「断捨離」や「捨て活」がブームになった昨今ですが、それでも洋服だけはなかなか捨てられない…という方も多いのではないでしょうか?
捨てようと手に取っても「いつか着るかも」「高かったし」なんて考えてしまい、元の場所に戻してしまう…というのはあるあるですよね。
しかし洋服は、増えすぎれば「収納に収まらなくなり部屋のスペースを圧迫する」「毎日着るものを選びづらくなる」などさまざまなリスクがあります。
タイミングをみて、まとめて処分してしまうのがおすすめです。
今回のコラムでは、不要になった洋服の処分方法と注意点を解説します。
洋服をごみとして処分する方法や売却・寄付して有効活用する方法など、幅広くご紹介していきますので、処分をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
▼こちらのコラムもおすすめです▼
「手放すべき」服の判断基準って?
不要な洋服を減らしてスッキリしたいと思っても、どの服を捨てるべきなのか基準がわからないという方は多いのではないでしょうか?
そこでここでは、「手放すべき」洋服の特徴をご紹介します。
クローゼットの中を覗いてみて、該当する洋服がないかチェックしてみてください。
- 汚れや色あせ、破れがある服
- 着心地が悪い服
- サイズが合わない服
- 年齢と合わなくなった服
- 趣味に合わない服
- 着ると老けて見える服
- 手入れが面倒な服
- 似たような柄、形の服
上記のような服は手に取る機会が自然と減っていくため、着ないまま何年もタンスやクローゼットに眠ってしまいがちです。
「いつか着るかも」「高かったし捨てにくい」などの理由で捨てづらいかもしれませんが、1~2年着なかった服は今後着る可能性も低いですし、放置しつづけることで虫食いや素材の劣化などのリスクもあります。できるだけ早めに処分するのがおすすめです。
ただしこのとき、しばらく着ていないからと冠婚葬祭用の服やビジネススーツなどをすべて捨ててしまうと、いざというときに「着る服がない」事態に陥ってしまうこともあるため注意してください。特別な機会に使用する服の処分は慎重に行いましょう。
そのほかの服の処分方法としては「収納スペースに入る服だけを残して、残りは処分する」「1枚服を買ったら、2~3枚服を捨てる」といった方法もおすすめです。
どうしてももったいなくて捨てづらい方は、売却や譲渡なら手放しやすいかもしれません。無理に処分すると後悔する可能性もあるため、自分に合った方法で処分をすることが大切です。
洋服の処分方法7選!
ここからは、実際に洋服を処分する方法を以下の7通りご紹介していきます。
- 自治体でごみに出す
- 販売店の回収ボックスを利用する
- リサイクルショップ・古着屋に売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡・寄付する
- リメイクして再利用する
- 不用品回収業者に依頼する
持っている洋服の量や種類、ご自身の希望に合わせた方法を見つけてみてくださいね。
自治体で資源ごみに出す
洋服は多くの自治体で「資源ごみ」として処分可能です。
その場合、指定ごみ袋に洋服を入れて指定日時にごみに出す方法や、古着回収ボックス、集団回収など自治体によってさまざまな回収方法があります。どの方法を利用しても費用はかかりませんので、自治体のホームページを確認し、利用しやすい方法を選ぶといいでしょう。
ただし、自治体によっては革のジャケットやダウンジャケットは「可燃ごみ」、金具部分が多い衣類は「金属ごみ」「不燃ごみ」といったように、洋服の素材によって分別が異なっているケースもあるので注意してください。
分別をきちんとできていないことでリサイクルの妨げになってしまったり、せっかくごみに出しても回収してもらえなかったりすることもあります。
ごみに出す前にはお住まいの自治体の分別やルールを必ず確認しましょう。
衣料品販売店の回収ボックスを利用する
衣料品販売店に設置されている古着回収ボックスに洋服を入れ、処分するという方法もあります。
回収された洋服は新たな洋服作りに再利用されたり、まったく別の商品に生まれ変わったりと、さまざまな形で有効活用されます。
無料で利用できるのはもちろん、販売店によっては洋服を持ち込むことでクーポンがもらえたりポイントを付けてもらえたりすることもありますので、お近くにボックス設置店舗があるなら利用してみてはいかがでしょうか。
回収は「自社製品のみ」の場合が多いので注意
- UNIQLO(ユニクロ):自社製品のみ
- GU(ジーユー):自社製品のみ
- 無印良品::自社製品のみ
- H&M(エイチアンドエム):他社製品も回収OK
- ZARA(ザラ):他社製品も回収OK
- GOLDWIN(ゴールドウィン):他社製品も回収OK
- ファッションセンターしまむら:他社製品も回収OK※一部店舗のみ実施
- 洋服の青山:他社製品も回収OK
古着回収ボックスは便利でエコな手段ですが、ボックスに入れられる洋服の種類が限定されていたり、自社製品しか受け付けていなかったりと、販売店ごとにルールが異なる点に注意が必要です。
回収ボックスの実施概要については各販売店のホームページに記載がありますので、必ず確認してから利用するようにしてください。
リサイクルショップ・古着屋に売却する
捨てるのがもったいない洋服であれば、リサイクルショップや古着屋に売却する方法もあります。
持込買取であればその日のうちに査定から売却まで完了するので、急ぎの場合にもおすすめの手段です。売る洋服の量が多いなら、出張買取や宅配買取を利用するのもいいでしょう。
ただし、洋服はブランドものでよほど状態の良いものでない限り、リサイクルショップや古着屋での買取額は非常に安価になります。
特にノーブランドのものや元が安価なものは状態が良いものでも数十円以下での買取になってしまったり買取不可になってしまったりすることも珍しくないので、持ち込む際には注意しましょう。
1点1点をできるだけ高く売りたいということでしたら、フリマアプリ・ネットオークションの利用がおすすめです。
売る時期を見極めよう
- 春物:1~3月
- 夏物:4~7月
- 秋物:8月~9月
- 冬物:10~12月
洋服をできるだけ高く売りたいのであれば、「そのアイテムが必要になる時期より少し前に売る」ことを意識しましょう。時期を外れた洋服は買取額が大幅に下がってしまうほか、買取不可になることもあるため大切なポイントです。
さらに、査定を受ける前にはリサイクルショップのSNSやホームページをひと通りチェックしておき、お得なキャンペーンが行われていないかを確認しておくことも大切です。
買取強化キャンペーンや買取クーポンの配布を利用できれば大幅な買取額アップが期待できます。査定前には忘れずにチェックしておきましょう!
フリマアプリ・ネットオークションに出品する
「ブランドものの洋服をできるだけ高く売りたい!」「リサイクルショップや古着屋のつけた価格に納得がいかない」ということなら、洋服をフリマアプリ・ネットオークションに出品するという方法もあります。
「使用感がある」「ノーブランドだから」といった理由でリサイクルショップで買取を断られてしまった洋服でも需要があれば売却できるので、どんなものでも一度出品してみるのがおすすめです。
【メルカリでの出品の手順】
- 利用登録をする
- 商品写真の登録や商品詳細の入力を行う
- 配送方法や販売価格を設定する
- 「出品する」をタップ
- 取引成立
- 「コンビニ/ATM払い」の場合は購入者が支払いを完了するのを待つ
- 商品を梱包し、発送する
- 購入者の受取評価を待つ
- 購入者を評価し、取引完了
フリマアプリ・ネットオークションはスマホひとつあれば出品できる気軽な手段ですが、「大量の洋服を1点1点出品するのは非常に手間がかかる」、「出品したからといってすぐに売れるとは限らない」というデメリットもあります。
大量の洋服の処分や、急ぎで処分したい場合には、別の方法を検討したほうがいいでしょう。
譲渡・寄付する
まだきれいで捨てるのがもったいない洋服であれば、譲渡や寄付をして有効活用するという方法もあります。
- 友人、知人に洋服を譲る
- 地元の掲示板「ジモティー」で譲り先を探す
- 支援団体に洋服を寄付する
ただし、譲渡・寄付できる洋服は「状態が良いもの」「問題なく着用できるもの」に限られます。汚れやシミがあったり破れていたりと問題のある洋服を譲渡・寄付すると、受取拒否やクレームなどのトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意してください。
譲渡・寄付前には洋服の洗濯やアイロンがけは必ず行い、気になる汚れがあるならクリーニングに出しておきましょう。お譲りした洋服が次の場所で問題なく使ってもらえるよう、配慮することが大切です。
弊社「出張回収センター」でも、使わなくなった不用品を発展途上国の子どもたちに寄付する「ユースマイル」という取り組みを行っています。
ホームページには寄付の手順やこれまでの寄付実績などを掲載していますので、洋服やそれ以外の不用品を寄付したい方、寄付活動に興味のある方はぜひ一度、ご覧になってみてください。
リメイクして再利用する
「思い出がある洋服を捨てられない」「サイズが合わなくなった服だけど、柄がお気に入りなので使い続けたい」といった場合には、洋服をリメイクして使い続けるという方法もあります。
- ワンピースをスカートとシャツにリメイク
- スカートをバッグやポーチなどの小物にリメイク
- デニムをバッグやエプロンにリメイク
- 大人服を子ども服にサイズダウン!
- 洋服のハギレをインテリア雑貨にリメイク
インターネットで検索すれば、上記のようなさまざまなリメイク・アレンジ方法が見つかります。YouTubeに動画もたくさんアップされているので、一度見てみると楽しいかもしれません。裁縫が得意じゃないなら、プロにお願いするという手もありますよ。
なかなか捨てられない洋服がある方はぜひ、リメイクも検討してみてください。
不用品回収業者に依頼する
断捨離をしてたくさん服を処分すると、大量の洋服の処分が手間なのはもちろん、不要になった衣装ケースやタンスなどの処分もしなければならなくなり、いちいち手間がかかります。自治体のごみ回収を利用する場合は、回収日を待たなければならないのも不便ですよね。
その手間や時間を省きたい!ということでしたら不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者に依頼すれば、衣類を素材ごとに分別したり、ごみの回収日を調べたり、資源回収に持って行ったりする手間が一切必要なくなります。作業はすべてスタッフにおまかせできるので、とにかく簡単に不用品を処分可能です。
また、不用品回収業者には「自分の都合のいい日時に回収を依頼できる」という大きなメリットもあります。
「引っ越しまで時間がないので2、3日中に来てほしい」「夜しか時間をとれないので夜間に作業してほしい」など、さまざまな希望に臨機応変に対応してもらえるので、お急ぎの方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
不用品回収業者の利用方法
不用品回収業者の利用手順は以下の通りです。
- 電話やメール、Web受付、LINEなどで見積もり依頼をする
- スタッフが現地を訪問し、見積もりを作成する
- 見積もり内容に納得できたら、契約する
- 作業日時の調整
- 当日、家の養生・不用品の回収・買取をスタッフが行う
- 作業完了確認後、費用の支払い
初めてのご利用なら、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。
業者ごとのサービス内容や費用を比較することで、自分の希望や予算に合った業者を見つけやすくなるほか、複数の業者と連絡を取ることで、悪徳業者に気づきやすくなるというメリットもあります。
忙しいときには少し面倒かもしれませんが、できれば3社以上から見積もりを取って比べてみてください。
洋服処分時によくある質問
Q 洋服と一緒にほかの不用品も処分してもらえますか?
A. はい、家具や電化製品などもまとめて処分できます。ただし、リサイクル家電の場合は別途リサイクル料金が発生するケースもございます。まずはお見積もりを出しますので、そのうえでご検討いただいてかまいません。 洋服と一緒に処分したいものがあれば、お気軽にご相談ください。
Q 洋服の場合も買取は可能ですか?
A. まだ新しく状態のいいものやブランド品など、リサイクルが可能なものであれば買取できる場合もございます。ただし、需要のないものや汚れ、傷みのあるものは買取できない可能性がありますのでご注意ください。
Q 汚れがひどい洋服でも回収の対象になりますか?
A. はい、回収可能です。 不用品として処分いたしますので、汚れていても気にせずにご依頼ください。 破れている洋服や量が多い場合でも回収させていただきます。
Q 仕事終わりに回収してもらいたいのですが、夜遅くに回収してもらうことはできますか?
A. 営業時間は9時〜20時までとなっておりますが、当社の営業時間とお客様のご都合が合わない場合は、時間外でも対応いたします。スタッフのシフトなどを調節する必要がございますので、営業時間外での回収をご希望の方はなるべくお早めにご相談ください。
Q キャンセル料や見積もり料金などの手数料はかかりますか?
A. 当社はキャンセル料もお見積もり料金もすべて無料となっております。分かりやすい料金プランをご用意しておりますので、料金に関して不明な点がある方はお気軽にお問い合わせください。
「洋服」処分時の注意点
ここでは、洋服を処分する際に注意すべきポイントについて解説します。
処分前には一度、目を通してみてください。
燃やして捨てるのは絶対NG
洋服や布類を「可燃ごみ」としている自治体は多いので、家の庭やドラム缶で服を焼いて処分してみるのはどうだろう?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ドラム缶を使ったり穴を掘ったりしてごみを燃やすいわゆる「野焼き」といわれる行為は現在は一部の例外を除き、法律で禁止されています。
法律を無視して野焼きを行うと「5年以下の懲役、1000万円以下の罰金」のいずれかまたは両方と、非常に重い罰則が科せられてしまいますのでご注意ください。
「野焼き」は上記のような罰則があるほかにも、有害なガスや悪臭を発生させたり火災を引き起こしたりとさまざまなトラブルに繋がりかねず、大変危険な行為です。
洋服は燃やすのではなく、別の方法で処分をしましょう。
汚損・水濡れした服は資源ごみに出せない
- 汚れがある
- 破れている
- 水濡れしている
- カビが生えている
洋服は「資源ごみ」に出してリサイクルするのが望ましいですが、上記のような洋服は資源ごみ回収に出すことはできないので注意してください。
汚れ・水濡れがある洋服は、「可燃ごみ」として処分するのが一般的です。
どの程度の汚れ・破れなら資源ごみに出していいのか基準がわからない場合は、自治体に問い合わせて確認しましょう。
大量の洋服の処分に注意!
洋服は自治体で資源ごみや可燃ごみとして処分できますが、一度に大量の洋服を排出すると回収してもらえない場合があります。自治体によっては一度に排出できる量が決まっていますので、まずは自治体のルールを確認しましょう。
- 東京都江東区:45リットルの袋で3袋まで
- 大阪府大阪市:1回の収集につき3袋(45リットル)程度
- 福岡県福岡市:1回のごみ出しで出せる量は、大45リットルの指定袋で10袋まで
どうしても一度に大量の洋服をごみに出したいという場合は、自治体に相談すれば臨時で回収してもらえるケースもあるため問い合わせてみてもいいかもしれません。
自治体の戸別回収が利用できない場合は、古着回収ボックスの利用や不用品回収業者への依頼を検討しましょう。
まとめ
洋服は、よほど傷んだり破れたりしない限り捨てる機会がなく、溜まってしまいがちです。しかしそのまま保管し続けるとお部屋のスペースを圧迫したり、日々の洋服選びが困難になったりと、さまざまなリスクがあります。
今回ご紹介した処分方法を参考にして、なるべく早めに処分してしまうのがおすすめです。
- 自治体でごみに出す
- 販売店の回収ボックスを利用する
- リサイクルショップ・古着屋に売却する
- フリマアプリ・ネットオークションに出品する
- 譲渡・寄付する
- リメイクして再利用する
- 不用品回収業者に依頼する
「大量の洋服を一度に捨てたい」「タンスや衣装ケースなどもまとめて捨てたい」場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
【不用品回収業者のメリット】
- 電話一本で回収を依頼できる
- 面倒な作業をすべてスタッフにおまかせできる
- 汚れた洋服もそのまま回収してもらえる
- 洋服以外の不用品もまとめて引き取ってくれる
- その場で買取査定もしてくれる
- 自分の都合のいい日程に回収に来てくれる
業者の多くは無料の見積もりを実施しているので、気軽にサービス内容や費用を確認できます。不用品の処分についてお困りでしたら一度、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
弊社「出張回収センター」でも、洋服はもちろんそのほかの家電や家具など、さまざまな不用品の回収・買取を行っています。
年中無休で受付をしておりますので、お急ぎの方はぜひ一度ご相談ください!
▼こちらのコラムもおすすめです▼