ワープロの処分方法6選!中古の需要はある?処分費用・注意点は?

目次

ワープロのキーボード

文書を作成するための機械「ワープロ」。
以前は職場やご家庭でも大活躍していたワープロですが、パソコンが普及した現在ではほとんど出番はなく、押し入れに眠ったまま…なんて方も多いのではないでしょうか?

ワープロは見た目がパソコンと似ていることもあり、処分方法も混同しがちです。

そこで今回は「ワープロの処分方法」を解説していくとともに、気になる処分費用や処分の際に注意したい点についてもあわせてご紹介していきます。

「ワープロを処分したいけど何ごみか分からない…。」
「できるだけ手間なくワープロを処分したい!」

このようなお悩みがある方はぜひ参考にしてくださいね。

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ワープロとは?

横から見たワープロ

処分方法を見ていく前に、まずはワープロについて理解を深めておきましょう。

ワープロとは、「ワードプロセッサ(word processor)」の略で、主にコンピュータを用いて文章を入力・編集・印刷できる機械のことを指します。

パソコンとの違いは?

パソコンとの違いがあやふやな方も多いと思いますが、簡単にまとめると

名称特徴
ワープロ・文章入力がメインの機械
・ソフトが内蔵されておりすぐに使用できる
・プリンター、スキャナーが一体化したものもある
パソコン・文章入力以外にも幅広く使用できる機械
・必要なソフトは自分でインストールする必要がある
・印刷機器は別途設置する必要がある

このような違いがあります。

また、ワープロの場合は自治体を利用し一般ごみとして処分可能なのに対し、パソコンは「資源有効利用促進法」に基づきリサイクルが義務付けられており、一般ごみとして処分できません。

パソコンの処分方法については別ページにて詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらもあわせてご覧ください。

ワープロの処分方法は全部で6つ!

ワープロのキーボードのアップ

ワープロがどのような製品か理解したところで、次は具体的な処分方法について見ていきましょう。

ワープロの処分方法は以下の6つ。

  1. 自治体を利用し処分する
  2. 家電量販店の引き取りサービスを利用する
  3. 電子機器専門の買取業者に依頼する
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
  6. 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについてもあわせてお伝えしますので、お持ちのワープロの状態に注目し、処分方法をご検討ください。

1.自治体を利用し処分する

古く破損してしまったワープロは、自治体でごみとして捨てることができます。

自治体を利用した場合、「不燃ごみ」「可燃ごみ」や「粗大ごみ」「小型家電」として処分する、または「自治体の処理施設へ持ち込む」の内のいずれかの方法で処分することになるでしょう。

不燃ごみ・可燃ごみとして処分する場合

規定サイズである、最大辺が30cm〜50cm以下のワープロは「不燃ごみ」または「可燃ごみ」として処分できます。
不燃・可燃ごみで処分する際には指定のごみ袋を購入する必要がありますが、そのほかの費用は無料で予約も必要ありません。

なお、不燃ごみの収集は月1回と少ない自治体が多いです。
どのように分別するかは自治体によって異なりますので、あらかじめお住まいの自治体に確認した上で捨てるようにしましょう。

粗大ごみとして処分する場合

規定サイズを超えるワープロの場合は「粗大ごみ」として捨てることになります。

粗大ごみの処分は、電話やインターネットでの事前予約制であることが多いです。その場合は、回収日までに必要な金額の手数料納付券を購入しておくのを忘れないようにしましょう。

以下は名古屋市で粗大ごみを出す場合の手順です。

  1. ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
  2. 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するワープロに貼っておく
  3. 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了

名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。

自治体での回収の場合、手数料は250円〜1,000円程度と比較的安価で処分できるものの、指定された収集場所へ運ぶ必要があります。

なお、収集頻度は不燃ごみと同様に月1回と少ない自治体が多いため、急ぎでワープロを処分したい場合には不向きな方法かもしれません。

小型家電として処分する場合

自治体によってはワープロを不燃・可燃・粗大ごみとして廃棄せず「小型家電」としてリサイクルする場合もあります。

何を小型家電とするかは自治体によって異なりますが、ワープロが小型家電に該当する自治体の場合は小型家電リサイクル法という法律にのっとり、定められた方法で処分する必要があります。

回収方法は以下の4つです。

  • ボックス回収
  • イベント回収
  • ステーション回収
  • ピックアップ回収

近隣で上記のいずれかの回収が行われているなら、持ち込んで回収してもらいましょう。
回収場所まで持ち込む必要はありますが、費用は一切かからず、ボックス回収の場合は収集日を待たずにワープロを処分できるため大変便利です。

別ページにて小型家電の処分方法について詳しく解説してますので、詳しくはこちらをご参照ください。

ごみ処理施設に持ち込む場合

急ぎで処分したい場合には、ご自身で自治体のごみ処理センターへワープロを持ち込んで処分する方法もあります。

ごみ処理施設では重さによって処分料金が決まることがほとんどですし、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。

ただし、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。

また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。

2.家電量販店の引き取りサービスを利用する

家電量販店では家電リサイクル法や小型家電リサイクル法に基づき、利用者がリサイクル料金を支払うことで使用済みの家電を引き取るサービスを行っています。

中でも、電子部品が多用されるワープロは積極的にリサイクルが行われているため「特定品目」として無料で引き取ってもらえます。

ただし、持ち込み処分の場合のみ無料で、出張回収・宅配回収に関しては別途費用が発生し、店舗によっては古すぎるものは引き取り不可となる場合も。
店舗によって条件や費用は異なりますので、もしも引き取りが難しい場合は別の処分方法を検討しましょう。

3.電子機器専門の買取業者に依頼する

買取というとリサイクルショップを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、残念ながら一般的なリサイクルショップではワープロを取り扱う店舗はほとんどありません。

しかし、その一方で、電子機器を専門に取り扱う買取業者であれば、ワープロのように電子部品が多量に使用された機器は積極的に買い取ってもらえます。

中でも、

  • TOSHIBA(東芝)
  • FUJITSU(富士通)
  • SHARP(シャープ)
  • NEC(日本電気株式会社)
  • CASIO(カシオ)

といった人気メーカーの製品であれば高価買取できる可能性も。

現在はパソコンのWordをはじめとした文書作成ソフトウェアを使用し文章を書くのが一般的で、需要はあまり高くないのですが、一部に根強いファンがいるのも事実です。

かなり古いもの、故障や破損して使えないものでも部品だけ買い取ってもらえるケースもありますので、まずは一度査定してもらいましょう。
 
ただし、専門店であっても店舗ごとに取り扱いできる製品は異なり、ものによっては買取不可とする場合もありますので、事前に確認した上でご利用ください。

4.フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、一般的なコンパクトなものから、画面とキーボードが分離した大型のものまで、さまざまなワープロが出品されています。

フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても性能が優れたものや人気メーカーなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点です。
部品のみでも需要があるため、たとえ故障していても一度出品してみると良いかもしれません。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順

  1. 事前にワープロの相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 正常に動作するか、購入からどれくらい経過・使用しているのかといった商品説明を明確に書く
  3. ワープロの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 自宅からの運び出しと発送手続き
  5. 購入者とのやり取り

フリマアプリやネットオークションは手軽にワープロを処分できて便利な手段ではありますが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 出品から梱包、発送まですべて自分でするため手間がかかる
  • 売れた場合は配送料と手数料がかかる
  • 説明していたよりワープロの状態が悪いとクレームになることも

そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。あまり手間や時間をかけられない…という方は別の方法を検討したほうが良いかもしれません。

5.人に譲る・地元情報掲示板を利用する

売却するほどではないけれど、まだ使用できるワープロをお持ちなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いかもしれません。

知人や友人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省けますよね。
もちろん処分費用もかかりませんし、実際に多くの方が掲示板を利用しています。

ただし、相手が遠方であった場合は配送料が発生します。
配送料をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。

6.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

ワープロにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、ご自身で持ち込む必要があったり、梱包・配送しなければならなかったりと、時間や手間がかかる方法が多かったですよね。

「手間や時間をかけずにワープロを処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。

不用品回収業者なら以下のようなメリットがあります。

  • どんなワープロでも回収可能
  • 自宅にいながら手早く処分できる
  • 年中無休で対応可能
  • ワープロ以外の不用品もまとめて回収できる

古く破損しているものはもちろん、どんなワープロでも引き取ってもらえるのに加えて、分別・搬出・回収といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにワープロの処分を完了できます。

また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能です。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てもらいたい!といったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
ワープロの買取・回収だけでなく、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と作業費を相殺し、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。

悪徳業者に要注意!

しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。

気を付けるべき点は以下のとおりです。

  • 「無料」を謳い文句にする。
  • チラシ投函を積極的にしている。
  • トラックで町を巡回している。

こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。

ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。

  • 対応が丁寧
  • 訪問見積もりに対応している
  • 口コミが高評価
  • 見積もり書が明解
  • 値段交渉に応じてくれる

など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、手間なくお得にワープロを処分できるでしょう。

ワープロの処分でよくある質問

Q.ワープロ本体だけでなく、付属品もセットで回収してもらえますか?

A.もちろん一緒に引き取らせていただきます。ワープロ本体に付属しているACアダプターや電源ケーブル、マニュアル、フロッピーディスクなど一式そのままお任せください。

Q.ワープロ1点だけでも回収できますか?

A.もちろん、1点のみのご依頼も可能です。
ただし、単品のみの回収はごみとして廃棄するよりも費用が高くついてしまう可能性がありますので、ほかにまとめて処分したい不用品があれば一緒に処分することをおすすめします。

Q.ワープロの買取は可能ですか?

A.ワープロの状態にもよりますが、人気メーカーの製品および人気機種など需要の高い製品は喜んで買取させていただきます。

買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

ワープロの処分費用はいくらかかる?

費用

全部で6つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらい費用がかかるのかも比較しておきましょう。

ワープロの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。

処分方法費用目安
自治体を利用し処分する無料〜1,000円
※ 自治体によって異なる
家電量販店の引き取りサービスを利用する無料〜
※ 出張費用がかかる場合がある
電気機器専門の買取業者へ依頼する無料〜
※ 出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※ 売上金額・配送先によって異なる
人に譲る・地元情報掲示板を利用する無料〜
※ 遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する3,000円〜
※ 利用する業者・作業内容によって異なる

見ていただくと分かるとおり、ワープロの処分は比較的安価で済ますことが可能です。

しかし、処分までに時間がかかってしまったり、ご自身で持ち込む必要があったりと、不便に感じる方法も多いですよね。

必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて無理なく手放すことが大切です。

ワープロを処分する際の注意点

注意点

ここまでワープロの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。

保存データの削除を忘れずに

ワープロではフロッピーディスクのような外部メモリにデータを保存するタイプが多いものの、一部内部データに情報を保存する製品もあります。
パソコンのようにクレジットカード情報のような重要な個人情報が保存されているケースは極めて少ないですが、住所や氏名などが保存されている可能性もありますので、念のためデータを削除してから処分してください。

データを保存していたフロッピーディスクは初期化をするか、カッターやハンマーなどで内部の円盤部分を傷つけるだけで簡単にデータ消去できます。工具を使用する際はケガには十分注意してください。

自治体によって分別や捨て方が異なる

ワープロのような電子機器は「不燃ごみ」と思われがちですが、焼却炉の性能が上がり安全に燃やせる素材が増えたために、近年では「可燃ごみ」に分類する自治体も増えました。

また、そのほか「粗大ごみ」「小型家電」とする場合もあり、対応は地域によってさまざまです。
各自治体で規定サイズや捨て方にも違いがあり、本体以外にもインクリボンやフロッピーディスクなども分別し処分する必要があります。

自治体によって収集頻度も異なりますし、”これくらいなら〇〇ごみで処分できるだろう”と適当に処分すると回収してもらえずトラブルになる可能性もありますので、ごみとして廃棄する前にお住まいの自治体のルールを必ず確認してください。

まとめ

黒いワープロ のキーボード

いかがでしたか?
今回は「ワープロの処分方法」について詳しく解説してまいりました。

ワープロは根強いファンのいるデジタル家電です。決して需要が高いとは言えませんが、状態の良いワープロをお持ちの方は一度売却を検討してみるのも良いかもしれません。

記事の中ではごみとしてワープロを処分する方法のほか、まだ使用できるワープロを売却・譲渡するなど有効活用する方法もご紹介しています。
処分前に一度目を通していただき、ご自身の希望にあわせた方法を選べるようにしてみてくださいね。

「手間なくお得にワープロを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でもワープロをはじめ、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!

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