窓枠としてよく見かける「アルミサッシ 」。
新しく替えたのは良いけれどどうやって処分しよう…?と、古くなったアルミサッシの処分でお困りではありませんか?
アルミサッシはものによって大きさも重さもあるため、捨て方が分からず放置している方も多いかもしれません。
アルミサッシのアルミは、実はアルミ単体ではなく多くは「6063」と呼ばれるアルミニウム合金という素材でできており、ガラスや網を外して枠だけにするとリサイクルが可能です。
アルミサッシを積極的に買い取ってくれる業者もあるので、ただごみとして処分するよりもお金に換えられたら嬉しいですよね。
そこで今回は、「アルミサッシの処分方法」について見ていくとともに、処分にかかる費用・注意点など役立つ情報をまとめてご紹介していこうと思います!
別ページにて鉄くずの処分方法も詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらもあわせてご覧ください。
アルミサッシの処分方法は全部で5つ!
それでは早速処分方法について見ていきましょう。
アルミサッシの処分方法として考えられるのは以下の5つです。
- 粗大ごみとして処分する
- ごみ処理施設に直接持ち込む
- スクラップ業者へ買い取ってもらう
- 交換時に引き取ってもらう
- 不用品回収業者へ回収を依頼する
それぞれの方法のメリット・デメリットについてもあわせてお伝えしますので、処分の際の参考にしてくださいね。
1.粗大ごみとして処分する
細かいルールは自治体によって異なりますが、最大辺が30cm〜50cm以上の大きなサイズのものが多いアルミサッシは「粗大ごみ」として処分するのが一般的でしょう。
ただし、事業で使用されたアルミサッシはこの方法では処分できません。
以下に、名古屋市の場合の処分手順をご紹介いたしますので参考にしてください。
【粗大ごみを出す手順】
- ネットか電話で回収を依頼する(その際に処分料金が確定)
- 料金分の手数料納付券をスーパー・コンビニ・郵便局などで購入し処分するアルミサッシに貼っておく
- 収集日当日の朝8時までに指定の場所に運び出して完了
名古屋市では予約締切日が収集日の7日前となっていますが、締め切り日は各自治体で異なるためご注意ください。
粗大ごみ手数料
見ていただくと分かるとおり、比較的安価での処分が可能ではありますが、自治体によっては大きさによって金額に差があり、またアルミサッシが網戸の場合とガラス戸の場合で処分費用が異なることも。
なお、自治体での回収は指定された収集場所へ運ぶ必要があるため、大きなアルミサッシを処分する際には注意が必要です。アルミサッシを回収場所に置く際は公道にはみ出さず、ご近所の方の通行の妨げにならないように配慮しましょう。
アルミサッシにガラスがはまっている場合は、ガラスの破損を防ぐためにテープを貼るよう指示がある自治体もありますので、問い合わせの際にあわせてご確認ください。
2.ごみ処理施設に直接持ち込む
できるだけ早くアルミサッシを処分したい場合、ご自身で自治体のごみ処理センターへ持ち込んで処分する方法もあります。この方法であれば事業で使用されたアルミサッシも処分可能です。
重さによって処分料金が決まることがほとんどで、自治体によっては無料としている場合もあるため、通常の粗大ごみ収集に出すよりもさらに安く済む可能性が高いです。
ただし、粗大ごみ回収と同様にご自身で搬出し、車への積み下ろしや運搬は自力で行わなくてはいけません。
サイズによっては車への積み込みが難しいこともありますし、ガラス部分の破損にも注意する必要があります。
また、センターによっては持ち込みに予約が必要な場合や、本人確認が必要な場合、さらに受付時間が決まっていることもあるので事前にきちんと確認しておきましょう。
3.スクラップ業者へ買い取ってもらう
アルミサッシはスクラップ業者に持ち込むと買い取ってもらえる可能性があります。
金属スクラップの中でも、アルミサッシは比較的買取価格が高いものです。ごみとして処分すると費用がかかるところを、逆に業者に買い取ってもらえばお金になるのでこちらとしても助かりますよね。
ただし、ここで注意したいのが「付き物(ダスト)」です。
アルミサッシには、
- 鉄やステンレスなどのビス(ネジや釘)
- プラスチック
- 鍵部分
- ゴム
のようなアルミニウム以外の部品が付いており、これらの部品を「付き物(ダスト)」と呼びます。
パッと見はそれほど付き物がないように見えるかもしれませんが、細かく見ていくとかなりの数の部品が付いていることが分かるかと思います。
アルミサッシの買取価格は、この「付き物が残っているかどうか」で大きく変わります。大量の付き物が残っているアルミサッシは「付き物有り」と呼ばれ、「付き物なし」のアルミサッシよりも安く買い取られてしまうのです。
もしもスクラップ業者に持ち込む場合は、ドライバーを使用しできるだけ付き物を外した状態で持ち込むようにしましょう。
なお、この処分方法は工具の扱いに手慣れている方や、窓枠をはじめ建具の扱いに慣れている方向けの方法です。慣れない方は必ず工具や建具の扱いをよく知っている方と一緒に行い、ケガなど十分注意して行ってください。
4.交換時に引き取ってもらう
リフォームでアルミサッシを交換する際に、古いものを引き取ってくれるリフォーム業者もあります。
新しいものと交換するタイミングで引き取ってもらえるため、手間なく手軽に処分できる方法ですよね。
ただし、交換したアルミサッシのみ引き取りに対応している業者がほとんどです。引き取りを断られてしまった場合は別の方法を検討し直しましょう。
5.不用品回収業者へ回収を依頼する
アルミサッシの処分方法をいくつか見てきましたが、処分までに時間がかかったり、ネジや鍵部分を取り外す必要があったりと、思うように処分できない方法が多かったですよね。
アルミサッシはものによっては重く、大きさもあるため取り外しや運搬が難しい場合もあるでしょう。
「引き取りのみでは対応してもらえなかった…。」「ガラスが重く運搬できない…。」「手間や時間をかけずにお得にアルミサッシを処分したい!」…そんなときは不用品回収業者の出番です。
不用品回収業者なら、
- どんなアルミサッシでも回収できる
- 必要な場合は取り外し作業も可能
- アルミサッシ以外のものも引き取りOK
どんなアルミサッシでも引き取ってくれるのに加え、取り外し・搬出といった面倒な作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずにアルミサッシの処分を完了できます。
また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てほしいといったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。
そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。
残念ながら、不用品回収業者ではアルミニウム合金をはじめとした金属類の買取は行っておりませんが、そのほかの不用品の中で買取可能なものがあれば買取金額と相殺し、状況によっては費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです。
悪徳業者に要注意!
しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。
気を付けるべき点は以下のとおりです。
- 「無料」を謳い文句にする。
- チラシ投函を積極的にしている。
- トラックで町を巡回している。
こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。
ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。
- 対応が丁寧
- 訪問見積もりに対応している
- 口コミが高評価
- 見積もり書が明解
- 値段交渉に応じてくれる
など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得にアルミサッシを処分できるでしょう。
アルミサッシの処分でよくある質問
Q.今日中に回収してもらうことはできますか?
A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。
Q.土日や祝日にも対応してもらえますか?
A.もちろん対応可能です。
当社は年中無休で不用品の回収を行っておりますので、土日や祝日のご依頼も大歓迎です。平日は仕事が忙しく時間が取れないという方も、ぜひお気軽にご連絡ください。
Q.ガラスのはまったアルミサッシはテープで補強しておいた方が良いですか?
A.いいえ、そのままで結構です。自治体によっては粗大ごみに出す際にガラスが割れないように補強を推奨するところもございますが、弊社へのご依頼の際にはテープを貼る必要はございません。
補強テープや梱包材などは弊社のトラック全台に用意しております。破損防止の補強や保護が必要であればスタッフが行いますので、安心してご依頼ください。
Q.ガラスが割れているアルミサッシでも回収してもらえますか?
A.はい、もちろん回収いたします。弊社ではアルミサッシの状態に関わらず回収が可能でございます。
ガラスが割れていても、網戸の網が破損していても安心してお申し付けください。また割れたガラスは大変危険ですので、回収まではお手を触れずにお待ちください。
Q.アルミサッシの回収作業の際に立ち合いは必要ですか?
A.アルミサッシに限らず、基本はお客様ご本人にお立ち会いしていただいておりますが、ご家族および代理人の方でも問題はございません。
状況によってはお客様がお立ち会いいただかなくても回収作業を行うことが可能ですので、事前にスタッフへご相談ください。
Q.見積もりだけで来てもらうことはできますか?
A.はい、お見積もりだけのご依頼も大歓迎です。
お客様のご都合に合わせてご自宅まで伺い、お見積もりいたします。
お見積もり後のキャンセル料金はかかりませんので、安心してご相談ください。
Q.アルミサッシの買取は可能ですが?
A. 弊社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。
残念ながら弊社ではアルミサッシをはじめとした金属類の買取は行っておりませんが、家具や家電といった一般的な不用品の買取でしたらご利用いただけます。
買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。
アルミサッシの処分にかかる費用は?
全部で5つの処分方法を見てきましたが、それぞれどのくらいかかるのかも比較しておきたいですよね。
アルミサッシの処分費用を処分方法別にまとめると以下のようになります。
処分方法 | 費用目安 |
---|---|
粗大ごみとして処分する | 250円〜1,000円 ※ 自治体によって異なる |
ごみ処理施設に直接持ち込む | 無料〜 ※ 自治体によって異なるが、重さによって決まる場合が多い |
スクラップ業者に買い取ってもらう | 無料 |
交換時に引き取ってもらう | 無料〜 ※ 利用する業者によって異なる |
不用品回収業者へ回収を依頼する | 4,000円〜 ※ 利用する業者・作業内容によって異なる |
見ていただくと分かるとおり、処分にかかる費用は比較的安価なものが多いですよね。ご自身で部品を取り外し、持ち込むことでより費用を抑えることも可能です。
しかし、アルミサッシはリサイクル可能な大切な資源です。
必ずしも費用が安ければ良いというわけではなく、安全かつ正しい方法で処分することがもっとも大切になります。
処分方法でご紹介したメリット・デメリットを考慮した上で、ご自身の状況にあわせて処分方法を選択しましょう。
アルミサッシを処分する際の注意点
ここまでアルミサッシの処分方法やかかる費用について見てまいりましたが、最後に注意点についても確認しておきましょう。
重いアルミサッシの取り外し・搬出作業は要注意
粗大ごみで処分する場合や、持ち込みで処分する場合にアルミサッシを自力で取り外し、運び出す場面もあるかと思います。
アルミサッシ単体であればそこまで重くないかもしれませんが、ガラス付きのアルミサッシの場合は約50kg以上の重さがあり、大きさも考えると1人で取り外して搬出するのはおすすめできません。
無理に1人で搬出作業を行ってしまうと落下や転倒で壁や床を傷つけてしまう恐れがありますし、また腰を痛めるといったケガの危険性もあります。
もしも自力でアルミサッシを運び出す場合には、必ず大人2人以上で作業を行い、ケガや事故には十分に注意しましょう。
業者へ買い取ってもらう際は付き物(ダスト)を取り外す
処分方法の項目でもお伝えしましたが、アルミサッシをスクラップ業者へ買い取ってもらう場合には「付き物(ダスト)」を取り外しましょう。
ドライバーさえあれば、ネジを外していくだけで部品類を外すことができるため、さほど難しい作業ではないかもしれません。
ただし、建具に詳しくない方や、普段から工具の取り扱いに慣れていない方の場合は要注意です。
不慣れな作業でケガをしてしまうだけでなく、思った以上に時間がかかってしまう恐れもあります。
もしも付き物を取り外す場合は、作業に慣れた方と一緒に慎重に行うのをおすすめします。
事業で使用したアルミサッシは自治体では処分できない
この記事を見ている方の中にはオフィスや飲食店など、事業で使用したアルミサッシの処分を検討している方もいらっしゃいますよね。
自治体で粗大ごみとして処分できるのであれば、アルミサッシの1点や2点なら捨てても構わないのでは?と思うかもしれません。
しかし、事業で使用したアルミサッシは「産業廃棄物」として扱われ、自治体の一般ごみとして出すことができない自治体がほとんど。
たとえ小さめのアルミサッシ1点だとしても「産業廃棄物」に分類されるため、取り扱いには注意が必要です。
事業で使用して出たごみの処分が正しく行われなかった場合には業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられ、その内容は、
- 資格を持っていない業者に産業廃棄物の処理を依頼した場合…5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金もしくは両方
- 契約書を作成せず業者に依頼した場合…3年以下の懲役、300万円以下の罰金もしくは両方
など、非常に重いものです。
引き渡し後のトラブルを防ぐためにも、「産業廃棄物」は必ず資格や許可を得た業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「アルミサッシの処分方法」について詳しく解説してまいりました。
アルミサッシの原材料であるアルミニウム合金はリサイクルが可能です。
適切な方法で処分すれば、資源を無駄にすることなく、また環境への配慮にもつながります。
記事の中ではごみとしてアルミサッシを処分する方法のほか、業者へ売却してお得に処分する方法もご紹介しています。
状況によって選択できる処分方法が異なりますので、処分前に一度目をとおしていただき、ご自身の希望に合わせた処分方法を選べるようにしてみてくださいね。
「アルミサッシを運ぶ手段がない…。」「できるだけ早く処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
弊社「出張回収センター」でもアルミサッシを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別・搬出・回収まで、面倒な作業はすべてスタッフにお任せいただけます。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!
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