近年ではテレビに録画機能が付いているものも多いですが、「ブルーレイレコーダー」は録画を長く残すことができるほか、別番組の同時録画ができたりCDプレーヤーとしても使えたりといった、メリットも多いもの。
家庭でお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかしブルーレイレコーダーを含め家電には寿命があり、急な故障や不具合で戸惑うことがありますよね。
頻繁に処分するものではないため、捨て方に戸惑う人もいるでしょう。
そこで今回はブルーレイレコーダーの処分方法について解説していきます。
お得な処分方法や注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- ブルーレイレコーダーの処分方法
- ブルーレイレコーダーの売却方法
- ブルーレイレコーダーを処分するときの注意点
ブルーレイレコーダーの処分方法6選
ブルーレイレコーダーの処分方法は以下の6つです。
状況によって最適な方法が異なるため、自分の状況と照らし合わせて選択してください。
処分方法1.自治体でごみとして処分する
最も身近な処分方法と言えるのが「自治体でごみとして捨てる」方法です。
ただし、何ごみに該当するかはブルーレイレコーダーの大きさや自治体によって異なります。
お住まいの地域のルールを確認しながら正しく処分してください。
ブルーレイレコーダーは一般的に、以下のように分別されます。
条件 | ごみ分別区分 |
---|---|
・大きさが30㎝角や50㎝以下など指定ごみ袋に入る大きさのもの | 不燃ごみ |
・大きさが30㎝角、50㎝角以上など粗大ごみに該当する大きさのもの ・自治体で粗大ごみに指定しているもの | 粗大ごみ |
・小型家電ボックスに入る大きさのもの | 小型家電回収ボックスを利用 |
例えば愛知県名古屋市では、「粗大ごみ」に該当し、250円の手数料で捨てられます。
ただしブルーレイレコーダーが小型家電リサイクルボックスに入る大きさであれば、そちらを利用することも可能です。
ほかの地域の分別区分について、一部ご紹介します。
自治体名 | 分別区分・処分費用 |
---|---|
東京都文京区 | 粗大ごみ:400円 |
神奈川県横浜市 | 粗大ごみ:200円 ただしプラスチック製で50㎝未満のものは燃やすごみへ(充電式のものの充電池は回収協力店へ。充電池を取り外せないものは、他の燃やすごみとは別の袋で出す)。 金属製で30㎝未満のものは小さな金属類へ |
静岡県浜松市 | 不燃ごみ 電池類は取り外して「特定品目」へ 縦15cm未満、横60cm未満、奥行30cm未満のものは小型家電回収ボックスも利用可 |
「不燃ごみ」や「小型家電リサイクルボックス」の利用については、無料で処分できます。
一方「粗大ごみ」として捨てる場合は、手数料の支払いに加え、事前の申し込みが必要となります。
また、不燃ごみや粗大ごみは回収日が月に1回程度と少ないことがほとんどですので、すぐに捨てられないこともあるでしょう。
粗大ごみの利用手順
一般的な粗大ごみの利用手順は以下のとおりです。
- 自治体のホームページや電話にて収集の申し込みをする
- スーパーやコンビニなどの販売店で「手数料納付券(シール)」を購入する
- シールに必要事項を記入し、ごみに貼る
- 指定日に、指定場所へごみを出す
自治体によって異なる場合もあるため、お住まいの地域のルールを確認してください。
小型家電リサイクルボックスの利用手順
ブルーレイレコーダーは「小型家電リサイクル法」の対象品目となっており、リサイクルが推奨されています。
お住まいの地域にある「小型家電リサイクルボックス」に入る大きさのブルーレイレコーダーはであれば、無料で処分できます。
小型家電リサイクルボックスの投入口の大きさや設置場所については、自治体によって異なるため、ホームページや広報などで確認してください。
名古屋市の場合は次のようになっています。
- 回収ボックスの投入口の大きさ…縦15センチメートル以下かつ横40センチメートル以下かつ奥行25センチメートル以下
- 設置場所…区役所・環境事業所・スーパーなど(ホームページの回収拠点一覧にて確認可能)
- 対象品目…スマートフォン、電話機、映像用機器、電動工具など、小型家電リサイクル法対象品目のもの
小型家電リサイクルボックスは設置してある場所へ自分で持ち込む方法となるため、施設の営業時間であればいつでも利用可能です。
また、ほかの対象品目のものも同時に処分できます。
地域によってはホームセンターや家電量販店にも設置してあるので、お近くの店舗へ持ち込みましょう。
処分方法2.家電量販店で処分する
家電量販店でもブルーレイレコーダーを回収し、処分してもらえることがあります。
回収条件は店舗によって異なりますが、リサイクル費用がかかることもあるため確認しておくとよいでしょう。
例として以下の店舗の回収条件や費用をご紹介します。
店舗名 | 回収費用・条件など |
---|---|
ケーズデンキ | 550円(税込) 事業活動に伴って使用していた電気製品は対象外 |
エディオン | 550円(税込) フランチャイズ店舗ではおこなっていない |
ジョーシン | 550円(税込) 引取りのみで訪問する場合、別途出張料3,300円/品が必要 |
ヤマダデンキ | 550円(税込) |
基本的にはどの店舗でもブルーレイレコーダーは店頭での回収です。
また、ブルーレイレコーダーの買い替えを検討している場合は、店舗によって下取りサービスをおこなっていることもあります。
下取りがあれば、新しく購入するブルーレイレコーダーの金額から下取り分の金額を差し引いてもらえるため、処分と同時にお得に購入できます。
例えば「ノジマ」ではブルーレイレコーダーが下取りの対象機器となっていますので、まだ新しいものや状態のよいものであれば相談してみましょう。
処分方法3.リサイクルショップに買い取ってもらう
状態によっては、ブルーレイレコーダーをリサイクルショップで買い取ってもらえます。
なかでも4K対応や大容量のハードディスクが搭載された機種の場合、高価買取が期待できるため査定に出してみましょう。
ただし、リサイクルショップでは再販が目的となるため、動作に不具合があるものや傷・汚れが多い場合は買取を断られてしまうことも。
また、製造年月日から10年が経過したものも売却は難しいでしょう。
買い取ってもらいやすいブルーレイレコーダーの特徴は、次のとおりです。
- 製造年月日が新しいもの
- 人気のシリーズのもの(例:パナソニックのディーガ、東芝のレグザなど)
- HDDの容量が大きいもの
- 付属品が揃っているもの(リモコン・取扱説明書など)
- 付属機能が充実しているもの(例:トリプルチューナー内蔵、キーワード検索が可能なものなど)
ブルーレイレコーダーの寿命は約5年~7年だと言われています。
家電全般に言えることですが、年数が経つほど故障のリスクが高くなるほか、新しいモデルが発売されるため買取額が低くなっていくでしょう。
売って処分したいとお考えの方は、不要になった時点でなるべく早く査定に出すことをおすすめします。
売りに出すときの注意点
ブルーレイレコーダーを売りに出す際は、次のことに注意しましょう。
- 録画記録を消しておく
- B-CASカードは差し込んだ状態のままで売る
- B-CASカードのデータは消去しておく
- 査定に出すのは年末前がおすすめ
録画記録は重大な情報ではないものの、買い手のことを考えた場合、消しておくのが望ましいです。
消去し初期化しておきましょう。
同じく、B-CASカードのデータも消去しておきます。
B-CASカードは差したまま売却したほうが高値で売れやすいですが、カードには利用者の情報が入っており、データが残っていると情報漏洩に繋がります。
消去の方法はB-CASカスタマーセンターへ確認してください。
なお、ブルーレイレコーダーの新作が発売される10月~12月を過ぎると査定額が下がってしまうため、それまでに売却しましょう。
処分方法4.フリマサイトやネットオークションを利用する
ブルーレイレコーダーを売却するには、フリマサイトやネットオークションを利用するという方法もあります。
この方法は自分で写真・説明文などの情報を載せ、梱包・配送までを自分でおこなう必要がありますが、自分で価格を設定できるというメリットがあります。
多少手間がかかる方法ではあるものの、買い手が現れれば「ジャンク品」やリモコンのみといった「パーツのみ」でも売れる可能性があり、条件によってはリサイクルショップよりも高値が付くかもしれません。
そのため、「リサイクルショップへ売りに出したけど金額が納得できない」「買取を断られたものを売って処分したい」という人にもおすすめです。
自宅に居ながら気軽におこなえるため、近くに売りに行く店舗がないという人にも便利な手段でしょう。
ただし、必ず売れる保証がなく、売れるまでは保管し続けなければならないことや、その間も製造年月日から時間が経ってしまうというリスクもあります。
さらに、個人間でのやり取りとなるため、情報に誤りがあると後にトラブルとなることも。
ブルーレイレコーダーのような機器は配送時の破損がないよう、梱包にも気を付けなければならないため、時間がない方や手間をかけたくない方にはおすすめできません。
処分方法5.欲しい人に譲渡する
フリマサイトやネットオークションと同じように個人間で譲渡したい場合、「ジモティー」のようなネットの掲示板を利用する方法もあります。
ジモティーは地元情報に特化した無料の掲示板で、不用品を「無料・または有料で」譲渡することが可能です。
また、フリマサイトやネットオークションとは違い、直接手渡しできるため「梱包が不要」「配送料がかからない」ことがメリットの一つ。
引き取ってもらえれば「粗大ごみの手数料」や「リサイクル手数料」などが不要で、お得に処分できますよ。
とは言え、こちらも個人間での直接取引となるためトラブルが起きないよう注意は必要です。
特に直接手渡す場合は「当日のドタキャン」や「会ったときに個人情報を聞かれる」といったトラブルも報告されていますので、ホームページの「ご利用ガイド」をチェックしておきましょう。
処分方法6.不用品回収業者へ依頼する
「ブルーレイレコーダーの処分を手間をかけずにおこないたい」「ブルーレイレコーダー以外にも処分品がある」という方は、不用品回収業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者とは家庭やオフィスから出た不用品の回収・処分をおこなってくれる民間業者のこと。
スタッフが自宅まで引き取りに来てくれるため、運搬や分別などの手間がかかりません。
さらにホームページから簡単に見積もりができ、買取に対応していることもあります。
買取品があれば処分費用から差し引いてくれるため、利用料金が安くなることも。
ブルーレイレコーダー以外にも多くの品目が回収対象ですので、ほかにも処分したいものがあるという方には特におすすめの方法です。
例えばブルーレイレコーダーはテレビと一緒に処分するケースもありますが、テレビは「リサイクル家電」対象となっており、自治体の粗大ごみとして捨てられません。
このように自治体では捨てにくいものであっても、不用品回収業者であれば依頼でき、面倒な手続きも不要です。
回収日時も自分の都合に合わせて選択できるため、「土日しか時間が取れない」「夜間に回収してもらいたい」といった方でも安心して利用できますよ。
不用品回収業者の利用手順
- メールや電話などで見積もり依頼をおこなう
- 見積もり内容を確認し、契約
- 指定日時にスタッフが自宅まで不用品を回収しに来る
- 料金を支払い完了
見積もりは現地で品物を見てもらうのが確実ですが、業者によっては写真で大体の見積もりを出してくれる場合もあります。
見積もりに関しても夜間や土日に対応してくれるので、まずは相談してみましょう。
安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者をまとめている記事もあるので、こちらもご確認ください。
ブルーレイレコーダーの処分時の注意点
ブルーレイレコーダーの処分をお考えの方は、次のことに注意してください。
- B-CASカードの返却または廃棄をおこなう
- データを消去する
- ディスクトレイにディスクを残さない
B-CASカードの返却または廃棄をおこなう
ブルーレイレコーダーを捨てる際には、B-CASカードを返却するか自分で適切に廃棄しておきましょう。
売却の箇所でもお伝えしたとおり、B-CASカードには個人情報が含まれていますので、取り扱いは注意が必要です。
- 返却する方法…B-CASカスタマーセンターに連絡する
- 自分で廃棄する方法…自分でICチップ部分に切込みを入れて処分する
契約している番組がある場合は、先に解約しておきましょう。
HDDの録画データは削除しておく
こちらも売却時と同様に、処分前に録画データを消してください。
録画データは重大な情報ではないとは言え、場合によっては個人を特定できる内容だったり、個人情報が漏れたりすることもあります。
知識のある人に悪用される可能性も考えると、消しておくのが望ましいです。
なお、小型家電リサイクルボックスに投入する際にもデータを削除してください。
一度回収ボックスに入れたものは取り出せないため注意しましょう。
ディスクトレイにディスクを残さない
ブルーレイレコーダー本体にディスクを入れたまま捨てないようにしてください。
ブルーレイディスクやCD、DVDなどはブルーレイレコーダーとは別にして捨てる必要があります。
捨て方は自治体によって異なりますが、「可燃ごみ」や「不燃ごみ」で捨てられるのが一般的です。
しかし自治体によっては「プラスチック資源ごみ」に分別される場合もあります。
例えば愛知県名古屋市では、CD・LD・DVD・ブルーレイディスクはケースも含め、プラスチック資源ごみに分類されます。
お住まいの地域のルールを確認し、適切に処分しましょう。
ブルーレイレコーダーの処分の際に出やすい不用品
ここではブルーレイレコーダーの処分の際に出やすい不用品をご紹介します。
それぞれ処分方法も解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
よくある質問
当社「出張回収センター」ではブルーレイレコーダーの回収・処分をおこなっています。
利用の際によくある質問をまとめました。
Q ブルーレイレコーダーを買取してもらうことも可能ですか?
A. 再販可能な商品であれば買取も可能です。ただし、ブルーレイレコーダーの機種や商品の状態によっては買取できない場合もございますので、まずは一度お見積りをご依頼ください。出張見積もりだけではなく、メール見積もりやLINE見積もりもご利用いただけます。
Q ブルーレイレコーダーの回収は何日くらい前までに申し込めばいいですか?
A. お申し込みはいつでも受け付けております。ご連絡をして頂いた当日でも訪問が可能です。ただし、急ぎの場合でしたら、他のお客様との兼ね合いもございますので、できるだけお早めにご依頼ください。お客様のご希望にお応えするよう努めさせていただきます。
Q ブルーレイレコーダーを処分する時に、やっておいた方がいいことはありますか?
A. お客様にして頂くお手間は何もございません。たとえ汚れがあっても問題ございませんので、スタッフが訪問するまでくつろいでお待ちください。内部データなどがもしご不安であれば、設定を全てリセットしてデータを消去することをおすすめいたします。
Q ブルーレイレコーダーと一緒にリモコンやテレビも引き取れますか?
A.はい、大丈夫です。当社ではリサイクル家電の引き取りもおこなっています。
ブルーレイレコーダー以外の不用品も回収いたしますので、ぜひご相談ください。
Q 平日は仕事が忙しく、土日か夜しかブルーレイレコーダーの回収に立ち会えないのですが大丈夫ですか?
A. 年中無休で営業しておりますので、土日や祝日でも問題なく回収に伺います。夜間の回収をご希望の場合はスタッフのスケジュールを調整して伺いますので、一度お問い合わせください。予約状況によってはご希望に添えない場合もございますので、お急ぎの方はお早めにご連絡いただくことをおすすめいたします。
まとめ
今回の記事ではブルーレイレコーダーの処分方法についてお伝えしてきました。
処分方法はいくつかありますが、どの方法であっても「HDDの録画データや個人情報の削除」や「B-CASカードの適切な処分」を忘れないようにしましょう。
当社「出張回収センター」ではブルーレイレコーダーをはじめ、さまざまな不用品の回収をおこなっています。
拠点のある愛知県では常にトラックが稼働しており、エリア内でしたら最短30分でお伺いいたします。
お見積もりやご相談など、まずはお気軽にご連絡ください。