手数料納付券を貼り付ける
- 収集日の指定時間までにスピーカーを指定場所に出す
【各自治体の手数料】
- 東京都新宿区:400円(最長辺50cm未満/1セット)、900円(最長辺50cm以上/1セット)
- 千葉県千葉市:1本で390円
- 愛知県名古屋市:500円(2個まで1個で処分可)
- 大阪府大阪市:200円
粗大ごみ手数料はどの自治体も数百円程度となっており、費用を安く済ませられるのがメリットです。しかしその反面「処分までに手間や時間がかかる」「重いスピーカーを収集場所まで持ち運ぶ必要がある」といったデメリットもあるため、注意しましょう。
③小型家電回収を利用する
スピーカーは、自治体の小型家電回収を利用すれば無料で処分できます。
「小型家電回収ボックス」や「ステーション回収」、「認定事業者による宅配回収」など自治体によって回収方法は異なるため、まずはお住まいの自治体のホームページを確認してみてください。
この方法であれば、不燃ごみや粗大ごみの収集日を待たず、自分のタイミングでスピーカーを処分できます。ただし、大型のスピーカーの場合は持ち運びが難しいうえに、回収ボックスの投入口に入らないことも多いので注意が必要です。
利用前には投入口のサイズを調べておき、利用できない場合は別の方法を検討しましょう。
▼小型家電回収について詳しくはこちらの記事でも解説しています▼
④家電量販店に回収してもらう
家電量販店でも、スピーカーを小型家電として回収してもらえます。有料にはなりますが、営業時間内であればいつでも利用できるのがメリットです。
大手家電量販店のスピーカーの引取費用は以下のようになっています。
販売店 | 費用 |
---|---|
エディオン | 550円(税込)~ |
ノジマ | 処分のみの対応は不可 同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分 (※モバイル会員限定) |
ヨドバシカメラ | 550円~1,100円(税込) |
ビックカメラ コジマ | 小型家電まとめて回収 一括1,958円(税込) |
ジョーシン | 550円(税込)~ |
家電量販店の回収費用は数百円程度と安いですが、スピーカーのサイズによっては金額が変わることもあるため注意が必要です。そもそも小型家電回収を実施していない店舗もありますので、利用前には店舗に直接問い合わせて確認しておくのをおすすめします。
⑤リサイクルショップ・専門店に売却する
状態の良いスピーカーをお持ちであれば、捨てる前にリサイクルショップの査定を受けてみるのをおすすめします。大型のスピーカーで運搬が大変な場合には、出張買取サービスや宅配査定がある店舗を利用すると手間を減らせて便利です。
【高価買取を期待できるメーカー】
- SONY(ソニー)
- Panasonic(パナソニック)
- YAMAHA(ヤマハ)
- JBL(ジェイビーエル)
- B&W(バウワース&ウィルキンス)
- Bose(ボーズ)
- Klipsch(クリプシュ)
- ELAC(エラック)
ただし、リサイクルショップはさまざまなジャンルの品を取り扱っているぶん専門性が低く、「買取額が専門店に比べると安くなってしまいがち」というデメリットがあります。
人気メーカーの最新モデルや希少価値の高いスピーカーなど高値で買い取ってもらいたいスピーカーをお持ちなら、専門店の利用がおすすめです。
高く売るコツ
- できるだけ早く売る
- 箱や取扱説明書、ケーブルなどの付属品をそろえる
- 複数業者へ見積依頼する
- 周辺機器もまとめて査定に出す
- できるだけきれいにしておく
中古買取では、見た目がきれいなものほど高価買取される傾向があります。査定を受けるならスピーカーの動作確認や清掃をして、できるだけきれいな状態にしておきましょう。
ただし、きれいにしたいからとお手入れに薬品を使用したり無理に分解したりするとスピーカーの故障・破損に繋がる恐れがあります。メンテナンス方法は取扱説明書やメーカーのホームページに記載がありますので、そちらを参照して正しい方法でメンテナンスを行いましょう。
⑥フリマアプリ・ネットオークションに出品する
「処分を急いでいない」「手間がかかってもOK」ということならフリマアプリ・ネットオークションを活用する方法がおすすめです。
【メルカリで実際に取引されているスピーカー】
- JBL Bluetoothスピーカー(ジャンク品):4,500円
- ANKER Bluetoothスピーカー:2,500円
- BOSE スピーカー ペア:10,000円
- マキタ Bluetoothスピーカー:10,000円
フリマアプリ・ネットオークションなら、有名メーカーの最新スピーカーが高額で売れる可能性があるのはもちろん、古い製品はヴィンテージ品として、故障したスピーカーはジャンク品として売れる可能性があります。
思わぬ臨時収入になる可能性もありますので、どんなものでも捨てる前に一度、出品してみるのをおすすめします。
送料・手数料をかけたくないならジモティーの利用も◎
フリマアプリ・ネットオークションは手軽な手段ですが、売却時には送料と手数料がかかってしまうという点がネックでした。かかる費用をなるべく節約したい方は、地元の掲示板「ジモティー」の利用を検討してみてもいいかもしれません。
【ジモティーのメリット】
- 取引が成立しても手数料がかからない
- 手渡しできれば梱包・発送も必要ない
- 0円~希望金額を設定可能
自宅の住所を取引相手に知られてしまうことで思いがけないトラブルに発展する可能性もありますので、受け渡しはできれば自宅ではなく駅やコンビニなど、人目のある場所で行うようにしましょう。
どうしても自宅での取引が必要な場合は、「身近な人に立ち会ってもらう」「あらかじめ玄関の外に商品を出しておき、室内でやりとりしないようにする」など対策をしておくと安心です。
⑦譲渡・寄付する
まだまだ使えるスピーカーを有効活用してもらいたい!ということなら、譲渡や寄付という選択肢もあります。
- 友人や音楽仲間などにスピーカーを譲り、使ってもらう
- 支援団体や公共施設にスピーカーを寄付する
ただし、譲渡・寄付できるスピーカーは「使用可能なもの」「状態の良いもの」であることがもちろん前提条件です。不具合があるものや著しく汚れているスピーカーをお渡しすると、トラブルに発展してしまう可能性もあるので注意してください。
お譲り前にはスピーカーの動作確認とメンテナンスを行い、問題なくお譲りできるようにしておきましょう。
弊社「出張回収センター」でも、使わなくなった不用品を発展途上国の子どもたちに寄付する「ユースマイル」という取り組みを行っています。
ホームページには寄付の手順やこれまでの寄付実績などを掲載していますので、スピーカーやそれ以外の不用品を寄付したい方、寄付活動に興味のある方はぜひ一度、ご覧になってみてください。
⑧不用品回収業者を利用する
「スピーカーをすぐに捨てたい」「周辺機器もまとめて処分したい」そんな場合は不用品回収業者の利用をおすすめします。見積もりから回収までの手順は以下の通りです。
- 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
- スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
- 見積もり内容に納得できたら、契約する
- 作業日時の調整
- 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
- 作業完了確認後、費用の支払い
不用品回収業者に依頼すれば、自治体の分別区分を調べたり、スピーカーの大きさを測って粗大ごみ予約をしたり、収集日当日にごみ収集所まで持ち運んだり…といった面倒な手間が一切必要なくなります。
早ければ依頼したその日のうちに不用品を回収してもらえることもあり、急ぎの場合にも非常に便利です。
スピーカー処分時によくある質問
Q 大きなスピーカーも回収してもらえますか?
A. はい、お任せください。お客様のお部屋を傷つけないよう経験豊富なスタッフが対応いたします。分解・解体しての搬出も可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q スピーカー1点だけでも回収してもらえますか?
A. はい、スピーカー1点からご利用いただけます。なお、当社にはトラックに積み放題プランという料金プランがあり、ほかにもご不要なものがあった場合にまとめてご利用いただくことで、お一つあたりの回収費用が大変お得になります。スピーカーのほかにも不用品がございましたら、ぜひこの機会にご検討ください。
Q 故障しているスピーカーは買い取ってもらえますか?
A. 原則としてリユース・リサイクル可能なものが買取対象のため、故障しているものは買取できません。ただし、当社の修理工房で修理可能な状態のものであれば買取できる可能性もございます。スピーカーの状態にもよりますので、詳細をお電話でご相談いただくか、無料の出張見積もりをご依頼ください。
Q 引っ越しのため本日中にスピーカーを回収してもらいたいのですが、可能ですか?
A. はい、当日のご依頼でもスピード対応が可能です。名古屋市内・近郊でしたら最短30分でお伺いいたします。なお、交通状況や依頼状況にも左右されますので、予めご了承ください。お急ぎの場合は、お早めにお問い合わせいただけますと幸いです。
Q スピーカーの回収・買取相談や見積もりにお金はかかりますか?
A. ご相談やお見積もりは無料で受け付けております。もしお見積もり内容にご納得いただけない場合でもキャンセル料は発生いたしませんので、安心してご相談ください。
Q 夜間しか時間が取れないのですが、スピーカーの回収は可能ですか?
A. 基本的には回収作業は19時までとさせていただいておりますが、事前にご依頼いただければお客様のご都合に合わせて19時以降も対応可能です。夜間のご依頼はスタッフやトラックの手配などスケジュール調整が必要になりますので、お客様のご予定が分かりましたら、お早めにご連絡いただけると幸いです。
スピーカー処分時の注意点
ここでは、スピーカー処分時に知っておきたい注意点について解説します。
処分前には一度、目を通してみてください。
バッテリーや電池は取り外して捨てる
充電式スピーカー内のバッテリー(リチウムイオン電池)や電池は、そのままごみとして捨てると火災や爆発を引き起こす恐れがあり、大変危険です。処分前には必ず取り外し、本体とは別で処分するようにしましょう。
バッテリーの取り外し方は製品によって異なりますので、メーカーのホームページや取扱説明書をご確認ください。
取り外した電池やバッテリーは自治体の指示に従い、「不燃ごみ回収」や「電池の一括回収」「自治体が設置した回収ボックス」などを利用してごみに出します。お住まいの自治体のルールを確認して、正しく処分を行いましょう。
▼電池の処分については以下の記事でも詳しく解説しています▼
大型スピーカーの運搬には注意が必要
50~100㎏超えの重量がある大型スピーカーは、一人で持ち運ぶのは困難です。
費用を節約したいからと無理をするとスピーカーが故障・破損する恐れがあるのはもちろん、ご自身がケガをする可能性もありますので、運搬作業は必ず複数人で、慎重に行うようにしましょう。
もし複数人でも運搬が難しそうであれば、専門業者や不用品回収業者に依頼することを検討してください。
また、スピーカーは精密機器で壊れやすいことから「輸送を受け付けていない運送会社が多い」という点にも注意が必要です。売却や譲渡、寄付などでスピーカーを配送したいなら、あらかじめ輸送手段と、かかる費用についてしっかり確認しておきましょう。
まとめ
スピーカーは、自治体のごみ回収を利用すれば安価で処分できます。
「不燃ごみ」「粗大ごみ」「小型家電」など自治体ごとに分別や捨て方は異なりますので、捨てる前にはお住まいの自治体のホームページを必ず確認しておきましょう。
もし「ごみ回収日に間に合わない」「大型スピーカーが持ち運べない」などの理由で自治体のごみ回収を利用できない方は、不用品回収業者の利用を検討してください。
弊社「出張回収センター」でも、スピーカーやそのほかの不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!