「自宅で簡単に本格的なコーヒーを楽しめる」「コンビニやカフェでコーヒーを飲むより経済的」などのメリットがあり、コーヒー好きには欠かせないアイテムであるコーヒーメーカー。
しかしいざ捨てる際には「種類が多くて分別がわかりにくい」「本体が重い」といった理由でお困りの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、コーヒーメーカーの処分方法と注意点について詳しく解説していきます。
コーヒーメーカーを無料で捨てる方法や売却してお得に手放す方法など、さまざまな処分方法をお伝えしていきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- コーヒーメーカーの捨て方
- コーヒーメーカーを捨てる際の注意点
コーヒーメーカーの処分方法7選
コーヒーメーカーの捨て方は「大きさ」によって異なる場合があります。
お持ちのコーヒーメーカーの大きさや状態、自身の状況などと照らし合わせて最適な方法を選びましょう。
処分方法1.不燃ごみとして捨てる
コンパクトなコーヒーメーカーは「不燃ごみ」として処分可能です。
その場合は事前予約は不要で、ごみ袋にコーヒーメーカーを入れて収集日に指定場所に出すだけで処分が完了します。費用もかからないので手軽な手段です。
しかし、自治体によってはコーヒーメーカーを不燃ごみでなく「金属ごみ」「プラスチックごみ」など別の分別にしているケースもあるため注意してください。
- 愛知県名古屋市:不燃ごみ※30㎝角を超えるものは粗大ごみ
- 東京都目黒区:不燃ごみ※一辺がおおむね30cm以上のものは粗大ごみ
- 大阪府堺市:不燃小物類
- 福岡県北九州市:家庭ごみ
捨てる前にはお住まいの自治体のルールを確認し、スムーズに捨てられるようにしておきましょう。
処分方法2.粗大ごみとして捨てる
カプセル式やエスプレッソマシンなど、大型のコーヒーメーカーは粗大ごみとして処分します。その場合の手順は以下の通りです。
- 電話・インターネット受付で予約をする
- 処分費用・回収日時・回収場所を確認
- 販売店(スーパー・コンビニなど)で手数料納付券を購入
- コーヒーメーカーに手数料納付券を貼り付ける
- 収集日の指定時間までにコーヒーメーカーを指定場所に出す
処分手数料はどの自治体も200円~500円程度となっており、コーヒーメーカーを安価で処分できます。
例えば愛知県名古屋市の処分手数料はコーヒーメーカー、エスプレッソマシンのどちらも250円。
しかしそのぶん収集頻度が月一回程度と低く、すぐに捨てられないというデメリットもあるため注意しましょう。
そのほか、粗大ごみ回収を利用するなら収集場所までコーヒーメーカーを持ち運ぶ手間もかかります。重いコーヒーメーカーをお持ちの方は注意が必要です。
処分方法3.小型家電回収で処分する
コーヒーメーカーを小型家電として回収している自治体もあります。
回収方法は「小型家電回収ボックス」への投入が一般的ですが、自治体によっては「イベント回収」「認定事業者による宅配回収」など別の回収を実施している場合もあるので、まずはお住まいの自治体のホームページを確認しましょう。
小型家電回収を利用できれば、費用をかけずにコーヒーメーカーを処分可能です。
ただし、回収ボックスを利用する場合は「投入口の大きさ」に注意してください。
【回収ボックス投入可能サイズの一例】
- 愛知県名古屋市:縦15×横40×奥行25㎝以下
- 神奈川県横浜市:30×15㎝(長さ30cm未満)
- 大阪府大阪市:15×30cm
回収ボックスの投入口に入らないコーヒーメーカーをお持ちの場合は、宅配回収や粗大ごみ回収など別の方法を検討しましょう。
処分方法4.家電量販店に回収してもらう
家電量販店に、不要になったコーヒーメーカーを回収してもらう方法もあります。
- エディオン:対象品目ページに記載なし。確認が必要
- ノジマ:処分のみの対応は不可。同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分(※モバイル会員限定)
- ヨドバシカメラ:対象品目ページに記載なし。確認が必要
- ビックカメラ・コジマ:小型家電まとめて回収一括1,958円(税込)。キッチン家電も対象
- ジョーシン:550円(税込)
ただし、家電量販店の小型家電回収対象品目ページには、コーヒーメーカーについての記載がない場合も多いです。店舗によってはそもそも小型家電回収を受け付けていないということも考えられますので、持込前には一度、利用店舗に問い合わせて確認しておくのをおすすめします。
処分方法5.フリマアプリ・ネットオークションに出品する
コーヒーメーカーは「売れづらい家電」ですが、フリマアプリ・ネットオークションなら売却できる可能性があります。中でも高値で売れやすいメーカーは以下の通りです。
- デロンギ:「マグネフィカ」「デディカ」「ディナミカ」
- ネスレ
- ネスカフェ:「ドルチェ グスト」「バリスタ」
- ネスプレッソ:「ヴァーチュオ」「ラティシマ」
- パナソニック
- タイガー魔法瓶
- 象印
- シロカ
- ブルーノ
- ツインバード など
サイズ・重量があるコーヒーメーカーは送料が高額になりがちです。出品する際は送料や手数料をあらかじめ計算しておかないと、結果的に損をしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
そのほか、フリマアプリ・ネットオークションには「出品したからといってすぐに売れるとは限らない」というデメリットもあります。
急ぎの場合は別の方法を検討したほうがいいかもしれません。
処分方法6.人に譲る
不要なコーヒーメーカーを知人や友人、親族といった身近な人にお譲りできれば、捨てたり売ったりする面倒な手続きや梱包・発送する手間などは一切不要です。
知らない人が使ったコーヒーメーカーは受け付けないけど、知り合いや友人のものならOKという方は多いので、引き取ってもらえないか聞いてみてはいかがでしょうか?
ただし、お譲りできるのは「故障・汚損がない」「正常に動作する」コーヒーメーカーのみです。
タダで譲ってあげるのだからと不具合のあるコーヒーメーカーをお譲りすると、お譲り後にトラブルに発展することもあるため注意してください。
譲渡前にはコーヒーメーカーの動作確認とメンテナンスを必ず行い、次の場所で問題なく使用してもらえるようにしておきましょう。
処分方法7.不用品回収業者を利用する
不用品回収業者であれば、コーヒーメーカーはもちろん、家の中の不用品をまとめて一度に処分できます。「たくさん処分したいものがある」「忙しくてごみ出しをする時間がない」という方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
【不用品回収業者のメリット】
- 電話一本で回収を依頼できる
- 面倒な作業はすべてスタッフにおまかせしてOK
- 重い大型コーヒーメーカーも回収してもらえる
- コーヒーメーカー以外のものもまとめて引き取ってくれる
- その場で買取査定もしてくれる
- 自分の都合のいい日程に回収に来てくれる
不用品回収業者を依頼する前には、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。
業者ごとのサービス内容や費用を比較することで、自分の希望や予算に合った業者を見つけやすくなるほか、複数の業者と連絡を取ることで、悪徳業者に気づきやすくなるというメリットもあります。
お急ぎの際には少し面倒かもしれませんが、できれば3社以上から見積もりを取って比べてみてください。
コーヒーメーカーの種類や寿命について
ここではコーヒーメーカーの種類や寿命、売却方法について解説します。お手持ちのコーヒーメーカーの状態と照らし合わせて確認してみてください。
コーヒーメーカーの種類
コーヒーメーカーは以下の3種類に分けることができます。
- コーヒー粉を本体にセットし、コーヒーを淹れる「ドリップ式コーヒーメーカー」
- カプセルをセットするだけで本格的なコーヒーを楽しめる「カプセル式コーヒーメーカー」
- エスプレッソコーヒーを自宅で抽出できる「エスプレッソマシン」
ドリップ式コーヒーメーカーは機能がシンプルなぶん、比較的安価で手に入るのがメリットです。造りがコンパクトなので「不燃ごみ」として扱われることが多いですが、全自動タイプはサイズの大きさから「粗大ごみ」に分別されることも。処分時には本体サイズを確認するようにしてください。
一方で、カプセル式やエスプレッソマシンは高額で多機能なものが多く、そのぶんドリップ式のものよりも大きさと重量があります。そのため「粗大ごみ」に分別されるのが一般的です。
ただし、分別は自治体ごとに異なる場合もあります。まずはお住まいの自治体のルールを確認するようにしましょう。
コーヒーメーカーとエスプレッソマシンは別物
コーヒーメーカーとエスプレッソマシンの違いはご存じでしょうか?
実はコーヒーとエスプレッソは似ているようで別物になります。
大きな違いは抽出方法ですが、ほかにも使用する豆の量やカフェインの量にも違いがあります。
「エスプレッソ」の名前の由来は「エクスプレス(すばやく)」。
豆に圧力をかけすばやくギュッとコーヒーを絞り出し抽出するため、ドリップ式と比較するとかかる時間はごくわずかです。
また、使用するコーヒー豆自体は同じですが、焙煎度と量に次のような違いがあります。
コーヒー(ドリップ式) | エスプレッソ | |
---|---|---|
焙煎度 | 浅煎りから中煎り | 中煎りから深煎り |
豆の量 | 1杯分(150~160ml)に使われるコーヒー豆の量は、約10g | 1杯分(25~30ml)に使われる豆の量は7~8g |
味わいは、コーヒーはすっきりとしたコクやフルーティな酸味が、エスプレッソは濃厚で強い苦味があります。
そしてこのコーヒーとエスプレッソは同じ一つのマシンで作ることはできません。
そのため、カフェや飲食店によってはコーヒーメーカーとエスプレッソマシンのどちらも置いているということもあるでしょう。
寿命は5年~10年
コーヒーメーカーの種類ごとの寿命は以下の通りです。
- ドリップ式コーヒーメーカー:5年程度
- カプセル式コーヒーメーカー:5年~10年
- エスプレッソマシン:5年~10年
ただし上記はあくまで目安であり、使用頻度やメンテナンスの仕方によってはこれより長く使用できることももちろんあります。そのため「コーヒーがぬるい」「コーヒーの量が少ない」「異音や異臭がする」…などといった不調が出て、コーヒーがおいしく淹れられなくなったら処分のタイミングとするといいでしょう。
リサイクルショップでは売れにくい
不要になったコーヒーメーカーをリサイクルショップで売却し、お得に手放したいという方は多いですよね。
しかし使用済みのコーヒーメーカーは下記のような理由で買取不可になるか、非常に安価での買取となってしまう可能性が高いので注意してください。
- 「人が口にするもの」を作る機械なので、衛生面が気になる
- コーヒーのニオイが取れにくく、どうしても使用感が出る
- 比較的安く手に入るので、わざわざ中古を買わない
買取不可になったコーヒーメーカーは、再度家まで持ち帰らなければならなくなってしまいます。売却前には、店舗に直接問い合わせて使用済みのコーヒーメーカーの取り扱いについて確認しておくことをおすすめします。
コーヒーメーカー処分時の注意点
コーヒーメーカーを処分する際に知っておきたい注意点をご紹介します!
処分前には一度目を通してみてください。
ガラス製ポットは別で捨てる
ドリップ式コーヒーメーカーや全自動コーヒーメーカーに付属しているガラス製ポットを、取り外して別で捨てるよう指示している自治体もあります。処分時には本体だけでなくポットの分別についても忘れずに確認しておくようにしましょう。
自治体 | 分別 |
---|---|
神奈川県横浜市 | プラスチック製コーヒーメーカーは燃えるごみ 金属製のコーヒーメーカーは小さな金属ごみ ガラス製ポットは取り外して燃えないごみ 規定サイズ以上のものは粗大ごみ |
宮崎県小林市 | ガラス製のポット部分は燃やさないごみ 金属製のポット部分は リサイクル品(金属類) コーヒーメーカー本体は燃やさないごみ |
分別は「ガラスごみ」「不燃ごみ」になることが多いですが、細かいルールは自治体ごとに異なります。お住まいの地域の分別方法を確認しましょう。
事業で使用したコーヒーメーカーは自治体で捨てられない
オフィスの給湯室や店舗で使用したコーヒーメーカーは「事業系ごみ」として扱われ、自治体のごみ回収で処分できないので注意しましょう。
「事業系ごみ」は自治体が指示している処理方法に従って処分を行います。
- 東京都練馬区:事業系のごみ処理
- 愛知県名古屋市:産業廃棄物について
- 福岡市役所環境局(福岡県):事業所のごみ(事業系一般廃棄物、産業廃棄物)
分別や捨て方は自治体ごとに異なりますので、処分前には事業所のある自治体のホームページを必ずチェックするようにしてください。
「コーヒーメーカー」処分時によくある質問
Q コーヒーメーカーの回収を依頼したいのですが、感染対策はきちんとされているのでしょうか?
A. 弊社は、アルコール消毒と手洗い、マスクの常時着用を従業員に徹底させております。車両の消毒や運転中の定期的な車内換気も実施しておりますので、ご安心ください。もちろん、コーヒーメーカーの回収作業の際はソーシャルディスタンスを守りながら対応いたします。
Q コーヒーメーカーの回収を依頼したいのですが、見積もりは無料ですか?
A. 弊社はお見積もりだけでしたら無料でございます。LINEを使った簡易見積もりサービスも行っておりますので、コーヒーメーカーの回収のご依頼にぜひご利用ください。
Q コーヒーメーカー単品でも回収に来てくれますか?
A. 弊社は回収数量の下限を設けておりません。コーヒーメーカーおひとつでも回収に参ります。お気軽にご相談くださいませ。
Q 夕方以降のコーヒーメーカーの回収も受け付けてくれますか?
A. 弊社は夕方以降の回収も受け付けております。なお、お電話での受付時間は9:00~19:00となっておりますので、当日夕方以降のコーヒーメーカーの回収はお早めにお申し込みください。
Q コーヒーメーカー以外の粗大ごみもまとめて処分してもらえますか?
A. 弊社は回収数量の上限も定めておりません。コーヒーメーカー以外の粗大ごみもまとめて処分いたします。お得な「トラック詰め放題」プランも用意しておりますので、この機会にぜひご利用くださいませ。
Q コーヒーメーカーを買い取ってもらえますか?
A. 査定を行い、買取可能な状態であれば買取いたします。ただしコーヒーメーカーは中古品の需要が多くなく、新品同様でなければ買取が難しい商品のひとつです。ご希望に添いかねる可能性があることはご承知おきください。
コーヒーメーカーの処分時に出やすい不用品
ここではコーヒーメーカーの処分時に出やすい不用品をご紹介します。
捨て方についても参考にしてみてください。
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まとめ
コーヒーメーカーはサイズや重量、状態によって選べる処分方法が変わります。
美品のコーヒーメーカーをお持ちならフリマアプリ・ネットオークションに出品してみる、費用をかけずに処分したいなら小型家電回収を利用、サイズの大きいものなら粗大ごみに出す・・・など、お手持ちのコーヒーメーカーとご自身の希望に合った処分方法を選びましょう。
「大型のコーヒーメーカーの処分に困っている」「ほかにも捨てたいものがある」場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でも、コーヒーメーカーはもちろんそのほかの家電や家具など、さまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!