
インテリアやリラックスアイテムとして、クッションを置いているご家庭は多いでしょう。
近年では、ソファやベッドに置く小さなクッションだけでなく、身体全体を包み込む大型クッションも人気を集めています。
そんなクッションですが、不要になった際の処分方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
特に大型クッションは簡単には処分できず、汚れやへたりがあってもそのまま使い続けている場合もあるかもしれません。
そこで今回は、クッションの処分方法について詳しく紹介します。
大きさや素材によって方法が異なるため、ぜひチェックしてくださいね。
▼この記事でわかること
- クッションの処分方法
- クッションを捨てるタイミング
- クッションを捨てる際の注意点
クッションの処分方法は6通り!

クッションの処分方法は以下の6通りです。
- 自治体で普通ごみとして処分する
- 自治体で粗大ごみとして処分する
- 自治体のごみ処理施設へ持ち込む
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションを利用する
- 不用品回収業者へ依頼する
それぞれの手順や特徴について詳しく見ていきましょう。
処分方法1.自治体で普通ごみとして処分する
ほとんどの自治体では30cm角以下のクッションであれば普通ごみとして処分できます。
ただし、「一辺の長さが30cm以下」や「一辺の長さが50cm以下」など、粗大ごみ扱いとなる基準は自治体によって異なるため、事前に確認が必要です。
クッションの中身には、ポリエステルや綿のほか、フェザー・ウレタン・ビーズなどさまざまな素材があります。基本的には「可燃ごみ」として処分できますが、自治体によっては分類が異なる場合があるため、不明な場合は自治体へ問い合わせましょう。
以下に、自治体ごとのルールの一例を紹介します。
自治体 | ごみ区分 | 備考 |
---|---|---|
愛知県名古屋市 | 可燃ごみ | ・30cm角を超えるものは、 「粗大ごみ」 ・ビーズクッションは、 ごみ袋に貼り紙を付ける |
岐阜県可児市 | 可燃ごみ | ビーズクッションは、 不燃ごみ金物類 |
大阪府大阪市 | 普通ごみ | 30cmを超えるものは、 折り曲げるか「粗大ごみ」 |
神奈川県横浜市 | 燃やすごみ | ・50cm以上のものは、 「粗大ごみ」 ・クッションカバーは古布 |
千葉県船橋市 | 可燃ごみ | ・大きいものは裁断し、 ごみ袋に入れる |
特に注意が必要なのが、ビーズクッションの処分です。
ビーズクッションをそのまま捨てると、ごみ回収時に破れて中のマイクロビーズが散乱する恐れがあります。マイクロビーズは直径1~3mmと非常に小さく、静電気を帯びやすいため、一度散らばってしまうと回収が大変です。
また、ごみ収集車の破損トラブルにつながる恐れがあるため、以下の方法で処分しましょう。
- クッションのみをごみ袋に入れる
- ごみ袋に「ビーズクッション」と明記した紙を貼る
ビーズクッションは、「不燃ごみ」や「粗大ごみ」として分別する地域もあります。詳しい捨て方は、こちらの記事で詳しく解説しております!
処分方法2.自治体で粗大ごみとして処分する
普通ごみとして処分できないサイズのクッションは、「粗大ごみ」として扱われます。
特に、大きめのクッションや抱き枕、ヨギボーや無印良品のビーズクッションなどは、多くの自治体で粗大ごみとして分別します。
また、自治体によってはカバーと本体を別々に処分するルールがあり、カバーは「資源ごみ」や「可燃ごみ」として回収されることもあるため、事前に確認しましょう。
粗大ごみとして処分する場合の手数料は、自治体によって異なりますが、おおよそ200円~400円程度です。
自治体 | 処理手数料 | 備考 |
---|---|---|
愛知県名古屋市 | 250円 | ビーズ入りも250円 |
岐阜県岐阜市 | 210円 | 袋に入らない大きさ |
大阪府大阪市 | 200円 | 幅・奥行・高さの合計が、 150cm未満 |
東京都渋谷区 | 400円 | ・30cm角以上のもの ・ビーズ入りも400円 |
東京都国分寺市 | 200円 | 5個まで |
粗大ごみは自治体が回収してくれるため、安全に処分できることや比較的安価に済む点がメリットです。
ただし、粗大ごみとして処分する際は、以下の点に注意が必要です。
- 事前に申し込みが必要(電話・ウェブで手続き)
- 手数料納付券(シール)の購入が必要
- 自分で指定の場所まで運ぶ必要がある
- 自治体によっては収集日が1か月に1回程度と少ない
費用が抑えられる分、手続きやごみ出しの時間などのルールを守ることが必要です。大型クッションを捨てたい場合は、サイズを計測して自治体に問い合わせると良いでしょう。
処分方法3.自治体のごみ処理施設へ持ち込む
自治体によっては「ごみ処理施設」があり、自分でごみを持ち込んで処分できます。
自分で運搬する手間はかかりますが、施設の営業時間内であれば都合の良い日時に持ち込めるため、戸別収集よりも早く処分できるのがメリットです。
また、費用は重量制であり、粗大ごみ回収より安いことが多く、クッション以外の不用品もまとめて処分したい方に適しています。
ただし、事前の申し込みが必要な場合が多く、受付時に本人確認書類が求められることもあります。
また、施設の混雑状況によっては待ち時間が発生することもあるため、余裕をもって準備することが大切です。
愛知県名古屋市では、以下の手順で直接搬入します。
- 持ち込むものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
- ごみが発生する区の環境事業所で受付する
- 指定の処理施設に搬入する
- 計測後、処理手数料を現金で支払う(10㎏ごとに200円)
多くのごみ処理施設は平日のみ営業しており、土日や夜間は受け付けていないため注意が必要です。昼間に車で持ち込める方は利用を検討してみましょう。
処分方法4.リサイクルショップで売却する
クッションはメーカーや状態によっては、リサイクルショップで買い取ってもらえることがあります。高級ブランドのクッションはデザイン性が高く、カバーに革やカシミヤなどの高級素材が使われているものも多いため、中古市場でも需要が高いです。
たとえば、以下のようなブランドのクッションなら、状態が良ければ10,000~50,000円ほどの高値で取引されることもあります。
- エルメス
- シャネル
- グッチ
- ヴェルサーチ
- フェンディ
- ボッテガヴェネタ
- オフホワイト
- ヴィトン
- エムシーエム
- フランクミュラー
ほかにも、大型のビーズクッションも人気があり、きれいな状態なら1,000~2,000円程度で買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、クッションは直接肌に触れるアイテムのため、購入をためらう人も多いのが現状です。大きな汚れがなくても使用感が目立つものであれば、買取は難しいと考えておきましょう。
処分方法5.フリマアプリやネットオークションを利用する
クッションを売却する方法として、リサイクルショップ以外にもフリマアプリやネットオークションを活用する方法があります。
自分で価格を設定し、買い手と直接やり取りができるため、買取店よりも高く売れる可能性があるのがメリットです。もしお持ちのクッションが高級ブランドのものや、人気の高いクッションであれば、買取店よりも高額で売れる可能性は十分にあるでしょう。
フリマアプリの「メルカリ」では、以下のようなクッションが頻繁に取引されています。
- 小型~大型のクッション
- 機能性クッション(腰痛対策・骨盤矯正)
- アニメやキャラクターのクッション
取引実績や相場価格を知るためにも、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ただし、リサイクルショップと同様に、汚れがひどいクッションは売れにくいです。購入後のトラブルにつながる可能性があるため、使用歴や汚れの有無は正確に記載しなければなりません。
また、大型のクッションは送料が高くなることもあるため、出品前に「送料を出品者負担にするか」「どの配送業者を利用するか」を決めておくとスムーズです。時間に余裕があり、売却したい方は出品を検討してみましょう。
処分方法6.不用品回収業者へ依頼する
手間をかけずに、すぐにクッションを処分したい方には、不用品回収業者の利用がおすすめです。
家庭やオフィスで不要になった家具や日用品をまとめて回収してもらえるため、クッションだけでなく、ソファや衣類・食器・おもちゃなどさまざまな不用品を一度に処分できます。
また、民間の業者なので土日や夜間も対応していることが多く、依頼すれば最短即日で回収してもらえるのが大きなメリットです。
「急いで処分したい」「分別が面倒」「手間をかけたくない」という方には、ぴったりの方法です。
不用品回収業者のメリットは以下の通り。
- クッションの中身・カバーの分別が要らない
- 断捨離で大量に出た不用品を一緒に引き取ってもらえる
- 都合の良い日時に処分できる
このほか、不用品買取サービスのある業者なら、査定・売却した分だけ費用を抑えられます。片付け・回収後の部屋を掃除したい場合は、ハウスクリーニングも同時に依頼できるのが便利ですね。
業者によって料金や対応エリアも違うため、複数の業者で見積もりを取り、自分に合ったサービスを選びましょう。
信頼できる不用品回収業者については、こちらの記事で詳しく解説しております!
クッションの捨て時・寿命はいつ?

クッションの寿命は意外と短いと言われています。
見た目に大きな破損や汚れがなくても、中身の劣化が進んでいることがあるため、適切なタイミングで買い替えを検討することが大切です。
クッションの寿命は3~5年が目安
ソファのクッションや座布団のように、日常的に身体を支えるクッションは3~5年程度で弾力性が失われることが一般的です。
以下のようなサインが出たら、買い替えのタイミングかもしれません。
- クッションの厚みが明らかに減っている
- 元の形に戻りにくくなった
- 触り心地が変わり、硬く感じるようになった
このような変化を感じたら、寿命を迎えている可能性が高いため、新しいクッションへの買い替えや、適切な処分方法を検討しましょう。
ビーズクッションの寿命は約5年が目安
大型のビーズクッションは、3~4年ほどでへたりが目立ち始め、5年程度で使えなくなるケースが多いと言われています。
ビーズクッションの多くは補充用のビーズが別売りされており、自分で補充することも可能ですが、新品のような弾力を完全に取り戻すのは難しいこともあります。
そのため、クッションの形が崩れてしまいサポート力がなくなったと感じたら、買い替えや処分を検討しましょう。
ちなみに、「ヨギボー」では、カバーの交換やビーズの補充を依頼できる有料アフターサービスが用意されています。お気に入りのビーズクッションを長く使いたい場合は、こうしたサービスを活用するのもひとつの方法です。
クッションの臭いが気になるときのお手入れ方法
長く使っていると、クッションの臭いが気になることがありますよね。
カバーは洗濯できても、本体まで頻繁に洗う人は少ないのではないでしょうか?
実は、中材が羽毛やポリエステルであれば洗濯可能なものが多いため、臭いが気になる場合は本体を洗ってみると臭いが軽減されます。
ただし、洗った後はしっかり乾燥させることが重要。天気の良い日を選び、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。
一方で、ウール・綿・ウレタンなどの素材は、水洗いすると風合いが変わり、型崩れの原因になることがあります。そのため、洗わずに陰干しや消臭スプレーを活用するのがおすすめです。
クッションを処分する際の注意点

ここではクッションを処分する際の注意点を解説していきます。
クッションの解体処分は手間がかかるうえにリスクが高い
大きなクッションやビーズクッションは、粗大ごみとして扱われることが一般的です。
しかし、粗大ごみの申し込みが面倒だったり、月に1度の回収日まで待てなかったりと、「解体して普通ごみとして捨てたい」と考える方もいるかもしれません。
布製のカバーはハサミやカッターで簡単に切れるため、解体して燃えるごみや不燃ごみに分別することは可能です。
ただし、クッションの中身はさまざまな素材が使われており、ビーズ・ウレタン・羽毛・綿などが飛び散ると処理が大変になることを理解しておきましょう。
特に、ビーズクッションの細かいビーズは静電気でまとわりつきやすく、一度散らばると掃除が難しいです。
また、ウレタンフォームや羽毛は切断すると粉塵が舞い、吸い込むと健康に悪影響を及ぼす可能性も。
小さな子どもやペットがいる家庭では誤飲のリスクもあるため、解体せず、そのまま適切な方法で処分することをおすすめします。
販売店でのクッション回収はほとんど実施されていない
クッションが不要になったとき、「購入した販売店で回収してもらえたら便利だな…」と思ったことはありませんか?大型クッションが人気な「ニトリ」「無印良品」「ヨギボー」など店舗で引き取りサービスがあれば助かりますよね。
実はこうした家具類の販売店では、不要になった家具の引き取りサービスがあるところも珍しくありません。
たとえば、「ニトリ」では新しい家具を購入する際に、古い家具を有料(4,400円)で回収する「家具引き取りサービス」を用意しています。
しかし、クッションに関しては、大型のものであっても引き取りの対象外となっているため、店舗での処分は難しいのが現状です。
また、「ヨギボー」でも不要になったクッションの回収はおこなっておらず、公式サイトでは自治体のルールに従って処分するよう案内されています。
そのため、クッションの処分は自治体のごみ回収やリサイクルショップ、不用品回収業者を利用するのが現実的な方法です。
粗大ごみで出す場合、水に濡れないように配慮する
クッションを粗大ごみとして出す場合、基本的にはそのままの状態で回収してもらえます。
しかし、雨の日や地面が濡れている場合は、水に濡れないよう出し方に注意しましょう。
クッションが水を含むと、重くなり回収作業の負担が増えてしまうため、濡れたまま放置するのは避けたいところです。
また、湿ったクッションはカビや異臭の原因にもなるため、できるだけ乾いた状態で出すことが理想です。
もし、雨が降りそうな場合や回収場所が屋外で濡れる可能性があるときは、ビニール袋に入れるといった対策をすることで、スムーズに回収してもらえます。
クッションを処分する際に出やすい不用品

クッションのように、リビングの片付けで出やすい不用品の捨て方については、こちらの記事でも詳しく解説しております!
クッションの処分に関するよくある質問

Q.破れていたり、汚れがついたりしているクッションでも回収可能ですか?
A.はい、どのような状態のクッションでも回収可能です!
破れてビーズや綿が飛び出している場合も、そのままの状態で回収いたします。
もし気になる場合は袋に入れてまとめていただけると助かりますが、そのままでも問題ありませんのでご安心ください!
Q.クッション以外のものも回収することは可能ですか?
A.はい、対応可能です。クッション以外の家具や家電など、さまざまな不用品を回収いたします。
また、無料見積もりもおこなっておりますので、回収をご希望の品があればお気軽にご相談ください!
Q.大量のクッションでも回収することは可能ですか?
A.もちろん可能です! 1点から大量のクッションまで、制限なく回収いたします。
カフェの閉店や学校施設など、大量の処分が必要な場合も対応できますので、お気軽にご依頼ください!
Q.大きく、重たいクッションなのですが、回収することは可能ですか?
A.はい、大きさに関係なく回収可能です!
当社ではサイズ制限を設けていませんので、大型のビーズクッションなども対応いたします。
ただし、運搬するトラックのサイズによって料金が変動する場合がありますので、無料見積もりで事前に金額を確認いただくのがおすすめです!
クッションの処分は出張回収センターにおまかせください!

今回紹介したクッションの捨て方は、以下の6通りです。
- 自治体で普通ごみとして処分する
- 自治体で粗大ごみとして処分する
- 自治体のごみ処理施設へ持ち込む
- リサイクルショップで売却する
- フリマアプリやネットオークションを利用する
- 不用品回収業者へ依頼する
クッションはどの家庭にもある身近なものですが、大きさや素材によって処分方法が異なるため、適切な方法を選ぶことが大切です。
小さなクッションなら普通ごみとして処分できる場合が多いですが、ビーズクッションや大型のクッションは粗大ごみ扱いとなるケースがほとんどです。そのため、事前に自治体のルールを確認し、正しい手順で処分しましょう。
大型クッションは、自治体の回収日が限られているため、処分するのに時間がかかることも。粗大ごみとして出す場合は、収集作業員への配慮が必要なケースもありますし、運ぶのが一苦労ですよね。
そんなときは、愛知県名古屋市の「出張回収センター」におまかせください!
創業20年の実績のもと、クッションはもちろん、大型の家具や家電、調理器具や日用品、おもちゃや節句人形など、幅広い不用品を回収・処分いたします。
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