電話機の処分方法7選!無料の捨て方はある?手順や費用を詳しく解説

目次

固定電話機

「防犯性が高い」「災害時に使用できる」「通話料が安い」…などメリットが多い固定電話機。スマートフォンの普及で利用者が減っているとはいえ、まだまだ現役で使用しているご家庭も多いですよね。

しかしそんな電話機は一度設置すると処分する機会があまりないため、いざ手放す際に「どう処分しよう?」「分別はどうなる?」など処分方法に悩んでしまいがちです。本体の処分に加えて通信回線の解約などもしなければならないので、面倒で放置しているという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回のコラムでは電話機の処分方法と注意点について詳しく解説します。
電話機本体の処分方法から通信回線の解約方法まで幅広くご紹介していきますので、処分前にはぜひ目を通してみてください!

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電話機の処分方法7選!

固定電話機

今回ご紹介する電話機の処分方法は以下の7つです。

  1. 不燃ごみとして捨てる
  2. 粗大ごみとして捨てる
  3. 小型家電として捨てる
  4. 家電量販店の小型家電回収を利用する
  5. リサイクルショップで売却する
  6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  7. 不用品回収業者を利用する

それぞれの手順や注意点について、詳しく確認していきましょう。

①不燃ごみとして捨てる

不要になった電話機はごみ袋に入れ、地域ごとに決められている収集日にごみステーションに出しておけば、「不燃ごみ」として収集してもらえます。
手数料の支払いや事前予約などは必要ないので、気軽に捨てられるのがメリットです。

しかし、自治体によっては電話機を「可燃ごみ」「小型家電」など別の分別にしていることもあるため注意しましょう。

  • 北海道札幌市:燃やせないごみ※小型家電回収も可
  • 神奈川県横浜市:燃やすごみ。FAX等複合機も対象。
  • 愛知県名古屋市:小型家電※回収ボックスを利用できない場合は不燃ごみ

自治体の規定サイズを超える大きさの電話機は「粗大ごみ」になる場合もあります。まずはお住まいの自治体の分別一覧を確認し、正しい分別で処分を行えるようにしましょう。

②粗大ごみとして捨てる

FAX機能やコピー機能が搭載された大型の電話機は、粗大ごみとして処分を行います。
ここでは事前予約制の場合の手順をご紹介しますので、処分時には参考にしてください。

【粗大ごみ回収の手順】

  1. 電話・インターネット受付で予約をする
  2. 処分費用・回収日時・回収場所を確認
  3. 販売店(スーパー・コンビニなど)で手数料納付券を購入
  4. 電話機に手数料納付券を貼り付ける
  5. 収集日の指定時間までに電話機を指定場所に出す

自治体の粗大ごみ回収であれば、大型の電話機でも比較的安い手数料で処分できます。

  • 北海道札幌市:200円
  • 東京都杉並区:小型ファクシミリ400円、大型のものは1,300円
  • 愛知県名古屋市:250円
  • 大阪府大阪市:200円

しかしその一方で、処分までに数週間~1か月程度時間がかかるというデメリットもあるため注意が必要です。急ぎの場合は別の方法を検討しましょう。

クリーンセンターに自己搬入することも可能

「粗大ごみ回収日を待てない」「すぐに電話機を処分したい」ということなら、自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)に電話機を自己搬入するという方法もあります。

搬入には車が必須で、稼働日時が平日の日中のみなので利用できる人が限られる方法ではあるものの、この方法であれば電話機を自分のタイミングで処分でき、ほかの不用品もまとめて捨てられます。
予約の有無や搬入の手順、手数料の金額などは自治体によって異なりますので、持込前にはお住まいの自治体のホームページを確認して確実に搬入できるようにしておきましょう。

③小型家電として捨てる

小型家電リサイクル法対象品目である電話機は、自治体の「小型家電回収」を利用して処分できます。
自治体では「小型家電回収ボックス」や「ステーション回収」「イベント回収」、認定事業者による「宅配回収」など、さまざまな形で電話機を回収していますので、利用しやすい方法を選びましょう。
どの方法でも、費用は無料です。

ただし小型家電回収ボックスを利用する際は、投入口サイズによっては電話機が入らないこともあるため注意が必要です。

【回収ボックス投入可能サイズの一例】

  • 神奈川県横浜市:30×15㎝(長さ30cm未満)
  • 愛知県名古屋市:縦15×横40×奥行25㎝以下
  • 大阪府大阪市:15×30cm

持ち込む前にはお手持ちの電話機のサイズと、ご利用予定の回収ボックスの投入口サイズの確認を済ませておきましょう。

▼小型家電回収について詳しくはこちらの記事をどうぞ▼

④家電量販店の小型家電回収を利用する

家電量販店でも、電話機を小型家電として回収してもらえます。

  • エディオン:無料で引取
  • ノジマ:処分のみの対応は不可。同等商品を購入すれば同じ数量まで無料で処分(※モバイル会員限定)
  • ヨドバシカメラ:550円(税込)
  • ビックカメラ・コジマ:小型家電まとめて回収一括1,958円(税込)
  • ジョーシン:無料で引取
  • ケーズデンキ:550円(税込)

引取は無料の場合が多いですが、店舗によっては有料になることもあるため注意してください。そもそも小型家電回収を実施していない店舗もありますので、事前に引取可能品目や費用については直接店舗に問い合わせて確認しておくのをおすすめします。

⑤リサイクルショップで売却する

まだ使える電話機を簡単に処分したいなら、リサイクルショップに売却するという方法もあります。

  • 店舗数が多く、利用しやすい
  • 持込買取であればその日のうちに電話機を手放せる
  • お近くに店舗がないなら「宅配買取」「出張買取」の利用も可
  • 電話機以外のものも買い取ってもらえる

ただし、リサイクルショップで買い取ってもらえるのは製造から5~7年以内の比較的新しいモデルの電話機のみという点に注意が必要です。古い製品は買取不可になることも多いので、持込前にはお手持ちの電話機の製造年数を確認しておきましょう。

  • セカンドストリート:家電は10年以内に製造されたものが買取対象
  • ハードオフ:基本的に製造後7年以内のものが買取対象(オーディオ製品は年式問わず受付)
  • トレジャーファクトリー:製造年数が7年以内

いつか売ろう…と放置している間に、電話機の買取額はどんどん安くなっていきます。不要になった電話機はできるだけ早く、売却するのがおすすめです。

⑥フリマアプリ・ネットオークションに出品する

リサイクルショップで買取不可になった古い電話機でも、フリマアプリ・ネットオークションなら売れる可能性があります。故障した電話機でも「ジャンク品」「部品取り用」として買い取ってもらえることもあるため、どんなものでも一度出品してみるのがおすすめです。

【メルカリで実際に取引されている電話機】

  • パナソニック 電話機:2,950円
  • ブラザー FAX機能付き電話機:2,300円
  • シャープ デジタルコードレスファクシミリ・電話機:2,000円
  • シャープ 電話機(未使用品):6,690円

手軽に利用できるフリマアプリやネットオークションですが、出品や梱包、発送など作業のすべてを自分で行わなければならず、そのぶんどうしても手間と時間がかかってしまうのがデメリットです。急ぎなら別の方法を選んだほうがいいかもしれません。
そのほか、利用時には以下のようなデメリットにも注意してください。

  • 精密機械なので梱包に注意が必要
  • 送料を自己負担にした場合は、送料も含めた価格設定が必要
  • 売却できた場合は販売額に応じて5%~10%の手数料がかかる
  • すぐに売れない可能性もある

⑦不用品回収業者を利用する

不用品回収業者に依頼すれば、電話機はもちろん、家の中の家具や家電、衣類や書籍などさまざまなものをまとめて回収してもらえます。
電話一本で家まで来てもらえるうえに、分別や搬出、積込などの面倒な作業はすべてスタッフにおまかせしてOKなので、とにかく手間をかけたくない!という方におすすめの手段です。

【見積もり依頼から作業完了までの流れ】

  1. 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
  2. スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
  3. 見積もり内容に納得できたら、契約する
  4. 作業日時の調整
  5. 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
  6. 作業完了確認後、費用の支払い

不用品回収業者は年中無休で稼働しているので「引っ越しまで時間がないので2、3日中に来てほしい」「夜しか時間をとれないので夜間に作業してほしい」など、さまざまな希望に臨機応変に対応可能です。
電話機やそのほかの不用品の処分でお困りなら、一度相談してみてはいかがでしょうか。

▼より詳しく知りたい方はこちらのコラムをどうぞ▼

電話機処分時によくある質問

Q 電話機の回収をお願いするとどれくらいで引取に来てもらえますか?

A. 名古屋周辺からのご依頼であれば、最短で30分ほどで回収にお伺いすることが可能です。 それ以外の場所でもなるべくその日のうちにお伺いさせていただきます。 混雑状況等によっては多少お時間を頂戴する可能性もございますが、できる限りスピーディーに回収しますので、お急ぎの場合はぜひその旨をお知らせください。

Q 日曜日に電話機の回収に来てもらうことは可能でしょうか?

A. はい、可能です。 電話機を含む不用品の回収は年中無休で行っていますので、土日や祝日などでも問題なく回収にお伺いさせていただきます。 もし、ご希望の曜日がある場合には担当者にその旨をお伝えください。

Q 電話機の回収をお願いするにあたって先に見積もり書だけ見せてもらえますか?

A. はい、もちろん可能です。 出張回収センターではリーズナブルな料金水準に自信を持っていますが、 見積もり書をご確認いただき、もしも他社より料金が高額な場合がございましたらお知らせください。 お客様のご希望にそえるよう、可能な限りご対応いたします。

Q 電話機以外の不用品もまとめて回収してもらえますか?

A. 回収可能な不用品の数量には上限を設けていませんので、電話機以外にも処分したいものがある場合にはそれらもまとめて回収いたします。 ただし、不用品のボリュームに応じてトラックや作業スタッフを手配する必要があるため、事前に数量をお知らせいただきますようお願いいたします。

Q 年代物の電話機ですが、買取はしてもらえますか?

A. 当社スタッフが査定を行いまして、お客様の電話機が需要がある品物だった場合は買取させていただきます。 買取不可だった場合でも、回収はさせていただきますのでお気軽にご相談ください。

Q 電話機に残っている連絡先などを消してない場合は、回収・買取出来ないんでしょうか?

A. いえ、そのような場合でも回収・買取は可能でございます。 当社は個人情報の漏洩などがないよう、徹底した配慮をし作業しておりますので、お客様に一切ご負担はおかけいたしません。 そのほかにもご不明な点や、ご心配などございましたらお気軽にお申し出ください。

「電話機」処分時の注意点

注意

ここでは、電話機を処分する前に知っておきたい注意点を解説します!
知らないと損をすることもあるので、処分前には一度目を通してみてください。

通信回線の解約を忘れずに!

電話機本体を処分して固定電話を使うことがなくなっても、通信回線を解約するまでは月額使用料や基本料金が毎月発生します。
解約を忘れると使っていない料金を支払い続けることになってしまうので、電話機本体の処分と同時に通信回線の解約も済ませておくのがおすすめです。
通信回線の解約手続きは、電話やネットで行えます。手続きには契約書類や本人確認書類などが必要になりますので、忘れず用意しておきましょう。

個人情報の取り扱いに注意

  • 電話帳登録された家族や知人の電話番号
  • 通話内容の録音
  • 留守番電話メッセージ

電話機内に上記のようなデータが残っていた場合、そのまま捨てたり売ったりすると個人情報が流出する恐れがあります。
処分前には電話機内のデータを消去し、初期化するのを忘れないようにしてください。
データの消去や初期化の方法は、製品やメーカーごとに異なります。取扱説明書やメーカーのホームページを確認しつつ、作業を行いましょう。

付属品は取り外して処分する

子機に内蔵された電池やバッテリー、FAX付き電話機内にセットされたインクと紙などは、電話機とは別で処分が必要です。

付属品分別
FAXのインクリボン可燃ごみ
家電量販店設置の回収ボックス
FAXのトナーメーカーの回収ボックス
メーカーによる引取
資源ごみ
インクで汚れたものは可燃ごみ
電池・バッテリー自治体の回収ボックス
電池の一括回収
コード・電話線不燃ごみ
可燃ごみ

付属品それぞれの分別は上記のようになることが多いですが、自治体によっては別の捨て方を指示されることもあります。処分時には必ずお住まいの地域のルールを確認し、確実に処分を行いましょう。

▼電池の処分については以下の記事でも詳しく解説しています▼

事業で使用した電話機はごみに出せない

オフィスや店舗などで使用した電話機は、「産業廃棄物」として処分する必要があります。家庭用電話機を使用していた場合でも「不燃ごみ」「粗大ごみ」として処分することはできませんのでご注意ください。
「産業廃棄物」は、産業廃棄物処理施設や一般廃棄物処理施設(清掃工場等)へ自己搬入するか、廃棄物処理業者に委託して処分を行います。

業者に頼むのは面倒だし費用もかけたくないからと、電話機を不法投棄したり、無資格の業者に回収を依頼したりした場合には「5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、若しくはその両方」など、重い処罰が業者だけでなく依頼者にも科せられてしまいます。
業者に依頼する際には資格の有無をきちんと確認し、確実に電話機を処分できるようにしておきましょう。

まとめ

固定電話

今回のコラムでは電話機の処分方法7選と注意点について解説しました。

  1. 不燃ごみとして捨てる
  2. 粗大ごみとして捨てる
  3. 小型家電として捨てる
  4. 家電量販店の小型家電回収を利用する
  5. リサイクルショップで売却する
  6. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  7. 不用品回収業者を利用する

スマートフォンの普及によって利用者が減少している固定電話機ですが、まだ現役で利用している方も多いため一定の需要があります。新しいものなら高額で売却できる可能性もありますので、捨てる前にはリサイクルショップの査定やフリマアプリへの出品を試してみるのがおすすめです。

売却できなかった電話機は自治体で「不燃ごみ」や「小型家電」として安価で処分することができますが、不用品回収業者に依頼することでより簡単に処分することも可能です。
記事を参考に、お手持ちの電話機の状態と、ご自身の希望に合った方法を選んでみてくださいね。

弊社「出張回収センター」でも、電話機はもちろんそのほかの家電や家具など、さまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例