突然ですが、ネット通販ってすごく便利ですよね。お店に買いに行かなくても早ければ翌日には届いたり、近所のお店にはないような変わったものも外に出ずともすぐに手に入るため、インドア派でお買い物好きのわたしはヘビーユーザーと言ってもいいくらい、ネットショッピングを利用しています。
最近は外出を自粛されていたり、忙しくてなかなか買い物へ行けない方へ生鮮食品を届けてくれるネットスーパーも普及してきましたので、ご利用される機会も多くなってきたのではないでしょうか。
そんな便利なネット通販なんですが、ひとつとても困っていることがあるのです。
それは、段ボールごみが大量に出てかさばるということ!!
名古屋市では段ボールは毎週捨てられるわけではなく、地域の資源回収の日まで待たなくてはいけないのですが1ヶ月もする頃には収納もいっぱい。ほぼ毎日何かしら届くのでどんどん溜まってゆき、今にも雪崩を起こしそうで。。。見て見ぬふりをして急いで収納の扉を閉める毎日です。
しかも、いざ束ねて運ぼうとしても段ボールの大きさがまちまちなためかしばり方が悪いのか、途中で紐がたわんで崩壊してしまったり。そうなると集めて集積所へ持っていくのも一苦労です。
そんなとき、わたしのように不器用な方でも紐がゆるまないしばり方を見つけましたので、今回は図解で解説していきたいと思います。
これから湿気の多い季節になりますので、段ボールを溜め込んでいるとお部屋もじめじめしてきてしまいます。そうなってしまう前に、段ボールをきれいに片付けてしまいましょう!
段ボールの捨て方
名古屋市では、段ボールは以下の方法の中から選んで捨てることができます。
集団資源回収で捨てる
市では可燃ごみや不燃ごみのように古紙や段ボールの回収を行っていないため、子供会や町内会で行っている集団資源回収で段ボールを捨てることができます。
集団資源回収で処分できるのは、段ボールの他に
- 新聞・チラシ
- 雑誌
- 衣類・布類
- ビン・カン
などです。日にちは団体によって異なりますので、地域の掲示板などをよく確認してみましょう。
集団資源回収はどこも月1回ほどしかないので、タイミングによっては段ボールがかなりの量になってしまう人もいるかもしれませんね。
資源ごみ回収についてはこちらの記事もおすすめ!
雑誌やマンガの処分についてはこちらの記事もおすすめ!
リサイクルステーションや古紙リサイクルセンターへ持っていく
リサイクルステーションを活用すれば、もっとこまめに段ボールを捨てられるかもしれません。こちらはスーパーなどの駐車場などで、市民団体が毎月決められた日に開催しています。新聞折込に、今月はどこで行われるかなどのチラシが入りますのでチェックしておくと良いでしょう。
古紙回収センターは、無人の回収ボックスが設置されているのでそこに新聞・段ボール・雑誌類を持っていって捨てることができます。
基本的にいつでも捨てることができるため、もし近くにあれば溜めてしまう前に少しずつ段ボールなどを捨てられるため、スッキリしたお部屋を保つことができそうですね!
自分のお住まいの地域のどこにリサイクルセンターがあるかは、こちらから確認ができます。
不用品回収業者にお願いする
費用はかかってしまいますが、もし家具を買い替えて、新しい家具が入っていた段ボールと一緒に不用な家具も持っていってほしい…という場合や、ごみ屋敷状態で解体していない段ボールが部屋に山積み!というときなどは、不用品回収業者に回収を依頼するのがおすすめです。
少量の段ボールのためだけに呼ぶと人件費や交通費で割高になってしまいますので、他の不用品もある方や、大量に段ボールがあり衛生面で不安という方向けの方法となります。
また、引越しで荷ほどきをした際にたくさん出た段ボールは、引越会社によっては後日回収に来てくれるサービスもありますので、依頼するときには聞いてみると良いでしょう。玄関の外に出しておけば持っていってくれるはずですので、集団資源回収を待たずして段ボールを捨てることができます。
解体にあると便利な道具
段ボールを捨てるときにまずしなくてはいけないのが解体作業ですよね。
入っていたのが軽いもので、差し込んで組み立てるタイプの段ボールならたたむのも簡単なのですが…、テープでしっかりと梱包してある段ボールは剥がすのがやっかいです。
そんなときに、あると便利な道具をご紹介します。それがこちらの
段ボールカッターと呼ばれるもので、一時は品切れになっていたほどの人気商品なんです。
刃はセラミック製で小さく、ちょうど段ボール1枚分の厚さなので、カッターナイフなどで段ボールを開梱して中のものを傷つけてしまった!ということもなくなります。
本体には磁石が入っていて、玄関の扉にくっつけられるため、わたしは
- 玄関で荷物を受け取る
- そのままカッターで開梱し、中身を取り出す
- その流れで段ボールを解体し、玄関収納にしまう
というルーティンにして、片付けを後回しにするのを防いでいます。通販をよく利用するという方にはとてもおすすめの商品です!
あと、画像のような
段ボールストッカーがあると、立てかけておいた段ボールが倒れてイライラする事が減ります!
下から紐がかけやすくなっているものもあり、捨てる準備をするときにもそのまま結べて便利です。
段ボールを早く捨てた方がいい理由
段ボールって紙ですし、ある程度溜めておいてもそんなに害はないんじゃない?と思われる方も多いかと思いますが、それは大きな間違いです。段ボールを放置していると、大変なことが起こるかもしれません…!
段ボールは害虫がわきやすい…!
そう、段ボールはあの波々の構造が保湿性にも保温性にも優れているため、害虫にとっても過ごしやすいあたたかくじめじめした環境を作り出してしまうです。
野菜など、生鮮食品の入っていた段ボールは虫の卵が産み付けられていることもありますし、そうでなかったとしても大量に段ボールがある場所にはホコリやカビがつき、それを好物とするダニが繁殖します。
そしてそのダニを餌にするゴキブリなどもどこからかやってきて…と悪循環ですので、段ボールはなるべく早く処分していくに限ります。
今すぐ段ボールをしばって、いつでも捨てられるように準備だけでもしておきましょう!
必殺!「4の字しばり」でほどけない!
さて、やっと本題です!
ここからは段ボールを上手にまとめるしばり方をご紹介します。この間ちょうど集団資源回収で段ボールを捨てたため、写真を撮って図解にしてみました。
①紐を「4の字」にして置く
まずは、ビニール紐を「4の字」にして床に置きます。
②段ボールを置く
次は①の紐の上に段ボールをそっと置きます。このとき、段ボールの大きさを揃えて大きいものから置くのがコツです。
③「4」の穴に紐を通す
続いて、「4」の終わりの伸びている紐(白い点線)を、左の「4」の輪っかに…
通します!ゆるまないように引っ張って、下の方に持っていったら…
④結んで完成
「4」の縦棒の部分と結べば完成です!
このしばり方なら、時間が経ってもゆるまずに段ボールをまとめておけました!
その他のしばり方
その他、「4の字しばり」以外にも、オーソドックスな「十字しばり」、大きさの異なる段ボールをまとめられる「キの字しばり」という方法もありましたので併せてご紹介しておきますね。
(不器用&一人で作業をするわたしには十字しばりは難しかったです…)
十字しばり
- 段ボールの真ん中で前から後ろへ、横向きに紐を回す
- 段ボールをひっくり返し、裏面の中心で紐の両端を交差させ、今度は縦向きに前面へ持ってくる
- また段ボールを裏返し、前面へ持ってきた紐の両端を横向きの紐の下にくぐらせる
- 紐を引っ張ってたるみをなくし、固結びやリボン結びで固定する
先程の4の字しばりでは結び目は段ボールの下に来ましたが、十字しばりでは交差した真ん中に結び目がきます。この段ボールを裏返すときに崩壊してしまいがちなんですよねぇ…(泣)。
キの字しばり
続いてはキの字しばりです。大きさがバラバラの段ボールもほどけずにまとめられるということでしたが果たして…?
- 段ボールの下3分の1あたりで後ろから前面へ、横向きに紐を回す
- 段ボールの中心線上で紐の両端を交差させて、上下に引っ張る
- 上になった方の端を持ち、段ボールの上3分の1あたりで横向きに後面へ通し、前面へ回す
- 段ボールの中心線上で上の紐を交差させ、形を整えて上向きに引っ張る
- 段ボールを左右反転させるように裏返す
- 上の紐を横になっている部分の下に通し、一度くぐらせてから下向きに引っ張る
- もう1つの横になっている部分も同様にくぐらせる
- 段ボールの下端で、固結びやリボン結びで固定する
いや、この方法も難しかったですね。途中頭がこんがらがってきましたし、やっぱり裏返す作業で崩壊しました。不器用さんは4の字しばり一択です。
しばらずに段ボールを捨てる方法も
自治体によって段ボールをまとめる素材に指定があることもありますが、こんなものを使って段ボールをまとめることもできます。
ハンディラップでくるくる巻く
持ち手のついたラップフィルムのような道具で、フィルム同士がくっつく仕組みになっています。
これでくるくると段ボールを巻いてしまえば、紐よりも幅が広いため安定して段ボールをしばることができます。
ガムテープで留める
布製の丈夫なガムテープでガッチリと段ボールを留めれば、途中で外れる心配もありません。
持つときにちょっと不便なのと、自治体によってはガムテープで留めずに紐でしばってくださいと言われてしまうこともあるので、万人におすすめはできませんが手軽な方法ですね。
結束バンドで固定する
あまり一般のご家庭で見かけることは少ないかもしれませんが、PP製の硬いリボンのようなバンドで段ボールを十字に固定し、専用のストッパーで締めると安定感は抜群です。
バンドは硬い素材なので慣れないと手をケガすることがありますし、ストッパーがないと結んだりすることはできないので、あまり日常使いできる方法ではないかもしれませんね。
まとめ
段ボールの楽なしばり方、「4の字しばり」をご紹介しました。
最近この方法を試して、簡単さに感動したためどうしてもコラムで皆様にお伝えしたかったので、書けて良かったです。
梅雨入り目前、湿気を吸いやすい段ボールを放置しておくと虫が湧きやすくなってしまいますし、ホコリやカビで体調も悪くなってしまうかもしれません。
そうなってしまう前に、段ボールは上手にしばって資源回収に回しましょう♪
段ボールの他にも処分したいものが大量にある…屋外に放置していた段ボールが劣化して困っているなど、段ボールを始めとした不用品のことでお困りでしたら出張回収センターにご相談下さい!