【美容室用?個人用?】ウィッグの処分方法7選・注意点を徹底解説

目次

ショーウィンドウに並べられたさまざまなウィッグ

身に付けるだけで印象がガラッと変わる「ウィッグ」。

一昔前までは「着脱が難しく、なんとなく違和感がある」「髪色から浮いている感じがする」など装着しづらいイメージがあったかもしれません。
しかし最近は改良が進み、違和感のない仕上がりで装着が簡単なものやリーズナブルなものが数多く流通するようになりました。
いくつか持っていて気分で使い分けている、という方もきっと多いのではないでしょうか?

そんなウィッグですが、もちろん使用しているうちに汗や皮脂によって劣化したり、髪の部分が絡まってしまったりして処分を考えるタイミングもありますよね。
ウィッグはその素材や形状の豊富さからどう分別して捨てれば良いのか分からない…という方も意外と多くいらっしゃいます。

そこで今回のコラムでは、「ウィッグの処分方法」や注意点についてご紹介します。

ウィッグは、個人で楽しむ以外にも美容室をはじめ事業で使用されることも多いため、それぞれどう処分したら良いのかご存知ない方も多いです。
医療用ウィッグやコスプレ用のウィッグのほか、美容室で使用したウィッグの処分方法まで幅広く取り上げていくので、ウィッグの処分を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

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ウィッグとはどんなもの?

ピンク色のウィッグにハサミを入れる様子

ウィッグとは、頭に装着するだけでヘアスタイルやヘアカラーを簡単に変えることができる製品です。
さまざまな用途やファッション、地毛の色に合わせて使用できるよう、多種多様なカラー・スタイルのものが販売されています。

ウィッグをスムーズに処分するには、ウィッグについて正しく理解することが大切です。
ここではまず、ウィッグの基本的な種類や素材について確認してみましょう。

ウィッグの種類

ウィッグには以下の3種類があります。

名称特徴価格
医療用ウィッグ・病気の治療やケガなど、さまざまな理由による脱毛をカバーできる
・手作業で作られている
・本物の人毛を使用し、自然で質が高い
30,000円〜
ファッション用ウィッグ・気分に合わせて簡単に髪形やヘアカラーを変えられる
・機械で作られている
・テカリや通気性が気になる場合もある
2,000円〜
コスプレ用ウィッグ・キャラクターになりきるためのもので、さまざまなカラー・形状のものが揃えられている
・チープな造りをしており耐久性がない
100円〜

どれも明確な基準が設けられているわけではありませんが、使用用途によって上記のように使い分けられています。

ウィッグの形状

ウィッグの形状には、以下の2つがあります。

  • フルウィッグ…頭にすっぽりかぶせるタイプ
  • 部分用ウィッグ…部分的に使用して頭頂部のカバーやヘアアレンジを行うタイプ

フルウィッグの場合は元の髪色を気にする必要はありませんが、締め付けがきつかったり蒸れが気になったりする場合も。
部分用ウィッグであれば締め付け感や蒸れを気にすることなく長時間使用できる一方で、今度は地毛の髪色と合わせる必要があり、フルウィッグよりも取れやすいというデメリットがあります。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況にあわせて使いやすいものを選ぶようにしましょう。

ウィッグの素材

ウィッグの素材は「人毛」「人工毛(化学繊維)」「人毛と人工毛(化学繊維)のミックス」の3種類です。

素材メリットデメリット
人毛・本物の人の髪の毛を殺菌、加工して作られたもの
・見た目がナチュラル
・手触りがとにかく良い
・ドライヤーやヘアアイロン、ものによっては染色ができる
・高額
人工毛(化学繊維)・ポリエステルやアクリル、ポリアミドといった化学繊維でできている
・耐久性が高くお手入れしやすい
・カラーバリエーションが豊富
・安価
・静電気が起きやすく絡まりやすい
・少し不自然
人毛と人工毛(化学繊維)のミックス・人毛と化学繊維の混合(割合はメーカにより異なる)
・手触りが良い
・お手入れがしやすい
・比較的安価
・劣化すると色ムラが出てしまう

上記に加え、ウィッグには以下のような付属品や細かいパーツもあります。

  • 地毛をまとめるための専用ネット
  • アジャスター
  • ピン
  • ヘアゴム

これらはポリエステルやプラスチックで作られていることが多いです。

ウィッグの寿命はどれくらい?

ウィッグの寿命は、毎日使用しているものであれば1年~2年程度と言われています。

しかし使用頻度や素材、保管方法やメンテナンスの有無などによっても寿命は左右されるため、買ってからの年数よりも使っているウィッグの状態を見て、まだ使えるものかどうかを判断するのがおすすめです。

ウィッグを手放すサインは?

  • 毛先がチリチリになっている
  • 絡まりやすくなった
  • 型崩れしている
  • うねりや広がりが目立つ
  • 臭いや汚れがとれない
  • カビが生えている

上記のように状態の悪くなったウィッグでも、「ブラッシングする」「シャンプーを使って洗う」などのお手入れをすれば状態が回復することもあります。

素材・メーカーごとにお手入れの方法は異なりますので、取扱説明書やメーカーのホームページを確認した上でメンテナンスしてみましょう。

なお、価格が高価なウィッグであれば、販売店や美容院などにメンテナンスを依頼できることもあります。
捨ててしまうのがもったいないウィッグであれば、一度外部にメンテナンスを依頼するのを検討してみても良いかもしれません。

ウィッグは何ごみに該当する?

ウィッグは自治体で「可燃ごみ」とされていることが多いです。

  • 神奈川県横浜市:燃やすごみ
  • 愛知県名古屋市:可燃ごみ
  • 静岡県浜松市:もえるごみ
  • 大阪府東大阪市:家庭ごみ(もえる物)

しかし千葉県松戸市のように、

  • 人毛のウィッグ・カツラは可燃ごみ
  • 人工毛のウィッグ・カツラはその他のプラスチックごみ

と素材ごとに分別が分かれているケースもあるため、まずはお住まいの自治体の分別を確認しましょう。

また、自治体でウィッグが可燃ごみとされていた場合も、ウィッグに付属しているピンやクリップ、アジャスターなどは取り外し「不燃ごみ」として処分する必要があります。

事業で使用したウィッグも一般ごみとして捨てられるの?

ここで注意したいのは美容室や理容室などで使用されたウィッグの場合です。

実は、事業で使用されたウィッグは一般ごみとして廃棄することはできず、「産業廃棄物」として処分する必要があります。
この場合、産業廃棄物の処分・廃棄の許可を得ている専門の業者に依頼して処分しなければならないためご注意ください。

ウィッグの処分方法は全部で7つ!

ウィッグ数点とハサミやヘアブラシ

お手持ちのウィッグがどんなもので何ごみに該当するのか確認したら、次はその処分方法について見ていきましょう。

ウィッグの処分方法は以下の7つです。

  1. 自治体を利用し処分する
  2. 販売店に廃棄してもらう
  3. リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう
  4. フリマアプリ・ネットオークションに出品する
  5. 知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する
  6. 支援団体に寄付する
  7. 不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

それぞれの方法のメリットやデメリットについてもあわせてお伝えしますので、処分の際の参考にご覧ください。

1.自治体を利用し処分する

ウィッグは多くの場合「可燃ごみ」に該当します(自治体によって分別が異なる場合もあります)。
ただし、すでにお伝えしたようにウィッグを装着する際のネットやアジャスターなどは取り外し、「不燃ごみ」として処分する必要があるでしょう。

可燃ごみとして処分する手順

自治体で「可燃ごみ」としてウィッグを捨てるよう指示がある場合は、指定のごみ袋に入れ、指定日時にごみ収集場所に出すことで処分が完了します。

予約は必要なく、ごみ袋代を除けば費用は無料で済むのでもっとも手軽な方法と言えるかもしれません。

不燃ごみとして処分する手順

ウィッグの付属品の多くは「不燃ごみ」として捨てることになるでしょう。

可燃ごみと同様に事前予約は必要なく、指定のごみ袋に入れ指定日時に排出して完了となりますが、不燃ごみとして処分する場合の収集は月に1度しかない自治体が多いのでご注意ください。

なお、どちらの方法も美容室や理容室など事業で使用したウィッグは処分できないためご注意ください。ご自身の状況にあわせて、自治体の指示をきちんと確認した上で正しい分別で処分を行うようにしましょう。

2.販売店に廃棄してもらう

不要になったウィッグは、購入した店舗で処分をしてもらえることもあります。

「ウィッグをどう捨てて良いのか分からない…。」「思い入れがあり捨てるのにためらいがある。」という場合は利用してみても良いかもしれません。

店舗名条件
アデランス・オーダーメイドウィッグのみ
・寄付や買取は不可
リネアストリア・不要になったウィッグ全般(自社製品以外のものでも可)
・送付すれば500ポイント付与
・送料は自己負担

ただし、回収してもらえるウィッグの種類や回収方法は店舗によって異なります。
そもそも回収を受け付けていない、というところもありますので事前に必ず確認をしておきましょう。

3.リサイクルショップや専門店に買い取ってもらう

色が合わず使用していない未使用品のウィッグや、数回使用しただけの状態の良いウィッグをお持ちであれば、売却しお得に処分することも可能です。

買い取ってもらえればもちろん処分費用は無料ですし、「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」を利用できるのも魅力のひとつですね。

  • フォンテーヌ
  • クレア
  • シャーロット
  • マダムヒロコ
  • アートネイチャー

など、元値が高額のウィッグなら高価買取も期待できるので、一度査定を受けてみるのがおすすめです。

ただし、一般のリサイクルショップではウィッグを取り扱っていないところも多く、またウィッグは肌に直接触れるものという性質上、未使用品しか買取できないとしているところもありますので、査定を受けに行く前に店舗に確認をしておくと安心かもしれません。

そのほか、コスプレ用ウィッグであればコスプレ用品買取専門店に売却するという選択肢もあります。ウィッグ以外にも処分したいコスプレ用品を複数お持ちであれば、まとめて売ることで査定額がアップする可能性も。コスプレ用品買取専門店も店舗ごとに取り扱いできる製品に違いがありますので、事前に確認を済ませておきましょう。

4.フリマアプリやネットオークションに出品する

メルカリラクマヤフオク!といった大手フリマアプリやネットオークションには、医療用のものからコスプレ用のものまで多種多様のウィッグが出品されています。

リサイクルショップでは買取不可になってしまうことが多い使用済みのウィッグでも、フリマアプリやネットオークションであれば売却できる可能性があります。

フリマアプリやネットオークションの大きなメリットは、多少傷があるものや型が古くても、有名メーカーのものや性能が優れたものなら売れる点と、自分の好きな価格で売れる点です。
廃棄するしかないと思っていたウィッグでも思ったよりもずっと高く売れた!なんてケースもありますので、どんな状態のものでも一度出品してみても良いかもしれません。

【フリマアプリ・ネットオークションに出品する手順】

  1. 事前にウィッグの相場を調べた上で、販売価格を決定する
  2. 購入からどれくらい経過・使用しているのか、商品説明を分かりやすく書く
  3. ウィッグの商品画像を自分で撮影し、商品ページに掲載する
  4. 自宅からの運び出しと発送手続き
  5. 購入者とのやり取り

販売額を設定する際は送料や手数料をあらかじめ計算しておき、損にならないように価格設定を行うようにしましょう。

フリマアプリやネットオークションは気軽にウィッグを処分できて便利な手段ですが、その反面、下記のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 出品から梱包、発送まですべて自分でするので手間がかかる
  • 売れた場合は手数料もかかる
  • 説明していたよりウィッグの状態が悪いとクレームになることも

そのほか、出品したからといってすぐに売れるわけではないというデメリットもあります。手間や時間をかけられない、という方は別の手段を検討したほうが良いでしょう。

5.知人や友人に譲る・地元情報掲示板を利用する

わざわざ売るほどではないけれど状態の良いウィッグなら、欲しがっている方を探して譲渡するのも良いでしょう。

友人や知人など、周囲の方に聞いてみても良いですし、ジモティーのような地域の掲示板であれば、直接引き取りに来られる近隣の人を中心に相手を探せるので、梱包や配送の手間も省け、処分費用もかからず無料でウィッグを手放せます。

ただし、無償とは言え人に手渡すものである以上は、どれだけ使用したものなのか提示するとともにマナーとしてきれいに手入れしておく必要はあります。
パッと見はきれいに感じても、内部がひどく絡まっている…なんて状態では印象が悪いので、細部まで確認しておきましょう。

なお、相手が遠方であった場合は配送料が必要となります。
ウィッグ1点なら配送料自体はそれほど高額ではありませんが、少額であっても配送料をどちらが負担するかで揉めるケースも少なくありません。

また事前に伝えていたウィッグと色や長さが違ったり、汚れや臭いがついていたりすると譲った後でトラブルになってしまう可能性も。お譲りする前に現物を目で見て確認してもらい、それでも譲ってほしいと言われた場合にのみお譲りするようにしましょう。

6.支援団体に寄付する

ウィッグを捨てるのではなく別の形で活用したい、ということでしたらNPOやNGO団体に寄付するという方法を検討してみても良いかもしれません。

寄付されたウィッグは病気治療中でウィッグを必要としている患者さんにレンタル・譲渡されます。
団体ごとに寄付の方法や寄付先は異なっているので、ホームページの寄付実績を確認し自分の希望に合った団体を選びましょう。

もちろん寄付された後で再利用されることが前提なので、汚れや傷みがあるウィッグは受取不可となります。
また、きれいなものでも連絡なしにいきなり郵送してしまえば受付不可で返送されてしまうケースもあるため注意が必要です。

事前に問い合わせをして、受付可能なものの種類や寄付の方法など、詳しく確認しておくことが大切です。

7.不用品回収業者へ買取・回収を依頼する

ウィッグにはさまざまな処分方法があるのはお分かりいただけたかと思いますが、自治体によって分別方法が違ったり、付属品は分別する必要があったりと、少々面倒に感じてしまう処分方法が多いですよね。

「コスプレで使用した大量のウィッグをまとめて捨てたい!」「ウィッグのほかにも処分したいものがある。」…そんなときは不用品回収業者の出番です。

不用品回収業者なら、

  • どんな種類、素材のウィッグでも回収可能
  • 大量のウィッグでもまとめて引き取ってくれる
  • ウィッグ以外のものも引き取りOK

何でも引き取ってくれるのに加え、ウィッグを素材ごとに分けてごみ袋に入れたり、外に運び出したりといった作業はすべてスタッフにお任せできるので、手間や時間をかけずに不用品の処分を完了できます。

また、業者の多くは年中無休で稼働しており即日回収や夜間作業にも対応可能。
そのため引っ越し前日・当日に不要なものを処分してしまいたい、仕事が忙しいので夜に回収に来てほしいといったご希望にも臨機応変に対応してもらえます。

そしてもうひとつ大きな魅力は「買取サービス」です。

ウィッグは専門買取業者しか高額買取は難しいと思っていませんか?

ご安心ください。専門的な知識を持ったスタッフが在籍している不用品回収業者であれば、ウィッグも価値を分かった上でしっかりと査定してもらえますし、買取可能な場合は費用がかかるどころか無料で利用できる場合もあるのです!

悪徳業者に要注意!

しかし不用品回収業者のほとんどがこういったメリットがある一方で、中には悪徳業者も紛れている可能性があるため注意が必要です。

気を付けるべき点は以下のとおりです。

  • 「無料」を謳い文句にする。
  • チラシ投函を積極的にしている。
  • トラックで町を巡回している。

こういった業者は、後から高額請求してきたり、不用品回収後に不法投棄したりするケースも。
「無料回収」を謳い文句に、出張費用や運搬費用などを後から請求するという悪どい業者も少なくありません。

ましてや不法投棄の場合は、業者だけでなく依頼主も裁かれてしまうので、決して他人事ではないのです。

  • 対応が丁寧
  • 訪問見積もりに対応している
  • 口コミが高評価
  • 見積もり書が明解
  • 値段交渉に応じてくれる

など、これらの条件に当てはまっている業者であればまず安心して大丈夫です。信頼できる業者であれば、楽してお得にウィッグを処分できるでしょう。

ウィッグの処分でよくある質問

Q.急いでいるのですが、今日中に回収してもらうことはできますか?

A.はい、可能でございます。
名古屋市内や近郊エリアであれば、1番近くにいるトラックをすぐにご自宅に向かわせることができ、最短30分で伺います。
ただし、ほかのご予約状況によってはお待たせすることもありますので、早めにご連絡をいただければ幸いです。

Q.ウィッグ単品でも回収に来てもらえるのでしょうか?

A.もちろんウィッグ単品でも回収に伺います。
ただし、単品のみの回収はごみとして廃棄するよりも高く費用がついてしまう可能性がございます。 
ほかにまとめて処分したい不用品があれば一緒に処分されることをおすすめします。

Q.ウィッグ本体と付属品を分別しておく必要はありますか?

A.いいえ、分別をしていただく必要はありません。ウィッグ本体・付属のアジャスター・専用ネットといった付属品もそのままの状態で回収可能です。お客様が事前に行う必要は一切ありませんので、どうぞお気軽にご依頼ください。

Q.ウィッグの買い取りは可能ですか?

A.状態が良く、今後も問題なく着用できるウィッグであれば買取できる可能性もございます。当社には買取専門事業部があり、さまざまな品目の買取を行っております。

買取可能な場合は回収費用と相殺しお得に利用していただけますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

ウィッグを処分する際の注意点

注意

ここまでウィッグの処分方法について見てまいりましたが、最後に注意点についても改めて確認しておきましょう。

捨てる際には近隣住民への配慮も忘れずに!

ウィッグはそのままごみ袋に入れて捨てることができますが、周囲に見えるような形で捨ててしまうとご近所の方やごみ収集作業員の方を驚かせてしまったり、「もしかして事件性があるものなのでは…?」とあらぬ疑いをかけられてしまったりする可能性もゼロではありません。

そのまま捨ててしまってももちろん問題はないのですが、トラブル防止のためにも

  • 中が見えない袋に入れてから捨てる
  • 大量にある場合は小分けにして捨てる

など配慮して捨てるのをおすすめします。

美容室で使用されたウィッグは自治体では処分できない!

この記事を読んでいる方の中には、美容師がカットやカラーの練習で使用するウィッグやウィッグ付きマネキン(カットマネキン・モデルウィッグ)を自治体の可燃ごみで出して処分しよう!とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

何ごみに該当するのかの項目でもお伝えしましたが、個人使用でなく美容室や店舗などの事業で使用したウィッグやウィッグ付きマネキンは「産業廃棄物」扱いとなり、自治体のごみ回収では処分できないため注意してください。

  • 神奈川県横浜市:事業で排出するウィッグは事業系ごみ
  • 兵庫県彦根市:カツラは産業廃棄物(廃プラ類)
  • 福岡県糟屋郡粕屋町:美容室・理髪店から出たカツラ・カットマネキンは産業廃棄物(廃プラスチック)

※ 自治体によっては排出量が少量の場合には例外的に「事業系一般廃棄物」として受け入れ可能としている場合や、普通ごみとして捨てられる場合など捨て方が異なるケースもあります。まずはお住まいの自治体の情報を確認してください。

「産業廃棄物」とされたウィッグやウィッグ付きマネキンは、自治体のホームページに記載されている処理方法に従って処分を行います。
産業廃棄物処理業者に処分を依頼すれば少なからず費用はかかりますが、費用をかけたくないからと無資格の業者に回収を依頼するのはおすすめできません。

回収されたウィッグが正しく処分されなかった場合には業者だけでなく依頼主にも罰則が科せられ、その内容は、

  • 資格を持っていない業者に産業廃棄物の処理を依頼した場合…5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金もしくは両方
  • 契約書を作成せず業者に依頼した場合…3年以下の懲役、300万円以下の罰金もしくは両方

など、非常に重いものです。
引き渡し後のトラブルを防ぐためにも、「産業廃棄物」は必ず資格や許可を得た業者に依頼しましょう。

マネキンの処分方法については別ページにて詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらをご覧ください。

まとめ

水色のウィッグをかぶる女性

いかがでしたか?
今回のコラムでは、「ウィッグの処分方法」について詳しく解説してまいりました。

ひとことでウィッグと言っても種類や形状はさまざまで、状態によっても選べる処分方法は変わります。

  • 複数回使用して使用感のあるものや元が安価なパーティーグッズなどは自治体でごみとして廃棄する
  • まだまだ使えるものなら売却や譲渡、寄付を検討する

といったように、お手持ちのウィッグに合わせた方法で正しく処分ができるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

もしも「処分したいウィッグが山ほどある」「楽してお得にウィッグを処分したい!」という場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

弊社「出張回収センター」でもウィッグを含め、さまざまなジャンルの製品の買取・回収を行っています。
分別や搬出・回収まで、面倒な作業はすべて私共にお任せください。
お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談くださいませ!

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