不要な畳をまとめて捨てたい!処分方法7選と注意点を解説

目次


  • 調湿効果がある
  • 防音・防震性能も高い
  • い草の香りにはリラックス効果も

などさまざまなメリットがある畳。近頃の住宅は洋室が主流になっているとはいえ、まだまだ和室で畳を使用しているご家庭は多いですよね。

そんな畳ですが、サイズが大きく重たいことから持ち運びしづらく、また自治体によっては粗大ごみとして捨てられないケースもあるため「どのように捨てたらいいのかわからない」とお困りの方も多いようです。

そこで今回のコラムでは、畳の処分のタイミングや処分時の注意点、実際に処分する方法をご紹介していきます。

実家の畳の買い替えを予定されている方、和室を洋室にリフォームすることをお考えの方など、畳の処分を検討されている方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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畳の寿命は何年?処分のタイミングとは


畳の寿命は一般的に10~20年程度といわれています

しかし、畳が設置されている部屋の環境(湿度や日当たりなど)や取り扱い方によっては寿命より早く、以下のような不具合が出てくることもあるため注意が必要です。

  • カビが生える
  • カビ臭くなる
  • シミや汚れが付着している(※)
  • 畳が変色している(※)
  • 畳の表面がささくれだっている(※)
  • 畳にへこみがある
  • ぶよぶよしている

※畳の表面のささくれや汚れ、変色は畳表の「裏返し(畳表を取りはずし、裏返して再度貼り付ける)」「表替え(畳表と畳縁を新品に交換する)」といったメンテナンスで状態が改善する可能性があります。表面の傷みを見て処分を検討しているのであれば、「裏返し」や「表替え」で対応できないか専門家に見てもらいましょう。

上記のような状態の畳を放置していると、見た目や使用感が悪くなるのはもちろん、畳に発生した虫やカビにより健康被害が発生する、また、ささくれによってケガをしてしまう可能性もあります。

定期的に畳の状態をチェックし、メンテナンスでは改善できない不具合が出てきたら処分を検討したほうがいいでしょう。


畳は何ごみ?処分の注意点


サイズが大きく重量がある畳は、床から剥がして持ち運ぶだけでも大変な労力が必要になります。

せっかく苦労してごみ捨て場まで持って行ったのに、分別や捨て方を誤っていたせいで回収してもらえず、家に持ち帰る羽目になってしまった・・・なんてことになるのを防ぐため、まずは畳の処分の際に知っておきたい注意点を確認してみましょう。


自治体によって分別や捨て方が違う

サイズの大きな畳は「粗大ごみ」に分別されることが多いですが、自治体によっては別の分別や捨て方を指示される場合があります。

自治体分別区分備考
栃木県宇都宮市収集不可販売店や専門業者に相談する
千葉県松戸市市では取扱不可のため販売店や専門業者に相談する50センチ未満に切れれば「可燃ごみ」で出せる
愛知県名古屋市粗大ごみ
大阪府大阪市粗大ごみ
福岡県太宰府市畳(100%いぐさ製)のものは環境課に問い合わせが必要。
畳(薄いもの・中身が発泡スチロール製など)は粗大ごみ
薄い畳や中身が発泡スチロール製の畳は畳(1畳)を半分に切断して「粗大ごみ」に出す


特に、畳が回収不可物とされている自治体では別の方法で畳を処分しなければならないため、思った以上に処分に時間や手間がかかってしまう可能性があるため注意してください。

畳を自治体のごみ回収で処分したいということであれば、なるべく早めに自治体のホームページを確認しておきましょう。


「畳の素材」で処分費用が変わる場合もある

一昔前の畳といえば、畳床(畳の芯にあたる部分)は稲藁、畳表(畳の表面部分)にはイ草を使用した本畳が主流でしたが、最近ではポリプロピレン樹脂や和紙を使用した樹脂加工畳も多く流通しています。

上記したような畳の種類によっては、処分費用や捨て方が変わることもあるため注意してください。

一般的には重量がある本畳よりも、軽い樹脂加工畳の方が処分費用が安くなることが多いようですが、業者や自治体によっては樹脂加工畳は取り扱いできないとしているところもあるなど対応には差があります。

処分前にはお手持ちの畳の素材も確認しておき、素材ごとの処分方法や費用についても確認しておくようにしましょう。


水濡れ・汚損した畳は処分費用が高額になる?

畳は素材によって処分費用が変わるとお伝えしましたが、お手持ちの畳が

  • 屋外に放置したことによる水濡れ
  • 雨漏りによる水濡れ
  • ペットの糞尿での汚損
  • 水濡れによる腐敗

上記のような状態になっている場合も、通常よりも持ち運びや処理が難しくなることから業者による処分費用が高額になる、または自治体での処分を受け付けてもらえなくなる可能性があるため注意が必要です。

どうせごみにするのだから、置く場所がないからといって処分予定の畳を適当に放置しておくのではなく、

  • 汚損した畳はできるだけ汚れを取り除いておく
  • 水濡れした畳は水分を拭き取り、よく乾かしておく
  • 畳は屋内に保管しておく
  • カバーをかけておき水濡れや汚損を防止する

といった対策をして、余計な費用を払わなくて済むようにしておきましょう。


「リフォーム後の畳」は自治体では捨てられない

家庭で使用したのち不要になった畳は自治体でごみとして処分が可能ですが、

  • 建築業者がリフォームや解体工事をおこなって出た不要な畳
  • 事業所や店舗などで事業に使用された畳

「産業廃棄物」扱いとなり、自治体のごみ回収で処分することができないため注意してください

「産業廃棄物」は産業廃棄物収集運搬業の資格を持つ業者や、県や市から許可されている業者に依頼しておこなう必要があります。

費用面だけを気にして資格を持っていない業者に依頼したり、許可された業者でも適切に畳の処分をおこなえなかったりすると、業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられてしまうケースも。業者選びは慎重におこない、確実に畳を処分できるようにしましょう。


畳の処分方法7選!


今回ご紹介する畳の処分方法は以下の7つです。

  1. 自治体で粗大ごみとして処分する
  2. 自治体のごみ処理工場への持ち込み
  3. 畳を切って可燃ごみに出す
  4. 販売店での引取サービスを利用する
  5. リサイクルショップ・建具買取専門店に売る
  6. ジモティーで譲り先を探す
  7. 不用品回収業者に回収を依頼する

それぞれの方法の手順や注意点、メリットやデメリットを確認してみましょう。


①自治体で粗大ごみとして処分

まずは不要な畳を粗大ごみとして処分する方法です。自治体の多くは粗大ごみの回収に事前予約が必要としているため、その場合の手順をご紹介します。

  1. 受付締切前に電話かインターネット受付で事前予約を取る
  2. 手数料を予約時に確認しておく
  3. 手数料納付券を指定販売店(スーパーやコンビニなど)で購入する
  4. 手数料納付券に必要事項を記載し、粗大ごみに貼りつける
  5. 回収日の朝、指定場所へ運び出して完了

受付方法や受付締切日、かかる費用など細かい内容は自治体によって異なります。お住まいの自治体のホームページをご確認いただき、指示に従い畳を処分しましょう。

この方法であれば、畳を1枚数百円~1,000円程度で処分が可能ですが、そのぶん「重たい畳を指定場所まで持ち運ばなければならない」「回収頻度が少ないのですぐに捨てられない」というデメリットがあります。また、自治体によっては畳を回収不可物にしているケースもあるため、その場合は別の方法を検討する必要があるでしょう。


②自治体のごみ処理工場への持ち込み

  • 畳を持ち運ぶ人手がある
  • 運搬できる車を持っている
  • 平日に作業ができる

という方であれば自治体のごみ処理工場へ畳を自ら持ち込み、処分してもらうという方法もあります。持込ができればその日のうちに畳を処分することができるため、急ぎの場合には特に便利な手段です。

この方法では重量により費用が決まるため、持ち込むものの重さによっては粗大ごみ回収よりも1点当たりの処分費用を安くできる可能性も。処分する畳が複数あり、費用をなるべく安くしたいという場合に利用してみるのもいいでしょう。

こちらも自治体によって予約の有無や搬入の手順、処理施設の稼働日時などには違いがありますので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。一例として、愛知県名古屋市の手順をご紹介します。

  1. 事前に処分するものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
  2. 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
  3. 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
  4. 指示された場所まで自分で搬入をし、ごみを車から降ろす
  5. 計量したあと、手数料を支払う
    処理手数料は10キログラムまでごとに200円(支払いは現金のみ可)


③畳を切って可燃ごみに出す

畳を粗大ごみ規定サイズ以下に切断してから可燃ごみで捨てるという方法もあります。インターネットで「畳 切り方」と調べれば切断の方法や手順を教えてくれるブログや動画がたくさん出てくるので、そちらを参考にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

千葉県松戸市では「畳は50センチ未満に切れれば可燃ごみで出せる」とされていましたが、畳をどのくらいの大きさまでカットすればいいかは自治体によって異なります。まずホームページを確認してみましょう。

この方法であれば畳をカットしているのでごみ捨て場までの運搬が簡単になり、さらに粗大ごみ手数料をかけることなく畳を処分できます。また、可燃ごみは粗大ごみよりも回収頻度が高いのでそれほど待たずに畳を捨てられる、というメリットも。

しかしそのぶん、畳の切断には非常に手間と時間がかかるうえ、以下のようなデメリットもあります。

  • カッターやノコギリを使用するためケガの可能性
  • 作業スペースの確保が必要
  • 床や壁に傷をつけるリスクがある
  • 分解した畳は素材ごとに分別する必要がある
  • 一度に大量のごみを出すと回収してもらえないケースも

そもそも「畳は切ったとしても可燃ごみにできない」としている自治体もあるため注意しなければなりません。まずはお住まいの自治体のルールを確認してから作業をするようにしてください。


④販売店での引取サービスを利用する

畳専門店やホームセンターなど、畳を売っている販売店で古い畳を引き取ってもらうという方法もあります。もし新しい畳に買い替えるのであれば、新品の畳を配達・設置してもらうと同時に古い畳を回収してもらえるので、手間をかけずに畳を処分できて便利です。

しかし便利なぶん処分費用は有料の場合がほとんどで、畳一枚あたり2,000円程度かかることが多いようです。複数枚畳を処分するのであれば、そのぶん費用が高額になるため注意しましょう。

また、「古い畳の処分のみ」はおこなっていない店舗が多いことにも注意が必要です。畳の販売店ごとに対応は異なりますので、事前に確認しておくといいでしょう。


ニトリでも畳は処分してもらえる?

大手家具店ニトリでも、フローリングの上に設置できるユニット畳や収納付きユニット畳を販売しており、また、不要家具の引取サービス(有料)も実施しているため、ニトリでも使用済みの畳を引き取ってもらえるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ニトリの引取サービス大型家具購入時のみ利用が可能で、また、引き取り出来るのは家具のみとなっています。畳は家具には該当しないため、引取サービスは利用することはできません。

もしニトリでユニット畳や収納付きユニット畳を購入していたとしても、古い畳は回収してもらえないのでご注意ください。


⑤リサイクルショップ・建具買取専門店に売る

もし新品に近い畳や状態のいい畳をお持ちであれば、リサイクルショップや建具買取専門店に畳を売却するという方法もあります。

持ち込みができればその日のうちに査定から支払いまでが完了するので急ぎの際には便利な手段です。畳が複数枚あり持ち運べない、人手や車がないという場合は、宅配買取・出張買取にも対応している店舗を利用するのがいいでしょう。

ただしリサイクルショップや建具買取専門店では使用済みの畳は、

  • 洋室化が進んだことでほとんど需要がない
  • 部屋の形に合わせて作られているためサイズにばらつきがある
  • 大きいので置いておくとスペースを取る
  • 日常的に使うもので使用感が出やすい

といった理由から買取不可になることがほとんどで、また、買取対象となるのは新品に近い畳のみとなります。たとえ傷やささくれなどが少なくても、使用済みの畳は需要が少なく売れない、売れてもかなりの安価になると思っておいたほうがいいでしょう。

持込査定で買取不可になってしまうと、家まで重い畳を持ち帰らなければならなくなってしまい二度手間になってしまうので、注意しなければなりません。値が付くかわからない畳を査定してもらうのであれば、出張買取を利用する、もしくはスマホで写真を撮り査定を受けるサービスなどを利用するのがおすすめです。


⑥ジモティーで譲り先を探す

不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板「ジモティー」にも、畳が多数出品されています。まだまだ使える畳をお持ちで、捨てるのが惜しい、せっかくなら再利用してもらいたい、といった希望があるのなら一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

ジモティーのメリットは、利用するのに手数料が必要なく、また、自宅まで引き取りに来てもらえれば梱包の手間や送料が必要ないという点。持ち運ぶ手段がないという方でも気軽に利用できるのが便利です。

しかしその反面、すぐに譲り先が決まるわけではなく、その場合かさばる畳をずっと持ち続けなければならないといったデメリットも。また、引取の際に最寄り駅や自宅の住所など、個人情報を相手に教えることで思いがけないトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため、個人情報の取り扱いには十分に注意して利用するようにしましょう。


⑦不用品回収業者に回収を依頼する

不要な畳が何枚もある、自治体で畳を捨てられず困っている、いろんな不用品をまとめて処分してしまいたい・・・という場合には「不用品回収業者へ依頼する」という方法をおすすめします。

不用品回収業者は畳一枚の処分はもちろん、複数枚の畳や、そのほか処分の難しい襖(ふすま)や桐箪笥(きりたんす)といった大きくて売りづらい、かさばるものもまとめて処分してくれます。サイズが大きく部屋から運び出せないものは解体もしてくれ、また、運び出しやトラックへの積み込みは全てスタッフにおまかせしてOK。とにかく手軽に、楽に不用品を処分できます。

また、粗大ごみ回収では月一回の回収日を待たなければなりませんが、不用品回収業者の多くは年中無休で稼働しているので、希望した日時に引き取りをおこなってもらえる、というメリットも。即日対応な業者ならその日のうちにかさばる畳を回収してもらえる場合もあるため、急ぎの場合にも助かる手段となっています。


「相見積もり」をして慎重に業者選びを!

便利な不用品回収業者ですが、費用面が心配、またどんな業者を選べばいいかわからないということで依頼がなかなかできずにいる・・・という方も多いのではないでしょうか。

そんなときに、ぜひ試してほしいのが複数の業者から見積もりを取る、いわゆる「相見積もり」と呼ばれる方法です!

相見積もりには以下のようなメリットがあります。

  • 同じ作業内容でも費用がより安い業者を探すことができる
  • 「費用が高額すぎる」「安すぎる」「作業内容が曖昧に書かれている」といった見積書の不審な点に気づくことができる
  • 他社の見積もりの金額を参考にして、値引きの交渉ができる場合もある

忙しいときに複数の業者と連絡を取るのは少し面倒ではあるのですが、相見積もりをするとしないのでは数千円~数万円費用に差が出ることも。

ぜひ無料の見積もりを取っていただき、オトクに、安全に不用品回収業者を利用できるようにしてくださいね。

▼より詳しく業者選びについて知りたい方にはこちらのコラムをどうぞ!▼


まとめ


今回のコラムでは、畳の処分のタイミングや処分時の注意点、実際に処分する方法をご紹介しました。

今回ご紹介した処分方法は、以下の7つです。

  1. 自治体で粗大ごみとして処分する
  2. 自治体のごみ処理工場への持ち込み
  3. 畳を切って可燃ごみに出す
  4. 販売店での引取サービスを利用する
  5. リサイクルショップ・建具買取専門店に売る
  6. ジモティーで譲り先を探す
  7. 不用品回収業者に回収を依頼する

畳はサイズが大きく重量があるのにくわえ、複数枚まとめて処分しなければならないケースが多いため、処分には時間と手間、費用がどうしてもかかってしまいます。自治体で畳を粗大ごみとして捨てられない場合も多いため、なかなか捨てられずに困っているという方も多いのではないでしょうか。

「持ち運べない量の畳がある」「自治体で畳が回収不可物に指定されている」ということでお困りでしたら、不用品回収業者へ処分を依頼することを検討してみてください。処分が難しい大量の畳や家の中の家具や家電などさまざまなものをまとめて回収してくれ、早ければ依頼したその日のうちに、場所を取る畳を処分することが可能です。

記事の中では業者選びに有効な「相見積もり」についても解説しています。ぜひ参考にしていただき、一度無料の見積もりを受けてみてはいかがでしょうか。