雛人形の処分方法8選!無料回収は?供養の方法や注意点を解説

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日本独自の伝統文化の一つである雛人形。
女の子の節句である雛祭りの時期に各家庭で飾り、健やかな成長を願う風習があります。
しかし、子供の成長と共に飾ることがなくなると、押し入れのスペースを圧迫して困ることもあるでしょう。
愛着のある雛人形をごみ袋に入れて捨てて良いものなのか、抵抗のある人も少なくありません。
雛人形を手放す時は、人形供養を行うことで気持ちの区切りがつきやすくなります。
この記事では、雛人形のさまざまな処分方法や人形供養について紹介します。
ご家族が納得して処分できる方法を選びましょう!

雛人形を処分するタイミングは子供が自立した時

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雛人形は、子供の健やかな成長を願うために生まれた文化で、一般的に3月3日のひな祭りに合わせて飾られます。
雛人形の役割は、女の子の厄除けや健康を祈願することです。昔は子供が病気で早く亡くなることも多く、大人になるまで健やかに成長することを願って雛人形を飾るようになったといわれています。
飾られた雛人形は、一年間、子供の身代わりとなって病気や厄を引き受けてくれるとされています。
雛人形を飾る時期に関しては、「この歳になったら飾る必要がない」といった明確な決まりは存在しません。
処分のタイミングは、それが役目を終えたと感じたときが適切でしょう。例えば、子供の高校卒業や成人式、独立などの人生の節目に合わせて処分を考えることも一つの方法です。また、雛人形自体が古くなり、修繕が難しくなった場合も処分を検討するべき時期といえます。

雛人形の捨て方は8通り!費用も比較

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雛人形の処分方法には下記のように複数の選択肢があります。

処分方法メリットデメリット処分費用
寺社に人形供養を依頼丁寧に処分できる手間がかかる2,000~3,000円
人形供養イベントに参加同じ目的を持つ人と
供養できる
日程調整が
必要
3,000~5,000円
人形供養代行サービス自宅にいながら
利用できる
梱包・発送が大変2,200~8,800円
自治体でごみとして処分手軽に処分できる気持ちの整理が
難しい
無料~数百円
親族や知人に譲る思い出の品を
引き継いでもらえる
貰い手が見つける
のが難しい
無料
フリマアプリ・オークション
に出品
現金化できる売れ残る可能性
がある
無料
※送料・手数料
は自己負担
リサイクルショップで売る現金化できる需要が少ない無料
不用品回収業者に依頼する・自宅まで取りに
来てくれる
・ケースもまとめて
処分できる
費用がかかる業者により
異なる
※要見積もり

雛人形の捨て方は、どれが正しくて、それが間違っているとは一概に言えません。気持ちの面や費用、手間を考慮し、心置きなく手放せる方法を選びましょう。
それぞれの方法について詳しく解説していきます。

神社やお寺に人形供養を依頼する

思い出の雛人形としっかりお別れしたいという方は、神社やお寺で行われる人形供養がおすすめです。
人形供養とは、雛人形をはじめ、愛着のある人形に対する感謝の気持ちを込めて供養する儀式です。
お焚き上げや読経で丁寧に供養してもらうことができるので、長年大切にしてきた雛人形を後悔なく送り出すことができます。

名古屋市の人形供養ができる寺社

名称住所供養料受付時間
上野天満宮愛知県名古屋市千種区
赤坂町4丁目89番地
2,000円
(3㎏まで)
9:00〜17:00
(年末年始除く)
山田天満宮愛知県名古屋市
北区山田町3-25 
3,000円
(45L 3袋分)
9:00〜16:00
(年末年始除く)
妙行寺愛知県名古屋市中村区
五反城町3-10
1体2,000円・事前予約で持ち込み
・郵送

供養にあたって初穂料・お布施と呼ばれる費用を納める必要があります。費用は神社やお寺によって異なりますが、相場は約2,000~3,000円です。
段ボールで郵送して供養できる場合もあるので、雛人形以外に他の人形やぬいぐるみを処分したいという方は、検討してみると良いでしょう。

人形供養では付属品が処分できない

人形供養でお焚き上げができるのは、燃える素材の人形本体のみであることに注意しなければなりません。
雛人形には、道具類やぼんぼり、ガラスケースなど多くの付属品がありますが、これらは供養の対象外とされることがほとんどです。
付属品の処分については、自治体のごみ収集に出す必要があります。

雛人形の供養イベントに参加する

各地で開催される雛人形供養イベントに参加するのも一つの方法です。例えば、明治神宮で行われる人形感謝祭では、全国から集まった多くの人形が一度に供養されます。
このようなイベントに雛人形を寄付すると、他の多くの人々と一緒に供養ができ、当日は特別な儀式を見ることができます。明治神宮では、供養される人形が展示され、巫女の神楽などの伝統的な儀式を楽しみながら、思い出に残るお別れができます。
ただし、イベントの日程に合わせる必要があるため、スケジュールの調整が必要です。
費用は、明治神宮の場合、45Lのごみ袋に入るサイズで3,000円です。雛人形の他、五月人形や西洋人形も受け付けています。

「鴻巣びっくりひな祭り」イベントでは郵送可能

雛人形の町として有名な埼玉県鴻巣市では、「鴻巣びっくりひな祭り」イベントが開催され、日本一高いといわれる31段のピラミッドひな壇が展示されます。参加費用は5,000円です。
電話で先着順での申し込みを受け付けており、自己搬入が難しい方でも郵送で雛人形を送ることができます。郵送する際の送料は別途支払う必要がありますが、遠方からでも参加することが可能です。

人形供養代行サービスを利用して郵送する

忙しくて近所の神社や寺院で人形供養をしてもらう時間のない方や、住んでいる場所が遠くて人形供養イベントに参加できない方には、人形供養代行サービスを利用する方法もあります。
自宅から雛人形を郵送することで、供養から処分までを一貫してサポートしてもらえます。
供養する時間が取れない中でも、雛人形に感謝の気持ちを込めて手放したい方には最適です。ただし、納得のいく供養をしてもらうためには、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。

花月堂に依頼する

郵送可能なもの費用
人形・ぬいぐるみのみ2,200~8,800円
ケース入りの人形2,200~12,100円
段飾りのセット(雛人形以外)17,600円

人形供養専門店「花月堂」のらくらく人形供養パックでは、箱の大きさに応じて料金が変わります。また、ケースに入った雛人形や、7段・3段・親王飾りのセットもまとめて引き取ってくれるのが特徴です。
また、供養が終わった雛人形は、供養報告書を発行してくれるため安心です。状態の良いものであれば、学校や福祉施設へと寄付されます。
ただし、出張引き取りを希望する場合は、エリアに応じて手数料が加算されるため、費用が高くなる点に注意しましょう。

一般社団法人日本人形協会に依頼する

一般社団法人日本人形協会では、毎年10月に開催される「東京大神宮人形感謝祭」で供養する雛人形を郵送できます。
雛人形以外にも、五月人形や兜、市松人形なども受付可能です。ただし、ガラスケースや道具類の処分には対応していません。
費用は、ダンボール一箱につき5,000円で、送料は自己負担となります。ダンボールに入りきらない分は、一箱ごとに追加で2,000円が必要です。

自治体でごみとして処分する

雛人形を供養せずに処分する場合、市町村のごみ収集に出すことも可能です。ごみ収集に出す場合は、お住まいの自治体の分別区分に従いましょう。

自治体ごみの区分処分時の注意事項
愛知県名古屋市可燃ごみ(木・布製)
不燃ごみ(陶器・ガラス製)
プラスチック資源(プラ製)
30cm以上は粗大ごみ
東京都新宿区燃やすごみ30cm以上は粗大ごみ
費用:400円
(ケースも含む)
千葉県柏市不燃ごみ1辺120cm以上は
粗大ごみ
埼玉県春日部市可燃ごみ(紙・布・プラ製)50cm以上の人形ケース
は粗大ごみ
群馬県渋川市燃えるごみ石膏は排出できない

可燃ごみとして処分

雛人形の素材が紙や布でできている場合は、可燃ごみとして処分できます。ただし、地域によって分別ルールが異なるため、市町村の公式ホームページでごみの区分を確認することが重要です。
雛人形の顔が石膏で造られているものは自治体で処分できないところもあります。

不燃ごみとして処分

雛人形の素材がプラスチックや陶器を含む場合は、不燃ごみとして出す自治体もあります。不燃ごみの収集頻度は、地域によって月1回のところもあるため、事前に確認しましょう。
壊れやすい陶器製の雛人形を排出する際は、ケガをしないように新聞紙で包んでごみ袋にいれると安心です。

大きい雛人形は粗大ごみとして処分

大きい雛人形は、自治体のルールで「粗大ごみ」として分類されます。このような雛人形を処分する方法として、戸別収集と自己搬入の2つの方法があります。
いずれも処理手数料が発生するため、市町村のホームページで確認してください。
愛知県名古屋市での手続きの流れは下記の通りです。

戸別収集自己搬入
手続き事前にWeb・電話で予約
(締切日:収集日の7日前まで)
当日に環境事務所で
申し込み
処分の流れ1:ごみ処理券シールを購入
2:粗大ごみに貼付
3:収集日の朝に玄関前に出す
1:指定の処理施設へ搬入
2:荷下ろし
3:処分手数料を支払う
処分費用500円200円(10㎏まで)

粗大ごみの処分は、事前予約が必要であり、混雑している場合はすぐに処分できないことがあります。
いずれの方法も月曜~金曜のみの受付です。早めに処分したい場合は、計画的に手続きを行いましょう。

雛人形のケースや付属品の処分方法

雛人形のさまざまな付属品は、家庭で処分しても問題ありません。
素材によってごみの区分が異なるため、適切に分別して捨てましょう。
一般的な処分方法は下記の通りです。

付属品ごみの区分
ひな壇木製:可燃ごみ
プラスチック製:プラスチックごみ・不燃ごみ
ガラスケース不燃ごみ、粗大ごみ
※紙に包み、「ガラス」「キケン」などと表記
ぼんぼり可燃ごみ、不燃ごみ
屏風可燃ごみ、粗大ごみ
道具類布製:可燃ごみ
その他:プラスチックごみ、不燃ごみ、陶器ごみ

台座や屏風などの大きな付属品は、解体しない限り「粗大ごみ」として処分する必要があります。
その他の前飾りや小道具は、一つ一つ材質を確認して分別して処分してください。

親族や知人に譲る

雛人形を親族や知人に譲ることも一つの方法です。
ただし、雛人形は本来、一人一体であり、他人に譲るのはあまり一般的ではありません。譲渡する場合は、譲り手と貰い手の不安を解消するためにも、神社やお寺で厄払いを行うことをおすすめします。
雛人形を譲るメリットは、思い出の品を処分せずに新たな持ち主に大切にしてもらえることです。しかし、雛人形が持つ厄除けの意味から、お下がりを避ける風習があり、貰い手を見つけるのに苦労するかもしれません。
また、昭和から平成初期に主流だった7段飾りの大きな雛人形は、保管場所の確保やお手入れが大変なため、現在ではあまり好まれないことが多いようです。
もし、相手が雛人形を希望する場合は、清潔にして厄払いをした上で渡すことで喜ばれるでしょう。

フリマアプリ・オークションに出品する

中古の雛人形はフリマアプリやオークションで出品すると売れることがあります。
状態の良い雛人形を譲ることで、処分費用がかからず現金化できる点がメリットです。
メルカリでは、下記のような雛人形が取引されていました。

  • 雛人形 二段 ライト付き:3,000円
  • 雛人形 ガラスケース入り:10,000円
  • 雛人形 七段飾り 久月:48,700円

ダンボール一箱に納まらない場合、その分の送料負担が大きくなるため、価格設定には注意が必要です。
また、雛人形を売る際には、出品のタイミングが重要です。雛祭りの直前に需要が最も高まるため、1月から2月にかけて出品すると良いでしょう。

リサイクルショップで売る

リサイクルショップ(不用品買取業者)で雛人形を売却する方法もあります。
しかし、中古の雛人形は需要が低く、売れるかどうかは状態や年代、購入時の価格などに左右されます。査定を依頼する前に、雛人形のお顔や衣装に汚れが無いか、道具が揃っているかどうかを確認しましょう。
市場の需要が限られている一方で、人気メーカーの雛人形やキャラクターの限定グッズは高値で取引されることがあります。

  • ミッキーマウス・ミニーマウスの親王飾り
  • 真多呂人形
  • リヤドロ
  • ノリタケ
  • 吉徳大光

その他、有名な人形作家の作品や、象牙や木彫りの雛人形は美術品として評価されることがあります。
まずは雛人形を取り扱っている買取業者に一度相談してみることをおすすめします。

不用品回収業者に依頼する

雛人形の処分は不用品回収業者に依頼することも可能です。
七段飾りやガラスケースに入った雛人形は、通常の処分だと、運び出しや分別に手間がかかります。
不用品回収業者なら都合の良い日時に自宅まで回収に来てくれるため、忙しい人でも利用しやすいです。
処分費用は業者によって異なるため、見積書の作成を依頼し、内訳を確認してからお願いしましょう。

雛人形の供養を依頼できる

遺品整理サービスを提供している不用品回収業者なら、人形供養も同時に依頼できる場合があります。そのまま処分するのは心苦しい場合でも、時間をかけずに供養を行えるため、丁寧に処分したい人に最適です。

ガラスケースやひな壇もまとめて回収可能

不用品回収業者ならガラスケースやひな壇など付属品もまとめて処分可能です。台座や吊るし飾りなど小物類は、人形供養で取り扱ってない場合が多いため、素材別に自治体で処分しなければなりません。
専門業者では、こうした関連品を一括して回収してくれるため、効率良く不用品を処分できます。

雛人形を処分する際の注意点

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ここでは雛人形を処分する際の注意点をいくつか解説していきます。

祟りや呪いは迷信に過ぎない

雛人形を処分する際に、供養しないとバチが当たるのではと心配する人もいますが、祟りや呪いは迷信に過ぎません。
処分方法はあくまで心の持ちようあるため、気持ちよく手放したいのであれば供養が良い選択肢でしょう。重要なのは、自分の負担が軽くなる方法で処分することです。

思い出の品や個人情報が入っていないか確認する

雛人形を処分する前に、箱や付属品の中に思い出の品が紛れていないか確認することが重要です。写真や手紙など、大切なものが入っている可能性があるため、ガラスケースの中も調べることをおすすめします。
また、名前旗や名前札など個人情報が記載されるものを、そのまま処分したり、譲ったりしないようにしましょう。

個人でお焚き上げしない

雛人形を供養する「お焚き上げ」は、個人で行うべきではありません。
現在、多くの自治体では「野焼き」を禁止しています。
気持ちの整理をつけるために、最後に雛人形を飾りつけて、家族で楽しむのも一つの方法です。自治体で処分する前に、塩で清めてから白い紙に包むことをおすすめします。

捨てるのに抵抗がある場合は、人形だけ残す

雛人形の処分に迷った場合、無理に捨てる必要はありません。収納場所を確保する目的であれば、愛着のある雛人形だけを残して、ケースや道具類を処分するのも一つの方法です。
また、大切な思い出として写真に撮ってから手放すのも良いでしょう。

雛人形の処分でよくある質問

Q.雛人形は7段飾りで、ガラスケースに入ったものもあるのですが、まとめて処分してもらえますか。

A.もちろん可能です。サイズが大きい物も持ち運びから全てお任せください。
素材が異なるものや付属品なども合わせてまとめて回収いたします。

Q.雛人形のセットだけで、分量は多くないのですが、ゴミとしては出しにくいので回収してもらえますか。

A.もちろん、少量でも、1点でもご要望いただければ回収に伺いますのご安心ください。
ただし、単品のみの回収はゴミとして廃棄するよりも高く費用がついてしまう可能性がございます。
他にまとめて処分したい不用品があれば一緒に処分されることをおすすめします。

Q.雛人形の供養をしていただくことは可能でしょうか。

A.ご要望に応じて、回収後に供養をすることが可能です。
人形供養を受け付けている寺院等に依頼し、丁寧に供養をした上で処分をいたします。

Q.雛人形だけでなく、同時にいらない家電なども引き取ってもらえますか。

A.もちろん回収可能です。 家の中の不用品を全てまとめて回収することも出来ますので気軽にご相談ください。
出張回収センターは、量に応じたトラックプランや空き屋回収プランなどの様々なご依頼に対応できるプランをご用意しております。
事前に不用品の内容を問い合わせいただくと、なるべく正確な金額のお見積額を提示させていただくことが可能です。

Q.見積もりを取った後に、追加料金や高額な費用がかかってくることはありませんか。

A.回収量が見積もりの時と大幅に変更になったり、別作業の追加をご要望されない限りは、追加料金がかかることはありません。
追加で他のものを一緒に回収してほしいというご要望がございました際にも、事前に金額を提示した上で、必ず同意いただいてから作業をいたします。
なお、お見積は無料で対応させていただいておりますので安心してご依頼ください。

雛人形の処分は不用品回収業者におまかせください

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雛人形の処分方法は下記の通りです。

  1. 神社やお寺に人形供養を依頼する
  2. 雛人形の供養イベントに参加する
  3. 人形供養代行サービスを利用して郵送する
  4. 自治体でごみとして処分する
  5. 親族や知人に譲る
  6. フリマアプリ・オークションに出品する
  7. リサイクルショップで売る
  8. 不用品回収業者に依頼する

雛人形は、人形供養をして処分する方法が一般的ですが、感謝の気持ちを伝えてから自治体で処分することも可能です。
子供の成長を見守ってくれた雛人形を、気持ちの整理がつく方法で手放しましょう。
忙しくて処分に時間をかけられない人や、大きな雛人形の処分に困っている人は、不用品回収業者に依頼してください。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、雛人形や付属品の処分を一括して回収可能です。提携している寺院での人形供養も代行しておりますので、大切な品を丁寧に処分いたします。
年中無休で受け付けておりますので、お気軽にご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

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