テレビを置く用途だけでなく、DVDやCDを収納したり、飾り棚部分に小物を飾ったりと、さまざまな使い方ができて便利なテレビボード。
大型テレビを支えられるものになるとサイズも大きく重量があるので一人では運びきれず、処分をどうしよう・・・とお悩みの方も多いようです。
今回のコラムでは、売れるテレビボードの特徴や高く売るコツ、実際に売却する方法をお伝えしていきます。
そのほか、売れなかったテレビボードの処分方法についても取り上げていくので、
- 古いけどまだまだ使えるテレビボードの処分、どうしよう?
- 売れないテレビボードをタダで捨てるには?
- 一人でテレビボードを持ち運びできない!
といったお悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1.買い取ってもらえるテレビボードの特徴って?
若者の「テレビ離れ」が進んでいるという報道をよく目にはするものの、一家に一台テレビがあるご家庭もまだまだ多いため、テレビボードは家具の中でも需要の高い製品です。
使用済みでもじゅうぶん買い取ってもらえる可能性がありますので、捨ててしまうよりは買取査定を受けてみるのをおすすめします。
しかし、需要が高いからといって、なんでも買い取ってもらえるというわけではないので注意が必要です。
持込査定を依頼したテレビボードが買取不可になってしまうと、もう一度持ち帰るはめになり、二度手間に・・・といったケースもあります。
そのような二度手間にならないよう、査定前にはこれからご紹介する「買い取ってもらえるテレビボードの特徴」をぜひ一度ご確認ください。
①有名メーカーやブランドのテレビボード
処分しようとしているテレビボードが、有名メーカーが製造・販売しているブランドの製品であれば、高価買取が期待できます。
テレビボードを販売している有名・人気メーカーやブランドは以下のようになっています。
- 天童木工
- カリモク家具(Karimoku)
- 飛騨産業
- マルニ木工(maruni)
- ウニコ(unico)
- リッツウェル(Ritswell)
- アルフレックス(arflex)
- イデー(IDEE)
- アクメファニチャー(ACME FURNITURE)
- モモナチュラル(MOMO NATURAL)
- カッシーナ(Cassina)
- ドレクセル ヘリテイジ(DREXEL HARITAGE)
- ハーマン ミラー(HermanMiller)
- 無印良品
- ロウヤ(LOWYA)
テレビボードがブランドのものであるかどうかは、テレビボードの内側や外側に貼られたシールやプレート、ロゴなどで確認することができます。
お手持ちのテレビボードをぜひ一度確認してみてください。
ブランドもののテレビボードであれば高価買取されやすいのですが、その反面、
- ノーブランドの大量生産品
- コピー品
- リプロダクト品
- 元々が安価な製品
は買取不可になる可能性が高いです。
買い取ってもらえたとしてもかなりの安価になってしまうことが多いので注意しましょう。
②傷や汚れがないきれいなもの
テレビボードもほかの家具や家電などと同じく、傷や汚れのないきれいなもの、なるべく新品に近いものが買い取り対象となります。
そのため、もしブランドもののテレビボードをお持ちだったとしても、
- 直射日光が当たったことによる変色
- タバコのヤニによる黄ばみ
- 湿気によるカビ
- 引き出し部分や扉部分の破損
- がたつきがあり、安定しない
- 大きなキズ
- 落ちない汚れ
上記のような状態のものは買取不可になってしまうケースも多いので注意しましょう。
そのほか、DIYが得意な方は自宅で使いやすいようにと、
- 床に直置きだったテレビボードに脚をつける
- 棚板を足す
- 背面にコードを通す穴を開ける
・・・といった加工をしている方もいらっしゃるかもしれません。
そのような加工をしたテレビボードも購入時と同じ状態とは言えないため、買取不可になってしまいます。
購入したテレビボードになにか加工をする際は、「売却できなくなる」ということを念頭に置いておくのがいいでしょう。
③テレビボードのサイズも重要
中古買取では、テレビボードの形状や色、素材やデザインももちろん査定のポイントとなりますが、中でも特に重要なのはテレビボードのサイズです。
テレビボードはサイズが大きくなればなるほど販売価格も高価になっていくので、そのぶん高価買取してもらえるのでは?と思ってしまいがちです。
しかし大型のテレビボードは
- 一度設置してしまうと、解体や移動、廃棄処分が難しい
- マンションの一室には置きづらい
という点から実は需要が低く、買取不可になってしまうこともしばしばあります。
特にいろんな製品を取り扱うリサイクルショップの店舗では、いつ売れるかわからない大型のテレビボードをスペースをとって置き続けられないので、買取不可になるということもあるようです。
もし大型のテレビボードを売るのであれば、リサイクルショップではなく家具買取専門店に依頼するのがおすすめです。
2.テレビボードをより高く売るコツ
高価買取が期待できるテレビボードの特徴をお伝えしました。
高級家具ブランドのテレビボードや状態の良いものであれば買取してもらえる可能性はとても高いですが、せっかく売るのであればより高く買い取ってもらいたいものですよね。
ここからは、テレビボードをより高く買い取ってもらえるコツをご紹介します。
査定に出す前にはぜひ一度、確認してみてください!
要らなくなったらすぐ売るのが大事
サイズの大きいテレビボードは持ち運ぶのも大変なので、売りに行くのも面倒だし、と放置している方は多いかもしれません。
しかし、家具は時間が経ち、古くなればなるほど買取価格が下がっていきます。(※アンティーク家具を除く)
テレビボードは「要らない」と判断した時点ですぐに査定に出すのがおすすめです。
また、木製のテレビボードは日焼けで色落ちしてしまう、湿気のある所に置いておくことでカビが生えてしまうなど、劣化してしまうケースも多々あります。
そうなると、安く買い取られるどころか、買取不可になり逆に処分費用を支払う羽目になってしまうことも。
今、状態が良いテレビボードを持っているのであれば、すぐに査定をうけてみるのがおすすめです。
見た目がきれいだと買い取り価格アップ!
査定に出す前にテレビボードの背面部分や脚部分のほこり、扉や取っ手部分についた汚れを拭き取るなどのメンテナンスをしておきましょう。
もちろん家で使用した後、そのままの状態でも査定に出せないわけではありません。
しかし汚いままだと買取後に店側でメンテナンスが必要になり、そのぶんの金額が買取金額から差し引かれてしまう、なんてことも。
そのようにメンテナンスしているのとしていないのでは、査定額に数千円の差が出ることもあるため大切なポイントとなっています。
しかし、無理に汚れを落とそうとすると、薬品や洗剤によって色落ちしたり、傷が付いたりして逆効果になってしまうことがあるため注意が必要です。
お手入れの前には、テレビボードの取扱説明書やメーカーのホームページに記載されているお手入れの方法を一度確認してみてください。
付属品が揃っていると査定で高評価
テレビボードを購入した際についていた付属品があれば、まとめて査定に出しましょう。
テレビボードの付属品には、
- 保証書
- 取扱説明書
- 予備パーツ
- 棚板
などがあります。
取扱説明書や保証書があることで、お手持ちのテレビボードがコピー商品やリプロダクト家具ではないという証明ができ、買取金額アップにつながります。
そのほかの付属品も、あるとないでは査定に大きく差が出てくるので大切なポイントです。
すでに処分してしまった、または失くしてしまった、ということもあるかと思いますが、できるかぎり探しだしておくのをおすすめします。
複数の店舗で査定を受ける
テレビボードをより高く売りたい、ということであれば複数の店舗で査定を受けて買取額を比較するのがおすすめです。
買取金額は店舗や査定する人によっても変動し、時期によっても変わるなど一定ではありません。
査定をしてもらう店舗によっては数千円以上、買取金額に差が出ることもあるので、できれば複数の店舗に査定を依頼してみましょう。
忙しくて複数のお店と連絡を取るのが難しい、という場合は、査定に出す前にネットでお手持ちのテレビボードのだいたいの中古価格を調べておくのがおすすめ。
大体の買取価格を知っておくことで、中古相場よりも低い価格で買い取られるのを防ぐことができます。
3.テレビボードの処分方法は7つ!
売却できるテレビボードの特徴、高く売るためのコツを確認しました。
ここからはテレビボードを実際に売却する方法と、売却だけでなく、売れなかったテレビボードの処分方法についても具体的に確認していきます。
今回ご紹介するテレビボードの処分方法は7つです。
- リサイクルショップに売る
- フリマアプリ・ネットオークションに出品
- 人に譲る・ジモティーを利用する
- 自治体のごみ回収を利用して処分
- 家具販売店やメーカーに引取りを依頼する
- 引っ越しであれば引っ越し業者に依頼
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれくわしく見ていきましょう。
①リサイクルショップに売る
状態の良いテレビボード、有名メーカーのテレビボードをお持ちであれば、捨てるよりもリサイクルショップに売却するほうが絶対にオトクです。
リサイクルショップは家具だけでなく衣類や家電、書籍などさまざまな不用品を取り扱っています。
家の中の不用品をまとめて売却できるのが便利ですし、大量生産品やノーブランドのテレビボードでも、状態が良ければ買い取ってもらえることもあります。
かなり安値での買取になるかもしれませんが、費用を払って捨てるよりはお得に処分ができるので一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。
車や人手がないので持込査定が難しい、ということであれば宅配買取や出張買取を利用できるお店を選べば、自宅にいながら査定をしてもらうことも可能です。
出張査定を利用するのであれば、
- お住まいの地域が出張対応エリアかどうか
- 出張費や査定後のキャンセル費用など、追加費用が発生するかどうか
上記2点を必ず確認しておきましょう。
ブランドものであれば家具買取専門店に依頼を
便利なリサイクルショップですが、大手チェーン店ではメーカーや家具の製造年数によって買取価格を一定に設定している店舗も多くあります。
そうなると、査定を依頼したテレビボードの状態の良さはあまり考慮されないので、相場よりも安く買い取られる、という可能性があります。
お手持ちのテレビボードが有名・人気メーカーやブランドのものである場合は、なるべく家具買取専門店に売却するのがおすすめです。
専門の知識を持ったスタッフが、商品の状態をくわしく見てくれ、最新の買取相場も考慮しつつ査定してくれるので、安心して査定を依頼できます。
家具買取専門店は店舗数が少なく持込査定を利用しにくい、といったデメリットはあるものの、出張買取を実施している店舗も多いため、近場に店舗がなくても利用できる場合も多いです。
利用の前には一度ホームページを確認し、買い取り実績や出張買取対応かどうかを見てみるのがいいでしょう。
②フリマアプリ・ネットオークションに出品
リサイクルショップや家具買取店に出すほど状態は良くないけど、まだまだ使えるテレビボードをお持ちならフリマアプリ・ネットオークションに出品してみるのも手です。
2023年10月現在、利用者数の多いフリマアプリ・ネットオークションには以下があります。
- メルカリ
- 楽天ラクマ
- PayPayフリマ
- ヤフオク!
- モバオク! など
会員登録と出品作業に多少手間がかかるものの、自分で価格を設定できるので、需要があればリサイクルショップよりも高値で売却できる可能性もあります。
リサイクルショップでの査定額に納得がいかなかった場合に利用するのもいいでしょう。
便利なフリマアプリ・ネットオークションですが、売却できた場合は送料と手数料がかかるので注意しましょう。
手数料はアプリごとに異なり、以下のようになっています。
フリマアプリ ネットオークション | 手数料 |
---|---|
メルカリ | 販売価格の10% |
楽天ラクマ | 商品価格の6.0%(税抜) |
PayPayフリマ | 販売価格の5% |
ヤフオク! | Yahoo!プレミアム会員 8.8%(税込) Yahoo!プレミアム会員登録なし 10%(税込) |
モバオク | 月額利用料330円 または 360円/月(税込)が必要 販売手数料、売上金の振込(入金)手数料は不要 |
※2023年10月現在
高額で売却すればするほど手数料は高くなっていきます。
よりオトクに売りたいのであれば手数料が安いアプリを利用するなど、送料だけでなく売却した場合の手数料も考慮しつつ販売額を決める必要があります。
また、出品したからといってすぐに売却できるというわけでもないというのもデメリットです。
売れるまでかさばるテレビボードを持ち続けなければならないため、すぐに売りたいという場合には不向きな手段となっています。
梱包・搬出が難しい場合は業者を利用するという手も
テレビボードはサイズが大きいものも多く、その場合送料がどうしても高くなってしまいます。
サイズによっては通常の配送を利用できない場合もあるため、事前に必ず確認しておきましょう。
中には、テレビボードのサイズが大きくて、自分で梱包や発送ができないという方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときには、メルカリの「梱包・発送たのメル便」というサービスを利用できます。
梱包から発送までを業者にお任せできるのでとても便利ですが、
- 200サイズは5,000円
- 250サイズは8,600円
- 300サイズは12,000円
と、テレビボードのサイズによってはなかなかに高額な費用がかかってしまいます。
それも計算に入れたうえで販売額を設定する必要があるでしょう。
③人に譲る・ジモティーを利用する
ノーブランドのテレビボードで売れるほどのものではないけれど、まだきれいだし捨てるのはもったいない・・・ということでしたら必要としている人に譲るという方法もあります。
思い入れのある家具を捨てるのではなく譲って、再利用してもらえるのであれば嬉しいですよね。
しかしこの方法では、譲る段階になって、思っていたよりサイズが大きかった、キズがついていたといったことで要る要らないのトラブルに発展することもあります。
無用なトラブルを防ぐため、譲る前にはテレビボードのサイズや汚れ・キズの有無などを、きちんと譲る相手に伝えておくことが大切です。
周りにテレビボードを譲る人がいないという場合は、SNSやジモティーなどを利用して譲る相手を探すこともできます。
不用品を「譲りたい」「譲ってもらいたい」人が無料で利用できる掲示板がジモティーです。
ジモティーのメリットはフリマアプリやネットオークションと違って手数料がかからないということ。
譲るだけでなく値段をつけることもできるので、フリマアプリ・ネットオークションでの手数料を払いたくない、という場合に利用するのもいいかもしれません。
※「あんしん決済機能」を利用した場合は販売手数料がかかります。
(参考:ジモティ|「あんしん決済」利用時の手数料)
また、自宅や最寄り駅までベッドを取りに来てもらえた場合は送料もかからないというメリットもあります。
しかしその反面、自分の住所や最寄り駅などの個人情報を相手に教えなければならないため、個人情報の取り扱いにはじゅうぶん注意する必要があります。
また、フリマアプリ・ネットオークションと同じくこちらの手段もすぐに譲り先が決まるとは限らないため、時間に余裕がある場合に利用できる手段です。
④自治体のごみ回収を利用して処分
壊れていて使うことも売ることもできない、また、譲り先が見つからないといったテレビボードはごみとして廃棄する必要があります。
まずは自治体のごみ回収を利用して、テレビボードを処分する方法をご紹介します。
自治体での処分には、
- 粗大ごみにだす
- 処理場に自分で持ち込み
- 解体して不燃ごみ・可燃ごみで処分
といった3つの方法がありますので、それぞれの手順やメリットデメリットを確認してみましょう。
粗大ごみにだす
自治体で設定されている粗大ごみの規定サイズ(30センチ角または50センチ角)以上の大きさのテレビボードであれば、粗大ごみとして処分可能です。
粗大ごみ収集については、ほとんどの自治体が事前予約制をとっています。
予約なしでは回収場所に持って行っても回収してもらえないため注意が必要です。
今回は、愛知県名古屋市の粗大ごみ回収の申し込みの手順とかかる費用を例としてご紹介します。
愛知県名古屋市の粗大ごみ回収も事前予約制です。申し込みの手順は以下のようになっています。
- 電話かインターネット受付で事前予約を取る
- 手数料を予約時に確認しておく
- 手数料納付券を指定販売店(スーパーやコンビニなど)で購入する
- 手数料納付券を粗大ごみに貼りつける
- 指定場所へ運び出して完了
事前予約の期限は収集日の7日前で、収集日は月1回です。
処分の費用(手数料)は、名古屋市では250円となっていましたが、サイズが大きすぎるものはトラックに載せることができず引取不可になる場合があります。
(参考:名古屋市|粗大ごみ手数料のめやす)
金額や収集場所が不安な場合は、予約の際に問い合わせておくと安心です。
※今回は名古屋市の例を確認しましたがお住まいの地域によって手順や手数料は異なります。くわしくは自治体のホームページをご確認ください。
処理場に自分で持ち込み
もしテレビボードを運び出す人手があり、かつテレビボードを持ち運べる車が用意できる方であれば、自治体のごみ処理施設に自分で持ち込むという方法もあります。
こちらの方法であれば粗大ごみの回収日を待たず、場合によっては各戸回収よりも安く処分することができる場合もあります。
こちらも愛知県名古屋市を例として、ごみ処理施設に自己搬入する際の手順を確認してみましょう。
- 事前に処分するものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
- 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
- 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
- 指示された場所まで自分で搬入を行い、ごみを車から降ろす
- 計量を行い、手数料を支払う
処理手数料は10キログラムまでごとに200円で、支払い方法は現金のみです。
愛知県名古屋市では予約は必要ありませんでしたが、事前予約が必要な施設もあるのでよく確認しておきましょう。
また、施設に到着してからの積み下ろしもすべて自分で行う必要があります。一人で持てないテレビボードの場合は人手が必要になりますので注意しましょう。
解体して不燃ごみ・可燃ごみで処分
粗大ごみ回収だと捨てる頻度が少ない、または手数料を払いたくないということであれば、テレビボードを解体して出たパーツを可燃ごみ、または不燃ごみに分別してから捨てる」という方法もあります。
この方法であれば、粗大ごみに比べて回収頻度が多い可燃ごみ・不燃ごみでテレビボードを処分でき、かかる費用は自治体指定のごみ袋を購入する代金のみです。
しかし解体には時間と手間がもちろんかかりますし、それ以外にも以下のようなデメリットがあります。
- 解体にはノコギリやドライバーなど複数の工具が必要
- 床や壁を傷つけないよう養生する必要がある
- ケガの可能性
- 騒音が出てご近所トラブルに発展する可能性も
- 分解した木材・パーツをそれぞれ細かく分別して捨てる必要がある
大きなテレビボードとなると、解体には広い場所が必要になり、また、ノコギリを使用することからケガや家の破損の可能性が高まります。
無理せず、自分にできる範囲で作業をするようにしましょう。
工具を持っていてDIYに慣れている、時間に余裕があり、手間がかかってもいい方であればチャレンジしてみてもいいかもしれません。
⑤家具販売店やメーカーに引取りを依頼する
今まで使っていたテレビボードを処分して、新しいものに買い替える、ということでしたら新しいものを購入する家具販売店で不要なテレビボードを引き取ってもらうという方法もあります。
店舗によって引取の条件や方法、かかる費用はさまざまです。
家具店 | 条件 | 費用 |
---|---|---|
ニトリ | 家具の指定はないが購入家具と同数量か同容量のもの | 税込4,400円 |
IKEA | 引取ではなく買取サービスが利用できる IKEAの家具以外は不可 | 無料 |
無印良品 | テレビボードは対象商品に含まれていない | ー |
unico(ウニコ) | 引取不可 | ー |
ナフコ | 対象商品で、購入商品と同種同量の商品であれば可 | 無料 |
東京インテリア | サイズ、家具の種類に応じて回収費用が変わる | 2,000円~5,000円 |
LOWYA(ロウヤ) | 引取不可 | ー |
新しいテレビボードの搬入と同時に古いテレビボードを引き取ってもらえるのはとても便利ですが、unico(ウニコ)やLOWYA(ロウヤ)のように、引き取りを行っていないという場合も多いです。
新しいテレビボードの購入の前には、不要なテレビボードの引取についても事前に必ず確認をしておきましょう。
そのほか、
- 新しい商品を買った場合しか利用できないこと
- 処分代金を支払わなければならない場合がある
- 店ごとに条件がある
といったデメリットもあります。
⑥引っ越しであれば引っ越し業者に依頼
引っ越しを機にテレビボードを処分するという場合は、引っ越し業者の不用品引き取りサービスを利用するという方法もあります。
急な引っ越しでテレビボードを粗大ごみとして処分する時間がない、という場合に引っ越しの荷物を運び出すのと同時にテレビボードも搬出・回収してもらえるという便利なサービスです。
大手引っ越し業者の対応については以下のようになっています。
引っ越し業者 | 不用品対応 |
---|---|
サカイ引越センター | 不用品回収はエリア限定。 一部の地域のみ買取サービスも実施。 |
アート引越センター | 回収不可 |
クロネコヤマト | 対応不可 |
ハート引越センター | 家電リサイクル法の対象製品4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は有料。 その他の家具家電は運搬料がかかる場合がある |
日本通運 | 不用品回収はオプションサービス。 地域によっては対応不可 |
通常の引っ越しプランに不用品回収が含まれていないため、オプションでの扱いになる場合が多く、その場合は不用品1品目ごとに料金がかかることが多いようです。
また、業者によっては不用品回収サービス自体に対応していない場合もあります。
引っ越しの見積もりを取るのであれば、同時に不用品回収についても問い合わせしておくことをおすすめします。
こちらも引っ越し時にしか利用できないので、実家のお片付けや断捨離で出た不要なテレビボードなどの処分には向いていない方法となっています。
⑦不用品回収業者に依頼する
ここまでテレビボードを捨てる・売る方法をいくつかご紹介してきましたが、どの方法を利用するにしても、
- 自分でテレビボードを持ち運ばなければいけない
- 利用するのに条件がある
- ごみの回収日を待たなければいけない
といった「手間と時間がかかる」デメリットがありました。
それらのデメリットを一気に解消してくれる方法として、今回ご紹介するのが不用品回収業者です。
不用品回収業者ではテレビボードの搬出や車への積み込みはもちろんスタッフがすべて担当してくれるので、まず「重たいテレビボードを持ち運ぶ手間」がかからなくなります。
運び出す際には壁や床に養生をしてキズが付くのを防いでくれ、持ち運べないサイズのものは家の中で解体してから搬出も可能。
そのほか、テレビボード以外の不用品の処分を依頼すれば、もちろんそれらもまとめて持ち出してくれます。
さらに、買取をしてくれる業者であればその場で査定も済ませてくれるのも便利です。
買取業者に査定依頼の連絡をとる手間や、家から店舗までを行き来する手間も必要なくなります。
また、「処分までの時間が短縮できる」のもうれしいポイントです。
即日対応可能な業者に依頼すれば、早ければ連絡を取ったその日にテレビボードや他の不用品をまとめて処分ができます。
出張買取の日程を調整して待つ時間も、粗大ごみの回収日まで待つ時間も必要ありません。
忙しくて時間が取れない、という場合は夜間や留守中の作業にも対応してもらえるので、自分の希望する日時でテレビボードを処分できますよ。
そんな不用品回収業者ですが、いろんなことをやってもらえるぶん、テレビボード1つだけを運び出す、となると費用が割高になりがちです。
もし不用品回収業者を利用するなら、テレビボードのほかにも回収してもらうものがたくさんあるときに定額パックや積み放題プランを利用するのがおすすめです。
と、ここまでメリットばかりお伝えしてきましたが、不用品回収業者の中には悪徳業者も存在しているため注意が必要です。
- 「無料」「格安」で不用品を回収すると呼びかけながら町を巡回する軽トラック
- チラシを配り、空き地で不用品を回収すると呼びかけている業者
を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?
「無料、または格安で作業がお願いできる」のはたしかにとても魅力的です。
家のすぐ近くまで既に来てくれているから、業者に連絡をしなくてもいいという点もラクでいいですよね。
しかし上記のような業者を利用することによって、
- 売れるはずの家具や家電まで無料回収と言って持って行かれた
- トラックに積み込んだ後で「積込料」として高額な費用を請求された
- 引き取った不用品を不法投棄されて警察から連絡がきた
- 大切なものまで勝手に捨てられてしまった・・・
といった被害に遭うケースが国民生活センターには多数報告され、その件数は年々増加しています!
(参考:国民生活センター|不用品回収サービスのトラブル)
被害に遭わないためにも、安心して頼める業者かどうかをしっかりと見極めてから依頼をしなければなりません。
悪徳業者と優良業者を見極めるポイントは2つあります!
- 複数の業者から相見積もりをとる
- ホームページに具体的な金額や回収実績が載っているかどうか
それぞれ詳しく解説していきますので、業者に依頼の前には確認してみてください!
①複数の業者から相見積もりを取る
忙しい時には難しいかもしれませんが、できれば依頼前には複数の業者から見積もりをとることをおすすめします。
1社の見積もりをとっただけでは提案されたプランが適切な金額なのか?相場はいくらぐらいなのか? というのを判断するのは難しいですよね。
複数の業者から見積もりをとれば、比較して料金相場を知ることができるので、よりお得なプランを利用できる場合も。
また、電話やメールだけで見積もりをとって、作業後に追加料金を上乗せしてくる業者もいるので実際に現地まで訪問して見積もりを取ってくれる業者を選びましょう。
見積もりを提示された際は、追加料金が発生しないか、または追加料金が出る場合の条件などを確認しておくと回収当日のトラブルを防止できます。
②ホームページに具体的な金額や回収実績が載っているかどうかチェック
直接家に訪問してきて不用品回収を呼びかける業者や、チラシを投函してくる業者では、今までの回収実績や具体的な料金を確認することができません。
その場ですぐに依頼するのではなく、業者のホームページを確認する、ということも大切です。
優良業者のホームページには以下のような内容が書かれています。
- 会社概要(会社の住所と地図、代表者の氏名や保有資格など)
- 回収エリア
- 回収可能な製品のリスト
- サービスの具体的な内容
- 具体的な料金プラン
- 作業実績
処分にかかる費用や料金プラン、サービス内容、作業実績などがどれも具体的かどうかに注目しましょう。
費用やサービス内容が具体的に書かれていない場合、やってくれると思っていたサービスをしてもらえない、また、作業後に追加の費用を請求されるといったトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
また、具体的な作業実績が載っているかどうかも確認しておきましょう。
処分したいテレビボードと同じような家具を多数回収した実績を持っている業者でしたら、マンションや一軒家などさまざまな場所から回収してきたという実績があるぶん安心して運び出しをお願いでき、さらに費用の相場がどれくらいなのか、というのもわかりやすいです。
そのほかにもホームページ上の、
- ブログで回収事例を載せてくれている
- 動画などで作業の様子を見せてくれている
- 口コミがたくさんある
- 作業するスタッフの顔写真が載っている
・・・といった点をチェックすると、業者の雰囲気や作業内容を事前に確認できて安心です。
また、スタッフの応対も大切なチェックポイントといえます。
メールや電話で問い合わせたときに、料金やプランなど小さな疑問、質問にも明確に、親切に答えてくれるところを選ぶのがいいでしょう。
▼不用品回収業者の選び方はこちらもチェック!▼
4.まとめ
ここまでテレビボードの処分についてくわしくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
テレビ離れが進んでいるといえど、テレビボードはまだまだ需要がある家具のひとつです。
ご紹介した「売れるテレビボードの特徴」に当てはまるテレビボードをお持ちでしたら、捨ててしまう前に一度、査定を受けてみるのをおすすめします。
今回のコラムでは、テレビボードを売却する方法だけでなく、売れなかったテレビボードを譲渡や廃棄する方法もご紹介しています。
- リサイクルショップに売る
- フリマアプリ・ネットオークションに出品
- 人に譲る・ジモティーを利用する
- 自治体のごみ回収を利用して処分
- 家具販売店やメーカーに引取りを依頼する
- 引っ越しであれば引っ越し業者に依頼
- 不用品回収業者に依頼する
売却にしても捨てるにしても、テレビボードは重たいものも多いため、無理に運ぶとケガをする危険性や、家財や床、壁などを傷つけてしまう可能性があります。
どうしても持ち運びが難しいのであれば決して無理せず、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
テレビボードの状態や、ご自身の状況に合わせ、最適な方法を選んでみてくださいね。