カーテンの処分方法7選!無料回収はある?費用や注意点も解説

目次

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強い日差しをやわらげ、外からの視線を遮ってくれるカーテン。さまざまな色、素材のものが取り揃えられているほか、最近では遮熱・UVカット・防音・防炎など便利な機能を持つものも多く販売されています。
快適な部屋作りには欠かせないカーテンですが、いざ処分するとなると戸惑ってしまうこともありますよね。

例えば「大きなサイズのカーテンは粗大ごみなの?」や「防炎機能の付いたカーテンは可燃ごみで捨てられるのか」といった疑問を抱くこともあるのではないでしょうか。

今回の記事では、カーテンの分別や捨て方などについて紹介します。
カーテンを廃棄する方法以外に、無料回収や売却の方法についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • カーテンの処分方法
  • カーテンを無料回収してもらう方法
  • カーテンの処分にかかる費用の相場
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カーテンの処分方法

カーテン

カーテンの処分方法を大きく分けると、「ごみとして処分する」か「資源として再利用する」、「売却する」の3つです。

お持ちのカーテンの種類や、状況などに合わせて最適な方法を選択してください。

処分方法1.可燃ごみとして捨てる

一般的にカーテンは、多くの自治体で「可燃ごみ」に分類されます。
しかし、自治体によっては「素材ごとに分別方法が異なる」や「大きさで指示が異なる」といった場合もあるため注意しましょう。
ほとんどの自治体では、次のようなカーテンを可燃ごみとして捨てられます。

  • カフェカーテンなどサイズの小さなカーテン
  • 折りたたんでごみ袋に入るサイズのカーテン
  • 汚れているカーテン

ただしカーテンフックは取り外し、素材ごとに分別してください。
多くの自治体では、カーテンフックがプラスチック製の場合は「可燃ごみ・プラスチックごみ」、金属製であれば「不燃ごみ・金属ごみ」に分類されます。
また、「防炎カーテン」は基本的に可燃ごみとして処分して問題ありません。

可燃ごみで捨てる場合、指定の袋に入れたカーテンを指定の日時に収集場所へ持ち込めば無料でカーテンを処分できます(ごみ袋代は別途必要です)。
さらに可燃ごみの収集日は週2回程度とどこの自治体でも頻度が多いため、比較的早く捨てられるのもメリットといえるでしょう。

処分方法2.不燃ごみとして捨てる

一般的なカーテンではなく、「防音カーテン」や「遮光カーテン」といった機能カーテンには、金属などで特殊な加工を施しています。
そのため、自治体によってこのような機能カーテンは「可燃ごみ」ではなく、「不燃ごみ」で回収していることがあるのでご注意ください。

不燃ごみとして捨てる場合も可燃ごみと同じく、ごみ袋に入れ、指定日時に収集場所に持ち込めば無料で処分できます。
ただし、収集は月一回程度と可燃ごみよりも頻度が少なめです。一度タイミングを逃すと処分までに時間がかかることもあるため、不燃ごみの収集日は早めに確認をしておきましょう。

処分方法3.粗大ごみとして捨てる

自治体の規定サイズ以上の大きさのカーテンや、折りたたんでもごみ袋に入らないサイズのカーテンは多くの場合、粗大ごみに分別されます。
可燃ごみや不燃ごみとは違い、粗大ごみの処分は電話やインターネットでの事前予約制であることがほとんどです。また、回収日までに手数料納付券を購入しておく必要もあります。

以下に一般的な粗大ごみの利用手順をご紹介します。

  1. 予約締切日までに粗大ごみ受付センターに電話かインターネットで申込
  2. 収集日、収集場所、料金を確認する
  3. スーパーやコンビニなど指定の販売店で手数料納付券(シール)を購入
  4. 処分するカーテンに受付番号や氏名を記入した手数料納付券を貼る
  5. 月に1回の収集日に指定場所に出す(立ち合いは不要)

予約締切日は「収集日の7日前まで」としている自治体もあれば「3日前まで」としているところもあるなど、自治体によって差があります。カーテンを急いで処分したい場合は、早めに予約を取っておきましょう。

カーテンを裁断すれば普通ごみでも処分可能

サイズの大きなカーテンは切って小分けにすることで、普通ごみとして捨てられます。
粗大ごみではなく普通ごみとして捨てたい場合は、ごみ袋に入るサイズになるまで裁断するのも一つの方法です。

ただし、カーテンを切るとなると、手間や時間がかかります。
特にドレープカーテンのような生地に厚みがあるもの、表面に加工が施されているカーテンなどは、切るのに手間がかかる場合もあります。
無料で捨てたいからと無理して作業をするとケガをしたり、飛散した繊維くずやホコリを吸い込みアレルギーを発症したりすることも。カーテンを切る際は換気しながら、手元に注意して作業をおこなうようにしましょう。

処分方法4.資源ごみとして捨てる

自治体のなかには、カーテンを古布として回収・リサイクルをおこなう地域もあります。
例えば愛知県名古屋市でカーテンは、衣類・布類と同様に資源として回収しています。
回収方法は集団資源回収リサイクルステーションを利用する方法など。
どちらも回収日時や場所が決められているものの、資源として再利用できるため環境に優しい方法だと言えるでしょう。
なお、名古屋市では資源として回収できないカーテンについては「可燃ごみ」で捨てることになっています。

カーテンを資源として回収する自治体は増えていますが、自治体ごとに収集場所や収集頻度が異なるため、お住まいの地域の利用方法を確認しておきましょう。
また、回収できるカーテンの条件は以下のようなものが一般的です。

  • 汚いカーテンや破れたカーテンは回収不可
  • 雨の日の回収は不可
  • 洗ってから出す
  • 特殊加工のカーテンは不可

例えば神奈川県横浜市では、「カーテンを洗濯して乾かしてから出す」ことが条件です。
カーテンの回収条件は自治体のホームページに記載していることが多いため、事前に確認してから出すようにしましょう。

処分方法5.ごみ処理施設へ持ち込む

「引っ越しでカーテン以外にも処分したいものがある」「自治体の収集日を待たずに急ぎで捨てたい」という場合には、自治体のごみ処理施設へカーテンを持ち込む方法がおすすめです。

この方法は、各自治体にあるごみ処理施設へ自分で不要なカーテンを持ち込むため、都合のよいタイミングで捨てられるというメリットがあります。
また、カーテン以外の不用品も同時に持ち込めるため、複数の不用品をまとめて処分したいときにも便利です。

ただし処理施設の稼働日時や搬入の手順は自治体ごとに異なります。
自治体によっては「事前予約制」の場合もあるため、利用前に必ず確認しておきましょう。
以下に愛知県名古屋市の自己搬入の手順を紹介しますので、参考にしてください。

  • 事前に処分するものを「可燃ごみ」と「不燃・粗大ごみ」に分別する
  • 車に処分するごみを積んだ状態で、お住まいの区の環境事業所で受付
  • 環境事業所で搬入する処理施設を教えてもらう
  • 指示された処理施設までカーテンを持ち込み、車から降ろす
  • 計量をおこない、手数料を支払う
    (10㎏までごとに200円、支払い方法は現金のみ)

名古屋市で事前予約は不要ですが、受付場所とごみの搬入先が違うため注意が必要です。
また、手数料はごみの重さごとに計算する自治体が多く、名古屋市のように支払いが「現金のみ」となる場合もあります。

戸別回収とは違いすぐに捨てられるのがメリットですが、一方で「処理施設は平日しか稼働していない」「車での搬入が必須」という条件があるので、状況に合わせて選択しましょう。

処分方法6.販売店の回収サービスを利用する

カーテンを買い替えるなら、販売店の回収サービスを利用してカーテンを処分するという方法もあります。新しいカーテンが届いたと同時に古いカーテンを回収してもらえれば、ごみの分別を調べたり、ごみを出しに行ったりする手間が省けて便利な方法です。

ただし、どの店舗でも回収に対応しているわけではなく、回収できるカーテンに条件がある、または引取に費用がかかるなど、店舗によって対応はさまざまです。引取のみは不可としている店舗もあるため、必ず事前に確認しておきましょう。

例えば、インテリア家具や雑貨を取り扱うニトリでは、カーテンの無料回収をおこなっています。(2025年1月現在)
回収されたカーテンは製品や生地素材としてリユースされるほか、自動車の断熱材として再利用されるなど地球にやさしい取り組みとなっていますのでチェックしてみてください。

処分方法7.リサイクルショップで売却する

不要なカーテンは、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。
リサイクルショップであればカーテンのほか、模様替えで出た不要な家具や家電などさまざまなジャンルのものをまとめて買い取ってもらえるのが便利です。
また、早ければ当日に査定から買取金額の支払いまでが完了するため、急ぎの場合にも便利な手段となっています。

ただし、カーテンは「低価格なものも多く売られており、中古の需要がない」「臭いや汚れが付きやすいので再販までにコストや手間がかかる」といった理由から需要が低いアイテムです。
そのため、買い取ってもらえるのは次のようなカーテンとなることが多いでしょう。

  • 新品未使用のカーテン
  • 「リリカラ」「サンゲツ」など有名メーカー・ブランドのカーテン
  • ミラーレースカーテンや形状安定加工のカーテン
  • 1級遮光カーテンなど高機能なカーテン

使用済みのカーテンは買取不可になるか、買い取ってもらえてもかなりの安価になることが多いので注意してください。

処分方法8.フリマサイト・ネットオークションに出品する

メルカリやYahoo!オークション、楽天ラクマなどのフリマサイト・ネットオークションにも、カーテンはたくさん出品されています。
リサイクルショップで売却できなかったカーテンも、需要があれば売却できるかもしれません。
捨ててしまう前にどんなものが出品されているのか一度アプリを覗いてみてはいかがでしょうか。
フリマサイト・ネットオークションの利用の手順は以下のとおりです。出品の際には参考にしてみてください。

  • カーテンの写真を撮影
  • メーカー名・型番・使用期間・傷・汚れなど詳細情報を入力
  • 金額を設定して出品する
  • 購入者が現れたら梱包し、発送手配する
  • 購入者に届いたら評価して取引完了

手軽に利用できるフリマサイト・ネットオークションですが、次のようなデメリットもあるので知っておきましょう。

  • 出品・梱包・発送を全て自分でおこなうので、ほかの方法よりも手間や時間がかかる
  • 売却できた場合は送料と手数料(5%~10%)が必要

また、フリマサイトやネットオークションは必ず売れる保証がありません。
売れるまでは自宅で保管し続けなければならないため、早く手放したい方は別の手段がおすすめです。

処分方法9.人に譲る・寄付する

引っ越したばかりの知人や友人などカーテンを必要としている人が周りにいるなら、譲って使ってもらうという方法もあります。譲渡できれば面倒な手続きは必要なくカーテンを処分でき、また送料や手数料などの費用もいらないので一番手軽な手段といえるかもしれません。
ただし、無償でのやりとりだからといって状態の悪いカーテンを譲ってしまうと、後で要る要らないのトラブルになることも考えられます。譲る前にはカーテンを洗って汚れや臭いを取っておき、お互い気持ちよくやり取りを終えられるようにしておきましょう。

カーテンの寄付なら「ユースマイル」をご利用ください

カーテンを寄付したい、カーテン以外にも寄付したいものがある、という場合は、弊社「出張回収センター」でおこなっている取り組み、「ユースマイル」をぜひご利用ください。
ユースマイルはおもちゃや衣類、スポーツ用品や楽器など幅広いさまざまなものの寄付を受け付けています。

寄付された品物は、次のような方法で役立ちます。

  • そのまま使用できるものは発展途上国で再利用する
  • 輸出ができない不用品は国内で中古品として販売、その売上で購入したワクチンを発展途上国へ寄付

基本的に再利用・再販売を目的とした取り組みとなるため、残念ながら使用済みのカーテンの寄付は受け付けていません。
しかし「サイズを間違って購入し未使用のままのカーテン」をお持ちの方や、それ以外にも寄付したい不用品があるという方、寄付活動に興味のある方はぜひ一度、ホームページをご覧になってみてください。

処分方法10.不用品回収業者を利用する

カーテンをラクに手早く処分したいという方は、不用品回収業者を検討してみてはいかがでしょうか。
特に「断捨離や模様替えのあとで、カーテン以外にも捨てたいものがある」「引っ越し前で時間がないので、できるだけ早く捨てたい」などのご希望がある場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者はカーテン以外にも、不要な家電や家具、衣類や書籍などさまざまなものの回収・処分を一手に引き受けてくれる業者です。
不用品回収業者に依頼すれば、カーテンフックの取り外しや分別など面倒な作業は一切必要なく、重いものの運び出しやトラックへの積み込みなどの作業もすべてスタッフにおまかせできます。

作業に手間がかからないという大きなメリットのほか、夜間や不在時にも臨機応変に対応してくれるのも嬉しいポイントです。即日対応可能な業者であればその日中に作業できる場合もあるので、時間がない方、忙しい方にもおすすめの手段となっています。

不用品回収業者で利用できるサービス

不用品回収業者のなかには不用品回収だけではなく、次のようなさまざまなサービスを用意している場合があります。

  • 不用品の買取
  • 家の片付け(ごみ屋敷片付け)
  • ハウスクリーニング
  • 遺品整理
  • 空き家整理
  • 引っ越し

上記のサービスは弊社「出張回収センター」で実際に提供しているサービスですが、ほかの不用品回収業者であってもおこなっていることがあります。
さらに、一般的な不用品回収業者は年中無休で、土日や祝日なども作業してもらえます。

状況に合わせてサービスを追加できるだけでなく、いつでも利用しやすいため便利です。

まずはお気軽にご相談ください!
電話受付時間:9時~19時

安心して依頼できるおすすめの不用品回収業者については、こちらの記事で詳しく解説しております。

カーテンの寿命と買い替えのタイミングとは?

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一般的にカーテンの寿命は4~5年程度といわれています。
しかし、太陽光(紫外線)が当たる時間や窓際の湿度、窓を開けている時間などによっては寿命よりも早く、以下のような不具合が起こることがあります。

  • 太陽光(紫外線)を浴びたことによる生地が変色・傷み
  • 結露の付着によるカビの発生
  • 破れやほつれ
  • タバコのヤニによる変色
  • ペットやタバコの臭いがとれない
  • 遮光・遮熱の効果が落ちている

上記のようなカーテンを使用し続けると、臭いが部屋にこもってしまったり、カビが生えたカーテンが原因でアレルギー症状が引き起こされてしまったりといったリスクがあります。
また、汚れや傷みのあるカーテンは部屋の印象も悪くなってしまいますよね。

カーテンは定期的に状態をチェックし、生地に傷みがある、洗濯しても取れない汚れや臭いのあるカーテンは、早めに買い替えるのをおすすめします。

カーテンの処分費用の相場を比較

黄色のカーテンと窓の外に見える緑の植物

ここまで紹介したカーテンの処分方法別に、費用を比較表にまとめましたので処分の際に参考にしてみてください。

処分方法費用
自治体で処分無料
※ごみ袋代のみ
粗大ごみアコーディオンカーテン:500円
(幅90cm以上180cm未満)
カーテンレール:250円
※名古屋市の場合
販売店の回収サービス無料
※ニトリの場合
リサイクルショップで売却無料
フリマアプリやオークション無料
※送料・手数料がかかる
寄付・譲る無料
不用品回収業者1点4,000円~
※要お見積もり

不用品回収業者の料金プランは、主に「単品回収」と「トラック積み放題プラン」の2つがあります。
単品回収は、少量の不用品を処分するのに適しており、品目ごとに処分費用が異なります。
一方トラック積み放題プランは、複数の不用品を一度に処分する場合におすすめで、軽トラックなら1回あたり33,000円~が相場です。
業者ごとにプランの内容や料金が異なるため、必ず見積もりを取ってから依頼しましょう。

カーテンの処分の処分の際に出やすい不用品

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ここではカーテンの処分時に出やすい不用品や、関連品の処分についてご紹介します。

カーテン処分の際によくある質問

手のひらとよくある質問のイメージ

「出張回収センター」でもカーテンの回収・処分をおこなっています。
カーテンの処分時によくある質問をまとめましたので参考にしてみてください。

Q. 家中の各部屋のカーテンを処分したい。カーテンの取り外しもおこなっていますか?

A. はい、おまかせください。
処分をご依頼いただいたカーテンの取り外しもおこないますので、窓につけたままで大丈夫です。

Q. なるべく早くカーテンを回収してくれますか?

A. はい、できる限りご要望にお応えいたします。名古屋市近郊であれば当日中、最短30分でお伺いできるケースもあります。ただし、お伺いできる時間は混雑状況で変動しますので、できるだけ早くご相談ください。

Q. カーテンの回収当日に、処分したい不用品が増えるかもしれません。

A. 回収日当日に不用品が増えても大丈夫です。
その際はスタッフい伝えていただき、再度お見積りを作成いたします。不用品の増減があった場合は遠慮なくご相談ください。

Q. カーテンレールも一緒に回収してほしい。取り外しもできますか?

A. はい、カーテンレールの取り外しも可能です。
取り外し作業から運搬、清掃までスタッフがすべておこないますので、安心してご相談ください。

カーテンの処分方法まとめ

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今回のコラムでは、カーテンの処分方法についてお伝えしてきました。

カーテンは単にごみとして捨てる場合でも、住んでいる自治体、大きさや素材によって捨て方が異なる場合があります。
また、売却は「新品未使用品」や「ブランド物、付加価値があるもの」などでないと難しいため注意しましょう。

カーテン以外にも捨てたいものが多い場合は「不用品回収業者」がおすすめです。
業者が自宅まで引き取りに来てくれるうえ、「カーテンの取り外し」や「持ち運び」など、手間がかかる作業はすべてお任せできます。

当社「出張回収センター」でもカーテンをはじめとした、不用品の回収・買取をおこなっていますので、お気軽にご相談ください

対応可能品目数、業界随一!

不用品回収対応品目一例