ソファーやベッド、タンスや本棚など、私たちの周りにはたくさんの「大型家具」があります。
お洒落なインテリアとしてももちろん、生活していく上でもどうしても必要なものが多いですよね。
しかし、その一方で処分に困ってしまうのも「大型家具」の特徴。 というのも、タンスやベッド、ソファーなど、大きなものを捨てるのは労力が要りとても大変だからです。
それでも引っ越しや模様替えなど、不要になった大型家具を処分しなければならないタイミングはやってきます。
そんな時、大型家具の処分はどうしたらいいと思いますか?
今回は、処分に困る「大型家具」に焦点を当て、自力で運べない時の簡単な処分方法や、その他の処分方法、お得な情報などをまとめてご紹介していきたいと思います!
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1. そもそも「大型家具」って?
家具を処分したいけど、どこまでが大型家具でどこまでがそれ以外なのか分からない…と処分に困る方もいらっしゃいます。まずは、どこからが大型家具なのかを説明していきたいと思います。
どこからどこまでが「大型家具」?
実際のところ大型家具の具体的な定義はないのですが、自力では持ち運びが難しいサイズのものをそう呼ぶ場合がほとんどです。例えば、ベッド、ソファー、タンスなどの大きな家具が該当します。
自力で処分するのが困難な場合がほとんど
これらの家具は、非常に大きくて、さらに重さもありますので、自力で処分するのは非常に大変です。
特に、体力のない女性や高齢者にとっては負担が大きいですし、落下してしまった場合には自宅を傷付けることや大ケガをしてしまうリスクもありますので、できるだけ無理のない処分方法を選択するようにした方が良いかもしれません。
2. 大型家具を処分する前に
処分方法を検討する前に、まずは「大型家具の状態」と「サイズ」を把握することから始めましょう。
なぜなら「大型家具の状態」や「サイズ」によって、選択できる処分方法が変わってくるからです。
大型家具の処分は、運び出しが可能かどうかで大きく左右されます。
ご自身に合った処分方法を選ぶためにも、事前に家具の状態をチェックしておくことが大切なのです。家具の状態をしっかりと把握し、それを踏まえた上で処分方法を選択していきましょう。
キズや汚れはどれくらいある?
出品や買取業者で売却をお考えの方は、まず大型家具の見た目を念入りにチェックしましょう。パッと見キレイに見えたとしても、裏側がカビだらけ…なんてことも大いに考えられます。
また、修正が難しい目立つキズや破損、日焼けなどによる退色がある場合は商品価値がなくなってしまいます。
キズや汚れが目立つようであれば、業者に引き取りを依頼するか粗大ゴミなどの廃棄処分が適しています。
備品は紛失していないか
どんなに大型家具の見た目がキレイでも、付属となる備品がないと取り引きを断られる場合があります。
装飾などオプションの備品は別ですが、「キャスタ―」や「ジョイント」、「調整用の特殊工具」などは大型家具をはじめとした家具全般に欠かせないパーツのひとつです。
備品の欠損は商品価値を大幅に下げてしまうため、大型家具自体の状態が良かったとしても買取が難しくなってしまいうことを忘れないようにしましょう。
人気ブランドかどうか
洋服やアクセサリーと同じように、大型家具も有名・人気ブランドであるほど商品価値が高くなります。
少々のキズがある程度なら、ある程度の価値があるとみなされるため、やはりブランド品の大型家具は出品や買取に向いていると言えます。
反対に、ノーブランドの場合は新品のもの以外値段がつきにくく、状態によっては廃棄処分するしかありません。
なお、人気ブランドの大型家具であっても、デザインが一般受けしないような奇抜なものは買取業者からも断られる可能性があるので注意しましょう。
自力で運び出せるかどうか
処分方法によっては大型家具を自力で運び出す必要が出てくるため、自力での運び出しが可能かどうかも処分方法の選択においてとても重要になります。
仮にドアや通路を通り抜けられないサイズの大型家具だとしても、解体して少しずつ運べば問題なく搬出することができます。
しかし、重い大型家具の場合、分解中にケガや事故の恐れもあり、また何人か人手がないと難しい作業となります。
無闇に解体しようとはせず、大型家具の搬出のプロに全てお任せしてしまうのが良いかもしれません。
3. 大型家具を処分する方法
処分したい大型家具の状態を把握したところで、次は大型家具の処分方法を見ていくことにしましょう。
大型家具の処分方法として挙げられるのは、
- 粗大ゴミとして処分する
- 自治体の処理施設に自己搬入する
- 解体して可燃・不燃ゴミとして処分する
- 家具量販店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- 知人に譲る
- 支援団体に寄付する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリなどに出品する
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
この10個の方法があります。では順番に見ていきましょう。
① 粗大ゴミとして処分する
大型家具の処分方法としてもっともスタンダードなのは、自治体で粗大ゴミとして処分してもらう方法です。比較的安く大型家具を処分することができるのはメリットと言えます。
大型家具を粗大ゴミとして処分する場合、以下のような手順が必要になります。
<粗大ゴミの申し込み手順>
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定の販売店などで(スーパーコンビニ他)、手数料納付券(シール)を購入
- 納付券に名前を記入して、大型家具に貼る
- 収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)
※一般的な、粗大ゴミの申し込み手順です。自治体によってルールや必要な費用は異なりますので、詳しくは、各自治体のHPなどでご確認ください。
<粗大ゴミ手数料の目安>
家具 | 名古屋市の処分費用 | 横浜市の処分費用 | 大阪市の処分費用 |
---|---|---|---|
スプリングマットレス | 1,000円 | 2,200円 | シングル:700円 セミダブル/ダブル:1,000円 |
ベッド(枠のみ) | 1,500円 | 1,000円 | 1,000円 |
ソファ(2人以上用) | 1,500円 | 1,000円 | 1,000円 |
たんす | 1,500円 (高さ120cm以上または幅90cm以上) | 1,500円 (最も長い辺が1m以上) | 1,000円 (幅・奥行・高さの合計が2.5m以上) |
食器棚 | 1,000円 (高さ120cm以上または幅90cm以上) | 1,500円 (最も長い辺が1m以上) | 1,000円 (幅・奥行・高さの合計が2.5m以上) |
机(両袖机) | 1,000円 | 1,500円 | 1,000円 |
テーブル(座卓を含む、最も長い辺が1m以上) | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
いす(座いす含む、応接用いす・ソファーは除く) | 250円 | 200円 | 200円 |
テレビ台 | 250円 | 500円 | 700円 (幅・奥行・高さの合計が1.5m〜2m未満) |
鏡台 | 500円 | 500円 | 1,000円 |
※ 2022年10月現在
参考:粗大ゴミ手数料めやす|名古屋市、粗大ごみ処理手数料表(品目別)|横浜市、粗大ごみ処理手数料一覧表|大阪市
上記が名古屋市、横浜市、大阪市の場合の粗大ゴミ手数料の目安の一部になります。こうして見てみると、自治体によって多少の差はあれど費用が安いことがわかるかと思います。
しかし、この方法のデメリットは大型家具を指定された場所(家の外)まで運んでおかなければならないという点です。小さいサイズの家具の場合や、運び出す作業を手伝ってもらえる十分な人手がある場合は大丈夫なのですが、大型家具を家の外まで運び出すのはかなり大変な作業です。
さらに2階や3階から運び出す場合や、集合住宅の場合は、人手があったとしても自力で運び出すのは難しいかもしれません。
自治体の粗大ゴミ収集では、家からの運び出しには対応していませんので注意が必要です。
② 自治体の処理施設に自己搬入する
自力で大型家具を処分する方法のひとつに、「自治体の処理施設に持ち込む」自己搬入という手段があります。こちらの方法も粗大ゴミ回収同様に、比較的安く済みますが手数料が必要となります。
<ゴミ処理施設に自己搬入する手順>
- 粗大ゴミ受付センターに電話で申し込む
- 収集日、収集場所、料金を確認する
- 指定された日付に自身で処理場まで運ぶ
自治体により、自身であらかじめゴミ処理券を購入して貼る必要がある場合と、当日処理場にて現金で処分費用を支払う場合があります。ゴミ処理券の購入の必要がある場合は料金などの確認が済み次第、粗大ゴミ同様にスーパーやコンビニなどで購入し大型家具に貼っておきましょう。
回収・持ち込みのどちらの方法でも言えますが、自治体の処分は費用面では安くなるのは嬉しい反面、「回収・持ち込みの曜日が決められている」「自身で運ぶ手間が必要」な点が不便であり、引っ越しの都合などで急いでいる場合や自力で運び出すのが困難な場合には不向きかもしれません。
③ 解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして処分する
大型家具は、解体して一辺が30cm以下という規定サイズまで小さくカットすれば、可燃ゴミや不燃ゴミとして自治体のゴミ収集に出すことができます。
ある程度分解すれば持ち運びが可能になるので、パーツなどを外し、本体を多少小さくして粗大ゴミに出す方法もありますし、小分けにした家具を、自治体のゴミ集積場に持ち込んで処分してもらうこともできます。
どちらの場合にしても、小さくすることで運びやすく、処分しやすいので良い方法と言えるかもしれません。
ただし、木片や工具でケガをしたりする危険もあるので、自力で可能かどうかを十分に検討してから実施するようにしましょう。また、冒頭でもお話しいたしましたが、大型家具は重く大きさもあるため、その分ケガなどのリスクも大きく、解体作業は決して簡単ではありません。
余程解体作業に慣れた方か、普段から工具を扱い慣れている方でないとこの方法はお勧めできません。
④ 家具量販店に引き取ってもらう
もし新しく家具を購入する予定なら、ニトリや無印良品などの家具量販店で「引き取りサービス」に出すという方法もあります。商品の配送と同時に不要な大型家具を回収してもらえるため、手間がかからず便利な方法です。
しかし、利用する店舗によって引き取りには、購入した家具と同数、○〇円以上の購入など各種条件があり、それらの条件に当てはまらないと利用することができません。
<家具の引き取り条件と費用>
店舗名 | 条件 | 処分費用 |
---|---|---|
ニトリ | 購入した家具と「同数料」もしくは「同容量」 | 4,400円(税込)/ 1注文 |
無印良品 | 注文商品と「同種」かつ「同数」 | 3,000円(税込)/ 個数 |
IKEA | 購入家具と「同数量」もしくは「同容量」 アウトレット商品は対象外 | 無料 |
ベルメゾン | 41,800円(税込)以上の対象家具 購入家具と「同数量」 | 無料 |
※ 2022年10月現在
参考: 引取りサービスについて|ニトリ、 不用品の引き取り|無印良品、 ソファ・マットレス引き取りサービス|イケア、 不要家具の無料引取サービス|ベルメゾン
このように、条件やその費用は利用する店舗によって異なってきます。中には、IKEAのように同数、同容量であれば無料とする店舗もあれば、ベルメゾンのように一定の金額以上購入に限りとしている場合もあるのです。
条件に当てはまったとしても大型家具の状態によっては値をつけることができず、引き取りに応じてもらえない場合もあるので注意が必要です。
⑤ 引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越し費用とは別に費用がかかることになりますが、引っ越しの際に出た不要な大型家具ならそのまま引き取ってもらえます。
最大のメリットは引っ越しの当日まで転居前の家で大型家具を使うことができ、引っ越しど同時に引き取ってもらえるという点。また、業者スタッフが運び出しもしてくれるので、粗大ゴミで出す場合のように家の外に自分で持ち出す必要もありません。
しかし、引っ越し業者によっては引き取りを断る場合もあります。引っ越し当日に断られてしまった…なんてことにならないよう、あらかじめ家具の引き取りが可能か細かく確認をとっておくことをお勧めします。
⑥ 知人に譲る
知人や友人の中に、ちょうど大型家具が欲しいという方がいらっしゃれば、譲ってしまうのも費用がかからずに処分でき、またリユース(再使用)という意味でも環境保全につながります。
大型家具は新品を購入するとなると費用がかかるものですから、譲ってもらえるとなれば大変喜ばれるはずです。
ただし、相手が遠方であった場合には、配送料が発生します。
大型家具の重さはなんと100kg以上のものもあり、例えば体を支える木製ベットは約40kg、3人掛けのソファーは50kgあり、婚礼タンスや大型の本棚は100kgから150kgもの重さがあります。もちろん、その重さの分送料もかさんでしまいます。
そもそも大型家具自体がそれなりに高額なものなので、無料で譲るのを条件に「配送料は相手持ち」にするなど、費用の面での話し合いを事前にきちんとしておかないと、後々トラブルになりかねないので注意が必要です。
⑦ 支援団体に寄付する
ただ廃棄処分するのはもったいないけど、欲しいという知人もいないし売れるような大型家具ではないし…という方には、寄付がオススメです。直接団体に持ち込むことが可能であれば、その場合は費用はかかりません。
ただし、寄付する際に必要となる配送料はこちら持ちとなるので、遠方で配送しなければならないという場合は、無料で処分できるわけではありません。しかし、廃棄処分してしまうと無駄になってしまう資源で社会貢献できるのは素晴らしいことです。
なお、費用はかかってしまいますが、自宅まで引き取りにきてもらえるサービスもあるので、自力での運搬が難しい場合や、忙しくてなかなか時間が作れない方は利用してみても良いかもしれませんね。
弊社でも「ユースマイル」という世界の恵まれない人達に寄付する取り組みをしています。画像からリンク先に飛ぶことができるので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
⑧ リサイクルショップに買い取ってもらう
家具家電など数多くのジャンルを取り扱うリサイクルショップなら、もちろん大型家具も買い取ってもらうことができます。処分に費用がかかるどころか、逆にお金を得ることができるのは嬉しいですよね。
大型で持ち込むことが難しい家具も、「出張買取」や「宅配買取」を利用することで、運び出す必要はなくなります。
ただし、リサイクルショップは再販を目的としているためどんな大型家具でも良いというわけではなく、状態の良いものでないと買取不可になる場合も。
その場合、引き取ってもらえないことがほとんどなので、確実に処分したい場合には不向きな方法かもしれません。
⑨ ネットオークション・フリマアプリなどに出品する
ネットオークションやフリマアプリでは、出品者が設定した販売価格にて販売できるシステムとなっており、リサイクルショップよりも高値で売ることができます。また、購入者とのやり取り、代金の受け取りなどはアプリの提供事業者を介して行われるので個人情報などが漏れる心配がなく、安心して利用することができますよね。
家具家電から文房具までさまざまな出品が見られ、老若男女問わず多くの方から支持を得ています。人気ブランドのものや見た目がキレイで目立ったキズがなく、破損した部分などがない場合は価格が少々高くても売れやすい傾向にあり、さまざまな大型家具がすでに出品され取り引き成立したものも多く見られます。
実際にフリマアプリを利用する手順は以下のとおりです。
- 事前に大型家具の相場を調べたうえで、販売価格を決定する
- 商品説明をわかりやすく書く
- 出品物の商品画像を自分で撮影して、商品ページに掲載する
- 自宅からの運び出しと発送手続き
- 購入者とのやり取り
費用がかからずスマホひとつで簡単に出品でき、価格も好きに設定できるという点はメリットですが、こうして手順を見てみると、自分自身で行わなければならないことが多い印象です。
また、大型家具は重量もあり、配送料がかさみます。出品時に送料込みの価格を設定しておかないと、せっかく売却できても送料でマイナスに…なんてことにもなりかねません。さらに配送時の破損などを防ぐために梱包を厳重に行う必要もあり、自分ひとりで行うにはかなりの労力がいるかもしれません。
商品写真の撮影や細かな説明、個人間でのやり取りや配送にかかるさまざまな費用が心配な方にはあまりお勧めできません。
⑩ 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
自分で運び出す労力や、手間と時間をかけずに大型家具を処分したいのであれば、不用品回収業者がオススメです!費用はかかってしまいますが、即日対応で、大型家具の処分に必要な運搬などの作業を全てお任せすることができます。
不用品回収業者に回収をしてもらうメリットはいくつかあります。
- 自分の都合に合わせて自宅まで回収に来てくれる。
- 回収・買取をしてくれる業者なら、査定額を差し引いてお得に処分できる。
- 買取不可な場合でも、引き取りに応じてくれる。
- 自分で運び出す必要がない。
- 他の不用品もまとめて処分してもらえる。(まとめて処分する方がお得になる。)
不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方、中には悪徳業者もあるので注意が必要です。
どういった点を気を付けるべきなのかというと、
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も結構あるんです。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も法で裁かれるので他人事ではありません。
不用品の回収や処分には、一般廃棄物収集運搬業許可などの資格が必要になります。資格を取得している業者であれば、まず安心して大丈夫です。
HPに記載されているはずなので、不用品回収業者に依頼を検討する場合、まず資格を持った業者なのか、見積もりはどうか、さまざまな方向から調べましょう。
4. 自力で大型家具の運び出しが難しい場合はどうすれば良いの?
ここまでは大型家具の処分方法をご紹介してまいりましたが、何度も申しますが大型家具の処分で重要なのは自力で運び出しができるかどうかです。
どうしても自分では運び出せそうにない…というのであれば、業者へお願いしてしまうのが一番安心です。業者へ依頼すればケガの心配や余計な労力も要らず、自宅などを傷付ける心配もありません。
もちろんその分の費用はかかりますが、業者に依頼することで自力で大型家具を運び出す必要がなくなるため、もっとも大きな負担を軽減することができます。
自宅からの運び出しを依頼できるのは、
- 家具量販店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- 支援団体に寄付する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
この5つの方法です。
その中でも、特にオススメなのは、「買取」できる業者。
やはり、大型家具ともなると処分に費用がかかってしまうのは仕方のないことです。それなら少しでもお得に処分したい!と思いませんか?
次の項目では、「買取」について詳しくお話ししていこうと思います!
5. どんな大型家具なら売れる?
ここまでで大型家具の処分には、さまざまな労力や費用が必要になることはお分かりいただけたかと思います。
少しでもお得に処分するためには、やはり「買取」がオススメ!
とはいっても、残念ながらどんなものでも良い…というわけにはいきません。では、一体どんな大型家具なら買い取ってもらえるのか、一緒に見ていきましょう!
「使用年数が少ない」、「状態が良い」大型家具
買取価格を最も左右するのは家具の状態です。家具はほとんどの場合使用年数に応じて状態が悪くなっていくので、家具の状態を評価するときに使用年数を目安にすることが多いです。
基本的に使用年数が短ければ短いほど買い取り価格は高額になるのですが、カバーをして使用していたソファーやテーブルクロスを敷いて使っていたテーブルなど、使用状況が良かったために状態が良好なものは高く買い取ってもらえることも。
一般的には未使用もしくは新品に近い状態の家具が最も高額で買い取ってもらいやすいので、買取を希望する場合は、できるだけ早い段階で査定に出すことをお勧めします。
「アンティーク」、「人気ブランド」の大型家具
先程もお伝えしたように、一般的に使用年数が経過した大型家具の査定額は安くなってしまいます。しかし、人気高級ブランドやアンティーク・デザイナーズ家具などはたとえ古くても中古市場で需要があるため、高く買い取って貰えるのです。
ただ、このような価値の高い大型家具だとしても、修理やメンテナンスではどうしようもないほど劣化してしまっていては買取はできません。もしも購入の際に将来売却を検討している場合、日頃からメンテナンスはこまめに行なっておくことをお勧めします。
6. 大型家具を高く売るためには?
割と新しめで人気ブランドの家具だったとしても、メンテナンスをしているとしていないのとでは査定金額は大きく変わってしまいます。
せっかく査定に出すのであれば、少しでも良い値段で買い取ってもらいたいですよね。
ここでは、大型家具を少しでも高く売るためにできることをご紹介いたします。家具を査定に出す際に、ほんの少し工夫するだけで満足いく買取金額になるかもしれませんよ!
ホコリや汚れを落としてから売る
査定申し込みする前に、大型家具のホコリや汚れを落としましょう。
事前に掃除してキレイな状態にしておくと、保存状態が良いと評価されるため、高価買取してもらいやすくなります。
木製家具の場合は、ハンディモップなどで表面のホコリ取った後、固く絞ったタオルや雑巾で拭きましょう。さらに、水分を残さないために乾いたタオルや雑巾で仕上げに拭いて終了です。
しかし、完全に汚れを取り除こうとして無理に掃除すると、かえって家具を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、軽く落とせる汚れだけを手入れするようにしてください。
タバコや香水などの臭いは落としておく
大型家具についてしまっている臭いは、なるべく落としておきましょう。
タバコや香水など、生活の臭いが家具に染み込んでいるとマイナス評価になりやすく、買取価格が下がる可能性があるためです。タバコの臭いがついている場合は買取価格が下がるだけでなく、多くの業者で買取不可になることも。
臭いが染みつきやすい家具は、布製のソファーやベッドなど。臭いを消す際は、香りがついていない消臭スプレーを用意し、スプレーの跡がシミにならない程度に吹きかけましょう。
なるべく早めに売る
時間が経つほど、使えば使うほど、大型家具の値段は下がってしまいます。臭いや汚れは落とすことができても、使用することで起こる劣化はどうすることもできません。
いらないかも?と思った大型家具や使ってない大型家具はなるべくすぐに売ってしまいましょう。
説明書や保証書などの付属品は揃えておく
大型家具の付属品は、なるべく揃えた状態で査定に出しましょう。購入時の付属品がすべて揃っていると、新品の購入時に近い状態になるため、高い買取価格を提示されやすいです。
付属品とは、説明書や保証書、予備の部品などのことです。付属品が欠けていると、ものよっては大幅減額になる可能性もあります。
付属品の一覧は、説明書に掲載されている場合が多いため、事前に確認しておくことをお勧めします。
まとめて一気に売る
一点ずつ売るよりもまとめてたくさん売ったほうが、実は一点あたりの買い取り価格が上る可能性が高いのです。
特にダイニングセットのようなセット商品やシリーズ物で販売されている大型家具はまとめて売ると高額査定の対象になりやすいので、ぜひまとめて査定に出しましょう。
シーズン物は時期を考えて売る
冬の定番のコタツ以外にも、特定の季節に需要が高まる家具はタイミングを見て査定に出すことで買取金額のアップが見込めます。
例えば、新学期に需要が高まる子どもの学習机や、新生活に向けて一人暮らしサイズのコンパクトなソファーなど、春先に需要が高くなるタイミングを狙うこともできます。
ただし、闇雲にタイミングを待つと、今度はデザインが流行遅れになってしまうことも考えられるので、売ると決めたら時期や流行も踏まえてきちんと計画することをお勧めします。
ブランド名や家具の状態など商品情報を細かく伝える
コレは実際に問い合わせする際のコツになるのですが、どこのブランドの家具なのか、なんのシリーズなのか、どれくらい使ったものなのか、状態はどうかということを細かく伝えましょう。
家具の詳細を伝えておくことで、誤って低めの金額で査定されたり、見積金額と実際の買取金額が違ったりすることが少なくなります。
複数の買取業者を比較する
大型家具を高く売るために最も重要なのが、「複数の買取業者に出して査定金額を比べる」こと。なぜなら、買取業者によって得意なジャンルや買取基準がバラバラで、査定額に差が出るからです。
少なくとも3社程度は見積もりに出すことをお勧めします。いくつかの業者に見積もりに出すことでスタッフの対応など悪徳な業者かどうか判断するにも役立ちますし、家具の買取相場を知ることもできます。他の店のほうが高かった、と後悔しないためにも、相見積もりは重要になるのです。
また、他社の見積もりを利用して査定金額の交渉することもできるので、信頼できる業者に少しでも高く買い取ってもらいたい!という方は、複数の業者で相見積もりすることをお勧めします。
7. どうして「人気ブランド」は高く売れるの?
少しでも高く買い取ってもらうためにできることをご紹介したところで、何度か出てきている「人気ブランドのものは高く売れる」のはなぜか…気になりませんか?
名前が知られた人気ブランド、高級ブランドの家具は安定した人気があり、中古家具市場でも高く売れる傾向があります。その理由を、一緒に見ていきましょう。
人気・高級ブランドは「安心して購入できる」から
まず、人気高級ブランドの商品は元の値段が高いので、中古でもそれなりの価格で売買されているという事情があります。
なぜ値段が高いのかと言いますと、使用する材質(無垢材)にこだわり、また木材を乾燥させる工程を年単位で注ぎ込み、組み立ての段階では職人がひとつひとつ作業をし作り上げるから。
当然量産できるものではないため、ひとつ当たりの値段が高くなる…というわけです。
これだけこだわって作られた家具なので質が高く耐久性にも優れ、多少古くても安心して購入することができますよね。信頼できるブランドの人気商品が安く買えるとあって、それで人気ブランドの中古家具はとても人気なのです。
特に、多くの人に長く愛用されている一流ブランドの定番商品は、中古でも一定の人気があるので、高額での買取が期待できます。
元が安い中古の大型家具はあまり売れない
これに対し、元の価格が安いノーブランドの大型家具は、新品で購入した場合と中古で購入する金額がそれほど変わりません。
そのため、中古のものよりも新品を選ぶ場合が多く、中古の大型家具はあまり売れない傾向があります。IKEAやニトリの家具は人気がありますが、元の金額も高くはないので、買取金額は比較的安くなります。
8. 中古買取でも人気!有名ブランド一覧
国内外問わず、一流・高級ブランドの商品であれば、多少古くても、高額での買取が期待できます。
キズや不具合がある場合でも修理して売ることができるので、人気ブランドの大型家具を売るときは、幅広い商品を取り扱うリサイクルショップではなく、不用品回収業者のような中古家具の買取知識の高い業者に査定を受けるのがオススメです!
人気の国内一流家具メーカー・ブランド
国内で人気の家具メーカー・ブランドをご紹介します。このほかにもたくさんの人気ブランドや人気メーカーや一点ものの家具を製作する工房などがあります。
- 天童木工
株式会社天童木工は、1940年6月12日に設立。家庭や企業、官公庁向けの高級木製家具を製造、販売するプライウッドを主力とする家具メーカー。多くの人気デザイナーが在籍、皇室御用達の超一流家具メーカーです。 - カリモク
カリモク家具株式会社は、1947年2月設立。主に家庭向けの家具の製造から卸まで手がける家具・インテリア企業であり、家具業界の最大手真っ先に名前があがる、国内最大手の高級家具メーカーです。 - マルニ木工
株式会社マルニ木工は、1928年5月創業。名作家具も輩出、デザイン性が高く評価される家具メーカーです。 - 飛騨産業
飛騨産業株式会社は、1920年8月設立の家具メーカー。木工家具では高いブランド力を持ち、キツツキのトレードマークで知られています。高度な木材加工の技術を誇ります。 - 柏木工
柏木工株式会社は、1943年創業の飛騨家具の老舗メーカーです。永く愛される木の家具を作り続けています。クラシックで洗練されたデザインが人気。 - カンディハウス
カンディハウスは、1968年創立。日本を代表的する家具産地・北海道旭川にあり、旭川ブランドの中心的存在と言うべき総合家具ブランドです。 - モリシゲ
モリシゲは、1949年1月設立の香川県高松市に本社を置く日本の家具メーカーで、こだわり抜いた独自のスタイルが世界で評価される高級家具ブランドです。 - キタニ
株式会社キタニは、1967年11月に設立された、北欧デザイナー家具のライセンス生産、オリジナル家具の生産する北欧デザインに定評がある家具ブランドです。 - IDEE
IDEEは、1975年に設立された日本のメーカーです。洗練された、個性あふれるオリジナルデザインが人気の家具ブランド。
海外の人気一流家具メーカー・ブランド
世界の超高級家具メーカーでは、イタリアのブランドが人気。イタリアには、数多くの老舗、先進の家具メーカーが揃い、世界中で愛される超一流の家具ブランドがたくさんあります。そのほか、北欧やアメリカの家具ブランドが人気を集めています。
- Cassina(カッシーナ)
Cassinaは、1927年に設立したイタリアの高級家具メーカー。 モダンデザイン家具の製造・販売を行っており、モダニズム建築の著名作家が設計した家具の復刻でも知られています。
- B&B Italia(ビーアンドビー)
B&B Italiaは、1966年イタリアに設立されたモダン家具会社です。エレガントなスタイルが人気、イタリアの超高級家具ブランド。 - Minotti(ミノッティ)
Minottiは、 1948年創業の世界60か国以上に展開する、イタリアを代表するモダンファニチャーのブランドです。 圧倒的な高級感が人気、イタリアの超高級家具ブランド。 - ARFLEX(アルフレックス)
ARFLEXは、1951年設立の日本でも有名なイタリアの老舗超高級家具ブランド。 - SILIK(シリック)
SILIKは、1961年にイタリアのミラノ地方で創立されたクラシックな分野にてコレクションを提案し続けるイタリア超高級家具ブランドです。 - Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)
Fritz Hansenは、1872年設立のデンマークの家具デザイン会社。北欧家具が人気の家具ブランドです。 - CARL HANSEN&SON(カール・ハンセン&サン)
CARL HANSEN&SONは、 1908年設立のフュン島を拠点とする家族経営のデンマークの家具会社。名作家具を多数生み出した、デンマークの一流家具ブランドです。 - eilersen(アイラーセン)
eilersenは、1895年馬車のボディ・シートのメーカーとして、デンマーク・オーデンセに誕生した家具ブランド。デンマークを代表する、人気家具ブランドです。 - DREXEL HERITAGE(ドレクセルヘリテイジ)
DREXEL HERITAGEは、1903年アメリカ・ノースカロライナ州に設立された家具メーカー。アメリカを代表する超高級家具ブランドです。
9. まとめ
今回は、家具の中でも大きく重い、「大型家具」について、さまざまな処分方法やお得な情報などをまとめてご紹介してまいりました。
大型家具の処分方法をおさらいすると、
- 粗大ゴミとして処分する
- 自治体の処理施設に自己搬入する
- 解体して可燃・不燃ゴミとして処分する
- 家具量販店に引き取ってもらう
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- 知人に譲る
- 支援団体に寄付する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークション・フリマアプリなどに出品する
- 不用品回収業者に回収・買取を依頼する
この10個でしたね。
これだけの処分方法がある大型家具ですが、何を重要視するべきかと言いますと、「自力で運び出しができるかどうか」です。費用を抑えたいからという理由で、無闇やたらに解体したり、無理して運び出したために落下事故やケガをしてしまっては本末転倒ですよね。
重い大型家具の処分は、多少費用がかかったとしても引っ越し業者や不用品回収業者などの搬出のプロにお任せするのが安心です。
とは言っても、やはりお得に処分したいと考えるのは皆さん同じでしょう。そんな時に、オススメなのが「買取」です。キレイにメンテナンスして、付属品をセットにするなど「高く売るためのコツ」を実践すれば、買取金額も期待できるかもしれません。
しかし、買取業者にも色々ありますし、費用の面でも本当に家具を安全に運び出ししてくれるのかも心配ですよね。
大型家具の処分にお困りの際は、搬出のプロである不用品回収業者の中でも料金が分かりやすく、価値の分かる「買取」までできる出張回収センターへご相談ください。