健康ブームで注目される「ダイエット器具」。
フィットネスジムの大型ランニングマシーンから、手軽に使用できる2kg程度のダンベルまで、種類はさまざまです。
近年、お家で過ごす時間が増えたことがきっかけで、運動不足を解消したいとダイエット器具を購入するケースも多いようです。
しかし、「上手く使えない」「ジムでのトレーニングの方が効率的」と感じ、せっかく買ったダイエット器具が無駄になってしまうことも少なくありません。
不要になったダイエット器具は、自治体でも処分できますが、買取も可能です。そこで今回は、ダイエット器具の処分方法や中古買取のポイントについて詳しく解説します。
「ダイエット器具を処分したいけど、面倒‥」
「高く売却するにはどうしたら良いの?」
とお悩みの方は、ぜひ参考にしていただき、賢く手放しましょう!
ダイエット器具の処分方法は10通り
ダイエット器具は、大きさや種類によって捨て方が異なります。
主な処分方法とメリット・デメリットなどについては以下の比較表を参考にしてください。
処分方法 | メリット | デメリット | おすすめの人 |
---|---|---|---|
可燃ごみ・不燃ごみとして処分 | 費用がかからない | 自治体によって分別ルールが異なる | 小型のダイエット器具を処分したい人 |
粗大ごみ収集 | 費用が安い | 玄関前まで持ち運びが必要 | 大型のダイエット器具を処分したい人 |
ごみ処理施設へ直接搬入 | 平日の昼間なら即日処分できる | 人手が必要 | 手間がかかっても費用を抑えたい人 |
家電量販店の下取り | 買い替えのタイミングで処分できる | 持ち込みが必要 | 新しい器具を購入する人 |
リサイクルショップ | 現金化できる | 買取額は安い | きれいなダイエット器具を手放したい人 |
健康器具買取専門店 | 適正な相場で買い取ってもらえる | 状態が悪いと引き取り不可 | 高値で売却したい人 |
ネットオークション・フリマアプリ | 高値で売れる可能性あり | 出品や発送に手間がかかる | 処分を急いでいない人 |
知人・友人に譲る | 費用がかからない | 遠方だと送料がかかる | 身近な人に渡したい人 |
寄付 | 社会貢献となる | 送料は自己負担 | 使える状態の器具を持っている人 |
不用品回収業者 | ・分別や運び出しの手間がない ・土日も利用できる | 費用がかかる | 労力をかけずに早く処分したい人 |
それぞれの捨て方について詳しく解説します。
可燃・不燃ごみとして処分する
一辺30cm以下のダイエット器具なら、多くの自治体で一般ごみとして処分できます。ダイエット器具の種類によっては気を付けなければならない点もありますが、ごみ袋代以外の費用はかかりませんし、収集頻度も比較的多いため処分には困らなさそうですよね。
- 腹筋ローラー
- フォームローラー
- EMSマシン
- バランスボール
上記のような小型のものなら、ごみの日に処分できます。
ただし、地域ごとに「可燃ごみ」「不燃ごみ」の判断や、素材による分別が異なるため、事前に確認することが必要です。
バランスボールの捨て方
愛知県名古屋市の場合、バランスボールは「可燃ごみ」として捨てられます。ボールの空気を抜かずに捨てると、収集車の中で破裂する危険があるため、必ず空気を抜いてください。
空気の抜き方は、以下の手順で簡単にできます。
- ボールの空気入れ用の穴に、空気入れの先端についている針を刺す
- 針を刺すと自動的に空気が抜けるのでしばらく放置する
- ボールから空気が抜けたら穴から針を抜く
ダンベルのサイズや素材に注意
ダンベルは大きさや素材によって分別が異なります。
大きなダンベルは粗大ごみに該当しますが、「金属ごみ」として処分できる地域もあります。
愛知県名古屋市の場合、一般ごみとして処分できないため、地域の環境事業所に問い合わせることが必要です。
「鉄アレイ」に該当するダンベルは、処理困難物として受け入れ不可としている地域も多いため、誤った分別をしないように注意しましょう。
粗大ごみとして処分する
一辺が30cm以上の規定サイズを超えたダイエット器具は、「粗大ごみ」として処分します。
折り畳めるものは畳み、ぶら下がり健康器のように解体できるダイエット器具は、パーツを取り外しコンパクトにして、紐でまとめると回収がスムーズです。
ダイエット器具を粗大ゴミとして処分する際の手順は以下の通りです。
- 粗大ゴミ受付センターに電話またはウェブで申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店で、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、ダイエット器具に貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
愛知県名古屋市の場合、粗大ごみの収集日は月に1回で、7日前までに予約をしなければなりません。タイミングを逃すと1か月以上待つことになってしまうため、注意しましょう。
粗大ごみ収集の手数料は、1点あたり250~1,500円と比較的安いです。しかし、処分するまでに時間がかかる点と、当日の朝に指定場所(玄関前やごみ集積所)まで運ばなければなりません。
また、予約制のため、急な処分には対応できず、平日の朝に時間が取れない場合は不便に感じることがあります。
ごみ処理施設へ直接持ち込む
粗大ごみ収集を待たずに処分したいなら、地域のごみ処理施設へ直接持ち込む方法が最適です。
- ルームランナー
- フィットネスバイク
- ぶら下がり健康器
など、粗大ごみに該当する大型のダイエット器具も搬入できます。
ごみ処理施設への持ち込みは、処分費用を抑えられるのが大きなメリットです。愛知県名古屋市の場合、10kgごとに200円の処理手数料を支払えば処分できます。
土日や祝日は営業していませんが、平日の昼に搬入できる方なら、早ければ当日に処分できるでしょう。
注意点としては、重いダイエット器具を運ぶ際に車の手配が必要なことです。また、重量やサイズを考えると一人での持ち運びは難しい場合があります。施設内での荷下ろしも自身で行う必要があるため、家族や友人に手伝ってもらうと良いでしょう。
家電量販店に下取りに出す
ルームランナーや乗馬マシンなど電化製品のダイエット器具を処分する場合、家電量販店での下取りも選択肢のひとつです。
利用する店舗によって下取り料金は異なりますが、サイズに関係なく引き取ってもらえます。
店舗別 ダイエット器具の下取り費用
店舗名 | 下取り費用(リサイクル料金のみ) |
---|---|
エディオン | 4,400円(税込) |
ケーズ電機 | 2,200円(税込) |
店頭に直接持ち込めば、単体のリサイクル料金のみで処分が可能です。
ただし、大型のダイエット器具は「大型家電」に該当するため、リサイクル料金が高くなる点に注意が必要です。
また、下取りは基本的に新しい家電を購入する際に利用可能なサービスです。下取りのみを希望する場合、店頭持ち込みが必要なことが多く、出張訪問の場合は追加料金がかかることがあります。
依頼を検討する場合は、各店舗のルールをしっかり確認しましょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
大型・小型を問わず、まだ使えるダイエット器具なら、リサイクルショップでの買取がおすすめです。処分費用がかかるどころか、お金を得られる点が大きな魅力です。
多くのリサイクルショップでは、ダイエット器具をはじめ、家具家電など幅広いジャンルを扱っています。「店頭買取」だけでなく、「宅配買取」や「出張買取」にも対応している店舗が多く、手数料なしで無料査定が可能な点も手軽で便利です。
ただし、専門知識がない査定員がいる店舗では、価値のある器具でも適正価格で評価されないことがあります。また、リサイクルショップは再販を目的としているため、状態が良くないダイエット器具は買取不可になる場合も。
そのため、確実に処分したい場合は他の方法を検討した方が良いかもしれません。
健康器具買取専門店に買い取ってもらう
ダイエット器具は、買取の専門業者で売却できることをご存じでしょうか?
健康器具買取専門店では、「店頭買取」だけでなく「宅配買取」や「出張買取」にも対応しています。一般的なリサイクルショップとは違い、フィットネス機器やEMSといった健康器具を取り扱っているため、製品ごとの価格の推移やリアルタイムの市場相場を把握しているという強みがあります。
リサイクルショップよりも適正価格での査定が期待でき、使わなくなったダイエット器具を高値で売却することが可能です。
ただし、店舗によっては買取対象外の製品もあるため、事前に確認することをお勧めします。
売れないダイエット器具の特徴
ダイエット器具は健康ブームで人気があるものの、全てが売れるわけではありません。買取が難しい器具には、以下のような共通した理由があります。
- 破損していて使えない
- パーツが不足している
- 製造年が10年以上前
- 汚れやキズが多い
- 大型で重すぎる
まず、破損やパーツの不足があるもの、製造年が古すぎるものは再販が難しいです。
さらに、目立つキズや汚れがある場合も買取対象から外れやすくなります。また、サイズの大きなダイエット器具は運搬や保管が難しく、買取を断られることも。
意外に知られていない注意点として、人気のダイエット器具には数多くの類似品が多く出回っていることが挙げられます。正規品と見た目がほとんど変わらない類似品は、元々の販売価格が低いため、高値での買取は期待できません。
売却を考える際は、上記のポイントをよく確認し、査定に出すか判断することが大切です。
高価買取が期待できる人気のダイエット器具
- 腹筋ローラー
- ダンベル
- バランスボール
- シックスパッド(EMS)
- 3D振動マシン
- ストレッチローラー
- コンフォートバイク
- ルームランナー
- ステッパー
上記のジャンルで話題のものなら、発売から1~2年以内の売却が高価買取のチャンス!ダイエット器具には流行があるため、「これはもう使わないな」と思ったら、需要があるうちに早めに出すのがおすすめです。
また、購入時についていた付属品や説明書を揃えておくことで、「新品に近い」と判断され、査定額が上がりやすくなります。細かいパーツもできる限り探し出して、一緒に査定に出しましょう。
ネットオークション・フリマアプリなどに出品する
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が自由に価格を設定できるため、リサイクルショップよりも高値で売れるチャンスがあります。
人気メーカーのダイエット器具で見た目がキレイなものは、少し高額でも売れやすく、アプリが購入者とのやり取りを仲介するため、個人情報の心配も少なく安心です。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下の通りです。
- 事前にダイエット器具の相場を調べて、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- ダイエット器具の商品画像を撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
このように、商品の説明や値引き交渉、梱包・発送まで全て自分で対応する必要があり、手間がかかります。
特に、大型のダイエット器具は配送料が高くなることもあるので、送料と販売手数料込みの価格設定にしなければ利益は期待できません。器具の特徴や魅力をしっかり伝えられれば、欲しい人が見つけやすくなり、収益アップにつながる可能性があります。
知人や友人に譲る
知人や友人の中に、ダイエット器具を使いたい人がいる場合、譲るという方法も良い選択です。リサイクルショップで買取を断られた場合でも、メンテナンスを行えばまだ十分使えることもあります。高額なルームランナーなどは購入すると高価ですが、譲られれば受け取る側も喜んでくれるでしょう。
注意点として、相手が遠方にいる場合、送料がネックになることがあります。
大型のダイエット器具は重量もあるため、送料が2,000円以上かかることが多いです。
一方で、地域の掲示板「ジモティー」を使えば、近隣の人に直接手渡しができるので送料がかかりません。不用品を無料で手放せる方法なので検討してみれはいかがでしょうか。
支援団体に寄付する
ルームランナーやフィットネスバイクのような高価なダイエット器具を、ただ廃棄するのはもったいないと感じる方も多いでしょう。売却が難しい場合は寄付がおすすめです。直接団体に持ち込めば、費用もかからずに済みます。
「ダイエット器具なんて寄付しても大丈夫?」と思うかもしれませんが、破損がなく、汚れが少ないものであれば、支援団体でも喜ばれることが多いです。
ただし、寄付の際には配送料が寄付者負担となるため、遠方への配送が必要な場合は無料での処分にはなりません。しかし、廃棄するよりも、まだ使える器具を活用することで社会貢献につながります。
また、自宅まで引き取りに来てくれる有料サービスもあります。自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社の「ユースマイル」では、世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。
不用品回収業者に買取・回収を依頼する
ダイエット器具を簡単に処分したいなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。どんなダイエット器具でも種類に関係なく、自宅まで引き取りに来てくれるため、運び出しの手間がかかりません。
また、買取サービスがあるところを選べば、売れた金額の分だけ処分費用が安くなることも大きなメリットです。一方、処分費用は他の方法よりも高く、1点あたり4,000円~が相場です。不用品の量や大きさによって変動するため、事前に相談してどのくらい費用がかかるのか見積もりを取ることをおすすめします。
依頼する際の大まかな流れは以下の通りです。
- 電話やウェブから問い合わせ
- 処分したい不用品を伝える
- 見積書を確認
- 金額に納得したら契約し、日時を調整
- 作業完了後、お支払い
ダイエット器具だけでなく、家具や家電、衣類や漫画などさまざまな不用品をまとめて処分できるので便利です。
土日や早朝・夜間にも対応している業者が多いため、急いで回収してほしい時には相談すると良いでしょう。
ダイエット器具の処分費用
不用品回収業者の処分費用は、主に以下の2つのプランがあります。
- 単品回収プラン:1点4,000円~
- トラック積み放題プラン:33,000円~
ダイエット器具を1点処分したいなら、単品回収の方が安くおさまりますが、複数の不用品を一度に回収してほしい場合は、トラック積み放題を選ぶ方がお得です。トラックの車載量に応じて一律料金となっているため、捨てるのを後回しにしていたものを片付ける良い機会になるでしょう。
費用を重視したい場合は、ご自身でごみ処理施設へ持ち込む方法が安いですが、大きなダイエット器具だとトラックの手配が別途必要になることも。
時間や労力を考慮して、自分に合った方法を選んでくださいね。
ダイエット器具を処分する際の注意点
ここではダイエット器具を捨てる際の注意点を解説します。
事業用のダイエット器具は自治体で処分できない
事業用のダイエット器具は、自治体の一般ごみ収集では処分できません。
家庭用の器具なら自治体の粗大ごみ回収で対応できますが、ジムやスタジオで使われていた事業用の器具は「産業廃棄物」として扱われます。
産業廃棄物になるダイエット器具は、専門の回収業者に依頼する必要があります。不用品回収業者の場合、「産業廃棄物収集運搬許可」を取得しているかどうか必ず確認してください。
誤った方法で捨てると、回収してもらえなかったり不法投棄とみなされたりする恐れもあるので、正しく処分することが大切です。
業者に依頼する際は2~3社に見積もりを取る
ダイエット器具の処分を依頼する際には、2~3社に見積もりを取ることが重要です。業者によって料金やサービス内容は大きく異なるため、比較することで適正な費用を把握でき、余分な出費を抑えることができます。
悪質な業者は後から高額な追加料金を請求することがあるため、料金体系や見積もりの内訳が明確な業者を選ぶことが大切です。
また、複数社に見積もりを出すことで、より良い買取価格で売却しやすくなります。口コミや実績をチェックすることも、信頼できる業者選びのポイントです。
売却や譲渡の前に、メンテナンスする
ダイエット器具を売却や譲渡する前には、必ずメンテナンスを行いましょう。
まず、動作確認をし、スムーズに使用できるかをチェックします。
さらに、表面の汚れやほこりを丁寧に拭き取り、見た目を整えることが重要です。これだけで印象が大きく変わり、相手にとって「欲しい」と思える状態に近づきます。
ただし、汚れを落とす際に強力な洗剤や薬品の使用は避けましょう。塗装を傷つける恐れがあり、逆に価値が下がることがあります。「新品に近い状態」を意識し、外観を損なわないように整えてください。
ダイエット器具の処分は不用品回収業者におまかせください!
ダイエット器具の処分方法は以下の10通りです。
- 可燃・不燃ごみとして処分
- 粗大ごみとして処分
- ごみ処理施設へ直接持ち込む
- 家電量販店に下取りに出す
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 健康器具買取専門店に買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリに出品する
- 知人・友人に譲る
- 支援団体に寄付する
- 不用品回収業者に買取・回収を依頼する
面倒な作業を省いて、お得に処分したい方は買取サービスのある不用品回収業者の利用がおすすめです。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、ダイエット器具をはじめとする買取・回収に年中無休で対応しております。
お見積もり・相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください!
ーこちらの記事もおすすめですー