廃棄?売却?ホイールの処分方法7選|処分費用・注意点まで解説!

目次

タイヤとホイール

タイヤと同様に自動車に欠かせない部品である「ホイール」。
純正品以外にもさまざまなメーカーから数多くの製品が提供されており、自分好みの製品へ交換する方も大勢いらっしゃいます。

車に乗る方にとっては大変身近なホイールですが、意外と知らないのはその処分方法です。

そこで今回は「ホイールの処分方法」について見ていくとともに、気になる処分費用や処分の際の注意点についてもあわせてご紹介していきます。

「ホイールは売れるって本当?」
「ホイールの処分方法が分からない…。」

このようにお悩みの方はぜひ参考になさってくださいね!

別ページにてタイヤの処分方法や、車のパーツの処分方法についても詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

ホイールとは?

タイヤからホイールを外している様子

処分方法を見ていく前に、まずはホイールについて理解を深めておきましょう。

ホイールとは、タイヤを囲んでいる金属製のリング(車輪)のことを指します。

ホイールのもっとも重要な役割は、車のエンジンが生み出す動力をタイヤに伝達することです。エンジンが車軸を回転させる力がホイールを通じてタイヤに伝わることで車が走ります。

ホイールの材質

ホイールを素材別で分けると以下の2種類があります。

材質特徴
アルミホイール・軽量で低燃費
・サビや腐食に強い
・高い放熱性や冷却性を持っている
・デザイン性に優れている
・強度が低い
スチールホイール・強度と耐久性に優れている
・価格が安い
・デザイン性が低い
・サビやすい
・重量がある

どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身の好みで選択する方が多いです。

ホイールの寿命

ホイールの寿命は材質によっても異なります。

アルミ製のホイールはサビにくく耐久性に優れているため、一般的な使用であれば約10〜20年、もしくはそれ以上の寿命と言えます。

一方でスチール製のホイールは、強度と耐久性はあるもののアルミ製と異なりサビやすい性質をしています。そのため、雨に濡れた状態・融雪剤が残存している状態での放置を繰り返すと、強度が著しく低下する可能性も。

いずれのホイールであっても、乾燥させきれいな状態を維持すれば長期間使用できます。長持ちさせるためにはこまめなメンテナンスを意識しましょう。

ホイールの処分方法は全部で7つ!

たくさんの錆びたホイール

ホイールがどんな製品か確認したところで、次は具体的な処分方法について見ていきましょう。

一般的にホイールは「適正処理困難物」に該当するため、自治体を利用し「粗大ごみ」および「不燃ごみ」として処分できません。

ホイールの処分方法は以下の7つ。

  1. ガソリンスタンドで処分してもらう
  2. カー用品店に引取・買取してもらう
  3. リサイクルショップに買い取ってもらう
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. スクラップ業者へ持ち込む
  6. 人に譲る・地元情報掲示板を利用する
  7. 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについてもあわせてお伝えしますので、お持ちのホイールの状態に注目し、処分方法をご検討ください。

1.ガソリンスタンドで処分してもらう

ガソリンスタンドは店舗によってはホイールを処分できるところもあります。
処分する際にはご自身で持ち込む必要がありますが、店舗数が多いため比較的手軽に処分できるでしょう。

大手ガソリンスタンドでは、

  • ENEOS
  • コスモ石油
  • 出光(昭和シェル石油)

などが対応しており、引取費用や条件は店舗により異なります。

なお、タイヤから取り外す作業を依頼する場合やタイヤも一緒に処分する場合には別途費用がかかりますので、事前に処分費用を確認して持ち込むようにしましょう。

2.カー用品店に引取・買取してもらう

自動車部品・カー用品などを取り扱うカー用品店の多くは、店舗に持ち込むことでいらないホイールを引き取ってくれます。

また、中には買取を行っている店舗もあり、人気メーカーのものや状態が良いものであれば売却することも可能です。
同店舗でホイールを買い替える場合は買取価格が増額となる場合もありますので、買い替えを検討している場合は購入する店舗で問い合わせてみると良いかもしれません。

ただし、サビているものや劣化の目立つもの、スチール製のホイールは買取対象とならないケースがほとんどで、その場合は有料での引取処分となります。

なおガソリンスタンドと同様に、取り外し作業およびタイヤとあわせての処分には追加費用がかかりますのでご注意ください。

3.リサイクルショップに買い取ってもらう

ホイールを取り扱っているリサイクルショップであれば売却しお得に処分可能です。

買い取ってもらえれば処分費用は無料ですし「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつですよね。

自動車メーカーの純正品はもちろん、

  • RAYS(レイズ)
  • ENKEI(エンケイ)
  • WORK(ワーク)

といった人気メーカーのホイールなら高価買取が期待できるので、一度査定に出してみても良いかもしれません。

ただし、日用品を中心に取り扱っているリサイクルショップでは、買取不可の可能性も。
車用品専門のリサイクルショップもあるので、まずはそういった店舗が近隣にあるか探してみましょう。

ホイールの取り扱いがある場合も、ホイールの側面にヒビが入っていたりビート部分が壊れていたりすると、引取および買取不可となるケースが多いです。

また、ホイールは2本か4本セットでなければ買取を拒否される場合もありますのでご注意ください。

4.フリマアプリ・ネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、各自動車メーカーの純正のものをはじめ、さまざまなホイールが出品されています。

フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点でしょう。

フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順

  1. 事前にホイールの相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
  3. ホイールの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 自宅からの運び出しと発送手続き
  5. 購入者とのやり取り

フリマアプリやネットオークションは気軽にホイールを処分できて便利な手段ですが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 出品から梱包、発送まですべて自分でするため手間がかかる
  • 売れた場合は配送料と手数料がかかる
  • 説明していたよりホイールの状態が悪いとクレームになることも

そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられない…という方は別の手段を検討したほうが良いかもしれません。

5.スクラップ業者へ持ち込む

買取業者で売却できなかったホイールでも、スクラップ業者に持ち込ことで買い取ってもらえる可能性があります。

金属スクラップの中でも、ホイールの材料であるアルミは買取価格が高いものです。
一方でスチールの買取価格は比較的安価ではありますが、ごみとして処分すると費用がかかるところを、逆に業者に買い取ってもらえばお金になるのでこちらとしても助かりますよね。

ただし、ここで注意したいのが「付き物(ダスト)」です。

ホイールには、

  • バランスウェイト
  • バルブ
  • 装飾目的のプラスチック

のような部品やネジ・装飾金具などが付いており、これらを総称して「付き物(ダスト)」と呼びます。

金属スクラップの買取価格は、この「付き物が残っているかどうか」で大きく変わります。
大量の付き物が残っているホイールは「付き物有り」と呼ばれ、「付き物なし」のホイールよりも安く買い取られてしまうのです。
もしもスクラップ業者に持ち込む場合は、ドライバーを使用しできるだけ付き物を外した状態で持ち込むようにしましょう。

6.人に譲る・地元情報掲示板を利用する

サビもなく、目立った傷や汚れもないホイールなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いかもしれません。

友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからずホイールを手放せます。

なお、相手が遠方であった場合は配送料が発生し、ホイールは軽いものでも1本当たり約8kgの重さがあるため、4本まとめてとなるとその分費用がかさむことに。
配送料をどちらが負担するかといった金銭面で揉めるケースも少なくないので、あらかじめ話し合い、後々トラブルにならないようご注意ください。

7.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

ホイールにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、ご自身で店舗やガソリンスタンドまで持ち込まなければならなかったり、梱包の必要があったりと、手間や時間のかかる方法が多かったですよね。

「持ち込みや梱包の手間なくホイールを処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。

不用品回収業者なら、

  • どんなホイールでも回収可能
  • 必要な場合は取り外し作業も対応可能
  • ホイール1本から依頼OK
  • 自宅にいながら手早く処分できる
  • 年中無休で対応可能
  • ホイール以外のものも引き取りOK

処分方法の中には2本や4本セットのホイールでないと引取不可とする場合もありますが、不用品回収業者なら1本から回収可能で、どんなホイールでも引き取ってもらえます。
それに加えて分別・搬出・回収といった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにホイールの処分を完了できます。

また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てもらいたい!といったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
ホイールの買取・回収だけでなく、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と作業費を相殺し、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。

悪徳業者に要注意!

しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。

気を付けるべき点は以下のとおりです。

  • 「無料」を謳い文句にする。
  • チラシ投函を積極的にしている。
  • トラックで町を巡回している。

こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。

ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。

  • 対応が丁寧
  • 訪問見積もりに対応している
  • 口コミが高評価
  • 見積もり書が明解
  • 値段交渉に応じてくれる

など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、手間なくお得にホイールを処分できるでしょう。

ホイールの処分でよくある質問

Q.タイヤにホイールがついた状態でも回収は可能ですか?

A.もちろん、そのまま回収可能です。
弊社スタッフが責任を持って回収し処分いたしますので、お客様がタイヤからホイールを外す必要はございません。

Q.急いでホイールを処分してもらうことはできますか?

A.はい、お急ぎでしたら即日にホイールの回収にお伺いいたします。名古屋市近郊でしたら最短30分での回収も可能です。
しかし、交通状況やほかのお客様との兼ね合いなど、少々お時間をいただくこともございますので、あらかじめご了承くださいませ。

Q.ホイールの状態が良ければ買い取ってもらえますか?

A.買取専門スタッフが判断させていただきますが、状態の良いホイールであれば買取は可能です。
とくに高級スポーツカーの純正品や、メーカー製のハイエンド品はそれぞれ替えが効かないため、中古市場に需要がございます。

買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

ホイールの処分費用はいくら?

費用

全部で7つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらい費用がかかるのかも比較しておきましょう。

ホイールの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。

処分方法費用目安
ガソリンスタンドで処分してもらう1本当たり500円〜
※ 利用する店舗・作業内容によって異なる
カー用品店に引取・買取してもらう1本当たり500円〜
※ 利用する店舗・作業内容によって異なる
リサイクルショップに買い取ってもらう無料〜
※ 出張費用がかかる場合がある
フリマアプリ・ネットオークションに出品する販売手数料 + 配送料
※ 売上金額・配送先によって異なる
スクラップ業者に買い取ってもらう無料
人に譲る・地元情報掲示板を利用する無料〜
※ 遠方の場合は配送料がかかる
不用品回収業者へ買取・回収を依頼する1本当たり1,000円〜
※ 利用する業者・作業内容によって異なる

見ていただくと分かるとおり、処分にかかる費用は比較的安価なものが多いですよね。ご自身でホイールを取り外し、持ち込むことでより費用を抑えることも可能です。

しかし、自力でタイヤからホイールを取り外すのはかなりの労力が必要になりますし、持ち込む手段も時間もない!という方もいらっしゃるでしょう。

必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、ご自身の状況にあわせて、安全かつ確実な方法で無理なく処分しましょう。

ホイールを処分する際の注意点

注意点

ここまでホイールの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。

売却するなら売り時を見極める

皆さんは、ホイールの需要が高まる時期があるのはご存知ですか?

ホイールの需要が高まるのは、

  • 10月〜11月
  • 2月〜3月

の年2回です。このタイミングはスタッドレスタイヤの交換時期となりますので、普段よりも高く売れやすくなるというわけです。

ただし、いくら需要が高まるとはいえ、一般的な車のホイールは安価で新品のものを購入する方が圧倒的に多いです。基本的にメーカーのハイエンド品・高級車の純正品でないと、高額での売却は難しいためご注意ください。

ホイールは自治体では処分できない

ホイールを処分する場合、自治体の不燃ごみや粗大ごみに出そう!と考える方もいらっしゃいますよね。

しかしホイールは、市町村などが収集するごみのうち、処理が困難な「適正処理困難物(処理困難物)」に該当するため、自治体で回収することができません。

たとえば愛知県名古屋市では、以下のごみを処理困難物として挙げています。

  • ガスボンベ(LPガス・一般高圧ガス)
  • 耐火金庫
  • 消火器
  • 塗料
  • 自動車用タイヤ・ホイール・バッテリー
  • 二輪車
  • フロン類が使用されている製品
  • 廃油(食用以外のオイル類)・廃塗料

ホイールに関しては”販売店、専門業者にご相談ください”と記載があり、もしも誤ってホイールを不燃ごみや粗大ごみとして出してしまうと不法投棄とみなされる可能性も。

何を処理困難物とするかは各自治体によって異なりますので、あらかじめ確認の上で正しく処分しましょう。

まとめ

赤い車体につけられたタイヤとホイール

いかがでしたか?
今回は「ホイールの処分方法」について詳しく解説してまいりました。

多くの場合、ホイールは適正処理困難物に該当するため、自治体を利用して処分できません。

記事の中ではごみとしてホイールを処分する方法のほか、状態の良いホイールを売却・譲渡するなど有効活用する方法もご紹介しています。
処分前に一度目を通していただき、ご自身の希望にあわせた方法を選べるようにしてみてくださいね。

「手間なくお得にホイールを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でもホイールを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収など面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!

▼こちらの記事もおすすめです▼

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例