キッチン家電の置き場がないときに役立つレンジボード。
たくさんのキッチン家電を置くことができて便利ですが、そのぶんサイズが大きいものも多いため、不要になった場合の処分方法に悩んでいる、という方は多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは要らなくなったレンジボードのさまざまな処分方法について、取り上げていきます。
処分方法だけでなく、売却できるレンジボードの特徴や、高く売るコツなどもお伝えしていきますので、処分にお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
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1.キッチンで使うレンジボードってどんなもの?
少し前まではキッチン家電というと電子レンジや炊飯器、ケトルやミキサーなどが主流でしたが、現在では、
- 材料を入れておけば自動で料理を作ってくれる自動調理鍋
- プロ並みのコーヒーを淹れられるエスプレッソマシン
- レトルト食品を温める専用の低温調理器
- いろんな発酵食品を作ることができるヨーグルトメーカー
- 油を使わず揚げ物が楽しめるノンフライヤー
- 炭酸水が作れるソーダメーカー
・・・・・・などなど、実に多くの種類のキッチン家電が販売されています。
優れた機能面はもちろんですが、最近のキッチン家電はスタイリッシュでおしゃれな見た目のものが多いため、キッチンに並べて使用できればうれしいですよね。
しかし、残念ながらキッチンのスペースには限りがあります。
無理して置いてしまうと、コンセントが届かなかったり、キッチンの導線が悪くなって作業がしづらくなってしまったりと、最新家電を導入したはずがストレスがたまってしまう、なんて事態になりかねません。
できれば、キッチン家電はゆとりのあるスペースに配置したいものです。
そんなときに便利なのが、キッチン家電をコンパクトに収納できるレンジボードです。
レンジボードはものによっては
- レンジ台
- レンジラック
- キッチンボード
- カップボード
- オープンボード
- キッチンカウンター
- ダイニングボード
といった呼ばれ方をすることもある収納家具です。
上部に食器棚、下の部分に引き出しが備え付けられた収納力の高いタイプや、キッチン家電を置くための天板の下に収納スペースをつけたタイプ、下にごみ箱が収納できるスペースがあるものなど、さまざまな種類があります。
レンジボードがあれば、複数のキッチン家電を自分が使いやすい場所に設置でき、家事をスムーズに行うことができるようになります。
キッチンが狭い方や、キッチンの収納力がもっと欲しいという方、自炊する方にとっては、レンジボードは欠かせない家具となっています。
2.使用済みのレンジボードは売却がオトク
キッチンの収納場所を増やすことができ、とても便利なレンジボードですが、
- 引っ越し先のキッチンと、持っているレンジボードのサイズが合わない
- 模様替えでテイストの合わなくなったレンジボードを処分したい
- キッチン家電が増えたので、大きなレンジボードに買い替えたい
・・・などといった理由で処分を検討しているという方も多いのではないでしょうか。
レンジボードは自炊をする家庭には欠かせない収納家具なので、中古でもじゅうぶん需要があり、買い取ってもらえる可能性が高いです。
使用済みのレンジボードを処分するなら、まずは「売却」を検討してみるのがおすすめです。
しかし、需要が高いとはいえ、もちろん買い取ってもらえない場合もあります。
ここからは「買い取ってもらえるレンジボードの特徴」について見ていきたいと思います。
キズや汚れがないもの
家電や衣類など、ほかの製品の中古買取と同じく、レンジボードもキズや汚れのない、きれいな状態のものが買い取り対象となります。
キッチン家電を置くという性質上、どうしてもキッチンボードは食品や調味料がこぼれてしまう、水濡れの跡が残ってしまうといった汚れがつきやすくなっています。
また、置く場所によっては直射日光が当たって色あせしてしまうこともありますし、使っているうちに棚が歪んで扉が閉まらなくなってしまった、がたつきがでてきたといった不具合がでてくることも多いです。
残念ながら上記したような汚れが付着しているもの、キズ・がたつきや色あせのあるレンジボードは買取不可となるケースが多いので注意が必要です。
ブランド家具
お手持ちのレンジボードが、ブランド家具かノーブランドかによっても売却可能かどうかが違ってきます。
ブランド家具やデザイナーズ家具であった場合は、多少のキズや汚れがあったとしても買い取り不可になることは少なく、状態の良いものであれば高額買取が期待できます。
その反面、ノーブランドの製品やコピー品、リプロダクト家具や家具店が大量生産した安価なレンジボードである場合は、それだけで買取不可になってしまう、買い取られたとしてもかなりの安価になるケースが多いです。
まずはお手持ちのレンジボードのブランドを確認してみましょう。
高額買取が期待できる、家具ブランドやメーカーには以下があります。
- 天童木工
- カリモク家具(Karimoku)
- 飛騨産業
- マルニ木工(maruni)
- ウニコ(unico)
- マルショウ(MARUSHO)
- クラッセ(CLASSE)
- パモウナ(Pamoun)
- ジャーナルスタンダードファニチャー(JOURNAL STANDARD FURNITURE)
- アクメファニチャー(ACME FURNITURE)
- モモナチュラル(MOMO NATURAL)
- ドレクセル ヘリテイジ(DREXEL HARITAGE)
- 無印良品
- ロウヤ(LOWYA) など
レンジボードのブランドやメーカーは、外側や扉の内側に貼られたシールやプレート、ロゴなどで確認することができます。
査定前にはぜひ一度、確認してみてください。
3.レンジボードの売却方法3選
売却できるレンジボードの種類がわかったところで、次は実際に売却する方法を確認してみましょう。
レンジボードの売却には3つの方法があります。
- リサイクルショップで売却
- 家具買取専門店で売却
- フリマアプリ・ネットオークションに出品
それぞれの手順やメリットとデメリットを見ていきましょう。
リサイクルショップで売却
まずご紹介するのはレンジボードをリサイクルショップで売却する方法です。
リサイクルショップでの売却方法は持込買取・宅配買取・出張買取がありますが、まず持込買取の大まかな流れをご説明します。
- 店舗に持ち込み
- 査定
- 見積もりを確認
- 買取金額を現金で受け取る※
持込買取を利用した場合はその日に査定から買取金額の支払いまでが完了するので、急ぎの場合は便利な手段です。
しかし中には、レンジボードが大きくて持ち運べない、持ち運ぶ手段がないという方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は家までスタッフが査定に来てくれる出張買取を利用するのがおすすめです。
出張買取の流れは以下のようになっています。
- WEBやメール、電話での申込
- 出張買取の日程を決める
- 予約した日時に査定に来てくれる
- 査定金額の見積もりを確認
- 納得できれば買取金額を現金で受け取る※
※どちらの方法でも買取金額を受け取る際は、本人の名前や現住所、職業や年齢を確認できる「本人確認書類(運転免許証や保険証、マイナンバーカードなど)」が必要になるため注意してください。
リサイクルショップのメリットは何といってもその手軽さと取扱い製品の幅広さです。
お近くに店舗があることも多いので気軽に持込ができますし、取り扱う製品の幅が広いので、ノーブランドの製品でも状態が良ければ買い取ってもらえるケースも多いです。
その反面、家具のメーカーや製造年数、型番などによって買取価格を一律で設定しているところが多く、その場合はレンジボードの状態の良さがあまり考慮されないまま相場よりも安く買い取られてしまうことがあります。
元が高価なレンジボードや状態の良いレンジボードであれば、家具買取専門店での査定を受けてみるのがおすすめです。
また、リサイクルショップでは買取不可になった製品の回収や処分までは行っていません。
そのため売れなかった場合はもう一度家まで持ち帰らなければならず、二度手間になる可能性がある、というデメリットもあります。
家具買取専門店で売却
ブランドの製品や状態の良いレンジボードをお持ちでしたら、家具買取専門店での売却をおすすめします。
家具買取専門店を利用する手順はリサイクルショップと同じ場合が多いですが、家具買取専門店では持込査定の場合にも予約が必要なことがあります。
店舗によって対応は異なりますので、まずはホームページを確認してみましょう。
家具買取専門店では、専門の知識を持ったスタッフが、商品の状態をくわしく見てくれ、最新の買取相場も考慮しつつ査定してくれるので、安心して査定を依頼できるのがメリットです。
家具の取り扱いに慣れているので、梱包や養生、運び出しも安心して依頼できます。
専門店なので店舗数が少なく、持込査定が利用しづらいといったデメリットがありますが、そのぶん出張買取を実施している店舗も多いので、そちらを利用するといいでしょう。
出張での買取を依頼する際には、回収を依頼する場所が出張対応エリア内かどうかを確認し、「出張費」や「人件費」が請求されるかどうかも確認しておくと安心です。
利用の前には一度ホームページを確認してみましょう。
フリマアプリ・ネットオークションに出品
まだまだ使えるレンジボードをお持ちなら、
- メルカリ
- 楽天ラクマ
- PayPayフリマ
- ヤフオク!
- モバオク!
といったフリマアプリ・ネットオークションに出品してみるという手もあります。
利用には個人情報の登録が必須ですが、入会金や月額使用料は無料で使用できる場合がほとんどなので、まずは一度登録してみてはいかがでしょうか。
個人情報の登録を済ませたあとの利用の手順は以下のようになっています。
- 売りたいレンジボードの画像を撮影
- メーカー名・型番・使用期間・キズ・汚れなど詳細情報を入力
- 金額を設定して出品
- 購入者が現れたら連絡を取り発送手配
- 購入者に届いたら評価して完了
フリマアプリ・ネットオークションを利用するメリットは、自分で価格を設定できるので、需要があればリサイクルショップよりも高値で売却できる可能性があるという点です。
リサイクルショップでの査定額に納得がいかなかった場合に利用するのもおすすめですし、ノーブランドの製品でも需要があれば思いがけない値段で処分できることもあります。
しかしフリマアプリ・ネットオークションでは
- 梱包・搬出が大変
- 売却できた場合は送料と手数料がかかる
- すぐに売れるとは限らない
というデメリットもあります。
まずサイズの大きいレンジボードの場合は特に梱包や発送のための搬出が難しくなります。
サイズによっては通常の配送を利用できない場合もあるため、事前に必ず確認しておきましょう。
自分で持ち運びはできないがどうしてもフリマアプリで売りたい!という場合はメルカリの「梱包・発送たのメル便」というサービスを利用することができます。
梱包から発送までを業者にお任せできるのでとても便利ですが、そのぶん、
- 200サイズは5,000円
- 250サイズは8,600円
- 300サイズは12,000円
上記のような費用がかかってしまいます。
レンジボードのサイズによっては高額な費用が必要になり、結果的に買取金額がほとんど残らなかった、なんてことになってしまう可能性も。
利用する場合は、業者利用の料金も計算に入れたうえで販売額を設定する必要があるでしょう。
また、売却できた場合は手数料もかかります。
手数料はアプリごとに違いがあり、以下のようになっています。
フリマアプリ ネットオークション | 手数料 |
---|---|
メルカリ | 販売価格の10% |
楽天ラクマ | 商品価格の6.0%(税抜) |
PayPayフリマ | 販売価格の5% |
ヤフオク! | Yahoo!プレミアム会員 8.8%(税込) Yahoo!プレミアム会員登録なし 10%(税込) |
モバオク | 月額利用料330円 または 360円/月(税込)が必要 販売手数料、売上金の振込(入金)手数料は不要 |
高額で売却すればするほど手数料は高くなっていくので、よりオトクに売りたいのであれば手数料が安いアプリを利用するなど、売却した場合の手数料も考慮しつつ販売額を決める必要があります。
また、出品したからといってすぐに売却できるわけではないというのもデメリットの1つです。
売れるまでかさばるレンジボードを持ち続けなければならないため、すぐに売りたいという場合には不向きな手段となっています。
4.なるべく高く売るためにできること
大切に使ってきて状態の良いレンジボードをせっかく売るのであれば、より高く買い取ってもらいたいものですよね。
ここからは、レンジボードをより高く買い取ってもらえるコツをご紹介します。
査定に出す前にはぜひ一度、確認してみてください!
要らなくなったらすぐ売るのが大事
アンティークの家具は年数が経てば経つほど価値が上がっていくものですが、そうではない家具は時間が経ち、古くなればなるほど買取価格が下がっていくのが普通です。
そのため要らなくなったレンジボードは、すぐに査定に出すのがおすすめです。
売ろうかな、どうしようかなと検討しているうちに、木製のレンジボードは日焼けで色落ちしてしまったり、調味料や水をこぼしたまま放置しているとカビが生えてしまったりして劣化してしまうケースも。
そうなると、安く買い取られるどころか、買取不可になり逆に処分費用を支払う羽目になってしまいます。
状態が良いレンジボードを持っているのであれば、今すぐに査定をうけてみるのをおすすめします。
見た目がきれいだと買い取り価格アップ!
もちろん家で使用したレンジボードをそのまま査定に出すことも可能なのですが、できれば査定に出す前に背面部分や脚部分のほこりや天板部分についた汚れを拭き取ってきれいな状態にしておきましょう。
汚いままだと買取後に店側でメンテナンスが必要になり、そのぶんの金額が買取金額から差し引かれてしまう、なんてこともありますし、汚いだけで査定する人の心証が下がり、査定額に数千円の差が出ることもあります。
しかし、無理に汚れを落とそうとすると、薬品や洗剤によって色落ちしたり、傷が付いたりして逆効果になってしまうことがあるため注意が必要です。
お手入れの前には、レンジボードの取扱説明書やメーカーのホームページに記載されているお手入れの方法を一度確認してみてください。
付属品が揃っていると査定で高評価
レンジボードを購入した際についていた付属品があれば、まとめて査定に出すことで買取金額アップを狙えます。
ブランドの家具には取扱説明書や保証書が付いていることが多いですが、それらを合わせて査定に出すことで、お手持ちのレンジボードがコピー商品やリプロダクト家具ではないという証明ができます。
食器を収納する部分の棚板や予備のパーツなど、そのほかの細かい付属品も、あるとないでは査定に大きく差が出る場合もあります。
すでに処分してしまった、または失くしてしまった、ということもあるかと思いますが、できるかぎり探しだしておくのをおすすめします。
複数の店舗で査定を受ける
もし時間があるのであれば、複数の店舗で査定を受けて買取額を比較するのがおすすめです。
買取金額は店舗や査定する人によっても変動し、時期によっても変わるなど一定ではありません。
査定をしてもらう店舗によっては数千円以上、買取金額に差が出ることもあるので、できれば複数の店舗に査定を依頼してみましょう。
忙しくて複数のお店と連絡を取るのが難しい、という場合は、査定に出す前にネットでお手持ちのレンジボードのだいたいの中古価格を調べておくのがおすすめ。
大体の買取価格を知っておくことで、中古相場よりも低い価格で買い取られるのを防ぐことができます。
5.売れなかったレンジボードはどうする?
状態が悪くて買取不可になってしまったレンジボードや、ノーブランドで売れないレンジボードは、ほかの手段で処分をする必要があります。
売却できないレンジボードの処分方法は6つあります。
- 家具店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引取りを依頼する
- 寄付する
- 人に譲る・ジモティーを使う
- 粗大ごみで捨てる
- 自分で解体して可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる
それぞれの具体的な手順、メリットとデメリットを確認していきましょう。
家具店に引き取ってもらう
今まで使っていたレンジボードを処分し、新しいものに買い替える、ということでしたら家具店で不要なレンジボードを引き取ってもらう方法があります。
大手家具店のホームページなどで確認できる、引取の条件と費用をまとめてみました。
家具店 | 条件 | 費用 |
---|---|---|
ニトリ | 家具の指定はないが購入家具と同数量か同容量のもの | 税込4,400円 |
IKEA | 引取ではなく買取サービスが利用できる IKEAの家具以外は不可 | ー |
無印良品 | レンジボードは対象商品に含まれていない | ー |
unico(ウニコ) | 引取不可 | ー |
ナフコ | 対象商品で、購入商品と同種同量の商品であれば可 | 無料 |
東京インテリア | サイズ、家具の種類に応じて回収費用が変わる | 2,000円~5,000円 |
LOWYA(ロウヤ) | 引取不可 | ー |
※2023年10月現在
新しいレンジボードの搬入と同時に古いものを引き取ってもらえるのでとても便利な方法ですが、unico(ウニコ)やLOWYA(ロウヤ)のように、そもそも引取を行っていないという場合も多いです。
新しいレンジボードを購入する際は、不要なレンジボードの引取についても事前に必ず確認をしておきましょう。
そのほか、
- 新しい商品を買った場合しか利用できない
- 高額な処分代金を支払わなければならない場合も多い
- 店ごとに条件がある
といったデメリットもあります。
引っ越し業者に引取を依頼する
引っ越しを機にレンジボードを処分したいという方であれば、引っ越し業者の不用品引き取りサービスを利用するという方法もあります。
引っ越しの荷物を運び出すと同時にレンジボードを搬出・回収してもらえるので、急な引っ越しでレンジボードを処分する時間がない!という場合にはとても便利です。
大手引っ越し業者の対応については以下のようになっています。
引っ越し業者 | 不用品対応 |
---|---|
サカイ引越センター | 不用品回収はエリア限定。 一部の地域のみ買取サービスも実施。 |
アート引越センター | 回収不可 |
クロネコヤマト | 回収不可 |
ハート引越センター | 運搬料がかかる場合がある |
日本通運 | 不用品回収はオプションサービス。 地域によっては対応不可 |
不用品回収は通常の引っ越しプランには含まれていないので、オプションでの扱いになり1品目ごとに料金がかかることが多いようです。
また、クロネコヤマト、アート引越センターのようにそもそも不用品回収サービスに対応していない、という場合もあります。
引っ越しの見積もりを取るのであれば、同時に不用品回収についても問い合わせしておくことをおすすめします。
こちらも引っ越し時限定で使える手段で、実家のお片付けや断捨離で出た不要なレンジボードの処分には利用できない方法となっています。
寄付する
まだ使えるレンジボードを捨てるのではなく、なにかに役立ててもらいたいという場合はNPO法人や支援団体を通して国内の施設や発展途上国に寄付するという選択肢もあります。
寄付した品がどう活用されるかは支援団体によって違いがありますが、寄付されたものは中古品として販売され、その売上金で購入したワクチンなどを発展途上国に寄付するといった形になることが多いようです。
そのためキズや汚れのついていない状態の良いレンジボードのみ寄付することができます。
そもそも大型家具は受け付けていないという団体も中にはありますし、どの程度のキズや汚れであれば寄付できるのかという判断は難しいので、迷った場合は事前に問い合わせておくと安心です。
また、寄付する際の送料は基本的に自己負担です。
サイズが大きいレンジボードは送料が高額になりがちなので、それでは寄付しづらい・・・という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、お住まいの近くで活動している団体を検索してみて、持込で寄付ができるかどうか問い合わせてみるのがおすすめです。
弊社でも「ユースマイル」という、使わなくなったものを発展途上国の子どもたちに寄付する取り組みを行っています。
ユースマイルに寄付された不用品は、
- そのまま使用できるものは発展途上国で再利用される
- 輸出ができない不用品は中古品として販売され、その売上で購入したワクチンを寄付する
という形で寄付されており、ホームページでは詳しい内容や寄付実績などを見ることができます。
レンジボードのほかにも、断捨離で出た不用品を寄付したい方、寄付活動に興味のある方はぜひご覧になってみてください。
▼「ユースマイル」詳しくはこちらから▼
人に譲る・ジモティーを使う
ノーブランドのレンジボードで売れるほどのものではないけれど、まだきれいで捨てるのはもったいない・・・ということでしたら必要としている人に譲るという方法もあります。
捨てるよりも再利用してもらう方がエコですし、処分費用もかからないのがうれしいですよね。
しかしこの方法では、思っていたよりサイズが大きかった、キズがついていたといったことで譲った後に要る要らないのトラブルに発展することもあります。
トラブルを防ぐため、譲る前にはレンジボードのサイズや汚れ・キズの有無などを、きちんと譲る相手に伝えておくことが大切です。
知り合いにレンジボードを譲る人がいないという場合は、SNSやジモティーなどを利用して譲る相手を探すこともできます。
ジモティーは不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板です。
不用品を譲るだけでなく値段をつけることもでき、売却できた場合もフリマアプリやネットオークションと違って手数料がかからないところが魅力となっています。
※「あんしん決済機能」を利用した場合は販売手数料がかかります。
(参考:ジモティ|「あんしん決済」利用時の手数料)
また、自宅や最寄り駅までレンジボードを取りに来てもらえた場合は送料がかからないのもメリットです。
手数料や送料をできるだけ節約したい、という場合に利用してみるのもいいかもしれません。
処分費用を節約でき、とても便利な手段ですが、そのぶん自分の住所や最寄り駅などの個人情報を相手に教えなければならないといったデメリットも。
個人情報の取り扱いにはじゅうぶん注意して利用するようにしましょう。
また、フリマアプリ・ネットオークションと同じくこちらの手段もすぐに譲り先が決まるとは限らないため、時間に余裕がある場合に利用できる手段です。
粗大ごみで捨てる
粗大ごみの規定サイズ(を30センチ角または50センチ角)以上の大きさのレンジボードであれば、粗大ごみとして処分することができます。
粗大ごみ収集については、ほとんどの自治体が事前予約制をとっており、予約なしでは回収場所に持って行っても回収してもらえないため注意が必要です。
今回は、愛知県名古屋市の粗大ごみ回収の申し込みの手順とかかる費用を例としてご紹介します。
愛知県名古屋市の粗大ごみ回収も事前予約制です。申し込みの手順は以下のようになっています。
- 電話かインターネット受付で事前予約を取る
- 手数料を予約時に確認しておく
- 手数料納付券を指定販売店(スーパーやコンビニなど)で購入する
- 手数料納付券を粗大ごみに貼りつける
- 指定場所へ運び出して完了
事前予約の期限は収集日の7日前で、収集日は月1回です。
処分の費用(手数料)については、
- 高さ120センチ未満かつ幅90センチ未満の食器棚が1,000円
- 高さ120センチ以上または幅90センチ以上の食器棚が1,500円
と記載がありましたが、金額や収集場所が不安な場合は、予約の際に問い合わせておくのが安心です。
また、サイズが大きすぎるもの、重すぎるものはトラックに載せることができず引取不可になる場合があるので注意しましょう。
(参考:名古屋市|粗大ごみ手数料のめやす)
※今回は名古屋市の例を確認しましたがお住まいの地域によって手順や手数料は異なります。くわしくは自治体のホームページをご確認ください。
処理場に自分で持ち込むという方法も
レンジボードを持ち運ぶ車が用意できる方であれば、自治体のごみ処理施設に自分で持ち込むという方法を検討してもいいかもしれません。
この方法であれば粗大ごみの回収日を待つ必要もなく、場合によっては各戸回収よりも安くレンジボードの処分ができる場合もあります。
こちらも愛知県名古屋市を例として、ごみ処理施設に自己搬入する際の手順を確認してみましょう。
- 事前に処分するものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
- 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
- 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
- 指示された場所まで自分で搬入を行い、ごみを車から降ろす
- 計量を行い、手数料を支払う
処理手数料は10キログラムまでごとに200円で、支払い方法は現金のみです。
愛知県名古屋市では予約は必要ありませんでしたが、事前予約が必要な施設もあるのでよく確認しておきましょう。
この方法では、車にレンジボードを積み込むときはもちろん、施設に到着してからの積み下ろしもすべて自分で行う必要があります。
一人で持てない大きさのレンジボードの場合は、車のほかに人手も必要になりますので注意しましょう。
▼名古屋市の不用品の自己搬入について詳しくはこちら▼
名古屋市で不用品を捨てるなら「自己搬入」がお得!メリット、ルールを徹底解説!
自分で解体して可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる
粗大ごみ回収に間に合わなかった、または手数料を払いたくないということであれば、レンジボードを解体し、出たパーツを可燃ごみ、または不燃ごみに分別してから捨てるという方法もあります。
この方法であれば、かかる費用は自治体指定のごみ袋を購入する代金のみ。
また粗大ごみに比べて回収頻度が多い可燃ごみ・不燃ごみでレンジボードを処分することができます。
しかしその反面、
- 解体には時間と手間がかかる
- 解体にはノコギリやドライバーなど複数の工具が必要
- 床や壁を傷つけないよう養生する必要がある
- ケガの可能性がある
- 騒音が出てご近所トラブルに発展する可能性も
- 分解した木材・パーツをそれぞれ細かく分別して捨てる必要がある
といったデメリットも多い手段となっています。
大きなレンジボードを解体するには広い場所が必要で、また、ノコギリを使用することからケガや家の破損の可能性が高まります。
決して無理せず、自分にできる範囲で作業をするようにしましょう。
工具を持っていてDIYに慣れている、時間に余裕があり、手間がかかってもいいという方であればチャレンジしてみてもいいかもしれません。
6.不用品回収業者なら売却・廃棄まとめてOK
重たいレンジボードを持ち運ばずに処分したい、粗大ごみ回収を待たずに捨てたいということでしたら不用品回収業者の利用がおすすめです。
ここまでご紹介してきた方法では、売るにしても捨てるにしても、
- レンジボードを自分で持ち運ばなければならない
- 捨てたくなってもすぐには捨てられない
- 買替や引っ越しの時にしか引き取りを依頼できない
- 売ったり捨てたりするために複数の業者に依頼する必要がある
といった手間や時間がどうしてもかかってしまうという問題がありましたが、不用品回収業者に依頼すればその問題は全て解決します!
レンジボードはもちろん、それ以外の不用品もまとめてお家で買取査定してくれるので、お店まで足を運ぶ必要なく、不用品を売却可能。
リサイクルショップでは買取不可になったものは回収してもらえず持ち帰らなければなりませんが、不用品回収業者であれば、買取不可になったものもそのまま回収してもらえます。
複数の業者に連絡を取らなくてもいいうえに、レンジボードの梱包、家の養生、外への運び出しもすべておまかせでき、手間も時間もかからないのでとてもラクです。
また、夜間や不在時にも臨機応変に対応してくれ、即日対応可能な業者であればその日中に作業を行ってくれる場合もあるので、急ぎの場合にも便利な手段となっています。
・・・と、ここまで不用品回収業者に依頼するメリットをお伝えしてきましたが、利用の際には悪徳業者とのトラブルにご注意ください!
- 「無料」「格安」で不用品を回収すると呼びかけながら町を巡回する軽トラック
- チラシを配り、空き地で不用品を回収すると呼びかけている業者
を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?
「無料、または格安で作業がお願いできる」のはたしかにとても魅力的ですし、家のすぐ近くまで既に来てくれているから、業者に連絡をしなくてもいいという点もラクでいいですよね。
しかし上記のような業者を利用することによって、
- 売れるはずの家具や家電まで無料回収と言って持って行かれた
- トラックに積み込んだ後で「積込料」として高額な費用を請求された
- 引き取った不用品を不法投棄されて警察から連絡がきた
- 大切なものまで勝手に捨てられてしまった・・・
といった被害に遭うケースが国民生活センターには多数報告され、その件数は年々増加しています!
(参考:国民生活センター|不用品回収サービスのトラブル)
被害に遭わないためにも、安心して頼める業者かどうかをしっかりと見極めてから依頼をしなければなりません。
悪徳業者と優良業者を見極めるには、まず業者のホームページを確認してみて下さい!
優良業者のホームページには以下のような内容が掲載されているはずです。
- 会社概要(会社の住所と地図、代表者の氏名や保有資格など)
- 回収エリア
- 回収可能な製品のリスト
- サービスの具体的な内容
- 具体的な料金プラン
- 作業実績
ホームページに価格や作業内容がざっくりとしか書かれていない場合は、やってくれると思っていたサービスをしてもらえない、また、作業後に追加の費用を請求されるといったトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
怪しい業者はそもそもホームページを持っていないことも多いので、業者に依頼する前には必ず、ホームページの確認をしてみてください。
ホームページを見る際には、ほかにも
- ブログで回収事例を載せてくれているかどうか
- 動画で作業の様子を見せてくれている
- 口コミがたくさんあるかどうか
- 作業するスタッフの顔写真が載っている
・・・といった点をチェックすると、スタッフの雰囲気や不用品回収の流れ、作業内容などを詳しく知ることができ、判断の基準にすることができます。
そしてホームページを確認したあと、業者に依頼する際はできれば複数の業者から見積もりをとるのをおすすめします。
忙しい時には難しいかもしれませんが、1社の見積もりを見ただけで提案されたプランが適切な金額なのか?相場はいくらぐらいなのか?というのを判断するのはとても難しいです。
できれば3社以上から見積もりをとり、よりお得なプランを選択できるようにしましょう。
また、電話やメールだけで見積もりをとる業者は回収当日、「聞いていた荷物の量と違う」ということで追加の料金を請求してくる場合があります。
実際の不用品の量を見て見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
見積もりを提示された際は、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておくと回収当日のトラブルを防止できます。
不用品回収業者に依頼の際にはぜひお伝えしたポイントをおさえていただき、トラブルに巻き込まれず、さらにオトクに不用品を処分できるようにしてくださいね!
▼不用品回収業者の選び方はこちらもチェック!▼
7.まとめ
売れるレンジボードの特徴や高く売るコツ、実際に売却する方法、売れなかったレンジボードの処分方法まで幅広くご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介したレンジボードの売却方法は3つ。
- リサイクルショップで売却
- 家具買取専門店で売却
- フリマアプリ・ネットオークションに出品
さらに買取不可になったレンジボードの処分方法は6つありました。
- 家具店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引取りを依頼する
- 寄付する
- 人に譲る・ジモティーを使う
- 粗大ごみで捨てる
- 自分で解体して可燃ごみ・不燃ごみとして捨てる
記事内ではそれぞれの方法の手順やメリット・デメリットをくわしくお伝えしていますので、お手持ちのレンジボードのメーカーや製品の状態を確認しつつ、ご自分の状況や希望に合った処分方法を選べるようにしてみてくださいね。
- レンジボードが重たくてそもそも動かせない
- 車もないし運べない!
- 引っ越しまでに急ぎで捨てたい!
・・・といったお悩みがありましたら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者であれば、査定と回収を一気に済ませてくれ、レンジボードの搬出、トラックへの積み込みなど面倒な作業は全てスタッフにお任せ。
あっという間にかさばるレンジボードの処分が完了します。
あまり費用をかけたくないのであれば、ほかの不用品も一緒に回収してもらうことで定額パックや積み放題プランが利用できて費用をオトクにすることも可能です。
ぜひ一度、無料見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
弊社、出張回収センターでもレンジボードをはじめとした不用品の回収・買取を行っています。
レンジボードの処分にお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください!