
カーテンを吊るすための「カーテンレール」は、壊れたり新しいデザインのものに付け替えたりする際に、今お使いのものを処分することがあります。
とは言え、カーテンレールを処分する機会は多くないため、「自分で取り外せるの?」「どうやって捨てたらいいの?」と戸惑う方も多いでしょう。
今回の記事ではカーテンレールの処分方法や、自分での取り外し方法などをお伝えしていきます。
手軽にカーテンレールを処分できる「業者への依頼方法」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
- 自分でカーテンレールを取り外す方法
- カーテンレールの処分方法
- ラクにカーテンレールを処分する方法
カーテンレールの処分方法9選

カーテンレールの処分方法はさまざまな選択肢がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
粗大ごみに出す | 小さく解体する必要がない | 申し込みと手数料の支払いが必要 |
ごみとして処分する | 費用がかからない | 小さく解体する手間がかかる |
ごみ処理施設へ持ち込む | ごみ収集日に関わらず、粗大ごみが処分できる | 搬入の手間がかかる |
購入店舗で引き取ってもらう | 無料で回収してくれるところもある | 購入しないと引き取ってもらえない |
フリマアプリに出品する | 臨時収入となる | 中古品は需要が少ない |
不用品回収業者に依頼する | 大量の不用品をまとめて処分できる | 費用がかかる |
各処分方法について詳しく解説します。
処分方法1.自治体で粗大ごみとして処分
カーテンレールはどの自治体でも「粗大ごみ」として捨てるのが一般的です。
粗大ごみの定義は自治体で異なりますが、基本的には「30㎝角以上の大きさのもの」や「一辺の長さが30㎝、または50㎝以上」としている地域が多いようです。
小窓用の小さなサイズのカーテンレールもありますが、長さを考えると粗大ごみとなる場合がほとんどでしょう。
粗大ごみで捨てる場合、多くの自治体で「事前予約」や「手数料」が必要になります。
収集日は1か月に1回程度がほとんどですが、地域によって回収方法や申し込み手順が異なるため、自治体のホームページで確認しましょう。
ここでは愛知県名古屋市を例に、粗大ごみの申し込みの手順を紹介します。
- 電話またはWebから粗大ごみ受付センターに申し込む
- コンビニ・スーパーなどの販売店で手数料納付券を購入する
- 手数料納付券(シール)に必要事項を記入する
- 処分するカーテンレールにシールを貼る
- 指定日の朝8時までに指定場所に出す
名古屋市で粗大ごみ収集を申し込む場合、収集日の7日前が締め切りです。
手数料は自治体によって異なりますが、カーテンレールは数百円程度と比較的安く処分できるでしょう。
以下に一部の自治体での、カーテンレールの粗大ごみ手数料をご紹介します。
自治体名 | 粗大ごみ手数料 |
---|---|
愛知県名古屋市 | 250円(シングル3本、ダブル3本まで1組) |
東京都新宿区 | 400円(ただし180cmを超える場合は、管轄の清掃事務所・清掃センターに相談) |
茨城県龍ケ崎市 | 1,570円(品目にかかわらず一律料金) カーテンレールは1m以上のもの(1m以下は普通ごみ) |
大阪府大阪市 | 200円(1.5m未満のもの) 400円(1.5メm以上2m未満のもの) (1m以下は普通ごみ) |
京都府京都市 | 400円(6本まで) ダブルは2本分扱い |
一度に排出できる本数が決まっている場合もあるため、ごみ区分の備考欄もチェックしましょう。
処分方法2.可燃・不燃ごみとして処分する
カーテンレールを小さく裁断すれば、普通ごみとして捨てられる場合があります。
どのサイズにすれば普通ごみとなるのかは自治体によって異なるため、お住まいの地域のルールを確認したうえで裁断しましょう。
また、小さく裁断したカーテンレールをどのように分別するかも地域で異なる場合があります。
一般的に、「金属製は不燃ごみ」「木製・プラスチック製は可燃ごみやプラスチックごみ」で分類されますが、不明な場合は自治体へ問い合わせてください。
カーテンレールを裁断するにはノコギリを使用すれば簡単に処理できるものの、金属製のカーテンレールは対応できるノコギリが限られるため注意しなければなりません。
また、作業の際は軍手を着用し、ケガに注意しておこなってください。
処分方法3.ごみ処理施設へ直接持ち込む
自分でカーテンレールを運搬できる場合は、ごみ処理施設へ直接持ち込むことが可能です。
車が必要ですが、施設の稼働時間内であれば自分の都合に合わせてごみを処分できる点がメリットです。
ただし、手続きや持ち込みに時間がかかることに注意しましょう。
愛知県名古屋市を例に、ごみ処理施設への搬入の流れを紹介します。
- ごみを積んだ状態で、区の環境事業所で受付をする
- 案内された処分場に搬入する
- カーテンレールを指定場所に積み下ろす
- 処理手数料を現金で支払う
受付時間は8:45~15:40となり、区によってはこれより早い場合もあります。名古屋市では、カーテンレールを「粗大ごみ」として分別するため、下記の施設に持ち込んでください。
施設 | 大江破砕工場 |
住所 | 名古屋市港区本星崎町字南4047番地の13 |
費用 | 10kgまでごとに200円 |
持ち込みの際、複数本のカーテンレールを処分したい場合は、積み下ろしがしやすいように紐で縛るといった事前準備が必要です。
お盆や年末の時期は混雑しやすく、持ち込むのに時間がかかる可能性があるので注意してください。
処分方法4.買い替え時に店舗で引き取ってもらう
店舗によってはカーテンレールの購入を条件に、古いカーテンレールを引き取ってもらえる場合があります。
引き取り方法や費用などの条件は店舗によって異なるものの、この方法ですとスムーズに処分できるので便利です。
カーテンレールの買い替えを検討中の方は、カーテンレールを取り扱う店舗へ、古いカーテンレールの引き取りをおこなっているか確認してみましょう。
ここでは、ビバホームでの引き取りサービスを紹介します。
ビバホームの引き取りサービス
ビバホームでは、カード会員を対象として、不用品の回収サービスをおこなっています。商品を購入すると同等品を回収してもらうことが可能です。
- 費用:無料
- 対象品目:カーテンレール・ブラインド・網戸
- 特徴:カーテンレール以外にも30品目以上が無料回収の対象
サービスを受けるためには会員登録が必要となりますが、入会金や年会費が無料です。ビバホームで不用品を回収してもらいたい場合は、サービスカウンターで相談してカードを作っておきましょう。
処分方法5.フリマアプリやオークションで出品する
まだ使える状態のカーテンレールであれば、フリマアプリやオークションに出品することも可能です。
スマホから気軽に出品ができるうえ、売れた場合は収入にもなるというメリットがあります。
しかし、必ず売れる保証がないことや、売れた場合は梱包や発送作業をしなくてはなりません。
そのため、「処分までに時間や手間がかかってもよい」という方向けの方法でしょう。
メルカリで売れている中古のカーテンレールは、以下のようなものがあります。
- 未使用のアルミ製L字型カーテンレール:8,900円
- 曲がるカーテンレール:1,500円
- つっぱりカーテンレール:2,070円
伸縮式や曲がるタイプのカーテンレールは、小さい箱に入れられるので簡単に発送できます。しかし、長さのあるカーテンレールだと、梱包に手間がかかり、送料も高額になる可能性があります。
事前にどのように梱包するかや、送料のことも踏まえて出品するのがおすすめです。
処分方法6.不用品回収業者に依頼する
不要なカーテンレールをすぐに処分したい場合、不用品回収業者に依頼すると便利です。
不用品回収業者は家庭内やオフィスの不用品を引き取ってくれる民間の業者で、カーテンレールを含め幅広い品目に対応しています。
不用品回収業者を選ぶ最大のメリットは、「手間がかからない」ということです。
自宅まで不用品を引き取りに来てくれるだけでなく、カーテンレールの取り外しを依頼することもできます。さらに不用品回収業者は年中無休で、業者によっては即日対応も可能。
土日や祝日にも対応してもらえるため、平日に時間が取りにくい方やカーテンレールの処分を急いでいる方は検討してみてください。
もちろん、カーテンレール以外の不用品の引き取りもしてもらえるため、「カーテンと一緒にカーテンレールの処分」や「部屋にある不用品を丸ごと回収」などの要望も聞いてもらえますよ。
不用品回収業者を利用する手順は次のとおりです。
- 業者に見積もりを依頼する
- 見積もり内容を見て、よければ依頼(作業日を決める)
- 作業日当日に料金を支払い、完了
業者によって、料金プランやサービス内容が異なるため、利用する際には見積もりを取るようにしましょう。見積もりは現場を見てもらうのが最適ですが、業者によっては不用品の写真や電話などでも大体の費用を出してくれることがあります。
さらに、業者のなかには「ハウスクリーニング」や「引っ越しサービス」といったオプションも充実しているため、必要であれば一緒に頼むと便利です。
不用品回収業者については、以下の記事にて詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
カーテンレールの処分に関する注意点

ここでは、カーテンレールを捨てる際に気をつけるべきポイントを解説します。
1人で外すと壁に負荷がかかる
カーテンレールを外す作業は、なるべく2人以上でおこないましょう。
1人で作業をすると壁に負荷をかけてしまう可能性があります。また、片手で支えきれずに一か所に力が集中すると、カーテンレールが思わぬタイミングで外れてしまうことも。
こうした事故を防ぐためにも、家族や友人に手伝ってもらうことをおすすめします。
賃貸の場合は、付け替え時に処分してはいけない
賃貸住宅に住んでいる場合、カーテンレールを無断で処分しないことが重要です。
退去時には契約上、原状回復の義務があるため、もともと設置されていたカーテンレールを保管しておく必要があります。
例えば、ブラインドカーテンやロールカーテンをDIYで取り付けた場合でも、退去時にすぐ元に戻せるようにしておかなければなりません。
元々のカーテンレールを誤って捨てないように保管することで、トラブルを避けられます。
カーテンレールを自分で取り外す3ステップ

カーテンレールを自治体で処分する場合、自分で取り外す必要があります。
安全に処分するためにも基本的な手順を把握しておきましょう。
ステップ①必要に応じてドライバーを用意する
カーテンレールは壁にネジで取り付けられているため、取り外しにはドライバーが必要です。
ネジのサイズに合ったドライバーであれば使用できますが、グリップ付きのドライバーを使用すると力を入れやすく、作業がスムーズになります。
また、つっぱり式で穴あけが不要なカーテンレールの場合は、ドライバーは必要ありません。
カーテンレールを固定する「ブラケット」というパーツが壁についたままでもOKという方は、ドライバーを使わずに作業が可能です。
ステップ②カーテンをランナーから外す
カーテンレールを取り外す前に、まずはカーテンをランナーから外しましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、作業中にカーテンに引っかかると、破損やケガの原因になります。
環境を整えて、慎重に作業を進めることが大切です。
ステップ③カーテンレールをブラケットから外す
カーテンレールは、「ブラケット」というパーツを介して壁に固定されています。
まずブラケットのツメを探し、指先で押しながらカーテンレールを手前に引いて外します。その後、ドライバーを使ってブラケットを壁から取り外しましょう。
ただし、カーテンレールだけを外したい場合は、ブラケットを壁に残したままでも問題ありません。
カーテンレールの処分の際に出やすい不用品

カーテンレールの処分時には、ほかにも次のようなものを処分することがあります。
ここではカーテンレールの処分の際に出やすい不用品や、関連する品の処分方法をご紹介します。
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これらはすべて、「出張回収センター」で回収可能です!
カーテンレールの処分でよくある質問

当社「出張回収センター」では、カーテンレールを含めさまざまな不用品の回収をおこなっています。
ここではカーテンレールの回収の際によくいただく質問についてまとめましたので、参考にしてみてください。
Q.仕事で忙しいので平日に立ち会えないのですが、土日や祝日にカーテンレールの回収依頼を申し込めますか?
A.はい、もちろん土日祝日のカーテンレール回収も承っております。
出張回収センターは年中無休で営業しておりますので、土日祝日の依頼も受付しています。
なお、週末や祝日前は予約が集中しやすいため、お早めにご依頼いただけますと幸いです。
Q.依頼した当日にカーテンレールを回収に来てもらえますか?
A.名古屋市やその周辺エリアであれば、当日最短30分でお客様のご自宅まで回収に伺うことが可能です。
当社ではGPSやコールセンターと、ご自宅の周辺に巡回しているトラックとの連携により、車両をスピーディーに手配させることが可能です。
状況によってはそれ以上のお時間がかかることもございますが、当日及び遅くても翌日に訪問できますので、お早めにご相談ください。
Q.当日にカーテンレール以外の捨てたい物が増えても一緒に回収できますか?
A.当日の不用品の増減は、全く問題ございません。
カーテンレールのほかに、カーテンやフックなどの回収も可能です。
回収日にご自宅に訪問した際に、再度スタッフがお見積もりしますので、遠慮なくご相談ください。
Q.破損のひどいカーテンレールでも回収してくれますか?
A.もちろん、喜んで承ります。
破損しているもの、キズがついているもの、どのような状態のカーテンレールでも回収致します。まずは、お気軽にご相談ください。
Q.カーテンレールの回収・買取は何日くらい前までに申し込めばいいですか?
A.カーテンレールの回収・買取のお申し込みはいつでも受け付けております。
ご連絡をしていただいた当日でもご訪問が可能です。
ただし、急ぎの場合でしたら、他のお客様との兼ね合いもございますので、できるだけお早めにご依頼ください。
Q.カーテンレールを回収する前にしておいた方が良いことはありますか?
A.お客様にして頂くお手間は何もありません。
カーテンレールの取り外しから運搬、その後の清掃まで当社スタッフが責任を持っておこないます。
たとえ汚れがあっても問題ありませんので、スタッフが訪問するまでくつろいでお待ちください。
カーテンレールの不用品回収まとめ

カーテンレールの処分方法は基本的に「粗大ごみでの回収」となる場合が多いですが、「裁断して普通ごみで出す」「ごみ処理場へ持ち込んで捨てる」といった選択肢もあります。
また、条件によっては「買い替え時に引き取ってもらう」や「フリマサイトなどで売却」といった手段もあるので、状況や希望に合わせて選択しましょう。
ただし、これらの処分方法はすべて「カーテンレールの取り外し」や「自分での持ち運び」といった作業があります。
捨て方によってはいくつかの手間がかかる工程を踏まなければなりません。
「カーテンレールの取り外しや処分が手間で面倒」「カーテンレール以外にも処分したいものがある」という場合には、不用品回収業者へ依頼することを検討してみてください。
当社、愛知県名古屋市の出張回収センターは、年中無休で幅広い不用品の回収・買取に対応しております。
壊れたカーテンレールだけでなくカーテンやその他の家具・家電もまとめて回収可能です。
もちろん、カーテンレール、カーテンなどの取り外し作業や、取り外した後のクリーニングもおこまえます。
見積もり・ご相談は電話以外に、メールやLINEも可能ですので、まずはお気軽にご連絡ください!