皆さんは、不用品を処分しようと考えたとき、どのような手段を思い浮かべますか?
ベッドやタンスなどは粗大ゴミで出すのが一般的ではありますが、大きな家具・家電や大量の不用品の処分は、自力で運び出すのはなかなか難しいものです。
そんなとき、頼りになるのが「不用品回収業者」です。
家庭から出るさまざまなゴミ、不用品、家具や家電などもまとめて回収・処分してくれるのが、民間の不用品回収業者。引っ越しなどで出る大量の不用品、実家を整理していらなくなった家具や家電など、さまざまな不用品を幅広く回収してくれる大変便利な業者です。
そんな頼れる不用品回収業者などの業者が回収した不用品たちは、その後どうなるのかご存知ですか?
再びどこかで売られて、誰かが使ってくれているのでしょうか?それとも、捨ててしまうのでしょうか?
回収された不用品のがどうなるのかは、案外知られていないんです。
現代の世の中では、随分と”リユース・リサイクル”という考えが定着してまいりました。その中で、近年多くの企業や組合などさまざまな組織で「SDGs(エスディージーズ)」への取り組みが注目されており、「不用品回収」もその取り組みのひとつとして行われているんです。
今回は、不用品回収業者に回収された家具や家電などの不用品が、その後どのように処分されるのかということについて見ていきましょう。
また、最近よく耳にする「SDGs」について解説するとともに、環境のことを考えるならどういった業者を選ぶべきなのかもあわせてご紹介したいと思います!
ぜひ不用品処分の参考にしてみてくださいね!
不用品回収に関するおすすめコラムはこちら▼▼
・不用品回収はどこに依頼する?不用品回収の相場と、安くするためのコツとは?
・不用品回収を利用する前には相見積もりを!あいみつを取る際のメリット、比較するポイントとは
どうやって不用品の処分をしていますか?
引っ越しや片付けなどで”これはもういらないかも…”となった家具・家電などの不用品を皆さんはどのように処分していますか?
不用品は、以下の方法で廃棄処分することができます。
- 自治体を利用して処分する
- 家具・家電量販店などの販売店で下取りしてもらう
- 不用品回収業者に回収を依頼する
まずはこれらの方法について見ていきましょう。
自治体を利用して処分する
多くの家具・家電などの不用品は、自治体を利用して「粗大ゴミ」として処分することができます。また、場合によっては解体して規定のサイズ以下にすることができれば「可燃ゴミ」もしくは「不燃ゴミ」として処分することもできるかもしれません。
粗大ゴミとして処分する場合
一辺30cm以上の不用品は粗大ゴミとして処分するのが一般的です。粗大ゴミの処分手順は以下を参考にしてみてください。
【粗大ゴミの申し込み手順】
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、不用品に貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
※ 細かいルールに関しては各自治体ごとに異なるので、必ず事前に確認してから処分するようにしましょう。
可燃・不燃ゴミとして処分する場合
衣服や小物などの不用品は、決められた日時に、指定のゴミ袋に入れて出すだけでOK。ただし、大きな家具・家電を解体する場合は要注意です。解体には労力が必要なこと、また不用品の数が多い場合は、一度に処分できない場合があるためあらかじめご確認ください。
資源ゴミとして処分する場合
環境のことを考えるなら、新聞紙・段ボールなどの紙類、ビン類・缶類、服や布地として再利用できる服は「資源ゴミ」に出すのが良いでしょう。
資源ゴミは、多くの地域で「集団資源回収」を行っています。「集団資源回収」とは、子ども会や町内会、学区毎の団体が、回収日時・場所などを決めて資源を回収し、資源回収業者に引き取ってもらう回収活動です。
家庭から出る新聞(折込チラシ)・雑誌・段ボール・衣類・布類などは地域の集団資源回収に出すことが推奨されています。
地域の集団資源回収は、次の2種類があります。
【集団資源回収の回収方式】
回収方式 | 運営 | 回収日 | 回収品目 |
---|---|---|---|
一般の集団資源回収方式 | 子ども会、町内会などの地域住民団体 | 団体が決めた日 | 紙類、衣類・布類、ビン類、缶類など、団体が決めた品目 |
学区協議会方式 | 小学校区の単位で活動する団体 | 月1回以上 | 新聞(折込チラシ)、雑誌、段ボール、紙パック、衣類・布類など |
集団資源回収を利用するのが手軽ですが、回収日に間に合わなかったなど運悪く集団資源回収に出せなかった場合、「リサイクルステーション」または「古紙リサイクルセンター」を利用することも推奨されています。
「リサイクルステーション」、「古紙リサイクルセンター」とは、民間で不用なリサイクル資源を受け入れてくれる中間処理施設なのですが、もし近隣にそうした施設があれば、その中にある回収ボックスにいらない資源ゴミを持っていくのもおすすめです。
リサイクルセンターについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
不用品のゴミ出しは、処分自体は簡単なことも多いものの、まとめて処分したい場合にはそれぞれの分別を自分で調べるのが手間に感じてしまうかもしれません。
家具・家電量販店などの販売店で下取りしてもらう
新しく家具・家電の購入を考えている場合は、販売店に下取りしてもらうのもひとつの手段です。下取りに出すことで、購入する品を割引してくれる場合もあるため、ぜひ活用したいところ。
家具を下取りしてもらう場合
自宅までの配送サービスを頼んでいればその時に不要な家具を回収してもらえるため、運ぶのが難しい大型家具の運び出しにも対応してもらえるのは助かりますね。
【店舗別 家具の引き取り費用】
このように無料、もしくは低価格で引き取ってくれる店舗もあり、基本的には購入した家具と同種のものを同数引き取りとなります。また、購入金額○○円以上と条件がある場合や対応するエリアが限られる場合もあるため、事前に店舗への確認を忘れないようにしましょう。
家電を下取りしてもらう場合
持ち込みで処分すれば、小さな家電であれば比較的安い金額の「小型家電リサイクル料金(自治体の回収に近い金額)」で、家電リサイクル法に該当する家電4品目の場合は「リサイクル料金と収集・運搬料金」で処分することが可能です。
【店舗別 家電の引き取り費用】
店頭に直接持ち込んだ場合、ヤマダ電機、エディオンは単体のリサイクル料金のみでかなり安く引き取ってもらえます。
また、ビックカメラは店頭引き取りを実施しておらず、宅配のみで「どれだけ入れても1箱1,980円」としています。
【店舗別 家電4品目の引き取り費用】
店舗名 | 引き取り費用(リサイクル料金+収集・運搬費用) |
---|---|
ヤマダ電機 | 3,740円〜 |
エディオン | 2,420円〜 |
ビッグカメラ | 2,640円〜 |
ケーズ電機 | 3,190円〜 |
家電4品目の回収の場合は、回収してもらう家電の種類やサイズ、利用する地域によって費用が異なり、また利用する店舗によっても細かく変わってきます。
基本的には、新品の購入時に利用できるサービスとしていて、引き取りのみの場合は店頭持ち込みに限定、もしくは引き取りのみの訪問の場合は出張料金を別途必要になったりと、利用する店舗によってもさまざまです。利用する前に各店舗のルールをきちんと確認したうえで依頼しましょう。
不用品回収業者へ回収を依頼する
冒頭でもご紹介したように、自力で運ぶのが困難な大きな家具・家電、衣服など、さまざまなジャンルの不用品が大量にある場合に便利なのが「不用品回収業者」。後ほど詳しく解説いたしますが、不用品回収業者は環境へも配慮した不用品の処分・再利用を第一に考えております。
不用品回収業者に依頼するメリットはほかにもあり、
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 不用品回収・買取を全てワンストップで行える。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
大きな不用品を処分する場合費用がかかるのが普通ですが、不用品回収業者ならこの費用を買取金額で相殺したり、まとめて処分することでお得にできちゃうんです!
通常、不用品回収業者へ依頼すると、
基本料金 + 回収費用 = 支払い料金
という料金形態になっていることが多く、基本料金相場が3,000円〜と不用品の回収費用相場が1,000円〜となっているので、
3,000円 + 1,000円 = 4,000円〜
最低でもこれ以上はかかると思ってください。
ほかの方法と比べるとちょっと割高…と感じるかもしれませんが、まとめて不用品を処分する場合には「積み放題プラン」という料金形態もあり、これは決められた大きさのトラックに積める分であれば金額は据え置きというお得なプランになります。
100kg以下は11,000円〜、200kg以下は22,000円〜と重さで換算するため、まとめて処分したいものがある方にはこちらの方がおすすめなんです!
大量の不用品もお手の物!不用品回収のノウハウを生かして、大型の家具・家電などの搬出・運搬もお任せあれ!大切な家財をプロの技術でお守りいたします!
処分したい不用品が自力では搬出できない、たくさんの不用品をまとめて手間なく処分したい!という方はぜひ検討してみてください!
回収された不用品はどうなるの?
自分たちの元から回収された不用品は、その後どうなるのか考えたことはありますか?
中には処分さえしてしまえば”手元から無くなったんだからもう関係ないよね”と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、いくら手元を離れたからと言って全く無関係ではないんです。正しい処分方法を選択できれば、また違った形で不用品たちが役立つことになります。
この機会に、不用品回収されたその後はどうなっているかもきちんと理解しておくことで、より環境への配慮ができるのではないでしょうか。
資源としてリサイクルする
回収された不用品が現状のままで再利用できないものは、資源としてリサイクルすることになります。
私たちが、普段家庭から自治体の回収に出すペットボトルや古紙などの資源ゴミの分別のように、業者は提携先のリサイクル工場で以下のように細かく分別します。
- 紙
- 布
- 鉄
- 木
- ガラス など
これらのリサイクル資源は、再び商品の原材料となり、以下のようにリサイクル製品として私たちの手元に届いているのです。
製品名 | リサイクル後 |
---|---|
ダンボール・雑誌・新聞 | ダンボール・新聞紙・印刷用紙 など |
コピー用紙 | トイレットペーパー など |
ペットボトル | 繊維・ボトル・卵パック など |
ガラス | 断熱材・アスファルト舗装 など |
正しい分別ができていないとこのようなリサイクルは成り立ちません。できるかぎり分別して限りある資源を大切に使用したいものですね。
※ 重複しますが、細かい分別などのルールは各自治体で異なります。必ずお住まいの地域の自治体に確認をし、正しい分別を心掛けましょう。
再商品化(リユース)する
先程も不用品回収業者のメリットの項目でご紹介していますが、不用品回収では状態によっては、買取も行っています。
年式の新しい家電や家具、楽器など既存の状態で使えるものは、リサイクル市場を経て再び商品となり日の目を見るのです。次の購入者が気持ちよく使えるように、また、再販しやすいように清掃・修理などを行うことで見違えるように美しくなる商品も少なくありません。もちろん、家電は動作の確認や必要に応じて部品の交換や修理などを完了させておくわけです。
また、美術品や骨とう品は、専門家による修復作業が施されます。価値の見極めが正しくできないばかりに、貴重な美術品などがみすみす廃棄されることを防ぐ大切な役割を果たしているのです。
海外へ輸出する
国内で再商品化できない不用品は、海外へ輸出します。現在、とくに東南アジアやアフリカなど発展途上国では、こうした不用品の需要が高くなっているのです。不用品回収業者などの業者は、海外輸出で利益がかなりのウェイトを占めているところもあります。
なんでも、日本人が使った中古品は「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ばれ大人気となっており、中古家具や中古家電・自転車などが売れ筋だそうです。
こうした再販するルートを持っていることで、日本にとっても廃棄する不用品を減らせ、環境にもとても役立っていることが分かりますね。
家具のリペア販売
壊れて使われなくなった家具をただ廃棄するのではなく、修理、あるいは手を加えることで新たな価値を生み出し、再利用するという取り組みが行われています。
とくに、希少価値のある素材を使った家具などは、修理、リペアをして新たな家具として再生。多くのデザイナーや職人が高い技術やセンスで家具を修理、販売。「リペア家具」はアンティーク価値のある家具として、今高い人気を集めているようです。
古い家具もこのように長年の風合いを生かしつつ手を加えることで、大切な資源を無駄にすることなく、次の世代へと受け継がれるのは素晴らしい取り組みと言えるのではないでしょうか。
支援団体に寄付する
再商品化はできないものでも必要だと感じている方は世界中に多くいらっしゃいます。そんな人々のために、再販できないものを寄付するケースも多いです。
こうした寄付支援活動は不用品を直接お届けする方法と、不用品の売却による売上からワクチン支援団体(認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会)を通じでワクチンにて現地にお届けする方法の2つの方法を利用することができます。
家具・衣類などはそのままお届けできますが、家電などの電化製品に関しては現地で使用できないことも多く売却されるものがほとんど。
こう言った場合も、専門家の判断で現地では再利用できないもの・輸送コストが大きいものに関してはワクチンにて自動的に振り分けしてもらえるので、支援者側で悩む必要はありませんのでご安心くださいね。
ただし、支援団体に寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなるので、遠方で配送しなければならないという場合は、運搬費用がかかり残念ながら無料で処分できるわけではありません。
しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
なお、こちらも費用はかかってしまいますが、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもあるので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。画像からリンク先に飛ぶことができますので、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
不用品回収と「SDGs」
不用品が回収された後にどうなるのか理解していただけたと思いますが、今注目されている「SDGs(エスディージーズ)」との関連性についても気になるところですよね。
”環境に関しての取り組み”ということは理解していても、意外と詳しくは説明できないかも…という方も少なくありません。
まずはそんな「SDGs」について見ていきましょう!
「SDGs」とは?
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能な社会の実現を目指す世界共通の目標です。
2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。
2030年を達成年限とし、17の目標と169のターゲットから構成されています。
169のターゲットについて詳しく見ていくととてつもなく長くなってしまうため、その中の17の目標のみ簡単にご紹介したいと思います。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
世界中のさまざまな国で環境問題(気候変動)・貧困・紛争・人権問題・新型コロナ等の感染症、多くの課題に直面しています。このままでは安定してこの世界で暮らし続けることが困難になっていくのではないか?そう心配される状況になってきてしまいました。
SDGsは「持続可能(※1)な開発目標」、簡単に言うと「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことなのです。
※1 「持続可能」という部分は、「人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持できる」ということを意味しています。(改善する動きを)長期間に渡って、実施し続けられるという意味なのです。
不用品回収業者におけるSDGsへの取り組み
「SDGs」には、分かりやすく要約すると、以下のような方針・目標があります。
- 貧乏で困ってる人を無くす:発展途上国への支援など
- 差別のない社会を作る:年齢や性別、障害、人種、民族、出自、宗教、経済的地位等で差別をしない社会を実現していく
- 環境を大切にする:地球環境・自然環境に配慮しながら、国や企業が活動できるようにしていく
このSDGsの理念に基づき、不用品回収業者である弊社では「モノの再利用」、「無駄な浪費の削減」、「ゴミの減少」、「教育機会の増加」、「雇用機会の増加」、「生活環境の向上」のため、不用品を回収し再利用・寄付を通じて環境への配慮や恵まれない人々への物的支援などを行っています。
不用品をリユース・リサイクルすることで、環境への配慮だけでなく貧困で困っている人を助けることにもなっている…というわけなのです。
私たちができる「SDGs」とは?
SDGsの取り組みとしてリユース・リサイクル事業に関しても触れましたが、処分したい不用品がまだまだ状態が良いのなら「売却」するのも良いかもしれません。
先述したように正しい分別ももちろん大切ですが、”ものを大切にする”という観点から言えば、リユース・リサイクルの一環である「売却」も素晴らしいのではないでしょうか。
売却した不用品がまたどこかで再使用(リユース)してもらえるなら、それは私たちのできる立派なSDGsの取り組みと言えますよね。
不用品の売却には、
- リサイクルショップ
- ネットオークション・フリマプリ
- 不用品回収業者
などを活用するのがおすすめ◎。それぞれの方法について見ていきましょう!
リサイクルショップ
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、もちろんさまざまな種類の不用品も買い取ってもらうことができます。気軽にお金に換えることができるのもメリットですが、”不用品がまた誰かの役に立つ”というのはのは嬉しいものですよね。
リサイクルショップは「店頭買取」だけでなく、「宅配買取」、「出張買取」と全ての買取サービスを利用できる店舗が多いです。大型の家具など大きさも重量もあるものを売却する場合には、「出張買取」を利用するのがおすすめ◎。
手数料などはかからず、無料で査定してもらうことができるので、手軽でもっとも身近な業者と言えるのではないでしょうか?
ただし、不用品が売れなかった場合は引き取ってもらえない場合もあり、改めて別の処分方法を検討しなければならない点は要注意です。
ネットオークション・フリマアプリ
「買取」で断られてしまった不用品だとしても、ネットオークションやフリマアプリなら売れる場合があるのはご存知ですか?
ネットオークションやフリマアプリの大きなメリットは、多少キズがあったり型が古くても、有名メーカーのものやデザイン性が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう!
【ネットオークション・フリマアプリに出品する手順】
- 事前に不用品の相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- 不用品の商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
リサイクルショップには買い取ってもらえなかった不用品でも売れる可能性があるのは嬉しいですが、いつ売れるのかわからないため売れるまでは不用品を保管し続ける必要があります。
また、配送料はこちらが負担することとなります。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく高額で売却できても送料でマイナスに…なんてことにもなり兼ねないため注意しましょう。
さらに、商品にキズや汚れがついてはトラブルに発展しかねませんから、配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要もあり、自分ひとりで行うにはそれなりの労力がいるかもしれません。本来ならお得な売却方法のひとつですが、売却方法の中では唯一手間やご自身の労力がかかる方法でもあります。
不用品回収業者
このように、リサイクルショップやネットオークションなどの活用もとても便利ですが、もしも売れなかった場合には結局ご自身で廃棄処分することになってしまうのは二度手間ですよね。
そんなとき、おすすめなのはやはり「不用品回収業者」。
すでにお伝えしたように不用品回収業者なら、買取・回収まですべて一度にお任せできちゃうんです!
不用品回収業者のメリットについては不用品の処分方法の項目で詳しく説明していますので割愛いたしますが、不用品回収業者は、不用品が売れない場合でもそのまま回収が可能です!
本来、買取を断られてしまったらご自身で分別方法を調べて処分する必要があるところを、不用品回収業者なら処分まで頼むことができるのは嬉しいですよね!
SDGsへの積極的な取り組みをしている業者も多く、環境へ配慮した処分をしてくれる点は安心して任せられるのではないでしょうか。
「SDGs」を意識するならこんな業者はNG!
SDGsがどのような取り組みなのかや、環境を意識するなら売却もおすすめとお伝えしましたが、もしもそのSDGsを意識して不用品を処分したい!とお考えなら注意点がひとつあるんです。
その注意したい点とは「業者選び」です。
民間の不用品回収業者の多くは、良心的で誠実なプロのサービスを提供してくれます。回収した不用品を時間と手間をかけて分別し、できるかぎり資源として再生、環境保全への取り組みにも力を入れています。
しかし、とても残念なことに、悪質な不用品回収業者による不法投棄が一部で問題になっています。
SDGsを意識して不用品を処分するのなら、以下のような業者は避けましょう!
住宅地を回って直接不用品を回収するトラックに要注意!
必ずしもすべてがそうというわけではありませんが、トラックで住宅地を回りながら直接不用品を回収している業者には注意が必要です。こういった業者は、自治体の認可を得ずに無許可で運営しているケースも多く、高額の手数料を取って回収した家電などを人気のないところに不法投棄しているという問題が多く報告されています。
そして不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので決して他人事ではないんです。
不用品の回収や処分、買取には、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄運搬業許可」、「古物商許可」などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫!
きちんと許可を得た信頼できる業者に依頼することで、このようなトラブルに巻き込まれるのを未然に防ぐことができます。
HPに必ず記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
格安での回収を謳ったチラシはトラブルのもと!
自宅の郵便受けに頻繁に配布される、不用品回収のチラシやマグネット。次からつぎへと配られるので、多くの方が一度は目にしているのではないでしょうか。
中には、「無料回収」と大きく書かれたものも多く、実情を知らない利用者が回収を依頼してしまい、後から高額の手数料を請求されたり、ひどい対応をされてトラブルになったという例が多数報告されています。
不用品を処分するためには、運搬、解体、処分などにそれぞれ手間がかかり、当然費用もかかります。無料回収ということは、よほど状態が良くて十分にリサイクル可能なものを除き、かなり難しいというのが現実なんです。皆さんも「無料回収」の広告にはくれぐれも気をつけましょう。
悪徳業者についてもっと詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、今話題の「SDGs」について見ていきつつ、回収した不用品がその後どうなるのかについてご紹介しました。
業者が回収したさまざまな不用品は、それぞれ仕分け、解体、分別したうえで、リサイクル・リユース・リメイクし日本国内だけでなく海外でも再利用されています。
昨今騒がれている環境問題。「SDGs」を意識した不用品の処分をすることで、ひとつひとつの効果は小さなものかもしれませんが、いずれ大きな成果として現れるはずです。
私たちの”大切な地球”を守るためにも、できる限り環境問題を意識しながら過ごしていきたいものですね。
弊社でもリユース・リサイクル事業、および流通の最適化を通して「誰一人取り残さない」というSDGsの使命を胸に不用品の回収・買取、支援活動に取り組んでいます。
環境に配慮した不用品の処分をお考えなら、ぜひ我々「出張回収センター」へご相談くださいませ!