「ギターアンプはどうやって捨てるの?」
「古いギターアンプは買い取ってもらえる?」
エレキギターの音色を調整するのに欠かせない装置であるギターアンプ。音楽活動から離れて使わなくなった時、どのように処分すれば良いのかお困りではありませんか?
ギターアンプは自治体で一般ごみとして処分できますが、状態やメーカーによっては高価買取が期待できます。
この記事では、ギターアンプの正しい処分方法や費用相場、中古のギターアンプの売却方法などを詳しく紹介します。
使っていないギターアンプが自宅にある人はぜひ参考にしていただき、すっきりと手放しましょう!
ギターアンプは何ごみ?
ギターアンプは、ギターの音を出力するための機械であり、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーの3つの要素で構成されています。
多くの自治体では、「粗大ごみ」または「不燃ごみ」として処分可能です。また、小型家電リサイクル法の対象となる場合もあるため、各自治体のルールを確認しましょう。
ここでは、アンプの種類や処分するタイミングの見極め方について解説します。
ギターアンプの種類
ギターアンプにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。代表的なものとしては、下記の通りです。
- コンボアンプ
- スタックアンプ
- 真空管アンプ
- トランジスタアンプ
コンボアンプ
コンボアンプは、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーが一体化したタイプです。自宅での練習からライブハウスでの演奏まで幅広いシーンで活躍します。持ち運びが容易で、場所を取らないため、初心者からプロまで幅広く利用されています。
スタックアンプ(セパレートタイプ)
スタックアンプは、プリアンプとパワーアンプを含む「ヘッド」部とスピーカーの「キャビネット」部が分離しているタイプです。大音量を必要とする本格的なライブパフォーマンスに向いており、音の迫力や拡張性に優れています。
真空管アンプ
真空管アンプは、「チューブアンプ」とも呼ばれ、厚みのある温かい音色が特徴です。自然な歪みと豊かな倍音を生み出し、ロックやブルースのギタリストに愛されています。しかし、真空管の寿命やメンテナンスコストがかかる点には注意が必要です。
トランジスタアンプ
トランジスタアンプは、電子部品を使った「ソリッドステートアンプ」です。クリーントーンが得意で、音色の調整がしやすく、価格も比較的手頃です。半永久的に使える耐久性があり、メンテナンスの手間が少ないのも魅力です。
これらのアンプの処分方法に大きな違いはありません。ただし、大きさや地域によって捨て方が異なる場合があるので注意しましょう。
ギターアンプを処分するタイミング
ギターアンプの寿命は約10年とされていますが、使用頻度やメンテナンスにより寿命が変わります。下記の兆候が見られる場合は、処分を検討すべきです。
- 音が割れる、ノイズが増える
- ボリュームやトーンコントロールに不具合がある
- 真空管が暗くなる
- 熱が異常に高い
長年使用していなかったギターアンプは、内部にほこりが溜まって動作不良を引き起こすこともあります。経年劣化で液漏れが生じた場合は、内部の回路が劣化し、修理が難しいため、買い替えが必要です。
ギターアンプの7つの処分方法
ギターアンプを処分する方法には、いくつかの選択肢があります。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
処分方法 | メリット | デメリット |
不燃ごみ | 費用がかからない | サイズによっては処分できない |
粗大ごみ収集 | 大きいギターアンプも処分できる | すぐに処分できない |
小型家電回収ボックス | 費用がかからない | 自治体によっては利用できない |
知人・友人に譲る | ごみにならず、再利用してもらえる | 譲渡先を探す手間がかかる |
フリマアプリ・オークション | 高く売れる可能性がある | 取引に時間と手間がかかる |
楽器・オーディオ買取専門店 | 査定額で売却できる | ギターアンプの状態によっては 買い取ってもらえない |
不用品回収業者 | ・すぐに処分できる ・楽器や音響機器も処分できる | 慎重に業者選びをする必要がある |
各処分方法について詳しく解説します。
不燃ごみとして出す
不燃ごみとしてギターアンプを出す場合のメリットは、処分費用がかからない点です。サイズが小さいアンプなら、収集日のタイミングで手軽に処分できます。
しかし、注意点として、自治体によっては不燃ごみとして処理できるサイズに制限があり、30㎝または50㎝までといった規定を守らなければなりません。下記は、実際の自治体での処分方法の一例です。
家庭ごみとして処分する際には、アンプのサイズを計測し、自治体指定のごみ袋に入れます。収集日や排出時間は、各自治体のホームページから確認しましょう。
自治体によって月1回と収集頻度が少ないところもあるため、タイミングを逃さないよう計画的に捨てることが大切です。
粗大ごみ収集に申し込む
ギターアンプが大きい場合や、古いアンプを処分する際には、粗大ごみ収集を利用するのが一般的です。
この方法のメリットは、大きなサイズのアンプでも確実に処分できる点です。一方で、デメリットとしては手数料が発生することが挙げられます。下記は、自治体での処理手数料の例です。
- 愛知県名古屋市:500円(ギター:250円)
- 千葉県船橋市:370円
- 東京都台東区:200円
- 東京都三鷹市:400円(オーディオアンプは200円)
粗大ごみを捨てる際は、粗大ごみ受付センターに電話またはウェブで事前に申し込みます。処分するギターアンプの大きさを確認し、コンビニやスーパーで粗大ごみシール(処理手数料)を購入してください。
申し込み後、指定された日時・場所にギターアンプを出すことで処分が完了します。予約は混雑状況に応じて、一か月以上待つこともあります。電話での申し込みは、平日しか対応していないため注意しましょう。
小型家電回収ボックスに投入する
小型家電回収ボックスを利用してギターアンプを処分する方法は、環境に優しいリサイクルとして推奨している自治体が多いです。
無料で処分できることがメリットですが、回収ボックスが近くにないと利用しにくい点がデメリットといえます。
愛知県名古屋市では、小型家電回収ボックスに入るサイズのギターアンプは、そのまま投入できます。ただし、縦15㎝×横40㎝×奥行25cm以上のギターアンプは、回収ボックスに入らないため、粗大ごみとして手続きが必要です。
名古屋市内では、区役所やスーパー、ホームセンターなど全72か所にボックスが設置されています。出かける際に持って行くことで手間なく処分できるでしょう。
注意点として、ギターアンプが小型家電の対象品目かどうかを事前に確認することが重要です。また、ボックスの設置場所まで運ぶ手間がかかることもあります。
知人・友人に譲る
ギターアンプを知人や友人に譲るのは、処分の手間を省き、喜んでもらえる可能性がある方法です。メリットとして、処分費用がかからない点と、ギターアンプが再利用されることでごみの削減につながる点が挙げられます。
デメリットは、壊れたギターアンプは譲渡できないことです。トラブルを避けるためにも、ギターアンプの状態を正確に伝えることが必要です。
ジモティーを利用する
ジモティーは、不要になった物を地域の人々と取引するための掲示板サイトです。身近に譲る人が見つからない場合は、ジモティーを活用して、欲しい人を探しましょう。利用手順は下記の通りです。
- ジモティーに無料会員登録する
- ギターアンプを出品し、詳細を記載する
- 購入希望者からの連絡を待つ
- 直接受け渡しの日程・場所を決める
- 当日にお渡しして、取引完了
ジモティーは、地域密着型の掲示板なので、梱包・発送作業の手間がなく、直接取引が可能です。送料を節約できる魅力がありますが、初対面の人とのやり取りするため、自宅近辺での受け渡しは避けましょう。
フリマアプリ・オークションに出品する
フリマアプリやネットオークションを利用してギターアンプを売却することも可能です。メリットは、高値で売れる可能性があることです。特に人気メーカーのアンプは、古いモデルでも高く評価されることがあります。一方、デメリットは出品から発送までの時間が読めないことです。販売価格に応じて手数料が引かれ、出品者側が送料を負担するケースが多い点にも注意しましょう。
下記は、出品から梱包・発送までの流れです。
- フリマアプリやオークションサイトに登録
- ギターアンプの詳細情報を入力し、出品
- 購入されたら、梱包して発送
- 購入者が受け取ったら、取引完了
メルカリでは、中古のギターアンプが数多く取引されています。
- Marshall(マーシャル)三段積みギターアンプ:30,000円
- Fender(フェンダー)ツインリバーブ65:62,800円
- BOSS(ボス)真空管アンプ:38,000円
上記のような有名なギターアンプなら、約20年前のものでも高値で取引されています。昔のギターアンプは音色が独特で人気があり、多少の傷や汚れがあっても早ければ5日以内に売れることもあるようです。複数枚の写真を掲載して、購入時期や使用期間を詳しく記載することが早く売るためのポイントです。
楽器・オーディオ買取専門店で買い取ってもらう
楽器やオーディオ機器の買取専門店でギターアンプを買い取ってもらう方法は、フリマアプリよりも手軽に売却できる点が魅力です。メリットとして、専門知識を持ったスタッフによる査定が受けられるため、適正な価格での買取が期待できます。デメリットは、高値がつかない・買い取ってもらえない場合もあることです。下記は、査定額をアップするためのポイントです。
- アンプの状態を良好に保つ
- 付属品を揃えておく
- 複数の業者で査定を受ける
- 人気メーカーやモデルであること
- 不要になったら早めに売却する
これらのポイントを押さえておくと、買取価格がアップする可能性があります。店舗への持ち込みが難しい場合は、自宅に来てもらえる「出張買取」を利用するのも一つの方法です。
ギターアンプの高価買取:VOX(ヴォックス)
VOXは、クラシックなデザインと独特な音色で知られるイギリスのギターアンプメーカーです。
ACシリーズはビートルズをはじめとする数多くの有名アーティストが使用したことで人気があります。買取相場は、モデルによって異なり、8,000円~100,000円程度です。古いモデルでも状態が良ければ高値での買取が期待できます。
ギターアンプの高価買取:Hughes&Kettner(ヒュース&ケトナー)
Hughes&Kettnerは、ドイツのギターアンプメーカーで、真空管を使用したアンプで有名です。
TRIAMPシリーズやTubeMeisterシリーズは、ギタリストに人気があり、買取相場も高めです。TRIAMPの買取相場は25,000円~140,000円、TubeMeisterは9,000円~15,000円程度となっています。
ギターアンプの高価買取:YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHAは、日本を代表する楽器メーカーで、ギターアンプも高い評価を受けています。特に、THRシリーズはコンパクトながら優れた音質で人気があります。買取相場は、THRが10,000円~13,500円、GAシリーズは4,000円~6,000円程度です。
YAMAHAのアンプは、品質が良いため、中古市場でも安定した需要があります。ケーブルやACアダプターなどの付属品や取扱説明書が揃っていると、さらに高値が期待できます。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者にギターアンプの処分を依頼する方法は、手軽で時間を節約できる点がメリットです。大型のアンプや処分するアイテムが多い場合には、特におすすめです。
便利なサービスである分、処分費用が他の方法に比べて高い点と、業者選びを慎重に行う必要があることに注意しましょう。
優良な不用品回収業者の選び方
優良な不用品回収業者を選ぶためのポイントを以下にまとめます。
- ホームページに会社概要が掲載されている
- 見積もりが明確で追加料金が発生しない
- 不用品買取や片付けサービスなど柔軟な対応が可能
- GoogleやSNSでの口コミや評判が良い
これらのポイントを押さえることで、不法投棄や高額請求といった悪質なトラブルを避けられます。
ギターアンプの処分費用の相場を比較
ギターアンプの処分費用は、処分方法によって異なります。各処分方法の費用を比較したので参考にしてください。
処分方法 | 費用 |
不燃ごみ | 無料 |
粗大ごみ収集 | 200~500円 ※自治体によって異なる |
小型家電回収ボックス | 無料 |
知人・友人に譲る | 無料 |
フリマアプリ・オークション | 無料 ※販売手数料・送料がかかる |
楽器・オーディオ買取専門店 | 無料 |
不用品回収業者 | 1点4,000円~ ※要お見積もり |
費用を抑えたい場合は、粗大ごみを直接ごみ処理施設へ持ち込む方法もあります。愛知県名古屋市の場合は、10㎏ごとに200円の手数料を支払うことで処分可能です。ただし、持ち込みの時間帯は平日の昼間のみで、車での運搬が必要になります。
時間に余裕があるタイミングで処分できるので、費用を抑えたい方は検討してください。
ギターアンプの処分に関する注意点
ここではギターアンプを処分する際に知っておきたい注意事項を解説します。
売却する際は作動確認を行う
ギターアンプを売却する際には、必ず作動確認を行いましょう。音響機器は環境次第でトラブルが起こりやすいため、音の出力、ボリューム調整、エフェクトの動作などを細かくチェックしてください。作動不良があるまま売却すると、トラブルの原因となり、後々のクレームにつながることがあります。また、売却前に軽くクリーニングを行い、見た目の状態も整えておくと良いでしょう。
古い楽器アンプは買取不可のところがある
古いギターアンプは、一般的なリサイクルショップでは買取を断られることがあります。なぜなら、状態が悪く修理が難しい場合は、再販売できないからです。ただし、ジャンク品として買い取ってくれる専門業者も存在します。修理の技術がある業者なら、思わぬ値がつくことがあるため、複数の業者で査定を受けることをおすすめします。
また、希少価値のある限定モデルやヴィンテージ品であれば、高額買取が期待できることもあるので、ごみとして捨てる前に査定に出してみると良いかもしれません。
オーディオ機器や楽器は寄付できる
ギターアンプとともに不要になったオーディオ機器や楽器があれば、寄付することが可能です。たとえば、音楽団体や学校などで必要としている場合があります。寄付を検討する場合は、受け入れ先を探し、状態や動作を確認したうえで連絡を取りましょう。弊社のユースマイルでもアコースティックギターやエレキギター、オーディオ機器の寄付を受け付けています。
ギターアンプの処分は不用品回収業者におまかせください!
- 他社で買い取ってもらえなかったアンプを引き取って欲しい
- 重くて運べないからプロにお願いしたい
- 粗大ごみ収集だと引っ越しまでに片付けが間に合わない
このようなお悩み・ご要望をお持ちの場合は、不用品回収業者におまかせください!不用品回収業者では、手軽にギターアンプを処分できます。
壊れたギターアンプもそのまま回収
不用品回収業者に依頼すれば壊れてしまったギターアンプも、そのまま回収してもらえます。作動しないギターアンプは、リサイクルショップで受け入れてもらえないことが多いため、処分に困ることがありますが、業者に依頼することで確実に処分が可能です。また、大型のアンプや重量のある機器でも、運搬や回収作業をすべてスタッフが行ってくれるため、自宅からの持ち出しが難しい場合にも安心です。
スピーカー・楽器もまとめて処分できる
不用品回収業者を利用すれば、ギターアンプだけでなく、スピーカーや他の楽器類もまとめて処分することができます。複数の機器を一度に処分することで、短時間で片付くのが大きなメリットです。
また、業者によっては、回収したギターアンプの査定も行ってくれるため、処分費用が安くなる場合もあります。
最短即日スピーディーに処分できる
不用品回収業者に依頼すると、最短で即日対応が可能です。急いで処分したい場合や、引っ越し前など時間が限られている場合には、非常に便利なサービスです。
自治体が回収していない早朝や夜間も対応してくれるので、時間的なストレスも軽減されます。また、複数の不用品があっても短時間で回収作業が終わるので、負担も少ないです。
ギターアンプの処分でよくある質問
Q.ギターアンプと一緒に他の機材も回収してもらえますか?
A.もちろん可能でございます。
ギター本体や各種アクセサリーなど、ご不要なものがございましたら弊社までお気軽にご相談ください。
回収点数やサイズに応じて適切なプランをご提案いたします。
Q.壊れているギターアンプでも回収してもらえますか?
A.壊れたものでも回収は可能です。
簡単な修理でリユース可能なものについては、買取のご相談もさせて頂きます。
Q.アンプは玄関先まで運ぶ必要がありますか?
A.お客様側で不用品を運搬して頂く必要はございません。
お部屋からトラックまでの運搬は弊社スタッフが行います。ご自宅を傷つけないための配慮にも万全を期しておりますのでご安心ください。
Q.大量のギターアンプも回収することはできますか?
A.はい。可能です。
当社ではギターアンプも一点から制限なく回収いたします。 無料見積もり時にご相談ください。
ギターアンプの処分方法まとめ
ギターアンプの処分方法は主に下記の7通りです。
- 不燃ごみとして出す
- 粗大ごみ収集に申し込む
- 小型家電回収ボックスに投入する
- 知人・友人に譲る
- フリマアプリ・オークションに出品する
- 楽器・オーディオ買取専門店で買い取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
ギターアンプは自治体で無料または数百円で処分できます。作動状態に問題がないギターアンプなら、他の人に譲るか買い取ってもらうことで、お得に手放すことも可能です。
愛知県名古屋市の出張回収センターでは、15年以上の豊富な不用品回収・買取実績のもと、ギターアンプの処分を承っております。
その他の粗大ごみもまとめて処分できますので、まずはお気軽にご相談ください!
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