「粗大ごみを捨てたいけど、たくさんあるのでまとめて処分したい」
「粗大ごみをすぐに処分する方法が知りたい」
名古屋市にお住まいの方で、こんなお悩みの方はいませんか?
名古屋市で「粗大ごみを捨てたい」と考えたとき、一般的には自宅の前に収集に来てもらう『戸別収集』で処分する方が多いでしょう。
しかし、名古屋市での粗大ごみの収集日は月に1回となっており、すぐに捨てることはできません。
また、インターネットや電話からの手続きが必要で、申し込み期限は収集日の7日前となっているため、「明日捨てたい」「週末までに片付けたい」など、自分の都合に合わせて処分するのが難しい場合があります。
そんなとき、名古屋市では粗大ごみを自分で破砕工場へ持ち込んで処分するという方法があります。
この方法なら自分で持ち込む日を選ぶことができますし、費用は戸別収集より安く済ませることができるというメリットもあります。
とは言え、持ち込んで処分する方法も手続きは必要ですし、受付方法や手順が戸別収集とは異なるため注意が必要です。
今回は「自分で粗大ごみの持ち込みをしたいけど、方法がいまいちわからない…」という方へ、名古屋市での粗大ごみの持ち込み処分方法を解説していきます。
持ち込み処分以外でも粗大ごみを簡単に処分できる方法をお伝えしますので、参考にしてみてください。
名古屋市で粗大ごみとして処分できるものとは
まずは名古屋市での粗大ごみに該当するごみが何なのかをご紹介します。
名古屋市で粗大ごみの対象としているものは、以下の通りです。
- 大きさが30㎝角を超える大型ごみ
ただし、以下のものは粗大ごみの対象ではありません。
- 家電リサイクル法対象の4品目
(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機) - 小型家電・充電式家電
- 名古屋市で収集していないもの(家庭用パソコンや事業活動に伴って生じた廃棄物など)
- 処理困難なもの(ガスボンベ、耐火金庫、消火器、自動車用タイヤ・ホイール・バッテリー、二輪車など)
以下のものは例外として、30㎝角を超える場合でも可燃ごみ(素材によっては不燃ごみ)に出すことができます。
- かさ
- 皿(装飾用の大皿を除く。)
- ざる
- じょうろ
- 食器
- ちりとり(箕(み)を除く。)
- 鍋(圧力鍋、中華鍋、ずん胴を除く。)
- バケツ(45リットル以上の大型バケツを除く。)
- 火バサミ
- フライパン
- ほうき(竹ぼうきは除く。)
- ボウル
- まな板
名古屋市でのごみの分別については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「名古屋市のゴミの分別について | 知らなかった分別や分かりにくい分別も一挙に詳しく解説!」
「【名古屋市の不燃ごみ回収】不燃ごみってどんなもの?分け方・出し方について解説!」
名古屋市で粗大ごみを持ち込み処分する方法
粗大ごみを自分で持ち込むということは、当然ですが運搬する手段が必要になってきます。
工場への持ち込みは徒歩や自転車での搬入は不可で、車での搬入のみとなっています。
粗大ごみとなると大きいものやかなり重いものもありますし、運搬するには運ぶときの人手や載せることのできる車があるかどうかが重要です。
これらの手段がある方は持ち込みの手順を確認していきましょう。
名古屋市で粗大ごみを持ち込み処分できるのは大江破砕工場のみ
名古屋市で粗大ごみを持ち込んで処分しようと思うと、どの区に住んでいても持ち込み先は「大江破砕工場」となります。
大江破砕工場は名古屋市港区にあり、住んでいる区によってはかなり遠いことも。
まずは場所や手順を確認し、処分までにどれくらいの時間を要するのか知っておくとよいでしょう。
「大江破砕工場」の概要はこちらです。
- 工場名:名古屋市大江破砕工場
- 所在地:名古屋市港区本星崎町字南4047番地の13
- 搬入日:月曜日から金曜日(祝日も可能)(年末年始は除く)
- 搬入可能時間:午前8時45分から午後3時40分まで
(正午から午後0時45分までを除く) - 電話番号:052-611-8313
【お問合わせ受付時間】
月曜日から金曜日までの午前8時30分か~午後5時まで(12月29日から1月3日、祝日及び休日を除く)
【Googleマップ】
粗大ごみ持ち込みの受付は区の環境事業所で行う
粗大ごみをいきなり大江破砕工場へ持ち込んでも受け付けてもらえません。
ごみを持ち込む前に各区の環境事業所で受付をし、その後工場へ搬入する流れとなるため注意しましょう。
また、受付できるのはごみの発生する区の環境事業所になります。
このとき搬入ごみの目視チェックを行うため、粗大ごみを車に積んだ状態で行くようにしましょう。
受付手順は以下の通りです。
- 粗大ごみを車へ積む
- ごみの発生する区の環境事業所へ行き、粗大ごみを処分したいと伝える
- 渡される用紙に以下の必要項目を記載する
・搬入者の住所、氏名、電話番号
・ごみの出どころ
・家庭ごみか事業ごみか選択(事業ごみの場合は搬入不可)
・ごみの種類(多い順に3項目)
・搬入する車のナンバー(名古屋○○○から記載要) - 担当者がごみを目視でチェックする
- 搬入の際のカードと用紙を渡される
これで受付が完了です。
その後はそのまま大江破砕工場へ搬入します。
環境事業所の受付時間は区によって異なるため注意
気を付けなければならないのが、環境事業所での受付時間が短いことと、区によって受付時間が異なるという点です。
どの区の環境事業所でも、大体午後2時~3時頃には受付が終了してしまいます。
大江破砕工場への持ち込み可能時間は「受付当日の午前8時45分から午後3時40分まで」となっていますので、この時間に間に合うように受付を終わらせて工場に入らなければなりません。
受付開始時間はどの区の環境事業所でも同じで、午前8時からとなります。
ただし、正午から午後1時までは受け付けていませんのでご注意ください。
各区の受付修了時間は以下の通りです。
区 | 受付終了時間 | 区 | 受付終了時間 |
---|---|---|---|
千種 | 午後2時00分 | 熱田 | 午後3時00分 |
東 | 午後2時10分 | 中川 | 午後2時40分 |
北 | 午後2時10分 | 港 | 午後2時40分 |
西 | 午後2時10分 | 南 | 午後3時10分 |
中村 | 午後2時10分 | 守山 | 午後1時40分 |
中 | 午後2時30分 | 緑 | 午後2時40分 |
昭和 | 午後2時30分 | 名東 | 午後2時00分 |
瑞穂 | 午後2時30分 | 天白 | 午後2時10分 |
大江破砕工場での持ち込み処分方法
環境事業所で受け付けを済ませたら大江破砕工場へ向かいます。
ここでごみの搬入と重さの計算をしてもらい、処分費用を支払うことになります。
手順の流れは以下の通りです。
- 「自己搬入」の受付へ車で向かい、環境事業所でもらった用紙とカードを渡す
(ここで計量) - 指定された搬入場所へ向かう
- 自分たちでごみを車から降ろす
- ごみの搬入が終わったら出口の計量場所へ向かう
- ここで積み荷の重さを計算し、処分費用を現金で支払う
処分費用は10㎏ごとに200円です。
費用は現金支払いのみとなるためご注意ください。
粗大ごみの戸別収集と持ち込み処分の違い
粗大ごみを名古屋市の行政サービスで処分するには、戸別収集か工場への持ち込み処分の2通りとなります。
どちらを選択するか迷っている方は以下の表で比較してみてください。
戸別収集 | ごみ処理施設へ持ち込み | |
---|---|---|
回収日 | ・決められた日時 ・月に1回程度 |
・月~金(年末年始除く) ・受付当日の午前8時45分から午後3時40分まで(正午から午後0時45分までを除く) |
手数料 | ・250円~1,500円 | ・10㎏までごとに200円 |
申し込み方法 | ・収集日の7日前(前の週の同一曜日)までに申し込み ・電話かインターネット |
・当日申し込み ・区の環境事業所へ行って申し込み(処理施設では受付不可) ・受付時間は、午前8時から正午までと、午後1時から各区の受付終了時間まで (各区の受付時間) |
手数料の支払い方法 | ・手数料納付券(シール)を、スーパー、コンビニなどの指定販売店または環境事業所で購入 | ・処理施設にて現金で支払い |
メリット | ・自宅まで収集しにきてくれる | ・処分日を選べる ・戸別収集よりも処分費用が安い |
デメリット | ・収集日は月に1回となるため、捨てるまでに時間がかかる ・収集日の朝8時までに収集場所まで運搬しなくてはならない |
・自分で運搬し、搬入しなくてはならない ・車がないと利用不可 |
名古屋市での粗大ごみ収集についてはこちらの記事もおすすめです。
「【名古屋市の粗大ごみ回収】受付方法や出し方ルールについてわかりやすくご紹介!」
名古屋市のサービスで粗大ごみを捨てるときの注意点
市の粗大ごみ収集や工場への持ち込みは、行政サービスのため処分費用が安いのが魅力です。
ただし、処分するまでの受付方法や対応時間、実際に処分できる日時などのルールに注意しなくてはなりません。
工場へ持ち込む方法では、自宅前での収集に比べると比較的自由に処分日時を選ぶことができます。
しかし、工場への搬入も土日は受け付けてもらえませんし、受付時間が短いため大量に粗大ごみがあった場合は数回に分けて搬入するなど、不便な点もあります。
また、名古屋市で収集していないもの、処分できないものは受け付けてもらうことができません。
このようにさまざまな制限があるため、一刻も早く粗大ごみを捨てたい方や、大量に粗大ごみがある方、土日しか処分の時間が取れない方などは、市のサービス以外の処分方法をおすすめします。
粗大ごみの処分は不用品回収サービスがおすすめ
粗大ごみを処分するには民間の『不用品回収業者』を利用するのも一つの方法です。
『不用品回収業者』とは、家庭から出る不用品を回収・処分してくれる業者で、名古屋市では回収できない「冷蔵庫」や「洗濯機」など、家電リサイクル法対象家電の回収も依頼することができます。
利用方法は電話やインターネットから簡単に申し込むことができ、自宅まで不用品の回収に来てもらえるため、手間をかけることもなく自分の都合に合わせて依頼ができるのも魅力の一つです。
ただし、名古屋市での処分方法に比べると費用は高くなります。
不用品回収業者ではトラックで回収に向かい、スタッフが部屋からの搬出を行うため「基本料金」「回収費用」「処理費用」「運搬費用」などがかかります。
しかし、お伝えしたように市では回収できないものも回収してもらえますし、可燃、不燃、粗大ごみなどの分別も必要ありません。
また、さまざまな付帯サービスを行っていることも多く、例えば当社『出張回収センター』では不用品の買取を行っているほか、エアコンの取付け・取り外しや引っ越しの荷造り、遺品整理や空き家の片付けなど、幅広いサービスを提供しています。
そのため、買い取りがあれば処分費用から差し引いてお得に利用できますし、あちこちの業者に依頼することなく『出張回収センター』だけでさまざまな作業を終えることができます。
このように不用品回収業者は便利なサービスなので、状況に合わせて上手く利用しましょう。
こんな記事もおすすめです。
「ぜひ利用したい!不用品回収業者が提供する便利なサービス」
まとめ
今回は、名古屋市で粗大ごみを持ち込み処分する方法についてご紹介しました。
改めて見てみると、自分で搬入する際には「搬入する日時」「受付方法」「搬入手順」などに気を付けて行わなければならないことがわかります。
また、戸別収集と同様に名古屋市で処分できるかどうか、対象品目であることも確認しておかなければなりません。
もし、粗大ごみやその他の不用品が多い場合や、不用品の処分を急いでいる方は不用品回収業者など他での処分方法を検討してみることをおすすめします。
その際には業歴15年、延べ332,400件以上の不用品回収実績を誇る『出張回収センター』へ是非ご相談ください!