サイレント楽器の処分方法7選!処分の注意点や売却のコツも解説

目次

消音バイオリン

通常の楽器よりも静かな音量で演奏できる「サイレント楽器」は、集合住宅での演奏や夜間の使用に最適な楽器です。
コンパクトで重量も軽く、持ち運びや収納に便利という特性があるため、通常の楽器と使い分けて愛用している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしそんなサイレント楽器は特殊な形状をしていることから「通常の楽器と同じ捨て方でいい?」「何ごみになるの?」など、処分時に悩んでしまいがちな品でもあります。
サイレント楽器は高価な製品なので、できれば捨てずに処分したい方も多いでしょう。

そこで今回の記事ではサイレント楽器の処分方法と注意点を取り上げていきます。
処分にお悩みの方はぜひ、参考にしてみてくださいね。

▼この記事でわかること

  • サイレント楽器の処分方法
  • サイレント楽器を処分する際の注意点
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サイレント楽器の処分方法は7通り

サイレントギター

今回紹介するサイレント楽器の処分方法は以下の7通りです。

  1. 粗大ごみとして捨てる
  2. 解体して普通ごみとして捨てる
  3. クリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入する
  4. 楽器専門店で売却する
  5. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  6. 譲渡する・ジモティーを利用する
  7. 不用品回収業者に回収してもらう

手順や注意点について、詳しく確認していきましょう。

①粗大ごみとして捨てる

サイレント楽器は、通常の楽器と同じく自治体の「粗大ごみ」として処分するのが一般的です。

以下に、愛知県名古屋市の場合の処分手順を紹介いたしますので参考にしてください。

  1. ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
  2. 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するサイレント楽器に貼っておく
  3. 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了

名古屋市を含め、サイレント楽器に関して詳しく記載した自治体がほとんどないため、詳しく粗大ごみ手数料をお伝えできませんが、大体どの自治体も500円~2,000円前後となっており、費用をかけずに処分できるのがメリットです。

しかし、粗大ごみ回収は回収頻度が月一回程度と低く、処分するまでに時間がかかるというデメリットがあります。

また、サイレント楽器を回収日の朝に指定場所まで運ばなくてはならないため、面倒に感じる方も多いかもしれません。
「早く処分したい」「手間なく処分したい」という方は、別の方法を検討しましょう。

②解体して普通ごみとして捨てる

小型のサイレント楽器や、解体して小さくしたサイレント楽器は普通ごみとして処分できます。
木製部分は可燃ごみ、金属やプラスチック部分は不燃ごみとして、自治体指定のごみ袋に入れて指定された日に回収場所へ出しましょう。
分別や捨て方がわからない場合は、自治体窓口に直接問い合わせて確認しておくと安心です。

普通ごみとしてサイレント楽器を処分できれば、粗大ごみ回収の予約や手数料の支払いは必要ありません。粗大ごみよりは回収頻度も高いため、気軽に捨てられるのがメリットと言えるでしょう。

ただし、サイレント楽器を解体する作業には手間や時間がかかるのはもちろん、作業中にケガの恐れもあるため注意が必要です。
「解体に慣れていない」「手間をかけたくない」という場合は別の方法を検討しましょう。

③クリーンセンター(ごみ処理施設)に自己搬入する

自治体のクリーンセンター(ごみ処理施設)を利用し、サイレント楽器を処分する方法もあります。
自治体ごとに予約の有無や搬入の手順、手数料の金額は異なりますのでよく調べてから搬入しましょう。

ここでは例として、名古屋市の搬入手順をご紹介します。

  1. 車にサイレント楽器を積んだ状態で、居住区の環境事業所で受付する
    ※予約は不要
  2. 指示された処理場まで自己搬入する(受付時間に注意)
  3. 不用品の積み下ろしを自分で行う
  4. 計量し、手数料を支払う

以下はごみ処理施設への自己搬入について記載のあった自治体の一例です。

自治体名利用料
愛知県名古屋市10kgまでごとに200円
神奈川県横浜市市が収集する場合と同じ料金が必要
大阪府大阪市10kgごとに90円
福岡県福岡市10kgまでごとに140円

この方法であれば、サイレント楽器やそれ以外の不用品を持ち込んだその日にまとめて処分可能です。
重量で手数料が決まる施設なら1点当たりの処分費用を安くできる可能性があるため、なるべく費用を節約したい方にとっても便利な手段と言えるでしょう。

ただし「搬入に車が必要」「受付が平日の日中のみ」という点で利用できない方も多いかもしれません。
その場合は粗大ごみの戸別回収や、不用品回収業者の利用を検討しましょう。

④楽器専門店で売却する

でYAMAHA(ヤマハ)の「サイレントシリーズ」やKIKUTANI(キクタニ)、ARIA(アリア)など、有名メーカーのサイレント楽器をお持ちなら、楽器専門店売却する方法がおすすめです。

また、以下のようなサイレント楽器も高価買取が期待できます。

  • 傷や汚れがないもの
  • 使用年数が少ないもの
  • ケースや保証書などの付属品が揃っているもの

楽器専門店の多くは宅配買取や出張買取を実施しているため、遠方に住んでいても買取査定を受けられます。店舗によっては買取を申し込むと専用の梱包キットを無料で送ってくれるので、より気軽に査定を利用できるでしょう。

ただし、店舗によってはサイレント楽器の取り扱いがなかったり買取できるモデルが限られていることがあったりと、対応が異なることもあるため注意が必要です。
査定依頼前にはホームページをきちんと確認し、わからないことがあるなら事前に問い合わせて確認しておきましょう。

⑤フリマアプリ・ネットオークションに出品する

使用感があったり付属品が欠けていたりして専門店で買い取ってもらえなかったサイレント楽器でも、フリマアプリ・ネットオークションなら需要次第で売却できる可能性があります。
自分で価格を設定できるため、状態の良いサイレント楽器をできるだけ高く売りたいという方にもおすすめの方法です。

以下はメルカリで実際に取引されているサイレント楽器の一例です。

  • YAMAHAサイレントギター:43,800円
  • YAMAHAサイレントチェロ:175,000円
  • YAMAHAサイレントバイオリン:50,000円
  • YAMAHAサイレントピアノ:350,000円

フリマアプリ・ネットオークションは入会金や月額利用料は不要で利用できることがほとんどですが、そのぶん売却時には以下のような販売手数料が差し引かれます。

  • メルカリ:販売価格の10%
  • Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ):商品価格の5% ※条件有
  • ラクマ:販売実績に応じて手数料が変わる(4.5%~10%)
  • Yahoo!オークション(旧ヤフオク!):落札価格の10%
  • モバオク:販売手数料、売上金の振込(入金)手数料無料(※330円~360円の月額利用料が必要)

※2024年12月時点の情報です

サイレント楽器を高額で売却すればするほど、手数料の負担も大きくなるため注意しましょう。
よりお得に売りたいのであれば、手数料が安いアプリの利用を検討してください。

⑥譲渡する・ジモティーを利用する

汚損や破損がなく状態がいいサイレント楽器なら、音楽仲間やこれから楽器を始める方に譲って、使ってもらうという方法もあります。
愛用していた楽器を捨てずに有効活用してもらえるなら、うれしいですよね。
譲る相手が周りで見つからないということなら、地元掲示板「ジモティー」を利用して、譲り先を探してみるのもいいでしょう。

ジモティーの利用手順は以下のとおりです。

  1. 投稿ボタンから商品情報や支払い方法を入力し、出品する
  2. 問い合わせが来たら、受渡の方法や日程を相談する
  3. 条件が合ったら、受渡予定者に選択する
  4. 地元で商品の受渡と支払いを行う
  5. 「受け渡し完了」ボタンを押して商品の受付を終了する
  6. 購入者を評価して取引完了

ただし、故障しているサイレント楽器をそのまま譲ってしまったり、欲しがっていない人に無理やり押し付けたりすることで譲渡後のクレームや返品など、トラブルになってしまう可能性もあるので注意してください。
譲渡前にはサイレント楽器を点検して、問題なく譲渡できるか確認しておきましょう。

⑦不用品回収業者に回収してもらう

「サイレント楽器以外にも処分するものが大量にある」「すぐに処分したい」という場合は民間の不用品回収業者に回収を依頼する方法がおすすめです。

  • サイレント楽器以外にも捨てたいものがある
  • 処分するものが大量にある
  • 不用品の分別やごみ捨てをする時間がない
  • 売却と廃棄を一度で済ませたい

このような場合に大変便利な方法と言えます。

不用品回収業者は、どんな状態のサイレント楽器でも問題なく回収してくれます。
もちろんそのほかの家具や家電もまとめて回収してくれ、分別やトラックへの積み込みはすべてスタッフにお任せできるので、とにかく手軽に不用品の処分が可能です。

不用品の中に状態のいいものがあった場合は買取サービスを利用して売却し、回収費用をお得にできる可能性もあります。
お得に利用したいなら、買取サービスの有無を見積もりの際に確認しておくといいでしょう。

それ以外にも、不用品回収業者には「自分の都合のいい日時に回収を依頼できる」という大きなメリットがあります。
早ければ電話したその日のうちに回収に来てもらえることもあるので「引っ越しが迫っているので早く来てほしい」「すぐに手放してしまいたい」などお困りの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

なお、不用品回収業者では、サイレント楽器以外にも以下のようなさまざまな楽器の処分を承っております。詳しくは以下の記事をご参照ください。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

なお、不用品回収業者を利用する際には、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は必須です。

複数の業者と連絡を取り合うのは面倒…と思ってしまう方も多いかと思いますが、するとしないでは費用に数万円の差が出ることも。
できれば3社以上から見積もりを取って比べてみるのをおすすめいたします。

別ページでは悪徳業者の特徴や見分け方についてや、安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者についても紹介しております。業者選びの際に参考にしてみてくださいね。

「サイレント楽器」処分時の注意点

注意

ここでは、サイレント楽器を処分する際に知っておきたい注意点を解説します。
処分前には一度、目を通しておきましょう。

リサイクルショップでの売却はおすすめしない

サイレント楽器は楽器専門店のほか、リサイクルショップに売却することも可能です。
リサイクルショップは楽器専門店より店舗数が多いですし、さまざまなジャンルの不用品をまとめて売却できるので、利用を検討している方も多いかもしれませんね。

しかし、リサイクルショップでは楽器の買取を専門で行っておらず、専門性が低い分どうしても買取額が低くなってしまうというデメリットがあります。
とくにサイレント楽器のようなマイナーな楽器は価値が理解されず、元が高価な品でも安く買いたたかれてしまう可能性が高いので注意してください。

「不用品の処分を一度に済ませたい」「急ぎで売りたい」など事情があるのでなければ、サイレント楽器はなるべく楽器専門店に売却するのをおすすめします。

ごみ区分に記載がない場合は問い合わせが必要

普段不用品をごみとして処分する際には、お住まいの地域での分別がどうなっているのか確認してから処分するかと思います。

しかし、ギターやドラムセット、オルガンといった楽器類の記載はあっても「サイレント楽器」に関して詳しく記載している自治体はほとんどありません。

そのため、処分の際には必ず担当課に電話でごみ区分や処理手数料を確認する必要があるでしょう。

「たぶん〇〇ごみだろう」と適当に排出してしまうと、回収されず思わぬトラブルに発展してしまう恐れもあります。
サイレント楽器のようにはっきりと記載のない品目に関しては、事前に問い合わせ確実に処分できるようにしましょう。

電池やバッテリーは取り外して捨てる

サイレント楽器の電源として使用していた乾電池やバッテリーは、そのままごみに出すと回収時に火災や爆発などを引き起こす恐れがあります。
ごみに出す前には必ず取り外し、適切に処分しましょう。
取り外せないものについてはそのままにせず、自治体に問い合わせて処分方法を確認してください。

取り外した電池やバッテリーは、自治体の指示に従い処分します。
「不燃ごみ回収」や「電池の一括回収」「自治体が設置した回収ボックス」など自治体ごとに回収方法は異なりますので、お住まいの自治体のルールを確認しましょう。

電池の処分については別ページにて詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。

サイレント楽器の処分時に出やすい不用品

サイレントバイオリン

サイレント楽器を処分する際に、使っていた付属品をまとめて捨てるという方も多いかもしれません。

以下に分別区分を大まかにまとめましたので、処分時には参考にしてみてくださいね。

関連品目分別区分
付属ケース可燃ごみ・不燃ごみ
大きさによって粗大ごみ
譜面台粗大ごみ
チューナー不燃ごみ・小型家電
専用クロス可燃ごみ
グリース中身:可燃ごみ
ケース:不燃ごみ

自治体によって細かいルールは異なりますので、必ずお住まいの自治体に確認した上で処分してください。

出張回収センターでは、そのほか楽器に関連したさまざまな処分方法について解説しております。処分を検討される場合はそちらもあわせてご覧くださいね。

サイレント楽器の処分でよくある質問

クエスチョンマーク

Q.サイレント楽器1点でも、取りに来てくれますか?

A. はい、もちろんサイレント楽器1点からのご利用も承っております。しかしながら1点のみのご利用の場合、処分費用が割高となってしまいますので、可能であれば複数まとめてのご依頼をおすすめいたします。

Q.土日・祝日・夜間でもサイレント楽器の回収に対応してもらえますか?

A.はい、弊社では年中無休でサイレント楽器の回収に対応しております。お早めにお問い合わせいただけましたら、夜間の回収もスケジュール調整し対応可能です。ご希望の場合はお気軽にご相談ください。

Q.サイレント楽器を回収する際に追加費用は発生しませんか?

A. 作業内容に変更がなければ、お見積もり以上の費用は発生いたしません。
たとえばサイレントピアノのような大型製品の回収時にはクレーンを使用する場合もでてきます。
このように、もしも追加費用が発生する場合には事前にご連絡を差し上げ、その上でご納得いただけてから作業に移りますので、安心してお任せください。

Q.破損したサイレント楽器でも処分してもらえますか?

A. 弊社ではサイレント楽器の状態に関わらず回収いたします。なお、状態のいいサイレント楽器でしたら買取も可能ですので、良品がございましたらご予約時にスタッフまでお伝えください。

まとめ

サイレントバイオリン

今回は「サイレント楽器の処分方法」について解説いたしました。

室内での練習や夜間の使用に最適なサイレント楽器は、中古需要が非常に高い製品です。
有名メーカーの製品なら高額で売却できる可能性がありますので、捨てる前に一度、専門店での査定を受けてみるのをおすすめします。

汚損のあるサイレント楽器は、通常の楽器と同じく粗大ごみとして処分することになりますが、自治体の分別一覧にはサイレント楽器が掲載されていないことも多いため分別がわかりづらいことも多いです。
粗大ごみ回収は回収頻度が低いためすぐに処分できずに困っている、ということもあるかもしれません。
その場合は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。

弊社「出張回収センター」でも、サイレント楽器はもちろん、それ以外のさまざまな不用品を回収・買取しています。
年中無休で受付しておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!

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